JPH08215128A - 食器洗い乾燥機 - Google Patents

食器洗い乾燥機

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JPH08215128A
JPH08215128A JP2272495A JP2272495A JPH08215128A JP H08215128 A JPH08215128 A JP H08215128A JP 2272495 A JP2272495 A JP 2272495A JP 2272495 A JP2272495 A JP 2272495A JP H08215128 A JPH08215128 A JP H08215128A
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JP
Japan
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blower
washing
cleaning
nozzle
air
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JP2272495A
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English (en)
Inventor
Takeshi Inada
剛士 稲田
Masaki Yura
政樹 由良
Hiroaki Inui
浩章 乾
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾燥工程で食器に外気を均一に行き渡らせ乾
燥効率を高めることを目的とする。 【構成】 洗浄槽1と、食器8等を収納する食器かご7
と、洗浄槽1内の洗浄水3を循環させる洗浄ポンプ4
と、食器8等に洗浄水3を噴射する噴射孔6を有した洗
浄ノズル5と、洗浄槽1内に送風する送風機12と、洗
浄槽1と送風機12を接続する送風経路13を備え、食
器に送風する送風孔15を有した送風ノズル14を設
け、且つ送風ノズル14は回転自在とした食器洗い乾燥
機の構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般家庭において使用さ
れる食器洗い乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の食器洗い乾燥機について説
明する。
【0003】従来の食器洗い乾燥機は図13に示すよう
に、食器27等を収納した食器かご28を所定の場所に
収納した後、洗剤を投入して運転を開始するものであ
る。
【0004】運転を開始するとともに、まず給水弁23
が動作して所定量の洗浄水24を洗浄槽22に供給す
る。続いて洗浄ポンプ25が洗浄水24を加圧し、洗剤
と共に洗浄ノズル26から噴射する。こうして洗浄工程
が行われる。この洗浄工程では洗浄槽22内に設けた発
熱体29に通電して、洗浄水24を洗浄所定温度まで加
熱する。
【0005】所定時間の洗浄工程を経ると、次に食器2
7等から洗い落とされた汚れを含む洗浄水24を排水ポ
ンプ30により機外に排出する。引き続いて、新たに洗
浄水24を供給して洗浄ノズル26から再び噴射して、
洗剤や残菜(食器に汚れとして付着していた食品のこと
を残菜と呼ぶ)等で汚れた食器27等をすすぐ工程を実
行する。このすすぎ工程を終えると、洗浄水24を再び
機外に排出する。このすすぎ工程は連続して3回繰り返
される。なおこのとき、残菜は洗浄槽22に設けたフィ
ルター31内に収集される。
【0006】すすぎ工程を終了すると、発熱体29に通
電して食器27等を乾燥する乾燥工程にはいる。この乾
燥工程では、送風機32により機外の空気が発熱体29
に送り込まれ、加熱される。そして、加熱された空気は
洗浄槽22へ供給され食器27等を乾燥させる。所定時
間の乾燥工程が終了すると、食器27等が乾燥されてい
る。こうして食器洗い乾燥機の運転は終了するものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の構
成の食器洗い乾燥機では、以下の問題を有している。乾
燥工程において、送風機32により機外の空気は発熱体
29に送り込まれて加熱され洗浄槽22内に供給される
が、このとき加熱された空気は図14に示すように、食
器27及び洗浄槽22内に均一に行き渡らず排気口33
から機外へ排出されてしまう。そのため、食器27等に
は低湿度の外気が均一に供給されず、多くの食器27等
の周囲には洗浄及びすすぎ工程終了後の高湿度の空気が
存在する。従って、食器27を均一に乾燥させることが
できず、所定の乾燥時間を経ても満足な食器27の乾燥
性能を得ることができない。しかも、食器27の一部に
は加熱された空気が常に供給されるので、食器27に温
度過昇部分が生じるという問題がある。
【0008】また、所定の乾燥性能を得るためには従来
の構成では乾燥時間が長く、そのため食器洗い乾燥機の
運転時間が長いという問題がある。それから、湯呑34
等は食器かご28に逆向きにセットされるので図14に
示すように、洗浄及びすすぎ工程終了後には湯呑34等
の糸底には残水35が溜まってしまう。そのため所定の
乾燥時間では湯呑34等の糸底に溜まった残水35は乾
燥せず、乾燥性能が向上しないという問題がある。
【0009】また、洗浄水24は汚れや残菜を含んでい
るので、洗浄及びすすぎ工程終了後の湯呑34等の糸底
には汚れや残菜を含んだ残水35が溜まってしまう。そ
のため、湯呑34等の糸底の洗浄性能及びすすぎ性能が
向上しないという問題がある。
【0010】また、送風機32において、送風インペラ
36を駆動する電動機37は送風インペラ36を駆動す
ると発熱するため、この電動機37を冷却しなければな
らず、そのために電動機37に、電動機37を冷却する
冷却インペラ38を設けなければならない。そのため、
送風機32の構成が複雑になり、また、電動機37には
熱エネルギ損失が生じるという問題がある。
【0011】本発明は前記問題点に鑑み、食器に外気を
均一に行き渡らせる食器洗い乾燥機を提供することを第
一の目的とする。
【0012】また、短時間で所定の乾燥性能を得ること
ができ、湯呑等の糸底も乾燥させることを第二の目的と
する。
【0013】また、湯呑等の糸底の洗浄性能及びすすぎ
性能を向上させることを第三の目的とする。
【0014】また、簡単で且つ低コストの構造で、送風
機を構成する電動機が生み出す熱を有効利用することを
第四の目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成するた
めに本発明の第一の手段は、洗浄槽と、食器等を収納す
る食器かごと、前記洗浄槽内の洗浄水を循環させる洗浄
ポンプと、食器等に洗浄水を噴射する噴射孔を有した洗
浄ノズルと、洗浄槽内に送風する送風機と、洗浄槽と前
記送風機を接続する送風経路を備え、食器に送風する送
風孔を有した送風ノズルを設け、且つ前記送風ノズルは
回転自在である構成としたことを特徴とする食器洗い乾
燥機を提供することである。
【0016】また、第二の目的を達成するために本発明
の第二の手段は、第一の手段に加え、スリット形状の送
風孔を備えたことを特徴とする請求項1記載の食器洗い
乾燥機を提供することである。
【0017】また、第三の目的を達成するために本発明
の第三の手段は、第一または第二の手段に加え、送風機
等を制御する制御装置を備え、前記制御装置は乾燥以外
の工程においても送風機等を制御する工程を有する構成
としたことを特徴とする食器洗い乾燥機を提供すること
である。
【0018】また、第四の目的を達成するために本発明
の第四の手段は、第一または第二または第三の手段に加
え、送風機を構成する電動機の生み出す熱を送風経路内
に供給するように前記電動機に外部からの冷却風が接触
するよう通風経路を形成したことを特徴とする食器洗い
乾燥機を提供することである。
【0019】
【作用】本発明の前記第一の手段において、洗浄槽内に
外気を送風する送風孔を有した送風ノズルを設け、且つ
送風ノズルは回転自在な構成とすることにより、乾燥工
程において、外気は、送風機を動作させることにより送
風経路を介して送風ノズルへ供給され、送風ノズルに備
えられた送風孔から洗浄槽へ供給される。このとき、送
風ノズルは回転しながら外気を送風孔から洗浄槽へ供給
することができるので、低湿度の外気を洗浄された洗浄
槽及び食器等に均一に行き渡らせることができる。従っ
て、食器の乾燥性能を向上させることができ、また、食
器に温度過昇部分を生じることもない。
【0020】また、前記第二の手段において、スリット
形状の送風孔を備えることにより、乾燥工程において、
送風孔から送風される外気は洗浄槽及び食器に隙間なく
供給される。さらに、外気の風速を上げることができる
ので、外気は洗浄及びすすぎ工程終了後に食器等に付着
している残水を食器等から吹き飛ばすことができる。そ
のため、食器に付着している乾燥させるべき水滴量を減
少させることができるので、短時間で所定の乾燥性能を
得ることができる。また、外気は湯呑等の糸底に溜まっ
ている残水も吹き飛ばすことができるので、湯呑等の糸
底も乾燥させることができる。
【0021】また、前記第三の手段において、送風機等
を制御する制御装置を備えることにより、洗浄及びすす
ぎ工程中に制御装置により送風機を動作させる。送風機
を動作させると、洗浄及びすすぎ工程中にも送風経路及
び送風ノズル及び送風孔を介して外気が洗浄槽及び食器
に隙間なく供給される。また、送風孔から送風される外
気の風速を上げることができるので、外気は洗浄及びす
すぎ工程中に湯呑等の糸底に溜まっている汚れ及び残菜
を含む残水を湯呑等の糸底から吹き飛ばすことができ
る。従って、湯呑等の糸底の洗浄性能及びすすぎ性能を
向上させることができる。
【0022】また、前記第四の手段において、送風機を
構成する電動機を送風経路内に設けることにより、乾燥
工程において、送風機の電動機は通電されて送風インペ
ラを駆動することになるが、このとき電動機は熱を発生
する。一方、送風インペラが動作すると送風経路内に外
気が送り込まれる。このとき、送風機の電動機は送風経
路内にあるので電動機に外気が供給される。そのため、
電動機は外気により冷却されることになり、また、外気
は電動機が生み出す熱により加熱され、温風となって送
風ノズル及び送風孔を介して洗浄槽及び食器に供給され
る。そして食器等を加熱し乾燥させることになる。従っ
て、送風機の電動機を冷却する装置を別途設ける必要が
なく、さらに、電動機が生み出す熱を食器等の乾燥に利
用することができる。それゆえ、送風機を簡単で且つ低
コストの構造にすることができ、送風機を構成する電動
機が生み出す熱を有効利用することができる。
【0023】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。
【0024】図1において、1は洗浄槽、2は洗浄水3
を洗浄槽1内に供給する給水弁、4は洗浄ポンプ、5は
洗浄ノズルで、洗浄水3を噴射する複数の噴射孔6を備
えている。7は食器8等を洗浄槽1内に収納する食器か
ご、9は洗浄水3を排出する排水ポンプ、10は残菜を
収集するフィルタ、11は発熱体、12は送風機、13
は外気を洗浄槽1内に送り込む送風経路である。14は
送風ノズルで、洗浄槽1に外気を送風する送風孔15を
備えている。そして、この送風ノズル14は送風機12
により送り込まれる外気によって回転自在な構成となっ
ている。16は排気口である。
【0025】前記構成において以下にその動作について
説明する。洗浄槽1内に所定量の洗剤を投入し、食器8
等を食器かご7に収納して運転を開始する。ここでまず
給水弁2に通電することで洗浄水3が供給される。洗浄
水3が所定量に達すると、洗浄ポンプ4が洗剤を含む洗
浄水3を加圧する。そして、洗浄水3は洗浄ノズル5に
供給され、洗浄ノズル5に備えられた噴射孔6から噴射
される。こうして食器8等を洗浄する洗浄工程が行われ
る。この洗浄工程では、発熱体11に通電することによ
り洗浄水3は発熱体11により洗浄所定温度まで加熱さ
れる。所定時間の洗浄工程を経ると、次に食器8等から
洗い落とされた汚れ等を含む洗浄水3を排水ポンプ9に
より排水する。引き続き、新たに洗浄水3を供給し、洗
浄ノズル5に備えられた噴射孔6から噴射することで洗
剤や残菜等で汚れた食器8等をすすぐ工程を行う。この
工程終了後洗浄水3を機外に排出する。この工程におい
ても洗浄水3は発熱体11によりすすぎ所定温度まで加
熱される。そして、この工程が連続して3回繰り返され
てすすぎ工程が終了する。残菜は洗浄槽1に設けたフィ
ルタ10内に収集される。すすぎ工程終了後、乾燥工程
に移る。
【0026】乾燥工程では送風機12を動作させること
により、送風経路13を介して外気が送風ノズル14へ
送り込まれる。そして、送風ノズル14に備えられた送
風孔15を介して洗浄槽1へ供給される。洗浄槽1へ供
給された外気は洗浄された食器8等を乾燥させ機外へ排
出される。こうして食器8等を所定時間乾燥させて乾燥
工程を終了し、食器洗い乾燥機の運転を終了する。
【0027】このように構成された本発明の第1の実施
例によれば、乾燥工程において、図2に示すように、外
気は送風機12を動作させることにより、送風経路13
を介して送風ノズル14へ供給される。そして、送風ノ
ズル14に備えられた送風孔15から洗浄槽1へ供給さ
れる。このとき図3に示すように、送風孔15の形状に
より外気は洗浄槽1及び食器8に対して斜め方向に送風
されるので、図4に示すように、送風ノズル14はその
反力により回転することになる。そのため送風ノズル1
4は回転しながら外気を送風孔15から洗浄槽1へ供給
することができるので、低湿度の外気を洗浄された洗浄
槽1及び食器8等に均一に行き渡らせることができる。
従って、食器8の乾燥性能を向上させることができ、ま
た、食器8に温度過昇部分を生じることもない。
【0028】なお図1及び図2において、送風ノズル1
4を洗浄槽1の天面に設けているが、図5に示すよう
に、洗浄槽1側面に設けてもよい。また、送風経路13
内に加熱装置を設け、送風機12により送風経路13に
供給される外気を加熱し、送風ノズル14に備えられた
送風孔15から加熱された外気が供給される構成として
もよい。
【0029】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。全体の構成は第
1の実施例と同様であるので説明を省略する。ただし、
図6、図7に示すように、送風ノズル15はスリット形
状の送風孔15を備えており、外気をスリット状に洗浄
槽1に送風することができ、且つ外気の風速を上げるこ
とができる。
【0030】このように構成された本発明の第2の実施
例によれば、洗浄及びすすぎ工程終了時には、図8に示
すように、食器8等には残水17が付着しており、ま
た、湯呑18等の糸底には残水17が溜まっている。そ
して乾燥工程において、図9に示すように、送風ノズル
14はスリット形状の送風孔15を備えているため送風
孔15から送風される外気は洗浄槽1及び食器8に隙間
なく供給される。さらに、送風孔15から送風される外
気の風速を上げることができるので、図9に示すよう
に、外気は洗浄及びすすぎ工程終了後に食器8等に付着
している残水17を食器8等から吹き飛ばすことができ
る。そのため、食器8に付着している乾燥させるべき水
滴量を減少させることができるので、所定の乾燥性能を
得るのに短時間で行うことができる。また、外気は湯呑
18等の糸底に溜まっている残水17も吹き飛ばすこと
ができるので、湯呑18等の糸底も乾燥させることがで
きる。
【0031】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。全体の構成は第
1及び第2の実施例と同様であるので説明を省略する。
ただし、送風ノズル14はスリット形状の送風孔15を
備えており、図10、図11において19は送風機12
等を制御する制御装置である。
【0032】このように構成された本発明の第3の実施
例によれば、図8、図10に示すように、洗浄及びすす
ぎ工程中あるいは洗浄及びすすぎ工程終了時には、湯呑
18等の糸底には汚れ及び残菜を含んだ残水17が溜ま
っている。そこで、洗浄及びすすぎ工程中に、制御装置
19により送風機12を動作させる。送風機12を動作
させると、図11に示すように、洗浄及びすすぎ工程中
にも送風経路13及び送風ノズル14及び送風孔15を
介して外気が洗浄槽1及び食器8に隙間なく供給され
る。また、送風孔から送風される外気の風速を上げるこ
とができるので、外気は洗浄及びすすぎ工程中に湯呑1
8等の糸底に溜まっている汚れ及び残菜を含む残水17
を湯呑18等の糸底から吹き飛ばすことができる。従っ
て、湯呑18等の糸底の洗浄性能及びすすぎ性能を向上
させることができる。
【0033】なお、洗浄及び各すすぎ工程終了後に行わ
れる洗浄水3を排水する排水工程中に、制御装置19に
より送風機12を動作させ、湯呑18等の糸底に送風し
て湯呑等の糸底に溜まった汚れ及び残菜を含む残水17
を吹き飛ばす構成としてもよい。
【0034】(実施例4)以下本発明の第4の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。全体の構成は第
1の実施例と同様であるので説明を省略する。ただし、
図12において、21は送風機12の送風インペラ20
を駆動する電動機であり、送風経路13内に設けられて
いる。また、送風機12にはこの電動機21を冷却する
装置は備えられていない。
【0035】このように構成された本発明の第4の実施
例によれば、乾燥工程において、送風機12の電動機2
1は通電されて送風インペラ20を駆動することになる
が、このとき電動機21は熱を発生する。一方、送風イ
ンペラ20が動作すると送風経路13内に外気が送り込
まれる。このとき、送風機12の電動機21は送風経路
13内にあるので電動機21に外気が供給される。その
ため、電動機21は外気により冷却されることになり、
また、外気は電動機21が生み出す熱により加熱され、
温風となって送風ノズル14及び送風孔15を介して洗
浄槽1及び食器8に供給される。そして食器8等を加熱
し乾燥させることになる。従って、送風機12の電動機
21を冷却する装置を別途設ける必要がなく、さらに、
電動機21が生み出す熱を食器8等の乾燥に利用するこ
とができる。それゆえ、送風機12を簡単で且つ低コス
トの構造にすることができ、送風機12を構成する電動
機21が生み出す熱を有効利用することができる。
【0036】なお、電動機21に放熱フィンを設け、外
気との熱交換をより効率的に行う構成とするとなお良
い。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明は、洗浄槽内に外気
を送風する送風孔を有した送風ノズルを設け、且つ送風
ノズルは回転自在な構成とすることにより、乾燥工程に
おいて、外気は、送風機を動作させることにより送風経
路を介して送風ノズルへ供給され、送風ノズルに備えら
れた送風孔から洗浄槽へ供給される。このとき、送風ノ
ズルは回転しながら外気を送風孔から洗浄槽へ供給する
ことができるので、低湿度の外気を洗浄された洗浄槽及
び食器等に均一に行き渡らせることができる。従って、
食器に温度過昇部分を生じることもなく、食器の乾燥性
能を向上させることができる食器洗い乾燥機を提供する
ことができる。
【0038】また本発明は、スリット形状の送風孔を備
えることにより、乾燥工程において、送風孔から送風さ
れる外気は洗浄槽及び食器に隙間なく供給される。さら
に、外気の風速を上げることができるので、外気は洗浄
及びすすぎ工程終了後に食器等に付着している残水を食
器等から吹き飛ばすことができる。そのため、食器に付
着している乾燥させるべき水滴量を減少させることがで
きるので、短時間で所定の乾燥性能を得ることができ
る。また、外気は湯呑等の糸底に溜まっている残水も吹
き飛ばすことができるので、湯呑等の糸底も乾燥させる
ことができる食器洗い乾燥機を提供することができる。
【0039】また本発明は、送風機等を制御する制御装
置を備えることにより、洗浄及びすすぎ工程中に制御装
置により送風機を動作させる。送風機を動作させると、
洗浄及びすすぎ工程中にも送風経路及び送風ノズル及び
送風孔を介して外気が洗浄槽及び食器に隙間なく供給さ
れる。また、送風孔から送風される外気の風速を上げる
ことができるので、外気は洗浄及びすすぎ工程中に湯呑
等の糸底に溜まっている汚れ及び残菜を含む残水を湯呑
等の糸底から吹き飛ばすことができる。従って、湯呑等
の糸底の洗浄性能及びすすぎ性能を向上させることがで
きる食器洗い乾燥機を提供することができる。
【0040】また本発明は、送風機を構成する電動機を
送風経路内に設けることにより、乾燥工程において、送
風機の電動機は通電されて送風インペラを駆動すること
になるが、このとき電動機は熱を発生する。一方、送風
インペラが動作すると送風経路内に外気が送り込まれ
る。このとき、送風機の電動機は送風経路内にあるので
電動機に外気が供給される。そのため、電動機は外気に
より冷却されることになり、また、外気は電動機が生み
出す熱により加熱され、温風となって送風ノズル及び送
風孔を介して洗浄槽及び食器に供給される。そして食器
等を加熱し乾燥させることになる。従って、送風機の電
動機を冷却する装置を別途設ける必要がなく、さらに、
電動機が生み出す熱を食器等の乾燥に利用することがで
きる。それゆえ、送風機を簡単で且つ低コストの構造に
することができ、送風機を構成する電動機が生み出す熱
を有効利用することができる食器洗い乾燥機を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例における食器洗い乾燥機
の構成図
【図2】本発明の第一の実施例における食器洗い乾燥機
の乾燥工程での構成図
【図3】本発明の第一の実施例における送風ノズル及び
送風孔の構成図
【図4】本発明の第一の実施例における送風ノズルを下
方から見た図
【図5】本発明の第一の実施例における送風ノズルを洗
浄槽側面に配置した構成図
【図6】本発明の第二の実施例における送風孔をスリッ
ト形状にしたときの送風ノズルを下方から見た図
【図7】本発明の第二の実施例における送風ノズル及び
送風孔の構成図
【図8】本発明の第二の実施例における食器洗い乾燥機
の洗浄及びすすぎ工程終了時のの構成図
【図9】本発明の第二の実施例における食器洗い乾燥機
の乾燥工程での構成図
【図10】本発明の第三の実施例における食器洗い乾燥
機の洗浄及びすすぎ工程中の構成図
【図11】本発明の第三の実施例における食器洗い乾燥
機の洗浄及びすすぎ工程中に外気が供給される時の構成
【図12】本発明の第四の実施例における食器洗い乾燥
機の送風機の電動機を送風経路内に設けた構成図
【図13】従来の食器洗い乾燥機の構成図
【図14】従来の食器洗い乾燥機の乾燥工程での構成図
【符号の説明】
1 洗浄槽 3 洗浄水 4 洗浄ポンプ 5 洗浄ノズル 6 噴射孔 11 発熱体 12 送風機 13 送風経路 14 送風ノズル 15 送風孔 16 排気口 19 制御装置 20 送風インペラ 21 電動機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄槽と、食器等を収納する食器かごと、
    前記洗浄槽内の洗浄水を循環させる洗浄ポンプと、食器
    等に洗浄水を噴射する噴射孔を有した洗浄ノズルと、洗
    浄槽内に送風する送風機と、洗浄槽と前記送風機を接続
    する送風経路と、制御装置を備え、前記送風経路は洗浄
    槽内の食器に送風する送風孔を有した送風ノズルを設
    け、且つ前記送風ノズルは回転自在とすることを特徴と
    する食器洗い乾燥機。
  2. 【請求項2】スリット形状の送風孔を備えたことを特徴
    とする請求項1記載の食器洗い乾燥機。
  3. 【請求項3】制御装置は乾燥以外の工程においても送風
    機等を駆動する請求項1または2記載の食器洗い乾燥
    機。
  4. 【請求項4】送風機により外部から導入される冷却風が
    送風機の電動機に接触するよう送風経路を形成した請求
    項1から3いづれか1項記載の食器洗い乾燥機。
JP2272495A 1995-02-10 1995-02-10 食器洗い乾燥機 Pending JPH08215128A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2272495A JPH08215128A (ja) 1995-02-10 1995-02-10 食器洗い乾燥機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7887643B2 (en) * 2005-04-18 2011-02-15 Illinois Tool Works, Inc. Dishwasher with counter-convection air flow

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US7887643B2 (en) * 2005-04-18 2011-02-15 Illinois Tool Works, Inc. Dishwasher with counter-convection air flow

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