JPH08218296A - 紙被覆用活性エネルギー線硬化型組成物 - Google Patents

紙被覆用活性エネルギー線硬化型組成物

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JPH08218296A
JPH08218296A JP5041595A JP5041595A JPH08218296A JP H08218296 A JPH08218296 A JP H08218296A JP 5041595 A JP5041595 A JP 5041595A JP 5041595 A JP5041595 A JP 5041595A JP H08218296 A JPH08218296 A JP H08218296A
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真 丹羽
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Abstract

(57)【要約】 【目的】硬化性に優れ、又その塗膜が光沢を有し、さら
に密着性、耐擦傷性及び柔軟性に優れる紙被覆のための
活性エネルギー線硬化型組成物の提供。 【構成】1〜4個のオキセタン環を有する化合物及び光
カチオン重合開始剤からなる紙被覆用活性エネルギー線
硬化型組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オキセタン環を有する
化合物からなる紙被覆用活性エネルギー線硬化型組成物
に関するものであり、紙を製造、使用する分野で賞用さ
れるものである。尚、本明細書においては、アクリロイ
ル基又はメタクリロイル基を(メタ)アクリロイル基と
表す。
【0002】
【従来の技術】紙には、それ自身又はその印刷面等を保
護し、耐ブロッキング性、耐摩擦性及び耐擦傷性を向上
させると同時に光沢を得る目的で、その表面にコーティ
ング処理が施されることがある。従来、こうした加工に
は、いわゆるビニール引き、プレスコート、プリントラ
ミネート等の方法が行われていた。しかしながら、これ
らの加工工程は煩雑さを伴うため、近年では短時間で組
成物を硬化させることができる活性エネルギー線硬化型
組成物を使用する方法が利用されるようになっている。
しかしながら、従来の紙被覆用の活性エネルギー線硬化
型組成物の大部分は、活性エネルギー線開始ラジカル重
合により硬化する、不飽和ポリエステル、エポキシアク
リレート又はウレタンアクリレート等が使用されている
が、これらは一般に塗膜厚が数μm前後と薄い紙被覆の
用途には、硬化時に酸素による重合阻害の影響が大き
く、組成物の硬化性、得られる塗膜の耐擦傷性等を損ね
てしまう傾向にあった。
【0003】活性エネルギー線開始ラジカル重合以外の
活性エネルギー線硬化技術としては、活性エネルギー線
開始カチオン重合技術が実用化されている。特に活性エ
ネルギー線開始カチオン重合は酸素によって阻害されな
いので、不活性雰囲気下で実施しなければならないとい
う制限はなく、空気中で速やか且つ完全な重合を行うこ
とができるという利点を有する。今日まで、活性エネル
ギー線開始カチオン重合技術は、エポキシ樹脂及びビニ
ルエーテルという2種類のモノマーの重合に集中してい
た。特に光硬化性エポキシ樹脂は、接着性に優れ、又そ
の塗膜は耐熱性及び耐薬品性が良好である。しかしなが
ら、従来の光硬化性エポキシ樹脂においては、光重合速
度が比較的遅いという欠陥をもつため、速やかな光硬化
が求められる用途においては使用することができなかっ
た。又、光硬化性エポキシ樹脂は、紙被覆の用途に使用
した場合、柔軟性が十分でないことがあった。一方、光
硬化性ビニルエーテルは、揮発性があったり、臭気の強
いものが多く、光硬化性エポキシと比較して硬化時の収
縮が認められ、密着性が充分でないものが多い。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】本発明者らは、これ
らの問題を解決する、硬化性に優れ、又その塗膜が光沢
を有し、さらに密着性、耐擦傷性及び柔軟性に優れる紙
被覆のための活性エネルギー線硬化型組成物を見出すた
め鋭意検討を行ったのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、種々の検
討により、特定の構造を有する環状エーテルからなる組
成物が、紙被覆用活性エネルギー線硬化型用組成物とし
て上記の課題を解決することができることを見出し本発
明を完成した。すなわち、本発明の第1発明は、1〜4
個のオキセタン環を有する化合物及び光カチオン重合開
始剤からなる紙被覆用活性エネルギー線硬化型組成物、
第2発明はエポキシ基を有する化合物をさらに含有する
第1発明の紙被覆用活性エネルギー線硬化型組成物、第
3発明はビニルエーテル基を有する化合物をさらに含有
する第1発明又は第2発明の紙被覆用活性エネルギー線
硬化型組成物、第4発明は(メタ)アクリロイル基を有
する化合物及び光ラジカル重合開始剤をさらに含有する
第1発明、第2発明又は第3発明の紙被覆用活性エネル
ギー線硬化型組成物である。以下、本発明を詳細に説明
する。
【0006】○1〜4個のオキセタン環を有する化合物 本発明で使用するオキセタン環を有する化合物は、オキ
セタン環を1〜4個有するものである。オキセタン環を
5個以上有する化合物を使用すると、組成物の硬化膜に
柔軟性が失われ、折り曲げでヒビ割れを起こすことがあ
る。本発明で使用するオキセタン環を有する化合物は、
オキセタン環を1〜4個有する化合物であれば、種々の
ものが使用できる。1個のオキセタン環を有する化合物
としては、下記一般式(1)で示される化合物等が挙げ
られる。
【0007】
【化1】
【0008】式(1)において、R1 は、水素原子、メ
チル基、エチル基、プロピル基或いはブチル基等の炭素
数1〜6個のアルキル基、炭素数1〜6個のフルオロア
ルキル基、アリル基、アリール基、フリル基又はチエニ
ル基である。R2 は、メチル基、エチル基、プロピル基
或いはブチル基等の炭素数1〜6個のアルキル基、1−
プロペニル基、2−プロペニル基、2−メチル−1−プ
ロペニル基、2−メチル−2−プロペニル基、1−ブテ
ニル基、2−ブテニル基或いは3−ブテニル基等の炭素
数2〜6個のアルケニル基、フェニル基、ベンジル基、
フルオロベンジル基、メトキシベンジル基或いはフェノ
キシエチル基等の芳香環を有する基、エチルカルボニル
基、プロピルカルボニル基或いはブチルカルボニル基等
の炭素数2〜6個のアルキルカルボニル基、エトキシカ
ルボニル基、プロポキシカルボニル基或いはブトキシカ
ルボニル基等の炭素数2〜6個のアルコキシカルボニル
基、又はエチルカルバモイル基、プロピルカルバモイル
基、ブチルカルバモイル基或いはペンチルカルバモイル
基等の炭素数2〜6個のN−アルキルカルバモイル基等
である。
【0009】つぎに、2個のオキセタン環を有する化合
物としては、下記一般式(2)で示される化合物等が挙
げられる。
【0010】
【化2】
【0011】式(2)において、R1 は、前記一般式
(1)におけるものと同様の基である。R3 は、例え
ば、エチレン基、プロピレン基或いはブチレン基等の線
状或いは分枝状アルキレン基、ポリ(エチレンオキシ)
基或いはポリ(プロピレンオキシ)基等の線状或いは分
枝状ポリ(アルキレンオキシ)基、プロペニレン基、メ
チルプロペニレン基或いはブテニレン基等の線状或いは
分枝状不飽和炭化水素基、カルボニル基、カルボニル基
を含むアルキレン基、カルボキシル基を含むアルキレン
基、又はカルバモイル基を含むアルキレン基等である。
又、R3 は、下記式(3)、(4)及び(5)で示され
る基から選択される多価基でもある。
【0012】
【化3】
【0013】式(3)において、R4 は、水素原子、メ
チル基、エチル基、プロピル基或いはブチル基等の炭素
数1〜4個のアルキル基、メトキシ基、エトキシ基、プ
ロポキシ基或いはブトキシ基等の炭素数1〜4個のアル
コキシ基、塩素原子或いは臭素原子等のハロゲン原子、
ニトロ基、シアノ基、メルカプト基、低級アルキルカル
ボキシル基、カルボキシル基、又はカルバモイル基であ
る。
【0014】
【化4】
【0015】式(4)において、R5 は、酸素原子、硫
黄原子、メチレン基、NH、SO、SO2 、C(C
3 2 又はC(CH3 2 である。
【0016】
【化5】
【0017】式(5)において、R6 は、メチル基、エ
チル基、プロピル基或いはブチル基等の炭素数1〜4個
のアルキル基、又はアリール基である。nは、0〜20
00の整数である。R7 はメチル基、エチル基、プロピ
ル基或いはブチル基等の炭素数1〜4個のアルキル基、
又はアリール基である。R7 は、下記式(6)で示され
る基から選択される基でもある。
【0018】
【化6】
【0019】式(6)において、R8 は、メチル基、エ
チル基、プロピル基及びブチル基等の炭素数1〜4個の
アルキル基、又はアリール基である。mは、0〜100
の整数である。2個のオキセタン環を有する化合物の具
体例としては、下記式(7)及び(8)で示される化合
物等が挙げられる。
【0020】
【化7】
【0021】式(7)で示される化合物は、式(2)に
おいて、R1 がエチル基、R3 がカルボキシル基である
化合物である。
【0022】
【化8】
【0023】式(8)で示される化合物は、一般式
(2)において、R1 がエチル基、R3が式(5)でR
6 及びR7 がメチル基、nが1である化合物である。
【0024】2個のオキセタン環を有する化合物におい
て、上記した化合物以外の好ましい例としては、下記一
般式(9)で示される化合物がある。式(9)におい
て、R1 は、前記一般式(1)におけるものと同様の基
である。
【0025】
【化9】
【0026】3〜4個のオキセタン環を有する化合物と
しては、下記一般式(10)で示される化合物等が挙げ
られる。
【0027】
【化10】
【0028】式(10)において、R1 は、前記一般式
(1)におけるものと同様の基である。R9 は、例えば
下記式(11)〜(13)で示される基等の炭素数1〜
12の分枝状アルキレン基、下記式(14)で示される
基等の分枝状ポリ(アルキレンオキシ)基又は下記式
(15)で示される基等の分枝状ポリシロキシ基等が挙
げられる。jは、3又は4である。
【0029】
【化11】
【0030】〔式(11)において、R10はメチル基、
エチル基又はプロピル基等の低級アルキル基である。〕
【0031】
【化12】
【0032】
【化13】
【0033】
【化14】
【0034】〔式(14)において、lは1〜10の整
数である。〕
【0035】
【化15】
【0036】3〜4個のオキセタン環を有する化合物の
具体例としては、下記式(16)で示される化合物等が
挙げられる。
【0037】
【化16】
【0038】さらに、上記した以外の1〜4個のオキセ
タン環を有する化合物の例としては、下記式(17)で
示される化合物がある。
【0039】
【化17】
【0040】式(17)において、R8 は式(6)にお
けるものと同様の基である。R11はメチル基、エチル
基、プロピル基又はブチル基等の炭素数1〜4のアルキ
ル基又はトリアルキルシリル基であり、rは1〜4であ
る。
【0041】本発明で使用するオキセタン化合物の好ま
しい具体例としては、以下に示す化合物がある。
【0042】
【化18】
【0043】
【化19】
【0044】
【化20】
【0045】
【化21】
【0046】又、これら以外にも、分子量1000〜5
000程度の高分子量を有する、1〜4個のオキセタン
環を有する化合物も挙げられる。これらの例として、例
えば以下の化合物が挙げられる。
【0047】
【化22】
【0048】ここで、pは20〜200である。
【0049】
【化23】
【0050】ここで、qは15〜100である。
【0051】
【化24】
【0052】ここで、sは20〜200である。
【0053】○光カチオン重合開始剤 本発明の組成物で使用する光カチオン重合開始剤として
は、種々のものを用いることができる。これらの開始剤
として好ましいものとしては、ジアリールヨードニウム
塩、トリアリールスルホニウム塩が挙げられる。典型的
な光カチオン重合開始剤を下に示す。
【0054】
【化25】
【0055】
【化26】
【0056】
【化27】
【0057】
【化28】
【0058】式中、R12は、水素原子、炭素数1〜18
のアルキル基、又は炭素数1〜18のアルコキシ基であ
り、R13は、水素原子、ヒドロキシアルキル基、ヒドロ
キシアルコキシ基であり、好ましくはヒドロキシエトキ
シ基である。Mは、金属好ましくはアンチモンであり、
Xは、ハロゲン好ましくはフッ素であり、kは、金属の
価数であり、例えばアンチモンの場合は5である。光カ
チオン重合開始剤は、オキセタン環を有する化合物に対
して、又これにさらにエポキシ基を有する化合物及び/
又はビニルエーテル基を有する化合物を含有させる場合
は、それらの合計量に対して、0.1〜20重量%の割
合で含有することが好ましく、より好ましくは0.1〜
10重量%である。0.1重量%に満たない場合は、硬
化性が十分なものでなくなり、他方、20重量%を越え
る場合は、光透過性が不良となり、均一な硬化ができな
かったり、塗膜表面の平滑性が失われることがある。
【0059】尚、1〜4個のオキセタン環を有する化合
物又は光カチオン重合開始剤を示す上記の各化学式にお
いては、1分子中に存在する同一の記号で表される各基
は、互いに同一でも異なっていても良い。
【0060】○その他の配合物 本発明の組成物には、上記した必須成分の他、必要に応
じてその他の成分を配合することができる。本発明の第
2発明は、第1発明の組成物に、さらにエポキシ基を有
する化合物を含有する紙被覆用活性エネルギー線硬化型
組成物である。この場合、エポキシ化合物を組成物中に
含有させることにより、組成物の硬化速度をさらに改善
することができる。エポキシ基を有する化合物として
は、種々のものが使用できる。例えば、エポキシ基を1
個有するエポキシ化合物としては、フェニルグリシジル
エーテル及びブチルグリシジルエーテル等があり、エポ
キシ基を2個以上有するエポキシ化合物としては、ヘキ
サンジオールジグリシジルエーテル、テトラエチレング
リコールジグリシジルエーテル、トリメチロールプロパ
ントリグリシジルエーテル、ビスフェノールAジグリシ
ジルエーテル及びノボラック型エポキシ化合物等が挙げ
られる。特に本発明では脂環式エポキシ化合物を使用す
ることが好ましく、例えば、以下に示す化合物等が挙げ
られる。
【0061】
【化29】
【0062】
【化30】
【0063】
【化31】
【0064】この場合、エポキシ基を有する化合物の配
合割合としては、上記1〜4個のオキセタン環を有する
化合物とエポキシ基を有する化合物の合計量100重量
部に対して、5〜95重量部が好ましい。
【0065】本発明の第3発明は、第1発明の組成物
に、さらにビニルエーテル基を有する化合物を含有する
紙被覆用活性エネルギー線硬化型組成物である。この場
合、ビニルエーテル基を有する化合物を組成物中に含有
させることにより、組成物の硬化速度をさらに改善する
ことができる。ビニルエーテル基を有する化合物として
は、種々のものが使用できる。例えば、ビニルエーテル
基を1個有する化合物としては、ヒドロキシエチルビニ
ルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテル、ドデシ
ルビニルエーテル、プロペニルエーテルプロピレンカー
ボネート及びシクロヘキシルビニルエーテル等が挙げら
れる。ビニルエーテル基を2個以上有する化合物として
は、シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル、ト
リエチレングリコールジビニルエーテル及びノボラック
型ジビニルエーテル等が挙げられる。この場合、ビニル
エーテル基を有する化合物の配合割合としては、上記1
〜4個のオキセタン環を有する化合物とビニルエーテル
基を有する化合物の合計量100重量部に対して、5〜
95重量部が好ましい。
【0066】本発明の第4発明は、第1発明の組成物
に、さらに(メタ)アクリロイル基を有する化合物及び
光ラジカル重合開始剤を含有する紙被覆用活性エネルギ
ー線硬化型組成物である。この場合、(メタ)アクリロ
イル基を有する化合物を組成物中に含有させることによ
り、組成物粘度の調整、組成物の塗膜硬度の改質を行う
ことができる。(メタ)アクリロイル基を有する化合物
としては、種々のものが使用できる。例えば、(メタ)
アクリロイル基を1個有する化合物としては、フェノー
ル、ノニルフェノール及び2−エチルヘキサノールの
(メタ)アクリレート、並びにこれらのアルコールのア
ルキレンオキシド付加物の(メタ)アクリレート等が挙
げられる。(メタ)アクリロイル基を2個有する化合物
としては、ビスフェノールA、イソシアヌル酸、エチレ
ングリコール及びプロピレングリコールのジ(メタ)ア
クリレート、並びにこれらのアルコールのアルキレンオ
キシド付加物のジ(メタ)アクリレート等が挙げられ
る。(メタ)アクリロイル基を3個有する化合物として
は、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン及
びイソシアヌル酸のトリ(メタ)アクリレート、並びに
これらのアルコールのアルキレンオキシド付加物のトリ
(メタ)アクリレート等があり、(メタ)アクリロイル
基を4個以上有する化合物としては、ペンタエリスリト
ール、ジペンタエリスリトールのポリ(メタ)アクリレ
ート等が挙げられる。又、ウレタン結合を主鎖とするウ
レタンアクリレート、エステル結合を主鎖とするポリエ
ステルアクリレート、エポキシ化合物にアクリル酸を付
加したエポキシ(メタ)アクリレート等の従来公知のア
クリル系モノマー・オリゴマーなども挙げられる。この
場合、(メタ)アクリロイル基を有する化合物の配合割
合としては、上記1〜4個のオキセタン環を有する化合
物と(メタ)アクリロイル基を有する化合物の合計量1
00重量部に対して、5〜95重量部が好ましい。本発
明の第4発明においては、組成物に光ラジカル重合開始
剤を配合する。光ラジカル重合開始剤としては、種々の
ものを用いることができ、好ましいものとしては、ベン
ゾフェノン及びその誘導体、ベンゾインアルキルエーテ
ル、2−メチル[4−(メチルチオ)フェニル]−2−
モルフォリノ−1−プロパノン、ベンジルジメチルケタ
ール、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、
2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−
1−オン、アリキルフェニルグリオキシレート、ジエト
キシアセトフェノン、2−ベンジル−2−ジメチルアミ
ノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−1−ブタンノ
ン並びにアシルホスフィンオキシド等が挙げられる。こ
れらの光ラジカル重合開始剤の含有量は、(メタ)アク
リロイル基を有する化合物に対して0.01〜20重量
%であることが好ましい。
【0067】又、本発明においては、第1発明の組成物
に、前記したエポキシ基を有する化合物、ビニルエーテ
ル基を有する化合物並びに(メタ)アクリロイル基を有
する化合物から選ばれる1種又は2種以上を配合するこ
ともできる。この場合、これらの配合割合としては、硬
化性成分である上記1〜4個のオキセタン環を有する化
合物、エポキシ基を有する化合物、ビニルエーテル基を
有する化合物及び(メタ)アクリロイル基を有する化合
物の合計量100重量部を基準に、1〜4個のオキセタ
ン環を有する化合物を5〜95重量部とすることが好ま
しい。
【0068】本発明の組成物には、硬化性成分100重
量部の当たり100重量部までの量で無機充填剤、染
料、顔料、粘度調節剤、処理剤、有機溶剤及び紫外線遮
断剤のような不活性成分を配合することができる。
【0069】本発明の組成物には、光カチオン重合開始
剤又は/及び光ラジカル重合開始剤の他に、光増感剤を
加えて、UV領域の波長を調整することもできる。本発
明において用いることができる典型的な増感剤として
は、クリベロ〔J. V. Crivello, Adv. in Polymer Sc
i., 62, 1(1984) 〕が開示しているものが挙げられ、具
体的には、ピレン、ペリレン、アクリジンオレンジ、チ
オキサントン、2-クロロチオキサントン及びベンゾフラ
ビン等がある。
【0070】○使用方法 本発明の組成物の製造方法は特に限定されず、通常行わ
れている方法により、本発明の必須成分を、又は必須成
分及び必要に応じてその他の成分を攪拌又は混合するこ
とにより得られる。本発明の組成物の使用方法は、従来
紙の被覆で行われている方法に従えばよい。例えば、紙
を基材として、カーテンフローコート、ロールコート或
いはスプレーコート等の塗装方法により、又はオフセッ
ト、グラビアオフセット或いはオフセット等の印刷方法
により、本発明の組成物を紙に塗布し、活性エネルギー
線を照射して硬化させる方法等が挙げられる。本発明の
対象となる基材の紙は、種々のものに使用でき、例えば
セルロースを主成分とする普通紙の他に、その表面がポ
リエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエ
ステル、ポリカーボネート又はポリイミド等で処理され
た紙等が挙げられる。本発明の組成物の膜厚も、使用す
る用途に応じて適宜選択すればよいが、好ましい膜厚と
しては1〜20μmであり、より好ましくは1〜5μm
である。活性エネルギー線としては、紫外線、X線及び
電子線等が挙げられる。紫外線により硬化させる場合に
使用できる光源としては、様々なものを使用することが
でき、例えば加圧或いは高圧水銀灯、メタルハライドラ
ンプ、キセノンランプ、無電極放電ランプ又はカーボン
アーク灯等が挙げられる。電子線により硬化させる場合
には、種々の照射装置が使用でき、例えばコックロフト
ワルトシン型、バンデグラフ型又は共振変圧器型等が挙
げられ、電子線としては50〜1000eVのエネルギ
ーを持つものが好ましく、より好ましくは100〜30
0eVである。本発明では、安価な装置を使用できるこ
とから、組成物の硬化に紫外線を使用することが好まし
い。
【0071】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げ、本発明をよ
り具体的に説明する。尚、以下の各例における部は重量
基準である。
【0072】実施例1 ●組成物の製造 オキセタン環を有する化合物として、下記オキセタン環
を2個有する下記化合物(32)(以下成分Aという)
100部、及び光カチオン重合開始剤として下記化合物
(33)(以下成分Gという)4部を攪拌混合し、紙被
覆用活性エネルギー線硬化型組成物を製造した。
【0073】
【化32】
【0074】
【化33】
【0075】●評価 得られた組成物を、アート紙上に10μmの厚さで塗工
し、これを80W/cm、集光型の高圧水銀ランプの下
から10cm位置で、コンベアスピ−ド10m/min
の条件で、水銀ランプの下を繰り返し通過させ硬化させ
た。得られた組成物及び塗膜について、以下の評価を行
った。その結果を下記表2に示す。
【0076】○硬化性 上記硬化条件で、表面から粘着性がなくなるまでのパス
回数(通過回数)で評価した。
【0077】〇密着性 得られた塗膜を、JISK 5400のXカットテープ
法に従い、密着性を評価した。 尚、表2における○、△及び×は、以下の意味を示す。 ○:JISK 5400の評価点数が10又は8 △:JISK 5400の評価点数が6又は4 ×:JISK 5400の評価点数が2又は0
【0078】〇柔軟性 本発明の組成物塗膜で被覆された紙を、塗膜面を表にし
て直径10mの心棒を用いて屈曲試験を行い、屈曲部の
塗膜の状態を目視により評価した。尚、表2における
○、△及び×は、以下の意味を示す。 ○:ほとんど割れがない △:一部に割れが見られる ×:全体に割れが見られる
【0079】〇光沢 得られた塗膜の表面について、角度60度における光沢
を光沢計で測定した。尚、表2における○、△及び×
は、以下の意味を示す。 ○:90%を越える △:50〜90% ×:50%未満
【0080】〇耐擦傷性 スチールウール#0000により塗膜表面を擦傷し、傷
つき度合いを目視により観察した。 尚、表2における○、△及び×は、以下の意味を示す。 ○:ほとんど傷がみとめられない △:わずかに傷がみとめられる ×:多くの傷ががみとめられる
【0081】実施例2〜7 表1で示す組成の成分を使用した以外は、実施例1と同
様にして、組成物を製造した。得られた組成物を用い
て、実施例1と同様にして紙被覆用活性エネルギー線硬
化型組成物を製造した。得られた塗膜について、実施例
1と同様に評価を行った。それらの結果を表2に示す。
【0082】比較例1〜3 表1で示す組成の成分を使用した以外は、実施例1と同
様にして、組成物を製造した。得られた組成物を用い
て、実施例1と同様にして紙被覆用活性エネルギー線硬
化型組成物を製造した。得られた塗膜について、実施例
1と同様に評価を行った。それらの結果を表2に示す。
【0083】
【表1】
【0084】表1において、各数字は部を示す。又、表
1において、成分B〜Hは、以下の化合物を示す。
【0085】・成分B〔3個のオキセタン環を有する下
式(34)の化合物〕
【0086】
【化34】
【0087】・成分C〔1個のオキセタン環を有する下
式(35)の化合物〕
【0088】
【化35】
【0089】・成分D〔2個のエポキシ基を有する下式
(36)の化合物〕
【0090】
【化36】
【0091】・成分E〔2個のビニルエーテル基を有す
る下式(37)の化合物〕
【0092】
【化37】
【0093】・成分F〔2個のアクリロイル基を有する
下式(38)の化合物〕
【0094】
【化38】
【0095】・成分H(光ラジカル重合開始剤である下
式(39)の化合物〕
【0096】
【化39】
【0097】
【表2】
【0098】
【発明の効果】本発明の紙被覆用活性エネルギー線硬化
型組成物は、硬化速度が速く、その塗膜が光沢を有し、
さらに密着性、耐擦傷性及び柔軟性に優れるものであ
り、極めて実用性の高いものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C08G 59/40 NKE C08G 59/40 NKE NKX NKX

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1〜4個のオキセタン環を有する化合物及
    び光カチオン重合開始剤からなる紙被覆用活性エネルギ
    ー線硬化型組成物。
  2. 【請求項2】エポキシ基を有する化合物をさらに含有す
    る請求項1の紙被覆用活性エネルギー線硬化型組成物。
  3. 【請求項3】ビニルエーテル基を有する化合物をさらに
    含有する請求項1又は同2の紙被覆用活性エネルギー線
    硬化型組成物。
  4. 【請求項4】(メタ)アクリロイル基を有する化合物及
    び光ラジカル重合開始剤をさらに含有する請求項1、同
    2又は同3の紙被覆用活性エネルギー線硬化型組成物。
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