JPH03291130A - ステンレス鋼の連続鋳造方法 - Google Patents

ステンレス鋼の連続鋳造方法

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JPH03291130A
JPH03291130A JP9441490A JP9441490A JPH03291130A JP H03291130 A JPH03291130 A JP H03291130A JP 9441490 A JP9441490 A JP 9441490A JP 9441490 A JP9441490 A JP 9441490A JP H03291130 A JPH03291130 A JP H03291130A
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JP
Japan
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slab
short side
long side
roll
flat
Prior art date
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Pending
Application number
JP9441490A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Tanaka
勇次 田中
Masayuki Inoue
井上 昌之
Tsuneyoshi Onodera
尾野寺 常芳
Kenji Sowa
素和 賢二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Stainless Steel Co Ltd
Original Assignee
Nippon Stainless Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Stainless Steel Co Ltd filed Critical Nippon Stainless Steel Co Ltd
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Publication of JPH03291130A publication Critical patent/JPH03291130A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、ステンレス綱スラブの連続鋳造に関し、特
に熱間圧延する前の鋳片表面手入が軽減でき、かつ圧延
後の鋼板にシーム疵が発生しにくい鋳片を連続鋳造する
方法に関する。
(従来の技術) 連続鋳造装置の鋳型直下では鋳片の凝固殻の厚みは薄く
、鋳片内部の溶鋼静圧により鋳片はバルジングしようと
するので、ブレークアウトの防止あるいは均一な鋳片の
冷却を目的とした鋳片冷却支持案内機構が鋳型直下に設
置されている。その装置は、通常、第2図に示すように
鋳型に取りつけられて鋳型とともにオッシレーションす
る銅板6とフットロール1−2からなり、これらによっ
て鋳片が支持案内されており、横断面形状が一定のスラ
ブ鋳片が連続的に引抜かれる。
通常のフットロールは、鋳片の長辺側も短辺側もともに
鋳片表面に当たる部分の直径が一定のフラットロールで
ある。このロールを通過した後の鋳片断面は、後述する
第3図の(b)に示すように、短辺側が膨らみ、長辺側
のエツジ近くが富んだ凹型のものになる。
このような長辺側が窪んだスラブ鋳片(以下、単に「ス
ラブ」と記す)をそのまま圧延すると、製品鋼板の表面
にヘゲ(スリバー)、*のような表面欠陥が発生するの
で、熱間圧延前に鋳片表面の手入れを行って、フラット
な表面のスラブにしなければならない、窪みが大きい程
、手入れ工数は増加し、歩留りが低下する。
一方、スラブ短辺側は、フラットであるよりも寧ろ内側
に凹状に窪んでいる方が望ましい、その方が圧延の際に
シーム疵が発生しにくいからである。
特開昭58−138502号公報には、シーム疵の防止
を目的として、内面の短辺面を凸型に形成した連続鋳造
鋳型を用いる等の方法により短辺面が凹型形状のスラブ
を製造することが提案されている。
また、「鉄と綱」62巻 1976年4号5.131で
は湾曲型スラブ連続鋳造機のピンチロール水平部の上ロ
ール群に凸形状ロールを取付けて加圧力を保持しながら
鋳片を引抜き、スラブ長辺面が凹型形状のスラブ鋳片を
製造し、これを厚板圧延してクロップ長さを減少させる
技術が開示されている。
しかし、これらのいずれにも、スラブ長辺側をフラット
にして、圧延前のスラブの手入れを軽減する技術は開示
されていない。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の課題は、熱間圧延前の手入れが少なくてすみ、
かつ圧延後のシーム疵の発生しないステンレス鋼の連続
鋳造スラブを製造することにあり、具体的な目的は、ス
テンレス鋼の連続鋳造スラブの長辺側をできるだけ平坦
にし、併せて短辺側を僅かに窪ませる技術を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、「連続鋳造鋳型の直下に設置されている鋳片
支持案内機構のマツトロールを、スラブ長辺側はフラッ
トタイプのフントロールとし、スラブ短辺側はクラウン
付きフットロールとすることを特徴とするステンレス鋼
の連続鋳造方法1を要旨とする。
第1図は、本発明方法を実施する連続鋳造装置のスラブ
短辺側を支持するマツトロールの形状を示す図であり、
(a)は正面図、Φ)は側面図である。
(スラブ長辺側のフットロールは、通常のフラントロー
ルであるから図示を省略した。) 第1図に示すように、本発明はスラブ短辺側のフットロ
ールとして、中央部が膨らんだクラウン付きロール1−
1を用いることに特徴がある。このクラウン付きフット
ロール1−1は、スラブ鋳片短辺に面して短辺銅板6を
取付けた短辺フレーズ7の下端部に設けたフットロール
フレーム5に支持されている。
第2図は、従来のフラットタイプフットロール1−2を
示す第1図と同様の図である。
第3図は、フットロールで鋳片を抑えている状態(a)
と、そのフットロールが通常のフラットタイプである場
合およびクラウン付きロールである場合のスラブ水平断
面の形状を模式的に示したもの(b)である。
鋳型から引き抜かれたスラブは、従来法では第3図(b
)の左側に示すように、短辺側のフラットタイプフット
ロール1−2および長辺側のフラットタイプフットロー
ルによって支持案内され、鋳片のバルジングが防止され
ている。しかし、フットロールを出た後には、内部溶鋼
の静水圧によって短辺側はいくぶん膨らみ、その分長辺
側のエツジ近くが窪む、このようなスラブを圧延して板
にした場合、短辺側の膨らみがシーム疵の原因になり、
長辺側の窪みがヘゲ疵の原因になる。
本発明方法では、第3図中)の右側に示すように、短辺
側にはクラウン付きフットロールl−1を用いてバルジ
ングを防止するとともに、短辺面をその中央部はど強く
押圧する。こうすることによって、フットロールを出た
後のスラブ断面は、短辺側がやや富み、長辺側はほぼフ
ラットなものとなる。
本発明方法において、スラブ短辺側に用いるクラウン付
きフントロールは、通常の操業条件では左右1対を設け
れば十分であるが、溶湯温度が高い場合、あるいは鋳造
速度が速い場合等で凝固殻の厚さが薄く、鋳片がバルジ
ングを起こし易い操業条件では、鋳造方向に多段にして
左右複数対を設けるのがよい。
(作用) 上記の本発明方法において、スラブ長辺側は通常のフラ
ットなフントロールを用い、スラブ短辺側はクラウン付
きフットロールを用いて鋳片を支持案内すると、スラブ
鋳片横断面形状は長辺側は平坦に、短辺側は凹状になる
。このような断面形状のスラブは、圧延前の手入れなし
、或いはわずかな手入れだけで熱間圧延に供することが
でき、手入れ工数の減少と歩留りの向上が著しい、更に
、スラブ短辺側横断面形状が凹状になっているので圧延
後の工7ジシーム疵の幅(板の幅方向端部からシーム疵
のない部分までの幅)も減少する。
これらの鋳片支持方法を用いて製造された5US430
ステンレス鋼連続鋳造鋼連続鋳造スラブ面の形状を調査
した結果はつぎのとおりである。すなわち、第2図に示
す従来法では短辺側は凸状にふくらみ、長辺側は凹状と
なるのに対し、第1図に示す本発明方法では、短辺側は
クラウン付きフントロールで押し付けられて凹状にくぼ
み、長辺側はフラットタイプフットロールで平坦な形状
となった。
第4図は、短辺側凹状最大富み量あるいは凸状最大ふく
らみ量と、長辺側最大窪み量との関係を示す図である。
なお、スラブ寸法は短辺側(厚さ)206s+ai、長
辺側(幅)1(125Il#である。
第4図に示すように、本発明方法によれば、スラブ鋳片
横断面の短辺側は凹状にくぼんだ形状となるが、長辺側
は平坦な形状となり、従来法のような凹状形状とはなら
ないことが明らかである。
なお、短辺側ロールのクラウン量は、鋳造する!iR種
、スラブサイズその他の鋳造条件によって決定さるべき
もので、−概には言えないが、例えば短辺が200鵬−
である場合、ロール中央部の膨らみ量が3〜6−の範囲
とするのが適当である。
以下、実施例および比較例により本発明方法を具体的に
説明する。
(実施例1および比較例1) 実施例1は、垂直型連続鋳造機を用いて、S[l530
4ステンレス鋼スラブを製造した場合である。
製造装置の諸元および鋳造条件は下記のとおりである。
鋳型寸法:短辺厚さ  206 sep長辺幅 105
5 m■ 高    さ     7001111スラブ短辺側フ
ントロール(クラウン付き):最大外径 100  問 置市外径  90  mwh ロール幅 100  ■− スラブ長辺側フットロール(フラットタイプ):外  
 径   100鵬− ロール幅  110問 鋳込温度(タンデイツシュ内)  :  1450  
″C鋳造速度:  0.72 −/■in スラブ鋳片横断寸法:短辺厚さ  200  as長辺
幅 IO25問 なお、比較例1ではスラブ鋳片短辺側フントロールに外
径1.oOmm、ロール幅110a−のフラットタイプ
を用いた以外は実施例1と同様の条件でスラブを製造し
た。
上記の各条件で製造したスラブ鋳片の横断面形状を調査
したところ、前記第3図に示したように、本発明方法に
よればスラブ短辺側はクラウン付きフットロールで押し
込まれて凹状形状を示すが、スラブ長辺側は比較例1よ
りも平坦な形状になっている。これに対してスラブ短辺
側にフラットタイプフットロールを用いた比較例1は短
辺側が凸状にふくらみ、長辺側のエツジ近傍が凹状に富
んでいた。
(実施例2および比較例2) 実施例1と同じ垂直型連続鋳造機を用いて5US430
ステンレス鋼スラブ鋳鋼スラブ上た場合である。製造装
置の諸元および鋳造条件は下記のとおりである。
鋳型寸法:短辺厚さ  206−TI 長辺幅 1045 arm 高    さ    700  iw+mスラブ鋳片短
辺側フントロール(クラウン付き)およびスラブ鋳片長
辺側フットロール(フラットタイプ)は、実施例1と同
し。
鋳込温度(タンデイツシュ内):1500℃鋳造速度:
  0.68  m/sinスラブ鋳片横断寸法:短辺
厚さ 206−■長辺幅1270a+m なお、比較例2ではスラブ鋳片短辺側フントロールに外
径100mm、ロール幅110−一のフラットタイプを
用いた以外は実施例2と同様の条件でスラブ鋳片を製造
した。
第1表にスラブ平均手入れ歩留りとスラブ鋳片横断面形
状との関係を実施例2と比較例2を対比して示す。
第   1   表 第1表に示すように、本発明方法によれば、スラブ短辺
側のフットロールにクラウンを付けることによって短辺
のバルジングを防止するだけでなく、積極的に押し付け
て短辺形状を凹状とすることにより、長辺形状は平坦と
なり、スラブ鋳片平均千人歩留りが向上した。なお、ス
ラブ鋳片手人後、熱間圧延して製造した鋼板のエツジシ
ーム疵幅の平均値は実施例2では12mm、比較例2で
は17間であり、本発明方法がエツジシーム疵の軽減に
も有効であることが確認された。
(発明の効果) 本発明方法によれば、連続鋳造スラブ鋳片の短辺側をク
ラウン付きフットロールで支持案内するという簡便な方
法で長辺側表面を平坦にすることができる。その結果、
スラブ鋳片の手入歩留りを上げることができ、熱延綱板
製造時のエツジシーム疵も軽減できるので高価格のステ
ンレス鋼板を経済的に製造することが可能である。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明方法で使用するスラブ短辺側を支持す
るクラウン付きフットロールの形状を示す図で、(a)
は正面図、(b)は側面図である。 第2図は、従来のフラットタイプフットロールを示す図
で、(a)は正面図、(b)は側面図である。 第3図(a)は、連続鋳造スラブがフットロールで支持
案内されている状態を模式的に示す図であり、第3図(
ロ)は、フットロールがフラットタイプの場合とクラウ
ン付きの場合とのスラブの水平断面((a)のA−A、
B−B矢視断面)の相違を示す図である。 第4図は、スラブ水平断面の短辺側の窪みおよび膨らみ
量と、長辺側の富み量との関係を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 連続鋳造鋳型の直下に設置されている鋳片支持案内機構
    のフットロールを、スラブ長辺側はフラットタイプのフ
    ットロールとし、スラブ短辺側はクラウン付きフットロ
    ールとすることを特徴とするステンレス鋼の連続鋳造方
    法。
JP9441490A 1990-04-09 1990-04-09 ステンレス鋼の連続鋳造方法 Pending JPH03291130A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9441490A JPH03291130A (ja) 1990-04-09 1990-04-09 ステンレス鋼の連続鋳造方法

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JP9441490A JPH03291130A (ja) 1990-04-09 1990-04-09 ステンレス鋼の連続鋳造方法

Publications (1)

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JPH03291130A true JPH03291130A (ja) 1991-12-20

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ID=14109585

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JP9441490A Pending JPH03291130A (ja) 1990-04-09 1990-04-09 ステンレス鋼の連続鋳造方法

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JP (1) JPH03291130A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008055512A (ja) * 2007-10-10 2008-03-13 Sumitomo Metal Ind Ltd 連続鋳造スラブおよびそれを用いた鋼板の製造方法
JP2014140851A (ja) * 2013-01-22 2014-08-07 Kobe Steel Ltd 溶鋼飛散防止装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008055512A (ja) * 2007-10-10 2008-03-13 Sumitomo Metal Ind Ltd 連続鋳造スラブおよびそれを用いた鋼板の製造方法
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