JPH08128785A - 水管ヘッダ保護用定形耐火物構造 - Google Patents

水管ヘッダ保護用定形耐火物構造

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JPH08128785A
JPH08128785A JP26753994A JP26753994A JPH08128785A JP H08128785 A JPH08128785 A JP H08128785A JP 26753994 A JP26753994 A JP 26753994A JP 26753994 A JP26753994 A JP 26753994A JP H08128785 A JPH08128785 A JP H08128785A
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JP
Japan
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refractory
water pipe
fitting
shaped refractory
pipe header
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Pending
Application number
JP26753994A
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English (en)
Inventor
Takeshi Nishihara
原 健 西
Kazumi Togawa
川 一 巳 戸
Shigeru Takehara
原 繁 竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinagawa Refractories Co Ltd
Original Assignee
Shinagawa Refractories Co Ltd
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  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水管ヘッダの下面側であっても耐火物の剥離
脱落がなく、水管ヘッダの保護機能を十分に達成するこ
とができ、かつ施工の容易化を目的とする。 【構成】 水管ヘッダ3の外周面に溶着して所定の間隔
をおいて配列された十字形を有する支持金具7と、この
支持金具7の側方に突出するアーム部9に嵌合する支持
孔12を有し支持金具7側に位置する側面が垂直面10
bで他側の外側面10cが外端の稼働面10d側を肉厚
とされた断面略台形および正面形状がセクタ状を有する
定形耐火物10と、この定形耐火物10の外側面10c
の対向間隙形状に整合する断面形状を有し正面形状が前
記定形耐火物10と同形のせめ用耐火物14とからな
り、前記定形耐火物10の垂直面10bを支持金具7側
としてその支持孔12を支持金具7のアーム部9に嵌合
し、その外側面10c,10c間の間隙内にせめ用耐火
物14を水管ヘッダ3の周方向から嵌合して挟持せしめ
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水管ヘッダ保護用定形耐
火物構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば大型の都市ごみ焼却炉では、炉壁
部分に複数本の水管を埋設し、焼却時に発生する炉内の
熱と水管内を流れる水とを熱交換させ、水蒸気として取
出して発電に使用するなどの排熱利用が図られている。
【0003】上記のような大型のごみ焼却炉では、図5
に略示断面を示すように焼却炉1のごみ投入口1aから
排出口1bに至る間の炉内中間位置に邪魔板状に耐火構
造の中間壁2が斜めに設置されており、この中間壁2の
上下端部に水管ヘッダ3,3が水平方向に埋設されてい
る。
【0004】このような水管ヘッダ3を炉内の高温ガス
から保護するために、図6に下方部の部分断面を示すよ
うに水管ヘッダ3の周りを不定形耐火物4で被覆するよ
うになされている。
【0005】従来の水管ヘッダ3の保護用耐火物構造
は、上記図6に示しているように水管ヘッダ3の外周面
にY形のスタッド5,5…を溶着してその先端に耐火物
(セラミック)製のキャップ6を嵌着し、これをアンカ
として不定形耐火物4を吹付けあるては流し込みにより
施工されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記スタッド
5の先端が炉内の高温ガスにより焼損して次第に細くな
ると、キャップ6の支持ができなくなり、特に下向きの
スタッド5のキャップ6は全く支持力を失なって不定形
耐火物4が剥離脱落することが多発しており、これによ
り水管ヘッダ3が熱により損傷を受けるという問題があ
った。
【0007】また従来の不定形耐火物による保護構造で
は、不定形耐火物4の施工時に吹付けによるときは吹付
機が必要であり、流し込みによる場合には施工枠が必要
となって、いずれもその施工が容易でないという問題が
あった。
【0008】本発明はこれに鑑み、水管ヘッダの下面側
であっても耐火物の剥離脱落がなく、水管ヘッダの保護
機能を十分に達成することができ、かつ施工を容易とし
た水管ヘッダ保護用定形耐火物構造を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記従来の技術が有する
問題点を解決する手段として本発明は、水管ヘッダの外
周面に溶着して所定の間隔をおいて配列された十字形を
有する支持金具と、この支持金具の側方に突出するアー
ム部に嵌合する支持孔を有し支持金具側に位置する側面
が垂直面で他側の外側面が外端の稼働面側を肉厚とされ
た断面略台形および正面形状がセクタ状を有する定形耐
火物と、この定形耐火物の外側面の対向間隙形状に整合
する断面形状を有し正面形状が前記定形耐火物と同形の
せめ用耐火物とからなり、前記定形耐火物の垂直面を支
持金具側としてその支持孔を支持金具のアーム部に嵌合
し、その外側面間の間隙内にせめ用耐火物を水管ヘッダ
の周方向から嵌合して挟持せしめたことを特徴とする。
【0010】
【作用】定形耐火物の垂直面側からその支持孔を支持金
具のアーム部に嵌合し、これにより定形耐火物の外側面
間に形成される間隙にせめ用耐火物を水管ヘッダの周方
向から嵌合することにより間隙が埋められ、水管ヘッダ
の外周面がこれら耐火物により被覆される。したがって
定形耐火物はその支持孔が支持金具のアーム部に嵌合し
て支持されるので下方に向く定形耐火物であっても剥離
脱落することなく支持され、またアーム部は定形耐火物
の稼働面から奥まった位置に内蔵されているので炉内の
熱により損傷を受けることがなく、長期にわたり支持力
を保持する。定形耐火物間を埋めるせめ用耐火物は定形
耐火物の外側面間の間隙が稼働面側で幅狭となるので左
右の定形耐火物により脱落することなく保持される。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
説明する。
【0012】図1は本発明による水管ヘッダ保護用耐火
物構造の一実施例の軸線に直角な面を示し、図2は図1
のA−A線担当の断面を示しており、水管ヘッダ3の外
周面には図2の方向からみて十字形を有する支持金具7
が溶接により周方向および軸方向に所定の間隔をおいて
配列されている。
【0013】上記支持金具7は、図示の実施例では平板
状の支持部8と、この支持部8の先端左右部にこれと直
角方向に突出するアーム部9,9とからなっており、上
記支持部8が水管ヘッダ3の外周面に溶着される。
【0014】定形耐火物10は、図1の方向からみてセ
クタ状をなし、図2の方向からみて略台形状を有する煉
瓦製で、その一つを図3に示すようにその基部面10a
が水管ヘッダ3の外周面にモルタルまたは膨張吸収材等
の充填材11を介して当接するとき前記アーム部9に合
致する位置に該アーム部9に嵌合するための支持孔12
が穿設されている。前記支持金具7側におかれる面は前
記支持孔12の軸線に対し直角な垂直面10bとされ、
その反対側の外側面10cは稼働面10d側が肉厚とな
るよう傾斜面とされており、その途中部に段部13を有
している。なお上記外側面10cは、傾斜面とせずに段
部13のみ設けるようにしてもよく、また傾斜面のみと
して段部13を設けないようにしてもよい。
【0015】前記アーム部9の設置位置は、前記定形耐
火物10の高さHが150mmであるとき水管ヘッダ3
の外周面からの距離hが50mm程度とされる。
【0016】せめ用耐火物14は、図4にその一つを示
すように前記定形耐火物10の正面形状(図1に示す方
向)と同じセクタ状を有し、側面形状は相隣れる定形耐
火物10,10の間の間隙形状に整合するよう稼働面1
4a側が肉薄となるよう両側面14b,14bが傾斜面
とされ、その途中部に前記定形耐火物10の段部13に
係合する段部15,15が形成されたものである。
【0017】したがって前記定形耐火物10の支持孔1
2を定形耐火物10の垂直面10b側から支持金具7の
アーム部9に嵌合させる。こうして各支持金具7,7…
のアーム部9,9に定形耐火物10,10…を支持させ
ることにより定形耐火物10,10の外側面10c,1
0c間に間隙が形成され、この間隙内にせめ用耐火物1
4を水管ヘッダ3の周方向(図1に白矢印で示す方向)
から前記充填材11を介在して嵌合することにより間隙
が隙間なく埋められ、これら耐火物10,14により水
管ヘッダ3の主要な周面が完全に被覆される。
【0018】これにより下方に向く定形耐火物10,1
0…はその支持孔12が支持金具7のアーム部9に嵌合
してし支持されるので、定形耐火物10の重力が作用し
ても脱落することがなく、またアーム部9は定形耐火物
10の稼働面10dから奥まった位置に内蔵された形と
なるので、炉内の熱により損傷を受けることがなく、長
期にわたって支持力を失うことがない。また定形耐火物
10,10間を埋めるせめ用耐火物14は、定形耐火物
10,10の外側面10c,10c間の間隙が稼働面1
0d側で幅狭となっているので、くさび作用により脱落
することがなく、これらにより長期にわたり耐火物の剥
離脱落を防止して水管ヘッダ3の保護を全うすることが
できる。図示実施例のように定形耐火物10の外側面1
0cの途中部、およびせめ用耐火物14の側面の途中部
にそれぞれ互いに係合する段部13,15を設ければ、
せめ用耐火物14の支持が一層確実にできる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、水
管ヘッダの外周面に溶接して配列された十字形の支持金
具のアーム部に定形耐火物の支持孔を嵌合して支持し、
その定形耐火物の外側面間の間隙内にせめ用耐火物を嵌
合して構成し、上記間隙が稼働面側で幅狭となる形状と
したので、定形耐火物は支持金具のアーム部の嵌合によ
り、また、せめ用耐火物は定形耐火物の外側面間へのく
さび作用による嵌合によりそれぞれ支持されることにな
り、これにより水管ヘッダの下面側であっても耐火物の
剥離脱落を確実に防ぐことができる。
【0020】また定形耐火物を使用して施工するので、
従来の不定形耐火物による施工のように吹付機や施工枠
が不要であり、その施工性を大幅に改善することがで
き、作業能率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す水管ヘッダの軸線に対
し直角な方向からみた側面図。
【図2】図1のA−A線視相当の断面図。
【図3】図1、図2における定形耐火物の一つを示す斜
視図。
【図4】図1、図2におけるせめ用耐火物の一つを示す
斜視図。
【図5】大型都市ごみ焼却部の略示断面図。
【図6】図5の中間壁の水管ヘッダの従来の保護構造を
示す断面図。
【符号の説明】
1 ごみ焼却炉 2 中間壁 3 水管ヘッダ 7 支持金具 9 アーム部 10 定形耐火物 10b 垂直面 10c 外側面 10d 稼働面 12 支持孔 13 段部 14 せめ用耐火物 14a 稼働面 14b 側面 15 段部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水管ヘッダの外周面に溶着して所定の間隔
    をおいて配列された十字形を有する支持金具と、この支
    持金具の側方に突出するアーム部に嵌合する支持孔を有
    し支持金具側に位置する側面が垂直面で他側の外側面が
    外端の稼働面側を肉厚とされた断面略台形および正面形
    状がセクタ状を有する定形耐火物と、この定形耐火物の
    外側面の対向間隙形状に整合する断面形状を有し正面形
    状が前記定形耐火物と同形のせめ用耐火物とからなり、
    前記定形耐火物の垂直面を支持金具側としてその支持孔
    を支持金具のアーム部に嵌合し、その外側面間の間隙内
    にせめ用耐火物を水管ヘッダの周方向から嵌合して挟持
    せしめたことを特徴とする水管ヘッダ保護用定形耐火物
    構造。
  2. 【請求項2】前記定形耐火物の外側面が稼働面側が厚く
    なるよう傾斜面とされている請求項1記載の水管ヘッダ
    保護用定形耐火物構造。
  3. 【請求項3】前記定形耐火物の外側面が稼働面側が厚く
    なるよう途中に段部が形成されている請求項1または2
    記載の水管ヘッダ保護用定形耐火物構造。
JP26753994A 1994-10-31 1994-10-31 水管ヘッダ保護用定形耐火物構造 Pending JPH08128785A (ja)

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