JPH08215451A - 刺しゅう機能付きミシン - Google Patents

刺しゅう機能付きミシン

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JPH08215451A
JPH08215451A JP5208295A JP5208295A JPH08215451A JP H08215451 A JPH08215451 A JP H08215451A JP 5208295 A JP5208295 A JP 5208295A JP 5208295 A JP5208295 A JP 5208295A JP H08215451 A JPH08215451 A JP H08215451A
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Hidechika Kuramoto
英親 倉本
Haruhiko Tanaka
晴比古 田中
Akiyoshi Sasano
章嘉 笹野
Mikio Koike
三喜夫 小池
Chise Suzuki
千世 鈴木
Hideko Imaizumi
英子 今泉
Shinichi Fukada
伸一 深田
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Janome Sewing Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 刺しゅう縫い模様とリボン縫付け(取付け)
位置としての穴位置マークとを関係づけ、刺しゅうバリ
エーションを飛躍的に増大させること。 【構成】 複数の縫い目データ等の模様データを記憶す
る模様データ記憶手段3と、複数の刺しゅう模様の表示
データを記憶する表示データ記憶手段4と、該表示デー
タ記憶手段4に記憶された模様を選択可能に表示するた
めの模様表示手段5と、該模様表示手段5に表示された
模様から模様を選択するための模様選択手段2とを備え
ていること。前記表示データに関連した前記模様データ
は、その一部に、リボン,ビーズ,紐等の連続状装飾体
Cを通過させるための穴位置形成データを含み、該穴位
置形成データは、穴位置マークMを示す縫い目を形成可
能としてなること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】刺しゅう縫い模様とリボン縫付け
(取付け)位置としての穴位置マークとを関係づけ、刺
しゅうバリエーションを飛躍的に増大させ得る刺しゅう
機能付きミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、刺しゅう機能付きミシンにお
いて、刺しゅう縫い模様を一定なものにし、その外に
は、例えば、リボンを縫付けるようにしたもの等は全く
存在しなかった。そのリボンを適宜に縫付けるためのリ
ボン挿通位置を特定することは、熟練度を要し、極めて
難しいものであった。そのリボン刺しゅうは、一般に手
による作業で一針ずつ縫いを行っていた。このように、
刺しゅう縫い模様と、リボン刺しゅうとを関係づけ、リ
ボン刺しゅうのための穴位置マークを縫製し、バリエー
ションを増加するようなものは一切存在していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】刺しゅう縫い模様は、
刺しゅう糸を用いてのみ行われており、その縫製状態
は、常に均一のものであり、縫い目形成方向等によりそ
の形態を変えることしかできなかった。また、その形態
に対し、リボンや紐によるアクセントを付ける場合に
は、手作業で縫付ける等の作業を行うことしかなく、刺
しゅう縫い模様とリボン縫付け位置を関係づけることは
極めて面倒であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで発明者は、前記課
題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、その発明
を、複数の縫い目データ等の模様データを記憶する模様
データ記憶手段と、複数の刺しゅう模様の表示データを
記憶する表示データ記憶手段と、該表示データ記憶手段
に記憶された模様を選択可能に表示するための模様表示
手段と、該模様表示手段に表示された模様から模様を選
択するための模様選択手段とを備え、前記表示データに
関連した前記模様データは、その一部に、リボン,ビー
ズ,紐等の連続状装飾体を通過させるための穴位置形成
データを含み、該穴位置形成データは、穴位置マークを
示す縫い目を形成可能としてなる刺しゅう機能付きミシ
ンとしたことにより、刺しゅう機能付きミシンにおける
刺しゅうバリエーションを増やし、刺しゅう縫いと同時
に、リボン,ビーズ,紐等の連続状装飾体を通過させる
ための穴位置マーク縫いを行ない、刺しゅう縫い模様と
リボン縫付け位置を関係づけることができ、これによっ
て、刺しゅう模様に加えて、従来難しかったリボン刺し
ゅう、紐刺しゅう等を簡単に行なうことができ、前記の
課題を解決したものである。
【0005】
【作用】刺しゅう機能付きミシンの電源を入れ、リボン
刺しゅうモードを選択した場合、刺しゅう模様群を前記
表示データ記憶手段から読み出し、これら刺しゅう模様
群を模様表示手段に表示する。そして、所望の刺しゅう
模様を模様選択手段の模様選択キーを操作して適宜選択
する。そして、その刺しゅう模様を別のものを選択する
かの判断をなし、刺しゅう模様を変更しない場合には、
刺しゅう模様がそれでよいとして刺しゅう模様を確定し
その選択された刺しゅう模様が模様表示手段に模様表示
される。そして、刺しゅう機能付きミシンに刺しゅう枠
を取り付け、刺しゅう模様の縫製作業を開始して縫製
し、次いで刺しゅう模様の内部又は最適位置に、穴位置
マーク縫いを開始して縫製する。或いは、穴位置マーク
縫いを開始して縫製し、次いで刺しゅう模様の縫製作業
を開始して縫製し、刺しゅう模様の縫製作業及び穴位置
マーク縫いを終了する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1,図2,図
6乃至図8に基づいて説明する。まず、第1実施例につ
いて説明するに、刺しゅう機能付きミシンには、刺しゅ
う縫いのみが可能な刺しゅうミシン並びに通常縫い及び
刺しゅう縫いが可能な複合刺しゅうミシンが含まれる。
その刺しゅう機能付きミシンは、予めコンピュータプロ
グラムを組み込み、中央演算処理装置(CPU)1を含
む制御装置により種々の刺しゅう縫いが可能に構成され
ている。
【0007】模様選択手段2は、後述の模様表示手段5
に表示された複数の刺しゅう模様群から適宜の模様を模
様選択キー2aの操作により選択する手段である。該模
様選択キー2aの動作によりキー信号が発生し、該キー
信号の入力にて信号変換手段を介して選択された刺しゅ
う模様の適宜の選択信号が発生するものである。また、
模様データ記憶手段(ROM)3は、前記刺しゅう機能
付きミシンの本体内に刺しゅう縫い目用の模様データが
記憶されているものであり、Xデータ,Yデータなる模
様データにより、適宜な刺しゅう模様の縫い目が形成さ
れるためのものである。
【0008】表示データ記憶手段(ROM)4は、刺し
ゅう機能付きミシンの本体内に複数の刺しゅう模様を後
述の模様表示手段5に表示するための表示データが記憶
されているものである。該表示データは、前記模様デー
タ記憶手段3に記憶されている模様データと対の関係を
有している。この説明では、模様データ記憶手段3と表
示データ記憶手段4とを別々としているが、実際には、
全体をROMで、データ記憶手段として構成されること
が多い。これは外部手段として記憶されることもある。
また、模様表示手段5は、前記表示データ記憶手段4に
記憶された複数の刺しゅう模様群を、前記模様選択手段
2にて所望の刺しゅう模様を適宜選択可能にするために
表示する手段であり、液晶表示手段(LCD)にて構成
されている。
【0009】マーク穴位置データ記憶部(ROM)6
は、リボン,ビーズ,紐(ファッションロープ),鎖等
の連続状装飾体C(図11参照)を通過させるための穴
位置形成データを記憶する手段であり、該穴位置形成デ
ータは、刺しゅう模様の内部又は外部に複数設けられる
ように穴位置マークMを示す縫い目を形成するためのも
のである。そのマーク穴位置データ記憶部(ROM)6
は、前記模様データ記憶手段(ROM)3の内部に含ま
れる構成となっているが、刺しゅう模様の縫い目と穴位
置マークMの縫い目とは別々のデータであり、異なる時
間(刺しゅう模様縫いが先で穴位置マークM縫いが後、
又はこの逆)に形成可能に構成されている。また、場合
によっては、マーク穴位置データ記憶部(ROM)6
は、前記模様データ記憶手段(ROM)3とは別に設け
られることもある。何れの場合も、刺しゅう縫いと穴位
置マークM縫いとが対となるようにデータとして記憶さ
れている。穴位置マークMとしては、連続状装飾体Cを
通過させるための穴あけ位置用の×マーク,+マーク,
点マーク,丸マーク等であり、刺しゅう模様の内部(図
6参照)又は外部(図7参照)に、さらには、リボン刺
しゅうの他の一例であるスイング刺しゅうをするための
刺しゅう模様の外周の丸枠fの外側(図8参照)に縫製
されるものである。
【0010】第1モード選択手段7は、通常縫いモード
と刺しゅう縫いモードとを選択する手段であり、第2モ
ード選択手段8は、全体を刺しゅう縫いする通常刺しゅ
う縫いモードと刺しゅう縫いと同時に穴位置マークM縫
いのモード(穴位置マークM縫いでは、そこに穴あけ
し、リボン,ビーズ,紐,鎖等の連続状装飾体Cを通過
させるためであるが、代表的なモードとして、以下、単
に「リボン刺しゅうモード」という)とを選択する手段
である。該リボン刺しゅうモードの場合には、刺しゅう
縫いと共に穴位置マークM縫いが行なわれる。その第1
モード選択手段7,第2モード選択手段8を適宜選択し
て、前記中央演算処理装置(CPU)1に入力される。
また、刺しゅう機能付きミシンを始動させるためのスタ
ートキー、停止させるためのストップキーとしての操作
キー部9が設けられている。
【0011】前記刺しゅう機能付きミシンには、ステッ
ピングモータ駆動回路20,X軸駆動用ステッピングモ
ータ21,Y軸駆動用ステッピングモータ22,さらに
はミシンモータ駆動回路23,ミシンモータ24がそれ
ぞれ設けられている。そのステッピングモータ駆動回路
20の出力信号により、X軸駆動用ステッピングモータ
21,Y軸駆動用ステッピングモータ22それぞれ駆動
可能に設けられている。また、ミシンモータ駆動回路2
3の出力信号により、ミシンモータ24が駆動可能に設
けられている。また、該ミシンモータ24には、この回
転速度を適宜指令する回転速度指令手段25を有し、且
つミシンモータ回転速度検出手段26が備えられ、ミシ
ンモータ24の回転速度を制御するように構成されてい
る。また、針位置を検出する上軸回転位相検出手段27
が設けられ、前記中央演算処理置(CPU)1に接続さ
れている。
【0012】次に、第1実施例の作用について、図2に
示すフローチャートにより説明すると、まず、刺しゅう
機能付きミシンの電源をONして開始する。すると、模
様表示手段5には、普通縫い、刺しゅう縫いが表示され
る。そして、刺しゅうをするか否かの判断をなし(S1
参照)、第1モード選択手段7にて刺しゅうモードが選
択された場合は(YESの場合)、刺しゅうモードとな
る(S2参照)。次いで、リボン刺しゅうをするか否か
の判断をなし(S3参照)、第2モード選択手段8にて
刺しゅうモードが選択された場合は(YESの場合)、
リボン刺しゅうモードとなる(S4参照)。そして、該
リボン刺しゅうモードによって、刺しゅう模様群を前記
表示データ記憶手段4から読み出し(S5参照)、これ
ら刺しゅう模様群を模様表示手段5に表示する(S6参
照)。そして、所望の刺しゅう模様を模様選択手段2の
模様選択キー2aを操作して適宜選択する(S7参
照)。そして、その刺しゅう模様を別のものを選択する
か否か、即ち、刺しゅう模様を変更するか否かの判断を
なす(S8参照)。刺しゅう模様を変更しない場合(N
Oの場合)、即ち、刺しゅう模様がそれでよいとしてそ
の選択された刺しゅう模様が模様表示手段5に模様表示
される(S9参照)。このときに、所望の刺しゅう模様
が確定する。そのS8において刺しゅう模様を変更する
場合(YESの場合)、S6の手前に戻る。
【0013】そして刺しゅう機能付きミシンに刺しゅう
枠を取り付ける(S10参照)。刺しゅう縫いを開始す
るか否かの判断をなす(S11参照)。刺しゅう縫いの
開始を選択した場合(YESの場合)、即ち、操作キー
部9を操作し、刺しゅう模様の縫製作業を開始し、これ
を縫製し(S12参照)、刺しゅう模様の縫製作業を終
了し(S13参照)、次いで、穴位置マークM縫いを開
始し、これを縫製し(S14参照)、穴位置マークM縫
いを終了する(S15参照)。最後にその作業終了か否
かを判断し(S16参照)、作業終了を選択した場合、
完全に終了する。また、図2に示すフローチャートで
は、刺しゅう模様縫いが先で、この終了後に穴位置マー
クM縫いを行なうものであるが、これに限定することな
く、穴位置マークM縫いを先に行い、この終了後に、刺
しゅう模様縫いを行なうようにすることもある。
【0014】何れにしても、その刺しゅう模様縫いと穴
位置マークM縫いとを異なる時間となるように順次行な
う(同時に行なわない)ことが重要なことである。この
ように、刺しゅう模様縫いと穴位置マークM縫いとを異
なる時間となるようにすることで、その刺しゅう糸は、
刺しゅう模様全体は連続して縫い目形成され、穴位置マ
ークM縫いでは、刺しゅう糸がジャンプ糸を介して、隣
接する穴位置マークM,Mが連続するようにして縫い目
形成される。すると、その穴位置マークM箇所を穴あけ
しても、その穴位置マークM縫い目がなくなる(ポンチ
Pにて布地とともに切除)共にジャンプ糸もなくなり、
布地はすっきりした状態となり、且つ刺しゅう模様縫い
目には、糸ほつれ等の損傷も一切与えないように縫製で
きる。
【0015】また、S11において刺しゅう縫いの開始
を選択しない場合や、S16において作業終了を選択し
ない場合、S6の刺しゅう模様群の表示している状態の
手前に戻る。また、S1で第1モード選択手段7にて刺
しゅうモードを選択しない場合は(NOの場合)、通常
縫いモードとする(S17参照)。この場合は、通常縫
いであり、S18〜S21のようになり、詳細な説明は
省略する。また、S3にて、第2モード選択手段8にて
刺しゅうモードを選択しない場合は(NOの場合)、通
常刺しゅうモードが選択され(S22参照)、この後の
S23乃至S32は、通常の刺しゅう縫いであり、説明
を省略する。
【0016】次に、本発明の第2実施例について説明す
ると、前記第1実施例の構成に加えて、穴位置マークM
の位置変更が可能な手段が包含された構成である。即
ち、図3に示すように、リボン刺しゅうモードとした場
合に、刺しゅう模様は何等変化しないが、その内部又は
周囲にある穴位置マークMの位置のみをX方向,Y方向
に適宜変更可能とし、その変更位置に穴位置マークM縫
い目を形成するものであり、穴位置表示データ記憶部1
0と、前記穴位置マークMの位置を適宜変更する穴位置
変更手段11と、位置変更データ記憶手段13とが、前
記第1実施例の構成に加えられている。該第1実施例の
構成は、前述と同一であり、説明を省略する。
【0017】穴位置表示データ記憶部(ROM)10
は、複数の刺しゅう模様の内部又は外部に、穴位置マー
クMがどのように設けられるかを穴位置表示データとし
て記憶するものである。実際には、前記表示データ記憶
手段4における刺しゅう模様の表示データの一部又は全
体に含まれる構成となっている。このような穴位置表示
データ記憶部(ROM)10に格納された穴位置表示デ
ータを読みだし、これによって模様表示手段5に穴位置
マークMの印が表示される。
【0018】穴位置変更手段11は、JOGキーとし
て、前記模様表示手段5に表示された穴位置マークMを
X方向,Y方向に適宜移動可能に設けられている。この
穴位置変更手段11の中央箇所に、穴位置変更用スター
ト/ストップキー12が設けられている。この操作によ
って、穴位置変更手段11の開始・終了となる。その穴
位置変更手段11も前記模様選択手段2に含まれること
もある。
【0019】位置変更データ記憶手段(RAM)13
は、穴位置を変更した位置に縫い目なる穴位置マークM
縫いを形成する穴位置変更データと,変更した穴位置を
表示する穴位置変更表示データとを記憶する手段であ
る。即ち、穴位置を所望の位置に変更することを読み込
み,読みだし、その変更位置に穴位置マークM縫いを形
成する穴位置変更データと、穴位置を変更したことを前
記模様表示手段5に表示する穴位置変更表示データとを
総称して位置変更データといい、穴位置変更データと穴
位置変更表示データとは対の関係にある。
【0020】その位置変更データ記憶手段13の穴位置
変更データは、縫い目の位置のみが変更可能として構成
され、その変更した位置に、前記マーク穴位置データ記
憶部6に記憶されたデータに基づいて、穴位置マークM
が縫い目形成される。また、位置変更データ記憶手段1
3の穴位置変更表示データは、模様表示手段5に表示さ
れた位置のみが適宜変更可能に構成され、その変更した
模様表示手段5の適宜の位置に、前記穴位置表示データ
記憶部10に記憶された穴位置マークMが表示されるよ
うに構成されている。
【0021】次に、第2実施例の作用について図4に示
すフローチャートにより説明すると、ステップのS9と
S10との間に、穴位置変更ルーチンなる図5(A)に
示すフローチャートが挿入されたものである。即ち、刺
しゅう模様はそのままとし、穴位置マークMの位置を変
更するか否かの判断をなし(S33参照)、穴位置マー
クMの位置を変更する場合(YESの場合の場合)、穴
位置変更用スタート/ストップキー12を押して、穴位
置変更を開始し、JOGキーとしての穴位置変更手段1
1を操作して穴位置を適宜X−Y方向に位置変更する
(S34参照)。そして穴位置が確定したか否かの判断
をなし(S35参照)、穴位置が確定したと判断した場
合には、その位置でJOGキーを止め、さらに穴位置変
更用スタート/ストップキー12を押して穴位置変更を
終了し、位置変更データ記憶手段13に位置変更データ
が記憶され、穴変更位置を確定する(S36参照)。以
下のステップは、図4に示すように、S10乃至S32
を実行するものであり、第1実施例と同様となり、説明
は省略する。
【0022】
【発明の効果】請求項1の発明においては、複数の縫い
目データ等の模様データを記憶する模様データ記憶手段
3と、複数の刺しゅう模様の表示データを記憶する表示
データ記憶手段4と、該表示データ記憶手段4に記憶さ
れた模様を選択可能に表示するための模様表示手段5
と、該模様表示手段5に表示された模様から模様を選択
するための模様選択手段2とを備え、前記表示データに
関連した前記模様データは、その一部に、リボン,ビー
ズ,紐等の連続状装飾体Cを通過させるための穴位置形
成データを含み、該穴位置形成データは、穴位置マーク
Mを示す縫い目を形成可能としてなる刺しゅう機能付き
ミシンとしたことにより、第1に刺しゅう縫い模様とリ
ボン縫付け位置を関係づけることが極めて簡単にでき、
これによって刺しゅう機能付きミシンにおける刺しゅう
バリエーションを飛躍的に増やすことができ、第2にそ
のマーク箇所を穴あけすれば(図12参照)、従来難し
かった紐刺しゅう、リボン刺しゅうおよびスイング刺し
ゅう等を簡単に行なうことができる利点がある。
【0023】特に、刺しゅう縫いとともに、その刺しゅ
う模様の一部に、リボン等の連続状装飾体Cを通過させ
るための穴位置マークMを付けることができ、これによ
って、リボン刺しゅうするための目安ができ、そのマー
クをポンチP等で穴部Hとして穴あけした後〔図12
(C)参照〕に、リボン刺しゅうを簡単に行なうことが
できる。従来、極めて困難であったのは、刺しゅう縫い
模様とリボン縫付け位置を関係づけることであったが、
これを一挙に解決して、刺しゅう縫い模様とリボン縫付
け位置を関係づけることが簡単にでき、これによって、
刺しゅうの一部にハンドメイドとしてその人独特のリボ
ン刺しゅうを得ることができる最大の効果がある。即
ち、その刺しゅう模様が一種類であっても、リボン等の
連続状装飾体Cを好みの色,太さ,幅等によって極めて
多くのバリエーションとしてできるものである。さら
に、その刺しゅう形態に対して、リボンや紐によるアク
セントを付けるスイング刺しゅう等(図8参照)を設け
ることで、刺しゅう模様にさらに付加価値を付けること
が簡単にできる利点がある。
【0024】次に、請求項2の発明においては、請求項
1において、所定の位置の前記穴位置マークMを表示す
る穴位置表示データを記憶する穴位置表示データ記憶部
10と、前記穴位置マークMの位置を適宜変更する穴位
置変更手段11と、穴を変更した位置に縫い目を形成す
る穴位置変更データと変更した穴位置を表示する穴位置
変更表示データとを記憶する位置変更データ記憶手段1
3とを備えてなる刺しゅう機能付きミシンとしたことに
より、その穴位置マークMを模様表示手段5上で適宜変
更することができ、これによって、さらに多くの刺しゅ
うバリエーションを提供することができる利点がある。
他の構成は、請求項1と同一であり、これと同様の効果
を奏する。
【0025】また、請求項3の発明においては、請求項
1において、前記模様データは、刺しゅう模様の縫い目
と、穴位置マークMを示す縫い目とを順次異なる時間に
形成可能としてなる刺しゅう機能付きミシンとしたこと
により、刺しゅう糸は、刺しゅう模様全体は連続して縫
い目形成され、次に穴位置マークM縫いでは、刺しゅう
糸がジャンプ糸を介して、隣接する穴位置マークM,M
が連続するようにして縫い目形成される。即ち、刺しゅ
う模様縫い目の刺しゅう糸と、穴位置マークM縫い目の
刺しゅう糸とは相互に独立した状態となり、穴位置マー
クM箇所を穴あけしても、刺しゅう模様縫い目には、ほ
つれ等の損傷も一切与えないように縫製できる極めて重
要なる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のブロック図
【図2】本発明の第1実施例のフローチャート
【図3】本発明の第2実施例のブロック図
【図4】本発明の第2実施例のフローチャート
【図5】(A)は本発明の第2実施例の位置変更ルーチ
ン (B)は位置変更を表す状態図
【図6】(A)は本発明の第1実施例によって縫製され
た穴位置マーク付き刺しゅうの平面図 (B)は(A)の穴位置マーク箇所を穴あけした状態の
刺しゅうの平面図 (C)は(B)の複数の穴間にリボンを通過させてリボ
ン刺しゅうを設けた平面図 (D)は通常刺しゅうの平面図
【図7】(A)は本発明の第1実施例によって縫製され
た穴位置マーク付き刺しゅうの別の実施例の平面図 (B)は(A)の穴位置マーク箇所を穴あけした状態の
刺しゅうの平面図 (C)は(B)の複数の穴間にリボンを通過させてリボ
ン刺しゅうを設けた平面図 (D)は通常刺しゅうの平面図
【図8】(A)は本発明の第1実施例によって縫製され
た穴位置マーク付き刺しゅうのさらに別の実施例の平面
図 (B)は(A)の穴位置マーク箇所を穴あけした状態の
刺しゅうの平面図 (C)は(B)の複数の穴間にリボンを通過させてリボ
ン刺しゅうを設けた平面図
【図9】(A)は本発明の第2実施例によって縫製され
た穴位置マーク付き刺しゅうにおいて、穴位置を変更す
る状態を示す平面図 (B)は(A)の穴位置マーク箇所を穴あけした状態の
刺しゅうの平面図 (C)は(B)の複数の穴間にリボンを通過させてリボ
ン刺しゅうを設けた平面図
【図10】(A)は本発明の第2実施例によって縫製さ
れた穴位置マーク付き刺しゅうにおいて、穴位置マーク
の数を減少させ、結果的に位置変更する状態を示す平面
図 (B)は(A)の穴位置マーク箇所を穴あけした状態の
刺しゅうの平面図 (C)は(B)の複数の穴間にリボンを通過させてリボ
ン刺しゅうを設けた平面図
【図11】(A)はリボンなる連続状装飾体の一部平面
図 (B)は紐(ファッションロープ)なる連続状装飾体の
一部平面図 (C)は鎖なる連続状装飾体の一部断面図 (D)はビーズなる連続状装飾体の一部断面図
【図12】(A)は穴位置マーク付き刺しゅうをした布
地の一部斜視図 (B)は(A)の穴位置マーク箇所を穴あけしている状
態の布地の一部斜視図 (C)は(B)の穴あけが完了した状態の布地の一部斜
視図
【符号の説明】
2…模様選択手段 3…模様データ記憶手段 4…表示データ記憶手段 5…模様表示手段 10…穴位置表示データ記憶部 11…穴位置変更手段 13…位置変更データ記憶手段 C…連続状装飾体 M…穴位置マーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小池 三喜夫 東京都中央区京橋3丁目1番1号 蛇の目 ミシン工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 千世 東京都中央区京橋3丁目1番1号 蛇の目 ミシン工業株式会社内 (72)発明者 今泉 英子 東京都中央区京橋3丁目1番1号 蛇の目 ミシン工業株式会社内 (72)発明者 深田 伸一 東京都中央区京橋3丁目1番1号 蛇の目 ミシン工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の縫い目データ等の模様データを記
    憶する模様データ記憶手段と、複数の刺しゅう模様の表
    示データを記憶する表示データ記憶手段と、該表示デー
    タ記憶手段に記憶された模様を選択可能に表示するため
    の模様表示手段と、該模様表示手段に表示された模様か
    ら模様を選択するための模様選択手段とを備え、前記表
    示データに関連した前記模様データは、その一部に、リ
    ボン,ビーズ,紐等の連続状装飾体を通過させるための
    穴位置形成データを含み、該穴位置形成データは、穴位
    置マークを示す縫い目を形成可能としてなることを特徴
    とする刺しゅう機能付きミシン。
  2. 【請求項2】 請求項1において、所定の位置の前記穴
    位置マークを表示する穴位置表示データを記憶する穴位
    置表示データ記憶部と、前記穴位置マークの位置を適宜
    変更する穴位置変更手段と、穴位置を変更した位置に縫
    い目を形成する穴位置変更データと変更した穴位置を表
    示する穴位置変更表示データとを記憶する位置変更デー
    タ記憶手段とを備えてなることを特徴とする刺しゅう機
    能付きミシン。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記模様データは、
    刺しゅう模様の縫い目と、穴位置マークを示す縫い目と
    を順次異なる時間に形成可能としてなることを特徴とす
    る刺しゅう機能付きミシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106757887A (zh) * 2017-01-19 2017-05-31 浙江美嘉标服饰有限公司 一种具有发光功能的真丝盘带复合花边的制作及缝制工艺

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