JPH08216995A - 船舶の居室における空調システム - Google Patents

船舶の居室における空調システム

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JPH08216995A
JPH08216995A JP7045068A JP4506895A JPH08216995A JP H08216995 A JPH08216995 A JP H08216995A JP 7045068 A JP7045068 A JP 7045068A JP 4506895 A JP4506895 A JP 4506895A JP H08216995 A JPH08216995 A JP H08216995A
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ceiling
living room
conditioning box
duct
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洋二 森本
Hidenobu Nakao
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Nippon Yusen KK
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    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/02Ducting arrangements
    • F24F13/0227Ducting arrangements using parts of the building, e.g. air ducts inside the floor, walls or ceiling of a building
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    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 天井の高さを高くとれるとともに、点検口を
廃止した船舶用居室における空調システムを提供するこ
と。 【構成】 居室10、30にはベット11、31と、机
12、32と、ロッカー13、33と、ソファー14、
34と、ユニットバス15等とが配置されている。居室
10、30の所定の外部側壁あるいは外部天井部分には
空調ボックス20、40が取付けられており、この空調
ボックス20、40の内部と居室内部とをディフューザ
ー23、43を介して連通し、かつ空調ボックス20、
40をフレキシブル連通ダクト27、47でもって、共
用通路50に設けた主ダクト51に連通してなる。居室
10、30の天井18、38の裏側には主ダクト50が
配置されていないため、クリアハイトを高くとれ、ディ
フューザー23、43から空調ボックス20、40内部
を点検できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶用居室における空
調システムに係り、特に工事期間を短縮でき、かつメン
テナンスが容易な船舶用居室の空調システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、船舶には乗組員等のための居室
が設けられている。これら居室には、空気調和がなされ
ていて、快適な居室空間を提供できるようになってい
る。このような従来の船舶用居室における空調システム
を図9ないし図11に示す。ここに、図9は当該空調ダ
クトシステムの平面図、図10は同システムの側面図、
図11は同システムの吹き出し口付近のダクト詳細図で
ある。これらの図において符号110、130は船舶の
所定の空間内に設けた複数種類の居室である。
【0003】この居室110には、図示のとおり、ベッ
ト111、机112、ロッカー113、ソファー11
4、サニタリースペース115等が配置されている。こ
のサニタリースペース115には、手洗い器、便器、お
よびシャワーユニットが設けられている。また、この居
室110には出入口116が形成されており、かつこの
出入口116にはドアー117が取り付けられていて共
用通路150に面している。この居室110における空
調システムは、当該居室110の天井裏に設けた空調用
の主ダクト151と、当該居室110の天井裏に設けら
れ、かつ前記主ダクト151から分岐した枝ダクト15
2と、当該居室110の天井裏に設けられ、かつ前記枝
ダクト152の末端に設けた吹出し口152とから構成
されている。また、前記枝ダクト152の吹出し口15
3の近くには、ダクトダンパー154が設けられてお
り、このダクトダンパー154を点検するために、当該
居室110の天井118の一部には、点検口119が設
けられている。
【0004】一方、上記居室130には、図示のとお
り、ベット131、机132、ロッカー133、ソファ
ー134、手洗い器135等が配置されている。この居
室130における空調システムは、当該居室130の天
井裏に設けた空調用の主ダクト151と、当該居室13
0の天井裏に設けられ、かつ前記主ダクト151から分
岐した枝ダクト155と、当該居室130の天井裏に設
けられ、かつ前記枝ダクト155の末端に設けた吹出し
口156とからなる。また、前記枝ダクト155の吹出
し口156の近くには、ダクトダンパー157が設けら
れており、このダクトダンパー157を点検するため
に、当該居室130の天井138の一部には、点検口1
39が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の船舶
用居室における空調システムによれば、各居室110、
130の天井118、138の裏側に空調用主ダクト1
51を配置しているため、各居室110、130の天井
118、138の裏側に所定の深さを必要とし、さらに
電路や天井灯120、140等の機材が天井から露出
し、これら電路や天井灯120、140等の機材を迂回
して枝ダクト152、155を配置する必要があるとい
う欠点があった。
【0006】加えて、従来のシステムでは、枝ダクト1
52、155に設けたダクトダンパー154、157を
点検するための点検口119、139が必要となり、か
つこのダンパー154、157を点検するための空間を
設ける必要がある。したがって、上記従来の空調システ
ムにあっては、一定のデッキ間の居室クリアーハイトが
低くなってしまうという欠点があった。本発明は、上述
した実情に鑑みてなされたもので、天井の高さを高くと
れて、居住環境を優れたものとするとともに、点検口を
廃止してもメンテナンスに支障のない船舶用居室におけ
る空調システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る船舶用居室における空調システムは、
船舶内に設けた居室における空調システムにおいて、ユ
ニット化してなる居室と、前記居室の所定の外部側壁あ
るいは外部天井部分に取り付けた空調ボックスと、前記
空調ボックスと居室内部とを連通するディフューザーと
を備え、前記空調ボックスを連通ダクトを介して、天井
裏以外に設けた主ダクトに連通してなることを特徴とす
るものである。
【0008】ここで、前記空調ボックスは、主ダクト側
接続口にダクトダンパーを設け、かつ前記ダクトダンパ
ーを前記ディフューザー側から点検できるようにするこ
とが望ましい。また、前記空調ボックスは、所定の容積
をもたせてなり、風切り音を消音できるようにしてあ
る。また、前記空調ボックスの外部側壁あるいは外部天
井部分の取付け位置は、居室のドアー付近としたもので
ある。また、前記ディフューザーは、天井パネル組み込
み型とすることが好適である。また、前記主ダクトは、
船舶内に設置した各居室用の共用通路の天井に配置して
なるものである。
【0009】
【作用】本発明は、上述したように、ユニット化してな
る居室の所定の外部側壁あるいは外部天井部分に空調ボ
ックスを取付け、かつ空調ボックスをディフューザーで
居室内部と連通し、空調ボックスを連通ダクトを介し
て、天井裏以外に設けた主ダクトに連通してなるので、
天井裏に主ダクトがない分天井高さを高くとれることに
なる。また、前記空調ボックスには、主ダクト側接続口
にダクトダンパーが設けられ、かつ前記ダクトダンパー
を前記ディフューザー側から点検可能にしたので、点検
口が不用になる。
【0010】また、前記空調ボックスは、所定の容積を
もたせて動圧を静圧にし、風切り音を消音できることに
なる。また、前記空調ボックスの外部側壁あるいは外部
天井部分の取付け位置は、居室のドアー付近として、点
検等を容易にしている。また、前記ディフューザーは、
天井パネル組み込み型として、天井の美観を良好にして
いる。また、前記主ダクトは、船舶内に設置した各居室
に出入りするための共用通路の天井に配置してなり、居
室の天井高さを高くとることができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明に係る船舶用
居室における空調システムの実施例を説明する。ここ
に、図1ないし図4は本発明に係る船舶用居室における
空調システムの第1の実施例を示すものであり、図1は
同第1の実施例を示す斜視図、図2は同第1の実施例に
おける天井を省いて示す平面図、図3は同第1の実施例
の側面図、図4は同第1の実施例の要部を拡大して示す
図である。
【0012】これらの図において、居室10、30は、
大きな面積を持つユニットと、これより小さい面積を持
つユニットの二種類のユニットからなる。第1の種類の
居室10には、図示のとおり、ベット11、机12、ロ
ッカー13、ソファー14、サニタリースペース15等
が配置されており、かつ居室10の出入口16にはドア
ー17が開閉可能に取り付けられていて共用通路50に
面している。また、サニタリースペース15には、図示
しないが、洗面器、水洗便器、シャワーユニット等が設
けられている。
【0013】また、第2の種類の居室30には、図示の
とおり、ベット31、机32、ロッカー33、ソファー
34、洗面器35等が配置されており、かつ居室10の
出入口36にはドアー37が開閉可能に取り付けられて
いて共用通路50に面している。また、各居室10、3
0の空調システムは次のとおりである。まず、居室10
について説明すると、居室10の天井18は所定の面積
を持つ天井パネル19を横方向に複数張り合わせること
により形成されている。また、前記天井18における出
入口16の近くの部分には、天井パネル19を一枚外し
ておき、空調ボックス20を取り付ける取付孔21とし
ている。
【0014】この空調ボックス20は、前記天井パネル
19の一枚の面積と同じ面積を持つ底面22を持ち、少
なくとも前記底面22を前記天井パネル19と同色に塗
装している。この空調ボックス20は、所定の材料およ
び断熱材等で直方体形状に形成することにより所定の容
積を持たせてある。このように空調ボックス20が所定
の容積を持つことにより、動圧から静圧に変化して風切
り音が消音できることになる。この空調ボックス20
は、底面22が天井面になるように、前記天井18の取
付孔21に嵌合されている。
【0015】また、この空調ボックス20の底面22に
はディフューザー23を取り付けるための固定孔24が
設けられており、この固定孔24にディフューザー23
が取り付けられている。また、前記ディフューザー23
は、天井パネル組み込み型としている。このディフュー
ザー23は、空調ボックス20と居室10の内部とを連
通している。また、空調ボックス20には、主ダクト側
接続口25にダクトダンパー26を設け、かつ前記ダク
トダンパー26を前記ディフューザー23側から点検で
きるようになっている。また、前記空調ボックス20
は、フレキシブル連通ダクト27を介して、共用通路5
0に設けた主ダクト51に連通されている。
【0016】次に、居室30について説明すると、居室
30の天井38は所定の面積を持つパネル39を横方向
に複数張り合わせることにより形成されている。また、
前記天井38における出入口36の近くの部分には、パ
ネル39を一枚外しておき、空調ボックス40を取り付
ける取付孔41としている。この空調ボックス40は、
前記パネル39の一枚の面積と同じ面積を持つ底面42
を持ち、少なくとも前記底面42を前記パネル39と同
色に塗装している。
【0017】この空調ボックス40は、所定の材料およ
び断熱材等で直方体形状に形成することにより所定の容
積を持たせてある。このように空調ボックス40が所定
の容積を持つことにより、動圧から静圧に変化して風切
り音が消音できることになる。この空調ボックス40
は、底面42が天井面になるように、前記天井38の取
付孔41に嵌合されている。また、この空調ボックス4
0の底面42にはディフューザー43を取り付けるため
の固定孔44が設けられており、この固定孔44にディ
フューザー43が取り付けられている。また、前記ディ
フューザー43は、天井パネル組み込み型としている。
このディフューザー43は、空調ボックス40と居室3
0の内部とを連通している。
【0018】また、空調ボックス40には、主ダクト側
接続口45にダクトダンパー46を設け、かつ前記ダク
トダンパー46を前記ディフューザー43側から点検で
きるようになっている。また、前記空調ボックス40
は、フレキシブル連通ダクト47を介して、共用通路5
0に設けた主ダクト51に連通されている。次に、上記
実施例の構成法について居室10を代表して説明する。
【0019】まず、居室10を箱状に構成する。このと
き、天井パネル19でもって天井18を形成する。この
際に、天井18の出入口16付近の天井パネル19を一
枚外しておき、空調ボックス20を取り付ける取付孔2
1を形成する。次に、この居室10内に、ベット11、
机12、ロッカー13、ソファー14、サニタリースペ
ース15等を配置する。
【0020】そして、このように構成された居室10を
船舶の所定の位置に配置する。次に、この居室10の天
井18の取付孔21に、空調ボックス20を嵌め込む。
この空調ボックス20の主ダクト側接続口25にフレキ
シブル連通ダクト27の一端を接続し、かつフレキシブ
ル連通ダクト27の他端を主ダクト51に接続する。ま
た、空調ボックス20の底面22の固定孔24にディフ
ューザー23を嵌め込む。
【0021】このように第1の実施例では、各居室は所
定の居室10、30から構成し、かつ各居室10、30
の所定の外部天井18、38の取付孔21、41に空調
ボックス20、40を取り付け、かつ空調ボックス2
0、40の底面22、42の固定孔24、44にディフ
ューザー23、43を嵌め込み、かつ前記空調ボックス
20、40をフレキシブル連通ダクト27、47を介し
て、共用通路50に設けた主ダクト51にそれぞれ連通
してなるので、居室10、30の天井18、38の裏面
に主ダクト50を設ける必要がなくなり、クリアーハイ
トを高くとれることになり、また、天井工事等をする必
要がないため、工事期間が短くなる。
【0022】図5は、同第2の実施例を示す要部を拡大
して示す図である。この第2の実施例では、居室10を
代表させて説明することにする。第1の実施例では、居
室10の天井18は天井パネル19を横方向に配置し、
かつ所定の部分の天井パネル19を一枚外して空調ボッ
クス20の取付孔21を形成していたのに対して、この
第2の実施例では、居室10の天井18は、天井パネル
19を横方向に配置するとともに、ディフューザー23
aを取り付ける固定孔24aを設けた天井パネル19a
を一枚配置することにより形成している。
【0023】また、この第2の実施例では、空調ボック
ス20aを所定の材料および断熱材で所定の容積を持た
せた球体又は円筒形状に形成し、かつ主ダクト側接続口
25にダクトダンパー26を設け、かつ主ダクト側接続
口25にフレキシブル連通ダクト27の一端を接続し、
フレキシブル連通ダクト27の他端を主ダクト50に接
続している。また、空調ボックス20aには接続口29
が設けられており、この接続口29にディフューザー2
3aの他端が接続されている。第2の実施例は、上述し
た点が第1の実施例と異なり、他は第1の実施例と同様
である。
【0024】この第2の実施例によれば、第1の実施例
と同様の利点がある他、ディフューザー23aを天井1
8の一つのパネル19aの固定孔24aから空調ボック
ス20aに接続しているため、空調ボックス20aを特
別な塗装等をする必要がなく、空調ボックス20aを安
価に製造できる。図6および図7は第3の実施例を示す
ものであり、図6が同実施例の側面図、図7が同実施例
の要部を拡大して示す図である。この第3の実施例で
も、居室10を代表させて説明することにする。
【0025】上記第1の実施例では、空調ボックス20
を天井18の取付孔21に嵌め込んでいるのに対して、
この第3の実施例では、出入口16の上側の壁面60に
取付孔61を設け、かつ空調ボックス20bを出入口1
6の上側の壁面60に固定している。ここで、空調ボッ
クス20bは、例えば所定の材料と断熱材で所定の容積
を持つ箱状に形成してあり、かつ空調ボックス20bの
一面62に主ダクト側接続口63を設けるとともに、空
調ボックス20bの他の面に固定孔64を設けている。
【0026】そして、空調ボックス20bは、出入口1
6の上側の壁面60に取付孔61と当該空調ボックス2
0bの固定孔64とが一致するように、空調ボックス2
0bは前記壁面60に固定されている。また、ディフュ
ーザー23は、前記取付孔61を介して空調ボックス2
0bの固定孔64に固定されている。また、空調ボック
ス20bの主ダクト側接続口63にはフレキシブル連通
ダクト67の一端が接続されている。このフレキシブル
連通ダクト67の他端は、共用通路50に設けた主ダク
ト51に接続されている。
【0027】この第3の実施例によれば、第1の実施例
と同様の利点がある他、特に、空調ボックス20bを天
井18の裏側に設ける必要がないことから、クリアーハ
イトを第1の実施例よりも大きくとれる。同第3の実施
例では、共用通路50に空調ボックス20b等が配置さ
れているので、各種の点検や改修工事等メンテナンスを
行なうのに容易である。
【0028】図8は同第4の実施例を示すものである。
この第4の実施例でも、居室10を代表させて説明する
ことにする。図8では、船舶の床70に居室10を配置
することにより、上の階の床71が天井になる。この床
70には、床の強度を補強するために一定の間隔で略L
字状の補強材73、73、…が配置されている。また、
前記床71には、床の強度を補強するために一定の間隔
で略L字状の補強材74、74、…が配置されている。
従来、これら補強材73、73、…で囲まれる空間7
5、75、…、および、これら補強材74、74、…で
囲まれる空間76、76、…は全く使用されていなかっ
た。
【0029】そこで、同第4の実施例では、これら補強
材74、74、…で囲まれる空間76、76、…の一部
を利用し、共用通路50の上の空間76に主ダクト51
を配置するとともに、居室10のドアー17の上の近く
の空間76に空調ボックス20cを配置している。な
お、他の構成には、変更がないので、同一符号を付して
説明を省略する。
【0030】この第4の実施例によれば、第1の実施例
と同様の利点がある他、特に、主ダクト51を共用通路
50の上の補強材74、74で囲まれる空間76に配置
し、かつ空調ボックス20cを居室10のドアー17の
付近の上側における前記補強材74、74で囲まれる空
間76に配置してなるので、利用されない空間を利用す
ることにより、クリアーハイトを第1の実施例よりも著
しく大きくとれることになる。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ユ
ニット化してなる居室の所定の外部側壁あるいは外部天
井部分に空調ボックスを取付け、かつ空調ボックスをデ
ィフューザーで居室内部と連通し、空調ボックスを連通
ダクトを介して、天井裏以外に設けた主ダクトに連通し
てなるので、天井裏に主ダクトがない分天井高さを高く
とれ、しかも天井工事がないため工事期間が短くなり、
かつ空調ボックスにより風切り音等を消音でき、かつデ
ィフューザーから空調ボックス内の点検できメンテナン
スが容易になる。
【0032】また、前記空調ボックスには、主ダクト側
接続口にダクトダンパーが設けられ、かつ前記ダクトダ
ンパーを前記ディフューザー側から点検可能にしたの
で、ディフューザーから空調ボックス内のダクトダンパ
ーを点検でき、メンテナンスが容易である。また、前記
空調ボックスは、所定の容積をもているので、風切り音
等を消音でき、静かな空調環境を提供できる。
【0033】また、前記空調ボックスの外部側壁あるい
は外部天井部分の取付け位置は、居室のドアー付近とし
て通路部分を利用しているため、点検等のメンテナンス
が容易になる。また、前記ディフューザーは、天井パネ
ル組み込み型としたので、天井の美観を良好にし、良好
な居室環境を提供することができる。
【0034】また、前記主ダクトは、船舶内に設置した
各居室に出入りするための共用通路の天井に配置したの
で、主ダクトの点検等メンテナンスが容易になり、しか
も居室天井に主ダクトが配置されていないので、クリア
ーハイトが高くとれることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る船舶用居室における空調システム
の第1の実施例を示す斜視図である。
【図2】同第1の実施例の天井を省いて示す平面図であ
る。
【図3】同第1の実施例の側面図である。
【図4】同第1の実施例の要部拡大図である。
【図5】同第2の実施例を示す要部拡大図である。
【図6】同第3の実施例を示す側面図である。
【図7】同第3の実施例の要部を拡大して示す図であ
る。
【図8】同第4の実施例を示す側面図である。
【図9】従来の空調システムを示す平面図である。
【図10】同従来のシステムを示す側面図である。
【図11】同従来のシステムの要部拡大図である。
【符号の説明】
10、30・・・居室 11、31・・・ベット 12、32・・・机 13、33・・・ロッカー 14、34・・・収納棚 15・・・サニタリースペース 16、36・・・出入口 17、37・・・ドアー 18、38・・・天井 19、19a、39・・・パネル 20、20a、20b・・・空調ボックス 21、41・・・取付孔 22、42・・・底面 23、43・・・ディフューザー 24、44・・・固定孔 25、45・・・主ダクト側接続口 26、46・・・ダクトダンパー 27、47、67・・・フレキシブル連通ダクト 50・・・共用通路 51・・・主ダクト 60・・・壁面 61・・・取付口 70、71・・・床 73、74・・・補強材 75、76・・・空間

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船舶内に設けた居室における空調システ
    ムにおいて、 ユニット化してなる居室と、 前記居室の所定の外部側壁あるいは外部天井部分に取り
    付けた空調ボックスと、 前記空調ボックスと居室内部とを連通するディフューザ
    ーとを備え、 前記空調ボックスを連通ダクトを介して、天井裏以外に
    設けた主ダクトに連通してなることを特徴とする船舶用
    居室における空調システム。
  2. 【請求項2】 前記空調ボックスは、主ダクト側接続口
    にダクトダンパーを設け、かつ前記ダクトダンパーを前
    記ディフューザー側から点検できるようにしたことを特
    徴とする請求項1記載の船舶用居室における空調システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記空調ボックスは、所定の容積をもた
    せてなり、風切り音を消音できるようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の船舶用居室における空調システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記空調ボックスの外部側壁あるいは外
    部天井部分の取付け位置は、居室のドアー付近であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の船舶用居室における空調
    システム。
  5. 【請求項5】 前記ディフューザーは、天井パネル組み
    込み型であることを特徴とする請求項1記載の船舶用居
    室における空調システム。
  6. 【請求項6】 前記主ダクトは、船舶内に設置した各居
    室用の共用通路の天井に配置してなることを特徴とする
    請求項1記載の船舶用居室における空調システム。
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