JP2801042B2 - 連続鋳造装置 - Google Patents

連続鋳造装置

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JP2801042B2
JP2801042B2 JP1309005A JP30900589A JP2801042B2 JP 2801042 B2 JP2801042 B2 JP 2801042B2 JP 1309005 A JP1309005 A JP 1309005A JP 30900589 A JP30900589 A JP 30900589A JP 2801042 B2 JP2801042 B2 JP 2801042B2
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JP
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belt
refractory
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molten metal
pool
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一美 安田
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Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、走行するベルト上で溶融金属を冷却・凝固
することにより、表面性状の良好な金属薄帯を製造する
連続鋳造装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、溶鋼等の溶融金属から最終形状に近い数mm〜数
十mm程度の厚みをもつ薄帯を直接的に製造する連続鋳造
方法が注目されており、その一つに、ベルト方式があ
る。この方式は、例えば傾斜して無端走行するベルトの
上に、後面堰とサイド堰とによって画成される湯溜り部
を形成し、ここに注湯された溶融金属をベルトを介した
抜熱によって冷却・凝固し、生成されたシェルをベルト
の走行に伴って湯溜り部から送り出し、金属薄帯を製造
している(特開昭63−290664号公報参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕 ところで上述したようなベルト式連続鋳造装置におい
て、湯溜り部の後面側を仕切る後面堰は、一般に耐火物
から形成されかつベルト走行面に接触し、これより略垂
直方向に延びる固定堰から成っている。しかしながらこ
の固定堰は、その押圧力を大きくした場合、走行するベ
ルトと固定堰下面との摺動摩擦力が増大するために堰の
角部が欠落し易すく、またこの対策としてベルトに対す
る固定堰の押圧力を小さくした場合、ベルト熱変形によ
るたわみを矯正することができず、製造される金属薄帯
に皺等を発生してその表面性状を著しく損うことがあ
る。
本発明は以上の問題に鑑み、ベルトへの押圧力を高め
てその熱変形によるたわみを少なくすると共に、耐火物
の異常摩耗や角部欠損を防止できる連続鋳造装置を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的のため本発明によれば、傾斜または水平の状
態で走行するベルト上に設けられた湯溜り部に注湯され
た溶融金属を冷却・凝固することにより金属薄帯を連続
的に鋳造する連続鋳造装置において、上記湯溜り部の鋳
造方向後面側を仕切る後面堰を、上記溶融金属に接して
湯溜り部の後面側を仕切る耐火物と、該耐火物に連結さ
れ、これよりベルト走行方向上流側に設けられてベルト
上面に押圧・回転するローラとで構成したことを特徴と
する連続鋳造装置が提供される。
〔作 用〕
耐火物よりベルト走行方向上流側に位置するローラが
ベルトを押圧することにより、ベルトのたわみを矯正し
つつ、耐火物とベルト間の接触面圧を小さくでるため、
耐火物の摩耗・欠損を防止できる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明を具体化する連続鋳造装置1の概略的
構成を示しており、一対のプーリ2,3に掛け渡された金
属製のベルト4が無限軌道を走行するようになってい
る。そして、一方のプーリ3を高くまたは水平に保持す
ることにより、ベルト4の無限軌道は、プーリ3に向か
って上昇または水平移動するものとなる。このベルト4
の周囲には、チェーン等によって連結した複数の耐熱ブ
ロック5が配置され、これら耐熱ブロック5は、ベルト
4の走行に同期して移動する。
耐熱ブロック5は、ベルト4が直線状に走行する上部
で湯溜り部6の側部を仕切るサイド堰5′となる。他
方、湯溜り部6の後方には、後面堰7が設けられてい
る。これによって、ベルト4の進行方向のみが開放され
た湯溜り部6が画成される。この湯溜り部6に、注湯装
置8から溶融金属9が注湯される。
注湯された溶融金属9は、ベルト4の裏面に配置され
ている冷却装置10により抜熱され、冷却・凝固して凝固
シェル11となる。この冷却装置10はベルト4の裏面に接
してこれを支持する複数のロール12と、ロール12間に位
置してベルト4を冷却するための冷媒を噴射する冷却ノ
ズル13とを備える。凝固シェル11は、ベルト4の移動に
伴って、第1図において右方向に搬送される。この搬送
の過程で抜熱が継続しているので、凝固シェル11は所定
の厚みをもつ金属薄帯14に成長し、湯溜り部6から送り
出され、ベルト4の上面より離反し、最終的には巻取り
装置(ロール)15により薄板コイルとして巻き取られ
る。
第2図は本発明の特徴となる連続鋳造装置の後面堰部
分を拡大した図である。本実施例によれば前述した後面
堰7は、従来同様走行するベルト面に略垂直方向に延
び、湯溜り部6の後面側を仕切る耐火物16を備えてお
り、この耐火物16は図示しない押圧機構により駆動され
る支持部材17の前方端部に据え付けられる。
支持部材17はベルト4側となるその下部に、ベルト4
の上面に接触して回転する複数個のローラ18を備えてお
り、駆動機構によってベルト4の位置する方向へと押し
下げられた後面堰7はこのローラ18を介してベルト4を
下方に押圧し、以ってベルト4の熱変形によるたわみを
矯正する。この結果、ベルト4のたわみ防止のために、
従来、かなりの面圧を以ってベルト4を押圧しなければ
ならなかった耐火物16のベルト押圧力を小さくすること
ができ、或いは耐火物16自体をベルト4の上面より離反
させ、接触させないようにすることもできる。尚、この
場合、耐火物16の下面とベルト4の上面との間隙は、間
隙に溶融金属9が侵入してローラ18の位置する方向へと
流れ出さないように適正化を図る必要があり、好ましく
は1mm以下に設定される。
以上のように本実施例では、後面堰7のベルト4に対
する押圧を、耐火物16よりベルト走行方向上流側に位置
するローラ18に受け持たせることにより、耐火物16とベ
ルト4との摺動摩擦を軽減することができ、その異常摩
耗や欠損を防止することが可能となる。
〔発明の効果〕
以上、述べたように本発明によれば、後面堰を構成す
るローラによってベルトを積極的に押圧するために、熱
変形したベルトのたるみを矯正することができ、表面性
状の良い金属薄帯を鋳造することができる。加えて、耐
火物とベルトが大きな面圧を以って接触することがない
ため、摺動に伴う耐火物の異常摩耗や、欠損を防止して
その耐久性を向上することができる。またこの耐火物の
耐久性向上に伴い、耐火物表面に形成された凝固物の凝
固シェルの断続的巻み込み、所謂、コールドシャット現
象を防止するため、従来より実施されていた後面堰振動
が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による連続鋳造装置の概略的構成図;第
2図は第1図に示す装置の後面堰部分の拡大図である。 4……ベルト、6……湯溜り部、 7……後面堰、9……溶融金属、 16……耐火物、18……ローラ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】傾斜または水平の状態で走行するベルト上
    に設けられた湯溜まり部に注湯された溶融金属を冷却・
    凝固することにより金属薄帯を連続的に鋳造する連続鋳
    造装置において、 前記湯溜まり部の後面側を仕切る後面堰を、 前記溶融金属に接して湯溜まり部の後面側を仕切る耐火
    物と、 該耐火物よりベルト走行方向上流側に該耐火物と一体に
    設けた支持部材と、 該支持部材の下部に回転可能に設けたローラと、 で構成され、 前記後面堰が前記ローラを介してベルトを下方に押圧す
    る状態で配設されることを特徴とする連続鋳造装置。
JP1309005A 1989-11-30 1989-11-30 連続鋳造装置 Expired - Lifetime JP2801042B2 (ja)

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JPH03169459A JPH03169459A (ja) 1991-07-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63192539A (ja) * 1987-02-04 1988-08-09 Nippon Steel Corp 金属薄帯の連続鋳造方法及び装置

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