JPH0822125B2 - 配線装置 - Google Patents

配線装置

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JPH0822125B2
JPH0822125B2 JP63100611A JP10061188A JPH0822125B2 JP H0822125 B2 JPH0822125 B2 JP H0822125B2 JP 63100611 A JP63100611 A JP 63100611A JP 10061188 A JP10061188 A JP 10061188A JP H0822125 B2 JPH0822125 B2 JP H0822125B2
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JP
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box
screw
screw shaft
shaft
panel
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JP63100611A
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修一 高崎
孝明 安井
嘉之 渡辺
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は配線装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、オフィス等におけるOA機器の導入に伴い、OA機
器への電源、電話等の通信線、あるいは、コンピュータ
の情報伝達線等を、二重床式に構成された床面、いわゆ
るOAフロアの床下空間に配線することが普及してきた。
例えば、基礎床面に対し間をあけて多数の方形状の床
パネルを架したフリーアクセスフロアと称される二重床
の床パネルの下に電気配線を行うには電源コンセント等
の接続器具を備えた配線装置が使われる。第4図および
第5図は、出願人が開発した配線装置をあらわす。
配線装置80は、ボックス81、化粧カバー82、接続器具
ブロック83、83′からなる。ボックス81は、床パネルの
開口部に嵌め込まれ、一方、接続器具ブロック83、83′
はボックス81内に、化粧カバー82はボックス81表面に装
着される。ボックス81は、取付枠84とボックス本体85を
備え、取付枠84がボックス本体85にねじ止めされてい
る。OA機器等の電源ケーブルのプラグを、化粧カバー82
の扉をあけ、ボックス開口から差し込んで、接続機器の
差し込み穴に接続する。
ところで、配線装置をしったりと据え付けるために、
配線装置80では、以下のように、ボックス81が床パネル
に固定されるようになっている。
ボックス81は、床パネル表面側に位置するフランジ84
a、84aと裏面側に位置する挟付片86…とを有し、かつ、
同挟付片86を移動させるねじ軸87を有している。
ねじ軸87は、頭をボックス表面側に向け両端部分で回
転自在に支持されるとともに軸方向への抜け止めがなさ
れている。ねじ軸87は、軸孔84b、85bに軸部が通され、
ねじ頭87aが軸孔84bを通り抜けられず取付枠84に止まっ
ている。ねじ先端87bは、ボックス底板85aを抜けたとこ
ろでEリング89が溝87cに嵌まりこんで止まっている。
軸孔84b、85bは、その孔径がねじ軸87の軸部径よりも少
し大きくていわゆるバカ孔である。
一方、挟付片86は、ねじ軸87にねじ結合により支持さ
れていて、ねじ軸87の正逆回転に伴い同ねじ軸に沿い正
逆移動させられる。
ねじ軸87を回転させると、挟付片86はボックス側板81
cに当たるまでは共回りするが、同側板81cに当たると回
転が止まる代わりに上(または下)へ移動する。ボック
ス側板81cが挟付片86の回り止め用のストッパーとなっ
ているのである。挟付片86がパネル裏面に当たるまで移
動すると、フランジ84aとの間で床パネルが挟み付けら
れて床パネルにボックス81が固定される。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記配線装置80では、このように、ねじ締め作業だけ
でボックス81の固定が行え据え付けが迅速・容易に行え
るが、ねじ軸87の抜けが起こるという問題がある。
ボックス81が配送中に激しく振動したり、ボックス81
の固定を解除する際にねじ軸87を必要以上に逆転させす
ぎたりすると抜け止め用のEリング89が外れてしまう。
挟付片86がボックス側板81cの切欠辺85dに当たった後も
逆転を続けると、挟付片86が進まずにねじ軸87を軸方向
に移動させようとする強い力が働きEリング89が飛んで
しまう。
Eリング89が外れるとねじ軸87の抜けが起こる。そう
なると、ねじ軸87の抜けを直すことになるが、外れたE
リング89を探したり、ボックス81を再度床パネル上に引
き出したりしなければならないので大変な手間がかか
る。このように、ボックス固定機能が損なわれ易いので
ある。
この発明は、上記事情に鑑み、振動やちょっとした誤
操作で損なわれることのない優れたボックス固定手段を
備えた配線装置を提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するために、この発明の配線装置は、
基礎面に対し間をあけて架せられたパネルの開口部に嵌
め込まれるボックスと、同ボックス内に配置される接続
器具ブロックとを備え、同ボックスが前記パネル表面側
に位置するフランジと裏面側に位置する挟持片とを有
し、かつ、頭をボックス表面側に向け両端部分で軸孔に
回転自在に支持されるとともに軸方向への抜け止めがな
されたねじ軸をも有していて、前記挟持片は、前記ねじ
軸にねじ結合により支持されており、このねじ軸の正逆
回転に伴い同ねじ軸に沿い正逆移動するようになってい
て、パネル裏面に当たるまで移動したところで、前記フ
ランジとの間でパネルを挟みつけることにより同パネル
にボックスを固定するようになっている配線装置であっ
て、前記ボックスは、底板、その両側から立ち上がる側
板および側板上端から溝内側に突き出るねじ座部を有す
る溝形のボックス本体と同本体のねじ座部に重ね合わさ
れる取付枠とを備えたものであり、前記ねじ軸両端の支
持は、前記底板とねじ座部に軸孔が形成されていてこれ
らの軸孔にねじ軸両端を挿通することでなされており、
前記ねじ軸の抜け止めは、前記取付枠にねじ頭は通らな
いがねじ回し治具の先端は挿入できる大きさの孔が形成
されていて同孔を前記ねじ頭に対向させるようにして前
記取付枠を前記ねじ座部にねじ止めすることでなされて
いることを特徴とする。
〔作用〕
この発明にかかる配線装置では、ボックスをパネルに
固定する手段のねじ軸が、振動や過剰回転があっても、
ボックス自体に設けられた抜止め部にねじ頭が当たって
抜け方向の移動を押さえられる。
抜け止め部には、ねじ頭に対向する位置にねじ回し治
具の先端が挿入できる孔があいているので、ねじ軸の回
転は何ら支障なく行える。
もちろん、この抜け止め部の孔はねじ頭を通さない大
きさであるから、ねじ頭が同孔を通り抜けねじ軸を抜け
方向に移動させてしまうこともない。
〔実 施 例〕
以下、この発明にかかる配線装置を、その一実施例を
あらわす図面を参照しながら詳しく説明する。
第1図は、この発明にかかる配線装置の一実施例を分
解してあらわす。第2図は、同配線装置のボックスの一
部をさらに分解してあらわし、第3図は、配線装置を床
パネルに据えつけた状態をあらわす。
配線装置1は、ボックス2、化粧カバー3、接続器具
ブロック4、4′を備えている。ボックス2は床パネル
の開口部に嵌め込まれ、一方、接続器具ブロック4、
4′はボックス2内に、化粧カバー3はボックス2表面
にねじ止めにより装着されている。ボックス2は、取付
枠5とボックス本体6を備え、同取付枠5がボックス本
体6にねじ止めされている。
ボックス2は、つぎのようにして、床パネルFに固定
されている。なお、床パネルFは基礎床面Gの上方に支
持柱Pにより架せられており、同パネルFが二重床の上
床になっている。
ボックス2は、表面側の長手端にフランジ5a、5aを備
え、各隅に挟付片7とねじ軸8を備えている。フランジ
5aは、ボックス2を床パネルFの開口部に嵌めた状態で
床パネルF表面側に位置し、挟付片7は床パネルF裏面
側に位置する。一方、ねじ軸8は、頭をボックス表面側
に向け両端部分で軸孔6a、6bに挿通することで回転自在
に支持されている。挟付片7は、ねじ軸8にねじ結合に
より支持されている。
ねじ軸8を回転させると、挟付片7がボックス側板6e
に当たるまでは共回りするが、同側板6eに当たると共回
りしなくなる代わり上に移動してゆき、ついには、床パ
ネルF裏面に当たる。このことから分かるように、ボッ
クス側板6eには挟付片7の回転を止めるストッパーとな
る部分が設けられているのである。ねじ軸8を逆に回転
させると挟付片7は下に移動する。このように、挟付片
7は、ねじ軸8の正逆回転に伴い同ねじ軸8に沿い正逆
移動するのである。固定状態では、挟付片7がパネル裏
面に当たるまで移動していてフランジ5aとの間で床パネ
ルFを挟みつけている。挟付片7の縁には歯が形成され
ていて、床パネルF裏面に食い込めるようになってい
る。
ねじ軸8は逆円錐状ねじ頭8aを有するいわゆる皿ねじ
である。軸孔6aは、ボックス本体6のねじ座部6cにあい
ていて、軸孔6bはボックス底板6dにあいており、両軸孔
6a、6bはその径が、ねじ頭8aよりは小さいがねじ軸8の
軸部の径よりは大きく、ねじ軸8に対してはいわゆるバ
カ孔である。軸孔6a内はねじ頭8aの形状に合わせて逆円
錐状になっており、ねじ頭8aが軸孔6a内に隠れ、ねじ頭
8aはねじ座部6c表面から突出しない。そのため、ねじ10
を孔5eを通してねじ孔6fにねじ込んで取付枠5をボック
ス本体6に固定しても、ねじ頭8aが取付枠5とねじ座部
6cに挟まれて回転させられないというようなことはな
い。
続いて、ねじ軸8の抜け止めについて説明する。
取付枠5には貫通孔5bが設けられている。貫通孔5bは
ねじ頭8aに対向しており、同孔5bからねじ頭8aが覗いて
いる。取付枠5がボックス本体6にねじ止めされた状態
では、貫通孔5bが軸孔6aの上にくるのである。貫通孔5b
はねじ頭8aを通さない大きさなので、ねじ軸8が上に動
こうとしても、ねじ頭8aが取付枠5に当たって止まりね
じ軸8は抜けない。しかも、貫通孔5bは、ねじ回し治具
(ドライバー)の先端が入る大きさはあるので、ねじ軸
8を回転させるには何の支障もない。つまり、この実施
例では、取付枠5の一部が抜止め部なのである。当然、
同抜止め部はボックス2自体に設けられていることにな
る。もちろん、従来用いていたEリングを省略できる。
つぎに、配線装置の他の個所について説明する。
化粧カバー3は、開口枠31と扉32を備えている。ねじ
33を孔34に通しボックス2のねじ孔5dにねじ込むことに
より開口枠31がボックス2に固定される。扉32は開口枠
31に開口可能に支持されている。扉32を開くと、第3図
にみるように、ボックス2開口から内側が覗ける。35
は、扉32が閉じた状態において、被接続器具のコードを
外部に引き出すための電線挿通穴である。
接続器具ブロック4では、器具固定金具41に強電用プ
ラグ受け(強電用接続器具)42、42が装着されており、
接続器具ブロック4′では、器具固定金具41に弱電用プ
ラグ受け(弱電用接続器具)43、43が装着されている。
同ブロック4、4′は、接続面をボックス内側に向けて
固定されている。接続器具ブロック4、4′の固定は、
ねじ48を孔5fを通してねじ孔49にねじ込むことでなされ
ている。強電用プラグ受け42や弱電用プラグ受け43に
は、それぞれ、強電用プラグ、電話(情報)用ジャッ
ク、あるいは、コンピュータの端末機のコネクタなどが
差し込まれる。なお、弱電用プラグ受け43が装着されて
いる接続器具ブロック4′には、同弱電用プラグ受け43
を覆うシールドカバーが設けられているとノイズなどの
電気障害を効果的に防ぐことができる。45は、プラグ受
け42、43に配線されるコード46を押さえるためのケーブ
ルクランプである。
強電用プラグ(被接続器具)50をプラグ受け42に接続
する際には、第3図にみるように扉32を開いて、プラグ
50を開口枠31およびボックス2の両開口を通してプラグ
受け42の差し込み穴に差し込むようにする。
この発明にかかる配線装置は、上記実施例に限らな
い。例えば、ボックスとして、底板がないような形状の
もの、あるいは、分離可能な底板を有するもの、さらに
は、実施例のボックスのように両側があいているのでは
なく、全側面に側板があって、配線用コードを通す孔だ
けが側板にあいているものを用いてもよい。
抜止めについても、例えば、第4図に示す配線装置に
おいて、ねじ頭は通らないがねじ回し治具の先端は挿入
できる大きさの孔を有し同孔を前記ねじ頭に対向させた
小板部材がねじの上に位置するようにして取付枠に固定
されているといった構成であってもよい。
配線装置は、二重床だけでなく基礎壁面に対して間を
あけて壁パネルが架せられた二重壁に配設されてもよ
い。
〔発明の効果〕
以上に述べたように、この発明にかかる配線装置で
は、ボックス自体に設けられた抜止め部が、ボックス固
定手段のねじ軸が抜け方向に移動するのをしっかりと阻
止しているので、振動やねじ軸の過剰回転の如き誤操作
でボックス固定手段が損なわれることがない。
しかも、抜け止め部には、ねじ頭に対向する位置に、
ねじ頭は通さないがねじ回し治具の先端は挿入できる孔
があって、ねじ軸の抜けを起こさずにねじ軸の回転に支
障のないようになっているため、ボックスの固定が迅速
・容易に行える優れた作業性が維持されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明にかかる配線装置の一実施例の分解
斜視図、第2図は、同配線装置のボックスの一部の分解
斜視図、第3図は、配線装置を床パネルに据えつけた状
態をあらわす斜視図、第4図は、配線装置の参考例の分
解斜視図、第5図は、同配線装置のボックスの一部の分
解斜視図である。 1……配線装置、2……ボックス、5a……フランジ、5b
……貫通孔(抜止め部の孔)、6a、6b……軸孔、7……
挟付片、8……ねじ軸、8a……ねじ頭、F……床パネル
(パネル)、G……基礎床面(基礎面)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−147907(JP,A) 実公 昭53−16632(JP,Y2) 実公 昭62−11834(JP,Y2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基礎面に対し間をあけて架せられたパネル
    の開口部に嵌め込まれるボックスと、同ボックス内に配
    置される接続器具ブロックとを備え、同ボックスが前記
    パネル表面側に位置するフランジと裏面側に位置する挟
    持片とを有し、かつ、頭をボックス表面側に向け両端部
    分で軸孔に回転自在に支持されるとともに軸方向への抜
    け止めがなされたねじ軸をも有していて、前記挟付片
    は、前記ねじ軸にねじ結合により支持されており、この
    ねじ軸の正逆回転に伴い同ねじ軸に沿い正逆移動するよ
    うになっていて、パネル裏面に当たるまで移動したとこ
    ろで、前記フランジとの間でパネルを挟みつけることに
    より同パネルにボックスを固定するようになっている配
    線装置であって、前記ボックスは、底板、その両側から
    立ち上がる側板および側板上端から溝内側に突き出るね
    じ座部を有する溝形のボックス本体と同本体のねじ座部
    に重ね合わされる取付枠とを備えたものであり、前記ね
    じ軸両端の支持は、前記底板とねじ座部に軸孔が形成さ
    れていてこれらの軸孔にねじ軸両端を挿通することでな
    されており、前記ねじ軸の抜け止めは、前記取付枠にね
    じ頭は通らないがねじ回し治具の先端は挿入できる大き
    さの孔が形成されていて同孔を前記ねじ頭に対向させる
    ようにして前記取付枠を前記ねじ座部にねじ止めするこ
    とでなされていることを特徴とする配線装置。
JP63100611A 1988-04-23 1988-04-23 配線装置 Expired - Lifetime JPH0822125B2 (ja)

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JPH01274610A JPH01274610A (ja) 1989-11-02
JPH0822125B2 true JPH0822125B2 (ja) 1996-03-04

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