JPH08221135A - 圧力設定装置 - Google Patents
圧力設定装置Info
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- JPH08221135A JPH08221135A JP7051695A JP5169595A JPH08221135A JP H08221135 A JPH08221135 A JP H08221135A JP 7051695 A JP7051695 A JP 7051695A JP 5169595 A JP5169595 A JP 5169595A JP H08221135 A JPH08221135 A JP H08221135A
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- fluid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の設備の工作機械にクーラント液などの
流体を供給する装置において、供給流体の圧力を自動的
に管理する装置を提供する。 【構成】 流体の圧力値を変えることができるポンプ3
と、このポンプ3の吐出口部であるヘッダー部6の圧力
を検知する圧力発信器11と、設備8の工作機械9に供
給される流体の圧力を検知する圧力スイッチ10とを設
けると共に、これら圧力発信器11と圧力スイッチ10
から信号を受ける台数制御装置13ならびに圧力設定装
置19を設け、この台数制御装置13ならびに圧力設定
装置19によって、ポンプ3のハンチングと設備8側か
らの異常予報信号を検出しながら、所定圧力の流体を設
備8の工作機械11に供給する。
流体を供給する装置において、供給流体の圧力を自動的
に管理する装置を提供する。 【構成】 流体の圧力値を変えることができるポンプ3
と、このポンプ3の吐出口部であるヘッダー部6の圧力
を検知する圧力発信器11と、設備8の工作機械9に供
給される流体の圧力を検知する圧力スイッチ10とを設
けると共に、これら圧力発信器11と圧力スイッチ10
から信号を受ける台数制御装置13ならびに圧力設定装
置19を設け、この台数制御装置13ならびに圧力設定
装置19によって、ポンプ3のハンチングと設備8側か
らの異常予報信号を検出しながら、所定圧力の流体を設
備8の工作機械11に供給する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、設備などに、切削油、
クーラント液、冷却水あるいはエアーなどの流体を供給
するためのポンプなどの流体供給源の流体吐出量管理に
適用される圧力設定装置に関するものである。
クーラント液、冷却水あるいはエアーなどの流体を供給
するためのポンプなどの流体供給源の流体吐出量管理に
適用される圧力設定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】設備に設置される工作機械等には、切削
油、クーラント液、冷却水あるいはエアーなどの流体が
供給される。これらの流体は、貯留するタンクからの配
管を分岐して各設備の工作機械に、所定の圧力をもって
供給される。多数の工作機械に不足を生じないようにし
て上記流体を供給をするために、タンクには複数台のポ
ンプを設け、供給量に応じてこのポンプの稼働状態を管
理する。
油、クーラント液、冷却水あるいはエアーなどの流体が
供給される。これらの流体は、貯留するタンクからの配
管を分岐して各設備の工作機械に、所定の圧力をもって
供給される。多数の工作機械に不足を生じないようにし
て上記流体を供給をするために、タンクには複数台のポ
ンプを設け、供給量に応じてこのポンプの稼働状態を管
理する。
【0003】本発明の前提となる技術を、図12に基い
て説明する。図において1はタンクであり、流体の一例
であるクーラント液2が、十分な量を入れられているも
のである。タンク1には、流体の吐出量を変えることが
できる流体供給源としての複数台のポンプ3が設けられ
ており、図示しない吸入口からクーラント液2を吸入
し、途中にバルブ4を配設した管路5に所定の圧力値の
クーラント液を送り出すようになっている。複数本の管
路5はヘッダー部6においてまとめられている。
て説明する。図において1はタンクであり、流体の一例
であるクーラント液2が、十分な量を入れられているも
のである。タンク1には、流体の吐出量を変えることが
できる流体供給源としての複数台のポンプ3が設けられ
ており、図示しない吸入口からクーラント液2を吸入
し、途中にバルブ4を配設した管路5に所定の圧力値の
クーラント液を送り出すようになっている。複数本の管
路5はヘッダー部6においてまとめられている。
【0004】ヘッダー部6には管路7の基部が接続され
ている。この管路7の先端は多数に分岐され、複数台
(1〜n台)の設備8の工作機械9に、圧力スイッチ1
0を介してクーラント液を供給するようになっている。
圧力スイッチ10は、工作機械9に供給されるクーラン
ト液の圧力を常時監視し、クーラント液が所定の圧力値
に達していないときには供給を停止させる作用をする。
ている。この管路7の先端は多数に分岐され、複数台
(1〜n台)の設備8の工作機械9に、圧力スイッチ1
0を介してクーラント液を供給するようになっている。
圧力スイッチ10は、工作機械9に供給されるクーラン
ト液の圧力を常時監視し、クーラント液が所定の圧力値
に達していないときには供給を停止させる作用をする。
【0005】ヘッダー部6には、ヘッダー部6の現在圧
力を検知して信号を発する圧力発信器11が接続されて
いる。圧力発信器11の出力信号は系路12により台数
制御装置13の入力側に与えられるようになっている。
台数制御装置13には、上限圧力設定ノブ14と下限圧
力設定ノブ15とが設けられており、図示しない可変抵
抗器を操作するようになっている。この操作で圧力設定
を行う。
力を検知して信号を発する圧力発信器11が接続されて
いる。圧力発信器11の出力信号は系路12により台数
制御装置13の入力側に与えられるようになっている。
台数制御装置13には、上限圧力設定ノブ14と下限圧
力設定ノブ15とが設けられており、図示しない可変抵
抗器を操作するようになっている。この操作で圧力設定
を行う。
【0006】台数制御装置13には、サンプリングタイ
マTS 、始動タイマTONおよび停止タイマTOFF が設け
られている。サンプリングタイマTS は、現在圧力が上
限圧力以上になったとき作動し、このタイマTS が作動
している間その圧力状態が続いたとき、ポンプ3を停止
させるものである。始動タイマTONは、台数制御装置1
3が、現在圧力が下限圧力より低くなったときポンプ3
を運転させるが、この運転によっても現在圧力が下限圧
力より低い場合に作動する。停止タイマTOFFは、サン
プリングタイマTS の作動後、1台のポンプ3が停止し
ても現在圧力が上限圧力より高い場合に作動開始し、こ
のタイマTS が作動している間その状態が続いたとき、
さらにもう1台のポンプ3を停止させるものである。
マTS 、始動タイマTONおよび停止タイマTOFF が設け
られている。サンプリングタイマTS は、現在圧力が上
限圧力以上になったとき作動し、このタイマTS が作動
している間その圧力状態が続いたとき、ポンプ3を停止
させるものである。始動タイマTONは、台数制御装置1
3が、現在圧力が下限圧力より低くなったときポンプ3
を運転させるが、この運転によっても現在圧力が下限圧
力より低い場合に作動する。停止タイマTOFFは、サン
プリングタイマTS の作動後、1台のポンプ3が停止し
ても現在圧力が上限圧力より高い場合に作動開始し、こ
のタイマTS が作動している間その状態が続いたとき、
さらにもう1台のポンプ3を停止させるものである。
【0007】ここで上限圧力とは下限圧力よりは不感帯
の幅だけ高い圧力であり、下限圧力はクーラント液2を
送り出すのに必要な圧力である。これらの圧力値は、前
述の上限圧力設定ノブ14と下限圧力設定ノブ15とに
より、作業員によって設定される。
の幅だけ高い圧力であり、下限圧力はクーラント液2を
送り出すのに必要な圧力である。これらの圧力値は、前
述の上限圧力設定ノブ14と下限圧力設定ノブ15とに
より、作業員によって設定される。
【0008】台数制御装置13の出力側は、信号線16
により制御盤17の入力側に接続されている。制御盤1
7は、台数制御装置13からの信号により、制御線18
により適切な台数のポンプ3を作動させるものである。
により制御盤17の入力側に接続されている。制御盤1
7は、台数制御装置13からの信号により、制御線18
により適切な台数のポンプ3を作動させるものである。
【0009】このような構成からなるこの装置は、次の
ように使用される。台数制御装置13は、ヘッダ部6に
取付けられた圧力発信器11により現在圧力が検出さ
れ、上限圧力設定ノブ14と下限圧力設定ノブ15とに
よって設定された上限圧力と下限圧力を基に、ポンプ3
の運転、停止指示を制御盤17に送り、ポンプ3のクー
ラントの吐出量の制御を行う。
ように使用される。台数制御装置13は、ヘッダ部6に
取付けられた圧力発信器11により現在圧力が検出さ
れ、上限圧力設定ノブ14と下限圧力設定ノブ15とに
よって設定された上限圧力と下限圧力を基に、ポンプ3
の運転、停止指示を制御盤17に送り、ポンプ3のクー
ラントの吐出量の制御を行う。
【0010】図13は、ヘッダ部6の圧力変化を時間経
過とともに示し、同時に1台から5台までのポンプ3の
運転台数を示したものである。この図においてで示す
範囲、すなわち現在圧力が上限圧力より高い状態がサン
プリングタイマTS の作動設定時間後も継続している場
合には、作動中の複数台のポンプ3のうちの1台を停止
させ、さらに停止タイマTOFF の作動後も同状態であれ
ばさらに1台のポンプ3を停止させる。以下その状態を
繰り返す。
過とともに示し、同時に1台から5台までのポンプ3の
運転台数を示したものである。この図においてで示す
範囲、すなわち現在圧力が上限圧力より高い状態がサン
プリングタイマTS の作動設定時間後も継続している場
合には、作動中の複数台のポンプ3のうちの1台を停止
させ、さらに停止タイマTOFF の作動後も同状態であれ
ばさらに1台のポンプ3を停止させる。以下その状態を
繰り返す。
【0011】で示す範囲、すなわち現在圧力が下限圧
力よりは高く、上限圧力よりは低い場合には、作動中の
ポンプ3をそのままの台数維持して作動継続させる。
力よりは高く、上限圧力よりは低い場合には、作動中の
ポンプ3をそのままの台数維持して作動継続させる。
【0012】で示す範囲、すなわち現在圧力が下限圧
力より低くなった場合で、その状態が始動タイマTONの
作動開始後も継続する場合には、停止しているポンプ3
を運転し、それでも圧力が不足ならさらに1台のポンプ
3を運転する制御を繰り返す。
力より低くなった場合で、その状態が始動タイマTONの
作動開始後も継続する場合には、停止しているポンプ3
を運転し、それでも圧力が不足ならさらに1台のポンプ
3を運転する制御を繰り返す。
【0013】以上説明した装置においては、上限圧力、
下限圧力の設定を作業員が試行錯誤して行うことになる
ため設定工数が大となるほか、その過程で設定圧力が低
くなり過ぎるとクーラント液の圧力が設備8の圧力スイ
ッチ10の設定値以下となり、クーラント異常による設
備停止が発生する。その結果、設定圧は安全を見込んで
高めに設定する必要があることから、実際に必要とする
圧力以上の圧力値となることが多かった。
下限圧力の設定を作業員が試行錯誤して行うことになる
ため設定工数が大となるほか、その過程で設定圧力が低
くなり過ぎるとクーラント液の圧力が設備8の圧力スイ
ッチ10の設定値以下となり、クーラント異常による設
備停止が発生する。その結果、設定圧は安全を見込んで
高めに設定する必要があることから、実際に必要とする
圧力以上の圧力値となることが多かった。
【0014】また、一度設定すると、設備8の入替えや
追加等の変更があっても、設定工数が大であるため再設
定が行われない。その結果、台数制御装置を作動させ
ず、ポンプ3の全数運転を行うことになるため、この場
合にも実際に必要とする圧力以上の圧力値となる場合が
多い。
追加等の変更があっても、設定工数が大であるため再設
定が行われない。その結果、台数制御装置を作動させ
ず、ポンプ3の全数運転を行うことになるため、この場
合にも実際に必要とする圧力以上の圧力値となる場合が
多い。
【0015】さらに、各ラインに合った上限圧力、下限
圧力を設定するためのきまりがないために、そのつど最
良の状態を見出すのに時間がかかる問題があった。
圧力を設定するためのきまりがないために、そのつど最
良の状態を見出すのに時間がかかる問題があった。
【0016】これらの問題を解決するためには、上限圧
力の設定と下限圧力の設定とを人為的に行うのではな
く、現在圧力に応じて自動的に行えるようにするのがよ
い。
力の設定と下限圧力の設定とを人為的に行うのではな
く、現在圧力に応じて自動的に行えるようにするのがよ
い。
【0017】先行技術としては、タンク内に貯留した水
溶性油剤を冷却装置に循環供給する冷却専用ポンプを設
けなくても、その冷却装置に大容量の水溶性油剤を循環
供給することができ、しかも、冷却装置にスラッジの詰
まりが生じてもタンク内から工作機等に送液する水溶性
油剤の量が不足したり、送液が中断されたりしないよう
にする発明が、特開平5−154742号公報によって
開示されている。
溶性油剤を冷却装置に循環供給する冷却専用ポンプを設
けなくても、その冷却装置に大容量の水溶性油剤を循環
供給することができ、しかも、冷却装置にスラッジの詰
まりが生じてもタンク内から工作機等に送液する水溶性
油剤の量が不足したり、送液が中断されたりしないよう
にする発明が、特開平5−154742号公報によって
開示されている。
【0018】この公報の発明によれば、タンク内の水溶
性油剤を冷却装置に循環供給する冷却専用の循環ポンプ
を設けなくても済むのでポンプの設備費が嵩まず、しか
も、タンク内の水溶性油剤を大容量冷却してその水溶性
油剤の液温にバラツキを生じさせずにタンク内全体にわ
たって均一に冷却することができるという大変優れた効
果を得ることができるが、圧力設定を自動的に行うもの
ではないので、前述した本発明の目的に利用できるもの
ではない。
性油剤を冷却装置に循環供給する冷却専用の循環ポンプ
を設けなくても済むのでポンプの設備費が嵩まず、しか
も、タンク内の水溶性油剤を大容量冷却してその水溶性
油剤の液温にバラツキを生じさせずにタンク内全体にわ
たって均一に冷却することができるという大変優れた効
果を得ることができるが、圧力設定を自動的に行うもの
ではないので、前述した本発明の目的に利用できるもの
ではない。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
装置が作業員の人為的な操作を必要としていることに鑑
みてなされたものであり、これを自動的に行うようにし
て、操作の煩雑性をなくすとともに、正確に制御できる
ようにした圧力設定装置を提供しようとするものであ
る。
装置が作業員の人為的な操作を必要としていることに鑑
みてなされたものであり、これを自動的に行うようにし
て、操作の煩雑性をなくすとともに、正確に制御できる
ようにした圧力設定装置を提供しようとするものであ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として、可変容量型の流体供給源から吐
出される流体の圧力値が所定の圧力範囲内に収まるよう
に前記流体供給源の流体の吐出量を制御する台数制御装
置に利用される前記圧力範囲を定める圧力設定装置であ
って、前記流体供給源の吐出口部の圧力を検知する第1
の圧力検知手段と、前記流体供給源から流体の供給を受
ける設備側吸入口部の圧力を検知する第2の圧力検知手
段と、前記第1の圧力検知手段からの現在圧力値と前記
第2の圧力検知手段からの設備側圧力値とにより、前記
現在圧力値の変動に伴う前記流体供給源の流体の吐出量
の変化と設備側吸入口部における流体の圧力の低下の発
生を検出し、前記圧力範囲の上限値と下限値を決定する
圧力設定手段とを設けたことを特徴とするものである。
するための手段として、可変容量型の流体供給源から吐
出される流体の圧力値が所定の圧力範囲内に収まるよう
に前記流体供給源の流体の吐出量を制御する台数制御装
置に利用される前記圧力範囲を定める圧力設定装置であ
って、前記流体供給源の吐出口部の圧力を検知する第1
の圧力検知手段と、前記流体供給源から流体の供給を受
ける設備側吸入口部の圧力を検知する第2の圧力検知手
段と、前記第1の圧力検知手段からの現在圧力値と前記
第2の圧力検知手段からの設備側圧力値とにより、前記
現在圧力値の変動に伴う前記流体供給源の流体の吐出量
の変化と設備側吸入口部における流体の圧力の低下の発
生を検出し、前記圧力範囲の上限値と下限値を決定する
圧力設定手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0021】好ましくは、可変容量型の流体供給源から
吐出される流体の圧力値が所定の圧力範囲内に収まるよ
うに前記流体供給源の流体の吐出量を制御する台数制御
装置に利用される前記圧力範囲を定める圧力設定装置で
あって、前記流体供給源の吐出口部の圧力を検知する第
1の圧力検知手段と、設備側吸入口部の圧力を検知する
第2の圧力検知手段とを有し、前記第1の圧力検知手段
からの現在圧力値により起こる流体供給源の吐出量切換
数が所定回数以下になるよう、徐々に圧力幅を変更した
のち確定する圧力幅設定部と、第2の圧力検知手段から
の設備側圧力値が所定圧力値に達する直前まで前記圧力
幅を保ちながら下限値を徐々に変更したのち確定する圧
力値設定部とを備えたことを特徴とする圧力設定装置で
ある。
吐出される流体の圧力値が所定の圧力範囲内に収まるよ
うに前記流体供給源の流体の吐出量を制御する台数制御
装置に利用される前記圧力範囲を定める圧力設定装置で
あって、前記流体供給源の吐出口部の圧力を検知する第
1の圧力検知手段と、設備側吸入口部の圧力を検知する
第2の圧力検知手段とを有し、前記第1の圧力検知手段
からの現在圧力値により起こる流体供給源の吐出量切換
数が所定回数以下になるよう、徐々に圧力幅を変更した
のち確定する圧力幅設定部と、第2の圧力検知手段から
の設備側圧力値が所定圧力値に達する直前まで前記圧力
幅を保ちながら下限値を徐々に変更したのち確定する圧
力値設定部とを備えたことを特徴とする圧力設定装置で
ある。
【0022】また、流体の圧力値が所定の圧力範囲内に
収まるように流体の吐出量を制御する台数制御装置に用
いる圧力設定装置において、流体の吐出量を変えること
ができる複数台のポンプならびに制御盤と、該複数台の
ポンプの集合した吐出口部の圧力を検知する圧力発信器
と、前記複数台のポンプから流体の供給を受ける設備側
吸入口部の圧力を検知する圧力スイッチと、前記圧力発
信器からの現在圧力値と前記圧力スイッチからの設備側
圧力値とにより、前記現在圧力値の変動に伴う前記ポン
プの吐出量の変化と設備側吸入口部における流体の圧力
の低下の発生を検出し、前記圧力範囲の上限値と下限値
を決定する圧力設定装置とで構成するのがよい。
収まるように流体の吐出量を制御する台数制御装置に用
いる圧力設定装置において、流体の吐出量を変えること
ができる複数台のポンプならびに制御盤と、該複数台の
ポンプの集合した吐出口部の圧力を検知する圧力発信器
と、前記複数台のポンプから流体の供給を受ける設備側
吸入口部の圧力を検知する圧力スイッチと、前記圧力発
信器からの現在圧力値と前記圧力スイッチからの設備側
圧力値とにより、前記現在圧力値の変動に伴う前記ポン
プの吐出量の変化と設備側吸入口部における流体の圧力
の低下の発生を検出し、前記圧力範囲の上限値と下限値
を決定する圧力設定装置とで構成するのがよい。
【0023】そして上記において、流体供給源の吐出口
部の圧力を検知する第1の圧力検知手段としては、流体
の圧力変化を電気信号として出力するものがよい。また
第1、第2の圧力検知手段の検出値から圧力範囲の上限
値と下限値を決定する圧力設定手段としては、作動させ
るポンプの台数を決定する台数制御装置ならびに圧力設
定装置が用いられる。圧力設定手段は第2の圧力検知手
段からの信号で設備側に異常があると判断したときに
は、各ラインに合った上限圧力、下限圧力を自動設定
し、ポンプの台数を制御する機能を有し、入力部と制御
部および出力部から構成される。
部の圧力を検知する第1の圧力検知手段としては、流体
の圧力変化を電気信号として出力するものがよい。また
第1、第2の圧力検知手段の検出値から圧力範囲の上限
値と下限値を決定する圧力設定手段としては、作動させ
るポンプの台数を決定する台数制御装置ならびに圧力設
定装置が用いられる。圧力設定手段は第2の圧力検知手
段からの信号で設備側に異常があると判断したときに
は、各ラインに合った上限圧力、下限圧力を自動設定
し、ポンプの台数を制御する機能を有し、入力部と制御
部および出力部から構成される。
【0024】
【作用】流体供給源が作動すると流体が設備側に圧送さ
れるが、このとき第1の圧力検知手段が流体の吐出圧を
検知する。この検知信号は電気信号として圧力設定手段
に送られる。一方、流体を受けた複数の設備側は、それ
ぞれ第2の圧力検知手段によって吸入口部の圧力が検知
され、その圧力が所定の圧力値に達していないときには
設備への供給が停止されるとともに、その信号は圧力設
定手段に送られる。圧力設定手段は、これら第1、第2
の圧力検知手段からの信号を受け、流体供給源の現在の
能力が適切であるか否かの判断を行う。この判断の結
果、圧力が過剰であると判断すれば能力の減少を図り、
過小であると判断すれば増加させる。圧力の自動設定
は、上限圧力、下限圧力の仮設定、制御幅の決定および
上限圧力、下限圧力の決定の3ステップを経て行われ
る。
れるが、このとき第1の圧力検知手段が流体の吐出圧を
検知する。この検知信号は電気信号として圧力設定手段
に送られる。一方、流体を受けた複数の設備側は、それ
ぞれ第2の圧力検知手段によって吸入口部の圧力が検知
され、その圧力が所定の圧力値に達していないときには
設備への供給が停止されるとともに、その信号は圧力設
定手段に送られる。圧力設定手段は、これら第1、第2
の圧力検知手段からの信号を受け、流体供給源の現在の
能力が適切であるか否かの判断を行う。この判断の結
果、圧力が過剰であると判断すれば能力の減少を図り、
過小であると判断すれば増加させる。圧力の自動設定
は、上限圧力、下限圧力の仮設定、制御幅の決定および
上限圧力、下限圧力の決定の3ステップを経て行われ
る。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1について、図
12と同様の部分には同様の符号を付して異なった部分
を中心に説明する。この実施例における台数制御装置1
3は、図12における台数制御装置13に圧力設定装置
19を加えたものである。
12と同様の部分には同様の符号を付して異なった部分
を中心に説明する。この実施例における台数制御装置1
3は、図12における台数制御装置13に圧力設定装置
19を加えたものである。
【0026】台数制御装置13は、ヘッダー部6に取付
けられた、第1の圧力検知手段としての圧力発信器11
から系路12により現在圧力信号を受け、設備8に設け
られた第2の圧力検知手段としての圧力スイッチ10か
ら系路20によりクーラント異常予報信号を受けて、各
ラインに合った上限圧力、下限圧力を自動設定し、ポン
プ3の台数制御をする機能を有するものである。なお、
クーラント異常予報信号とは、設備8の入口におけるク
ーラント液の圧力が、圧力スイッチ10の設定値以下に
なったときに出力される信号をいう。
けられた、第1の圧力検知手段としての圧力発信器11
から系路12により現在圧力信号を受け、設備8に設け
られた第2の圧力検知手段としての圧力スイッチ10か
ら系路20によりクーラント異常予報信号を受けて、各
ラインに合った上限圧力、下限圧力を自動設定し、ポン
プ3の台数制御をする機能を有するものである。なお、
クーラント異常予報信号とは、設備8の入口におけるク
ーラント液の圧力が、圧力スイッチ10の設定値以下に
なったときに出力される信号をいう。
【0027】台数制御装置13および圧力設定装置19
の内部構成は、図2に示すように、プロセス入出力装置
(Pio)23とアナログ・ディジタル(A/D)変換
器24とを有する入力部25と、この入力部24からの
信号を受けて圧力の自動設定ならびに台数制御運転を行
う制御部26およびこの制御部26の出力信号を増幅し
て制御盤17に出力する出力部27とを有するものとな
っている。そしてプロセス入出力装置23には、系路2
0によってクーラント異常予報信号が入力され、また、
必要に応じて再設定ボタン28から再設定信号が入力さ
れる。この再設定ボタン28は、設備8の台数が増減す
る等してクーラントの使用量が大幅に変わった場合など
に押されて、制御フローを初期の状態に戻すものであ
る。
の内部構成は、図2に示すように、プロセス入出力装置
(Pio)23とアナログ・ディジタル(A/D)変換
器24とを有する入力部25と、この入力部24からの
信号を受けて圧力の自動設定ならびに台数制御運転を行
う制御部26およびこの制御部26の出力信号を増幅し
て制御盤17に出力する出力部27とを有するものとな
っている。そしてプロセス入出力装置23には、系路2
0によってクーラント異常予報信号が入力され、また、
必要に応じて再設定ボタン28から再設定信号が入力さ
れる。この再設定ボタン28は、設備8の台数が増減す
る等してクーラントの使用量が大幅に変わった場合など
に押されて、制御フローを初期の状態に戻すものであ
る。
【0028】制御部26は、マイクロコンピュータの中
央処理装置(CPU)から構成されているものであり、
組み込まれたプログラムによって、圧力発信器11から
の現在圧力値により行われる流体供給源の吐出量切換数
が所定回数以下となるように徐々に圧力幅を変更したの
ち確定する圧力幅設定部と、圧力スイッチ10からの設
備側圧力が所定圧力に達する直前まで前記圧力幅を保ち
ながら下限値を徐々に変更したのち確定する圧力値設定
部の機能を果たすように構成されている。
央処理装置(CPU)から構成されているものであり、
組み込まれたプログラムによって、圧力発信器11から
の現在圧力値により行われる流体供給源の吐出量切換数
が所定回数以下となるように徐々に圧力幅を変更したの
ち確定する圧力幅設定部と、圧力スイッチ10からの設
備側圧力が所定圧力に達する直前まで前記圧力幅を保ち
ながら下限値を徐々に変更したのち確定する圧力値設定
部の機能を果たすように構成されている。
【0029】このように構成されたこの装置は、ヘッダ
ー部6に取付けられた圧力発信器11からの信号と、設
備8の圧力を検出する圧力スイッチ10からの信号が圧
力設定装置19に取り込まれ、この圧力設定装置19に
よって、圧力発信器11からの現在圧力値により、圧力
幅設定部が流体供給源の吐出量切換数が所定回数以下と
なるように圧力幅を変更する。また、流体供給源から流
体の供給を受ける設備側吸入口部の圧力を検知する第2
の圧力検知手段からの圧力信号によって、圧力値設定部
が設備側圧力値が所定圧力に達する直前まで前記圧力幅
を保ちながら下限値を変更する。
ー部6に取付けられた圧力発信器11からの信号と、設
備8の圧力を検出する圧力スイッチ10からの信号が圧
力設定装置19に取り込まれ、この圧力設定装置19に
よって、圧力発信器11からの現在圧力値により、圧力
幅設定部が流体供給源の吐出量切換数が所定回数以下と
なるように圧力幅を変更する。また、流体供給源から流
体の供給を受ける設備側吸入口部の圧力を検知する第2
の圧力検知手段からの圧力信号によって、圧力値設定部
が設備側圧力値が所定圧力に達する直前まで前記圧力幅
を保ちながら下限値を変更する。
【0030】次に、図3以降のフローチャート図に基づ
き制御フローを説明する。図3はゼネラルフローを示す
ものである。このゼネラルフローは、図示するように、
圧力自動設定部、台数制御運転部、再設定選択部および
設定圧力確認部からなる。ステップS1でスタートする
と、次のステップS2で上限圧力と下限圧力の仮設定が
なされ、ステップS3で制御幅の決定がなされる。制御
幅が決定された後、ステップS1で仮設定された上限圧
力と下限圧力が決定され(ステップS4)、続くステッ
プS5で台数制御運転がなされ、次の再設定するかの判
断(ステップS6)に進む。
き制御フローを説明する。図3はゼネラルフローを示す
ものである。このゼネラルフローは、図示するように、
圧力自動設定部、台数制御運転部、再設定選択部および
設定圧力確認部からなる。ステップS1でスタートする
と、次のステップS2で上限圧力と下限圧力の仮設定が
なされ、ステップS3で制御幅の決定がなされる。制御
幅が決定された後、ステップS1で仮設定された上限圧
力と下限圧力が決定され(ステップS4)、続くステッ
プS5で台数制御運転がなされ、次の再設定するかの判
断(ステップS6)に進む。
【0031】作業員が再設定ボタン28を押したことに
より、ステップS6での判断が再設定すると出た場合に
はスタート(ステップS1)に戻り、前述のフローを再
度行う。再設定しない場合には、次のステップS7で、
圧力決定後一定期間、たとえば1ヶ月経過したかの判断
がなされ、圧力決定後1ヶ月が経過していると出たとき
にはステップS4に戻り、圧力決定後1ヶ月が経過して
いないときにはステップS5に戻る。以下、この流れを
繰り返す。
より、ステップS6での判断が再設定すると出た場合に
はスタート(ステップS1)に戻り、前述のフローを再
度行う。再設定しない場合には、次のステップS7で、
圧力決定後一定期間、たとえば1ヶ月経過したかの判断
がなされ、圧力決定後1ヶ月が経過していると出たとき
にはステップS4に戻り、圧力決定後1ヶ月が経過して
いないときにはステップS5に戻る。以下、この流れを
繰り返す。
【0032】図4は、図3に示すフロー中の上限圧力と
下限圧力を仮決定するフローを示すものである。ステッ
プS11でスタートすると、全台数のポンプ3が運転さ
れる(ステップS12)。続くステップS13で現在圧
力VS の測定がなされる。次にステップS14により測
定された現在圧力VS が最高圧力より高いか否かの判断
がなされ、最高圧力より高いとステップS15で最高圧
力になるように調整され、次のステップS16に進む。
最高圧力より高くないときには、直接ステップS16に
進む。
下限圧力を仮決定するフローを示すものである。ステッ
プS11でスタートすると、全台数のポンプ3が運転さ
れる(ステップS12)。続くステップS13で現在圧
力VS の測定がなされる。次にステップS14により測
定された現在圧力VS が最高圧力より高いか否かの判断
がなされ、最高圧力より高いとステップS15で最高圧
力になるように調整され、次のステップS16に進む。
最高圧力より高くないときには、直接ステップS16に
進む。
【0033】ステップS16においては、スタートから
の一定時間、たとえば1日経過したか否かの判断がなさ
れ、1日経過したと認められたときには、次のステップ
S17において、最高出力から0.1Kg/cm2 引い
た値を上限圧力とする仮設定がされるとともに、次のス
テップS18で、最高出力から0.2Kg/cm2 引い
た値を下限圧力とする仮設定がされてステップS19の
終了に至る。ステップS16において1日経過したと認
められなかったときには、ステップS13に戻ることに
なる。
の一定時間、たとえば1日経過したか否かの判断がなさ
れ、1日経過したと認められたときには、次のステップ
S17において、最高出力から0.1Kg/cm2 引い
た値を上限圧力とする仮設定がされるとともに、次のス
テップS18で、最高出力から0.2Kg/cm2 引い
た値を下限圧力とする仮設定がされてステップS19の
終了に至る。ステップS16において1日経過したと認
められなかったときには、ステップS13に戻ることに
なる。
【0034】図5は、以上のフローにより行われる上限
圧力と下限圧力の仮設定をグラフにして示したものであ
る。すなわち、1日(24H)の範囲において、現在圧
力の変化をとり、そのうちの2点を先の説明のようにし
て上限圧力と下限圧力に仮設定するのである。
圧力と下限圧力の仮設定をグラフにして示したものであ
る。すなわち、1日(24H)の範囲において、現在圧
力の変化をとり、そのうちの2点を先の説明のようにし
て上限圧力と下限圧力に仮設定するのである。
【0035】図6に示すものは、図3に示すフロー中の
制御幅の決定のフローである。ステップS21でスター
トすると、次のステップS22でポンプ3の台数制御運
転が行われ、ステップS23のポンプがハンチングを起
したかの判断がなされる。ここでハンチングとは、図7
に示すように、あらかじめ設定されたハンチングタイム
Th 以内に、変動する現在圧力によって、ポンプ3がオ
フ、オン、オフを繰り返すことをいう。
制御幅の決定のフローである。ステップS21でスター
トすると、次のステップS22でポンプ3の台数制御運
転が行われ、ステップS23のポンプがハンチングを起
したかの判断がなされる。ここでハンチングとは、図7
に示すように、あらかじめ設定されたハンチングタイム
Th 以内に、変動する現在圧力によって、ポンプ3がオ
フ、オン、オフを繰り返すことをいう。
【0036】図6に戻り、ステップS22でポンプ3が
ハンチングを起したと判断されたときには、ステップS
24により、最低圧力が0.1Kg/cm2 下げられて
ステップS22に戻される。ハンチングが起きていない
と判断されたときには、続くステップS25で最後に最
低圧力を下げてから1日経過したかの判断がなされ、1
日経過していれば、ステップS26で制御幅が決定さ
れ、終了する(ステップS27)。すなわち、台数制御
運転をしているとき、ポンプ3のハンチングが起きなく
なるまで最低圧力を0.1Kg/cm2 ずつ下げてい
き、1日経過してもハンチングが生じなければ制御幅が
決定されるのである。
ハンチングを起したと判断されたときには、ステップS
24により、最低圧力が0.1Kg/cm2 下げられて
ステップS22に戻される。ハンチングが起きていない
と判断されたときには、続くステップS25で最後に最
低圧力を下げてから1日経過したかの判断がなされ、1
日経過していれば、ステップS26で制御幅が決定さ
れ、終了する(ステップS27)。すなわち、台数制御
運転をしているとき、ポンプ3のハンチングが起きなく
なるまで最低圧力を0.1Kg/cm2 ずつ下げてい
き、1日経過してもハンチングが生じなければ制御幅が
決定されるのである。
【0037】図8に示すものは、図3に示すフロー中の
上限圧力と下限圧力の決定のフローである。ステップS
31でスタートすると、次のステップS32および続く
ステップS33で下限圧力と上限圧力が0.1Kg/c
m2 下げられ、ステップS34の台数制御運転に入る。
この台数制御運転状態においてステップS35によりク
ーラント異常予報信号が入力されたか否かの判断がなさ
れ、クーラント異常予報信号が入力されたときには、ス
テップS36とステップS37により上限圧力と下限圧
力をそれぞれ0.1Kg/cm2 上げて、ステップS3
7で終了する。
上限圧力と下限圧力の決定のフローである。ステップS
31でスタートすると、次のステップS32および続く
ステップS33で下限圧力と上限圧力が0.1Kg/c
m2 下げられ、ステップS34の台数制御運転に入る。
この台数制御運転状態においてステップS35によりク
ーラント異常予報信号が入力されたか否かの判断がなさ
れ、クーラント異常予報信号が入力されたときには、ス
テップS36とステップS37により上限圧力と下限圧
力をそれぞれ0.1Kg/cm2 上げて、ステップS3
7で終了する。
【0038】ステップS35においてクーラント異常予
報信号が入力されなかったと判断されたときは、ステッ
プS39において最後に上限圧力を下げてから1日が経
過したかの判断がなされ、1日が経過したと認められた
ときにはステップS32に戻され、1日が経過したと認
められなかったときにはステップS34に戻されてその
先のステップを繰り返えし、この繰り返しによってクー
ラント異常予報信号が入力されたらステップS36に進
む。
報信号が入力されなかったと判断されたときは、ステッ
プS39において最後に上限圧力を下げてから1日が経
過したかの判断がなされ、1日が経過したと認められた
ときにはステップS32に戻され、1日が経過したと認
められなかったときにはステップS34に戻されてその
先のステップを繰り返えし、この繰り返しによってクー
ラント異常予報信号が入力されたらステップS36に進
む。
【0039】図9に示すものは、ポンプ3の台数制御運
転のフローである。ステップS41でスタートすると、
続くステップS42で現在圧力VS の測定がなされる。
次にステップS43により、測定された現在圧力VS が
下限圧力より低いか否かの判断がなされ、下限圧力より
低いと、ステップS44でポンプ3の稼働台数を増やす
ような制御が行われてステップS48の終了に至る。ス
テップS43において現在圧力VS が下限圧力より高い
と判断されたときには、ステップS45において現在圧
力VS が上限圧力より高いか否かの判断がなされ、上限
圧力より高いと判断されたときには、ステップS46で
ポンプ3の稼働台数を削減するような制御が行われてス
テップS48の終了に至る。ステップS45において現
在圧力VS が上限圧力より低いと判断されたときには、
ステップS47において運転モードをポンプ台数の変更
がない不感帯モードに設定してステップS48の終了に
至る。
転のフローである。ステップS41でスタートすると、
続くステップS42で現在圧力VS の測定がなされる。
次にステップS43により、測定された現在圧力VS が
下限圧力より低いか否かの判断がなされ、下限圧力より
低いと、ステップS44でポンプ3の稼働台数を増やす
ような制御が行われてステップS48の終了に至る。ス
テップS43において現在圧力VS が下限圧力より高い
と判断されたときには、ステップS45において現在圧
力VS が上限圧力より高いか否かの判断がなされ、上限
圧力より高いと判断されたときには、ステップS46で
ポンプ3の稼働台数を削減するような制御が行われてス
テップS48の終了に至る。ステップS45において現
在圧力VS が上限圧力より低いと判断されたときには、
ステップS47において運転モードをポンプ台数の変更
がない不感帯モードに設定してステップS48の終了に
至る。
【0040】図10に示すものは、図9中のステップS
44で示すポンプの稼働台数を増やす制御の具体的なフ
ローである。ステップS51においてスタートすると、
次のステップS52において運転モードがTONモード
(始動タイマの作動時間を越えたらポンプ3を1台増加
するモード)になっているか否かの判断がなされ、なっ
ていたら次のステップS53でそのモードの持続時間が
始動タイマの作動時間を越えているか否かの判断がなさ
れて、その通りであればポンプ3の稼働台数を1台増や
す制御が行われる(ステップS54)。ポンプ3の稼働
台数が1台増やされたら、運転モードをTONモードに設
定して(ステップS55)終了に至る(ステップS5
6)。
44で示すポンプの稼働台数を増やす制御の具体的なフ
ローである。ステップS51においてスタートすると、
次のステップS52において運転モードがTONモード
(始動タイマの作動時間を越えたらポンプ3を1台増加
するモード)になっているか否かの判断がなされ、なっ
ていたら次のステップS53でそのモードの持続時間が
始動タイマの作動時間を越えているか否かの判断がなさ
れて、その通りであればポンプ3の稼働台数を1台増や
す制御が行われる(ステップS54)。ポンプ3の稼働
台数が1台増やされたら、運転モードをTONモードに設
定して(ステップS55)終了に至る(ステップS5
6)。
【0041】ステップS52において運転モードがTON
モードになっていないときにはステップS54に進み、
ステップS53でTONモードの持続時間が始動タイマの
作動時間を越えていないと判断されたときにはそのまま
終了する。このようなフローによって、現在圧力が下限
圧力以下になった場合のポンプ3の稼働台数増を、現在
圧力が下限圧力以上になるまで繰り返す制御が行われる
ことになる。
モードになっていないときにはステップS54に進み、
ステップS53でTONモードの持続時間が始動タイマの
作動時間を越えていないと判断されたときにはそのまま
終了する。このようなフローによって、現在圧力が下限
圧力以下になった場合のポンプ3の稼働台数増を、現在
圧力が下限圧力以上になるまで繰り返す制御が行われる
ことになる。
【0042】図11に示すものは、図9中のステップS
46で示すポンプの稼働台数を減らす制御の具体的なフ
ローである。ステップS61においてスタートすると、
次のステップS62において運転モードがTS モード
(サンプリングタイマの作動時間を越えたらポンプ3を
1台減らし、TOFF モードに移すモード)になっている
か否かの判断がなされ、なっていたら次のステップS6
3でそのモードの持続時間がサンプリングタイマの作動
時間を越えているか否かの判断がなされて、その通りで
あればポンプ3の稼働台数を1台減らす制御が行われる
(ステップS66)。ポンプ3の稼働台数が1台減らさ
れたら、運転モードをTOFF モードに設定して(ステッ
プS67)終了に至る(ステップS68)。
46で示すポンプの稼働台数を減らす制御の具体的なフ
ローである。ステップS61においてスタートすると、
次のステップS62において運転モードがTS モード
(サンプリングタイマの作動時間を越えたらポンプ3を
1台減らし、TOFF モードに移すモード)になっている
か否かの判断がなされ、なっていたら次のステップS6
3でそのモードの持続時間がサンプリングタイマの作動
時間を越えているか否かの判断がなされて、その通りで
あればポンプ3の稼働台数を1台減らす制御が行われる
(ステップS66)。ポンプ3の稼働台数が1台減らさ
れたら、運転モードをTOFF モードに設定して(ステッ
プS67)終了に至る(ステップS68)。
【0043】ステップS62において運転モードがTS
モードになっていないと判断されたときには、次のステ
ップS64により、運転モードがTOFF モードになって
いるか否かの判断がなされ、なっていればステップS6
5でTOFF モードの持続時間が停止タイマの作動時間を
越えているか否かの判断がなされ、越えていればステッ
プS66に進み、越えていなければ終了に至る(ステッ
プS68)。ステップS64において、運転モードがT
OFF モードになっていなければ、ステップS69で運転
モードをTS モードに設定した後、終了に至る(ステッ
プS68)。このようなフローによって、現在圧力が上
限圧力以上になった場合のポンプ3の稼働台数減を、現
在圧力が上限圧力以下になるまで繰り返す制御が行われ
ることになる。
モードになっていないと判断されたときには、次のステ
ップS64により、運転モードがTOFF モードになって
いるか否かの判断がなされ、なっていればステップS6
5でTOFF モードの持続時間が停止タイマの作動時間を
越えているか否かの判断がなされ、越えていればステッ
プS66に進み、越えていなければ終了に至る(ステッ
プS68)。ステップS64において、運転モードがT
OFF モードになっていなければ、ステップS69で運転
モードをTS モードに設定した後、終了に至る(ステッ
プS68)。このようなフローによって、現在圧力が上
限圧力以上になった場合のポンプ3の稼働台数減を、現
在圧力が上限圧力以下になるまで繰り返す制御が行われ
ることになる。
【0044】以上説明した実施例は、流体としてクーラ
ント液を用いて説明したが、クーラント液はあくまで流
体の一例であり、本発明はこれに限られるものではな
い。クーラント液のほか、切削油や冷却水などの液体に
ついても全く同様に適用することができ、さらに、エア
ー等の気体についても適用することができるものであ
る。
ント液を用いて説明したが、クーラント液はあくまで流
体の一例であり、本発明はこれに限られるものではな
い。クーラント液のほか、切削油や冷却水などの液体に
ついても全く同様に適用することができ、さらに、エア
ー等の気体についても適用することができるものであ
る。
【0045】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
た圧力設定装置であるから、従来は作業員が過去の経験
等をもとに手動で圧力設定していたのを、自動的に最適
な圧力に設定することができることになる。これによ
り、従来はすべての設備の状況把握が困難なために設備
が停止することがないように高めに圧力設定していたの
を、無駄のない最適な圧力値に設定することができるこ
とから、大きな省エネ効果が得られることになる。
た圧力設定装置であるから、従来は作業員が過去の経験
等をもとに手動で圧力設定していたのを、自動的に最適
な圧力に設定することができることになる。これによ
り、従来はすべての設備の状況把握が困難なために設備
が停止することがないように高めに圧力設定していたの
を、無駄のない最適な圧力値に設定することができるこ
とから、大きな省エネ効果が得られることになる。
【図1】本発明を工作機械のクーラント液の圧力管理に
適用した場合の回路図である。
適用した場合の回路図である。
【図2】図1中の台数制御装置ならびに圧力設定装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図3】図1の回路の作動のゼネラルフローを示すフロ
ーチャート図である。
ーチャート図である。
【図4】図3のフロー中の上限圧力と下限圧力を仮決定
するフローを示すフローチャート図である。
するフローを示すフローチャート図である。
【図5】上限圧力と下限圧力の仮設定のしかたを示した
グラフである。
グラフである。
【図6】図3に示すフロー中の制御幅の決定のフローチ
ャート図である。
ャート図である。
【図7】ポンプのハンチングを説明するグラフである。
【図8】上限圧力と下限圧力の決定を行うためのフロー
チャート図である。
チャート図である。
【図9】ポンプの台数制御運転のフローチャート図であ
る。
る。
【図10】ポンプの稼働台数を増やす制御の具体的なフ
ローチャート図である。
ローチャート図である。
【図11】ポンプの稼働台数を減らす制御の具体的なフ
ローチャート図である。
ローチャート図である。
【図12】従来の圧力設定装置の回路図である。
【図13】ヘッダ部の圧力値変化の時間経過と、ポンプ
の運転台数との関係を示したグラフである。
の運転台数との関係を示したグラフである。
1 タンク 2 クーラント液 3 ポンプ 5 管路 6 ヘッダー部 7 管路 8 設備 9 工作機械 10 圧力スイッチ 11 圧力発信器 13 台数制御装置 19 圧力設定装置 26 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒川 幸彦 愛知県豊田市堤町東住吉50番地 豊通エン ジニアリング株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 可変容量型の流体供給源から吐出される
流体の圧力値が所定の圧力範囲内に収まるように前記流
体供給源の流体の吐出量を制御する台数制御装置に利用
される前記圧力範囲を定める圧力設定装置であって、前
記流体供給源の吐出口部の圧力を検知する第1の圧力検
知手段と、前記流体供給源から流体の供給を受ける設備
側吸入口部の圧力を検知する第2の圧力検知手段と、前
記第1の圧力検知手段からの現在圧力値と前記第2の圧
力検知手段からの設備側圧力値とにより、前記現在圧力
値の変動に伴う前記流体供給源の流体の吐出量の変化と
設備側吸入口部における流体の圧力の低下の発生を検出
し、前記圧力範囲の上限値と下限値を決定する圧力設定
手段とを設けたことを特徴とする圧力設定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7051695A JPH08221135A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | 圧力設定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7051695A JPH08221135A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | 圧力設定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08221135A true JPH08221135A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12894046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7051695A Pending JPH08221135A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | 圧力設定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08221135A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008257633A (ja) * | 2007-04-09 | 2008-10-23 | Yamatake Corp | 施設管理装置および施設管理方法 |
WO2009118948A1 (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-01 | ユニタック株式会社 | 深穴切削装置制御システム |
WO2010095679A1 (ja) * | 2009-02-18 | 2010-08-26 | 株式会社東芝 | 潤滑油システム |
-
1995
- 1995-02-16 JP JP7051695A patent/JPH08221135A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008257633A (ja) * | 2007-04-09 | 2008-10-23 | Yamatake Corp | 施設管理装置および施設管理方法 |
WO2008126864A1 (ja) * | 2007-04-09 | 2008-10-23 | Yamatake Corporation | 施設管理装置および施設管理方法 |
WO2009118948A1 (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-01 | ユニタック株式会社 | 深穴切削装置制御システム |
WO2010095679A1 (ja) * | 2009-02-18 | 2010-08-26 | 株式会社東芝 | 潤滑油システム |
JP5377626B2 (ja) * | 2009-02-18 | 2013-12-25 | 株式会社東芝 | 潤滑油システム |
US9057285B2 (en) | 2009-02-18 | 2015-06-16 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Lubricant system |
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