JPH08214329A - Vtr用モード判別方法とその判別回路 - Google Patents
Vtr用モード判別方法とその判別回路Info
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- JPH08214329A JPH08214329A JP7178183A JP17818395A JPH08214329A JP H08214329 A JPH08214329 A JP H08214329A JP 7178183 A JP7178183 A JP 7178183A JP 17818395 A JP17818395 A JP 17818395A JP H08214329 A JPH08214329 A JP H08214329A
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/79—Processing of colour television signals in connection with recording
- H04N9/80—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
- H04N9/82—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only
- H04N9/83—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only the recorded chrominance signal occupying a frequency band under the frequency band of the recorded brightness signal
- H04N9/84—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only the recorded chrominance signal occupying a frequency band under the frequency band of the recorded brightness signal the recorded signal showing a feature, which is different in adjacent track parts, e.g. different phase or frequency
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/02—Analogue recording or reproducing
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/79—Processing of colour television signals in connection with recording
- H04N9/87—Regeneration of colour television signals
- H04N9/873—Regeneration of colour television signals for restoring the colour component sequence of the reproduced chrominance signal
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- Signal Processing (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
- Color Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体集積回路化に適したVTR用モード判
別方法とその判別回路を提供する。 【構成】 カラーアンダー信号を2水平期間遅延させた
信号と上記カラーアンダー信号と+45°と−45°に
位相シフトさせて加算又は減算させ、1水平周期ごとの
演算出力の変化によりPAL方式かSECAM方式かの
判別を行う。また、入力端子から供給されたカラーアン
ダー信号を遅延回路により2水平期間遅延させ、その入
力のカラーアンダー信号と遅延されたカラーアンダー信
号とを位相回路によりそれぞれ+45°と−45°に位
相シフトさせて両信号を演算回路により加算又は減算
し、信号検出回路によりかかる演算出力の1水平周期毎
の変化を検出してPAL方式かSECAM方式かの判別
を行う。 【効果】 半導体集積回路により実現できる遅延回路、
位相回路及び演算回路を用いてモード判別を行うことが
できる。
別方法とその判別回路を提供する。 【構成】 カラーアンダー信号を2水平期間遅延させた
信号と上記カラーアンダー信号と+45°と−45°に
位相シフトさせて加算又は減算させ、1水平周期ごとの
演算出力の変化によりPAL方式かSECAM方式かの
判別を行う。また、入力端子から供給されたカラーアン
ダー信号を遅延回路により2水平期間遅延させ、その入
力のカラーアンダー信号と遅延されたカラーアンダー信
号とを位相回路によりそれぞれ+45°と−45°に位
相シフトさせて両信号を演算回路により加算又は減算
し、信号検出回路によりかかる演算出力の1水平周期毎
の変化を検出してPAL方式かSECAM方式かの判別
を行う。 【効果】 半導体集積回路により実現できる遅延回路、
位相回路及び演算回路を用いてモード判別を行うことが
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、VTR(ビデオ・テ
ープ・レコーダ)用モード判別方法とその判別回路に関
し、VHS、S−VHSあるいは8mm方式等のような
カラーアンダー方式によるVTR機器において入力され
たカラーアンダー信号がPAL方式によるものかSEC
AM方式によるものかの判別を行うものに利用して有効
な技術に関するものである。
ープ・レコーダ)用モード判別方法とその判別回路に関
し、VHS、S−VHSあるいは8mm方式等のような
カラーアンダー方式によるVTR機器において入力され
たカラーアンダー信号がPAL方式によるものかSEC
AM方式によるものかの判別を行うものに利用して有効
な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】家庭用VTRでは、カラービデオ信号が
カラーアンダー方式により記録されている。この方式で
は、輝度信号は周波数変調され、カラー信号は周波数変
換された輝度信号より低い周波数帯に周波数変換され、
回転ビデオヘッドによって磁気テープの傾斜トラック上
に記録される。再生時には傾斜トラック上の信号をビデ
オヘッドによりトレースし、輝度信号は周波数復調し、
カラー信号は高域周波数に周波数変換することにより再
生を行っている。
カラーアンダー方式により記録されている。この方式で
は、輝度信号は周波数変調され、カラー信号は周波数変
換された輝度信号より低い周波数帯に周波数変換され、
回転ビデオヘッドによって磁気テープの傾斜トラック上
に記録される。再生時には傾斜トラック上の信号をビデ
オヘッドによりトレースし、輝度信号は周波数復調し、
カラー信号は高域周波数に周波数変換することにより再
生を行っている。
【0003】カラー方式には、日本、米国及びカナダを
中心としたNTSC方式、欧州、中国及び東南アジアを
中心としたPAL方式、フランス、ロシアを中心とした
SECAM方式等がある。このうち、PAL方式とSE
CAM方式は、欧州の中で混在しているために、この地
域のVTR機器では、PAL方式とSECAM方式の両
方式に対応していることが必要とされる。このため、記
録時には受信しているカラー方式がPAL方式かSEC
AM方式かを判別する機能と、再生時には再生されたカ
ラー信号がPAL方式かME SECAM方式かを判別
する機能が必要とされる。
中心としたNTSC方式、欧州、中国及び東南アジアを
中心としたPAL方式、フランス、ロシアを中心とした
SECAM方式等がある。このうち、PAL方式とSE
CAM方式は、欧州の中で混在しているために、この地
域のVTR機器では、PAL方式とSECAM方式の両
方式に対応していることが必要とされる。このため、記
録時には受信しているカラー方式がPAL方式かSEC
AM方式かを判別する機能と、再生時には再生されたカ
ラー信号がPAL方式かME SECAM方式かを判別
する機能が必要とされる。
【0004】図24には、従来の判別回路のブロック図
が示されている。PALカラー方式のバースト信号は、
4.433618MHzであり、SECAMカラー方式
の場合にはバーストの代わりに4.25MHzと4.4
0625MHzのいわゆるID信号が1水平期間毎に存
在する。このことから、セラミックフィルタを用いてS
ECAMカラー信号の4.25MHz成分あるいは4.
40625MHz成分を検出し、この成分が1水平期間
おきに生じることを利用するものである。すなわち、セ
ラミックフィルタの出力信号をバーストゲートを介して
全波整流回路により整流し、2水平期間の共振回路によ
り同調信号を検出し、同調信号がある場合にはSECA
M方式と判定し、PALカラー信号のように毎水平時に
同一レベルのバースト信号しか検出されず、2水平期間
の同調信号が無い場合にはPAL方式と判定するもので
ある。
が示されている。PALカラー方式のバースト信号は、
4.433618MHzであり、SECAMカラー方式
の場合にはバーストの代わりに4.25MHzと4.4
0625MHzのいわゆるID信号が1水平期間毎に存
在する。このことから、セラミックフィルタを用いてS
ECAMカラー信号の4.25MHz成分あるいは4.
40625MHz成分を検出し、この成分が1水平期間
おきに生じることを利用するものである。すなわち、セ
ラミックフィルタの出力信号をバーストゲートを介して
全波整流回路により整流し、2水平期間の共振回路によ
り同調信号を検出し、同調信号がある場合にはSECA
M方式と判定し、PALカラー信号のように毎水平時に
同一レベルのバースト信号しか検出されず、2水平期間
の同調信号が無い場合にはPAL方式と判定するもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の判
別回路では、セラミックフィルタのように比較的高価な
部品が必要であること、これに加えて2水平期間の共振
回路では数mHの体積の大きなインダスタンスを必要と
する。これにより、VTR機器の小型軽量化や低コスト
化を妨げる大きな原因となっている。
別回路では、セラミックフィルタのように比較的高価な
部品が必要であること、これに加えて2水平期間の共振
回路では数mHの体積の大きなインダスタンスを必要と
する。これにより、VTR機器の小型軽量化や低コスト
化を妨げる大きな原因となっている。
【0006】この発明の目的は、半導体集積回路化に適
したVTR用モード判別方法とその判別回路を提供する
ことにある。この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明ら
かになるであろう。
したVTR用モード判別方法とその判別回路を提供する
ことにある。この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明ら
かになるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、カラーアンダー信号を2水
平期間遅延させた信号と上記カラーアンダー信号と+4
5°と−45°に位相シフトさせて加算又は減算させ、
1水平周期ごとの演算出力の変化を利用してPAL方式
かSECAM方式かの判別を行う。
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、カラーアンダー信号を2水
平期間遅延させた信号と上記カラーアンダー信号と+4
5°と−45°に位相シフトさせて加算又は減算させ、
1水平周期ごとの演算出力の変化を利用してPAL方式
かSECAM方式かの判別を行う。
【0008】
【作用】上記した手段によれば、信号遅延や位相シフト
及び減算又は加算のような信号処理であるので、半導体
集積回路に形成された内部回路によりモード判別を行う
ことができる。
及び減算又は加算のような信号処理であるので、半導体
集積回路に形成された内部回路によりモード判別を行う
ことができる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち他の代表的なものの概要を簡単に説明すれ
ば、下記の通りである。すなわち、入力端子から供給さ
れたカラーアンダー信号を遅延回路により2水平期間遅
延させ、その入力のカラーアンダー信号と遅延されたカ
ラーアンダー信号とを位相回路によりそれぞれ+45°
と−45°に位相シフトさせて両信号を演算回路により
加算又は減算し、信号検出回路によりかかる演算出力の
1水平周期毎の変化を検出してPAL方式かSECAM
方式かの判別を行う。
発明のうち他の代表的なものの概要を簡単に説明すれ
ば、下記の通りである。すなわち、入力端子から供給さ
れたカラーアンダー信号を遅延回路により2水平期間遅
延させ、その入力のカラーアンダー信号と遅延されたカ
ラーアンダー信号とを位相回路によりそれぞれ+45°
と−45°に位相シフトさせて両信号を演算回路により
加算又は減算し、信号検出回路によりかかる演算出力の
1水平周期毎の変化を検出してPAL方式かSECAM
方式かの判別を行う。
【0010】
【作用】上記した手段によれば、半導体集積回路により
実現できる遅延回路、位相回路及び演算回路を用いてモ
ード判別を行うことができる。
実現できる遅延回路、位相回路及び演算回路を用いてモ
ード判別を行うことができる。
【0011】
【実施例】図1には、この発明に係るVTR用モード判
別回路の一実施例のブロック図が示されている。同図の
各回路ブロックは、後述するようなVTR用の信号処理
を行う回路とともに、公知の半導体集積回路の製造技術
により、単結晶シリコンのような1個の半導体基板上に
形成される。
別回路の一実施例のブロック図が示されている。同図の
各回路ブロックは、後述するようなVTR用の信号処理
を行う回路とともに、公知の半導体集積回路の製造技術
により、単結晶シリコンのような1個の半導体基板上に
形成される。
【0012】PAL方式とSECAM方式の両方式に対
応されたVTR機器では、それがPALモードにされて
いるときに、PAL方式のカラーアンダー信号が入力さ
れているかSECAM方式のカラーアンダー信号が入力
されているかの判別ができることと、逆にSECAMモ
ードにされているときに、PAL方式のカラーアンダー
信号が入力されているかSECAM方式のカラーアンダ
ー信号が入力されているかの判別ができることとの両方
の判別ができることが必要とされる。そして、上記PA
Lモード又はSECAMモードにおいて、それが記録モ
ードであるか再生モードの両方でも判別することが必要
とされる。
応されたVTR機器では、それがPALモードにされて
いるときに、PAL方式のカラーアンダー信号が入力さ
れているかSECAM方式のカラーアンダー信号が入力
されているかの判別ができることと、逆にSECAMモ
ードにされているときに、PAL方式のカラーアンダー
信号が入力されているかSECAM方式のカラーアンダ
ー信号が入力されているかの判別ができることとの両方
の判別ができることが必要とされる。そして、上記PA
Lモード又はSECAMモードにおいて、それが記録モ
ードであるか再生モードの両方でも判別することが必要
とされる。
【0013】上記のようないずれの条件でも正しくPA
L方式のカラーアンダー信号かSECAM方式のカラー
アンダー信号かを識別することができるようにするため
に、次の回路が用いられる。カラー信号(A)は、低域
周波数に周波数変換されたカラー信号(以下、本願では
カラーアンダー信号という)であり、この信号(A)を
用いてPAL方式によるものか、あるいはSECAM方
式によるものかの判別が行われる。
L方式のカラーアンダー信号かSECAM方式のカラー
アンダー信号かを識別することができるようにするため
に、次の回路が用いられる。カラー信号(A)は、低域
周波数に周波数変換されたカラー信号(以下、本願では
カラーアンダー信号という)であり、この信号(A)を
用いてPAL方式によるものか、あるいはSECAM方
式によるものかの判別が行われる。
【0014】上記カラーアンダー信号(A)は、遅延回
路1により2水平期間(2H)遅延される。この実施例
では、遅延回路1はCCD(電荷移送素子)により構成
される。上記入力のカラーアンダー信号(A)と遅延さ
れたカラーアンダー信号(B)とは、それぞれ位相回路
2と3により−45°と+45°だけ位相シフトさせら
れて、演算回路4に入力される。後述するように、上記
位相回路2と3とは、逆に構成してもよい。つまり、入
力のカラーアンダー信号(A)を+45°位相シフト
し、遅延されたカラーアンダー信号(B)を−45°位
相シフトさせるものであってもよい。
路1により2水平期間(2H)遅延される。この実施例
では、遅延回路1はCCD(電荷移送素子)により構成
される。上記入力のカラーアンダー信号(A)と遅延さ
れたカラーアンダー信号(B)とは、それぞれ位相回路
2と3により−45°と+45°だけ位相シフトさせら
れて、演算回路4に入力される。後述するように、上記
位相回路2と3とは、逆に構成してもよい。つまり、入
力のカラーアンダー信号(A)を+45°位相シフト
し、遅延されたカラーアンダー信号(B)を−45°位
相シフトさせるものであってもよい。
【0015】演算回路4は、加算回路又は減算回路から
なり、上記位相シフトされた信号(C)と(D)を加算
又は減算する。この演算回路4の出力信号(E)におけ
る1水平期間ごとの信号の変化を利用してPAL/SE
CAMの判別を行うようにすることができる。
なり、上記位相シフトされた信号(C)と(D)を加算
又は減算する。この演算回路4の出力信号(E)におけ
る1水平期間ごとの信号の変化を利用してPAL/SE
CAMの判別を行うようにすることができる。
【0016】この実施例では、特に制限されないが、次
のような信号検出回路により、上記PAL/SECAM
の判別が行われる。第1の全波整流回路5により全波整
流される。この整流出力信号(G)は、バーストゲート
パルスにより入力された入力信号のサンプリングし、そ
れ以外の期間ではキャパシタC1にホールドさせるサン
プリング&ホールド回路(以下、S&Hという)に入力
される。キャパシタC1に、取り込まれた信号は、ハイ
パスフィルタ(以下、HPFという)7により微分し
て、その信号変化に対応した微分出力(I)を形成す
る。
のような信号検出回路により、上記PAL/SECAM
の判別が行われる。第1の全波整流回路5により全波整
流される。この整流出力信号(G)は、バーストゲート
パルスにより入力された入力信号のサンプリングし、そ
れ以外の期間ではキャパシタC1にホールドさせるサン
プリング&ホールド回路(以下、S&Hという)に入力
される。キャパシタC1に、取り込まれた信号は、ハイ
パスフィルタ(以下、HPFという)7により微分し
て、その信号変化に対応した微分出力(I)を形成す
る。
【0017】第2の全波整流回路8は、上記微分出力
(I)を全波整流する。この整流信号(J)は、ロウパ
スフィルタ(以下、LPFという)9により平滑され判
別信号(K)が形成される。キャパシタC2は、ロウパ
スフィルタを構成するものであり、特に制限されない
が、上記S&H6に設けられるキャパシタC1ととも
に、半導体集積回路の外部部品として接続される。特に
制限されないが、この判別信号(K)は、後述するよう
なコンパレータによりレベル判定が行われてPAL/S
ECAMの判定出力が形成される。
(I)を全波整流する。この整流信号(J)は、ロウパ
スフィルタ(以下、LPFという)9により平滑され判
別信号(K)が形成される。キャパシタC2は、ロウパ
スフィルタを構成するものであり、特に制限されない
が、上記S&H6に設けられるキャパシタC1ととも
に、半導体集積回路の外部部品として接続される。特に
制限されないが、この判別信号(K)は、後述するよう
なコンパレータによりレベル判定が行われてPAL/S
ECAMの判定出力が形成される。
【0018】図2には、この発明に係るVTR用モード
判別方法と判別回路の一実施例を説明するための基本的
なブロック図が示されている。前記図1と同様に、カラ
ーアンダー信号(A)と、CCD遅延回路1により2水
平期間だけ遅延された遅延信号(B)とがそれぞれ位相
回路2と3により−45°と+45°位相シフトされ、
加算回路+と減算回路−により演算される。減算回路−
から減算出力(E)が形成され、加算回路から加算出力
(F)が出力される。
判別方法と判別回路の一実施例を説明するための基本的
なブロック図が示されている。前記図1と同様に、カラ
ーアンダー信号(A)と、CCD遅延回路1により2水
平期間だけ遅延された遅延信号(B)とがそれぞれ位相
回路2と3により−45°と+45°位相シフトされ、
加算回路+と減算回路−により演算される。減算回路−
から減算出力(E)が形成され、加算回路から加算出力
(F)が出力される。
【0019】図3には、この発明に係るVTR用モード
判別方法と判別回路の他の一実施例を説明するための基
本的なブロック図が示されている。この実施例では、−
45°の位相シフトを行う位相回路2と+45°の位相
シフトを行う位相回路3とが入れ換えられて構成され
る。つまり、位相回路3により入力されたカラーアンダ
ー信号(A)が+45°位相シフトされ、遅延回路1に
より遅延されたカラーアンダー信号(B)が位相回路2
により−45°位相シトフされる。このように位相シフ
トを逆に行ってもPAL/SECAMの判別動作そのも
のは同様に行うことができる。
判別方法と判別回路の他の一実施例を説明するための基
本的なブロック図が示されている。この実施例では、−
45°の位相シフトを行う位相回路2と+45°の位相
シフトを行う位相回路3とが入れ換えられて構成され
る。つまり、位相回路3により入力されたカラーアンダ
ー信号(A)が+45°位相シフトされ、遅延回路1に
より遅延されたカラーアンダー信号(B)が位相回路2
により−45°位相シトフされる。このように位相シフ
トを逆に行ってもPAL/SECAMの判別動作そのも
のは同様に行うことができる。
【0020】図4と図5は、この発明を説明するための
カラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準にした
位相を示す信号ベクトル図である。図4は、VTRセッ
トが記録モードとされた状態で、PALモードのときに
PAL方式によるチャンネル1(CH1)の場合が示さ
れ、図5は、そのときのチャンネル2(CH2)の場合
が示されている。図4と図5では、セットがPALモー
ドのときには、チャンネル1と2とではローテーション
のかかり方が異なり、チャンネル1ではローテーション
無)とされ、チャンネル2では1水平期間(1H)ごと
に90°遅れるようにされる。
カラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準にした
位相を示す信号ベクトル図である。図4は、VTRセッ
トが記録モードとされた状態で、PALモードのときに
PAL方式によるチャンネル1(CH1)の場合が示さ
れ、図5は、そのときのチャンネル2(CH2)の場合
が示されている。図4と図5では、セットがPALモー
ドのときには、チャンネル1と2とではローテーション
のかかり方が異なり、チャンネル1ではローテーション
無)とされ、チャンネル2では1水平期間(1H)ごと
に90°遅れるようにされる。
【0021】図4において、セットがPALモードであ
ってチャンネル1では、CCD遅延回路の入力側のバー
スト信号(A)は、1水平周期毎に45°ずつ進むよう
に形成される。この信号(A)は、CCD遅延回路によ
り2H遅延させられるて(B)のようにされる。そし
て、位相回路2により上記信号(A)が−45°のよう
に位相シフトされた信号(C)と、位相回路3により上
記遅延信号(B)が+45°のように位相シフトされた
信号(D)とが形成される。両信号は、位相が同じくさ
れた信号となり、その減算(E)=(C)−(D)を行
うとキャンセルされて出力信号が無くなり、加算(F)
=(C)+(D)を行うと出力レベルが+6dBに増大
される。
ってチャンネル1では、CCD遅延回路の入力側のバー
スト信号(A)は、1水平周期毎に45°ずつ進むよう
に形成される。この信号(A)は、CCD遅延回路によ
り2H遅延させられるて(B)のようにされる。そし
て、位相回路2により上記信号(A)が−45°のよう
に位相シフトされた信号(C)と、位相回路3により上
記遅延信号(B)が+45°のように位相シフトされた
信号(D)とが形成される。両信号は、位相が同じくさ
れた信号となり、その減算(E)=(C)−(D)を行
うとキャンセルされて出力信号が無くなり、加算(F)
=(C)+(D)を行うと出力レベルが+6dBに増大
される。
【0022】図5において、チャンネル2では1水平期
間毎に−90°のようなローテーションが行われるの
で、CCD遅延回路の入力側のバースト信号(A)は、
1水平周期毎に45°ずつ遅れるように形成される。こ
の信号(A)は、CCD遅延回路により2H遅延させら
れるて(B)のようにされる。そして、位相回路2によ
り上記信号(A)が−45°のように位相シフトされた
信号(C)と、位相回路3により上記遅延信号(B)が
+45°のように位相シフトされた信号(D)とが形成
される。両信号は、互いに逆位相にされた信号となり、
その減算(E)=(C)−(D)を行うと出力レベルが
+6dBに増大され、加算(F)=(C)+(D)を行
うとキャンセルされて出力信号が無くなる。
間毎に−90°のようなローテーションが行われるの
で、CCD遅延回路の入力側のバースト信号(A)は、
1水平周期毎に45°ずつ遅れるように形成される。こ
の信号(A)は、CCD遅延回路により2H遅延させら
れるて(B)のようにされる。そして、位相回路2によ
り上記信号(A)が−45°のように位相シフトされた
信号(C)と、位相回路3により上記遅延信号(B)が
+45°のように位相シフトされた信号(D)とが形成
される。両信号は、互いに逆位相にされた信号となり、
その減算(E)=(C)−(D)を行うと出力レベルが
+6dBに増大され、加算(F)=(C)+(D)を行
うとキャンセルされて出力信号が無くなる。
【0023】図6〜図9は、VTRセットが記録モード
とされた状態で、PALモードのときにSECAM方式
によるカラーアンダー信号が入力された場合を説明する
ための水平同期信号の位相を基準にした位相を示す信号
ベクトル図である。このうち、図6と図7は、PALモ
ードのときのチャンネル1(CH1)の場合が示され、
図8と図9はチャンネル2(CH2)の場合が示されて
いる。
とされた状態で、PALモードのときにSECAM方式
によるカラーアンダー信号が入力された場合を説明する
ための水平同期信号の位相を基準にした位相を示す信号
ベクトル図である。このうち、図6と図7は、PALモ
ードのときのチャンネル1(CH1)の場合が示され、
図8と図9はチャンネル2(CH2)の場合が示されて
いる。
【0024】現在、SECAMのカラーアンダー信号の
位相には2種類の方式がある。SECAMカラー信号
は、B−Y信号は272fH=4.25MHz、R−Y
信号は282fH=4.40625MHzのID信号で
始まるようになっているが、副搬送波のドッド妨害(縞
模様の輝度妨害)を見えにくくするために、その位相は
次の2方式がある。この2方式とは、0°0°180°
180°0°0°180°の順序で変わる方式と、0°
0°0°180°180°180°0°0°0°の順序
で変わる方式とである。
位相には2種類の方式がある。SECAMカラー信号
は、B−Y信号は272fH=4.25MHz、R−Y
信号は282fH=4.40625MHzのID信号で
始まるようになっているが、副搬送波のドッド妨害(縞
模様の輝度妨害)を見えにくくするために、その位相は
次の2方式がある。この2方式とは、0°0°180°
180°0°0°180°の順序で変わる方式と、0°
0°0°180°180°180°0°0°0°の順序
で変わる方式とである。
【0025】図6においては、1H毎に0°0°180
°0°0°180°の順序で反転させたケースが示され
ている。この場合には、前記のような2H遅延信号と、
それぞれを−45°位相シフトされた信号(C)と+4
5°位相シフトさせた信号(D)との減算出力(E)
は、3H期間に1回の割り合でID信号が出力(1/3
H)され、加算出力(F)では3H期間に2回の割り合
でID信号が出力(2/3H)される。
°0°0°180°の順序で反転させたケースが示され
ている。この場合には、前記のような2H遅延信号と、
それぞれを−45°位相シフトされた信号(C)と+4
5°位相シフトさせた信号(D)との減算出力(E)
は、3H期間に1回の割り合でID信号が出力(1/3
H)され、加算出力(F)では3H期間に2回の割り合
でID信号が出力(2/3H)される。
【0026】図7においては、1H毎に0°0°0°1
80°180°180°0°0°0°の順序で反転させ
たケースが示されている。この場合には、前記のような
2H遅延信号と、それぞれを−45°位相シフトされた
信号(C)と+45°位相シフトさせた信号(D)との
減算出力(E)は、3H期間に1回の割り合でID信号
が出力(1/3H)され、加算出力(F)では3H期間
に2回の割り合でID信号が出力(2/3H)される。
このことは、図6の1H毎に0°0°180°0°0°
180°の順序で反転させたケースと同様な演算結果が
得られることを示している。
80°180°180°0°0°0°の順序で反転させ
たケースが示されている。この場合には、前記のような
2H遅延信号と、それぞれを−45°位相シフトされた
信号(C)と+45°位相シフトさせた信号(D)との
減算出力(E)は、3H期間に1回の割り合でID信号
が出力(1/3H)され、加算出力(F)では3H期間
に2回の割り合でID信号が出力(2/3H)される。
このことは、図6の1H毎に0°0°180°0°0°
180°の順序で反転させたケースと同様な演算結果が
得られることを示している。
【0027】図8においては、SECAM信号がPAL
モードによって1H毎に90°遅れのローテーションが
行われ、上記のように1H毎に0°0°180°0°0
°180°の順序で反転させたケースが示されている。
この場合には、前記のような2H遅延信号と、それぞれ
を−45°位相シフトされた信号(C)と+45°位相
シフトさせた信号(D)との減算出力(E)は、3H期
間に2回の割り合でID信号が出力(2/3H)され、
加算出力(F)では3H期間に1回の割り合でID信号
が出力(1/3H)される。
モードによって1H毎に90°遅れのローテーションが
行われ、上記のように1H毎に0°0°180°0°0
°180°の順序で反転させたケースが示されている。
この場合には、前記のような2H遅延信号と、それぞれ
を−45°位相シフトされた信号(C)と+45°位相
シフトさせた信号(D)との減算出力(E)は、3H期
間に2回の割り合でID信号が出力(2/3H)され、
加算出力(F)では3H期間に1回の割り合でID信号
が出力(1/3H)される。
【0028】図9においては、SECAM信号がPAL
モードによって1H毎に90°遅れのローテーションが
行われ、上記のように1H毎に0°0°0°180°1
80°180°0°0°0°の順序で反転させたケース
が示されている。この場合には、前記のような2H遅延
信号と、それぞれを−45°位相シフトされた信号
(C)と+45°位相シフトさせた信号(D)との減算
出力(E)は、3H期間に2回の割り合でID信号が出
力(2/3H)され、加算出力(F)では3H期間に1
回の割り合でID信号が出力(1/3H)される。この
ことは、図8の1H毎に0°0°180°0°0°18
0°の順序で反転させたケースと同様な演算結果が得ら
れることを示している。
モードによって1H毎に90°遅れのローテーションが
行われ、上記のように1H毎に0°0°0°180°1
80°180°0°0°0°の順序で反転させたケース
が示されている。この場合には、前記のような2H遅延
信号と、それぞれを−45°位相シフトされた信号
(C)と+45°位相シフトさせた信号(D)との減算
出力(E)は、3H期間に2回の割り合でID信号が出
力(2/3H)され、加算出力(F)では3H期間に1
回の割り合でID信号が出力(1/3H)される。この
ことは、図8の1H毎に0°0°180°0°0°18
0°の順序で反転させたケースと同様な演算結果が得ら
れることを示している。
【0029】なお、記録モードであって、セットがSE
CAMモードの場合には、チャンネル1と2共にPAL
モードのチャンネル2のようなローテーションが無いの
で、PALモードのチャンネル1と同じくなる。つま
り、セットがSECAMモードのときに、PAL信号が
入力されると図4のような演算結果が得られ、SECA
M信号が入力されると、図6又は図7のような演算結果
が得られる。以上のような演算結果をまとめたものが次
の表1である。
CAMモードの場合には、チャンネル1と2共にPAL
モードのチャンネル2のようなローテーションが無いの
で、PALモードのチャンネル1と同じくなる。つま
り、セットがSECAMモードのときに、PAL信号が
入力されると図4のような演算結果が得られ、SECA
M信号が入力されると、図6又は図7のような演算結果
が得られる。以上のような演算結果をまとめたものが次
の表1である。
【0030】
【表1】
【0031】図3のように45°の位相シフトを逆にし
た場合が下記表2に示されている。表2では、演算結果
を簡略化して上記表1に対応して示されている。
た場合が下記表2に示されている。表2では、演算結果
を簡略化して上記表1に対応して示されている。
【0032】
【表2】
【0033】図10と図11は、この発明を説明するた
めのカラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準に
した位相を示す信号ベクトル図である。図10は、VT
Rセットが再生モードとされた状態で、PALモードの
ときにPAL方式によるチャンネル1(CH1)の場合
が示され、図11は、そのときのチャンネル2(CH
2)の場合が示されている。図10と図11では、セッ
トがPALモードであり、前記録画モードの場合と同様
にチャンネル1と2とではローテーションのかかり方が
異なり、チャンネル1ではローテーション無)とされ、
チャンネル2では1水平期間(1H)ごとに90°遅れ
るようにされる。
めのカラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準に
した位相を示す信号ベクトル図である。図10は、VT
Rセットが再生モードとされた状態で、PALモードの
ときにPAL方式によるチャンネル1(CH1)の場合
が示され、図11は、そのときのチャンネル2(CH
2)の場合が示されている。図10と図11では、セッ
トがPALモードであり、前記録画モードの場合と同様
にチャンネル1と2とではローテーションのかかり方が
異なり、チャンネル1ではローテーション無)とされ、
チャンネル2では1水平期間(1H)ごとに90°遅れ
るようにされる。
【0034】図10において、セットがPALモードで
あってチャンネル1では、CCD遅延回路の入力側のバ
ースト信号(A)は、1水平周期毎に45°ずつ進むよ
うに形成される。この信号(A)は、CCD遅延回路に
より2H遅延させられるて(B)のようにされる。そし
て、位相回路2により上記信号(A)が−45°のよう
に位相シフトされた信号(C)と、位相回路3により上
記遅延信号(B)が+45°のように位相シフトされた
信号(D)とが形成される。両信号は、位相が同じくさ
れた信号となり、その減算(E)=(C)−(D)を行
うとキャンセルされて出力信号が無くなり、加算(F)
=(C)+(D)を行うと出力レベルが+6dBに増大
される。
あってチャンネル1では、CCD遅延回路の入力側のバ
ースト信号(A)は、1水平周期毎に45°ずつ進むよ
うに形成される。この信号(A)は、CCD遅延回路に
より2H遅延させられるて(B)のようにされる。そし
て、位相回路2により上記信号(A)が−45°のよう
に位相シフトされた信号(C)と、位相回路3により上
記遅延信号(B)が+45°のように位相シフトされた
信号(D)とが形成される。両信号は、位相が同じくさ
れた信号となり、その減算(E)=(C)−(D)を行
うとキャンセルされて出力信号が無くなり、加算(F)
=(C)+(D)を行うと出力レベルが+6dBに増大
される。
【0035】図11において、チャンネル2では1水平
期間毎に−90°のようなローテーションが行われるの
で、CCD遅延回路の入力側のバースト信号(A)は、
1水平周期毎に45°ずつ遅れるように形成される。こ
の信号(A)は、CCD遅延回路により2H遅延させら
れるて(B)のようにされる。そして、位相回路2によ
り上記信号(A)が−45°のように位相シフトされた
信号(C)と、位相回路3により上記遅延信号(B)が
+45°のように位相シフトされた信号(D)とが形成
される。両信号は、互いに逆位相にされた信号となり、
その減算(E)=(C)−(D)を行うと出力レベルが
+6dBに増大され、加算(F)=(C)+(D)を行
うとキャンセルされて出力信号が無くなる。
期間毎に−90°のようなローテーションが行われるの
で、CCD遅延回路の入力側のバースト信号(A)は、
1水平周期毎に45°ずつ遅れるように形成される。こ
の信号(A)は、CCD遅延回路により2H遅延させら
れるて(B)のようにされる。そして、位相回路2によ
り上記信号(A)が−45°のように位相シフトされた
信号(C)と、位相回路3により上記遅延信号(B)が
+45°のように位相シフトされた信号(D)とが形成
される。両信号は、互いに逆位相にされた信号となり、
その減算(E)=(C)−(D)を行うと出力レベルが
+6dBに増大され、加算(F)=(C)+(D)を行
うとキャンセルされて出力信号が無くなる。
【0036】図12〜図15は、VTRセットが再生モ
ードとされた状態で、PALモードのときにSECAM
方式によるカラーアンダー信号が入力された場合を説明
するための水平同期信号の位相を基準にした位相を示す
信号ベクトル図である。このうち、図12と図13は、
PALモードのときのチャンネル1(CH1)の場合が
示され、図14と図15はチャンネル2(CH2)の場
合が示されている。
ードとされた状態で、PALモードのときにSECAM
方式によるカラーアンダー信号が入力された場合を説明
するための水平同期信号の位相を基準にした位相を示す
信号ベクトル図である。このうち、図12と図13は、
PALモードのときのチャンネル1(CH1)の場合が
示され、図14と図15はチャンネル2(CH2)の場
合が示されている。
【0037】図12においては、前記説明したのと同様
に1H毎に0°0°180°0°0°180°の順序で
反転させたケースが示されている。この場合には、前記
のような2H遅延信号と、それぞれを−45°位相シフ
トされた信号(C)と+45°位相シフトさせた信号
(D)との減算出力(E)は、3H期間に1回の割り合
でID信号が出力(1/3H)され、加算出力(F)で
は3H期間に2回の割り合でID信号が出力(2/3
H)される。
に1H毎に0°0°180°0°0°180°の順序で
反転させたケースが示されている。この場合には、前記
のような2H遅延信号と、それぞれを−45°位相シフ
トされた信号(C)と+45°位相シフトさせた信号
(D)との減算出力(E)は、3H期間に1回の割り合
でID信号が出力(1/3H)され、加算出力(F)で
は3H期間に2回の割り合でID信号が出力(2/3
H)される。
【0038】図13においては、前記説明したのと同様
に1H毎に0°0°0°180°180°180°0°
0°0°の順序で反転させたケースが示されている。こ
の場合には、前記のような2H遅延信号と、それぞれを
−45°位相シフトされた信号(C)と+45°位相シ
フトさせた信号(D)との減算出力(E)は、3H期間
に1回の割り合でID信号が出力(1/3H)され、加
算出力(F)では3H期間に2回の割り合でID信号が
出力(2/3H)される。
に1H毎に0°0°0°180°180°180°0°
0°0°の順序で反転させたケースが示されている。こ
の場合には、前記のような2H遅延信号と、それぞれを
−45°位相シフトされた信号(C)と+45°位相シ
フトさせた信号(D)との減算出力(E)は、3H期間
に1回の割り合でID信号が出力(1/3H)され、加
算出力(F)では3H期間に2回の割り合でID信号が
出力(2/3H)される。
【0039】図14においては、SECAM信号がPA
Lモードによって1H毎に90°遅れのローテーション
が行われ、上記のように1H毎に0°0°180°0°
0°180°の順序で反転させたケースが示されてい
る。この場合には、前記のような2H遅延信号と、それ
ぞれを−45°位相シフトされた信号(C)と+45°
位相シフトさせた信号(D)との減算出力(E)は、3
H期間に1回の割り合でID信号が出力(1/3H)さ
れ、加算出力(F)では3H期間に2回の割り合でID
信号が出力(2/3H)される。
Lモードによって1H毎に90°遅れのローテーション
が行われ、上記のように1H毎に0°0°180°0°
0°180°の順序で反転させたケースが示されてい
る。この場合には、前記のような2H遅延信号と、それ
ぞれを−45°位相シフトされた信号(C)と+45°
位相シフトさせた信号(D)との減算出力(E)は、3
H期間に1回の割り合でID信号が出力(1/3H)さ
れ、加算出力(F)では3H期間に2回の割り合でID
信号が出力(2/3H)される。
【0040】図15においては、SECAM信号がPA
Lモードによって1H毎に90°遅れのローテーション
が行われ、上記のように1H毎に0°0°0°180°
180°180°0°0°0°の順序で反転させたケー
スが示されている。この場合には、前記のような2H遅
延信号と、それぞれを−45°位相シフトされた信号
(C)と+45°位相シフトさせた信号(D)との減算
出力(E)は、3H期間に1回の割り合でID信号が出
力(1/3H)され、加算出力(F)では3H期間に2
回の割り合でID信号が出力(2/3H)される。
Lモードによって1H毎に90°遅れのローテーション
が行われ、上記のように1H毎に0°0°0°180°
180°180°0°0°0°の順序で反転させたケー
スが示されている。この場合には、前記のような2H遅
延信号と、それぞれを−45°位相シフトされた信号
(C)と+45°位相シフトさせた信号(D)との減算
出力(E)は、3H期間に1回の割り合でID信号が出
力(1/3H)され、加算出力(F)では3H期間に2
回の割り合でID信号が出力(2/3H)される。
【0041】
【表3】
【0042】再生モードであって、セットがSECAM
モードの場合には、チャンネル1と2共にPALモード
のチャンネル2のようなローテーションが無いので、P
ALモードのチャンネル1と同じくなる。つまり、セッ
トがSECAMモードのときに、PAL信号が入力され
ると図10のような演算結果が得られ、SECAM信号
が入力されると、図12又は図13のような演算結果が
得られる。以上のような演算結果をまとめたものが上記
の表3である。
モードの場合には、チャンネル1と2共にPALモード
のチャンネル2のようなローテーションが無いので、P
ALモードのチャンネル1と同じくなる。つまり、セッ
トがSECAMモードのときに、PAL信号が入力され
ると図10のような演算結果が得られ、SECAM信号
が入力されると、図12又は図13のような演算結果が
得られる。以上のような演算結果をまとめたものが上記
の表3である。
【0043】
【表4】
【0044】図3のように45°の位相シフトを逆にし
た場合が上記表4に示されている。表4では、演算結果
が簡略化して上記表3に対応して示されている。
た場合が上記表4に示されている。表4では、演算結果
が簡略化して上記表3に対応して示されている。
【0045】以上のように、この発明に係るモード判別
方法及び判別回路では、2水平期間の遅延回路を通した
カラーアンダー信号(B)と、もとのカラーアンダー信
号(A)とを位相回路により位相シフトさせ、それを加
算又は減算の演算を行うことにより、PALカラーアン
ダー信号の入力に対しては、6dB増幅されたバースト
信号か、キャンセルされて無くなったバースト信号が得
られる。一方、SECAMカラーアンダー信号の入力に
対しては、3水平期間に1回かあるいは2回のID信号
が得られることが判る。
方法及び判別回路では、2水平期間の遅延回路を通した
カラーアンダー信号(B)と、もとのカラーアンダー信
号(A)とを位相回路により位相シフトさせ、それを加
算又は減算の演算を行うことにより、PALカラーアン
ダー信号の入力に対しては、6dB増幅されたバースト
信号か、キャンセルされて無くなったバースト信号が得
られる。一方、SECAMカラーアンダー信号の入力に
対しては、3水平期間に1回かあるいは2回のID信号
が得られることが判る。
【0046】上記のような演算出力は、図1の実施例の
ような信号検出回路により検出することができる。つま
り、図16の動作波形図に示すように、上記演算結果
(E)は、SECAM(ME SECAM)入力に対し
て1回/3H又は2回/3Hの割り合でID信号が出力
され、PAL入力に対してはキャンセルされてバースト
信号が無くなるか、6dB増幅されたバースト信号得ら
れる。
ような信号検出回路により検出することができる。つま
り、図16の動作波形図に示すように、上記演算結果
(E)は、SECAM(ME SECAM)入力に対し
て1回/3H又は2回/3Hの割り合でID信号が出力
され、PAL入力に対してはキャンセルされてバースト
信号が無くなるか、6dB増幅されたバースト信号得ら
れる。
【0047】上記の演算出力(E)を全波整流回路5に
より整流することにより、(G)のような出力信号が得
られる。これをS&H6によりバーストゲートパルスに
よりサンプリングし、ホールドさせると(H)のような
信号が形成される。つまり、SECAM入力に対して
は、1周期が3Hとされて1H期間だけハイレベルにさ
れるパルスと、2H期間だけハイレベルにされるパルス
が形成される。
より整流することにより、(G)のような出力信号が得
られる。これをS&H6によりバーストゲートパルスに
よりサンプリングし、ホールドさせると(H)のような
信号が形成される。つまり、SECAM入力に対して
は、1周期が3Hとされて1H期間だけハイレベルにさ
れるパルスと、2H期間だけハイレベルにされるパルス
が形成される。
【0048】上記信号(H)をHPF7により微分する
と、微分波形(I)が得られる。このような微分処理に
よりPAL入力のときキャンセルされた無信号と6dB
増幅されたバースト信号に対応した直流電圧との微分波
形(I)が共に0Vの無信号とされる。上記のような微
分信号(I)を全波整流回路8により整流し、それをL
PFにより平滑すると、信号(K)が得られる。このよ
うに、SECAM入力に対しては、特定のレベルを持つ
電圧が得られ、PAL入力に対しては0Vのような無信
号が出力される。これのような電圧差をコンパレータ等
により判別することにより、SECAM方式かPAL方
式かの識別を行うことができる。
と、微分波形(I)が得られる。このような微分処理に
よりPAL入力のときキャンセルされた無信号と6dB
増幅されたバースト信号に対応した直流電圧との微分波
形(I)が共に0Vの無信号とされる。上記のような微
分信号(I)を全波整流回路8により整流し、それをL
PFにより平滑すると、信号(K)が得られる。このよ
うに、SECAM入力に対しては、特定のレベルを持つ
電圧が得られ、PAL入力に対しては0Vのような無信
号が出力される。これのような電圧差をコンパレータ等
により判別することにより、SECAM方式かPAL方
式かの識別を行うことができる。
【0049】図17には、この発明に係る判別回路が搭
載された記録モードでのVTR信号処理回路の一実施例
のブロック図が示されている。記録モードでの入力コン
ポジットビデオ信号は、信号レベルを一定にするための
ビデオAGC(自動利得制御)回路10を通り、輝度信
号とカラー信号とに分離される。輝度信号は輝度記録プ
ロセス19に入力されて、ここで周波数変調される。
載された記録モードでのVTR信号処理回路の一実施例
のブロック図が示されている。記録モードでの入力コン
ポジットビデオ信号は、信号レベルを一定にするための
ビデオAGC(自動利得制御)回路10を通り、輝度信
号とカラー信号とに分離される。輝度信号は輝度記録プ
ロセス19に入力されて、ここで周波数変調される。
【0050】カラー信号はACC VCA11とACC
DETとによりバースト信号レベルが一定となるよう
にされる。BPF(バンドバスフィルタ)12は、輝度
信号成分を除去してカラー信号を第1と第2の周波数変
換回路(メインコンバータ)13と14に供給する。A
CC DETは、バースト信号を検波して、上記ACC
VCA11の制御電圧を形成する。
DETとによりバースト信号レベルが一定となるよう
にされる。BPF(バンドバスフィルタ)12は、輝度
信号成分を除去してカラー信号を第1と第2の周波数変
換回路(メインコンバータ)13と14に供給する。A
CC DETは、バースト信号を検波して、上記ACC
VCA11の制御電圧を形成する。
【0051】上記第2の周波数変換回路14により周波
数変換されたカラーアンダー信号は、2H遅延回路1に
より遅延される。上記第1の周波数変換回路13により
形成されたカラーアンダー信号と、上記第2の周波数変
換回路14により形成されるとともに、遅延回路1によ
り遅延されたカラーアンダー信号とは演算器17により
演算され、櫛形フィルタ、いわゆるREC−C−Com
bを構成している。ただし、PALやSECAMでは通
常REC−C−Combは使わない場合が多い。この場
合には、第1の周波数変換回路13から出力されたカラ
ーアンダー信号のみがカラーキラー18を通して上記周
波数変調された輝度信号と演算器20により合成されて
記録アンプに伝えられる。
数変換されたカラーアンダー信号は、2H遅延回路1に
より遅延される。上記第1の周波数変換回路13により
形成されたカラーアンダー信号と、上記第2の周波数変
換回路14により形成されるとともに、遅延回路1によ
り遅延されたカラーアンダー信号とは演算器17により
演算され、櫛形フィルタ、いわゆるREC−C−Com
bを構成している。ただし、PALやSECAMでは通
常REC−C−Combは使わない場合が多い。この場
合には、第1の周波数変換回路13から出力されたカラ
ーアンダー信号のみがカラーキラー18を通して上記周
波数変調された輝度信号と演算器20により合成されて
記録アンプに伝えられる。
【0052】この実施例では、上記遅延回路1がモード
判別回路にも利用される。そして、その入力と出力とが
位相回路2と3を構成する抵抗とキャパシタの直列回路
の両端にそれぞれ供給され、抵抗とキャパシタの接続点
において両信号の加算動作を行われる。つまり、抵抗と
キャパシタからなる単純な直列回路により、上記位相回
路2,3及び演算回路4が構成される。そして、かかる
演算出力信号がfH /3フィルタ23と整流回路24と
により上記ID信号の有無に対応した電圧信号を形成し
て、そのレベルをコンパレータ22に検出して上記SE
CAM/PALの判定出力を形成する。つまり、図16
に着目すると、SECAM方式ではいずれの場合でも
(E)のように3回に1の割合で信号が存在し、PAL
方式では信号が存在しないか常に存在するかである。こ
のことから、約15KHzの水平走査に対してその1/
3である約5KHzの信号成分を上記fH /3フィルタ
23からなる周波数弁別回路により取り出して整流回路
24で整流する。もしも、上記のよう約5KHz成分の
信号があればSECAM方式と判定し、無ければPAL
方式と判定する。
判別回路にも利用される。そして、その入力と出力とが
位相回路2と3を構成する抵抗とキャパシタの直列回路
の両端にそれぞれ供給され、抵抗とキャパシタの接続点
において両信号の加算動作を行われる。つまり、抵抗と
キャパシタからなる単純な直列回路により、上記位相回
路2,3及び演算回路4が構成される。そして、かかる
演算出力信号がfH /3フィルタ23と整流回路24と
により上記ID信号の有無に対応した電圧信号を形成し
て、そのレベルをコンパレータ22に検出して上記SE
CAM/PALの判定出力を形成する。つまり、図16
に着目すると、SECAM方式ではいずれの場合でも
(E)のように3回に1の割合で信号が存在し、PAL
方式では信号が存在しないか常に存在するかである。こ
のことから、約15KHzの水平走査に対してその1/
3である約5KHzの信号成分を上記fH /3フィルタ
23からなる周波数弁別回路により取り出して整流回路
24で整流する。もしも、上記のよう約5KHz成分の
信号があればSECAM方式と判定し、無ければPAL
方式と判定する。
【0053】図18には、この発明に係る判別回路が搭
載された記録モードでのVTR信号処理回路の一実施例
のブロック図が示されている。同図では、上記fH /3
フィルタ23と整流回路24の一実施例の具体的構成が
示されている。つまり、前記図17と同様に、モード判
別のために遅延回路1の入力と出力とが位相回路2と3
を構成する抵抗とキャパシタの直列回路の両端にそれぞ
れ供給され、抵抗とキャパシタの接続点において両信号
の加算動作を行われる。そして、上記fH /3フィルタ
23と整流回路24に対応した以下の信号検出回路とし
ては、前記図1と同様な全波整流回路5、S&H6、H
PF7、全波整流回路8、LPF9が用いられる。上記
図16の信号(K)のレベルを判定するためのコンパレ
ータ22が設けられてSECAM/PALの判定出力を
形成するものである。
載された記録モードでのVTR信号処理回路の一実施例
のブロック図が示されている。同図では、上記fH /3
フィルタ23と整流回路24の一実施例の具体的構成が
示されている。つまり、前記図17と同様に、モード判
別のために遅延回路1の入力と出力とが位相回路2と3
を構成する抵抗とキャパシタの直列回路の両端にそれぞ
れ供給され、抵抗とキャパシタの接続点において両信号
の加算動作を行われる。そして、上記fH /3フィルタ
23と整流回路24に対応した以下の信号検出回路とし
ては、前記図1と同様な全波整流回路5、S&H6、H
PF7、全波整流回路8、LPF9が用いられる。上記
図16の信号(K)のレベルを判定するためのコンパレ
ータ22が設けられてSECAM/PALの判定出力を
形成するものである。
【0054】図19には、この発明に係る判別回路が搭
載された再生モードでのVTR信号処理回路の一実施例
のブロック図が示されている。再生モードでの再生輝度
信号は、輝度再生プロセス回路を通してもとの信号波形
の周波数に復調される。
載された再生モードでのVTR信号処理回路の一実施例
のブロック図が示されている。再生モードでの再生輝度
信号は、輝度再生プロセス回路を通してもとの信号波形
の周波数に復調される。
【0055】再生カラー信号は、低域周波数変換された
カラーアンダー信号としてヘッドより再生されてプリア
ンプにより増幅されて、上記ACC VCA11に入力
される。このACC VCA11と、その制御信号を形
成するACC DET16により記録時と同じようにバ
ースト信号レベルが一定になるように制御される。
カラーアンダー信号としてヘッドより再生されてプリア
ンプにより増幅されて、上記ACC VCA11に入力
される。このACC VCA11と、その制御信号を形
成するACC DET16により記録時と同じようにバ
ースト信号レベルが一定になるように制御される。
【0056】バースト信号レベルが一定にされたカラー
アンダー信号は、第1の周波数変換回路13により周波
数変換されて標準カラー信号とされる。上記カラーアン
ダー信号は、2水平期間の遅延素子である前記と同じC
CD1により遅延されて第2の周波数変換回路14に供
給されて標準カラー信号とされる。
アンダー信号は、第1の周波数変換回路13により周波
数変換されて標準カラー信号とされる。上記カラーアン
ダー信号は、2水平期間の遅延素子である前記と同じC
CD1により遅延されて第2の周波数変換回路14に供
給されて標準カラー信号とされる。
【0057】上記第1と第2の周波数変換回路13と1
4から出力される信号aとbが同相の場合、演算器17
ではa信号からb信号を減算し、2倍のクロストーク成
分を取り出し、それを−6dBだけ減衰させ、言い換え
るならば1/2にレベル低減させてクロストーク成分に
戻して、それを上記a信号から減算させることによりa
信号に含まれるクロストーク成分を除去する。あるい
は、a信号とb信号とを加算することにより互いに逆相
に関係になるクロストーク分を相殺させる。このように
加算すると、信号成分が2倍になるので−6dBだけ減
衰させてもとの信号レベルに戻す。
4から出力される信号aとbが同相の場合、演算器17
ではa信号からb信号を減算し、2倍のクロストーク成
分を取り出し、それを−6dBだけ減衰させ、言い換え
るならば1/2にレベル低減させてクロストーク成分に
戻して、それを上記a信号から減算させることによりa
信号に含まれるクロストーク成分を除去する。あるい
は、a信号とb信号とを加算することにより互いに逆相
に関係になるクロストーク分を相殺させる。このように
加算すると、信号成分が2倍になるので−6dBだけ減
衰させてもとの信号レベルに戻す。
【0058】上記第1と第2の周波数変換回路13と1
4から出力される信号aとbが逆相の場合、a信号とb
信号を加算し、2倍のクロストーク成分を取り出し、そ
れを−6dBだけ減衰させ、言い換えるならば1/2に
レベル低減させてクロストーク成分に戻して、それをa
信号から減算させることによりa信号に含まれるクロス
トーク成分を除去する。あるいは、a信号からb信号を
減算することにより互いに同相関係になっているクロス
トーク分を相殺させる。このように減算すると、互いに
逆相関係にある信号成分が2倍になるので−6dBだけ
減衰させてもとの信号レベルに戻す。
4から出力される信号aとbが逆相の場合、a信号とb
信号を加算し、2倍のクロストーク成分を取り出し、そ
れを−6dBだけ減衰させ、言い換えるならば1/2に
レベル低減させてクロストーク成分に戻して、それをa
信号から減算させることによりa信号に含まれるクロス
トーク成分を除去する。あるいは、a信号からb信号を
減算することにより互いに同相関係になっているクロス
トーク分を相殺させる。このように減算すると、互いに
逆相関係にある信号成分が2倍になるので−6dBだけ
減衰させてもとの信号レベルに戻す。
【0059】上記のような演算処理により、クロストー
ク除去のいわゆるC−Combが構成される。ただし、
ME SECAM信号の場合には、C−Combは行わ
ないので、上記のような演算は行わずに第1の周波数変
換回路13により周波数変換された標準カラー信号のみ
が出力される。
ク除去のいわゆるC−Combが構成される。ただし、
ME SECAM信号の場合には、C−Combは行わ
ないので、上記のような演算は行わずに第1の周波数変
換回路13により周波数変換された標準カラー信号のみ
が出力される。
【0060】クロストーク除去された標準カラー信号
は、帯域制限のBPF12により不要成分が除去され、
カラーキラー18を通して加算器20により輝度信号と
加算されてコンポジット信号として出力される。ACC
DETは、上記BPF12からのカラー信号を検波し
て、上記ACC VCAの制御電圧を形成する。
は、帯域制限のBPF12により不要成分が除去され、
カラーキラー18を通して加算器20により輝度信号と
加算されてコンポジット信号として出力される。ACC
DETは、上記BPF12からのカラー信号を検波し
て、上記ACC VCAの制御電圧を形成する。
【0061】再生モードにおいても、上記2H遅延回路
としてのCCD1の両端の信号を前記同様に、抵抗を通
して45°遅れ、キャパシタを通して45°進みの位相
シフトされた信号を取り出し、それを加算して前記図1
7で説明したと同様なfH /3フィルタ23と整流回路
24及びコンパレータ22とを用いてPAL/MESE
CAMの判別を行う。
としてのCCD1の両端の信号を前記同様に、抵抗を通
して45°遅れ、キャパシタを通して45°進みの位相
シフトされた信号を取り出し、それを加算して前記図1
7で説明したと同様なfH /3フィルタ23と整流回路
24及びコンパレータ22とを用いてPAL/MESE
CAMの判別を行う。
【0062】上記図17の記録モードと上記図19の再
生モードの各回路構成は、それぞれが別々の回路により
構成されるのではなく、モード切り替えスイッチにより
同じ回路ブロックが図17又は図19の切り替えられて
用いられる。上記のような輝度記録/再生プロセス及び
カラー信号処理回路とは、特に制限されないが、1つの
半導体集積回路に形成される。それ故、モード判別回路
においては、カラー信号処理に用いられるCCD遅延回
路1をそのまま流用し、抵抗とキャパシタからなる位相
回路及び演算回路等を加えることにより、かかるVTR
用信号処理集積回路に内蔵させることができる。
生モードの各回路構成は、それぞれが別々の回路により
構成されるのではなく、モード切り替えスイッチにより
同じ回路ブロックが図17又は図19の切り替えられて
用いられる。上記のような輝度記録/再生プロセス及び
カラー信号処理回路とは、特に制限されないが、1つの
半導体集積回路に形成される。それ故、モード判別回路
においては、カラー信号処理に用いられるCCD遅延回
路1をそのまま流用し、抵抗とキャパシタからなる位相
回路及び演算回路等を加えることにより、かかるVTR
用信号処理集積回路に内蔵させることができる。
【0063】図20には、この発明に係る判別回路が搭
載された再生モードでのVTR信号処理回路の一実施例
のブロック図が示されている。同図では、図19のfH
/3フィルタ23と整流回路24の一実施例の具体的構
成が示されている。つまり、前記図19と同様に、モー
ド判別のために遅延回路1の入力と出力とが位相回路2
と3を構成する抵抗とキャパシタの直列回路の両端にそ
れぞれ供給され、抵抗とキャパシタの接続点において両
信号の加算動作を行われる。そして、上記fH/3フィ
ルタ23と整流回路24に対応した以下の信号検出回路
としては、前記図1と同様な全波整流回路5、S&H
6、HPF7、全波整流回路8、LPF9が用いられ
る。上記図16の信号(K)のレベルを判定するための
コンパレータ22が設けられてSECAM/PALの判
定出力を形成するものである。
載された再生モードでのVTR信号処理回路の一実施例
のブロック図が示されている。同図では、図19のfH
/3フィルタ23と整流回路24の一実施例の具体的構
成が示されている。つまり、前記図19と同様に、モー
ド判別のために遅延回路1の入力と出力とが位相回路2
と3を構成する抵抗とキャパシタの直列回路の両端にそ
れぞれ供給され、抵抗とキャパシタの接続点において両
信号の加算動作を行われる。そして、上記fH/3フィ
ルタ23と整流回路24に対応した以下の信号検出回路
としては、前記図1と同様な全波整流回路5、S&H
6、HPF7、全波整流回路8、LPF9が用いられ
る。上記図16の信号(K)のレベルを判定するための
コンパレータ22が設けられてSECAM/PALの判
定出力を形成するものである。
【0064】図21には、この発明に係るモード判別回
路が搭載されたVTRシステムの一実施例のブロック図
が示されている。この実施例のVTRシステムは、大き
く分けると、チューナ部、VTR記録/再生信号処理
部、記録/再生アンプ、ヘッド部、メカニカル部、シス
テムコントロール部、タイマー回路、及び操作スイッチ
1と2から構成される。このような大まかなシステム構
成は、公知のVTRシステムと同様であるので、その詳
細な説明は省略する。
路が搭載されたVTRシステムの一実施例のブロック図
が示されている。この実施例のVTRシステムは、大き
く分けると、チューナ部、VTR記録/再生信号処理
部、記録/再生アンプ、ヘッド部、メカニカル部、シス
テムコントロール部、タイマー回路、及び操作スイッチ
1と2から構成される。このような大まかなシステム構
成は、公知のVTRシステムと同様であるので、その詳
細な説明は省略する。
【0065】この発明に係るモード判別回路は、上記V
TR記録/再生信号処理部に設けられるVTR用信号処
理集積回路に内蔵され、判定出力を外部端子から送出さ
せる。この判定出力は、システムコントロール部に供給
されて、PALモード又はSECAMモードのモード制
御の切り替えに用いられる。この場合、従来のようにセ
ラミックフィルタや数mHの大きなインダクタンスを用
いることなく、VTRシステムの小型軽量化、及び低コ
トス化ができるものとなる。
TR記録/再生信号処理部に設けられるVTR用信号処
理集積回路に内蔵され、判定出力を外部端子から送出さ
せる。この判定出力は、システムコントロール部に供給
されて、PALモード又はSECAMモードのモード制
御の切り替えに用いられる。この場合、従来のようにセ
ラミックフィルタや数mHの大きなインダクタンスを用
いることなく、VTRシステムの小型軽量化、及び低コ
トス化ができるものとなる。
【0066】図22には、この発明を説明するためのV
TR用信号処理回路のブロック図が示されている。
(A)は、NTSCモードVTRの信号処理チップの場
合が示されている。このようにNTSC方式において
は、前記のようなモード判別回路は不要とされる。NT
SC方式では遅延回路CCDは、1H遅延を行うように
される。
TR用信号処理回路のブロック図が示されている。
(A)は、NTSCモードVTRの信号処理チップの場
合が示されている。このようにNTSC方式において
は、前記のようなモード判別回路は不要とされる。NT
SC方式では遅延回路CCDは、1H遅延を行うように
される。
【0067】(B)は、PAL/SECAMモードVT
Rの信号処理チップであり、遅延回路CCDは前記のよ
うに2H遅延を行うようにされる。そして、PAL/S
ECAMの判別のために判別回路が搭載されており、か
かる判別のために上記遅延回路CCDによる2H遅延信
号が利用される。
Rの信号処理チップであり、遅延回路CCDは前記のよ
うに2H遅延を行うようにされる。そして、PAL/S
ECAMの判別のために判別回路が搭載されており、か
かる判別のために上記遅延回路CCDによる2H遅延信
号が利用される。
【0068】(C)は、マルチモードVTRの信号処理
チップであり、上記のようなNTSC方式、PAL/S
ECAM方式のいずれか1つのモードでの動作を行うよ
うにされる。この場合、上記NTSC方式とPAL/S
ECAM方式とでは上記遅延回路CCDの遅延時間が1
Hと2Hのように異なるために、制御信号NTCSと/
NTSCにより、かかる信号がハイレベルにされるNT
SC方式では1H遅延動作を行い、かかる信号がロウレ
ベルにされるPAL/SECAM方式では2H遅延動作
に切り替えられる。そして、上記PAL/SECAM方
式では判別回路の動作が有効とされて、PAL又はSE
CAMのいずれかの方式の判別が行われる。
チップであり、上記のようなNTSC方式、PAL/S
ECAM方式のいずれか1つのモードでの動作を行うよ
うにされる。この場合、上記NTSC方式とPAL/S
ECAM方式とでは上記遅延回路CCDの遅延時間が1
Hと2Hのように異なるために、制御信号NTCSと/
NTSCにより、かかる信号がハイレベルにされるNT
SC方式では1H遅延動作を行い、かかる信号がロウレ
ベルにされるPAL/SECAM方式では2H遅延動作
に切り替えられる。そして、上記PAL/SECAM方
式では判別回路の動作が有効とされて、PAL又はSE
CAMのいずれかの方式の判別が行われる。
【0069】上記(C)のマルチモードでは、共通基板
化が図られてコスト低減に役立つものとされる。このマ
ルチモードでは、上記のようにCCDの遅延時間の切り
替えにより信号処理チップ及び遅延回路の共通化が実現
でき、VTRセットのコスト低減が図られる。
化が図られてコスト低減に役立つものとされる。このマ
ルチモードでは、上記のようにCCDの遅延時間の切り
替えにより信号処理チップ及び遅延回路の共通化が実現
でき、VTRセットのコスト低減が図られる。
【0070】図23には、この発明に係る判別回路を内
蔵したVTR用信号処理回路の一実施例の全体概略ブロ
ック図が示されている。同図においては、実際のVTR
用信号処理集積回路のピン配置に合わせた外部端子が示
されている。ただし、かかる外部端子に接続れる外部部
品は、本発明に係る判別回路に関する遅延回路CCDの
みが代表として例示的に示されている。
蔵したVTR用信号処理回路の一実施例の全体概略ブロ
ック図が示されている。同図においては、実際のVTR
用信号処理集積回路のピン配置に合わせた外部端子が示
されている。ただし、かかる外部端子に接続れる外部部
品は、本発明に係る判別回路に関する遅延回路CCDの
みが代表として例示的に示されている。
【0071】輝度系映像回路は、次の回路から構成され
る。端子31から入力されたビデオ入力は、自動利増幅
回路AGCアンプに供給される。なお、端子29もビデ
オ入力であり、スイッチにより上記2つのいずれかのビ
デオ入力が選択される。このビデオ入力信号は、ビデオ
出力増幅回路Video AMPを通してモニタ用のビデオ
出力として端子27からそのまま出力される。上記自動
利得増幅回路AGCの出力信号は、一方において輝度用
ロウパスフィルタY−LPFに供給される。このYLP
Fの出力信号は端子39から外付けコンデンサを通り端
子38介してメインエンハンサMain Emph に供給され
る。上記エンハンサMain Emph の出力信号は、FM変
調回路FM MODによりFM変調されて記録FM出力
として端子52を通して図示しない録画アンプに伝えら
れる。
る。端子31から入力されたビデオ入力は、自動利増幅
回路AGCアンプに供給される。なお、端子29もビデ
オ入力であり、スイッチにより上記2つのいずれかのビ
デオ入力が選択される。このビデオ入力信号は、ビデオ
出力増幅回路Video AMPを通してモニタ用のビデオ
出力として端子27からそのまま出力される。上記自動
利得増幅回路AGCの出力信号は、一方において輝度用
ロウパスフィルタY−LPFに供給される。このYLP
Fの出力信号は端子39から外付けコンデンサを通り端
子38介してメインエンハンサMain Emph に供給され
る。上記エンハンサMain Emph の出力信号は、FM変
調回路FM MODによりFM変調されて記録FM出力
として端子52を通して図示しない録画アンプに伝えら
れる。
【0072】図示しない再生アンプから出力された再生
FM入力は、端子51から入力されてリミッタLIMに
供給される。かかるリミッタLIMのの出力信号は、F
M復調回路FM DEMODに供給されてFM復調が行
われる。そして、メインディエンハンサMain DeEmp
h により上記メインエンハンサMain Emph に対応した
メインディエンファシス処理が行われる。
FM入力は、端子51から入力されてリミッタLIMに
供給される。かかるリミッタLIMのの出力信号は、F
M復調回路FM DEMODに供給されてFM復調が行
われる。そして、メインディエンハンサMain DeEmp
h により上記メインエンハンサMain Emph に対応した
メインディエンファシス処理が行われる。
【0073】上記FM復調とディエンファシス処理がさ
れた輝度信号は、色分離に利用されたロウパスフィルタ
Y−LPFに供給され、ここでFM復調動作のときに混
入した高周波数成分の除去が行われ、ノイズキャンセラ
YNR、Noise cancel 、尖頭値制御Pic Cont に入
力される。また、同期分離回路Sync Sepにより同期信
号の分離が行われる。上記ノイズキャンセラ21の出力
信号は、上記ビデオ出力増幅回路Video AMPに含ま
れるミキサにより次に説明するカラー系映像回路により
再生された色信号と合成されて、端子27から出力され
る。
れた輝度信号は、色分離に利用されたロウパスフィルタ
Y−LPFに供給され、ここでFM復調動作のときに混
入した高周波数成分の除去が行われ、ノイズキャンセラ
YNR、Noise cancel 、尖頭値制御Pic Cont に入
力される。また、同期分離回路Sync Sepにより同期信
号の分離が行われる。上記ノイズキャンセラ21の出力
信号は、上記ビデオ出力増幅回路Video AMPに含ま
れるミキサにより次に説明するカラー系映像回路により
再生された色信号と合成されて、端子27から出力され
る。
【0074】カラー系映像信号回路は、次の回路により
構成される。上記輝度系映像回路の自動利得増幅回路A
GCの出力信号は、オートクロマレベルコントローラA
CCに供給される。このオートクロマレベルコントロー
ラACCの出力信号は、バンドパスフィルタBPFに供
給される。このバンドパスフィルタBPFの出力信号
は、周波数変換回路Main Conv1とMain Conv2により
周波数変換される。この周波数変換された色信号は、録
画アンプとしても作動するカラーキラーアンプColor
Kill を通して端子2から記録カラー出力とされる。
構成される。上記輝度系映像回路の自動利得増幅回路A
GCの出力信号は、オートクロマレベルコントローラA
CCに供給される。このオートクロマレベルコントロー
ラACCの出力信号は、バンドパスフィルタBPFに供
給される。このバンドパスフィルタBPFの出力信号
は、周波数変換回路Main Conv1とMain Conv2により
周波数変換される。この周波数変換された色信号は、録
画アンプとしても作動するカラーキラーアンプColor
Kill を通して端子2から記録カラー出力とされる。
【0075】再生カラー入力は、端子53から入力され
てロウパスフィルタLPFを通して取り込まれる。この
出力信号は、周波数変換回路Main Conv1に供給され
る。この周波数変換出力は、上記バンドパスフィルタB
PF、ノイズキャンセラCNRを通して端子19から出
力され、外付コンデンサを介して端子23から入力され
て上記ビデオ出力増幅回路Video AMPに含まれるミ
キサにより上記輝度信号と合成されて端子27から出力
される。なお、上記周波数変換動作のために必要な信号
を形成する電圧制御型発振回路VCO等も含まれるが、
この発明に直接関係がないのでその説明を省略する。
てロウパスフィルタLPFを通して取り込まれる。この
出力信号は、周波数変換回路Main Conv1に供給され
る。この周波数変換出力は、上記バンドパスフィルタB
PF、ノイズキャンセラCNRを通して端子19から出
力され、外付コンデンサを介して端子23から入力され
て上記ビデオ出力増幅回路Video AMPに含まれるミ
キサにより上記輝度信号と合成されて端子27から出力
される。なお、上記周波数変換動作のために必要な信号
を形成する電圧制御型発振回路VCO等も含まれるが、
この発明に直接関係がないのでその説明を省略する。
【0076】遅延回路CCDは、端子56から出力され
た信号をコンデンサを介して受け取り、それを2H遅延
されて端子55から入力させる。かかる2Hの遅延信号
は前記のように周波数変換動作のために用いられことの
他、この発明に係る判別回路PL/SCMに入力され
る。上記判別回路PL/SCMの出力信号は、端子37
から出力される。
た信号をコンデンサを介して受け取り、それを2H遅延
されて端子55から入力させる。かかる2Hの遅延信号
は前記のように周波数変換動作のために用いられことの
他、この発明に係る判別回路PL/SCMに入力され
る。上記判別回路PL/SCMの出力信号は、端子37
から出力される。
【0077】上記の実施例から得れらる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1) カラーアンダー信号を2水平期間遅延させた信
号と上記カラーアンダー信号と+45°と−45°に位
相シフトさせて加算又は減算させ、1水平周期ごとの演
算出力の変化を調べるとい判別方法においては、信号遅
延や位相シフト及び減算又は加算のような信号処理であ
るので半導体集積回路に形成された内部回路によりPA
L/SECAMモード判別を行うことができるという効
果が得られる。
記の通りである。すなわち、 (1) カラーアンダー信号を2水平期間遅延させた信
号と上記カラーアンダー信号と+45°と−45°に位
相シフトさせて加算又は減算させ、1水平周期ごとの演
算出力の変化を調べるとい判別方法においては、信号遅
延や位相シフト及び減算又は加算のような信号処理であ
るので半導体集積回路に形成された内部回路によりPA
L/SECAMモード判別を行うことができるという効
果が得られる。
【0078】(2) 上記カラーアンダー信号は第1の
周波数変換回路により第1の標準カラー信号に変換さ
れ、上記遅延されたカラーアンダー信号は第2の周波数
変換回路により第2の標準カラー信号に変換され、これ
ら第1と第2の標準カラー信号が同相又は逆相にされる
とともに減算又は加算されてトラック間のカラークロス
トーク分が除去されようにすることにより、信号遅延を
カラー信号処理とモード判別処理に共用できるという効
果が得られる。
周波数変換回路により第1の標準カラー信号に変換さ
れ、上記遅延されたカラーアンダー信号は第2の周波数
変換回路により第2の標準カラー信号に変換され、これ
ら第1と第2の標準カラー信号が同相又は逆相にされる
とともに減算又は加算されてトラック間のカラークロス
トーク分が除去されようにすることにより、信号遅延を
カラー信号処理とモード判別処理に共用できるという効
果が得られる。
【0079】(3) 入力端子から供給されたカラーア
ンダー信号を遅延回路により2水平期間遅延させ、その
入力のカラーアンダー信号と遅延されたカラーアンダー
信号とを位相回路によりそれぞれ+45°と−45°に
位相シフトさせて両信号を演算回路により加算又は減算
し、信号検出回路によりかかる演算出力の1水平周期毎
の変化を検出してPAL方式かSECAM方式かの判別
を行うことにより、モード判別回路をカラー信号処理集
積回路に内蔵させることができるという効果が得られ
る。
ンダー信号を遅延回路により2水平期間遅延させ、その
入力のカラーアンダー信号と遅延されたカラーアンダー
信号とを位相回路によりそれぞれ+45°と−45°に
位相シフトさせて両信号を演算回路により加算又は減算
し、信号検出回路によりかかる演算出力の1水平周期毎
の変化を検出してPAL方式かSECAM方式かの判別
を行うことにより、モード判別回路をカラー信号処理集
積回路に内蔵させることができるという効果が得られ
る。
【0080】(4) 上記位相回路と演算回路として、
入力端子から供給されたカラーアンダー信号と遅延され
たカラーアンダー信号が両端に供給された直列形態の抵
抗素子とキャパシタを用い、かかる抵抗素子とキャパシ
タの接続点から演算出力を得ることにより簡単な回路に
より位相シフトと演算とが実現できるという効果が得ら
れる。
入力端子から供給されたカラーアンダー信号と遅延され
たカラーアンダー信号が両端に供給された直列形態の抵
抗素子とキャパシタを用い、かかる抵抗素子とキャパシ
タの接続点から演算出力を得ることにより簡単な回路に
より位相シフトと演算とが実現できるという効果が得ら
れる。
【0081】(5) 上記抵抗素子とキャパシタの接続
点から得られる演算出力の特徴から、fH /3成分を取
り出して、それを整流するという簡単な構成により、か
かる周波数成分があればSECAM方式とし、無ければ
PAL方式と識別することができるという効果が得られ
る。
点から得られる演算出力の特徴から、fH /3成分を取
り出して、それを整流するという簡単な構成により、か
かる周波数成分があればSECAM方式とし、無ければ
PAL方式と識別することができるという効果が得られ
る。
【0082】(6) 上記信号検出回路として、上記演
算出力を受ける第1の全波整流回路と、かかる第1の全
波整流出力をバーストゲートパルスによりサンプリング
とそのホールドを行うサンプリング&ホールド回路と、
このサンプリング&ホールド回路の出力信号を微分する
ハイパスフィルタと、このハイパスフィルタの出力信号
を整流する第2の全波整流回路と、この第2の全波整流
回路の出力信号を平滑するロウパスフィルタとを用いる
ことにより、簡単な回路により半導体集積回路に内蔵さ
せることができるという効果が得られる。
算出力を受ける第1の全波整流回路と、かかる第1の全
波整流出力をバーストゲートパルスによりサンプリング
とそのホールドを行うサンプリング&ホールド回路と、
このサンプリング&ホールド回路の出力信号を微分する
ハイパスフィルタと、このハイパスフィルタの出力信号
を整流する第2の全波整流回路と、この第2の全波整流
回路の出力信号を平滑するロウパスフィルタとを用いる
ことにより、簡単な回路により半導体集積回路に内蔵さ
せることができるという効果が得られる。
【0083】(7) 上記遅延回路に入力されたカラー
アンダー信号は、第1の標準カラー信号を出力する第1
の周波数変換回路に供給され、上記遅延されたカラーア
ンダー信号は、第2の標準カラー信号を出力する第2の
周波数変換回路に供給され、かかる第1と第2の周波数
変換回路から出力された第1と第2の標準カラー信号は
同相又は逆相されて演算回路に供給され、その減算又は
加算によりトラック間のカラークロストーク分の除去さ
れるようにすることより、カラーアンダー信号処理に設
けられた遅延回路をそのままモード判別回路に利用でき
るという効果が得られる。
アンダー信号は、第1の標準カラー信号を出力する第1
の周波数変換回路に供給され、上記遅延されたカラーア
ンダー信号は、第2の標準カラー信号を出力する第2の
周波数変換回路に供給され、かかる第1と第2の周波数
変換回路から出力された第1と第2の標準カラー信号は
同相又は逆相されて演算回路に供給され、その減算又は
加算によりトラック間のカラークロストーク分の除去さ
れるようにすることより、カラーアンダー信号処理に設
けられた遅延回路をそのままモード判別回路に利用でき
るという効果が得られる。
【0084】(8) 上記(1)ないし(7)により、
セラミックフィルタや数mHもの大型のインダクタンス
を用いることなく、PAL/SECAMのモード判別が
できるので、それが搭載されたVTR機器の小型軽量化
と低コスト化が実現できるという効果が得られる。
セラミックフィルタや数mHもの大型のインダクタンス
を用いることなく、PAL/SECAMのモード判別が
できるので、それが搭載されたVTR機器の小型軽量化
と低コスト化が実現できるという効果が得られる。
【0085】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、信号
検出回路は、信号(E)のような演算出力を区別するも
のであれば何であってもよい。同図(H)のようなパル
ス信号でみると、SECAMでは2種類のパルスが出力
され、PALでは0Vか一定の電圧しか出力されない。
このことに着目し、パルスの有無を検出することにより
SECAMとPALの判別を行うことができるものであ
る。この発明は、SECAMとPALの両方式に対応さ
れたVTR用モード判別方法及び判別回路として広く利
用できる。
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、信号
検出回路は、信号(E)のような演算出力を区別するも
のであれば何であってもよい。同図(H)のようなパル
ス信号でみると、SECAMでは2種類のパルスが出力
され、PALでは0Vか一定の電圧しか出力されない。
このことに着目し、パルスの有無を検出することにより
SECAMとPALの判別を行うことができるものであ
る。この発明は、SECAMとPALの両方式に対応さ
れたVTR用モード判別方法及び判別回路として広く利
用できる。
【0086】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、カラーアンダー信号を2水
平期間遅延させた信号と上記カラーアンダー信号と+4
5°と−45°に位相シフトさせて加算又は減算させ、
1水平周期ごとの演算出力の変化を調べるとい判別方法
においては、信号遅延や位相シフト及び減算又は加算の
ような信号処理であるので半導体集積回路に形成された
内部回路によりPAL/SECAMモード判別を行うこ
とができる。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、カラーアンダー信号を2水
平期間遅延させた信号と上記カラーアンダー信号と+4
5°と−45°に位相シフトさせて加算又は減算させ、
1水平周期ごとの演算出力の変化を調べるとい判別方法
においては、信号遅延や位相シフト及び減算又は加算の
ような信号処理であるので半導体集積回路に形成された
内部回路によりPAL/SECAMモード判別を行うこ
とができる。
【0087】上記カラーアンダー信号は第1の周波数変
換回路により第1の標準カラー信号に変換され、上記遅
延されたカラーアンダー信号は第2の周波数変換回路に
より第2の標準カラー信号に変換され、これら第1と第
2の標準カラー信号が同相又は逆相にされるとともに減
算又は加算されてトラック間のカラークロストーク分が
除去されようにすることにより、信号遅延をカラー信号
処理とモード判別処理に共用できる。
換回路により第1の標準カラー信号に変換され、上記遅
延されたカラーアンダー信号は第2の周波数変換回路に
より第2の標準カラー信号に変換され、これら第1と第
2の標準カラー信号が同相又は逆相にされるとともに減
算又は加算されてトラック間のカラークロストーク分が
除去されようにすることにより、信号遅延をカラー信号
処理とモード判別処理に共用できる。
【0088】入力端子から供給されたカラーアンダー信
号を遅延回路により2水平期間遅延させ、その入力のカ
ラーアンダー信号と遅延されたカラーアンダー信号とを
位相回路によりそれぞれ+45°と−45°に位相シフ
トさせて両信号を演算回路により加算又は減算し、信号
検出回路によりかかる演算出力の1水平周期毎の変化を
検出してPAL方式かSECAM方式かの判別を行うこ
とにより、モード判別回路をカラー信号処理集積回路に
内蔵させることができる。
号を遅延回路により2水平期間遅延させ、その入力のカ
ラーアンダー信号と遅延されたカラーアンダー信号とを
位相回路によりそれぞれ+45°と−45°に位相シフ
トさせて両信号を演算回路により加算又は減算し、信号
検出回路によりかかる演算出力の1水平周期毎の変化を
検出してPAL方式かSECAM方式かの判別を行うこ
とにより、モード判別回路をカラー信号処理集積回路に
内蔵させることができる。
【0089】上記位相回路と演算回路として、入力端子
から供給されたカラーアンダー信号と遅延されたカラー
アンダー信号が両端に供給された直列形態の抵抗素子と
キャパシタを用い、かかる抵抗素子とキャパシタの接続
点から演算出力を得ることにより簡単な回路により位相
シフトと演算とが実現できる。
から供給されたカラーアンダー信号と遅延されたカラー
アンダー信号が両端に供給された直列形態の抵抗素子と
キャパシタを用い、かかる抵抗素子とキャパシタの接続
点から演算出力を得ることにより簡単な回路により位相
シフトと演算とが実現できる。
【0090】上記抵抗素子とキャパシタの接続点から得
られる演算出力の特徴から、fH /3を取り出し、それ
を整流するとい簡単な構成により、かかる周波数成分が
あればSECAM方式とし、無ければPAL方式と識別
することができる。
られる演算出力の特徴から、fH /3を取り出し、それ
を整流するとい簡単な構成により、かかる周波数成分が
あればSECAM方式とし、無ければPAL方式と識別
することができる。
【0091】上記信号検出回路として、上記演算出力を
受ける第1の全波整流回路と、かかる第1の全波整流出
力をバーストゲートパルスによりサンプリングとそのホ
ールドを行うサンプリング&ホールド回路と、このサン
プリング&ホールド回路の出力信号を微分するハイパス
フィルタと、このハイパスフィルタの出力信号を整流す
る第2の全波整流回路と、この第2の全波整流回路の出
力信号を平滑するロウパスフィルタとを用いることによ
り、簡単な回路により半導体集積回路に内蔵させること
ができる。
受ける第1の全波整流回路と、かかる第1の全波整流出
力をバーストゲートパルスによりサンプリングとそのホ
ールドを行うサンプリング&ホールド回路と、このサン
プリング&ホールド回路の出力信号を微分するハイパス
フィルタと、このハイパスフィルタの出力信号を整流す
る第2の全波整流回路と、この第2の全波整流回路の出
力信号を平滑するロウパスフィルタとを用いることによ
り、簡単な回路により半導体集積回路に内蔵させること
ができる。
【0092】上記遅延回路に入力されたカラーアンダー
信号は、第1の標準カラー信号を出力する第1の周波数
変換回路に供給され、上記遅延されたカラーアンダー信
号は、第2の標準カラー信号を出力する第2の周波数変
換回路に供給され、かかる第1と第2の周波数変換回路
から出力された第1と第2の標準カラー信号は同相又は
逆相されて演算回路に供給され、その減算又は加算によ
りトラック間のカラークロストーク分の除去されるよう
にすることより、カラーアンダー信号処理に設けられた
遅延回路をそのままモード判別回路に利用できる。
信号は、第1の標準カラー信号を出力する第1の周波数
変換回路に供給され、上記遅延されたカラーアンダー信
号は、第2の標準カラー信号を出力する第2の周波数変
換回路に供給され、かかる第1と第2の周波数変換回路
から出力された第1と第2の標準カラー信号は同相又は
逆相されて演算回路に供給され、その減算又は加算によ
りトラック間のカラークロストーク分の除去されるよう
にすることより、カラーアンダー信号処理に設けられた
遅延回路をそのままモード判別回路に利用できる。
【0093】上記により、セラミックフィルタや数mH
もの大型のインダクタンスを用いることなく、PAL/
SECAMのモード判別ができるので、それが搭載され
たVTR機器の小型軽量化と低コスト化が実現できる。
もの大型のインダクタンスを用いることなく、PAL/
SECAMのモード判別ができるので、それが搭載され
たVTR機器の小型軽量化と低コスト化が実現できる。
【図1】この発明に係るVTR用モード判別回路の一実
施例を示すブロック図である。
施例を示すブロック図である。
【図2】この発明に係るVTR用モード判別方法と判別
回路の一実施例を説明するための基本的なブロック図で
ある。
回路の一実施例を説明するための基本的なブロック図で
ある。
【図3】この発明に係るVTR用モード判別方法と判別
回路の他の一実施例を説明するための基本的なブロック
図である。
回路の他の一実施例を説明するための基本的なブロック
図である。
【図4】この発明を説明するための記録モード、セット
PALモードでPAL入力時のチャンネル1におけるカ
ラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準にした位
相を示す信号ベクトル図である。
PALモードでPAL入力時のチャンネル1におけるカ
ラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準にした位
相を示す信号ベクトル図である。
【図5】この発明を説明するための記録モード、セット
PALモードでPAL入力時のチャンネル2におけるカ
ラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準にした位
相を示す信号ベクトル図である。
PALモードでPAL入力時のチャンネル2におけるカ
ラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準にした位
相を示す信号ベクトル図である。
【図6】この発明を説明するための記録モード、セット
PALモードでSECAM入力時のチャンネル1におけ
るカラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準にし
た位相を示す信号ベクトル図である。
PALモードでSECAM入力時のチャンネル1におけ
るカラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準にし
た位相を示す信号ベクトル図である。
【図7】この発明を説明するための記録モード、セット
PALモードでSECAM入力時のチャンネル1におけ
るカラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準にし
た位相を示す信号ベクトル図である。
PALモードでSECAM入力時のチャンネル1におけ
るカラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準にし
た位相を示す信号ベクトル図である。
【図8】この発明を説明するための記録モード、セット
PALモードでSECAM入力時のチャンネル2におけ
るカラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準にし
た位相を示す信号ベクトル図である。
PALモードでSECAM入力時のチャンネル2におけ
るカラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準にし
た位相を示す信号ベクトル図である。
【図9】この発明を説明するための記録モード、セット
PALモードでSECAM入力時のチャンネル2におけ
るカラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準にし
た位相を示す信号ベクトル図である。
PALモードでSECAM入力時のチャンネル2におけ
るカラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準にし
た位相を示す信号ベクトル図である。
【図10】この発明を説明するための再生モード、セッ
トPALモードでPAL入力時のチャンネル1における
カラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準にした
位相を示す信号ベクトル図である。
トPALモードでPAL入力時のチャンネル1における
カラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準にした
位相を示す信号ベクトル図である。
【図11】この発明を説明するための再生モード、セッ
トPALモードでPAL入力時のチャンネル2における
カラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準にした
位相を示す信号ベクトル図である。
トPALモードでPAL入力時のチャンネル2における
カラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準にした
位相を示す信号ベクトル図である。
【図12】この発明を説明するための再生モード、セッ
トPALモードでSECAM入力時のチャンネル1にお
けるカラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準に
した位相を示す信号ベクトル図である。
トPALモードでSECAM入力時のチャンネル1にお
けるカラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準に
した位相を示す信号ベクトル図である。
【図13】この発明を説明するための再生モード、セッ
トPALモードでSECAM入力時のチャンネル1にお
けるカラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準に
した位相を示す信号ベクトル図である。
トPALモードでSECAM入力時のチャンネル1にお
けるカラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準に
した位相を示す信号ベクトル図である。
【図14】この発明を説明するための再生モード、セッ
トPALモードでSECAM入力時のチャンネル2にお
けるカラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準に
した位相を示す信号ベクトル図である。
トPALモードでSECAM入力時のチャンネル2にお
けるカラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準に
した位相を示す信号ベクトル図である。
【図15】この発明を説明するための再生モード、セッ
トPALモードでSECAM入力時のチャンネル2にお
けるカラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準に
した位相を示す信号ベクトル図である。
トPALモードでSECAM入力時のチャンネル2にお
けるカラーアンダー信号の水平同期信号の位相を基準に
した位相を示す信号ベクトル図である。
【図16】図1における信号検出回路の動作を説明する
ための波形図である。
ための波形図である。
【図17】この発明に係る判別回路が搭載された記録モ
ードでのVTR信号処理回路の一実施例を示すブロック
図である。
ードでのVTR信号処理回路の一実施例を示すブロック
図である。
【図18】この発明に係る判別回路が搭載された記録モ
ードでのVTR信号処理回路の一実施例を示すブロック
図である。
ードでのVTR信号処理回路の一実施例を示すブロック
図である。
【図19】この発明に係るモード判別回路が搭載された
再生モードでのVTR信号処理回路の一実施例を示すブ
ロック図である。
再生モードでのVTR信号処理回路の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図20】この発明に係るモード判別回路が搭載された
再生モードでのVTR信号処理回路の一実施例を示すブ
ロック図である。
再生モードでのVTR信号処理回路の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図21】この発明に係るモード判別回路が用いられた
VTRシステムの一実施例を示すブロック図である。
VTRシステムの一実施例を示すブロック図である。
【図22】この発明を説明するためのVTR用信号処理
回路のブロック図である。
回路のブロック図である。
【図23】この発明に係る判別回路を内蔵したVTR用
信号処理回路の一実施例を示す全体概略ブロック図であ
る。
信号処理回路の一実施例を示す全体概略ブロック図であ
る。
【図24】従来の判別回路の一例を示すブロック図であ
る。
る。
1…2H遅延回路(CCD)、2,3…位相回路、4…
演算回路、5…全波整流回路、6…S&H、7…HP
F、8…全波整流回路、9…LPF、10…ビデオAG
C、11…ACC VCA、12…BPF、13,14
…周波数変換回路、15…APC、16…ACC DE
T、17…演算器、18…カラーキラー、19…輝度記
録プロセス、20…加算回路、21…輝度再生プロセ
ス、22…コンパレータ。
演算回路、5…全波整流回路、6…S&H、7…HP
F、8…全波整流回路、9…LPF、10…ビデオAG
C、11…ACC VCA、12…BPF、13,14
…周波数変換回路、15…APC、16…ACC DE
T、17…演算器、18…カラーキラー、19…輝度記
録プロセス、20…加算回路、21…輝度再生プロセ
ス、22…コンパレータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神 孝志 埼玉県入間郡毛呂山町大字旭台15番地 日 立東部セミコンダクタ株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 カラーアンダー信号を2水平期間遅延さ
せた信号と、上記カラーアンダー信号をそれぞれ+45
°と−45°だけ位相シフトして加算又は減算させ、1
水平周期ごとの演算出力の変化を利用してかかるカラー
アンダー信号がPAL方式によるものかSECAM方式
によるものかの判別を行うことを特徴とするVTR用モ
ード判別方法。 - 【請求項2】 上記カラーアンダー信号は第1の周波数
変換回路により第1の標準カラー信号に変換され、上記
遅延されたカラーアンダー信号は第2の周波数変換回路
により第2の標準カラー信号に変換され、これら第1と
第2の標準カラー信号が同相又は逆相にされるとともに
減算又は加算されてトラック間のカラークロストーク分
が除去されるものであることを特徴とする請求項1のV
TR用モード判別方法。 - 【請求項3】 入力端子から供給されたカラーアンダー
信号を2水平期間遅延させる遅延回路と、上記入力端子
から供給されたカラーアンダー信号と遅延されたカラー
アンダー信号とをそれぞれ+45°と−45°に位相シ
フトさせる位相回路と、かかる位相回路によりシフトさ
れた両信号を加算又は減算させる演算回路と、かかる演
算出力の1水平周期毎の変化を検出する信号検出回路と
を備え、信号検出回路により上記カラーアンダー信号が
PAL方式によるものかSECAM方式によるものかの
判別信号を形成することを特徴とするVTR用モード判
別回路。 - 【請求項4】 上記位相回路と演算回路は、入力端子か
ら供給されたカラーアンダー信号と遅延されたカラーア
ンダー信号が両端に供給された直列形態の抵抗素子とキ
ャパシタからなり、かかる抵抗素子とキャパシタの接続
点から演算出力を得るものであることを特徴とする請求
項3のVTR用モード判別回路。 - 【請求項5】 上記信号検出回路は、上記演算出力を受
ける第1の全波整流回路と、かかる第1の全波整流出力
をバーストゲートパルスによりサンプリングとそのホー
ルドを行うサンプリング&ホールド回路と、このサンプ
リング&ホールド回路の出力信号を微分するハイパスフ
ィルタと、このハイパスフィルタの出力信号を整流する
第2の全波整流回路と、この第2の全波整流回路の出力
信号を平滑するロウパスフィルタとを含み、このロウパ
スフィルタの出力レベルに基づいて判別信号を形成する
ものであることを特徴とする請求項3又は請求項4のV
TR用モード判別回路。 - 【請求項6】 上記遅延回路に入力されたカラーアンダ
ー信号は、第1の標準カラー信号を出力する第1の周波
数変換回路に供給され、上記遅延されたカラーアンダー
信号は、第2の標準カラー信号を出力する第2の周波数
変換回路に供給され、かかる第1と第2の周波数変換回
路から出力された第1と第2の標準カラー信号は同相又
は逆相されて演算回路に供給され、その減算又は加算に
よりトラック間のカラークロストーク分が除去されるも
のであることを特徴とする請求項3、請求項4又は請求
項5のVTR用モード判別回路。 - 【請求項7】 上記抵抗素子とキャパシタの接続点から
得られた演算出力信号は周波数弁別回路に供給され、か
かる周波数弁別回路において水平走査に対して1/3の
周波数成分が存在することが検出されたならSECAM
方式と判別し、上記周波数成分が検出されなければPA
L方式と判別してなることを特徴とする請求項4のVT
R用モード判別回路。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7178183A JPH08214329A (ja) | 1994-11-29 | 1995-06-21 | Vtr用モード判別方法とその判別回路 |
TW084111890A TW295763B (ja) | 1994-11-29 | 1995-11-09 | |
EP95308375A EP0715471A3 (en) | 1994-11-29 | 1995-11-22 | VTR mode discrimination method and discriminator therefor |
KR1019950042880A KR960019237A (ko) | 1994-11-29 | 1995-11-22 | Vtr용 모드 판별방법과 그 판별회로 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31927194 | 1994-11-29 | ||
JP6-319271 | 1994-11-29 | ||
JP7178183A JPH08214329A (ja) | 1994-11-29 | 1995-06-21 | Vtr用モード判別方法とその判別回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08214329A true JPH08214329A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=26498444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7178183A Pending JPH08214329A (ja) | 1994-11-29 | 1995-06-21 | Vtr用モード判別方法とその判別回路 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0715471A3 (ja) |
JP (1) | JPH08214329A (ja) |
KR (1) | KR960019237A (ja) |
TW (1) | TW295763B (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0462746B1 (en) * | 1990-06-21 | 1998-11-11 | Gold Star Co. Ltd | Automatic reproducing system of a VCR |
-
1995
- 1995-06-21 JP JP7178183A patent/JPH08214329A/ja active Pending
- 1995-11-09 TW TW084111890A patent/TW295763B/zh active
- 1995-11-22 EP EP95308375A patent/EP0715471A3/en not_active Withdrawn
- 1995-11-22 KR KR1019950042880A patent/KR960019237A/ko not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0715471A3 (en) | 1997-08-13 |
TW295763B (ja) | 1997-01-11 |
EP0715471A2 (en) | 1996-06-05 |
KR960019237A (ko) | 1996-06-17 |
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