JPS63191634A - 着色コア−化粧板およびその製造方法 - Google Patents
着色コア−化粧板およびその製造方法Info
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- JPS63191634A JPS63191634A JP20349286A JP20349286A JPS63191634A JP S63191634 A JPS63191634 A JP S63191634A JP 20349286 A JP20349286 A JP 20349286A JP 20349286 A JP20349286 A JP 20349286A JP S63191634 A JPS63191634 A JP S63191634A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は着色コアー化粧板およびその製造方法に係り、
さらに詳しくはコアー紙にパターン紙と同色系の顔料が
抄き込まれており寸法変化率が小さい着色コアーを有す
る化粧板およびその製造方法に間する。
さらに詳しくはコアー紙にパターン紙と同色系の顔料が
抄き込まれており寸法変化率が小さい着色コアーを有す
る化粧板およびその製造方法に間する。
従来、一般に化粧板といわれるものには種々あるが、代
表的なものは特公昭46〜38036号公報に開示され
ているように化粧表面層がフェノール樹脂、メラミン樹
脂、ジ・アリルフタレート樹脂、ポリエステル樹脂、エ
ポキシ樹脂その他の熱硬化性樹脂から成るものである。
表的なものは特公昭46〜38036号公報に開示され
ているように化粧表面層がフェノール樹脂、メラミン樹
脂、ジ・アリルフタレート樹脂、ポリエステル樹脂、エ
ポキシ樹脂その他の熱硬化性樹脂から成るものである。
しかしながら、上記従来の化粧板は化粧表面層が例えば
メラミン樹脂であると、コア一層はメラミン樹脂とは異
なるフェノール樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂
、などの加撓性に優れた熱硬化性樹脂が使用されるのが
一般的であり、化粧表面層とコア一層とに使用されるそ
れぞれの樹脂の種類が異なっており、加熱又は加湿時に
おける伸縮の割合、すなわち寸法変化率が表面層とコア
一層と異なることにより、表面層の樹脂の寸法変化率が
小さくコア一層の樹脂の寸法変化率が大きい割合には、
表面層側に凹状に反り、その逆の場合には凸状に反る欠
点があった。また、表面層の樹脂が無色透明であって表
面紙が晒した漂白祇であり、コア一層の樹脂が耐光性が
悪く変色の大きいフェノール樹脂であってコアー紙が未
晒しのリグニン含有の茶褐色のクラフト紙である場合に
は、化粧板の切り口断面である小口が白色系淡色である
場合と、褐色ないし黒褐色の濃色である場合とのコント
ラストが顕著となり、外観的に美感が損われる欠点があ
る。
メラミン樹脂であると、コア一層はメラミン樹脂とは異
なるフェノール樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂
、などの加撓性に優れた熱硬化性樹脂が使用されるのが
一般的であり、化粧表面層とコア一層とに使用されるそ
れぞれの樹脂の種類が異なっており、加熱又は加湿時に
おける伸縮の割合、すなわち寸法変化率が表面層とコア
一層と異なることにより、表面層の樹脂の寸法変化率が
小さくコア一層の樹脂の寸法変化率が大きい割合には、
表面層側に凹状に反り、その逆の場合には凸状に反る欠
点があった。また、表面層の樹脂が無色透明であって表
面紙が晒した漂白祇であり、コア一層の樹脂が耐光性が
悪く変色の大きいフェノール樹脂であってコアー紙が未
晒しのリグニン含有の茶褐色のクラフト紙である場合に
は、化粧板の切り口断面である小口が白色系淡色である
場合と、褐色ないし黒褐色の濃色である場合とのコント
ラストが顕著となり、外観的に美感が損われる欠点があ
る。
〔発明が解決しようとする問題点)
本発明は上記従来の化粧板の欠点である主として表面層
とコア一層との寸法変化率の差異による化粧板の反りの
生起の問題と、表面層とコア一層との樹脂及び紙の色相
の相異によるコントラストの顕著な違いによる美感が損
われる問題点とを除去・解決することを目的として、特
許請求の範囲に記載の゛着色コアー化粧板およびその製
造方法を提供するものである。
とコア一層との寸法変化率の差異による化粧板の反りの
生起の問題と、表面層とコア一層との樹脂及び紙の色相
の相異によるコントラストの顕著な違いによる美感が損
われる問題点とを除去・解決することを目的として、特
許請求の範囲に記載の゛着色コアー化粧板およびその製
造方法を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段およびその作用〕本発明
は上記目的を達成するために、次に示すような手段を採
用し、従来の化粧板の欠点を除去・改善した寸法変化率
が小さくて反りのない着色コアーを有する化粧板を提供
するものである。
は上記目的を達成するために、次に示すような手段を採
用し、従来の化粧板の欠点を除去・改善した寸法変化率
が小さくて反りのない着色コアーを有する化粧板を提供
するものである。
すなわち熱硬化性樹脂化粧板の製造方法において、基材
部のコアー紙に着色顔料が抄き込まれ、天分が1〜10
重量%含有された晒しクラフト紙を抄造する工程と、前
記晒しクラフト紙にフェノール樹脂を含浸・塗布する工
程と、前記着色顔料と同色系のパターン紙にフェノール
樹脂、メラミン樹脂、ジ・アリルフタレート樹脂、ポリ
エステル樹脂のいずれかの熱硬化性樹脂を含浸・塗布す
る工程と、必要に応じて着色又は透明なオーバーレイ紙
にフェノール樹脂、メラミン樹脂、ジ・アリルフタレー
ト樹脂、ポリエステル樹脂のいずれかの熱硬化性樹脂を
含浸・塗布する工程と、前記工程により得られた熱硬化
性樹脂含浸コアーを基材として、その上に熱硬化性樹脂
が含浸・塗布されたパターン紙とオーバーレイ紙とを一
体に載置する工程と、これら一体積層物を加熱加圧成形
する工程とから成る着色コアー化粧板の製造方法を提供
することによって、前記本発明の目的を達成するもので
ある。
部のコアー紙に着色顔料が抄き込まれ、天分が1〜10
重量%含有された晒しクラフト紙を抄造する工程と、前
記晒しクラフト紙にフェノール樹脂を含浸・塗布する工
程と、前記着色顔料と同色系のパターン紙にフェノール
樹脂、メラミン樹脂、ジ・アリルフタレート樹脂、ポリ
エステル樹脂のいずれかの熱硬化性樹脂を含浸・塗布す
る工程と、必要に応じて着色又は透明なオーバーレイ紙
にフェノール樹脂、メラミン樹脂、ジ・アリルフタレー
ト樹脂、ポリエステル樹脂のいずれかの熱硬化性樹脂を
含浸・塗布する工程と、前記工程により得られた熱硬化
性樹脂含浸コアーを基材として、その上に熱硬化性樹脂
が含浸・塗布されたパターン紙とオーバーレイ紙とを一
体に載置する工程と、これら一体積層物を加熱加圧成形
する工程とから成る着色コアー化粧板の製造方法を提供
することによって、前記本発明の目的を達成するもので
ある。
そして、上記本発明の化粧板とは熱硬化性樹脂化粧板に
おいて、基材部のコアー紙に着色顔料が抄き込まれてお
り、天分が1〜10重量%含有されている晒しクラフト
紙であって、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ポリエス
テル樹脂が含浸・塗布された樹脂含浸コアー紙を基材と
し、その基材表面に前記着色顔料と同色系のパターン紙
がら成る前記熱硬化性樹脂と同じ樹脂が含浸・塗布され
た樹脂含浸パターン紙をS!置し、その上に必要に応じ
て前記熱硬化性樹脂のいずれかと同じ樹脂が含浸・塗布
された樹脂含浸オーバーレイ紙を載置し、これら一体積
屑物を加熱加圧成形して成る寸法変化率が小さく反りの
ない着色コアー化粧板である。
おいて、基材部のコアー紙に着色顔料が抄き込まれてお
り、天分が1〜10重量%含有されている晒しクラフト
紙であって、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ポリエス
テル樹脂が含浸・塗布された樹脂含浸コアー紙を基材と
し、その基材表面に前記着色顔料と同色系のパターン紙
がら成る前記熱硬化性樹脂と同じ樹脂が含浸・塗布され
た樹脂含浸パターン紙をS!置し、その上に必要に応じ
て前記熱硬化性樹脂のいずれかと同じ樹脂が含浸・塗布
された樹脂含浸オーバーレイ紙を載置し、これら一体積
屑物を加熱加圧成形して成る寸法変化率が小さく反りの
ない着色コアー化粧板である。
このように、寸法変化率が小さく反りのない着色コアー
化粧板が得られる理由としては、次のようなことが考え
られる。
化粧板が得られる理由としては、次のようなことが考え
られる。
(イ)化粧板の製品厚さが2.0n以下の比較的薄い化
粧板は、表面層とコア一層との樹脂を同一の熱硬化性樹
脂にすることにより、表面層とコア一層との寸法変化率
を同じくして化粧板の反りの生起を少なくすることがで
きること。
粧板は、表面層とコア一層との樹脂を同一の熱硬化性樹
脂にすることにより、表面層とコア一層との寸法変化率
を同じくして化粧板の反りの生起を少なくすることがで
きること。
(ロ)化粧板の表面層がライトカラーの模様紙(主とし
て無地色化粧紙)である場合には、使用する樹脂はメラ
ミン樹脂、ジ・アリルフタレート樹脂、ポリエステル樹
脂などを有利に使用することができる。そのためには、
表面化粧紙に白色の酸化チタン含有の遮蔽性の良い模様
紙を使用すると共に、コアー紙は上記模様紙と同色系の
顔料が一定量以下抄き込まれており、灰分が通常のパタ
ーン紙よりも少ないものを使用することが肝要である。
て無地色化粧紙)である場合には、使用する樹脂はメラ
ミン樹脂、ジ・アリルフタレート樹脂、ポリエステル樹
脂などを有利に使用することができる。そのためには、
表面化粧紙に白色の酸化チタン含有の遮蔽性の良い模様
紙を使用すると共に、コアー紙は上記模様紙と同色系の
顔料が一定量以下抄き込まれており、灰分が通常のパタ
ーン紙よりも少ないものを使用することが肝要である。
(ハ)このように、本発明で使用する着色コアー紙は一
定量以下の灰分を有し、着色顔料が含有されており、同
系色の一般的なパターン紙より灰分が少ないため、繊維
と繊維の絡みやx、y、z軸方向への繊維の配向性も均
一で、製品厚さが厚い化粧板については表面層とコア一
層との樹脂が同一でなくても化粧板自体に強度が十分あ
り、反りを生ずることは少なく、また、吸水後の寸法変
化率が小さくなる。
定量以下の灰分を有し、着色顔料が含有されており、同
系色の一般的なパターン紙より灰分が少ないため、繊維
と繊維の絡みやx、y、z軸方向への繊維の配向性も均
一で、製品厚さが厚い化粧板については表面層とコア一
層との樹脂が同一でなくても化粧板自体に強度が十分あ
り、反りを生ずることは少なく、また、吸水後の寸法変
化率が小さくなる。
(ニ)化粧板の表面層が黒色ないし濃紺色又は黒褐色な
どのダークカラーの模様紙である場合には、寸法変化率
が比較的小さくかつ耐光色の変化のある着色されたフェ
ノール樹脂又はポリエステル樹脂などを模様紙とコアー
紙に含浸又は塗布して有利に使用することができる。こ
の場合にもコアー紙は晒しクラフト紙を使用することに
より、その化粧板の小口を美麗にすることができる。
どのダークカラーの模様紙である場合には、寸法変化率
が比較的小さくかつ耐光色の変化のある着色されたフェ
ノール樹脂又はポリエステル樹脂などを模様紙とコアー
紙に含浸又は塗布して有利に使用することができる。こ
の場合にもコアー紙は晒しクラフト紙を使用することに
より、その化粧板の小口を美麗にすることができる。
次に、本発明の最も代表的な実施例について説明する。
(実施例1〕
坪量が112g/rrfの緑色無地のパターン紙であっ
て、天分として酸化チタンが34.3%含有された熱硬
化性樹脂化粧板用模様紙と、坪量が184g/rdの晒
しクラフト紙であって、天分として緑色系無機質顔料が
4.4%含有されたコアー紙とにそれぞれ変性メラミン
樹脂を含浸して含浸率が55%の模様紙と、含浸率が4
8%のコアー紙を多数得た。そして、上記模様紙1枚を
最表層とし、その下にコアー祇4枚を載置し、これら5
枚を1組として積層するために高圧プレス成形機により
145℃で100kg / CIJの条件下で約40分
間熱圧着し、本発明の着色コアー化粧板(以下、本発明
品1という)を得た。
て、天分として酸化チタンが34.3%含有された熱硬
化性樹脂化粧板用模様紙と、坪量が184g/rdの晒
しクラフト紙であって、天分として緑色系無機質顔料が
4.4%含有されたコアー紙とにそれぞれ変性メラミン
樹脂を含浸して含浸率が55%の模様紙と、含浸率が4
8%のコアー紙を多数得た。そして、上記模様紙1枚を
最表層とし、その下にコアー祇4枚を載置し、これら5
枚を1組として積層するために高圧プレス成形機により
145℃で100kg / CIJの条件下で約40分
間熱圧着し、本発明の着色コアー化粧板(以下、本発明
品1という)を得た。
この化粧板の切断面小口を観察したところ、最表層の緑
色無地模様紙とほぼ同色系の淡緑色コアー紙の着色コア
ー化粧板であった。
色無地模様紙とほぼ同色系の淡緑色コアー紙の着色コア
ー化粧板であった。
〔実施例2〕
坪量がto4g/−の橙色無地のパターン紙であって、
灰分として酸化チタンが27.8%含有された熱硬化性
樹脂化粧板用模様紙と、坪量が191g/rrrの晒し
クラフト紙であって、灰分として橙色系無機質顔料が4
.1%含有されたコアー紙とにそれぞれ高圧用ポリエス
テル樹脂を含浸して、含浸率が56.2%の模様紙と、
含浸率が45%のコアー紙を多数得た。そして、上記模
様紙1枚を最表層とし、その下にコアー祇4枚を!!置
し、これら5枚を1組として積層するために高圧プレス
成形機により138℃、50kg/cdの条件下で約3
5分間熱圧着し、本発明の着色コアー化粧板(以下、本
発明品2という)を得た。この化粧板の切断面小口を観
察したところ、最表層の橙色無地模様紙とほぼ同色系の
淡黄橙色コアー紙の着色コアー化粧板であった。
灰分として酸化チタンが27.8%含有された熱硬化性
樹脂化粧板用模様紙と、坪量が191g/rrrの晒し
クラフト紙であって、灰分として橙色系無機質顔料が4
.1%含有されたコアー紙とにそれぞれ高圧用ポリエス
テル樹脂を含浸して、含浸率が56.2%の模様紙と、
含浸率が45%のコアー紙を多数得た。そして、上記模
様紙1枚を最表層とし、その下にコアー祇4枚を!!置
し、これら5枚を1組として積層するために高圧プレス
成形機により138℃、50kg/cdの条件下で約3
5分間熱圧着し、本発明の着色コアー化粧板(以下、本
発明品2という)を得た。この化粧板の切断面小口を観
察したところ、最表層の橙色無地模様紙とほぼ同色系の
淡黄橙色コアー紙の着色コアー化粧板であった。
〔実施例3〕
坪量が125g/ rdの黒褐色無地パターン紙であっ
て、天分として酸化チタンが21.1%含有された熱硬
化性樹脂化粧板用模様紙と、坪量が201g/rrrの
晒しクラフト紙であって、天分として黒褐色無機質顔料
が7.8%含有されたコアー紙とにそれぞれフェノール
樹脂を含浸して、含浸率が54.8%の模様紙と、含浸
率が47.8%のコアー祇とを多数得た。
て、天分として酸化チタンが21.1%含有された熱硬
化性樹脂化粧板用模様紙と、坪量が201g/rrrの
晒しクラフト紙であって、天分として黒褐色無機質顔料
が7.8%含有されたコアー紙とにそれぞれフェノール
樹脂を含浸して、含浸率が54.8%の模様紙と、含浸
率が47.8%のコアー祇とを多数得た。
そして、上記模様紙1枚を最表層とし、その下にコアー
祇4枚を載置し、これら5枚を1&IIとして積層する
ために高圧プレス成形機により151℃、80kg/−
の条件下で約45分間熱圧着し、本発明の着色コアー化
粧板(以下、本発明品3という)を得た。この化粧板の
断面小口を観察したところ、最表層の黒褐色無地模様紙
とほぼ同色系の浅黒褐色コアー紙の着色コアー化粧板で
あった。
祇4枚を載置し、これら5枚を1&IIとして積層する
ために高圧プレス成形機により151℃、80kg/−
の条件下で約45分間熱圧着し、本発明の着色コアー化
粧板(以下、本発明品3という)を得た。この化粧板の
断面小口を観察したところ、最表層の黒褐色無地模様紙
とほぼ同色系の浅黒褐色コアー紙の着色コアー化粧板で
あった。
(比較例1)
坪量が103.5g/ rrlの緑色無地パターン紙で
あって、灰分として酸化チタンが15.1%含有された
熱硬化性樹脂化粧板用模様紙と、坪量が1908/rr
lの末晒しクラフト紙であって、灰分が0.56%含有
された灰褐色でリグニンが含有されたコアー紙にそれぞ
れ変性メラミン樹脂を含浸して含浸率が55.6%の模
様紙と、含浸率が33%のコアー祇を多数得た。そして
、上記コアー紙1枚を最表面とし、その下にコアー祇5
枚を載置し、これら6枚を1&llとして積層するため
に高圧プレス成形機により149℃で95kg/cI1
1の条件下で約40分間熱圧着し、従来の化粧板である
比較例の化粧板を得た。この化粧板の切断面小口を観察
したところ、最表面の模様紙の上層部分は緑色であった
がコア一層のクラフト紙部分は灰褐色で模様紙層とは異
なる色調を呈し、美観的に模様紙の下層の白色部分を境
界面として3色の層別断面の化粧板(以下、比較品1と
いう)であった。
あって、灰分として酸化チタンが15.1%含有された
熱硬化性樹脂化粧板用模様紙と、坪量が1908/rr
lの末晒しクラフト紙であって、灰分が0.56%含有
された灰褐色でリグニンが含有されたコアー紙にそれぞ
れ変性メラミン樹脂を含浸して含浸率が55.6%の模
様紙と、含浸率が33%のコアー祇を多数得た。そして
、上記コアー紙1枚を最表面とし、その下にコアー祇5
枚を載置し、これら6枚を1&llとして積層するため
に高圧プレス成形機により149℃で95kg/cI1
1の条件下で約40分間熱圧着し、従来の化粧板である
比較例の化粧板を得た。この化粧板の切断面小口を観察
したところ、最表面の模様紙の上層部分は緑色であった
がコア一層のクラフト紙部分は灰褐色で模様紙層とは異
なる色調を呈し、美観的に模様紙の下層の白色部分を境
界面として3色の層別断面の化粧板(以下、比較品1と
いう)であった。
(比較例2)
坪量が130g/mのクリーム色の無地パターン紙であ
って、天分として酸化チタンが32.3%含有された熱
硬化性樹脂化粧板用模様紙に変性メラミン樹脂を含浸し
た含浸率が55%の模様紙と前記と同じ模様紙を着色コ
アーとし、前記変性メラミン樹脂を含浸した含浸率が5
0%の着色コアー祇6枚をiaiし、これら7枚を1&
11として積層すめために高圧プレス成形機により15
0℃で95 kg / cjの条件下で約40分間熱圧
着し、従来の化粧板比較例の化粧板を得た。この化粧板
の切断小口を観察したところ、表面層とコア一層とはほ
ぼ同色系であった。
って、天分として酸化チタンが32.3%含有された熱
硬化性樹脂化粧板用模様紙に変性メラミン樹脂を含浸し
た含浸率が55%の模様紙と前記と同じ模様紙を着色コ
アーとし、前記変性メラミン樹脂を含浸した含浸率が5
0%の着色コアー祇6枚をiaiし、これら7枚を1&
11として積層すめために高圧プレス成形機により15
0℃で95 kg / cjの条件下で約40分間熱圧
着し、従来の化粧板比較例の化粧板を得た。この化粧板
の切断小口を観察したところ、表面層とコア一層とはほ
ぼ同色系であった。
以下この化粧板を比較品2という。
以下、実施例1〜3で得た本発明品1〜3と比較品1〜
2との主要な物性値とを比較して第1表に示す。
2との主要な物性値とを比較して第1表に示す。
第1表 化粧板の物性比較表
第1表で明らかなように、本発明品1〜3は、比較品2
よりも寸法変化率が4〜5割小さくなり、しかも化粧板
の反りの面で比較品1よりも著しく差異があった。また
、それぞれの化粧板の小口面の美観上に本発明品と比較
品とは明らかな差異が認められた。
よりも寸法変化率が4〜5割小さくなり、しかも化粧板
の反りの面で比較品1よりも著しく差異があった。また
、それぞれの化粧板の小口面の美観上に本発明品と比較
品とは明らかな差異が認められた。
以上のように本発明によれば、寸法変化率が小さく、化
粧板の反りが殆どなく、化粧板の切断面小口が模様層と
コア一層とが同色系であって、美観上極めて好ましい統
一された色調を呈し、特に化粧板の板厚さが1、Q a
m以上の厚物化粧板の場合に、従来の化粧板(比較品)
よりも著しく化粧板の小口面が美麗であった。
粧板の反りが殆どなく、化粧板の切断面小口が模様層と
コア一層とが同色系であって、美観上極めて好ましい統
一された色調を呈し、特に化粧板の板厚さが1、Q a
m以上の厚物化粧板の場合に、従来の化粧板(比較品)
よりも著しく化粧板の小口面が美麗であった。
特許出願人 イ ビ デ ン 株式会社代表者 多
賀潤一部 手 緒E 釘1↑ 正 書(自発) 1.事件の表示 昭和61年 特許願第203492号 2、発明の名称 着色コアー化粧板およびその製造方法 3、補正をする者 事件との関係 本人柱 所 〒5
03 岐阜県大垣市神田町2丁目1番地4、補正の
命令の日付 6、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 7、補正の内容 1) 発明の詳細な説明 明細書12ペ一ジ第17行目の「すめため」を「するた
め」′″4″ET!−ウよ
賀潤一部 手 緒E 釘1↑ 正 書(自発) 1.事件の表示 昭和61年 特許願第203492号 2、発明の名称 着色コアー化粧板およびその製造方法 3、補正をする者 事件との関係 本人柱 所 〒5
03 岐阜県大垣市神田町2丁目1番地4、補正の
命令の日付 6、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 7、補正の内容 1) 発明の詳細な説明 明細書12ペ一ジ第17行目の「すめため」を「するた
め」′″4″ET!−ウよ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)熱硬化性樹脂化粧板において、基材部のコアー紙に
着色顔料が抄き込まれており、灰分が1〜10重量%含
有されている晒しクラフト紙であって、フェノール樹脂
、メラミン樹脂、ジ・アリルフタレート樹脂、ポリエス
テル樹脂のいずれかの熱硬化性樹脂が含浸・塗布された
樹脂含浸コアー紙を基材とし、その基材表面に前記着色
顔料と同色系のパターン紙から成る前記熱硬化性樹脂の
いずれかと同じ樹脂が含浸・塗布された樹脂含浸パター
ン紙を載置し、その上に必要に応じて前記熱硬化性樹脂
のいずれかと同じ樹脂が含浸・塗布された樹脂含浸オー
バーレイ紙を載置し、これら一体積層物を加熱加圧成形
して成る着色コアー化粧板。 2)前記コアー紙に着色顔料が原紙の乾燥重量100部
に対し1〜35重量%含有されて成る特許請求の範囲第
1項記載の着色コアー化粧板。 3)前記コアー紙の密度が、0.50〜0.70kg/
cm^3の範囲にあることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の着色コアー化粧板。 4)熱硬化性樹脂化粧板の製造方法において、基材部の
コアー紙に着色顔料が抄き込まれ、灰分が1〜10重量
%含有された晒しクラフト紙を抄造する工程と、前記晒
しクラフト紙にフェノール樹脂、メラミン樹脂、ジ・ア
リルフタレート樹脂、ポリエステル樹脂のいずれかの熱
硬化性樹脂を含浸・塗布する工程と、前記着色顔料と同
色系のパターン紙にフェノール樹脂、メラミン樹脂、ジ
・アリルフタレート樹脂、ポリエステル樹脂のいずれか
の熱硬化性樹脂を含浸・塗布する工程と、着色又は透明
なオーバーレイ紙にフェノール樹脂、メラミン樹脂、ジ
・アリルフタレート樹脂、ポリエステル樹脂のいずれか
の熱硬化性樹脂を含浸・塗布する工程と、前記工程によ
り得られた熱硬化性樹脂含浸コアーを基材として、その
上に熱硬化性樹脂を含浸・塗布したパターン紙と必要に
応じてオーバーレイ紙とを一体に載置する工程と、これ
ら一体積層物を加熱加圧成形する工程とから成る着色コ
アー化粧板の製造方法。 5)前記コアー紙の密度は、0.50〜0.70kg/
cm^3であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の着色コアー化粧板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20349286A JPS63191634A (ja) | 1986-08-28 | 1986-08-28 | 着色コア−化粧板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20349286A JPS63191634A (ja) | 1986-08-28 | 1986-08-28 | 着色コア−化粧板およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63191634A true JPS63191634A (ja) | 1988-08-09 |
Family
ID=16475051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20349286A Withdrawn JPS63191634A (ja) | 1986-08-28 | 1986-08-28 | 着色コア−化粧板およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63191634A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5229870A (en) * | 1975-09-01 | 1977-03-07 | Matsushita Electric Works Ltd | Manufacture of thermal setting resin decorated plate |
JPS60172512A (ja) * | 1984-02-17 | 1985-09-06 | フオ−マイカ・コ−ポレ−シヨン | 積層物の製造法 |
JPS6176364A (ja) * | 1984-09-25 | 1986-04-18 | 住友ベークライト株式会社 | メラミン樹脂化粧板 |
JPS61132335A (ja) * | 1984-11-23 | 1986-06-19 | フオーマイカ・コーポレーシヨン | 装飾ラミネートとその製法 |
-
1986
- 1986-08-28 JP JP20349286A patent/JPS63191634A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5229870A (en) * | 1975-09-01 | 1977-03-07 | Matsushita Electric Works Ltd | Manufacture of thermal setting resin decorated plate |
JPS60172512A (ja) * | 1984-02-17 | 1985-09-06 | フオ−マイカ・コ−ポレ−シヨン | 積層物の製造法 |
JPS6176364A (ja) * | 1984-09-25 | 1986-04-18 | 住友ベークライト株式会社 | メラミン樹脂化粧板 |
JPS61132335A (ja) * | 1984-11-23 | 1986-06-19 | フオーマイカ・コーポレーシヨン | 装飾ラミネートとその製法 |
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