JPS591198B2 - 熱硬化性樹脂化粧板 - Google Patents

熱硬化性樹脂化粧板

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Publication number
JPS591198B2
JPS591198B2 JP7039379A JP7039379A JPS591198B2 JP S591198 B2 JPS591198 B2 JP S591198B2 JP 7039379 A JP7039379 A JP 7039379A JP 7039379 A JP7039379 A JP 7039379A JP S591198 B2 JPS591198 B2 JP S591198B2
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JP
Japan
Prior art keywords
paper
thermosetting resin
decorative
resin
ink
Prior art date
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Expired
Application number
JP7039379A
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English (en)
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JPS55161645A (en
Inventor
茂樹 西田
裕 滝上
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 メラミン化粧板は非常に高性能な化粧材として一般の家
具から車輌の内装まで広い範囲にわたつて使用されてい
る。
また、DAP(ジアリルフタレート)化粧板やベンゾグ
アナミン化粧板はメラミン化粧板程高性能ではない力(
これまた広く利用されている。
本発明はこのようなメラミン樹脂、DAP樹月臥ベンゾ
グアナミン樹脂等を含浸させた熱硬化性樹脂化粧板に関
するものであι従来の熱硬ヒ性樹脂化粧板に使用される
化粧紙は酸化チタンやその他の顔料を抄き込んだ80〜
140g/dの厚みのいわゆるチタン紙が使用され、こ
のチタン紙に図柄を印刷し、熱硬化性樹脂を含浸乾燥し
同じくメラミン樹脂、フェノール樹脂あるいはDAP樹
脂、ベンゾグアナミン樹脂を含浸乾燥させたオーバーレ
イ紙、コア−紙、ハッカー等とあるいは木質基材等と熱
圧成型して一体化させたものが熱硬化性樹脂化粧板であ
るが、このチタン紙を使用する目的は1つは図柄の基地
色をあらかじめ原紙自身につけておき、印刷する色数を
減らすということであるが、もう1つの大きな目的は隠
蔽性を持たせるという事にある。
つまわ熱硬化性樹脂を含浸させる事により原紙が透明化
して隠蔽性が悪くなるのを防ぐ目的がある。しかし、逆
に原紙に隠蔽性を持たせる事は図柄そのものの表現は表
面のインキ層のみにとどまヤ紙の層で図柄のしや断され
た奥行き感のない薄つぺらな表現しかできない。それを
おぎなうためオーバーレイ紙に着色したものを使用する
などの方法が取られる場合もあるが、これも木目柄のロ
ーズ系統のような濃い柄の表現には効果が認められても
淡い柄や抽象柄にはほとんど使えない。本発明はこのよ
うな従来の熱硬化性樹脂化粧板の柄表現上の大患を改良
しようとするものである。
すなわち吸水度の高い厚手の透明紙に任意の図柄を印刷
する際その図柄の一部ないし全部のインキを原紙の中へ
深く浸み込まして印刷する事により熱硬化性樹脂の含浸
による原紙の透明化にともない原紙の中に深く浸透した
インキの足が隠蔽されてしまう事なく柄の表現に奥行き
感、深みとなつて効果を発揮するものである。ここに使
用する原紙は坪量80g/イ〜2309/7Tlでパル
プとリンターの配合から成わ、原紙に隠蔽性をもたせる
チタン等の顔料は抄き込まない。
ただし必要に応じて透明顔料あるいは染料で着色しても
よい。また原紙の密度は0.3〜0.6g/イ、吸水度
は90〜120TWL/10分程度が良好と思われるが
必ずしもこの範囲にこだわらない。図柄の一部ないし全
部を原紙中に深く浸透させて印刷する方法としてはイン
キの粘度、インキ中の溶剤組成、インキ中の固型分量、
インキ顔料の粒子径、版の深度等によつて行うことがで
きる。すなわち、低粘度、高沸点溶剤組成、低固型分、
顔料の粒子径が小さい等の条件を持つたインキを使用す
れば原紙中に良くインキが浸透し、逆の場合は浸透しに
くくなる。また、版の深度は深くするほど浸透させやす
くなる。
従つてこれらの組合せによりインキを深く浸透させる部
分とさせない部分を設けて印刷し、より立体感、奥行き
感を感じさせる表現にする事ができる。また透明インキ
と不透明インキの組合せも効果的におもしろい。印刷方
法は前記したようないろいろな条件で印刷できるという
点で、グラビア印刷が適当と思われる。印刷順序は通常
の順序でも逆の順序でも良く、また原紙の透明性が良い
ので例えば基地色だけ、他の図柄の印刷面の反対側の面
に印刷するのも良い。成型方法は一般的な熱硬化性樹脂
化粧板の成型方法と大差はないが、原紙自身に隠蔽性が
ないため図柄によつてはコア一紙等の色力S表に出ない
よう化粧紙とコア一紙等の間にバリアー紙を入れた方が
良い。
また原紙が厚くなるほど成型後の反bが大きくなるため
必要に応じてハッカーを使用する。化粧紙はその印刷面
を表にして成型しても良く、印刷面を裏にして成型して
も良八またそれに応じてオーバーレイ紙を使用してもよ
く、使用しなくでも良い。
またもちろん表面にエンボス加工をする事もできる。な
卦、本発明の透明紙は一般に透明紙と称されているもの
よりはるかに吸水度が大きく樹脂を含浸しない状態では
透明性はそれ程なくても、樹脂を含浸することにより透
明性が著しく向上するものである。
次に図面により更に説明すれば、本発明の熱硬化性樹脂
化粧板は、吸水度の高い厚物透明紙1に、所望の図柄を
印刷した化粧紙を用いる。
この場合少なくともその図柄の一部は前記透明紙1の中
に深く浸み込ませて印刷されている。図中2はこのよう
にして浸透したインキを模式的に示している。
もちろんこのように浸透性のインキと共に浸透性のほと
んどないインキ3をも用いることができる。この化粧紙
はメラミン樹脂、DAP樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等
の熱硬化性ノ樹脂を含浸させ、乾燥させて熱硬化性樹脂
含浸化粧紙とする。
このような熱硬化性樹脂含浸化粧紙は、それぞれ従来よ
く知られた方法で化粧板用基材と共に成型する。
例えばメラミン化粧板の場合には、コア一紙4と共に成
型し、コア一紙の色を隠蔽する必要のある場合には化粧
紙とコア一紙4の間にバリヤー紙5を入れることもあり
、更に必要に応じてハッカー紙6やオーバーレイ紙7を
用いることがある。
DAP化粧板やベンゾグアナミン化粧板の場合にも前記
化粧紙をDAP樹脂、ベンゾグアナミン樹脂を含浸させ
たコア一紙や木質基材、その他の基材に熱圧成型して一
体化させて化粧板とする従来知られた方法で作成するこ
とができ、隠蔽性を必要とする場合にはバリヤー紙を化
粧紙と木質基材その他の基材の間に用いることができる
。このようにして得られる本発明の熱硬化性樹脂化粧板
は非常に深みのある立体感に富んだ化粧板となる。次に
本発明の実施例を示す。実施例 1 パルプとリンタ一を1対1の割合で抄紙した坪量150
贋/イ密度0.399/d、吸水度95?/10分の原
紙に陶器のひび割れをパターンにした2色刷の柄をグラ
ビア印刷した。
この時、1色目の版は2色目の版に対して深度で2倍ま
たひび割れの線の巾で3倍に設計し、1色目のインキは
濃度を落とし、かつ高沸点溶剤で希釈して粘度を落とし
、また乾燥を遅くして原紙中に良く浸透するようにして
印刷し、2色目のインキは粘度を高目にしてまた乾燥を
早くして原紙中に浸透しないようにして印刷した。この
化粧紙にメラミン樹脂を原紙に対して150%含浸乾燥
し、上から2ミルスのオーバーレイ紙(メラミン200
%含浸)、化粧紙、1009/イの白色チタン紙(メラ
ミン100%含浸)、1509/dコア一紙(フエノー
ル樹脂100%含浸)3枚及びハッカー(2009/′
r!lクラフト紙にメラミン100%含浸)の順に堆積
して圧力120kg/Ais温度150℃、加熱時間9
0分のCOld−HOt−COfのプレスサイクルで熱
圧成型して本物の陶板に近い非常に立体感のあるメラミ
ン化粧板を得た。実施例 2 坪量809/拡密度0.489/Ail、吸水度90m
1TL/10分のリンターパルプ透明紙に3色刷の木目
柄を印刷する時に1色目、2色目の図柄には顔料の粒子
径を非常に細くした透明インキを使用し、かつインキの
乾燥を遅くして原紙中にインキをできるだけ浸み込ませ
て印刷し、3色目(骨版)は高固型分の不透明インキを
使用して印刷し実施例1と同様の構成でメラミン成型し
た。
この時に実施例1でバリヤー紙として使用した100g
/dの白色チタン紙の変Dにこの木目柄の基地色を持つ
た80g/イの着色チタン紙を使用した。この結果1色
目、2色目の透明インキ層、原紙層を通して下から基地
色が現れ、基地の層、透明インキ層、不透明インキ層の
3層力)らなる非常に深みのある木目メラミン化粧板が
得られた。実施例 3 坪量1549/d、密度0.3679/Clfl、吸水
度110Tf1m10分のリンターパルブ透明紙にマー
フルの柄を印刷する時に1色、2色目、3色目共に透明
顔料を使用し、高沸点溶剤組成のインキを使用して3色
共に原紙に深くインキを浸透させて印刷し、タップ樹脂
を含浸紙樹脂含量で55%含浸乾燥せしめた。
この含浸紙を100g/イの白色チタン紙にタップ樹脂
を含浸乾燥させたバリヤー紙と共に9mmのパーチクル
ボードに積層し、温度130℃、圧力13k9/d、時
間10分の条件でホツプレスして一体化させ、非常に深
みのあるマーブル柄タツプ化粧板を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の熱硬化性樹脂化粧板の説明図である。 1・・・・・・透明紙、2・・・・・・浸透したインキ
、3・・・・・・浸透性のほとんどないインキ、4・・
・・・・コア一紙、5・・・・・・バリヤー紙、6・・
・・・・ハッカー紙、7・・・・・・オーバーレイ紙。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱硬化性樹脂を含浸させた化粧紙を用いる熱硬化性
    樹脂化粧板において、前記化粧紙は、吸水度の高い厚物
    透明紙に所望の図柄をその図柄の一部あるいは全部のイ
    ンキを前記透明紙中に深く浸み込ませて印刷したもので
    あることを特徴とする熱硬化性樹脂化粧板。 2 前記熱硬化性樹脂は、メラミン樹脂、ジアリルフタ
    レート樹脂、ベンゾグアナミン樹脂の中から選択された
    ものの一種である特許請求の範囲第1項記載の熱硬化性
    樹脂化粧板。
JP7039379A 1979-06-05 1979-06-05 熱硬化性樹脂化粧板 Expired JPS591198B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7039379A JPS591198B2 (ja) 1979-06-05 1979-06-05 熱硬化性樹脂化粧板

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7039379A JPS591198B2 (ja) 1979-06-05 1979-06-05 熱硬化性樹脂化粧板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55161645A JPS55161645A (en) 1980-12-16
JPS591198B2 true JPS591198B2 (ja) 1984-01-10

Family

ID=13430149

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JP7039379A Expired JPS591198B2 (ja) 1979-06-05 1979-06-05 熱硬化性樹脂化粧板

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JPS55161645A (en) 1980-12-16

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