JPH08215815A - 薄スラブ用連続鋳造機の鋳片圧縮ロール装置 - Google Patents

薄スラブ用連続鋳造機の鋳片圧縮ロール装置

Info

Publication number
JPH08215815A
JPH08215815A JP4348995A JP4348995A JPH08215815A JP H08215815 A JPH08215815 A JP H08215815A JP 4348995 A JP4348995 A JP 4348995A JP 4348995 A JP4348995 A JP 4348995A JP H08215815 A JPH08215815 A JP H08215815A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
slab
rolls
mold
compression
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4348995A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2978414B2 (ja
Inventor
Masakazu Koide
優和 小出
Takashi Kanazawa
敬 金沢
Toshihiko Murakami
敏彦 村上
Takashi Kawakami
隆 川上
Kozaburo Tsujita
公三郎 辻田
Masahiro Ikeda
正裕 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd, Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP7043489A priority Critical patent/JP2978414B2/ja
Publication of JPH08215815A publication Critical patent/JPH08215815A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2978414B2 publication Critical patent/JP2978414B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Continuous Casting (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋳片表面に傷や皺を付けず、鋳造中にバルジ
ング等を発生させない薄スラブ用連続鋳造機の鋳片圧縮
ロール装置を提供する。 【構成】 薄スラブ用モールドMと、モールドM直下に
配設された鋳片圧縮ロール装置10の各圧縮ロールは、少
なくとも左ロール1と中央ロール2と右ロール3の3個
のロールに分割され、3個のロールはいずれも同一外径
のストレートロールであり、かつ中央ロール2は左・右
ロール1,3に対して偏心して軸支され、左・右ロール
1,3のロール間隔より中央ロール2のロール間隔が大
きくなっており、前記偏心量が、モールドに近い圧縮ロ
ールでは大きく、モールドから遠い圧縮ロールほど小さ
くなっている。これにより、スラブ鋳片の中央膨出部を
順に押潰していく。そして、各ロール1,2,3は周速
の違いがないので、鋳片表面を傷付けない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄スラブ用連続鋳造機の
鋳片圧縮ロール装置に関する。薄スラブとは通常、 100
mm以下の厚さの断面長方形の鋳片をいう。従来の普通の
連続鋳造機では、厚さが 200mm以上のスラブを鋳造して
いたが、最近では直接、厚さ 100mm以下の薄スラブを鋳
造する傾向にある。これは、薄ければ薄いほど直接最終
製品を鋳造することはできないまでも、後段の圧延機に
よる圧延工程が省略できるからである。もっとも、薄ス
ラブを鋳造すること自体は、古くから色々な方法が提案
されており、例えば、 モールドがベルト式のもの(特開平4−15704
8号など) モールドが双ロール式のもの(特開平3−2487
49号など) 鋳造後にオンラインで圧下(圧延)するもの、すな
わち鋳型の下方のパスラインに沿って設けられた圧下ロ
ールで、鋳片を圧延してスラブ厚さを順に薄くしていく
もの、等がある。 前記3例のうち、とは通常の貫通(底無し)鋳型を
使用する連続鋳造機とは根本的に鋳造方法を異にするも
のであり、についてはモールド下方のパスラインに設
けた圧下用ロールに圧下量調整装置が必要となるので、
設備が複雑かつ高価となり、この点において鋳造後に別
ラインの圧延設備で最終製品に圧延していくものとさほ
ど相違はないものである。本発明は、前記三方式とは異
なり、貫通(底無し)鋳型を使用して、直接に、すなわ
ち圧延することなく、薄スラブ鋳片を鋳造できる連続鋳
造機に関する。
【0002】
【従来の技術】貫通鋳型を使用して薄スラブを直接、連
続鋳造する従来技術としては、米国特許第463570
2号がある(従来例I)。この従来例Iの鋳型は、図6
に示すように、一対の長辺壁間の間隔(鋳片では厚さに
なる寸法)をモールド上端の中央部だけ広くし、両端部
では狭くしており、さらに前記中央部の膨出部51もモー
ルド下端に近づくにつれ狭くした異形断面形状のモール
ドである。このモールド上端の中央部のみを広くした理
由は、モールド上端には注湯用の浸漬ノズルNを挿入す
る必要が有り、厚さがノズル径よりも小さいとノズルN
の挿入ができないことによる。ところが、このようにモ
ールドの上端と下端で断面形状が異なる鋳型では、モー
ルドの断面形状が上下方向で変化するため、鋳片の引抜
きを容易にするために鋳型を上下に振動させるモールド
オシレーションが難しいという問題がある。
【0003】そこで、前記従来例Iの欠点を改良したも
のとして、図7に示すように、一対のモールド長辺壁間
の間隔を中央部上端だけでなく、下端まで広くした膨出
部52を形成したもの、すなわち、長辺壁間の間隔の広い
中央部がモールド上端から下端まで続いている大鼓状モ
ールドが、特表平2−500501号などで提案されて
いる(従来例II)。上記の従来例IIでは、モールドの横
断面形状が入側から出側まで同じであるので、鋳型の上
下振動は支障なく行えるのであるが、鋳片は中央部が膨
出した形状でモールドから出てくるので、その膨らんだ
中央部を押し込んで、鋳片横断面を長方形にしなければ
ならない。その鋳片の膨出部を押し込み、鋳片両面を平
坦にして断面長方形にするため、モールド直下の鋳片圧
縮ロール装置でモールドから引出されてくる鋳片を挾み
付けるのであるが、そのような役割に使う圧縮ロール
は、ストレートロールでは鋳片との間に隙間ができるの
で、これまで図5に示すような中央部が凹むように鼓形
に設計された種々の圧縮ロールが用いられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5(A),(C)の
圧縮ロールは、両端部より中央部の外径を小さくしたも
ので、図(A)のロール53は連続的に外径を変化させた
もの、図(B)のロールは数個のロール59,60,61に分
割し、外径を個々に変えたものである。このような異径
ロールで支持すると、ロール自体の回転は一定であるた
めに、径の小さいところは周速が遅く、逆に径の大きい
ところは周速が早くなるので、スラブ鋳片とロールとの
接触面にずれが生じる。つまり、早い方に遅い方が引っ
張られるために無理な力がかかり、ロールが偏磨耗する
のみならず鋳片表面に傷や皺が付いてしまう。この不具
合を解決するため図5(B)のようなロール軸を交差さ
せて配置した、同径の分割ロール54,55,56で支持する
ことも考えられたが、このような分割ロールを使うと3
本あるいは4本の軸が必要となり、そうすると、各軸の
干渉を防止するために軸を長手方向(パスライン方向)
にずらして設けなければならず、ロール同士の長手方向
間隔(ピッチ)が大きくなりバルジングの発生などの問
題が生じかねない。よって、上記いずれの従来技術によ
っても高い鋳片品質の薄スラブ鋳片を鋳造することはで
きなかったのである。
【0005】本発明はかかる事情に鑑み、鋳片表面に傷
や皺を付けず、鋳造中にバルジング等を発生させない薄
スラブ用連続鋳造機の鋳片圧縮ロール装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の薄スラブ用連続
鋳造機の鋳片圧縮ロール装置(請求項1)は、薄スラブ
用モールドと、該モールド直下に配設された鋳片圧縮ロ
ール装置を備えており、前記モールドは、一対のモール
ド長辺壁間の間隔が中央部では広く両端部に向うにつれ
て狭くなり、両端部では製品としての鋳片の厚さとほぼ
等しくなる横断面形状を有し、該横断面形状がモールド
上端から下端まで続いている貫通鋳型であり、前記鋳片
圧縮ロール装置は、中央部が膨らんだ鋳片を挾むように
対向して配置された圧縮ロールの対を鋳片の引抜き方向
に沿って複数対を順に設けた連続鋳造機において、前記
各圧縮ロールは、少なくとも左ロールと中央ロールと右
ロールの3個のロールに分割され、これらのロールはい
ずれも同一外径のストレートロールであり、かつ中央ロ
ールは左・右ロールに対して偏心して軸支され、左・右
ロールのロール間隔より中央ロールのロール間隔が広く
なっていることを特徴とする。上記本発明における鋳片
圧縮ロール装置(請求項2)は、各圧縮ロールの中央ロ
ールの左・右ロールに対する偏心量が、モールドに近い
圧縮ロールでは大きく、モールドから遠い圧縮ロールほ
ど小さくなっていることが好ましい。また、上記本発明
における前記各圧縮ロール(請求項3)は、左ロールの
左端を支持する軸部を有する第1軸受、左ロールの右端
を支持する左軸部と中央ロールの左端を支持する右軸部
を有する第2軸受、中央ロールの右端を支持する左軸部
と右ロールの左端を支持する右軸部を有する第3軸受、
右ロールの右端を支持する軸部を有する第4軸受を備え
ており、前記第2軸受の右軸部、および第3軸受の左軸
部は互いに同心であって、かつ他の軸部に対して偏心し
ていることが好ましい。さらに、上記圧縮ロール(請求
項4)は、第1軸受、左ロール、第2軸受、中央ロー
ル、第3軸受および右ロールのそれぞれの軸心と同心に
形成した冷却水通路が、実質的に一直線状になって連通
していることが好ましい。
【0007】
【作用】請求項1の発明によれば、偏心した軸部によっ
て中央ロールは左・右ロールよりロール間隔が広くなっ
ているので、中央部が膨出したスラブ鋳片に大きな隙間
を作ることなく、鋳片に近接して支持し、その膨出部を
押し込むことができる。したがって、バルジングが生じ
ない。また、左・右ロールと中央ロールは外径が同一で
あるので、鋳片の全幅において接するロールの周速は同
一であり、周速の違いによる鋳片表面の傷や歪みは発生
しない。よって、鋳片品質の高い薄スラブを直接に鋳造
することができる。請求項2の鋳片圧縮ロール装置によ
れば、上記圧縮ロールのロール間隔がモールド直下では
大きく、モールドから遠ざかるにつれて小さくなってい
るので、幾つかの圧縮ロールの対を通過する間にスラブ
鋳片の中央の膨出部はしだいに押潰されていき、最終段
圧縮ロールを通過したときは鋳片横断面を膨出部のない
長方形にすることができる。そして、この膨出部の押込
みは複数段の圧縮ロールによって徐々に行うので、鋳片
に内部割れ等の欠陥を生じさせない。請求項3の押込み
ロールによれば、3個のロールの端部をほぼ一直線状に
並べた4個の軸受で軸支し、支軸が交差しないので、ロ
ール間同士の長手方向間隔(ピッチ)が大きくならず、
したがって、鋳片の不支持領域が狭くなってバルジング
が生じにくくなる。また偏心量は軸受の各軸部を偏心さ
せるだけの構造で付与できるので、シンプルであり高い
強度を付与できる。請求項4の圧縮ロールによれば、冷
却水通路を実質的に一直線に通すことができるので、冷
却水配管が簡単になる。
【0008】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を図面に基づき説明
する。図1は圧縮ロールの断面部、図2はモールドの平
面図、図3はモールドと鋳片圧縮ロール装置の配置図、
図4の(A)は図3のA線矢視図、(B)は図3のB線
矢視図である。
【0009】図2において、Mは薄スラブ用モールドで
あり、一対の長辺壁31,31の間に一対の短辺壁32,32を
離間して挾んでいる。長辺壁31,31は中央部を凹ませて
おり、その結果、中央部ではモールドの一対の長辺壁間
の間隔D1(鋳片では厚み)が広く、両端部に向うにつれ
てその間隔D2が狭くなり、両端部では製品としての鋳片
の厚さとほぼ等しくなる横断面形状を有している。ま
た、その横断面形状は、モールド上端からモールド下端
まで同じ形状で続いており、いわゆる大鼓状モールドと
なっている。
【0010】図3〜4に示すように、上記モールドMの
直下には、鋳片圧縮ロール装置10が設置されている。こ
の鋳片圧縮ロール装置10はスラブ鋳片Sを挾むように対
向して配置された一対のロールからなる圧縮ロールユニ
ットR1〜R5をスラブ鋳片Sの引抜き方向に沿って5セッ
ト設けたものである。なお、図示の実施例では圧縮ロー
ルのセットが5セットであるが、4セット以下でもよ
く、6セット以上であってもよい。
【0011】つぎに、個々の圧縮ロールRの構成を図1
に基づき説明する。各圧縮ロールRは本実施例では3個
のロールに分割され、左ロール1、中央ロール2および
右ロール3から構成されている。各ロール1,2,3は
いずれもストレートロールで外径は同一である。各ロー
ル1,2,3を軸支するため、第1軸受11、第2軸受1
2、第3軸受13および第4軸受14が設けられている。第
1軸受11の軸部11aと第2軸受12の左軸部12bで左ロー
ルの左端と右端をベアリングを介して支持し、第3軸受
13の右軸部13aと第4軸受14の左軸部14bで右ロールの
左端と右端をベアリングを介して支持している。また、
第2軸受12の右軸部12aと第3軸受13の左軸部13bで中
央ロール2の左端と右端をベアリングを介して支持して
いる。前記第1軸受11の軸部11a、第2軸受12の左軸部
12b、第3軸受13の右軸部13aおよび第4軸受14の軸部
14bは互いに同心である。そして、第2軸受12の右軸部
12aと第3軸受13の左軸部13bは互いに同心であり、か
つ前記各軸部11a,12b,13a,14bに対し偏心してい
る。その偏心方向は、中央ロール2が左・右ロール1,
3に対し凹む方向であり、その偏心量を符号eで示す。
【0012】上記の構成により、各軸受11,12,13,14
を同一レベルの平坦なベースに取付ければ、中央ロール
2が左・右ロール1,3に対し凹んだ圧縮ロールRが得
られる。そして、第2軸受12と第3軸受13は、左・右軸
部の軸心が交差していないので、その中間部をブラケッ
トに把持する構造によって、安定的に保持でき、ロール
間隙Lが小さくなり、その分スラブ鋳片Sに対する不支
持領域が狭くなる。換言すれば、鋳片Sに対する支持領
域が広がり、バルジング等の不具合が生じにくくなる。
【0013】また、各ロール1,2,3の冷却構造はつ
ぎのとおりである。各ロール1,2,3には、軸心と同
心に冷却水通路5,6,7が形成されており、第1軸受
11には冷却水通路21が、第4軸受14には冷却水通路24が
いずれも軸心と同心に形成されている。第2軸受12に
は、左軸部12bと同心に冷却水通路22bが形成され、右
軸部12aと同心に冷却水通路22cが形成されている。冷
却水通路22bと冷却水通路22aは偏心量eだけ互いに偏
心しているが、それぞれの端部では孔外径が重複し連通
している。また、第3軸受13には、左軸部13bと同心に
冷却水通路23bが形成され、右軸部13aと同心に冷却水
通路23aが形成されている。冷却水通路23bと冷却水通
路23aとは偏心量だけ互いに偏心しているが、それぞれ
の端部では孔外径が重複し連通している。この結果、冷
却水通路が実質的に一直線となっており、一方の冷却水
通路21(または冷却水通路24)から冷却水を通すと、ロ
ール1,2,3を冷却し、他方の冷却水通路24(または
冷却水通路21)から出ていくので、冷却水の配管を簡単
にすることができる。
【0014】なお、圧縮ロールRは、3個に限定される
ものではなく、1個の中央ロールを挟んで左右に各2
個、計5個とする等、適宜選択できることはいうまでも
ない。
【0015】図4に示すように、各押込みロールユニッ
トR1〜R5は、鋳片Sの背面側のロール(符号bで示す)
と鋳片Sの前面側のロール(符号fで示す)とでスラブ
鋳片Sを挾むように配置されている。そして、図4
(A)に示すように中央ロール2b2fの偏心量eはモール
ドMに最も近いロールユニットR1で最大であり、ロール
間隔d1はほぼモールドMの中央部における長辺壁間の間
隔D1と一致している。そして、モールドMから遠ざかる
につれて、偏心量eを小さくし、ロール間隔d2〜d5を徐
々に小さくしている。モールドMから最も離れたロール
ユニットR5におけるロール間隔d5は、ほぼモールドMの
両端部における長辺壁間の間隔D2と同一である。なお、
図4(B)に示すように、左・右ロール1,3のロール
間隔dはロールユニットR1からロールユニットR5まで同
一であり、モールドMの両端部における幅D2とほぼ同一
である。
【0016】よって、上記の鋳片圧縮ロール装置10を通
るスラブ鋳片Sは、その中央膨出部が徐々に押潰されて
いき、最下段のロールユニットR5を出た段階では、断面
長方形に成形されることになる。そして、この場合、左
・中央・右の全ロール1〜3は全て外径が同一であるの
で、スラブ鋳片Sの全幅においてロールの周速は同一で
あり、ロールが偏磨耗を生じることがないと共に、鋳片
表面に傷や歪みを付けることもない。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、鋳片表面に傷
や歪みを付けず、直接に薄スラブ鋳片を簡単な設備で連
続鋳造できる。請求項2の発明によれば、内部割れ等の
欠陥を生じない薄スラブ鋳片を鋳造できる。請求項3の
発明によれば、シンプルな構造で高強度の圧縮ロールを
提供できる。請求項4の発明によれば、冷却水配管が簡
単な圧縮ロールを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鋳片圧縮ロール装置における圧縮ロー
ルの断面図である。
【図2】本発明で用いられるモールドの平面図である。
【図3】本発明におけるモールドと鋳片圧縮ロール装置
の配置図である。
【図4】A図は図3のA線矢視図、B図は図3のB線矢
視図である。
【図5】従来例IIの鋳片圧縮ロールの説明図である。
【図6】従来例Iのモールドの斜視図である。
【図7】従来例IIのモールドの斜視図である。
【符号の説明】
1 左ロール 2 中央ロール 3 右ロール 5〜7 冷却水通路 11 第1軸受 12 第2軸受 13 第3軸受 14 第4軸受 21,22a,22b,23a,23b,24 冷却水通路 31 長辺壁 32 短辺壁 M モールド S スラブ鋳片 R 圧縮ロール L ロール間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B22D 11/04 311 B22D 11/04 311F 11/12 11/12 A 11/20 11/20 C (72)発明者 村上 敏彦 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社鹿島製鉄所内 (72)発明者 川上 隆 愛媛県新居浜市惣開町5番2号 住友重機 械工業株式会社新居浜製造所内 (72)発明者 辻田 公三郎 愛媛県新居浜市惣開町5番2号 住友重機 械工業株式会社新居浜製造所内 (72)発明者 池田 正裕 愛媛県新居浜市惣開町5番2号 住友重機 械工業株式会社新居浜製造所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄スラブ用モールドと、該モールド直下に
    配設された鋳片圧縮ロール装置を備えており、前記モー
    ルドは、一対のモールド長辺壁間の間隔が中央部では広
    く両端部に向うにつれて狭くなり、両端部では製品とし
    ての鋳片の厚さとほぼ等しくなる横断面形状を有し、該
    横断面形状がモールド上端から下端まで続いている貫通
    鋳型であり、前記鋳片圧縮ロール装置は、中央部が膨ら
    んだ鋳片を挾むように対向して配置された圧縮ロールの
    対を鋳片の引抜き方向に沿って複数対を順に設けた連続
    鋳造機において、前記鋳片圧縮ロール装置の各圧縮ロー
    ルは、少なくとも左ロールと中央ロールと右ロールの3
    個のロールに分割され、これらのロールはいずれも同一
    外径のストレートロールであり、かつ、中央ロールは左
    ・右ロールに対して偏心して軸支され、左・右ロールの
    ロール間隔より中央ロールのロール間隔が広くなってい
    ることを特徴とする薄スラブ用連続鋳造機の鋳片圧縮ロ
    ール装置。
  2. 【請求項2】前記鋳片圧縮ロール装置における各圧縮ロ
    ールの中央ロールの左・右ロールに対する偏心量が、モ
    ールドに近い圧縮ロールでは大きく、モールドから遠い
    圧縮ロールほど小さくなっていることを特徴とする請求
    項1記載の薄スラブ用連続鋳造機の鋳片圧縮ロール装
    置。
  3. 【請求項3】前記各圧縮ロールは、左ロールの左端を支
    持する軸部を有する第1軸受、左ロールの右端を支持す
    る左軸部と中央ロールの左端を支持する右軸部を有する
    第2軸受、中央ロールの右端を支持する左軸部と右ロー
    ルの左端を支持する右軸部を有する第3軸受、右ロール
    の右端を支持する軸部を有する第4軸受を備えており、
    前記第2軸受の右軸部、および第3軸受の左軸部は互い
    に同心であって、かつ他の軸部に対して偏心しているこ
    とを特徴とする請求項1記載の薄スラブ用連続鋳造機の
    鋳片圧縮ロール装置。
  4. 【請求項4】第1軸受、左ロール、第2軸受、中央ロー
    ル、第3軸受および右ロールのそれぞれの軸心と同心に
    形成した冷却水通路が、実質的に一直線状になって連通
    していることを特徴とする請求項3記載の薄スラブ用連
    続鋳造機の鋳片圧縮ロール装置。
JP7043489A 1995-02-08 1995-02-08 薄スラブ用連続鋳造機の鋳片圧縮ロール装置 Expired - Lifetime JP2978414B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7043489A JP2978414B2 (ja) 1995-02-08 1995-02-08 薄スラブ用連続鋳造機の鋳片圧縮ロール装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7043489A JP2978414B2 (ja) 1995-02-08 1995-02-08 薄スラブ用連続鋳造機の鋳片圧縮ロール装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08215815A true JPH08215815A (ja) 1996-08-27
JP2978414B2 JP2978414B2 (ja) 1999-11-15

Family

ID=12665137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7043489A Expired - Lifetime JP2978414B2 (ja) 1995-02-08 1995-02-08 薄スラブ用連続鋳造機の鋳片圧縮ロール装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2978414B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104057047A (zh) * 2014-06-17 2014-09-24 首钢总公司 一种防止特厚板坯窄面鼓肚的分节足辊
CN109622902A (zh) * 2019-01-10 2019-04-16 上海康晟航材科技股份有限公司 板坯加工过程中托辊的无级调高支撑装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104057047A (zh) * 2014-06-17 2014-09-24 首钢总公司 一种防止特厚板坯窄面鼓肚的分节足辊
CN104057047B (zh) * 2014-06-17 2016-08-03 首钢总公司 一种防止特厚板坯窄面鼓肚的分节足辊
CN109622902A (zh) * 2019-01-10 2019-04-16 上海康晟航材科技股份有限公司 板坯加工过程中托辊的无级调高支撑装置
CN109622902B (zh) * 2019-01-10 2024-01-23 上海康晟航材科技股份有限公司 板坯加工过程中托辊的无级调高支撑装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2978414B2 (ja) 1999-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08215815A (ja) 薄スラブ用連続鋳造機の鋳片圧縮ロール装置
JPH08215747A (ja) 薄板製造・処理ラインのピンチロール設備
US20020060061A1 (en) Apparatus for manufacturing sheet metals through both sheet-casting process and continuous shear-straining process
JP2006516224A (ja) 連続鋳造スラブを生成する方法と装置
WO1999011397A1 (fr) Laminoir a regulation bidimensionnelle de la deviation des cylindres
JPH0760301A (ja) ガイドレス圧延方法
JP2000158198A (ja) 板厚圧下プレス装置の金型ギャップ調整装置
JPH10291059A (ja) 連続鋳造機のロール支持装置
JPS6087903A (ja) 鋼板製造設備
JPH0367462B2 (ja)
JP2700418B2 (ja) エンドレスベルト及びその製造法
JPH03291130A (ja) ステンレス鋼の連続鋳造方法
JPH02112854A (ja) 金属薄帯連続鋳造装置
JPS61189852A (ja) 連続鋳造機の鋳片支持方法及び装置
JP4082115B2 (ja) 帯板製造設備
JPS63140706A (ja) フランジを有する形鋼の製造装置
JP2642575B2 (ja) 溶接管の成形方法および成形スタンド
RU2060100C1 (ru) Способ непрерывной разливки плоских плакированных слитков и устройство для его осуществления
JPH05293602A (ja) 薄板の連続鋳造装置および連続鋳造方法
JP2814324B2 (ja) 水平連続鋳造方法およびその装置
JPS62270257A (ja) 金属薄板圧延材を連続的に製造する装置
JPH06246324A (ja) 熱間圧延材の圧延方法およびその装置
JP2003285141A (ja) オーステナイト系ステンレス鋼薄帯状鋳片の製造方法
JPS59118246A (ja) 鋼板の連続鋳造装置
JPH06335703A (ja) 棒鋼材の分割装置