JPH0821687A - 耐火レンガおよび焼却炉の側壁構造 - Google Patents

耐火レンガおよび焼却炉の側壁構造

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JPH0821687A
JPH0821687A JP15398994A JP15398994A JPH0821687A JP H0821687 A JPH0821687 A JP H0821687A JP 15398994 A JP15398994 A JP 15398994A JP 15398994 A JP15398994 A JP 15398994A JP H0821687 A JPH0821687 A JP H0821687A
Authority
JP
Japan
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refractory brick
combustion chamber
incinerator
wall surface
mounting bolt
Prior art date
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Pending
Application number
JP15398994A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Toyama
一廣 遠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 水管5間の壁面4の所定位置に、水管5の軸
芯方向に沿う長孔10を形成し、耐火レンガ1の取付け
ボルト8の螺子部8bを長孔10に挿通するようにして
耐火レンガ本体6を水管5の前面に沿うように設置し、
取付けボルト8をナット11により締結して耐火レンガ
本体6を水管5の前面に圧接し、耐火レンガ本体6と壁
面4との間に耐火モルタル12を充填して、焼却物の燃
焼時に発生する高温の燃焼ガスによる水管5の高温腐食
を防止する。 【効果】 取付けボルトの頭部が予め耐火レンガ本体に
埋設されているので、高温の燃焼ガスが取付けボルトの
頭部から螺子部に流れるのを防止でき、取付けボルトは
壁面に形成された長孔に挿通して、焼却炉本体側からナ
ットで締結するので、耐火レンガ本体を長孔の範囲内で
上下動させて設置位置の調節が可能でかつ容易に設置で
き、取付けの際の作業性を大幅に向上させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐火レンガおよび焼却
炉の側壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、都市ごみなどの被焼却物を焼却
するための焼却炉において、投入口から投入された被焼
却物は、側壁によって囲まれる燃焼室に設けた火格子上
で焼却されて、その後、所定の場所まで搬送される。
【0003】ところで近年、都市ごみなどの被焼却物中
には、プラスチック類が多く含まれており、これらは焼
却時に激しく燃焼する。このため、側壁(フィン部材)
に取付けた熱回収用水管の高温腐食を防止する必要があ
り、これには、例えば水管を被覆するように段積みされ
た、SiC製の矩形のブロック状耐火レンガなどが用い
られている。
【0004】そして図4に示すように、従来の焼却炉に
おける耐火レンガ50は、水管51間の側壁52にモル
タル53を介して取付けられている。またこの耐火レン
ガ50を側壁52に取付けるには、耐火レンガ50の正
面側に形成した凹部50aに、取付けボルト54を側壁
52に向けて挿通し、凹部50aにモルタル55を充填
し、取付けボルト54の先端を前記側壁52に溶接し、
その後、側壁52と耐火レンガ50との間にモルタル5
3を充填することによって行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の焼却炉にお
いて、耐火レンガ50は、凹部50aに取付けボルト5
4を挿通した後に凹部50aをモルタル55で充填する
ので、耐火レンガ50とモルタル55との間に隙間が生
じ易く、この隙間から燃焼ガスが入り込み、取付けボル
ト54が高温腐食によって減肉(焼却炉の通常の使用状
態で、一年間でボルト径が8φから5.5φ)してしま
い、耐火レンガ50が側壁52から脱落してしまうとい
った課題がある。
【0006】そこで本発明は、上記課題を解決し得る耐
火レンガおよび焼却炉の側壁構造の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明における課題を解
決するための手段は、被焼却物を焼却するための焼却炉
の燃焼室壁面に配置される耐火レンガであって、燃焼室
壁面に取付ける取付けボルトのその頭部を耐火レンガ本
体に予め埋設するとともに取付けボルトの螺子部を耐火
レンガ本体の表面から突出させたものである。
【0008】また、被焼却物を燃焼室内で焼却処理する
焼却炉において、燃焼室壁面に耐火レンガが設けられ、
該耐火レンガは、取付けボルトの頭部が耐火レンガ本体
に予め埋設されるとともに取付けボルトの螺子部が耐火
レンガ本体の表面から燃焼室壁面側に突出されて螺子部
が燃焼室壁面に取付けられたものである。
【0009】そして、被焼却物を燃焼室内で燃焼させる
とともに、被焼却物の燃焼時の熱を燃焼室壁面に設けた
水管によって回収するようにした焼却炉において、前記
水管が、高温腐食防止用の耐火レンガによって被覆さ
れ、該耐火レンガは、取付けボルトの頭部が耐火レンガ
本体に予め埋設されるとともに取付けボルトの螺子部が
耐火レンガ本体の表面から燃焼室壁面側に突出されて螺
子部が燃焼室壁面に取付けられたものである。
【0010】
【作用】上記構成において、耐火レンガ本体を水管を被
覆するように設置し、耐火レンガ本体から突出している
取付けボルトの螺子部を水管の間の壁面に取付けるよう
にすると、取付けボルトはその頭部が予め耐火レンガ本
体に埋設されているので、被焼却物が燃焼した際に発生
する高温の燃焼ガスが取付けボルトの頭部から螺子部側
に流れることがなく、従って、取付けボルトの高温腐食
による減肉を防止し、もって耐火レンガ本体が壁面から
脱落するのを防止する。
【0011】
【実施例】以下、本発明耐火レンガおよびこの耐火レン
ガを用いた焼却炉の側壁構造の実施例を、図1の垂直断
面図、図2の水平断面図、図3の正面図に基づいて説明
する。
【0012】まず、本発明の実施例に係る耐火レンガ1
の構成を説明すると、これは、焼却炉2の燃焼室3壁面
(メンブレン壁ともいう)4に取付けられて、ごみ焼却
時に発生する熱を回収するための水管5が高温腐食する
のを防止するためのもので、図3に示すように、耐火レ
ンガ本体6は正面視矩形に形成されるとともに、図2に
示すように、その裏面には水管5の表面形状に沿う凹部
6aが形成されている。
【0013】また前記耐火レンガ本体6の中央に、例え
ばステンレス製の取付けボルト8の頭部8aが埋設さ
れ、取付けボルト8の螺子部8bが耐火レンガ本体6の
表面から直角方向に突出している。
【0014】次に、上記耐火レンガ1を用いた焼却炉2
の側壁構造を説明すると、前記壁面4は焼却炉本体9の
内側に配置され、前記耐火レンガ1は、水管5の前面を
被覆するように縦横に段積みされ、前記各水管5間の壁
面4に、水管5の軸芯方向に沿うとともに前記取付けボ
ルト8の螺子部8bを挿通するための長孔10が形成さ
れ、この長孔10に挿通された螺子部8bに、焼却炉本
体9側からナット11が締結されている。
【0015】また、前記壁面4と耐火レンガ1との間に
は耐火モルタル12が充填され、この耐火モルタル12
は、例えば厚みtが10mm程度とされている。上記構
成において、水管5間の壁面4の所定位置に形成された
長孔10に、耐火レンガ1の取付けボルト8の螺子部8
bを挿通するようにして、耐火レンガ本体6を水管5の
前面に沿うように設置し、取付けボルト8をナット11
により締結して耐火レンガ本体6を水管5の前面に圧接
し、耐火レンガ本体6と壁面4との間に耐火モルタル1
2を充填する。
【0016】このように構成した本発明の実施例によれ
ば、取付けボルト8はその頭部8aが予め耐火レンガ本
体6に埋設されているので、従来のように、焼却物の燃
焼の際に発生する高温の燃焼ガスが、取付けボルト8の
頭部8aから螺子部8bに流れることがなくき、また耐
火モルタル12の厚みを10mm程度に設定することに
より、耐火モルタル12と取付けボルト8の接触面積が
小になり、従って、取付けボルト8が高温腐食により減
肉するのを防止でき、もって耐火レンガ本体6が壁面4
から脱落するのを防止できる。
【0017】また取付けボルト8は、壁面4に形成され
た長孔10に挿通して、焼却炉本体9側からナット11
で締結するので、耐火レンガ本体6を長孔10の範囲内
で上下動させることができ、従って、耐火レンガ1の設
置位置の調節が可能となり、かつ容易に耐火レンガ1を
設置でき、従来のように、取付けボルト8を壁面4に溶
接して取付ける場合に比べて、耐火レンガ1の取付けの
際の作業性を大幅に向上させることができる。
【0018】なお上記実施例では、耐火レンガ1を、壁
面4に水管5を有する焼却炉2に適用させた場合の側壁
構造を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、水管5を有しない焼却炉の燃焼室の側壁構
造として用いることもできる。
【0019】この場合は、耐火レンガ本体に水管に沿う
凹部は必要なく、耐火レンガを壁面に取付ける際は、上
記実施例と同様に、頭部を耐火レンガ本体に埋設した取
付けボルトの螺子部を壁面の長孔に挿通して、ナットに
より締結することにより行うので、上記実施例と同様
に、耐火レンガを容易に壁面に取付けることができ、ま
た取付けボルトの高温腐食による減肉を防止でき、もっ
て耐火レンガ本体が壁面から脱落するのを防止できる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明
は、取付けボルトの頭部が予め耐火レンガ本体に埋設さ
れているので、耐火レンガ本体を、水管を被覆するよう
に燃焼室の壁面に取付けた場合であっても、従来のよう
に、焼却物の燃焼の際に発生する高温の燃焼ガスが取付
けボルトの頭部から螺子部に流れて取付けボルトが高温
腐食するのを防止でき、もって耐火レンガ本体が壁面か
ら脱落するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す耐火レンガおよび焼却
炉の側壁構造の垂直断面図である。
【図2】同じく水平断面図である。
【図3】同じく正面図である。
【図4】従来の耐火レンガおよび焼却炉の側壁構造を示
す垂直断面図である。
【符号の説明】
1 耐火レンガ 2 焼却炉 3 燃焼室 4 壁面 5 水管 6 耐火レンガ本体 8 取付けボルト 8b 螺子部 9 焼却炉本体 10 長孔 12 耐火モルタル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被焼却物を焼却するための焼却炉の燃焼
    室壁面に配置される耐火レンガであって、燃焼室壁面に
    取付ける取付けボルトのその頭部を耐火レンガ本体に予
    め埋設するとともに取付けボルトの螺子部を耐火レンガ
    本体の表面から突出させたことを特徴とする耐火レン
    ガ。
  2. 【請求項2】 被焼却物を燃焼室内で焼却処理する焼却
    炉において、燃焼室壁面に耐火レンガが設けられ、該耐
    火レンガは、取付けボルトの頭部が耐火レンガ本体に予
    め埋設されるとともに取付けボルトの螺子部が耐火レン
    ガ本体の表面から燃焼室壁面側に突出されて螺子部が燃
    焼室壁面に取付けられたことを特徴とする焼却炉の側壁
    構造。
  3. 【請求項3】 被焼却物を燃焼室内で燃焼させるととも
    に、被焼却物の燃焼時の熱を燃焼室壁面に設けた水管に
    よって回収するようにした焼却炉において、前記水管
    が、高温腐食防止用の耐火レンガによって被覆され、該
    耐火レンガは、取付けボルトの頭部が耐火レンガ本体に
    予め埋設されるとともに取付けボルトの螺子部が耐火レ
    ンガ本体の表面から燃焼室壁面側に突出されて螺子部が
    燃焼室壁面に取付けられたことを特徴とする焼却炉の側
    壁構造。
JP15398994A 1994-07-06 1994-07-06 耐火レンガおよび焼却炉の側壁構造 Pending JPH0821687A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6127231A (en) * 1997-06-18 2000-10-03 Nec Corporation Method of making transistors in an IC including memory cells
US8113004B2 (en) 2007-10-23 2012-02-14 Rolls-Royce, Plc Wall element for use in combustion apparatus
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US8408010B2 (en) 2008-02-11 2013-04-02 Rolls-Royce Plc Combustor wall apparatus with parts joined by mechanical fasteners
US8429892B2 (en) 2008-06-02 2013-04-30 Rolls-Royce Plc Combustion apparatus having a fuel controlled valve that temporarily flows purging air
US8617460B2 (en) 2008-01-08 2013-12-31 Rolls-Royce Plc Gas heater
CN108548185A (zh) * 2018-06-25 2018-09-18 江苏华本环境科技有限公司 一种垃圾焚烧炉的隔热侧墙

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