JPS6260992B2 - - Google Patents
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- JPS6260992B2 JPS6260992B2 JP17273780A JP17273780A JPS6260992B2 JP S6260992 B2 JPS6260992 B2 JP S6260992B2 JP 17273780 A JP17273780 A JP 17273780A JP 17273780 A JP17273780 A JP 17273780A JP S6260992 B2 JPS6260992 B2 JP S6260992B2
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- Japan
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- paper
- impregnated
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- Expired
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は樹脂含浸化粧板に関するものであり、
特に透明紙を用いて深みのある立体的模様感を有
する化粧板がきわめて容易に製造できる化粧板の
製造方法を提供することを目的とする。
特に透明紙を用いて深みのある立体的模様感を有
する化粧板がきわめて容易に製造できる化粧板の
製造方法を提供することを目的とする。
立体的模様感を有する化粧板の製造方法は従来
より種々提案されているが、その中で樹脂含浸化
粧紙を用いる化粧板に関するものがある。
より種々提案されているが、その中で樹脂含浸化
粧紙を用いる化粧板に関するものがある。
その中で樹脂を含浸すると透明になる所謂透明
紙を用いる方法がある。これは、顔料入りの原紙
即ちチタン紙に樹脂含浸した含浸紙の上に、任意
の模様を施した透明紙に樹脂を含浸した含浸紙を
重ねて加熱加圧するものであるが、この構成では
チタン紙の彩度の低さがその上の透明紙の彩度に
悪影響を与え、透明紙の利点が十分に発揮でき
ず、従つて深みのある化粧板は得られない。
紙を用いる方法がある。これは、顔料入りの原紙
即ちチタン紙に樹脂含浸した含浸紙の上に、任意
の模様を施した透明紙に樹脂を含浸した含浸紙を
重ねて加熱加圧するものであるが、この構成では
チタン紙の彩度の低さがその上の透明紙の彩度に
悪影響を与え、透明紙の利点が十分に発揮でき
ず、従つて深みのある化粧板は得られない。
そこで、透明紙の表面には任意の模様を、裏面
には隠蔽性を有するベタ層を各々施してから樹脂
含浸をしようという試みがなされたが、透明紙の
両面にインキ層が形成されている為に樹脂が充分
に含浸しないという欠点があることが判明した。
には隠蔽性を有するベタ層を各々施してから樹脂
含浸をしようという試みがなされたが、透明紙の
両面にインキ層が形成されている為に樹脂が充分
に含浸しないという欠点があることが判明した。
本発明は以上のような欠点を解消し、２枚の透
明紙を用いることによつて樹脂を充分に含浸させ
ることができ、従つて深みのある立体感に富んだ
化粧板を製造することができる方法を提供するも
のである。
明紙を用いることによつて樹脂を充分に含浸させ
ることができ、従つて深みのある立体感に富んだ
化粧板を製造することができる方法を提供するも
のである。
以下本発明を図面に従つて詳細に説明する。
まず第１図に示すように、片面に任意の模様層
２を施した着色紙１を上に、同じく片面に隠蔽性
を有するベタ印刷層４を施した着色紙３を下にし
て基材５の上に重ねる。
２を施した着色紙１を上に、同じく片面に隠蔽性
を有するベタ印刷層４を施した着色紙３を下にし
て基材５の上に重ねる。
着色紙１及び３は各れも樹脂を含浸すると透明
又は半透明になる紙で、メラミン樹脂、ジアリル
フタレート樹脂等の熱硬化性樹脂が含浸されてい
る。もちろん着色していなくても良い。
又は半透明になる紙で、メラミン樹脂、ジアリル
フタレート樹脂等の熱硬化性樹脂が含浸されてい
る。もちろん着色していなくても良い。
又、上層の紙は模様層を施す関係で、特に木目
模様を施す場合が多いのでその表面の印刷適性が
良いことが重要であるが、下層の紙はベタ印刷が
可能であれば特に支障は無い。
模様を施す場合が多いのでその表面の印刷適性が
良いことが重要であるが、下層の紙はベタ印刷が
可能であれば特に支障は無い。
任意の模様層を形成するインキは、ポリアゾベ
ンチヂンイエロー、フタロシアニンブルー等の顔
料を用い、バインダーは酢酸セルロース、メラミ
ン樹脂等一般に熱硬化性樹脂含浸化粧紙に用いら
れるインキのバインダーで十分である。
ンチヂンイエロー、フタロシアニンブルー等の顔
料を用い、バインダーは酢酸セルロース、メラミ
ン樹脂等一般に熱硬化性樹脂含浸化粧紙に用いら
れるインキのバインダーで十分である。
ベタ印刷層は透明又は半透明の紙を透過して来
た光を反射させて下の基材を隠蔽する役割を有し
ている為、ウエツトの状態で酸化チタン等の填材
を50〜60％含むコンクタイプのインキを使用する
のが望ましく、それによつて比較的薄いインキ被
膜で（例えば10μ以下）充分な隠蔽性を有するベ
タ印刷層が得られる。
た光を反射させて下の基材を隠蔽する役割を有し
ている為、ウエツトの状態で酸化チタン等の填材
を50〜60％含むコンクタイプのインキを使用する
のが望ましく、それによつて比較的薄いインキ被
膜で（例えば10μ以下）充分な隠蔽性を有するベ
タ印刷層が得られる。
なお、任意の模様層を形成する前に透明な着色
ベタ層をその下に設けておくこともできる。
ベタ層をその下に設けておくこともできる。
又、第２図に示す様に、上層の着色紙１をその
模様面を下にして下層の着色紙３の上に重ねるこ
とも可能である。基材は、合板、パーチクルボー
ド等が使用できる。
模様面を下にして下層の着色紙３の上に重ねるこ
とも可能である。基材は、合板、パーチクルボー
ド等が使用できる。
次に常法に従つて加熱加圧成形を行なえば第３
図に示す様な化粧板が得られる。
図に示す様な化粧板が得られる。
以上のような本発明の方法によれば以下のよう
な効果を得ることができる。
な効果を得ることができる。
模様層２とベタ印刷層４との間に透明層が存
在する為、深みのある自然感に富んだ化粧板が
得られる。
在する為、深みのある自然感に富んだ化粧板が
得られる。
模様層とベタ印刷層とは各々別の紙に施され
ており、しかも各々の紙の片面のみに形成され
ているので樹脂の含浸が良好であり、生産性も
良い。
ており、しかも各々の紙の片面のみに形成され
ているので樹脂の含浸が良好であり、生産性も
良い。
実施例 １
重量55ｇ／m2の着色透明原紙、TKS原紙（興
人(株)製）の片面に、HTインキ（東洋インキ製造
(株)製）を用いて４色刷のチーク柄木目模様を印刷
し、低圧用のメラミン樹脂を60ｇ／m2（dry）含
浸させて上層用の含浸紙を得た。
人(株)製）の片面に、HTインキ（東洋インキ製造
(株)製）を用いて４色刷のチーク柄木目模様を印刷
し、低圧用のメラミン樹脂を60ｇ／m2（dry）含
浸させて上層用の含浸紙を得た。
次に重量40ｇ／m2のＧ着色透明紙（宇都宮製紙
(株)製）の片面にコンクタイプの白色インキを用い
て130線版深60μのグラビア版でベタ印刷を施
し、低圧用のメラミン樹脂を50ｇ／m2（dry）含
浸させて下層用の含浸紙を得た。
(株)製）の片面にコンクタイプの白色インキを用い
て130線版深60μのグラビア版でベタ印刷を施
し、低圧用のメラミン樹脂を50ｇ／m2（dry）含
浸させて下層用の含浸紙を得た。
次いで、厚さ15mmのパーチクルボードの上に下
層用の含浸紙をそのベタ印刷面をパーチクルボー
ドに向けて重ね、その上に上層用の含浸紙をその
印刷面を上に向けて重ね、ホツトコールド方式に
て加熱加圧して化粧板を得た。
層用の含浸紙をそのベタ印刷面をパーチクルボー
ドに向けて重ね、その上に上層用の含浸紙をその
印刷面を上に向けて重ね、ホツトコールド方式に
て加熱加圧して化粧板を得た。
実施例 ２
晒原紙の片面に透明着色ベタ層を施してからウ
オールナツト柄の木目模様を印刷し次いでメラミ
ン樹脂を含浸して上層用の含浸紙を得ることと、
下層用の含浸紙の原紙として晒原紙を用いる他は
実施例１と同様にして化粧板を得た。
オールナツト柄の木目模様を印刷し次いでメラミ
ン樹脂を含浸して上層用の含浸紙を得ることと、
下層用の含浸紙の原紙として晒原紙を用いる他は
実施例１と同様にして化粧板を得た。
実施例 ３
重量25ｇ／m2の着色透明原子（三島製紙(株)製）
の片面に、HTインキを用いて３色刷の桜柄の木
目模様を印刷し、ジアリルフタレート樹脂を30
ｇ／m2（dry）含浸させて上層用の含浸紙を得
た。
の片面に、HTインキを用いて３色刷の桜柄の木
目模様を印刷し、ジアリルフタレート樹脂を30
ｇ／m2（dry）含浸させて上層用の含浸紙を得
た。
次に、重量55ｇ／m2の着色透明原紙、TKS原
紙の片面にコンクタイプの白色インキを用いて
130線版深60μのグラビア版でベタ印刷を施し、
ジアリルフタレート樹脂を60ｇ／m2（dry）含浸
させて下層用の含浸紙を得た。
紙の片面にコンクタイプの白色インキを用いて
130線版深60μのグラビア版でベタ印刷を施し、
ジアリルフタレート樹脂を60ｇ／m2（dry）含浸
させて下層用の含浸紙を得た。
次いで、厚さ15mmのパーチクルボードの上に下
層用の含浸紙をそのベタ印刷面をパーチクルボー
ドに向けて重ね、その上に上層用の含浸紙をその
印刷面を下に向けて重ね、ホツトホツト方式で、
温度140℃、圧力12Kg／cm2、時間18分間の条件で
加熱加圧して化粧板を得た。
層用の含浸紙をそのベタ印刷面をパーチクルボー
ドに向けて重ね、その上に上層用の含浸紙をその
印刷面を下に向けて重ね、ホツトホツト方式で、
温度140℃、圧力12Kg／cm2、時間18分間の条件で
加熱加圧して化粧板を得た。
図面は本発明方法の工程の一例を説明する略解
図であつて、第１図は基材の上に含浸紙を重ねる
順序と向きを示す断面図、第２図は含浸紙を重ね
る向きを示す他の実施例を示す断面図、第３図は
本発明によつて得られた化粧板の一例を示す断面
図である。 １……着色紙、２……模様層、３……着色紙、
４……ベタ印刷層、５……基材。
図であつて、第１図は基材の上に含浸紙を重ねる
順序と向きを示す断面図、第２図は含浸紙を重ね
る向きを示す他の実施例を示す断面図、第３図は
本発明によつて得られた化粧板の一例を示す断面
図である。 １……着色紙、２……模様層、３……着色紙、
４……ベタ印刷層、５……基材。
Claims (1)
- １ メラミン樹脂化粧板、ジアリルフタレート樹
脂化粧板等の樹脂含浸化粧紙を用いる化粧板の製
造方法において、片面に任意の模様層を施した、
樹脂を含浸すると透明又は半透明になる着色紙又
は着色していない紙からなる含浸紙を上層とし、
片面に隠蔽性を有するベタ印刷層を施した、樹脂
を含浸すると透明又は半透明になる着色紙又は着
色していない紙からなる含浸紙を下層となる様に
し、しかも模様層とベタ印刷層の間には少なくと
も１枚の前記の紙の層が介在するように２枚の樹
脂含浸化粧紙を配置することを特徴とする樹脂含
浸化粧板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17273780A JPS5796856A (en) | 1980-12-08 | 1980-12-08 | Manufacture of resin impregnated decorative board |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17273780A JPS5796856A (en) | 1980-12-08 | 1980-12-08 | Manufacture of resin impregnated decorative board |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5796856A JPS5796856A (en) | 1982-06-16 |
| JPS6260992B2 true JPS6260992B2 (ja) | 1987-12-18 |
Family
ID=15947376
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17273780A Granted JPS5796856A (en) | 1980-12-08 | 1980-12-08 | Manufacture of resin impregnated decorative board |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5796856A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6120746A (ja) * | 1984-07-10 | 1986-01-29 | 松下電工株式会社 | 化粧板 |
| JPS63169266A (ja) * | 1986-12-27 | 1988-07-13 | Hoden Seimitsu Kako Kenkyusho Ltd | 治具グラインダ |
-
1980
- 1980-12-08 JP JP17273780A patent/JPS5796856A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5796856A (en) | 1982-06-16 |
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