JPH08216356A - 化粧板およびその製造方法 - Google Patents

化粧板およびその製造方法

Info

Publication number
JPH08216356A
JPH08216356A JP7025153A JP2515395A JPH08216356A JP H08216356 A JPH08216356 A JP H08216356A JP 7025153 A JP7025153 A JP 7025153A JP 2515395 A JP2515395 A JP 2515395A JP H08216356 A JPH08216356 A JP H08216356A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
layer
impregnated
thermosetting resin
overlay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7025153A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehiro Takagi
茂弘 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ibiden Co Ltd filed Critical Ibiden Co Ltd
Priority to JP7025153A priority Critical patent/JPH08216356A/ja
Publication of JPH08216356A publication Critical patent/JPH08216356A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 彩度と強度が共に優れる化粧板を提供するこ
と。 【構成】 熱硬化性樹脂含浸コアー紙からなる基材、そ
の基材上に形成された熱硬化性樹脂含有化粧層、および
その化粧層上に形成された熱硬化性樹脂含浸オーバーレ
イ層からなる化粧板において、前記化粧層は、熱硬化性
樹脂を含浸した樹脂含浸原紙からなる隠蔽紙と、この隠
蔽紙上に積層された,熱硬化性樹脂を含有しかつ灰分が
5wt%以下である印刷原紙からなるパターン紙にて構成
し、前記オーバーレイ層は5〜30μmの厚みを有するこ
とを特徴とする化粧板である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧板およびその製造
方法に関し、特にパチンコ台に用いて好適な彩度と強度
に優れる化粧板とその製造技術について提案する。
【0002】
【従来の技術】化粧板は、流し台や事務机、応接用の
机、椅子、床、壁などに広く使用されている。特に、最
近では、パチンコ産業の成長に伴い、パチンコ台にも化
粧板が用いられ、集客力向上のために、黄色やピンク、
グリーン等の蛍光色のように人目を引きつけるような鮮
やかな色で、種々の色彩や模様を施した化粧板が製造さ
れている。この種の化粧板は、フェノール樹脂等の熱硬
化性樹脂を含浸したコアー紙(基材)、印刷原紙に種々
の色彩や模様を印刷したのちメラミン樹脂を含浸したパ
ターン紙(化粧層)、およびメラミン樹脂を含浸したオ
ーバーレイ紙(オーバーレイ層)を積層し、これを加熱
加圧することにより製造される積層体である(図3参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな化粧板では、その色彩や模様がくすんで見えてしま
い、充分な彩度を確保することができないという問題が
あった。そのため、化粧板の彩度が低下してしまうと、
そのパチンコ台が古ぼけて見え、集客力の低下につなが
り、好ましくない。また、上述のような従来の化粧板で
は、化粧板面に釘を打ち込む際に、クラックが発生しや
すく、強度が弱いという問題もあった。
【0004】本発明の目的は、従来技術にかかる上記問
題を解消することにあり、特に、パチンコ台に用いて好
適な彩度と強度が共に優れる化粧板を提供することにあ
る。本発明の他の目的は、上記化粧板を有利に製造する
ことができる技術を確立することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】さて、発明者は、従来技
術にかかる化粧板の彩度低下およびクラック発生につい
て解析したところ、その要因が以下に述べる点にあるこ
とを新たに知見した。すなわち、 .従来の化粧板では、その印刷原紙として、灰分が10
wt%以上のものを使用している点に、彩度低下の一要因
があることを知見した。つまり、従来の化粧板では、基
材であるフェノール樹脂含浸コアー層の樹脂色を隠蔽す
るために、灰分を多量に含んだ印刷原紙を使用してい
る。しかし、このような印刷原紙は、無機物質からなる
灰分を多く含むために、インクとの相性が悪く、インク
をはじいてしまい、インクが紙に十分に転写されない。
そのため、通常の彩色ならば問題ないが、特に蛍光色の
ような鮮やかな色の場合には、わずかなインク量の減少
でもくすみや彩度の低下を招くのである。 .上記要因と併せて、従来の化粧板では、メラミン樹
脂等の熱硬化性樹脂を予め含浸した印刷原紙やオーバー
レイ紙を用いている点にも、彩度低下の一要因があるこ
とを知見した。つまり、メラミン樹脂等の熱硬化性樹脂
は、硬化開始に先立ちその粘度が一旦低下するので、そ
の印刷原紙に色彩等を印刷したパターン紙とオーバーレ
イ紙を基材上に積層して加熱加圧すると、温度上昇に伴
い、オーバーレイ紙やパターン紙のメラミン樹脂中に印
刷インクが流れたり、拡散しやすくなり、彩度を低下さ
せるのである。 .さらに、従来の化粧板では、厚さが50μm以上であ
るオーバーレイ層を積層している点に、彩度低下の一要
因があることを知見した。つまり、オーバーレイ層が厚
く樹脂量が多いと、化粧層で反射した光がオーバーレイ
層を透過する際に、オーバーレイ層の樹脂やセルロース
繊維に吸収されてしまい、結果的に彩度を低下させてし
まうのである。 .一方、クラック発生については、従来の化粧板で
は、すべての含浸紙に、灰分が多いものを使用している
点にそれの一要因があることを知見した。つまり、積層
する各含浸紙の灰分が多いと、灰分が邪魔となって紙の
繊維が互いに絡み合わなくなり、その結果、強度低下を
招いてクラックが発生してしまうのである。
【0006】発明者は、これらの知見に基づき、上記目
的実現に向けさらに鋭意研究を続けた。その結果、 .パターン紙として低灰分の印刷原紙を使用すること
による隠蔽性の低下を別に隠蔽紙を採用することにより
補うことができる。 .樹脂未含浸のパターン紙を用いると、加熱加圧の際
にオーバーレイ紙から前記パターン紙への樹脂移動を生
じさせることができるので、オーバーレイ紙中の樹脂量
およびその厚みを減らすことができる。 そして、上記,の対策により、化粧板の彩度低下と
強度低下を共に防止できることがわかった。
【0007】このような知見に基づいて開発した本発明
にかかる化粧板は、熱硬化性樹脂含浸コアー紙からなる
基材、その基材上に形成された熱硬化性樹脂含有化粧
層、およびその化粧層上に形成された熱硬化性樹脂含浸
オーバーレイ層からなる化粧板において、前記化粧層
は、熱硬化性樹脂を含浸した樹脂含浸原紙からなる隠蔽
紙と、この隠蔽紙上に積層された熱硬化性樹脂を含有し
かつ灰分が5wt%以下である印刷原紙からなるパターン
紙にて構成し、前記オーバーレイ層は5〜30μmの厚み
を有することを特徴とするものである。なお、この化粧
板のパターン紙は、オーバーレイ層ならびに隠蔽紙中に
それぞれ含まれる熱硬化性樹脂の一部を吸収して含有す
ることが望ましく、また、色彩や模様を適宜印刷するこ
とが望ましい。そして、上記の化粧板は、コアー紙から
なる基材上に、化粧層とオーバーレイ層を積層して加熱
加圧することにより、化粧板を製造する方法において、
灰分が5wt%以下である印刷原紙に色彩や模様を印刷し
てパターン紙を調製したのち、未硬化の熱硬化性樹脂を
含浸したコアー紙、未硬化の熱硬化性樹脂を含浸した隠
蔽紙、樹脂未含浸の上記パターン紙および未硬化の熱硬
化性樹脂を含浸したオーバーレイ紙を順次に積層し、次
いで、得られたその積層体を加熱加圧することにより、
各層の含浸樹脂を硬化させて製造することができる。な
お、上記の積層体加熱加圧処理は、オーバーレイ紙なら
びに隠蔽紙中にそれぞれ含まれる熱硬化性樹脂の一部
を、樹脂未含浸のパターン紙に浸透させることにより、
オーバーレイ層中の樹脂量とその厚みを減少させるもの
であることが好ましく、またこの処理により、前記オー
バーレイ層の厚みは5〜30μmにすることがより好まし
い。
【0008】ここで、上記本発明にかかる化粧板および
その製造方法において、パターン紙を構成する印刷原紙
は、密度が 0.4〜0.8 g/cm3 、坪量が20〜80g/m2
あることが望ましく、また、平滑度が10〜30sec である
ことが望ましい。隠蔽紙を構成する含浸原紙は、灰分が
10〜50wt%であることが望ましく、密度が 0.5〜0.9 g
/cm3 、坪量が60〜150 g/m2であることが望ましく、
また、平滑度が50〜80sec であることが望ましい。さら
に、化粧層およびオーバーレイ層に含浸する熱硬化性樹
脂は、それぞれメラミン樹脂であることが望ましく、基
材に含浸する熱硬化性樹脂は、フェノール樹脂であるこ
とが望ましい。
【0009】
【作用】以下に、本発明にかかる化粧板を図1に基づい
て説明する。なお、文中の番号は図面の符号を示す。 (1) 本発明にかかる化粧板の第1の特徴は、灰分5wt%
以下という灰分量の少ない印刷原紙をパターン紙2とし
て積層している点にある。これにより、印刷インクは、
紙の灰分によってはじかれることもなく、また、紙への
浸透性も向上する。その結果、印刷インクは、容易に紙
に転写されて展着した状態5となる。さらに、パターン
紙2を構成する印刷原紙の灰分が少ないと、その印刷原
紙の繊維が互いに絡まり、化粧層4の強度が向上するの
で、パチンコ台に用いられる化粧板に釘を打ち込む際
に、その化粧板面にクラックが発生しない。しかも、パ
ターン紙2に含有する熱硬化性樹脂は、隠蔽紙3ならび
にオーバーレイ紙1中にそれぞれ含まれる樹脂の一部を
加熱加圧時に吸収したものである。それ故に、隠蔽紙3
とパターン紙2(化粧層4)およびオーバーレイ紙(オ
ーバーレイ層)1は、強固に密着して連続一体化されて
おり、剥離などが生じない。
【0010】このように、パターン紙2を構成する印刷
原紙の灰分を5wt%以下に限定した理由は、灰分が5wt
%を超えると、紙の繊維同士が互いに絡み合わなくなっ
て化粧層4自体の強度が低下すると共に、インクとの相
性が悪くなって印刷インクがうまく転写できないからで
ある。この灰分は、好ましくは0.01〜1wt%とする。そ
の理由は、灰分が0.01wt%より少ないと、パターン紙2
の隠蔽力が低下し、隠蔽紙3を介在させてもコアー層6
の色を完全に隠蔽することができない。また、灰分が0.
01wt%より少ないと、紙を構成する繊維同士の絡み合い
が強くなりすぎ、含浸される熱硬化性樹脂量が少なくな
る結果、インクの染み込みが悪くなったり、加熱加圧の
際に紙が潰れてインク滲みやパターン紙2の破損を招く
からである。また、上記灰分の好適範囲において、パタ
ーン紙2を構成する印刷原紙の透光性が最高になる。つ
まり、灰分がこの好適範囲よりも少ないと、隠蔽力が回
復する程度ではないものの、繊維が密集しすぎて透光性
が低下し、一方、灰分が上記好適範囲よりも多いと灰分
により透光性が低下するからである。従って、上記の好
適範囲では、特に白色の隠蔽紙3(酸化チタンを灰分と
して含む)を用いると、白さが鮮明に見え、これを背景
にして印刷したパターンが鮮明に浮かび上がるため、蛍
光インクの彩度が最高になるのである。ここで、灰分と
は、無機酸化物などの無機化合物であり、例えば、酸化
チタンや炭酸カルシウム、白土、ケイソウ土、タルク、
硫酸バリウム、オーカー(黄土)、ベンガラ、クロムイ
エロー、グンジョウ(群青)、コンジョウ(紺青)など
がある。この中でも特に酸化チタンが望ましい。その理
由は、酸化チタンは白色顔料であり、隠蔽性、耐候性お
よび耐光性に優れるからである。
【0011】(2) 本発明にかかる化粧板の第2の特徴
は、オーバーレイ層1の厚みが5〜30μmと従来よりも
薄い点にある。これにより、樹脂含有量およびセルロー
ス繊維量が少なくなり、その結果、化粧層4で反射した
光が、オーバーレイ層1で吸収されにくく、色が鮮やか
でくすみがなくなり、彩度を高くすることができ、特
に、蛍光色の印刷には好適である。
【0012】このように、本発明の化粧板を構成するオ
ーバーレイ層1は、含浸原紙に熱硬化性樹脂を含浸して
硬化したものであり、その厚みは、5〜30μm、好まし
くは10〜25μmであることが必要である。その理由は、
厚みが5μmよりも薄いと、層表面の耐摩耗性が低下し
てしまうからであり、一方、厚みが30μmよりも厚い
と、樹脂含有量およびセルロース繊維量が多くなって化
粧層での反射光が吸収されやすくなり、彩度が低下して
しまうからである。なお、オーバーレイ層1の厚さは、
光学顕微鏡あるいは電子顕微鏡の観察によって得られる
測定値である。
【0013】(3) 本発明にかかる化粧板の第3の特徴
は、パターン紙2とコアー紙6からなる基材7との間
に、隠蔽紙3を介在させた点にある。その理由は、パタ
ーン紙2を構成する印刷原紙の灰分を減らしたために、
パターン紙2自体の隠蔽力が低下し、これを補う必要が
あるからである。これにより、コアー紙6に含浸されて
いる樹脂の色が、パターン紙2の色彩を妨害することが
なくなる。特に、コアー紙6として褐色のフェノール樹
脂を含浸した場合には、隠蔽紙3がなければパターン紙
2の色合いが暗くなり、彩度が低下するため、この隠蔽
紙3の存在は有効である。
【0014】以上説明したような点に特徴を有する本発
明の化粧板において、上記パターン紙2を構成する印刷
原紙は、密度が 0.4〜0.8 g/cm3 、坪量が20〜80g/
m2であることが望ましい。上記印刷原紙の密度を 0.4〜
0.8 g/cm3 とする理由は、密度が 0.8g/cm3を超え
ると、印刷インクの浸透性が悪く、一方、密度が 0.4g
/cm3 未満では、印刷インクの浸透性が高くなりすぎて
滲みが生じ、鮮明なパターンを印刷できないからであ
る。このようなインクの浸透性は、特に蛍光インクによ
る印刷の場合に顕著に影響する。さらに、上記パターン
紙2は、オーバーレイ紙1ならびに隠蔽紙3中にそれぞ
れ含まれる熱硬化性樹脂の一部を浸透により吸収して含
有している。そのため、上記印刷原紙の密度が 0.8g/
cm3 を超えると、樹脂が十分に浸透せず、一方、その密
度が 0.4g/cm3 未満では、樹脂の浸透量が多過ぎて、
色がくすんでしまい、いずれにしても彩度を高くできな
いからである。上記印刷原紙の坪量を20〜80g/m2とす
る理由は、坪量が20g/m2未満では、パチンコ台に用い
られる化粧板に釘を打ち込む際にクラックを抑えるだけ
の強度が得られず、一方、80g/m2を超えると、オーバ
ーレイ紙1と隠蔽紙3から浸透によって供給される熱硬
化性樹脂だけでは、樹脂を含有しない部分が生じ、ふく
れや剥がれ、あるいは強度低下を招くからである。
【0015】本発明の化粧板において、上記パターン紙
2を構成する印刷原紙は、平滑度が10〜30sec であるこ
とが望ましい。その理由は、平滑度が 10sec未満では、
表面が粗面となってインクを印刷しにくくなり、一方、
30sec を超えると、表面が平滑になりすぎて、パターン
紙2上に積層されるオーバーレイ紙1との密着性が低下
してしまい、ふくれや剥がれ、あるいは強度低下を招く
からである。
【0016】本発明の化粧板において、隠蔽紙3を構成
する含浸原紙は、灰分が10〜50wt%であることが望まし
い。その理由は、灰分が10wt%未満では、隠蔽力を確保
できず、一方、灰分が50wt%を超えると、紙を構成する
繊維同士の絡み合いが弱くなり、強度の低下を招くから
である。
【0017】本発明の化粧板において、隠蔽紙3を構成
する含浸原紙は、密度が 0.4〜0.9g/cm3 、坪量が60
〜150 g/m2であることが望ましい。この理由は、密度
が、0.9 g/cm3 を超えると、未硬化の熱硬化性樹脂を
十分に含浸できないために、製造時の加熱加圧の際にパ
ターン紙2に樹脂を十分に供給できず、一方、 0.4g/
cm3 未満では、逆に含浸樹脂が多過ぎてパターン紙2に
過剰に供給され、パターン紙2の印刷の彩度を低下させ
ることになるからである。
【0018】本発明の化粧板において、隠蔽紙3を構成
する含浸原紙は、平滑度が50〜80sec であることが望ま
しい。この理由は、隠蔽紙3は、光を反射させるもので
あり、表面が平滑である方が望ましく、特に前記の平滑
度範囲で得られる光の反射率が最適で、光を十分に反射
して、隠蔽紙3上のパターン紙2に印刷した模様が最も
鮮やかに見えるようになるからである。
【0019】本発明の化粧板において、各含浸原紙に含
浸する熱硬化性樹脂は、メラミン樹脂、ポリエステル樹
脂、ジアリルフタレート樹脂、フェノール樹脂およびエ
ポキシ樹脂から選ばれるいずれか少なくとも1種が用い
られ、特に、コアー紙6(基材)にはフェノール樹脂、
パターン紙2と隠蔽紙3(化粧層)ならびにオーバーレ
イ紙1(オーバーレイ層)には、メラミン樹脂が用いら
れる。この理由は、コアー紙6には、ポストフォーム性
能に優れるフェノール樹脂が有利であり、また、パター
ン紙2とオーバーレイ紙1には、意匠性および表面性能
(硬度や耐水性など)に優れるメラミン樹脂が有利だか
らである。なお、本発明の化粧板において、上記コアー
紙6、オーバーレイ紙1および隠蔽紙3は、クラフト紙
を含浸原紙とすることが望ましい。
【0020】次に、本発明にかかる化粧板の製造方法に
ついて説明する。 (1) 本発明にかかる製造方法の第1の特徴は、灰分が5
重量%以下である極めて灰分量の低い印刷原紙をパター
ン紙2として用いる点にある。これにより、インクが容
易に印刷原紙に転写されて、いわゆる展着した状態5を
形成できる。その結果、色が鮮やかでくすみがなくな
り、彩度を高くすることができる。
【0021】このように、灰分が5wt%以下である印刷
原紙をパターン紙2として用いる理由は、灰分が5wt%
を超えると、紙の繊維同士が互いに絡み合わなくなって
化粧層4自体の強度が低下すると共に、インクとの相性
が悪くなって印刷インクがうまく転写できないからであ
る。この灰分は、好ましくは0.01〜1wt%とする。その
理由は、灰分が0.01wt%より少ないと、パターン紙2の
隠蔽力が低下し、隠蔽紙3を介在させてもコアー層6の
色を完全に隠蔽することができない。また、灰分が0.01
wt%より少ないと、紙を構成する繊維同士の絡み合いが
強くなりすぎ、含浸される熱硬化性樹脂量が少なくなる
結果、インクの染み込みが悪くなったり、加熱加圧の際
に紙が潰れてインク滲みやパターン紙2の破損を招くか
らである。また、上記灰分の好適範囲において、パター
ン紙2を構成する印刷原紙の透光性が最高になる。つま
り、灰分がこの好適範囲よりも少ないと、隠蔽力が回復
する程度ではないものの、繊維が密集しすぎて透光性が
低下し、一方、灰分が上記好適範囲よりも多いと灰分に
より透光性が低下するからである。従って、上記の好適
範囲では、特に白色の隠蔽紙3(酸化チタンを灰分とし
て含む)を用いると、白さが鮮明に見え、これを背景に
して印刷したパターンが鮮明に浮かび上がるため、蛍光
インクの彩度が最高になるのである。
【0022】(2) 本発明にかかる製造方法の第2の特徴
は、熱硬化性樹脂を含浸してないパターン紙2を積層す
る点にある。これにより、加熱加圧の際に、オーバーレ
イ紙1や隠蔽紙3に予め含浸しておいた熱硬化性樹脂が
溶融して、このパターン紙2に浸透する結果、オーバー
レイ層1の熱硬化性樹脂含有量を適度に低下させ、この
オーバーレイ層1の厚みを5〜30μmと従来の化粧板よ
りも薄くすることが可能になる。なお、化粧層4も同様
に従来の化粧板よりも薄くなる。このように、オーバー
レイ層1の厚みを薄くすると、樹脂含有量およびセルロ
ース繊維量が少なくなり、その結果、化粧層4で反射し
た光が、オーバーレイ層1で吸収されにくく、印刷され
た色を鮮明にすることが可能となる。また、オーバーレ
イ層1中の含有樹脂がパターン紙2へ浸透する結果、イ
ンクがオーバーレイ層1へ拡散しにくくなり、色のくす
みを防止することができる。さらに、パターン紙2に
は、オーバーレイ層1と隠蔽層3の両方から樹脂が浸透
する結果(図2参照)、隠蔽紙3とパターン紙2(化粧
層4)およびオーバーレイ紙(オーバーレイ層)1は、
強固に密着して一体化するので、剥がれが生じにくくな
り、またインクが拡散するのを防止することができる。
なお、このような浸透現象による効果は、硬化開始に先
立って粘度が一旦低下するという熱硬化性樹脂の性質を
利用したものである。
【0023】(3) 本発明にかかる製造方法の第3の特徴
は、未硬化の熱硬化性樹脂を含浸した隠蔽紙3を、コア
ー紙6とパターン紙2との間に介在させて積層する点に
ある。これにより、コアー紙6に含浸されている樹脂の
色が、パターン紙2の色彩を妨害するのを防止すること
ができる。
【0024】以上説明したような点に特徴を有する本発
明の製造方法においては、 .まず、各含浸原紙に未硬化の熱硬化性樹脂を含浸し
たのち、乾燥させて、半硬化状態(Bステージ)とする
ことにより、オーバーレイ紙1、コアー紙6および隠蔽
紙3を調製する。特に、上記オーバーレイ紙1の厚み
は、加熱加圧後の厚み(5〜30μm)を考慮して、8〜
45μmとすることが望ましい。ここで、前記オーバーレ
イ紙1、コアー紙6および隠蔽紙3を構成する含浸原紙
は、強度を確保するためにクラフト紙を用いることが望
ましい。また、含浸原紙への熱硬化性樹脂の含浸量は、
オーバーレイ紙1では、原紙重量に対して 150〜250 wt
%が望ましく、隠蔽紙3では、原紙重量に対して60〜14
0 wt%であることが望ましい。この理由は、含浸原紙へ
の熱硬化性樹脂の含浸量を上記範囲内とすると、パター
ン紙2がオーバーレイ紙1および隠蔽紙3と連続一体化
され、色のくすみを防止することができるからである。
【0025】.一方で、灰分が5重量%以下、好まし
くは0.01〜1wt%である印刷原紙に模様等を印刷して樹
脂未含浸のパターン紙2を調製する。ここで、上記印刷
原紙への印刷方法としては、スクリーン印刷やオフセッ
ト印刷などがあり、なかでもオフセット印刷はパターン
が鮮明となるため望ましく、蛍光インクを用いた場合に
最適である。なお、色彩や模様が印刷された印刷原紙を
そのまま用いることもできる。
【0026】.そして、上記およびで調製したコ
アー紙6、隠蔽紙3、パターン紙2およびオーバーレイ
紙1を積層したのち、加熱加圧して各層中の樹脂を硬化
させることにより、基材7、化粧層4およびオーバーレ
イ層1からなる化粧板を製造する。ここで、上記加熱の
温度は、80〜200 ℃の範囲が望ましく、上記加圧は、10
kg/cm2 以上にて行われることが望ましい。この理由
は、加熱については、80℃未満の温度では硬化が不十分
であり、 200℃を超える温度では化粧板にフクレが発生
してしまうからである。一方、加圧については、10kg/
cm2 未満のプレス圧では密着不良となるからである。
【0027】なお、本発明の製造方法において用いるパ
ターン紙2を構成する印刷原紙の密度、坪量、平滑度の
好適範囲およびその理由、隠蔽紙3を構成する含浸原紙
の灰分、密度、坪量、平滑度の好適範囲およびその理
由、さらに本発明の製造方法において使用できる熱硬化
性樹脂および灰分の種類についての説明は、本発明にか
かる化粧板の説明においてなされたものと同様である。
【0028】ところで、本発明において、灰分の計算方
法は、JIS P8101-1961、JIS P8204-1961に準拠して行っ
た。即ち、この方法は、約10gの試料を、予め恒量を求
めた磁製ルツボ(30〜50cc)にて除々に加熱することに
より粗灰とし、次いで、開放のまま電気炉またはガスバ
ーナーで 700〜800 ℃で加熱することにより灰化し、恒
量を求めるものである。なお、この際の灼熱温度は、TA
PPI 法では 575±25℃、CCA 法では 700℃であると決め
られている。本発明では、このようにして得られた酸化
物換算量により灰分を定義する。
【0029】本発明において、平滑度の測定は、JIS P8
119-1976に準拠して行った。即ち、この測定法は、光学
的平面仕上げがされ、かつ減圧室へ空気が漏入するため
の円孔が中央にあいているガラス面を設けた円形試料台
に、この円孔を塞ぐように試料を密着させ、水銀柱で 3
80mmになるまで減圧し、これが 360mmになるまでの時間
を測定するものである。これは10mlの空気が、ガラス面
と試料表面の隙間を通過するのに要する時間であり、こ
の時間が長い程試料表面は平滑であることを示す。
【0030】
【実施例】以下に、実施例を用いて本発明を具体的に説
明する。 (実施例) (1) 坪量 200g/m2の未晒クラフト紙にフェノール樹脂
を40wt%含浸したのち乾燥させることにより、コアー紙
6を調製した。 (2) 坪量24g/m2の晒クラフト紙に、メラミン樹脂を 2
00wt%含浸したのち乾燥させることにより、オーバーレ
イ紙1を調製した。なお、このオーバーレイ紙1の厚み
は、45μmであった。 (3) 密度0.65g/m3、坪量44g/m2、平滑度17sec 、灰
分(酸化チタン)0.1 wt%の印刷原紙に蛍光色の模様を
オフセット印刷することにより、パターン紙2を調製し
た。なお、灰分の測定は、JIS P8101-1961およびJIS P8
204-1961に従い、10gの試料を磁製ルツボおよび電気炉
で加熱、灰化し、恒量して、残渣の重量を測定すること
により行った。その結果、最初のクラフト紙中に 0.1wt
%の灰分が存在していたことを確認した。また、平滑度
の測定は、 100mm角の試料を用い、JIS P8119-1976に準
拠して行った結果、17sec であった。 (4) 密度 0.6g/cm3 、坪量80g/m2、平滑度60sec 、
灰分(酸化チタン)30wt%のクラフト紙にメラミン樹脂
を 100wt%含浸したのち乾燥させることにより、隠蔽紙
3を調製した。なお、灰分および平滑度の測定は、上記
(3) に示す方法に従った。 (5) コアー紙6を3枚、隠蔽紙3、パターン紙2、オバ
ーレイ紙1の順に重ね、これを 145℃で10分間、加熱加
圧成形した後、15℃で10分間冷却し、厚みが 0.8mmの化
粧板を得た。 このようにして得られた化粧板の破断面を電子顕微鏡に
て観察したところ、オーバーレイ層の厚さが25μmであ
ることがわかった。
【0031】(比較例) (1) 坪量 200g/m2の未晒クラフト紙にフェノール樹脂
を40wt%含浸したのち乾燥させることにより、コアー紙
6を調製した。 (2) 坪量24g/m2の晒クラフト紙に、メラミン樹脂を 2
00wt%含浸したのち乾燥させることにより、オーバーレ
イ紙1を調製した。なお、オーバーレイ紙1の厚みは、
50μmであった。 (3) 密度 0.8g/cm3 、坪量 100g/m2、平滑度60sec
、灰分(酸化チタン)20wt%のクラフト紙に、蛍光色
の模様を印刷し、次いで、メラミン樹脂を 100wt%含浸
したのち乾燥させることにより、パターン紙2を調製し
た。なお、灰分および平滑度の測定は、実施例1の(3)
に示す方法に従った。 (4) コアー紙6を10枚、パターン紙2、オーバーレイ紙
1の順に重ね、これを 145℃で10分間、加熱加圧成形し
た後、15℃で10分間冷却し、厚みが 0.8mmの化粧板を得
た。 このようにして得られた化粧板の化粧板の破断面を電子
顕微鏡にて観察したところ、オーバーレイ層の厚さが50
μmであることがわかった。
【0032】上記実施例および比較例において得られた
化粧板について、色彩の目視検査を行った。その結果、
本発明にかかる化粧板は、鮮やかな蛍光色を観察できた
が、比較例にかかる化粧板は、蛍光色がくすんで見え鮮
やかさに欠けていた。また、これらの化粧板に直径1.85
mmの鉄製の釘を打ち込み、80℃で20±1時間、室内放冷
で4時間、−10℃で20±1時間の耐クラック性テストを
実施した後、前記釘を抜き取る試験を行った。その結
果、本発明にかかる化粧板では、釘穴のみが観察された
が、比較例にかかる化粧板では、釘穴から微細なクラッ
クが発生していることが目視で確認された。さらに、こ
れらの化粧板について、JIS K6902 に基づく煮沸試験
(但し、煮沸時間を 100時間とした)を行った。その結
果、本発明にかかる化粧板では、インクのふくれは見ら
れなかったが、比較例にかかる化粧板では、主にパター
ン紙とオーバーレイ紙の間でインクのふくれが観察され
た。なお、パターン紙とオーバーレイ紙の間でふくれが
発生する原因は、パターン紙表面のインク層の存在、あ
るいはパターン紙表面の平滑度が高いためではないかと
推定している。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特に蛍光色の印刷パターンを鮮明に見せることができ、
また化粧板を構成する化粧層が他の層と強固に密着して
しているので、パチンコ台に用いて好適な彩度と強度が
共に優れる化粧板を安定して提供することができる。し
かも、本発明の化粧板は、パチンコ台以外にも、床や
壁、家具などに用いられる化粧板としても適用すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る化粧板の一断面構造を示す図であ
る。
【図2】本発明の製造方法において、加熱加圧の際にオ
ーバーレイ紙と隠蔽紙からパターン紙に浸透する含浸樹
脂の流れを示す説明図である。
【図3】従来技術にかかる化粧板の一断面構造を示す図
である。
【符号の説明】
1 オーバーレイ紙(オーバーレイ層) 2 パターン紙 3 隠蔽紙 4 化粧層 5 インクの展着層 6 コア紙 7 基材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱硬化性樹脂含有コアー紙からなる基
    材、その基材上に形成された熱硬化性樹脂含有化粧層、
    およびその化粧層上に形成された熱硬化性樹脂含有オー
    バーレイ層からなる化粧板において、 前記化粧層は、熱硬化性樹脂を含有する樹脂含浸原紙か
    らなる隠蔽紙と、この隠蔽紙上に積層された,熱硬化性
    樹脂を含有しかつ灰分が5wt%以下である印刷原紙から
    なるパターン紙にて構成し、 前記オーバーレイ層は5〜30μmの厚みを有することを
    特徴とする化粧板。
  2. 【請求項2】 前記パターン紙を構成する印刷原紙は、
    密度が 0.4〜0.8 g/cm3 、坪量が20〜80g/m2である
    ことを特徴とする請求項1に記載の化粧板。
  3. 【請求項3】 前記パターン紙を構成する印刷原紙は、
    平滑度が10〜30sec であることを特徴とする請求項1に
    記載の化粧板。
  4. 【請求項4】 前記隠蔽紙を構成する含浸原紙は、灰分
    が10〜50wt%であることを特徴とする請求項1に記載の
    化粧板。
  5. 【請求項5】 前記隠蔽紙を構成する含浸原紙は、密度
    が 0.5〜0.9 g/cm3、坪量が60〜150 g/m2であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の化粧板。
  6. 【請求項6】 前記隠蔽紙を構成する含浸原紙は、平滑
    度が50〜80sec であることを特徴とする請求項1に記載
    の化粧板。
  7. 【請求項7】 コアー紙からなる基材上に、化粧層とオ
    ーバーレイ層を積層して加熱加圧することにより、化粧
    板を製造する方法において、 未硬化の熱硬化性樹脂を含浸したコアー紙、未硬化の熱
    硬化性樹脂を含浸した隠蔽紙、灰分が5wt%以下である
    印刷原紙に色彩や模様を印刷した樹脂未含浸のパターン
    紙および未硬化の熱硬化性樹脂を含浸したオーバーレイ
    紙を積層し、次いで、得られたその積層体を加熱加圧す
    ることにより、各層中の樹脂を硬化させることを特徴と
    する化粧板の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記の積層体加熱加圧処理は、オーバー
    レイ紙ならびに隠蔽紙中にそれぞれ含まれる熱硬化性樹
    脂の一部を、樹脂未含浸のパターン紙に浸透させること
    により、オーバーレイ層中の樹脂量とその厚みを減少さ
    せるものであることを特徴とする請求項7に記載の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 上記の積層体加熱加圧処理により、オー
    バーレイ層の厚みを5〜30μmにすることを特徴とする
    請求項8に記載の製造方法。
JP7025153A 1995-02-14 1995-02-14 化粧板およびその製造方法 Pending JPH08216356A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7025153A JPH08216356A (ja) 1995-02-14 1995-02-14 化粧板およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7025153A JPH08216356A (ja) 1995-02-14 1995-02-14 化粧板およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08216356A true JPH08216356A (ja) 1996-08-27

Family

ID=12158078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7025153A Pending JPH08216356A (ja) 1995-02-14 1995-02-14 化粧板およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08216356A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001248096A (ja) * 1999-12-28 2001-09-14 Ibiden Co Ltd 化粧板
WO2001070496A1 (fr) * 2000-03-24 2001-09-27 Ibiden Co., Ltd. Materiau et plaque decoratifs

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001248096A (ja) * 1999-12-28 2001-09-14 Ibiden Co Ltd 化粧板
WO2001070496A1 (fr) * 2000-03-24 2001-09-27 Ibiden Co., Ltd. Materiau et plaque decoratifs

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6395408B1 (en) Decorative laminate incorporating photoluminescent material
NO174336B (no) Dekorativt varmeherdende laminat
JPH08216356A (ja) 化粧板およびその製造方法
KR100443058B1 (ko) 난연성 멜라민 시트의 제조방법
KR100443057B1 (ko) 난연성 크라프트지를 이용한 난연 시트 및 그 제조방법
CN1207727C (zh) 防辐射层压板
RU2719829C1 (ru) Декорирующая бумага для ламината
JP2006247935A (ja) 化粧板
KR20030025647A (ko) 난연성 수지 조성물을 이용한 난연 시트 및 그 제조방법
JP6140333B2 (ja) 織物調化粧板の製造方法
KR20050046262A (ko) 준 불연성 화장복합판넬
JPH03121845A (ja) 熱硬化性樹脂化粧板
JPH0858027A (ja) 不燃化粧建材及びその製造方法
JPH01113239A (ja) 立体的効果を有する化粧板
KR20190121066A (ko) 벽지 및 이의 제조방법
JPS591198B2 (ja) 熱硬化性樹脂化粧板
JPS5951909B2 (ja) メラミン化粧板の製造法
JPH06143484A (ja) 不燃性化粧板
CA1153295A (en) High wear resistant decorative laminates
JP2005169841A (ja) 表面層および化粧板、ならびに化粧板の製造方法
JPH1044323A (ja) 不燃化粧板
JP3482066B2 (ja) 着色化粧板
KR200218826Y1 (ko) 난연성 인테리어 석고보드
JPH05318669A (ja) 光沢感を有する化粧板の製造方法
JPH09262955A (ja) 木目調化粧板,及び天板と側板との組合せ構造

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040511

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040921