JPH03291141A - 単ベルト式連続鋳造機 - Google Patents

単ベルト式連続鋳造機

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JPH03291141A
JPH03291141A JP8819390A JP8819390A JPH03291141A JP H03291141 A JPH03291141 A JP H03291141A JP 8819390 A JP8819390 A JP 8819390A JP 8819390 A JP8819390 A JP 8819390A JP H03291141 A JPH03291141 A JP H03291141A
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belt
fixed weir
continuous casting
molten metal
casting machine
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JP8819390A
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Kazumi Yasuda
一美 安田
Kiyomi Shio
塩 紀代美
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は傾斜して走行する無端ベルト上で溶湯(溶融金
属)を冷却・凝固させることにより、金属薄板(以下、
薄板と呼ぶ)を連続的に鋳造する単ベルト式連続鋳造機
(以下、連鋳機と呼ぶ。)に関する。
〔従来の技術〕
近年、溶鋼等の溶融金属から最終形状に近い数mm〜数
10mm程度の厚みを持つ薄板を直接的に連続鋳造する
連続鋳造方法が注目されている。この方法による場合、
従来のように多段階に亙る圧延等の処理を施す必要がな
いため、工程及び設備の簡略化が図られる。加えてこの
方法によると、各工程の間で材料を加熱する回数が少な
くなることから省エネルギの点でも有効である。
この連続鋳造方法を達成させる連鋳機の一つに、例えば
特開昭62−97750号公報等に開示された単ベルト
式連鋳機がある。
この単ベルト式連鋳機は、例えば第7図に示すように、
金属製のベルト72が1対のプーリ73及び74に掛は
渡されており、無限軌道を走行するようになっている。
そして鋳造方向が上昇するようにベルト72を傾斜して
走行させ、このベルト72上に固定堰75(後面堰とも
呼ばれる)と、−組のサイド堰76及び77とによって
画成される湯溜り部78を設け、この湯溜り部78に溶
湯79を注湯し、その溶湯79をベルト下方に配置され
る冷却装置80によって冷却・凝固することにより、一
方のブー974から金属薄板81が連続的に鋳造される
ようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで上述した構成による単ベルト式連鋳機において
、鋳造される薄板81の巾は湯溜り部78を画成する2
つのサイド堰76.77間の距離にほぼ一致する。従っ
て、この連鋳機において鋳造される薄板の巾を替えよう
とした場合には、それまでの固定堰75を、目的とする
薄板巾に対応した巾寸法を持つ固定堰に変更しなければ
ならず、またサイド堰間距離も変えなければならない。
従ってこの巾替えのためには時間及びコストを要するも
のであった。
加えてこのようにベルト上に載置されたサイド堰によっ
て湯溜り部を形成する方式の連鋳機においては、第8図
に示すようにサイド堰76.77の湯溜り部側の端面7
5a、77a上に溶湯79の凝固シェルが生成され易く
、鋳造される薄板のエツジ部に突起物82が形成され薄
板形状の品質を低下させている。
本発明は係る問題点に鑑み、鋳造される薄板の巾替えが
容易でありかつそのエツジ部に突起物を形成しない薄板
を鋳造可能にする単ベルト式連続鋳造機を提供すること
を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を解決するため本発明によれば、鋳造方向が上
昇するように傾斜して走行する無端ベルト上に固定堰を
載置して、該固定堰より鋳造方向下流側に湯溜り部を形
成し、該湯溜り部に注湯された溶湯を冷却・凝固するこ
とにより金属薄板を連続的に鋳造する単ベルト式連続鋳
造機において、上記固定堰の上記無端ベルトに摺接する
下端面を、鋳造方向より見て凸状に湾曲形成すると共に
、上記無端ベルトの少なくとも上記湯溜り部を形成する
部分を、上記固定堰下端面形状に相補して凹状に湾曲変
形させるベルト変形手段を設けたことを特徴とする単ベ
ルト式連続鋳造機が提供される。
〔作 用〕
固定堰下端面の凸状湾曲形成と、無端ベルトの湯溜り部
部分の凹状湾曲変形とによって、湯溜り部の底面は弧状
に湾曲する。この結果、サイド堰が無くとも溶湯はこの
湯溜り部に保持され、また湯溜り部に保持される溶湯量
を変えることにより薄板巾を変えることができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明による単ベルト式連鋳機1の概略的構成
を示すものであって、金属製の無端ベルト(以下、ベル
トと呼ぶ〉2は、一対のプーリ3及び4に掛は渡されて
いる。
一方のプーリ4は、プーリ3よりも高い位置に保持され
ており、これらのプーリ3.4はモータ等の駆動機構(
図示せず)によって、図中矢印で示した方向に回転駆動
される。従って、ベルト2の上半分は矢印aで示したよ
うに、高位置にあるプーリ4に向かって傾斜しながら上
昇することになる。尚、本図においては矢印aが本連鋳
機1の鋳造方向に相当する。
このように移動するベルト2に対して、その上には図示
しない支持機構によって固定堰5が定置される。そして
この固定堰5より鋳造方向a下流側には、ベルト2上方
に配置された注湯装置6からの溶湯7を蓄える湯溜り部
8が形成される。
又、この湯溜り部8を形成するベルト2部分の裏側には
、注湯された溶湯7を抜熱してベルト2面上に凝固シェ
ル9を生成する冷却装置10が設けられる。
そして形成された凝固シェル9はベルト2の移動に伴っ
て成長しながら搬送され、最終的にはブ−リ4において
ベルト2より離反し、薄板11となって連鋳機1より搬
出されることになる。
以下、本発明による連鋳機1の特徴を、第1図■−■線
に沿う断面を示す第2図を参照して説明する。
この図から明らかなように、本発明によれば上述した固
定堰5のベルト2に摺接する下端面5aは、ベルト2に
向かって凸状に湾曲するように形成される。
更に本実施例によれば、第3図に代表されるように、こ
の固定堰5より鋳造方向上流側においては、ベルト2を
その上下より挟み、それまで平坦であったベルト2を徐
々に変形し、最終的には第2図に示すように、固定堰下
端面5aに対してベルト2が隙間なく接触するべくベル
ト自体を凹状に湾曲させるロール12及び13が設けら
れる。
これに加えて本実施例によれば、第1図及び第2図から
も明らかなように、固定堰5より鋳造方向下流側に位置
する湯溜り部8においても、固定堰下端面5aに相補す
るようにベルト2を凹状に湾曲させるロール14がベル
ト2の裏側に設けられる。
このように湯溜り部8を形成するベルト2部分を固定堰
下端面5aに倣って湾曲させることにより溶湯7は、湯
溜り部8の側面を仕切るサイド堰を設けなくともベルト
2によって側方流出を抑えられ、また第2図に示すよう
に、湯溜り部8の底では凝固シェル9が湯溜り部底面の
弧状湾曲に倣って凹状に湾曲して生成されることになる
尚、本実施例においては、上述したように凝固シェル9
の湾曲に伴ってプーリ4から搬出される薄板11も湾曲
しているため、第1図に示ずようにプーリ4より下流側
に、薄板11の湾曲を矯正してその平坦にする矯正ロー
ル15が設けられる。第4図は矯正前の薄板11断面を
示し、第5図はロール15による矯正後の薄板11断面
を示している。
以上説明したように、本実施例による連鋳機1の湯溜り
部8は、鋳造方向より見て凹状に湾曲したベルト2によ
って形成されるため、従来からのサイド堰を廃止するこ
とができ、従って従来の連鋳機に見られたような、サイ
ド堰設置に伴う薄板エツジ部での突起物形成はない。
また本実施例では鋳造される薄板11の巾Wは、第2図
より明らかなように、湯溜り部8にある溶湯7の深さD
に対応して決まるため、鋳造薄板の巾変更要求に対して
は、注湯装置6 (第1図)からの出湯量を制御し、こ
の溶湯深さDを調節するだけで容易に対処することがで
き、固定堰を取り替える必要がない。
尚、以上説明した実施例において、固定堰の形状はその
下端面についてのみ言及したが、仮に湯溜り部において
ベルトを大きく湾曲させた場合、形成される湯溜り部は
連鋳機上方より見ると、第6図に示すように、湯溜り部
8の鋳造方向下流側の境界線8aが大きく湾曲する傾向
になる。従ってこのような場合には、湯溜り部8に接す
る固定堰5の外周面5bが、上記境界線8aに近似して
湾曲するように固定堰5を形成し、凝固シェル成長距離
りが、薄板巾W方向においてほぼ等しくなるようにして
鋳造される薄板の厚みバラツキを少なくすることが好ま
しい。
加えて、上述した実施例ではベルトを変形させる手段と
してロールを使用したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、図示しないが例えば湾曲した開口部を備え
たガイドを固定堰に近接配置し、この開口部にベルトを
通すことで変形させても良く、或は適当なアクチュエー
タによってベルトの両端を変位させるようにしても良い
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、固定堰を変える事
なく湯溜り部の溶湯深さを変えるだけで鋳造薄板の巾替
えが容易であり、極めて短時間でかつコストのかからな
い巾変更が可能である。加えて本発明の連鋳機は基本的
にサイド堰を必要としないため、連鋳機自体の構造がシ
ンプルであり、また従来見られたようなサイド堰設置に
伴う薄板エツジ部の突起物形成が無く、薄板形状の品質
が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による単ベルト式連続鋳造機の概略的構
成を示す連鋳機側方断面図;第2図は第1図■−■線に
沿った連鋳機断面図;第3図は第1図III−III線
に沿った連鋳機断面図:第4図は第1図IV−IV線に
沿った薄板断面図;第5図は第1図V−V線に沿った薄
板断面図;第6図は固定堰の変形例を示す連鋳機上視図
;第7図は従来の単ベルト式連続鋳造機を示す概略的構
成図;第8図は第7図に示す従来連鋳機において薄板中
を変更した場合の湯溜り部所面図。 1・・・単ベルト式連続鋳造機、 2・・・無端ベルト、 5・・・固定堰、5a・・・固
定堰下端面、 7・・・溶湯、    8・・・湯溜り部、11・・・
薄板、    12.13.14・・・ロール。 第2図 5a・・−固定堰下端面 ]] 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、鋳造方向が上昇するように傾斜して走行する無端ベ
    ルト上に固定堰を載置して、該固定堰より鋳造方向下流
    側に湯溜り部を形成し、該湯溜り部に注湯された溶湯を
    冷却・凝固することにより金属薄板を連続的に鋳造する
    単ベルト式連続鋳造機において、 上記固定堰の上記無端ベルトに摺接する下端面を、鋳造
    方向より見て凸状に湾曲形成すると共に、上記無端ベル
    トの少なくとも上記湯溜り部を形成する部分を、上記固
    定堰下端面形状に相補して凹状に湾曲変形させるベルト
    変形手段を設けたことを特徴とする、単ベルト式連続鋳
    造機。
JP2088193A 1990-04-04 1990-04-04 単ベルト式連続鋳造機 Expired - Fee Related JPH078416B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010519046A (ja) * 2007-02-26 2010-06-03 エスエムエス・ジーマーク・アクチエンゲゼルシャフト 金属のストランドを鋳造する装置
CN112439883A (zh) * 2019-08-29 2021-03-05 青岛九环新越新能源科技股份有限公司 一种连铸轧制金属带的生产方法

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