JPH08221608A - 券発行装置 - Google Patents

券発行装置

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JPH08221608A
JPH08221608A JP2961195A JP2961195A JPH08221608A JP H08221608 A JPH08221608 A JP H08221608A JP 2961195 A JP2961195 A JP 2961195A JP 2961195 A JP2961195 A JP 2961195A JP H08221608 A JPH08221608 A JP H08221608A
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perforation
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ticket
cutter
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JP2961195A
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Hironori Ishii
裕基 石井
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Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続用紙の製造によるミシン目位置のばらつ
きがあっても、券用紙の切り離しを正確に行う。 【構成】 連続用紙をカッタへ搬送する搬送路の途中に
設けられ、前記連続用紙の通過状況に応じた検出結果を
出力する用紙センサを設け、この用紙センサからの検出
結果と予め設定された用紙有りのときの用紙検出出力と
を比較して、この用紙センサからの検出結果が用紙検出
出力になったか否かを判断し、用紙検出出力になると、
用紙センサからの検出結果と予め用紙検出出力よりも低
く設定された切離用ミシン目検出出力とを比較して、こ
の用紙センサからの検出結果が切離用ミシン目検出出力
になったか否かを判断して、切離用ミシン目になったら
検出結果の出力タイミングからさらに所定距離だけ連続
用紙を搬送して搬送を停止し、カッタを駆動して連続用
紙の先頭の券用紙を切り離す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続用紙から券用紙を
切離して発券する券発行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の券発行装置においては、給紙部
から複数の単票の券用紙がミシン目で接続した連続用紙
を搬送し、この連続用紙を搬送路の途中に設けられたカ
ッタによりミシン目を切断し単票の券とし、その券をさ
らに搬送して磁気処理部やプリンタ部にて各種発券情報
に基づいた情報を記録して券発行を行うようになってい
る。
【0003】このような券発行装置において、従来は、
カッタへの搬送路の途中に光透過型センサ等の連続用紙
の先端を検出する端部センサを設け、連続用紙の搬送中
にこの端部センサが連続用紙の先端を検出すると、所定
時間経過後、連続用紙の搬送を停止し、その位置でカッ
タがミシン目に対向する位置として、カッタを駆動し連
続用紙から単票の券用紙を切離していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記連
続用紙から単票用紙を切り離すミシン目の位置は、所定
の規格により規定されているが、連続用紙に正確なミシ
ン目を形成するのは困難であり、実際には製造された製
品としての連続用紙の束によってミシン目の位置にばら
つきがある。このため、上述したような券発行装置で
は、連続用紙につき、一律に端部検出タイミングから所
定距離の搬送を行うため、このような連続用紙のミシン
目にずれがあると、カッタ対向位置からずれた位置でカ
ッタを駆動してしまう虞があった。
【0005】また、航空券等の発行処理を高速で行う必
要がある券発行装置では、特にカット不良の券を極力少
なくしたいという要請が大きいため、カット不良となる
場合が少しでもあるときは、これを極力なくして単票用
紙の切離精度を向上する必要もある。
【0006】そこで本発明は、連続用紙の製造によるミ
シン目位置のばらつきがあっても、券用紙の切り離しを
正確に行うことができ、従ってカット不良の券を極力減
少することができる券発行装置を提供しようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
複数の単票の券用紙が切離用ミシン目で接続した連続用
紙を用紙収納部から繰出し、この連続用紙を搬送路に沿
って搬送し、この搬送路の途中に設けられたカッタで連
続用紙から単票の券用紙を切離し、その券用紙に所定の
記録を行って券を発行する券発行装置において、搬送路
に沿って用紙を搬送する用紙搬送手段と、カッタを駆動
して連続用紙から券用紙を切離すカッタ駆動手段と、連
続用紙をカッタへ搬送する搬送路の途中に設けられ、連
続用紙の通過状況に応じた検出結果を出力する用紙検出
手段と、この用紙検出手段からの検出結果と予め設定さ
れた用紙有りのときの用紙検出出力とを比較して、この
用紙検出手段からの検出結果が用紙検出出力になったか
否かを判断する用紙有判断手段と、この用紙有判断手段
が用紙検出出力になったと判断した場合に、用紙検出手
段からの検出結果と予め用紙検出出力よりも低く設定さ
れた切離用ミシン目検出出力とを比較して、この用紙検
出手段からの検出結果が切離用ミシン目検出出力になっ
たか否かを判断する切離用ミシン目判断手段と、この切
離用ミシン目判断手段が切離用ミシン目になったと判断
したとき、その検出結果の出力タイミングからさらに所
定距離だけ連続用紙を搬送して搬送を停止し、カッタ駆
動手段によりカッタを駆動して連続用紙の先頭の券用紙
を切り離す券用紙切離制御手段とを設けたものである。
【0008】請求項2対応の発明は、券用紙切離制御手
段による連続用紙の券用紙切離処理に先立って、用紙検
出手段へ切離ミシン目を有する連続用紙又は切離ミシン
目と同程度のミシン目を有する券用紙を搬送したとき
に、用紙検出手段の検出結果が用紙検出出力となってか
ら、連続用紙又は券用紙を所定距離搬送しても切離ミシ
ン目判断手段が予め設定された切離ミシン目検出出力と
なったと判断しない場合、切離ミシン目検出出力を所定
レベルだけ低くして再度ミシン目検出を試み、切離ミシ
ン目判断手段が切離ミシン目検出出力となったと判断し
た場合、そのときのミシン目検出出力を切離ミシン目検
出出力として改めて設定する切離ミシン目検出出力設定
手段を設けた請求項1記載の券発行装置である。
【0009】
【作用】請求項1対応の発明においては、連続用紙を用
紙収納部から繰出し、この連続用紙を搬送路に沿って搬
送する。このとき、連続用紙の先端が用紙検出手段を通
過するとき、この用紙検出手段の検出結果は、用紙検出
出力へと急俊に変化し、用紙有判断手段は連続用紙有り
と判断する。続いて連続用紙を搬送して連続用紙の切離
ミシン目が用紙検出手段を通過するとき、この用紙検出
手段の検出結果は、用紙検出出力から切離用ミシン目検
出出力へ一時的に変化し、切離用ミシン目判断手段は切
離ミシン目であると判断する。この切離用ミシン目判断
手段が切離ミシン目を判断すると、その検出結果の出力
タイミングからさらに所定距離だけ連続用紙を搬送して
搬送を停止し、カッタ駆動手段によりカッタを駆動して
連続用紙の先頭の券用紙を切り離す。
【0010】請求項2対応の発明においては、連続用紙
の券用紙切離処理に先立って、用紙検出手段へ連続用紙
又は券用紙を搬送したときに、用紙検出手段の検出結果
が用紙検出出力となってから、連続用紙又は券用紙を所
定距離搬送しても切離ミシン目判断手段が予め設定され
た切離ミシン目検出出力となったと判断しない場合、切
離ミシン目検出出力を所定レベルだけ低くして再度ミシ
ン目検出を試み、切離ミシン目判断手段が切離ミシン目
検出出力となったと判断した場合、そのときのミシン目
検出出力を切離ミシン目検出出力として改めて設定す
る。こうして設定された切離ミシン目検出出力に基づい
て券用紙切離制御手段による連続用紙の券用紙切離処理
が行われる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0012】図1は、券発行装置の概略構成を示す図
で、1は連続用紙を収納する用紙収納部である。この用
紙収納部は複数の収納箱(本実施例では3個)、すなわ
ちビン1a、ビン1b及びビン1cから構成されてい
る。
【0013】これらビン1a、ビン1b及びビン1cに
は、例えばそれぞれ異なる券種の単票の券用紙(最終的
に券となる用紙の部分)20を連続的につなげた連続用
紙19が収納されている。
【0014】この券用紙20には、図5に示すように、
長手方向に沿って磁気ストライプ20aが設けられてい
る。この磁気ストライプ20aには、所定の規格に基づ
いて予め所定情報が書込まれている。
【0015】また各券用紙20は、本券部20bと半券
部20cとから構成され、これら本券部20bと半券部
20cとの境目に第1のミシン目20dが設けられてい
る。さらに、本券部20bは、第2のミシン目20eが
設けられ、2部に分割されている。
【0016】上記連続用紙19には、その各券用紙20
の境目に、切離ミシン目としての第3のミシン目20f
が設けられており、この第3のミシン目20fをカッタ
部のカッタで切り離すことにより単票の券用紙20とし
て、券を発行する。
【0017】またこれら各券種の連続用紙19はそれぞ
れビン1a、ビン1b及びビン1cから搬送路2へ引き
出されており、所望のビンの連続用紙19、すなわち所
望の券種の連続用紙が1つ選択されて、前記搬送路2上
を搬送されるようになっている。
【0018】前記搬送路2には、カッタ部3、磁気エン
コーダ部4及びプリンタ部5が順に配設されている。ま
た搬送路2の最終端は2方向に分岐されており、その一
方にはスタッカ6が設けられ、他方には内部スタッカ7
が設けられている。
【0019】前記カッタ部3から前記磁気エンコーダ部
4へ用紙を搬送する搬送路2の途中には、カッタ部3の
配設位置よりも下流側に券用紙20の磁気ストライプ4
0aに書込まれた情報、例えばIATA規格によるSC
Nコードを読取るSCN読取り用ヘッド8が配設されて
いる。
【0020】例えば、本装置においては、このSCN読
取り用ヘッド8が読取ったSCNコードが、外部接続さ
れた後述のホストコンピュータ38から指示されたSC
Nコードであるか否かを判断し、指示されたSCNコー
ドでないと判断した場合は排紙され、指示されたSCN
コードであると判断した場合はその連続用紙19に基づ
いて所定の券発行処理を行うようになっている。
【0021】前記磁気エンコーダ部4には、ライトヘッ
ド4a及びリードヘッド4bが設けられている。上記ラ
イトヘッド4aは、入力されている発券情報の磁気エン
コードデータを、前記搬送路2を搬送されてきた単票の
券用紙20の磁気ストライプ20aに書込むようになっ
ており、上記リードヘッド4bは、単票の券用紙20の
磁気ストライプ20aに書込まれた情報を読取るように
なっている。
【0022】前記プリンタ部5はサーマルヘッド5a、
インクリボン5bを備え、前記搬送路2に沿って搬送さ
れた単票の券用紙20に、発券情報の印字データ等に基
づいて印字を行うようになっている。
【0023】前記搬送路2には、前記ビン1a、ビン1
b及びビン1cのうちいずれかから供給された連続用紙
19をそれぞれ前記カッタ部3に搬送するための搬送ロ
ーラ9,10,11が設けられている。またSCN読取
り用ヘッド8から磁気エンコーダ部4まで単票の券用紙
20を搬送する搬送路2の途中には搬送ローラ12,1
3が設けられている。さらに磁気エンコーダ部4から上
記プリンタ部5へ単票の券用紙20を搬送する搬送路2
の途中にはそれぞれ搬送ローラ14が設けられている。
【0024】前記スタッカ6には、磁気エンコーダ部4
及びプリンタ部5によりそれぞれ磁気エンコードデータ
が書込まれ、印字データが印字された券が収納されるよ
うになっており、上記内部スタッカ7には磁気エンコー
ダ部4及びプリンタ部5で正常に処理されなかった券が
収納されるようになっている。
【0025】前記カッタ部3には、図2に示すように、
カッタ3aが搬送路2から所定距離離間した位置に配置
されている。このカッタ3aはカッタモータ21により
図中点線の矢印で示すように搬送路2に対して垂直な方
向に往復移動動作するようになっている。カッタ3aと
しては、エッジを有するカッタのみならず、エッジを有
しないカッタでもよい。
【0026】前記搬送路2にはカッタ3aの刃先が通過
するカッタ挿通孔2aが設けられ、カッタ3aが往動、
すなわち下降してカッタ挿通孔2aを刃先が通過するこ
とにより、搬送路2に沿って図中実線の矢印で示す方向
に搬送される連続用紙19が例えば券用紙20と次の券
用紙20の境目となるミシン目20fでカットされる。
【0027】上記カッタ部3にはカッタホームポジショ
ンセンサ3bが設けられている。このカッタホームポジ
ションセンサ3bは例えば光透過型センサから構成され
ており、カッタ3aがホームポジション(図2の実線で
示す位置)にあるか否かを検出するためのものである。
具体的には、カッタホームポジションセンサ3bの位置
でのカッタ3aの有無を検出するようになっている。
【0028】また前記カッタ部3には搬送路2の下方で
カッタ挿通孔2aの近傍にカッタ位置検出センサ3cが
設けられている。このカッタ位置検出センサ3cは例え
ば光透過型センサから構成されており、搬送路2に沿っ
て搬送された連続用紙19をカットしたか否かを検出す
るためのものである。具体的にはカッタ位置検出センサ
3cの位置でのカッタ3aの有無を検出するようになっ
ている。
【0029】また、搬送路2のカッタ部3近傍には、そ
の前後に搬送ローラ24,25が設けられている。この
搬送ローラ25及び搬送ローラ9,10,11は搬送モ
ータ22によって駆動されるようになっており、搬送ロ
ーラ24及び12は搬送モータ23によって駆動される
ようになっている。
【0030】上記搬送モータ22,23及び各搬送ロー
ラ9〜14,24,25は、用紙搬送手段を構成する。
【0031】上記カッタ部3への搬送路2の途中には、
搬送ローラ24よりも上流側に用紙センサ26が設けら
れている。この用紙センサ26は、例えば図4に示すよ
うに発光素子26a及び受光素子26bから構成される
光透過型センサで構成され、各素子間に連続用紙19が
搬送されるようになっている。
【0032】上記用紙センサ26は、連続用紙19の通
過状況に応じて出力結果が変化する。すなわち、連続用
紙19のどの部分が通過したかによって出力結果が異な
る。例えば、図8に示すように用紙センサ26にまだ連
続用紙19が搬送されていない場合、用紙センサ26の
出力はほぼ0Vに近いレベルである。ところが、用紙セ
ンサ26の端部が通過すると比較的大きいレベル(a
V)に急俊に変化する。
【0033】また、連続用紙19の各ミシン目20d,
20e,20fの通過時には、aVよりもやや低いレベ
ル(bV)に一時的に低下し、このミシン目20d,2
0e,20fを通過すると、再び用紙ありのレベル(a
V)に戻る。これは、ミシン目20d,20e,20f
の隙間から用紙センサ26の発光素子26aの光が僅か
ながら透過するためであると考えられる。
【0034】本発明は、このようなミシン目20d,2
0e,20f通過の際に、用紙センサ26の出力が低下
することを利用して、このときの用紙センサ26の出力
を検出して連続用紙19の切り離し位置のミシン目20
fを探し出し、これに基づいてカッタ部3のカッタ3a
の駆動タイミングをとるものである。
【0035】図3は、本実施例の概略構成を示すブロッ
ク図で、31は制御部本体を構成する中央処理装置(中
央処理装置)、32はこのCPU31が各部を制御する
ためのプログラムデータを格納したROM(リード・オ
ンリー・メモリ)、33は上記CPU31がデータ処理
のために使用するメモリ等を設けたRAM(ランダムア
クセスメモリ)、34はメカニカルコントローラ、35
は外部インタフェース、36はI/Oポート、37はリ
ード・ライトコントローラである。
【0036】CPU31とROM32、RAM33、メ
カニカルコントローラ34、外部インタフェース35、
I/Oポート36、及びリード・ライトコントローラ3
7とは、データバスライン41により電気的に接続され
ている。
【0037】上記リード・ライトコントローラ37は磁
気処理部4に設けられており、上述のライトヘッド4
a、リードヘッド4b、及びSCN読取り用ヘッド8を
接続している。このリード・ライトコントローラ37は
リードヘッド4bによって読込んだ情報を読取って、C
PU31に供給するようになっている。
【0038】また、リード・ライトコントローラ37
は、券用紙20の磁気ストライプ20aに書込む情報を
入力し、この情報をライトヘッド4aに供給するように
なっている。
【0039】上記外部インタフェース35にはホストコ
ンピュータ38が通信回線を介して外部接続しており、
上記I/Oポート36にはオペレータが用紙検出電圧C
V及びミシン目検出電圧DVを適正な値に設定する検出
電圧設定モードへの切換え等の各種操作を行うためのオ
ペレーションパネル39が接続している。
【0040】上記メカニカルコントローラ24には、上
記搬送ローラ9を駆動する搬送モータ22、上記カッタ
モータ21の他、例えば上記プリンタ部5に設けられた
リボンの巻取りを行うためのリボンの巻取りモータやリ
ボンの巻戻しを行うためのリボンの巻戻しモータ等が接
続されている。
【0041】また、メカニカルコントローラ34には、
カッタ位置検出センサ3c、及びカッタホームポジショ
ンセンサ3b、用紙センサ26が接続している。
【0042】このメカニカルコントローラ34は、図4
に示すようにI/Oポート45、デコーダ46、比較器
47、逐次比較用基準電圧発生回路48、シーケンスコ
ントローラ49を備える。
【0043】上記用紙センサ26からの出力端子は、バ
ッファ51を介して比較器47の反転入力端子(−)に
接続されている。上記比較器47の非反転入力端子
(+)は、逐次比較用基準電圧発生回路48の出力端子
に接続されている。
【0044】逐次比較用基準電圧発生回路48は、CP
U31のDBUS端子及びADBUS端子に、前記シー
ケンスコントローラ49を介して接続されている。この
逐次比較用基準電圧発生回路48は、上記ミシン目検出
電圧DVをミシン目検出を確実に行えるレベルに設定す
るための図8に示すような比較用基準電圧をCPU31
からシーケンスコントローラ49を介して入力した制御
信号に基づいて、比較器47へ供給するようになってい
る。
【0045】上記比較器47の非反転入力端子と出力端
子との間は、抵抗素子52を介して接続されており、出
力端子は抵抗素子53を介して電源端子に接続されてい
る。また、比較器47の出力端子は、I/Oポート45
に接続されている。
【0046】このI/Oポート45は、IN端子、OU
T端子、CS端子、RD端子を備え、これらのうちOU
T端子、RD端子は、それぞれCPU31のDBUS端
子、RD端子に接続されている。また、CS端子はCP
U31のRD端子にデコーダ46を介して接続されてい
る。
【0047】上記CPU31は、新たな連続用紙19を
各ビン1a,1b,1cへセットしたときや、電源を投
入したとき等の券発行前に、図6に示す用紙検出電圧C
V及びミシン目検出電圧DVを適正な値に設定する検出
電圧設定制御を行うようになっている。
【0048】すなわち、CPU31は先ずST(ステッ
プ)1にて例えばオペレーションパネル39の操作で検
出電圧設定モードに設定されたか否かを判断する。この
とき、検出電圧設定モードに設定されたと判断した場
合、ST2にて搬送モータ22を駆動することによって
搬送ローラ9,10,11を駆動し、上記ビン1のうち
指定されたビンから連続用紙を繰出し搬送路2へ搬送す
る。
【0049】続いて、ST3にて用紙センサ26が用紙
なしのときの電圧レベルと用紙ありのときの電圧レベル
の間のレベルに予め設定された逐次比較用基準電圧を逐
次比較用基準電圧発生回路48から出力させる。
【0050】そして、ST4にて用紙センサ26からの
出力電圧が逐次比較用基準電圧より大きい状態が連続す
るか否かを判断する。すなわち用紙センサ26が連続用
紙19を検出したか否かを判断する。
【0051】このとき、所定時間搬送しても用紙センサ
26の出力電圧が逐次比較用基準電圧以下であると判断
すると、ST11にてシーケンスコントローラ49を介
して逐次比較用基準電圧発生回路48へ制御信号を供給
して逐次比較用基準電圧を1ステップ下げる。
【0052】そして、ST3にて用紙センサ26の検出
電圧が逐次比較用基準電圧より大きい状態が連続する場
合は、ST5にてこの用紙センサ26からの出力電圧を
用紙検出電圧CVとしてRAM33に記憶する。こうし
て、用紙検出電圧CVの設定が終了する。
【0053】次に、ST6にてシーケンスコントローラ
49を介して逐次比較用基準電圧発生回路48へ制御信
号を供給して逐次比較用基準電圧を1ステップ上げて、
これをミシン目検出電圧とし、ST7にて用紙センサ2
6がミシン目検出電圧より一時的に小さくなったか否か
を判断する。すなわちミシン目を検出したか否かを判断
する。
【0054】このとき、用紙センサ26がミシン目検出
電圧以上であると判断した場合は、ST12にて搬送モ
ータ22を駆動することによって搬送ローラ9,10,
11を反転駆動し、連続用紙19を戻し搬送する。
【0055】そして、ST13にて逐次比較用基準電圧
を1ステップ上げて、ST14にて搬送モータ22を正
転駆動することによって搬送ローラ9,10,11を駆
動し、連続用紙19を再搬送して、ST7の処理に戻
る。
【0056】これに対し、ST7にて用紙センサ26が
ミシン目検出電圧より一時的に小さくなったと判断した
場合は、ST8にてこの出力電圧をミシン目検出電圧D
VとしてRAM33に記憶する。こうして、ミシン目検
出電圧DVの設定が終了する(切離ミシン目検出出力設
定手段)。
【0057】続いて、ST9にて搬送モータ22を反転
駆動することによって搬送ローラ9,10,11を駆動
し、連続用紙19を戻し搬送して検出電圧設定処理を終
了する。 また、上記ST1にて検出電圧設定モードに
設定されていないと判断した場合、ST10にて図7に
示す通常発券処理に移行する。すなわち、CPU31
は、先ずST21にてホストコンピュータ38からの発
券コマンドを受信待ち状態となる。このとき、発券コマ
ンドを受信したと判断すると、ST22にて搬送モータ
22を駆動することによって搬送ローラ9,10,11
を駆動し、上記ビン1のうち指定されたビンから連続用
紙を繰出し搬送路2へ搬送する。
【0058】続いて、ST23にて用紙センサ26から
の出力電圧が用紙検出電圧CVより大きくなったか否か
を判断する。このとき、出力電圧が用紙検出電圧CVよ
り大きくなったと判断した場合は、ST24にて用紙セ
ンサ26からの出力電圧がミシン目検出電圧DVより小
さくなったか否かを判断する。すなわち第1のミシン目
20dを検出したか否かを判断する。
【0059】そして、第1のミシン目20dを検出した
と判断したときは、ST25にて次の第2のミシン目2
0eを検出したか否かを判断する。この第2のミシン目
20eを検出したと判断した場合は、ST26にて第3
のミシン目20fを検出したか否かを判断する(切離用
ミシン目判断手段)。
【0060】このとき、第3のミシン目20fを検出し
たと判断した場合は、ST27にて所定距離搬送してか
ら搬送モータ22,23を制御して連続用紙19の搬送
を停止し、ST28にてカッタモータ21を駆動する
(券用紙切離制御手段)。
【0061】このとき、その連続用紙の券用紙間の第3
のミシン目20fがカッタ用孔2aに対向する位置に位
置決めされる。そして、カッタ3aは往動しカッタ用孔
2aを挿通し、連続用紙はその第3のミシン目20fの
部分で切断され、単票の券用紙20が切り離される。
【0062】そして、カッタ3aによるカット処理が終
了すると、ST29にて搬送モータ23を駆動させる。
すると、搬送ローラ12及び25が駆動して連続用紙か
ら切り離された単票の券用紙20は磁気エンコーダ部4
へ搬送される。
【0063】その後、ST30にて以降の発券処理が行
われる。例えば磁気エンコーダ部4に単票の券用紙20
が搬送されると、その磁気ストライプに磁気エンコード
データ所定情報を書込む等の処理を行う。その後、この
券用紙20をプリンタ部5へ搬送し、所定の印字を行っ
た後、スタッカ6又は7に券として排出されて通常の発
券処理を終了する。
【0064】こうして、所定の発券が行われ、発券コマ
ンドを受信するごとに上述の処理が繰り返される。
【0065】このような構成の本実施例においては、オ
ペレーションパネル39の操作で検出電圧設定モードに
設定した場合、指定されたビンから連続用紙を繰出し搬
送路2へ搬送して、逐次比較用基準電圧を出力させる。
【0066】そして、所定時間搬送しても用紙センサ2
6の出力電圧が逐次比較用基準電圧以下である場合は、
逐次比較用基準電圧を1ステップずつ下げて用紙有無の
検出を行い、逐次比較用基準電圧より大きい状態が連続
するようになると、この出力電圧を用紙検出電圧CVと
してRAM33に記憶する。こうして、用紙検出電圧C
Vの設定が終了する。このように、連続用紙19の束ご
とに用紙検出電圧CVを設定することによって、用紙の
有無の判断を正確に行うことができる。
【0067】次に、逐次比較用基準電圧を現在設定され
ている用紙有検出電圧から1ステップずつ上げてミシン
目検出を行い、用紙センサ26が一時的にミシン目検出
電圧より小さくなった場合、この出力電圧をミシン目検
出電圧DVとしてRAM33に記憶する。こうして、ミ
シン目検出電圧DVの設定が終了する。
【0068】このように、連続用紙19の束ごとにミシ
ン目検出を行い、ミシン目検出電圧DVを設定するた
め、連続用紙19にミシン目の形状に製造上のばらつき
があっても、これを正確に検出することができる。
【0069】また、この用紙有検出電圧を基準として、
この電圧から逐次比較用基準電圧を1ステップずつ上げ
ることにより、ミシン目検出電圧を探し出すため、比較
的短時間でミシン目検出電圧DVの設定ができる。
【0070】なお、本実施例においては、連続用紙19
を正転搬送しながら用紙有無の検出やミシン目検出を行
うものについて述べたが、必ずしもこれに限定されるも
のではなく、戻し搬送する場合にも用紙有無の検出やミ
シン目検出を行って検出電圧の設定をしてもよい。この
ようにすることによって、より短時間で検出電圧の設定
を行うことができる。
【0071】次に、通常の発券動作を行う場合、発券コ
マンドを受信すると、指定されたビンから連続用紙を繰
出し搬送路2へ搬送する。用紙センサ26からの出力電
圧が用紙検出電圧CVより大きくなった場合、用紙有り
と判断し、最初のミシン目検出を行う。そして、第1の
ミシン目20dを検出すると、次のミシン目検出を行
い、第3のミシン目20fを検出すると、連続用紙19
を所定距離搬送してから搬送停止する。
【0072】このとき、その連続用紙の券用紙間の第3
のミシン目20fがカッタ用孔2aに対向する位置に位
置決めされる。そして、カッタ3aは往動しカッタ用孔
2aを挿通し、連続用紙はその第3のミシン目20fの
部分で切断され、単票の券用紙20が切り離される。
【0073】このように、連続用紙19のミシン目で用
紙センサ26の出力電圧が一時的に低下することを利用
して、ミシン目を直接検出し、その検出タイミングに基
づいて券用紙20の切離制御を行うため、連続用紙19
の製造によるミシン目位置のばらつきがあっても、券用
紙の切り離しを正確に行うことができる。
【0074】また、ミシン目を直接検出して券用紙20
の切り離しを行うため、連続用紙19のカット位置のず
れが累積することもなく、カット位置までの位置決精度
を向上することができる。
【0075】従って、カット不良の券を極力減少するこ
とができ、用紙のジャム等をなくすことができる。
【0076】なお、本実施例においては、用紙センサ2
6として光透過型センサを使用したものについて述べた
が、必ずしもこれに限定されるものではなく、用紙セン
サ26としては、ミシン目での検出電圧が、用紙有時の
検出電圧と一時的に異なるものであればよく、例えば光
反射型センサを使用してもよい。
【0077】また、本実施例においては、逐次比較用電
圧発生回路48、シーケンスコントローラ49、及び比
較器47の組合わせで、ミシン目検出を行うものについ
て述べたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、
A/Dコントバータ等を使用して、ミシン目検出を行う
ものであってもよい。
【0078】さらに、本実施例においては、逐次比較用
電圧を用紙検出電圧から1ステップごとに下げながら、
ミシン目検出を行って、ミシン目検出電圧の設定を行う
ものについて述べたが、必ずしもこれに限定されるもの
ではなく、任意の電圧からミシン目検出を行ってもよ
く、また1ステップごとに上げながらミシン目検出を行
ってミシン目検出電圧の設定を行うものであってもよ
い。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、連
続用紙の製造によるミシン目位置のばらつきがあって
も、券用紙の切り離しを正確に行うことができ、従って
カット不良の券を極力減少することができる券発行装置
を提供できるものである。
【0080】また、連続用紙にミシン目の形状に製造上
のばらつきがあっても、これを正確に検出することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の概略構成を示す図。
【図2】同実施例におけるカッタ部周辺の概略構成を示
す図。
【図3】同実施例における概略構成を示すブロック図。
【図4】図3に示すメカニカルコントローラの一部の回
路構成を示す図。
【図5】同実施例における単票の券用紙の構成を説明す
る図。
【図6】同実施例における検出電圧設定制御を示す流れ
図。
【図7】同実施例における通常の券発行制御を示す流れ
図。
【図8】同実施例における用紙センサの出力波形と逐次
比較用基準電圧との関係を示す図。
【符号の説明】
2…搬送路 3…カッタ部 3a…カッタ 9〜14,24,25…搬送ローラ 20…券用紙 20f…第3のミシン目 21…カッタモータ 22,23…搬送モータ 31…CPU 34…メカニカルコントローラ 47…比較器 48…逐次比較用基準電圧発生回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の単票の券用紙が切離用ミシン目で
    接続した連続用紙を用紙収納部から繰出し、この連続用
    紙を搬送路に沿って搬送し、この搬送路の途中に設けら
    れたカッタで前記連続用紙から単票の券用紙を切離し、
    その券用紙に所定の記録を行って券を発行する券発行装
    置において、前記搬送路に沿って用紙を搬送する用紙搬
    送手段と、前記カッタを駆動して連続用紙から券用紙を
    切離すカッタ駆動手段と、前記連続用紙をカッタへ搬送
    する搬送路の途中に設けられ、前記連続用紙の通過状況
    に応じた検出結果を出力する用紙検出手段と、この用紙
    検出手段からの検出結果と予め設定された用紙有りのと
    きの用紙検出出力とを比較して、この用紙検出手段から
    の検出結果が用紙検出出力になったか否かを判断する用
    紙有判断手段と、この用紙有判断手段が用紙検出出力に
    なったと判断した場合に、前記用紙検出手段からの検出
    結果と予め前記用紙検出出力よりも低く設定された切離
    用ミシン目検出出力とを比較して、この用紙検出手段か
    らの検出結果が前記切離用ミシン目検出出力になったか
    否かを判断する切離用ミシン目判断手段と、この切離用
    ミシン目判断手段が切離用ミシン目になったと判断した
    とき、その検出結果の出力タイミングからさらに所定距
    離だけ前記連続用紙を搬送して搬送を停止し、前記カッ
    タ駆動手段によりカッタを駆動して前記連続用紙の先頭
    の券用紙を切り離す券用紙切離制御手段とを設けたこと
    を特徴とする券発行装置。
  2. 【請求項2】 前記券用紙切離制御手段による連続用紙
    の券用紙切離処理に先立って、前記用紙検出手段へ切離
    ミシン目を有する連続用紙又は切離ミシン目と同程度の
    ミシン目を有する券用紙を搬送したときに、前記用紙検
    出手段の検出結果が用紙検出出力となってから、前記連
    続用紙又は券用紙を所定距離搬送しても前記切離ミシン
    目判断手段が予め設定された切離ミシン目検出出力とな
    ったと判断しない場合、前記切離ミシン目検出出力を所
    定レベルだけ低くして再度ミシン目検出を試み、前記切
    離ミシン目判断手段が切離ミシン目検出出力となったと
    判断した場合、そのときのミシン目検出出力を切離ミシ
    ン目検出出力として改めて設定する切離ミシン目検出出
    力設定手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の券
    発行装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010048882A1 (zh) * 2008-10-30 2010-05-06 山东新北洋信息技术股份有限公司 一种票据纸切纸控制装置及其出票机
JP2016022733A (ja) * 2014-07-25 2016-02-08 富士通フロンテック株式会社 プリンタ装置、プリンタ装置の制御方法および印刷制御プログラム

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