JP3479314B2 - パッチワ−ク縫い自動編集ミシン - Google Patents

パッチワ−ク縫い自動編集ミシン

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JP3479314B2
JP3479314B2 JP30787992A JP30787992A JP3479314B2 JP 3479314 B2 JP3479314 B2 JP 3479314B2 JP 30787992 A JP30787992 A JP 30787992A JP 30787992 A JP30787992 A JP 30787992A JP 3479314 B2 JP3479314 B2 JP 3479314B2
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sewing
pattern
patchwork
stitch
patch
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智乗 橘
章嘉 笹野
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Janome Sewing Machine Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパッチワーク縫いミシ
ンに関し、特に飛び越しパッチワーク縫いにおいて、パ
ッチ縫い部(以下、パッチ部と呼ぶ)及びスペース部の
長さを任意に選定できるようにしたパッチワーク縫い自
動編集ミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、パッチワーク縫いのできるミ
シンが市販されている。このミシンにおいては、予め記
憶された複数の模様に、パッチワーク縫いの基本模様の
みを適用して、パッチワーク縫いを行うことができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来は
作業者が任意にパッチ部とスペース部の長さを選び、自
動的に編集してパッチワーク縫いするミシンはなかっ
た。従って、パッチ部及びスペース部の長さを変えたい
時は、その都度手作業で所望の飛び越しパッチ数だけ布
を一回一回ずらしながら縫う必要があり、煩雑な作業が
強いられた。また、このとき、実際的にはパッチワーク
模様を均一な縫い上がりに仕上げることは、極めて難し
く、また煩雑な作業を強いられた。
【0004】本発明の目的は、前記した従来技術の問題
点を除去し、飛び越しパッチワーク縫いにおけるパッチ
縫い部及びスペース部の長さを任意に選択的かつ自動的
に編集するパッチワーク縫い自動編集ミシンを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、選択した模様を複数の異なる縫
い目又は異なる縫い糸による複数のパッチ部により自動
的にパッチワーク縫いするパッチワーク縫い自動編集ミ
シンであって複数の相異なる基本模様に対応する模様
データを記憶する模様データ記憶手段と、該記憶手段に
予め記憶されている複数の相異なる模様のうちパッチワ
ーク縫い可能な模様を選択可能に表示し、該表示された
模様から所望の模様を選択するための模様選択手段と、
該模様選択手段で選択された模様の所望のパッチ縫い部
の長さと次に縫い目形成するためのパッチ縫い部間の飛
び越しスペース部の長さを設定するステッチ編集手段と
を具備し、該パッチ縫い部の長さと飛び越しスペース部
の長さに基づいて、選択された模様の分割されたブロッ
ク数を設定し、該設定されたブロック数のブロックを、
前記複数の異なる縫い目又は異なる縫い糸により自動的
にパッチワーク縫いするようにした点に特徴がある。
【0006】請求項2の発明は、予め記憶されている複
数の相異なる模様のうちの所望の1つを自動的にパッチ
ワーク縫いするパッチワーク縫い自動編集ミシンであっ
複数の相異なる基本模様に対応する模様データを記
憶する模様データ記憶手段と、該模様データ記憶手段か
ら所望の模様を選択するための模様選択手段と、該模様
選択手段で選択された模様のパッチ縫い部の長さと次に
縫い目形成するためのパッチ縫い部間の飛び越しスペー
ス部の長さを設定するステッチ編集手段と、該ステッチ
編集手段により所望の長さに設定された各パッチ縫い部
の糸の色数を定める色糸設定手段とを具備し、該色糸設
定手段の設定色数に基づいて、前記パッチ縫い部と飛び
越しスペース部に該設定色数の複数色の配列が形成され
るようにした点に特徴がある。
【0007】請求項3の発明は、前記ステッチ編集手段
により編集されたパッチワーク縫い模様を表示する表示
手段を具備した点に特徴がある。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば、パッチワーク縫いの
基本模様のパッチ縫い部の長さと、パッチ縫い部間の飛
び越しスペース部の長さを任意変更することができる。
【0009】請求項2の発明によれば、パッチワーク縫
い模様のパッチ縫い部の長さと、パッチ縫い部間の飛び
越しスペース部の長さを任意に変更できると共に、パッ
チ縫い部と飛び越しスペース部に複数色の縫いができる
ようになる。
【0010】請求項3の発明によれば、ステッチ編集手
段により編集されたパッチワーク縫い模様を表示手段に
表示しながらステッチ編集操作をすることができる。
【0011】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明の一実施例
を詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例のパッチワーク
縫いの制御部のハード構成を示すブロック図である。
【0013】図において、1は通常模様データ記憶手
段、2は通常模様表示データ記憶手段、3aは予め記憶
されている複数の模様及び各種データ等を表示するため
の表示制御手段、3bは前記各種データ等を表示するた
めの液晶表示部である。4は中央演算装置(以下、CP
U)である。
【0014】5は模様選択手段、6はパッチ部及びスペ
ース部を編集するステッチ編集操作手段である。7は前
記ステッチ編集操作手段6によって編集されたパッチ部
及びスペース部を登録するステッチ登録操作手段であ
る。
【0015】8aは駆動モータを駆動するためのモータ
駆動制御手段、8bはミシン針を駆動するための駆動モ
ータである。また、9aはミシンの縫い点を2方向(例
えば、X−Y方向)に動かすステッピングモータを駆動
するためのステッピングモータ駆動制御手段、9bはミ
シンの縫い点を第1の方向(例えば、X方向)に動かす
ための振幅用ステッピングモータ、9cはミシンの縫い
点を第2の方向(例えば、Y方向)に動かす送り用ステ
ッピングモータである。
【0016】10aはパッチワーク縫いの縫い目及びデ
ータ等を表示するためのパッチワーク縫いステッチガイ
ド表示制御手段、10bは前記表示制御手段10aから
の出力を表示するパッチワーク縫いステッチガイド液晶
表示部である。
【0017】11はパッチワーク縫いの表示データが記
憶されているパッチワーク縫い表示データ記憶手段、1
2はパッチワーク縫いのパッチ部の縫いデータ及びスペ
ース部の布送りデータが予め記憶されているパッチワー
ク縫い模様データ記憶手段である。
【0018】図2は、ミシン縫いの表示及び操作をする
パネルを有するミシンの側面図である。
【0019】図2において、20はミシン本体、21は
表示手段及び操作手段を有するミシン操作パネルであ
る。なお、該ミシン操作パネル21はミシン本体に取り
付けてあるが、別体にしてケーブル等の接続手段によっ
て電気的に接続してもよい。
【0020】図3は、前記ミシン操作パネル21の平面
図である。
【0021】図3において、22はアルファベット
(A,B,C,……)、数字、図形等の予め記憶されて
いる複数の模様を表示する選択模様表示部、23はパッ
チワーク縫いの基本模様、及び編集の状況等を表示する
と共に、前記編集のための操作キーを形成するパッチワ
ーク縫い表示部である。また、23aはパッチ及びスペ
ースを選択するP・S選択キー、23は選択されたパッ
チ及びスペースを基にパッチワーク縫い編集を行うP・
S編集キーである。
【0022】24は様々なミシン操作及びパッチワーク
縫いをする模様(アルファベットのA,B,C,……、
数字の1,2,3,4,……、図形の直線,円形,三角
形,……等)の選択を行うためのミシン操作手段であ
る。24aはパッチワーク縫い選択キー、24bは登録
キーである。
【0023】本実施例では、前記P・S選択キー23a
及びP・S編集キー23bは、前記縫い表示部23の画
面上にタッチスイッチによって構成されている。しかし
ながら、前記P・S選択キー23a及びP・S編集キー
23bは、ミシン操作手段24のキーに割り当ててもよ
い。
【0024】なお、前記液晶表示部3bと選択模様表示
部22、及び前記パッチワーク縫いステッチガイド液晶
表示部10bとパッチワーク縫い表示部23は、同等物
である。また、前記ステッチ編集操作手段6は、P・S
選択キー23a及びP・S編集キー23bに相当し、前
記ステッチ登録操作手段7は、登録キー24bに相当す
る。
【0025】次に、本発明のパッチワーク縫い自動編集
ミシンの動作を具体的に図3〜8を参照して詳細に説明
する。
【0026】図4,5は本発明の一実施例の動作を示す
フローチャートである。
【0027】図6は前記図4のフローチャートのステッ
プS6の動作を詳細に示すフローチャートである。
【0028】まず、ステップS1では、パッチワーク縫
いモードが作業者によって選択されたか否かが判断され
る。この判断が肯定の時、すなわちパッチワーク縫いと
判断されるとステップS2へ進み、一方、否定の時には
通常模様縫いと判断されて、ステップS40に進む。な
お、前記パッチワーク縫いモードの選択は、パッチワー
ク縫い選択キー24aによって行うことができる。
【0029】ステップS2では、パッチワーク縫い可能
な模様が選択模様表示部22に表示される。例えば、ア
ルファベット(A,B,C,……)、数字、図形等の模
様が表示される。
【0030】ステップS3では、パッチワークの基本縫
い模様がパッチワーク縫い表示部23に表示される。例
えば、図3に示されているようなパッチ部とスペース部
が1個おきの基本形縫い模様が表示される。
【0031】ステップS4では、前記選択模様表示部2
2に表示されているパッチワーク縫い可能な模様が、前
記ミシン操作手段24を用いて選択される。例えば、模
様「A」をパッチワーク縫いする時には、ミシン操作手
段24の「A」キーが押される。ここでは、直線模様2
4cを選択したとする。
【0032】ステップS5では、パッチ縫い数P及びパ
ッチ飛び越し数Sの少なくとも一方を変更するか否かを
判断する。この判断は、前記P・S選択キー23aが押
されると肯定になり、ステップS6に進む。ステップS
5の判断が否定の時は、ステップS30へ進む。
【0033】ステップS6では、前記P及びS、すなわ
ちパッチ部とスペース部の長さが、前記P・S選択キー
23a及び前記P・S編集キー23bを用いて変更(編
集)される。該P,Sを変更されたパッチワークパター
ンは、パッチワーク縫い表示部23に表示される。
【0034】次に、ステップS7では、前記PとSを登
録するか否かを判断する。作業者が登録キーを押すと、
この判断は肯定になってステップS8に進み、この判断
が否定の時は、ステップS5に戻る。
【0035】ステップS8では、前記PとSがパッチワ
ーク縫い表示データ記憶手段11、及びパッチワーク縫
い模様データ記憶手段12に記憶される。
【0036】前記ステップS30では、標準パターン
(P=1,S=1)がパッチワーク縫い表示部23に表
示され、かつ登録されて、ステップS9に進む。
【0037】ここで、前記ステップS6の編集動作を図
6を参照して詳細に説明する。
【0038】ステップS50では、基本形縫い模様の標
準パッチ縫い数P(=1)と標準飛び越し数S(=1)
を前記選択模様表示部22及びパッチワーク縫い表示部
23に表示する。
【0039】ステップS51では、前記P・S選択キー
23aでパッチキーを選択し、次いでP・S編集キー2
3bの「−」又は「+」キーを押す。「+」キーを1回
押される度に、パッチ縫い数Pは増加し、「−」キーが
押される度に該パッチ縫い数Pは減少する。
【0040】ステップS52では、ステップS51で設
定されたPの値を、前記選択模様表示部22に表示する
と共に、変更されたPのパッチワーク縫い模様をパッチ
ワーク縫い表示部23に表示する。
【0041】ステップS53では、前記P・S選択キー
23aでスペースキーを選択し、ステップS51と同様
に、飛び越し数Sを増減する。
【0042】ステップS54では、ステップS52と同
様に、ステップS53で設定されたSの値を前記選択模
様表示部22に表示すると共に、変更されたPのパッチ
ワーク縫い模様をパッチワーク縫い表示部23に表示す
る。
【0043】図7は上記の操作によりパッチ部とスペー
ス部の長さを変えられた、すなわち編集されたパッチワ
ーク縫い模様の例を示す。モードM1はパッチ縫い数P
=1として、飛び越し数Sを2,3と変えたもの、モー
ドM2はP=2として、Sを2,3と変えたもの、モー
ドM4はP=4として、Sを2,3と変えたもの、モー
ドM4はP=4として、Sを2,3と変えたものであ
る。
【0044】ここで、パッチブロックDp(以下、D
p)とスペースブロックDs(以下、Ds)を定義す
る。
【0045】図7から明らかなように、Dpはひとまと
まりのパッチ縫い部分を示し、Dsはひとまとまりのス
ペース部分を示す。
【0046】再び、図4に戻って説明を続ける。ステッ
プS9では、色数定数Tを作業者が任意に設定する。該
Tはパッチワーク縫いに用いる糸の色数を示す。2色の
糸でパッチワーク縫いをするのであれば、T=2と設定
される。また、作業者によって該Tが設定されなかった
時は、予め該Tを自動的にT=2となるようにしてもよ
い。
【0047】ステップS10では、パッチワーク縫いす
るため任意に選択された模様のブロックデータを、前記
DpとDsで再構成した新ブロック数Lが演算により求
められる。
【0048】例えば、パッチワーク縫いをするために選
択された模様が、図8(a)に示されているようなブロ
ックB1,B2,……,B12からなる直線模様である
時、前記ステップS8で登録されたP及びSがP=2,
S=3であれば、この模様のブロックは、図8(b)に
示されているような形に、前記DpとDsで再構成され
ることになる。この場合、新ブロック数Lは5になる。
【0049】なお、ステップS9の設定は、パッチワー
ク縫いを選択した後からミシン縫いを開始するまでの間
であれば、いつ行ってもよい。
【0050】ステップS11では、ブロック変数N(以
下、N)、色数変数i(以下、i)を、それぞれ“1”
に初期設定する。
【0051】ステップS12では、図示されていない始
動手段(例えば、起動スイッチ、スタートスイッチ等)
の操作によって、ミシンが始動されたか否かを判断す
る。該ミシンが始動されると、ステップS13に進む。
なお、前記始動手段はミシン操作手段24に始動キーを
設けてもよい。
【0052】ここで、本具体例では、色数定数TがT=
2と設定され、新ブロック数LがL=5になったとして
説明する。
【0053】ステップS13では、N番目(N=1)の
新ブロックの縫いデータを前記パッチワーク縫い模様デ
ータ記憶手段12から読み出して、前記モータ駆動制御
手段8a及びステッピングモータ駆動制御手段9aに出
力する。P=2とすると、例えば、図8(a)のブロッ
ク縫いデータB1,B2が読み出される。
【0054】ステップS14では、前記ステップS13
で出力された前記縫い模様データに基ずいて、駆動モー
タ8b及び振幅用、送り用ステッピングモータ9b,9
cを駆動して1番目の新ブロックの縫い目を形成する。
【0055】ステップS15では、1個の新ブロックの
縫いが終了したか否かを判断する。この縫いが終了する
とステップS16に進む。この時、次の新ブロックへの
渡り糸及び下糸を切断するための糸切り命令が出力され
る。
【0056】ステップS16では、前記糸切り命令を受
けて、ミシンを一旦停止、或いは低速にして糸切りを行
う。なお、該糸切り命令を出力するか否かは、作業者が
任意に設定できる。また、該糸切り命令は出力せず、渡
り糸を切断しなくてもよい。
【0057】ステップS17では、N(=1)に色数定
数T(=2)を加えて、Nを更新する。ここで、N=3
となる。
【0058】ステップS18では、ブロック変数Nの値
が新ブロック数Lの値に比べて大きいか否かを判断す
る。この時、N>Lならば、一色目の刺繍縫いが終了
し、ステップS19に進む。また、N≦Lならばステッ
プS13に戻って、N番目のブロック縫いデータを読み
出して出力する。本具体例では、N=3,L=5である
ので、N≦Lとなり、ステップS13に戻る。
【0059】次いで、ステップS13で3番目の新ブロ
ックの縫いデータ(図8(a)のブロック縫いデータB
6,B7)を読み出して、1番目の新ブロックの縫いの
時と同様にステップS16まで同じ動作を繰り返す。
【0060】ステップS17では、N=3にT=2を加
えて、N=5とする。
【0061】ステップS18では、N=5,L=5であ
るので、N=Lとなり、このステップの判断は否定とな
る。このため、再びステップS13に戻る。
【0062】ステップS13では、5番目の新ブロック
の縫いデータ(図8(a)のブロック縫いデータB1
1,B12)を読み出して、1番目及び3番目の新ブロ
ックの縫いの時と同様にステップS16まで同じ動作を
繰り返す。
【0063】ステップS17では、N=5にT=2を加
えて、N=7になる。
【0064】ステップS18では、N>Lの条件が満た
されているか否かが判断される。本具体例では、N=
7,L=5であるので、このステップの判断は肯定とな
り、ステップS19に進む。
【0065】ステップS19では、前記色数変数i(=
1)に定数1を加えてi=i+1とする。該iをNとし
て更新する。ここで、i=2,N=2となる。
【0066】ステップS20では、一番目の色の刺繍糸
を次のi番目(i=2)の色の刺繍糸に糸替えを行う。
【0067】ステップS21では、前記iの値が前記T
の値に比べて大きいか否かを判断する。この判断が肯定
の時には、パッチワーク縫いを終了する。一方、否定の
時には、縫いがまだ終了していないため、ステップS1
3に戻る。ここでは、i=2,T=2であるので、前記
判断は否定となり、ステップS13に戻る。
【0068】ステップS13では、2番目の新ブロック
の縫いデータ(図8(a)のB3,B4,B5)を読み
出して、前記1、3、5番目の新ブロックの縫いの時と
同様の動作を繰り返す。次いで、4番目の新ブロック
(ブロックデータB8,B9,B10)の縫いも同様に
ステップS18まで繰り返すことにより実行される。
【0069】以上のような処理が終わると、ステップS
18では、N=6となり、N>Lとなるので、このステ
ップの判断は肯定となり、ステップを重ねステップS2
1に進む。
【0070】ステップS21では、i>Tの条件が成立
するか否かのを比較する。ここではi=3,T=2であ
るので、i>Tとなるので、この条件は成立し、前記一
連の処理は終了する。
【0071】次に、前記ステップS1(図4参照)が否
定の時は、ステップS40に進み通常模様が選択可能に
表示される。
【0072】ステップS41では、表示された前記通常
模様を選択する。ステップS42では、始動か否かを判
断し、ステップS43では、通常模様データを前記通常
模様データ記憶手段1から読み出して、出力する。
【0073】ステップS44では、前記通常模様データ
に基ずいて、駆動モータ8b及びステッピングモータ9
b,9cを駆動して縫い目を形成する。
【0074】ステップS45では、通常模様の刺繍縫い
が終了か否かを判断する。終了の時は、下糸を切断する
糸切り命令を出力する。
【0075】ステップS46では前記糸切り命令を受け
て、ミシンを一旦停止、或いは低速にして糸切りを行
い、終了する。
【0076】以上の説明から明らかなように、本実施例
によれば、前記ステップS4で選択された模様を、ステ
ップS8で登録したP、Sに基ずいて、パッチワーク縫
いすることができる。前記具体例では図8(b)に示す
P=2,S=3の2色のパッチワーク縫いが形成され
る。
【0077】なお、本実施例では、各表示部に液晶の表
示手段を用いたが、その他の表示手段を用いてもよい。
また、編集中パッチワーク縫い表示部を点滅させながら
表示して、編集終了後(登録後)該点滅を止めて、持続
的に点灯するように表示してもよい。
【0078】また、本実施例では、刺繍糸の色替えを行
ったが、これに代えて刺繍模様の縫い目を変えるように
してパッチワーク縫いの効果を表してもよい。
【0079】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、予め記憶されている複数の模様の中
から選択された模様をパッチワーク縫いする場合、パッ
チ縫い部及びその間の飛び越しスペース部の長さを任意
に設定(編集)できるという効果がある。
【0080】請求項2の発明によれば、パッチワーク縫
い模様のパッチ縫い部の長さと、パッチ縫い部間の飛び
越しスペース部の長さを任意に変更できると共に、パッ
チ縫い部と飛び越しスペース部に複数色の縫いができる
ようになる。
【0081】また、請求項3の発明によれば、ステッチ
編集手段により編集されたパッチワーク縫い模様を表示
手段に表示しながらステッチ編集操作をすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のパッチワーク縫いの制御
部のハード構成を示すブロック図である。
【図2】 パッチワーク縫いの表示及び操作をするパネ
ルを有するミシンの側面図である。
【図3】 ミシン操作パネルの平面図である。
【図4】 本発明の一実施例の一連の動作を示すフロー
チャートである。
【図5】 図4の続きの動作のフローチャートである。
【図6】 図4のフローチャートのステップS6の動作
を詳細に示すフローチャートである。
【図7】 パッチワーク縫い模様の編集例を示す図であ
る。
【図8】 本実施例の一具体例のパッチワーク縫い模様
の説明図である。
【符号の説明】
1…通常模様記憶手段、2…通常模様表示データ記憶手
段、3a…表示制御手段、3b…液晶表示部、4…中央
演算装置(CPU)、5…模様選択手段、6…ステッチ
編集操作手段、7…ステッチ登録操作手段、8a…モー
タ駆動制御手段、8b…駆動モータ、9a…ステッピン
グモータ駆動制御手段、9b…振幅用ステッピングモー
タ、9c…送り用ステッピングモータ、10a…パッチ
ワーク縫いステッチガイド表示制御手段、10b…パッ
チワーク縫いステッチガイド液晶表示部、11…パッチ
ワーク縫い模様表示データ記憶手段、12…パッチワー
ク縫い模様データ記憶手段、20…ミシン本体、21…
ミシン操作パネル、22…選択模様表示部、23…パッ
チワーク縫い表示部、24…ミシン操作手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D05B 1/00 - 97/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】選択した模様を複数の異なる縫い目又は異
    なる縫い糸による複数のパッチ部により自動的にパッチ
    ワーク縫いするパッチワーク縫い自動編集ミシンであっ
    、 複数の相異なる基本模様に対応する模様データを記憶す
    る模様データ記憶手段と、 該記憶手段に予め記憶されている複数の相異なる模様の
    うちパッチワーク縫い可能な模様を選択可能に表示し、
    該表示された模様から所望の模様を選択するための模様
    選択手段と、該模様選択手段で 選択された模様の所望のパッチ縫い部
    の長さと次に縫い目形成するためのパッチ縫い部間の飛
    び越しスペース部の長さを設定するステッチ編集手段と
    を具備し該パッチ縫い部の長さと飛び越しスペース部の長さに基
    づいて、選択された模様の分割されたブロック数を設定
    し、該設定されたブロック数のブロックを、前記複数の
    異なる縫い目又は異なる縫い糸により自動的にパッチワ
    ーク縫いするようにし たことを特徴とするパッチワーク
    縫い自動編集ミシン。
  2. 【請求項2】予め記憶されている複数の相異なる模様の
    うちの所望の1つを自動的にパッチワーク縫いするパッ
    チワーク縫い自動編集ミシンであって、 複数の相異なる基本模様に対応する模様データを記憶す
    る模様データ記憶手段と、 該模様データ記憶手段から所望の模様を選択するための
    模様選択手段と、該模様選択手段で 選択された模様のパッチ縫い部の長さ
    と次に縫い目形成するためのパッチ縫い部間の飛び越し
    スペース部の長さを設定するステッチ編集手段と、該ステッチ編集手段により所望の長さに設定された各パ
    ッチ縫い部と飛び越しスペース部の糸の色数を定める色
    糸設定手段とを具備し、 該色糸設定手段の設定色数に基づいて、前記パッチ縫い
    部と飛び越しスペース部に該設定色数の複数色の配列が
    形成されるようにした ことを特徴とするパッチワーク縫
    い自動編集ミシン。
  3. 【請求項3】前記ステッチ編集手段により編集されたパ
    ッチワーク縫い模様を表示する表示手段を具備したこと
    を特徴とする請求項1または2に記載のパッチワーク縫
    い自動編集ミシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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