JPH08216077A - 真空吸着装置 - Google Patents

真空吸着装置

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Publication number
JPH08216077A
JPH08216077A JP4477095A JP4477095A JPH08216077A JP H08216077 A JPH08216077 A JP H08216077A JP 4477095 A JP4477095 A JP 4477095A JP 4477095 A JP4477095 A JP 4477095A JP H08216077 A JPH08216077 A JP H08216077A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
valve
work
hole
pad
Prior art date
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Pending
Application number
JP4477095A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaharu Nakada
高晴 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Max Co Ltd filed Critical Max Co Ltd
Priority to JP4477095A priority Critical patent/JPH08216077A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】不定形の材料に対しても十分な吸着力が得られ
ること。 【構成】負圧発生手段に接続した中空の吸着盤1の下面
に吸着パッド3を取り付け、この吸着パッド3の表面に
複数の吸引孔4を開口形成し、各吸引孔4を吸着盤1の
内部に連通させるとともに、各吸引孔4と吸着盤1との
間には、各吸引孔4の開口端を密閉したときには開き、
上記開口端を密閉しないときには閉じるバルブ6を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は負圧を発生させてワーク
を吸着して吊り上げる真空吸着装置に関する。
【0002】
【従来技術】一般に重量のあるワークを吸着して吊り上
げるための装置として、図6に示されるような複数の吸
着パッド13を備え、これらの吸着パッド13を共通の
パイプ14に接続し、このパイプ14から空気を抜くこ
とによって各吸着パッド13内を減圧させることによ
り、吸着パッド13に当接させたワーク15を吸着させ
るものが知られている。
【0003】上記吸着装置は吊り上げるワークの表面が
滑らかな場合や、形状が定形の場合には十分な能力を発
揮する。しかし、木材等のようにワークの形状が不定形
の場合には適さない。その理由は、一部の吸着パッドが
当てられる部分に窪みがあったり、同図のように不定形
のために一部の吸着パッド13aがワーク15から外れ
たりすると、その部分から大気が洩れ入ってしまい、パ
イプ14から空気を抜いても十分な負圧を発生させるこ
とができず、必要な吸着力が得られなくなるからであ
る。
【0004】
【発明の目的】本発明は前記欠点を解消し、不定形の材
料に対しても十分な吸着力が得られる真空吸着装置を提
供することをその目的とする。
【0005】
【目的を達成するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る真空吸着装置は、負圧発生手段に接続
した中空の吸着盤の下面に吸着パッドを取り付け、この
吸着パッドの表面に複数の吸引孔を開口形成し、各吸引
孔を吸着盤の内部に連通させるとともに、各吸引孔と吸
着盤との間には、各吸引孔の開口端を密閉したときには
開き、上記開口端を密閉しないときには閉じるバルブを
設けたことを特徴とする。
【0006】
【発明の作用、効果】本発明によれば、吸着パッドをワ
ークに当接させた後、負圧発生手段を作動させると、ワ
ークが完全に密着した部分は、吸引孔の開口端は密閉さ
れるから、バルブは開き作動し、ワークに対して強い吸
着力が得られる。
【0007】これに対し、ワークと不完全に当接し又は
当接しない部分は、吸引孔の開口端は密閉されないか
ら、バルブは閉じ作動する。このため、吸引孔から吸着
盤の内部に大気が流入しない。
【0008】このように、各吸引孔と吸着盤との間に設
けられたバルブは、ワークとの当接状態に応じて開閉す
るので、大気が吸引孔から洩れ入ることがない。したが
って、負圧発生手段を作動させることにより吸着盤の内
部は十分に減圧され、ワークに対して強力な吸着力が得
られる。
【0009】
【実施例】図1は本発明に係る真空吸着装置の斜視図、
図2は同装置の要部の拡大断面図である。同図において
符号1は吸着盤を示す。この吸着盤1は内部が中空に形
成され、上部はエアホース2を介して真空ポンプ、リン
グブロアー等の負圧発生手段(図示せず)に接続してい
る。
【0010】吸着盤1の底板1aの下面には吸着パッド
3が取り付けられている。この吸着パッド3は発泡ウレ
タンゴム等の軟質材から構成され、表面には複数の吸引
孔4が開口形成されている。
【0011】各吸引孔4は吸着盤1の内部に連通してい
る。各吸引孔4は吸着盤1の底板1aに貫通形成された
孔部4aと吸着パッド3に形成された孔部4bとを連続
して成るもので、底板1aの孔部4aの方が吸着パッド
3の孔部4bよりも小径に形成されている。そして、孔
部4bの内側にはバルブハウジング5が形成され、その
内部には吸引孔4を開閉するバルブ6が設けられてい
る。バルブハウジング5にも小孔部7が形成されてい
る。
【0012】バルブ6は図3に示されるようにゴム製の
フロートバルブで、有底筒状に形成され、底部6aの外
面は球面状に形成されている。開口側部分6bは底板1
aの孔部4aに対向し、簡単に孔部4aに密着しないよ
うに、周縁部には複数個の舌片6cが形成されている。
底部6a側はバルブハウジング5の小孔部7に対向する
ように配置されている。したがって、バルブ6は、各吸
引孔4の開口端を密閉したときにはバルブ6の内外側は
全体として負圧となるから開き、また上記開口端を密閉
しないときには、バルブ6の外側は大気圧、内側は負圧
になるから閉じるように作動する。また、バルブ6は軟
質で変形しやすい構造であるから、閉じ時の密着度が高
い。
【0013】次に、前記構成の真空吸着装置の使用態様
について説明する。ワーク8は一部8aが切り欠かれた
不定形の木材で、さらに他の一部には窪み8bが形成さ
れているものとする。したがって、吸着盤1の吸着パッ
ド3をワーク8に当接させる場合、ワーク8の大部分に
対応する吸引孔4は図4(a) のように完全に密着し、窪
み8bに対応する部分の吸引孔4pは同図(b) のように
ワーク8に不完全に当接し、さらに切欠き部8aに対応
する吸引孔4qは同図(c) のようにワーク8に全く当接
していない。
【0014】吸着パッド3を上記のようにワーク8に当
接させた後、負圧発生手段を作動させると、ワーク8が
完全に密着した吸引孔4の開口端は完全に密閉されるか
ら、バルブ6の内外側は全体として負圧となり、バルブ
6は浮いた状態となるので、開き作動する。このため、
バルブ6の外側にある空間Sの内圧は減圧が進行し、ワ
ーク8に対して強い吸着力が得られる。
【0015】これに対し、ワーク8と不完全に当接した
吸引孔4pは、バルブ6の外側の空間には窪み8bから
の大気が流入するので、この空間Sは大気圧となるのに
対し、バルブ6の内側は負圧になるから、バルブ6の開
口側は底板1aの孔部に密着して閉じ作動する。このた
め、上記空間S内の大気は吸着盤1の内部に入り込むこ
とはできない。
【0016】同様に、ワーク8に当接しない吸引孔4q
も、同様にバルブ6の外側の空間Sに大気が流入するの
で、バルブ6は閉じ作動し、バルブ6の外側空間S内の
大気は吸着盤1の内部に入り込むことはできない。
【0017】このように、各吸引孔4、4p、4qと吸
着盤1との間に設けられたバルブ6は、ワーク8との当
接状態に応じて開閉するので、大気が吸引孔4から洩れ
入ることがない。したがって、負圧発生手段を作動させ
ることにより吸着盤1の内部は十分に減圧され、ワーク
8に対して強力な吸着力が得られる。
【0018】なお、バルブ6は図5のように、吸着盤1
の内部側に配置された弁体9に、吸着パッド3の外側に
突出するロッド10を一体に形成し、バネ11により常
時弁体9が閉じるように構成してもよい。この場合、ワ
ーク8が吸引孔4に当接しないとき(吸引孔4の開口端
を密閉しないとき)はバルブ6が閉じ、ワーク8が吸引
孔4に当接するとき(吸引孔4の開口端を密閉したと
き)はバルブ6が開いてワーク8を強く吸着することが
できるから、前述のバルブと同様の効果が得られる。
【0019】また、前記実施例はバルブハウジングを吸
引孔の内側に形成した例であるが、バルブは吸引孔と吸
着盤との間に設けられていればよいのであり、バルブハ
ウジングを吸着盤の内側(底板の吸引孔の内側)に配置
するように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る真空吸着装置の斜視図
【図2】上記真空吸着装置の一部の拡大断面図
【図3】バルブの断面図
【図4】(a) (b) (c) は上記真空吸着装置の作動態様説
明図
【図5】バルブの他の例の断面図
【図6】従来の真空吸着装置の説明図
【符号の説明】
1 吸着盤 3 吸着パッド 4 吸引孔 6 バルブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負圧発生手段に接続した中空の吸着盤の
    下面に吸着パッドを取り付け、この吸着パッドの表面に
    複数の吸引孔を開口形成し、各吸引孔を吸着盤の内部に
    連通させるとともに、各吸引孔と吸着盤との間には、各
    吸引孔の開口端を密閉したときには開き、上記開口端を
    密閉しないときには閉じるバルブを設けたことを特徴と
    する真空吸着装置。
JP4477095A 1995-02-09 1995-02-09 真空吸着装置 Pending JPH08216077A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4477095A JPH08216077A (ja) 1995-02-09 1995-02-09 真空吸着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4477095A JPH08216077A (ja) 1995-02-09 1995-02-09 真空吸着装置

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Publication Number Publication Date
JPH08216077A true JPH08216077A (ja) 1996-08-27

Family

ID=12700659

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4477095A Pending JPH08216077A (ja) 1995-02-09 1995-02-09 真空吸着装置

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