JPH0418997Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ この考案は給紙カセツト表示装置に関し、さら
に詳細にいえば、特定のモードが選択された場合
に、使用可能な給紙カセツトを表示する給紙カセ
ツト表示装置に関する。

＜従来の技術＞ 従来から複写機に対する多機能化の要求が強
く、両面コピーを行なうような特殊な機能を有す
る複写機が提供されるに至つている。

このような特殊なモードで複写動作を行なう場
合、変倍複写動作を行なう場合等には、正常な複
写画像を形成するサイズの複写紙と、正常な複写
画像を形成することができないサイズの複写紙が
ある。

このような点を考慮して、正常な複写画像を形
成することができないサイズの複写紙を収納した
給紙カセツトが選択される場合に、操作者にその
旨を知らせるべく選択された給紙カセツトの表示
を点滅させるようにしたものがあつた。

＜考案が解決しようとする問題点＞ 上記の複写機であれば、操作者に正しい給紙カ
セツトが選択されていないことを知らせることが
できるのであるが、不馴れな操作者にとつては、
正しい給紙カセツトでないことを知らせても、正
しい給紙カセツトがどれなのかを知るために、マ
ニユアルを読んだりしなくてはならず、より一層
の改善が要望される。

この考案は上記の問題点に鑑みてなされもので
あり、正しい給紙カセツトが選択されていないこ
とのみならず、正しい給紙カセツトの種類をも表
示することができる給紙カセツト表示装置を提供
することを目的としている。

＜問題点を解決するための手段＞ 上記の目的を達成するための、この考案の給紙
カセツト表示装置は、モード選択手段と、選択モ
ードに対応して使用可能な複写紙のサイズを記憶
する記憶手段と、選択されている給紙カセツトに
収納されている複写紙のサイズを検出する検出手
段と、検出手段により検出された複写紙のサイズ
が記憶手段に記憶されている使用可能な複写紙の
サイズと一致するか否かを判別する判別手段と、
判別手段からの一致判別出力に応答して選択され
た給紙カセツトを表示し、また、選択手段からの
不一致判別出力に応答して使用可能な複写紙のサ
イズを順次表示する表示手段とを有することを特
徴とする。

＜作用＞ 上記の構成の給紙カセツト表示装置は、モード
選択手段により選択されたモードに対応して使用
可能な複写紙のサイズを記憶手段から読み出し
て、検出手段により検出された複写紙のサイズが
上記読み出した複写紙のサイズと一致しているか
否かを判別手段により判別し、判別結果に基づい
て、正しい給紙カセツトが選択されている場合に
は表示手段によりそのまま選択された給紙カセツ
ト（複写紙サイズ）の表示を行い、正しい複写紙
サイズが選択されていない場合には記憶手段に記
憶されている使用可能な複写紙のサイズを順次表
示手段により表示することができる。

＜実施例＞ 以下、実施例を示す添付図面によつて詳細に説
明する。

第１図は給紙カセツト表示装置の一実施例を示
すブロツク図である。

ページ連写キー１（ブツク物原稿の複写を行な
う場合であつて、原稿を移動させることなく各頁
毎のコピーを行なわせるキー）からの信号、給紙
カセツトキー２からの信号、および給紙カセツト
検出回路３からの信号を、制御部４を構成する判
別回路５に印加している。また、制御部４を構成
するメモリ６を上記判別回路５と接続している。

そして、上記判別回路５からの判別信号を表示器
駆動回路７に印加し、表示器駆動回路７からの駆
動信号を、セグメント式の表示器８に印加してい
る。

第２図は給紙カセツト表示装置の動作を示すフ
ローチヤートであり、ステツプにおいてページ
連写キー１が操作されているか否か、即ちページ
連写モードが選択されているか否かを判別し、選
択されていると判別された場合には、ステツプ
において給紙カセツト検出回路３により、どのサ
イズの複写紙を収納した給紙カセツトであるかを
検出し、ステツプにおいて、上記検出した給紙
カセツトが正しいものであるか否か、即ちページ
連写を行なつた場合に、頁毎の正常な複写画像を
形成することができるサイズの複写紙を収納した
給紙カセツトであるか否かを判別する。そして、
給紙カセツトが正しいものであると判別された場
合には、ステツプにおいて表示器駆動回路７に
より表示器８を駆動して選択されている給紙カセ
ツトを表示し、給紙カセツトが正しくないもので
あると判別された場合には、ステツプにおいて
表示器駆動回路７により表示器８を駆動して、使
用可能な複写紙に対応する給紙カセツトを順次表
示する（例えば、A4とB5とを交互に表示する）
また、上記ステツプにおいてページ連写モード
が選択されていないと判別された場合には、ステ
ツプからステツプの判別、処理を全て省略す
る。

したがつて、ページ連写モードが選択された状
態において、正しい給紙カセツトが選択されてい
れば、そのまま給紙カセツトの表示を行ない、正
しくない給紙カセツトが選択されていれば、使用
可能な正しい給紙カセツトを順次表示することよ
り、選択された給紙カセツトが正しくないこと、
および選択すべき正しい給紙カセツトを表示する
ことができる。

なお、この考案は上記の実施例に限定されるも
のではなく、例えば、ページ連写モード以外のモ
ードに対して正しい給紙カセツトが選択されてい
るか否か、および正しくない場合に選択すべき正
しい給紙カセツトを順次表示することが可能であ
る他、この考案の要旨を変更しない範囲内におい
て種々の設計変更を施すことが可能である。

＜考案の効果＞ 以上のようにこの考案は、選択されたモードに
対応して正しい給紙カセツトが選択されていない
場合に、その旨、および選択すべき正しい給紙カ
セツト（複写紙サイズ）の表示を行なうことがで
き、不馴れな操作者に対しても使い勝手を高める
ことができるという特有の実用的効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は給紙カセツト表示装置の一実施例を示
すブロツク図、第２図はフローチヤート、第３図
は給紙カセツトの順次表示状態を説明する図。 １……ページ連写キー、３……給紙カセツト検
出回路、５……判別回路、６……メモリ、７……
表示器駆動回路、８……表示器。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. モード選択手段と、選択モードに対応して使用
   可能な複写紙のサイズを記憶する記憶手段と、選
   択されている給紙カセツトに収納されている複写
   紙のサイズを検出する検出手段と、検出手段によ
   り検出された複写紙のサイズが記憶手段に記憶さ
   れている使用可能な複写紙のサイズと一致するか
   否かを判別する判別手段と、判別手段からの一致
   判別出力に応答して選択された給紙カセツトを表
   示し、また、選択手段からの不一致判別出力に応
   答して使用可能な複写紙のサイズを順次表示する
   表示手段とを有することを特徴とする給紙カセツ
   ト表示装置。