JPH08214076A - 着信呼分配制御方式 - Google Patents

着信呼分配制御方式

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JPH08214076A
JPH08214076A JP29860495A JP29860495A JPH08214076A JP H08214076 A JPH08214076 A JP H08214076A JP 29860495 A JP29860495 A JP 29860495A JP 29860495 A JP29860495 A JP 29860495A JP H08214076 A JPH08214076 A JP H08214076A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着信呼自動分配システムにおける着信呼分配
制御方式に関し、応答待機中の着信呼の優先順位を、各
種の条件に応じて柔軟に変更可能とし、また一つの着信
呼に対する処理手順の制限を排除可能とし、更に実情に
適合した統計情報を収集可能とすることを目的とする。 【解決手段】 通信回線(200)から到着する複数の
呼を、指定された受付台群内の複数の受付台(300)
に分配着信させる着信呼自動分配システム(100)に
おいて、呼が到着してから予め定められた時間が経過し
ても指定された受付台群により受付られなかった場合
に、到着呼の保有する受付台(300)への着信優先順
位を所定の任意に変更する優先順位変更手段(101)
を設ける、または到着呼を同一の到着呼として扱いつ
つ、指定された着信先受付台群を他の受付台群へ変更す
る着信先受付台群変更手段(102)をルーティングテ
ーブルの所定段階に設ける様に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は着信呼分配制御方式
に関し、特に着信呼自動分配システムに着信する多数の
呼を、複数の受付台に分配して受付けさせる着信呼分配
制御方式の改良に関する。
【0002】航空機または列車の座席予約システム等を
構成する構内交換機の如く、多数の呼が着信する構内交
換機においては、着信呼を複数の受付台〔一名エージェ
ント(Agent)〕へ均等に分配することにより、効率的な
運用を図る着信呼自動分配システム(ACD:Automati
c Call Distribution)が採用されている。
【0003】この種の着信呼自動分配システムにおいて
は、呼の着信先業務等に対応して優先順位を設け、その
優先順位に従って、空き受付台へ着信可能とさせてい
る。近年、着信呼自動分配方式の扱う呼種の増大、並び
にネットワークベースのサービスへの拡張に伴い、柔軟
な優先順位の制御が要望されている。
【0004】
【従来の技術】図11は本発明の対象となる着信呼自動
分配システムを例示する図であり、図12は従来ある構
内交換機を例示する図であり、図13は図12における
ルーティングテーブルを例示する図であり、図14は着
信呼の受付過程を例示する図である。
【0005】図11において、1は、着信呼自動分配シ
ステムを構成する構内交換機であり、2および3は、構
内交換機に収容される内線および局線であり、4は、構
内交換機(1)の内線(2)に収容される受付台(AG
T)であり、5は構内交換機(1)に接続される中継台
(ATT)であり、6は構内交換機(1)が局線(3)
により接続される公衆交換網であり、7は公衆交換網
(6)の加入者である。
【0006】受付台(AGT)(4)は、主として受付
業務〔例えば予約受付、苦情受付等〕に対応して複数の
受付台群(AG)に区分されており、公衆交換網(6)
は、各受付台群(AG)に対してそれぞれ別個の加入者
番号〔以後パイロット番号(PN)と称する〕を付与し
ており、着信呼自動分配システムの特定の受付台群(A
G)内の任意の受付台(AGT)(4)への着信接続を
希望する加入者(7)は、公衆交換網(6)に発呼し、
被呼受付台群(AG)に付与されているパイロット番号
(PN)をダイヤルすることにより、公衆交換網(6)
および局線(3)経由して構内交換機(1)に着信し、
着信呼の保有する優先順位と到着順とに従って、被呼受
付台群(AG)内の空き受付台(AGT)(4)に順次
着信接続される。
【0007】以上の如く構内交換機(1)は、公衆交換
網(6)の加入者(7)が選択するパイロット番号(P
N)により、内線(2)に接続される受付台(AGT)
(4)に直接着信接続する必要があり、一種のダイヤル
イン機能を具備している。
【0008】なお構内交換機(1)が本格的なダイヤル
イン形式を採用している場合には、公衆交換網(6)は
任意の局線(3)を経由して構内交換機(1)に着信し
た後、発呼加入者(7)の選択したパイロット番号(P
N)に関する情報〔例えばパイロット内線(PL)に付
与された内線番号〕を構内交換機(1)に転送すること
により、前述の機能を実現可能であるが、本発明の対象
とする構内交換機(1)においては、局線(3)をそれ
ぞれパイロット番号(PN)に対応する複数の局線群
(CG)に区分し、公衆交換網(6)が発呼加入者
(7)の選択するパイロット番号(PN)に対応する局
線群(CG)内の任意の空き局線(3)に着信させるこ
とにより、構内交換機(1)に発呼加入者(7)の着信
を希望するパイロット番号(PN)を通知するものとす
る。
【0009】構内交換機(1)は、局線(3)からの着
信呼を検出すると、着信局線(3)の所属する局線群
(CG)から所望の受付業務を識別し、所定の着信呼分
配制御手順に従って、発呼加入者(7)の期待する業務
を処理する受付台(AGT)(4)の一台に着信させ
る。
【0010】なお着信呼分配制御手順に関しては、例え
ば平成1年11月24日付の公開公報「特開平1−29
1596号」等に開示されているが、従来ある着信呼分
配制御手順の要旨を、前述の公開公報に基づき説明す
る。
【0011】図12に示される構内交換機(1)は、ネ
ットワーク(NW)(11)、中央制御装置(CC)
(12)、主記憶装置(MM)(13)、内線回路(L
C)(14)、トランク(TRK)(15)、音声応答
装置(ARU)(16)、保留音楽発生装置(MHS)
(17)、スイッチ制御部(SWC)(18)、内線制
御部(LCC)(19)、トランク制御部(TRC)
(1A)を具備しており、受付台(AGT)(4)は内
線(2)および内線回路(LC)(14)を介してネッ
トワーク(NW)(11)に接続されており、また局線
(3)は、トランク(TRK)(15)を介してネット
ワーク(NW)(11)に接続されている。
【0012】なお構内交換機(1)は、前述のパイロッ
ト番号(PN)を、ネットワーク(NW)(11)に接
続される内線(2)とは別個に、仮想的に設けられた内
線〔以後パイロット内線(PL)と称する〕に付与され
た番号と見做している。
【0013】トランク(TRK)(15)は、それぞれ
前述の局線群(CG)に対応するトランクグループ(T
G)に区分されており、各トランクグループ(TG)に
は、前述のパイロット内線(PL)の一つと、受付台
(AGT)(4)への着信順を規定する優先順位(P
R)の一つとが対応付けられており、その対応関係は、
主記憶装置(MM)(13)内にパイロット内線識別テ
ーブル(136)として格納されている。
【0014】また主記憶装置(MM)(13)内には、
各パイロット内線(PL)に対応して、図13に示され
る如きルーティングテーブル(RT)(131)がそれ
ぞれ設けられており、また前述の優先順位(PR)に対
応して、着信呼応答待行列(QC )(132)が設けら
れており、また前述の受付台群(AG)に対応して、空
き受付台着信待行列(QA )(133)が設けられてお
り、また着信呼が到着する度に使用される呼情報バッフ
ァ(CDB)(134)と、各受付台(AGT)(4)
に対応して設けられている受付台情報バッファ(AD
B)(135)とが設けられている。
【0015】なお前述の先願(特開平1−29159
6)には、着信呼応答待行列(QC )(132)はパイ
ロット内線(PL)に対応して設けられていると開示さ
れているが、本発明の対象とする着信呼自動分配システ
ムでは、着信呼応答待行列(Q C )(132)は優先順
位(PR)に対応して設けられるものとする。
【0016】また中央制御装置(CC)(12)内に
は、公衆交換網(6)から構内交換機(1)への到着呼
を受付台(AGT)(4)で受付ける迄の待機状態を制
御する着信呼待機制御部(CWC)(121)と、着信
呼の受付台(AGT)(4)への受付を制御する着信呼
受付制御部(ADC)(122)と、着信呼の優先順位
を一律に切替える優先順位切替部(PRS)(123)
とが設けられている。
【0017】図14には、着信呼自動分配システムに設
定された受付台群(AG)、パイロット番号(PN)、
局線群(CG)、トランクグループ(TG)、パイロッ
ト内線(PL)、優先順位(PR)、ルーティングテー
ブル(RT)(131)、着信呼応答待行列(QC
(132)および空き受付台着信待行列(QA )(13
3)の関係が示されている。
【0018】なお本発明の対象とする着信呼自動分配シ
ステムにおいては、説明を簡易化する為に、局線群(C
G)、トランクグループ(TG)、パイロット内線(P
L)〔パイロット番号(PN)〕および優先順位(P
R)は、総て一対一に対応しており、何れもそれぞれ六
組設けられているものとする。
【0019】なお個々の受付台群(AG)等を(A
1 )乃至(AG6 )等と称し、また個々の着信呼応答
待行列(QC )(132)等を(QC1)(1321 )乃
至(QC6)(1326 )等と称する〔以下同様〕。
【0020】図11乃至図14において、例えば受付台
群(AG4 )への着信を希望する呼(C1 )が、局線群
(CG4 )に所属する局線(341)から着信すると、中
央制御装置(CC)(12)内の着信呼待機制御部(C
WC)(121)は、着信トランク(TRK)(1
41)および所属するトランクグループ(TG4 )を、
公衆交換網(6)から構内交換機(1)に伝達されるパ
イロット内線(PL4 )の識別情報として、トランク制
御部(TRC)(1A)を介して識別すると、主記憶装
置(MM)(13)内のパイロット内線識別テーブル
(1364 )を参照し、トランクグループ(TG4 )に
対応するパイロット内線(PL4 )および優先順位(P
4 )を識別し、空き呼情報バッファ(CDB1 )(1
341 )を1個確保し、優先順位(PR4 )に対応する
着信呼応答待行列(QC4)(1324 )に、呼情報バッ
ファ(CDB1 )(1341 )を連結する。
【0021】以後着信呼待機制御部(CWC)(12
1)は、パイロット内線(PL4 )に対応するルーティ
ングテーブル(RT4 )(1314 )に基づき、着信呼
の待機中の処理を実行する。
【0022】ルーティングテーブル(RT4 )(131
4 )は、図13(a) に示される如き構成を有するとする
と、最初にルーティングテーブル(RT4 )(13
4 )の第一ルートステップ(RS1 )を参照し、音声
応答(ANS1 )を抽出すると、着信トランク(TR
K)(1541)をネットワーク(NW)(11)を介し
て音声応答装置(ARU)(16)に接続し、着信呼自
動分配システムへの着信を通知する着信通知文(msg
1 )〔例えば「こちらはXXX会社で御座います。暫く
お待ち下さい。」等〕を返送した後、保留音楽発生装置
(MHS)(17)に接続変更し、保留用音楽(mo
h)を返送する。
【0023】次に着信呼待機制御部(CWC)(12
1)は、ルーティングテーブル(RT 4 )(1314
の第二ルートステップ(RS2 )を参照し、第一検索対
象受付台群の指定(AG4 )を抽出すると、指定されて
いる受付台群番号(agn4 )を呼情報バッファ(CD
1 )(1341 )の第一検索対象受付台群番号格納領
域に蓄積し、以後第一検索対象受付台群番号(ag
4 )に対応する空き受付台着信待行列(QA4)(13
4 )に連結中の空き受付台(AGT)(4)を検索可
能とする。
【0024】次に着信呼待機制御部(CWC)(12
1)は、ルーティングテーブル(RT 4 )(1314
の、第三ルートステップ(RS3 )を参照し、〔待時間
A 〕迄待機の指定(WT〔XA 〕)を抽出すると、待
機時間(wt)の計測を開始し、指定された待機時間
(XA )が経過しても、空き受付台着信待行列(QA4
(1334 )に空き受付台(AGT)(4)が検出不能
の場合には、次に第四ルートステップ(RS4 )を参照
し、第二検索対象受付台群の指定(AG3 )を抽出する
と、指定されている受付台群番号(agn3 )を呼情報
バッファ(CDB1)(1341 )の第二検索対象受付
台群番号格納領域に蓄積し、以後第一検索対象受付台群
番号(agn4 )に対応する空き受付台着信待行列(Q
A4)(133 4 )に、第二検索対象受付台群番号(ag
3 )に対応する空き受付台着信待行列(QA3)(13
3 )を追加して、連結中の空き受付台(AGT)
(4)を検索可能とする。
【0025】次に着信呼待機制御部(CWC)(12
1)は、ルーティングテーブル(RT 4 )(1314
の、第五ルートステップ(RS5 )を参照し、〔待時間
B 〕迄待機の指定(WT〔XB 〕)を抽出すると、待
機時間(wt)の計測を開始し、指定された待機時間
(XB )が経過しても、空き受付台着信待行列(QA4
(1334 )および(QA3)(1333 )に空き受付台
(AGT)(4)が検出不能の場合には、次に第六ルー
トステップ(RS6 )を参照し、中継台(ATT)
(5)への転送指定(TF〔ATT〕)を抽出すると、
呼(C1 )をネットワーク(NW)(11)を介して中
継台(ATT)(5)へ着信させ、呼情報バッファ(C
DB1 )(1341 )は着信呼応答待行列(QC4)(1
324 )から切離す。
【0026】一方、中央制御装置(CC)(12)内の
着信呼受付制御部(ADC)(122)は、周期的〔例
えば500ミリ秒毎〕に起動され、各着信呼応答待行列
(Q C )(1321 )乃至(1326 )に連結されてい
る各呼(C)を、最も優先順位の高い着信呼応答待行列
(QC )(132)に連結されている呼(C)の中から
先着順に参照し、対応する呼情報バッファ(CDB)
(134)に設定されている検索対象受付台群番号(a
gn)を抽出し、該当する空き受付台着信待行列
(QA )(133)に空き受付台(AGT)(4)〔受
付台情報バッファ(ADB)(135)〕が連結されて
いるか否かを検索し、空き受付台(AGT)(4)を検
出した場合には、呼情報バッファ(CDB)(134)
を着信呼応答待行列(QC )(132)から切離し、ま
た受付台情報バッファ(ADB)(135)を空き受付
台着信待行列(QA )(133)から切離し、呼(C)
を検出・捕捉した受付台(AGT)(4)に着信接続さ
せる。
【0027】一方、優先順位切替部(PRS)(12
3)は、最高の優先順位(PR1 )に対応する着信呼応
答待行列(QC1)(1321 )以外の着信呼応答待行列
(QC2)(1322 )乃至(Q6 )(1326 )に連結
されている各呼(C)の待機時間(wt)を監視してお
り、各待機時間(wt)が、それぞれ着信呼応答待行列
(QC )(132)毎に予め定められた所定時間以上経
過すると、該当呼情報バッファ(CDB)(134)を
連結中の着信呼応答待行列(QC )(132)から強制
的に切離し、最高優先順位(PR1 )に対応する着信呼
応答待行列(QC1)(1321 )に連結する。
【0028】優先順位(PR)を切替えられた呼(C)
は、最高優先順位で空き受付台(AGT)(4)を検索
されることとなる。なお優先順位切替部(PRS)(1
23)は、何れの着信呼応答待行列(QC)(132)
に連結されている呼(C)も、切替先は総て最高優先順
位(PR1)に対応する着信呼応答待行列(QC1)(1
321 )に一律に決定されており、着信パイロット内線
(PL)〔受付業務〕に対応して、或いは現在連結され
ている着信呼応答待行列(QC )(132)に対応して
異なる切替先着信呼応答待行列(QC )(132)を決
定する、或いは他の着信呼(C)の生起状況に応じて切
替えの実行可否を決定することは不可能であった。
【0029】次に、各パイロット内線(PL)に対応し
て設けられるルーティングテーブル(RT)(131)
には一個のルーティングテーブル(RT)(131)で
指定可能なルートステップ数には限度があり、限度以上
のルートステップ(RS)を指定する為には、例えば到
着トランクグループ(TG)〔即ち選択パイロット番号
(PN)〕により定まるルーティングテーブル(RT)
(131)の最後のルートステップ(RS)で、他のパ
イロット内線(PL)へ無条件分岐を指定する手法が採
用されていた。
【0030】図13(b) に示されるルーティングテーブ
ル(RT6 )(1316 )および(RT2 )(13
2 )は、呼(C3 )が受付台群(AG6 )への着信を
希望した後、指定待機時間(X)内に空き受付台(AG
T)(4)へ着信不能であった場合に、受付台群(AG
5 )、(AG4 )、……と順次空き受付台(AGT)
(4)の検索範囲を拡大し、最後には受付業務に拘ら
ず、全受付台群(AG6 )乃至(AG1 )の中から空き
受付台(AGT)(4)を検索する業務を実現すること
を考慮し、且つ一つのルーティングテーブル(RT)
(131)がルートステップ(RS10)迄指定可能とす
ると、先ず第一のルーティングテーブル(RT6 )(1
316 )では、図13(a) におけると同様の過程で、ル
ートステップ(RS 1 )乃至(RS9 )により受付台群
(AG6 )から(AG3 )迄の検索範囲の拡大を実現
し、ルートステップ(RS10)にパイロット内線(PL
2 )へ無条件分岐の指定(B〔PL2 〕)を格納し、パ
イロット内線(PL2 )に対応する第二のルーティング
テーブル(RT2 )(1312 )へ分岐し、残る受付台
群(AG 2 )および(AG1 )を、第一のルーティング
テーブル(RT6 )(1316 )と同様に、ルートステ
ップ(RS2 )乃至ルートステップ(RS5 )で指定す
るものである。
【0031】然し、着信呼待機制御部(CWC)(12
1)は、パイロット内線(PL2 )へ転送された呼
(C)は、パイロット内線(PL6 )への着信呼
(C3 )とは独立の、新たな着信呼(C2 )として処理
する為、パイロット内線(PL2 )に対応するルーティ
ングテーブル(RT2 )(1312 )は、呼(C6 )の
検索範囲拡大の役割を果たすことは出来ず、新たな着信
呼(C2 )に対して受付台群(AG2 )から受付台群
(AG1 )迄の検索範囲を許容するのみとなり、所期の
目的は実現不可能となる。
【0032】また優先順位切替部(PRS)(123)
の監視対象となる待機時間(wt)は、二つの呼
(C3 )および(C2 )でそれぞれ独立に計時されるこ
ととなり、単独の着信呼(C6 )としての待機時間(w
t)は加算されぬこととなる。
【0033】その他、当該構内交換機(1)が記録する
統計情報には、発呼加入者(7)からの一つの着信呼
(C6 )が、二つの呼(C6 )および(C2 )として記
録されることとなる。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
な如く、従来ある着信呼分配制御方式においては、優先
順位切替部(PRS)(123)が総ての着信呼応答待
行列(QC )(132)に連結される各着信呼(C)の
待機時間(wt)を監視し、各着信呼応答待行列
(QC )(132)に対応する所定時間以上経過する
と、一律に最高優先順位(PR1 )に対応する着信呼応
答待行列(QC )(1321 )に切替え連結しており、
着信パイロット内線(PL)〔受付業務〕に対応して、
または現在連結されている着信呼応答待行列(QC
(132)に対応して、異なる切替先着信呼応答待行列
(QC )(132)を決定する、或いは他の着信呼
(C)の生起状況に応じて切替えの実行可否を決定する
等の、柔軟な優先順位(PR)の変更を実行することは
不可能であった。
【0035】また従来ある着信呼分配制御方式において
は、限度以上のルートステップ(RS)を実行する等の
目的で、着信したパイロット内線(PL6 )に対応する
ルーティングテーブル(RT6 )(1316 )の或るル
ートステップ(RS10)で、パイロット内線(PL2
へ無条件分岐(B〔PL2 〕)を実行しても、発呼加入
者(7)からの着信呼(C6 )は、新たな着信呼
(C2 )として別途処理されることとなり、例えば空き
受付台(AGT)(4)の検索範囲を拡大する目的は達
成不可能となり、また待機時間(wt)は新旧二つの呼
(C6 、C2 )に就いて別個に計時され、また当該構内
交換機(1)が記録する統計情報には、発呼加入者
(7)からの一つの着信呼(C6 )が、二つの呼
(C6 )および(C2 )として記録される等、実情と異
なる統計情報が収集されることとなり、該統計情報から
は正確な実情が把握出来ぬこととなる。
【0036】本発明は、応答待機中の着信呼の優先順位
を、各種の条件に応じて柔軟に変更可能とし、また一つ
の着信呼に対する処理手順の制限を排除可能とし、更に
実情に適合した統計情報を収集可能とすることを目的と
する。
【0037】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。図1において、100は本発明の対象となる着信
呼自動分配システム、200は呼が到着する通信回線、
300は着信呼を受付ける受付台である。
【0038】101は、本発明(請求項1)により着信
呼自動分配システム(100)に設けられた優先順位変
更手段である。102は、本発明(請求項6)により着
信呼自動分配システム(100)内の受付台群に対応す
るルーティングテーブルに設けられた着信先受付台群変
更手段である。
【0039】優先順位変更手段(101)は、通信回線
(200)から到着する複数の呼を、指定された受付台
群内の複数の受付台(300)に分配着信させる着信呼
自動分配システム(100)において、呼が到着してか
ら予め定められた時間が経過しても指定された受付台群
により受付られなかった場合に、到着呼の保有する受付
台(300)への着信優先順位を、予め指定された任意
の優先順位に変更する。
【0040】なお優先順位変更手段(101)は、変更
後の優先順位を設定可能とすることが考慮される。また
優先順位変更手段(101)は、変更後の優先順位を有
する到着呼の輻輳状態を監視し、該監視結果に基づいて
優先順位変更の実行可否を決定することが考慮される。
【0041】また優先順位変更手段(101)は、優先
順位の変更時期を設定可能とすることが考慮される。ま
た優先順位変更手段(101)は、着信呼自動分配シス
テム(100)に設けられている到着呼の前記受付台
(300)への分配着信過程を制御するルーティングテ
ーブル(110)の所要段階に設けることが考慮され
る。
【0042】着信先受付台群変更手段(102)は、受
付台群に対応して設けられている分配着信過程制御用の
ルーティングテーブルに基づき分配着信させる着信呼自
動分配システムにおいて、呼が到着してから予め定めら
れた時間が経過しても指定された受付台群により受付ら
れなかった場合に、到着呼を同一の呼として扱いつつ、
指定された着信先受付台群を他の受付台群へ変更する。
【0043】従って、本発明(請求項1)によれば、着
信呼自動分配システムに到着した呼が、一定時間内に目
的の受付台に着信できなかた場合に、到着時に呼が保有
していた優先順位を、好適な条件で変更可能となり、当
該着信呼自動分配システムへの着信呼に対するサービス
性が大幅に向上し、また本発明(請求項6)によれば、
一つの着信呼に許容される処理手順の限度が排除される
と共に、実情に則した統計情報も収集可能となり、当該
着信呼自動分配システムのサービス性および利便性が大
幅に向上する。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図2は本発明の実施形態による構内交換
機を示す図であり、図3は図2におけるルーティングテ
ーブルを例示する図であり、図4は図2における着信呼
応答待行列を例示する図であり、図5は図2における空
き受付台着信待行列を例示する図であり、図6は本発明
(請求項1、2、4、5)の実施形態による着信呼待機
処理を示す図であり、図7は図6における着信呼受付処
理を示す図であり、図8は本発明(請求項1乃至5)の
実施形態による着信呼待機処理を示す図であり、図9は
図8における着信呼受付処理を示す図であり、図10は
本発明(請求項6)の実施形態による着信呼待機処理を
示す図である。なお、全図を通じて同一符号は同一対象
物を示す。また対象とする着信呼自動分配システムは図
11に示される通りとし、また対象とする着信呼の受付
過程は図14に示される通りとする。
【0045】図2に示される構内交換機の、図12に示
される従来ある構内交換機との相違点は、下記の通りで
ある。先ず中央制御装置(CC)(12)内には、従来
ある着信呼待機制御部(CWC)(121)および着信
呼受付制御部(ADC)(122)の代わりに、図6乃
至図10に示される如き着信呼待機処理および着信呼受
付処理をそれぞれ実行する着信呼待機制御部(CWC)
(121a)および着信呼受付制御部(ADC)(12
2a)が設けられ、また従来ある優先順位切替部(PR
S)(123)は除去されている。
【0046】また主記憶装置(MM)(13)内には、
従来あるルーティングテーブル(RT)(131)の代
わりに、図3に示される如きルーティングテーブル(R
T)(131a)が設けられている。
【0047】図3において、同図(a) および(b) に示さ
れるルーティングテーブル(RT4)(131a4 )お
よび(RT2 )(131a2 )は、何れも図13(a) に
示される一般的ルーティングテーブル(RT4 )(13
4 )に対応するものであり、また同図(c) に示される
ルーティングテーブル(RT6 )(131a6 )および
(RT3 )(131a3 )は、図13(b) に示される無
条件分岐付ルーティングテーブル(RT6 )(13
6 )および(RT2 )(1312 )に対応するもので
ある。
【0048】ルーティングテーブル(RT4 )(131
4 )がルーティングテーブル(RT4 )(1314
と異なる点は、第四ルートステップ(RS4 )の後に優
先順位変更(PRC)(PR2 )が新たに第五ルートス
テップ(RS5 )として挿入されている点にあり、また
ルーティングテーブル(RT2 )(131a2 )がルー
ティングテーブル(RT2 )(1312 )と異なる点
は、第四ルートステップ(RS4 )の後に条件付分岐
(BC 〔a.b.c〕)および優先順位変更(PRC)
(PR2 )が新たに第五および第六ルートステップ(R
5 )および(RS 6 )として挿入されている点にあ
り、更にルーティングテーブル(RT6 )(131
6 )および(RT3 )(131a3 )がルーティング
テーブル(RT6 )(1316 )および(RT2 )(1
312 )と異なる点は、ルーティングテーブル(R
6 )(131a6 )が受付台群(AG6 )から受付台
群(AG4 )迄の検索範囲拡張を担当し、更にルーティ
ングテーブル(RT3 )(131a3 )がそれに続いて
受付台群(AG3 )から受付台群(AG1 )迄の検索範
囲拡張を担当し、両検索範囲を統合する為に、ルーティ
ングテーブル(RT6 )(131a 6 )の最終ルートス
テップ(RS8 )に待行列保持付分岐の指定(BQH〔P
3〕)が、ルーティングテーブル(RT6 )(131
6 )のルートステップ(RS 10)における無条件分岐指
定(B〔PL2 〕)の代わりに設けられている点であ
る。
【0049】また主記憶装置(MM)(13)内に設け
られている着信呼応答待行列(QC)(132a1 )乃
至(132an3)は、図4に示される如き構成を有し、
それぞれ優先順位(PR1 )乃至(PRn3)に対応して
設けられているものとする。
【0050】呼情報バッファ(CDB)(134)は、
図4に示される構成を有し、それぞれ制御情報(H
D)、着信トランク番号(tn)、ルーティングテーブ
ル番号(rtn)、待機時間(wt)、実行中ルートス
テップ番号(rsn)、第一乃至第六検索対象受付台群
番号(agna 乃至agnf )、およびポインタ(p
t)を格納する格納領域(M1 )乃至(M12)が設けら
れている。
【0051】なお制御情報(HD)には、バッファの種
別定義、バッファの空塞表示、着信呼受付制御部(AD
C)(122a)による検査/未検査の識別表示、パイ
ロット番号(PN)等のダイヤルイン番号、呼の状態番
号等が含まれる。
【0052】その他の諸情報に就いては、以後の着信呼
待機制御処理の過程で順次説明する。また受付台情報バ
ッファ(ADB)(135)は、図5に示される構成を
有し、それぞれ制御情報(HD)、検索対象受付台群番
号(agn)およびポインタ(pt)を格納する格納領
域(M1 )乃至(M3 )が設けられている。
【0053】なお制御情報(HD)には、バッファの種
別定義、バッファの空塞表示、受付台(AGT)(4)
が接続される内線回路(LC)(14)に関する情報等
が含まれる。
【0054】最初に、本発明(請求項1、2、4、5)
の実施形態を、図2乃至図7、図11および図14を用
いて説明する。図2乃至図7、図11および図14にお
いて、受付台群(AG4 )への着信を望む加入者(7)
が、公衆交換網(6)に発呼(C1 )し、受付台群(A
4 )に対応するパイロット番号(PN4 )をダイヤル
すると、公衆交換網(6)は、構内交換機(1)を接続
する局線(3)の中から、発呼加入者(7)のダイヤル
したパイロット番号(PN4 )に対応する局線群(CG
4 )に含まれる空き局線(341)を選択・捕捉し、発呼
加入者(7)を捕捉した局線(341)を経由して構内交
換機(1)へ着信させる。
【0055】構内交換機(1)においては、局線
(341)から呼(C1 )が到着すると〔図6ステップS
61〕、中央制御装置(CC)(12)内の着信呼待機
制御部(CWC)(121a)が、着信局線(341)が
接続されるトランク(TRK)(1541)への到着をト
ランク制御部(TRC)(1A)を介して検出し、着信
トランク(TRK)(1541)の着信トランク番号(t
41)および所属するトランクグループ(TG4 )のト
ランクグループ番号(tgn4 )を、公衆交換網(6)
から構内交換機(1)に伝達されるパイロット内線(P
4 )の識別情報として識別すると、空き呼情報バッフ
ァ(CDB1 )(1341 )を1個確保し、主記憶装置
(MM)(13)内のパイロット内線識別テーブル(1
364 )を参照し、トランクグループ(TG4 )に対応
するパイロット内線(PL4 )および優先順位(P
4 )を識別し、優先順位(PR4 )に対応する着信呼
応答待行列(QC4)(1324 )に、確保した呼情報バ
ッファ(CDB1 )(1341 )を、図14に示される
如く連結する。〔ステップS62〕。
【0056】以上の段階で、確保された呼情報バッファ
(CDB1 )(1341 )には、塞がり状態に設定され
た空塞情報、着信パイロット番号(PN3 )、呼
(C1 )の状態を示す情報等を含む制御情報(HD)が
格納領域(M1 )に格納され、また着信トランク番号
(tn31)が格納領域(M2 )に格納される。
【0057】また着信呼待機制御部(CWC)(121
a)は、パイロット内線(PL4 )に対応するルーティ
ングテーブル(RT4 )(1314 )〔図3(a) 参照〕
を識別するルーティングテーブル番号(rtn4 )を求
め、格納領域(M3 )に格納する。
【0058】その他、当該呼(C1 )の待機時間(w
t)の累積値を格納する格納領域(M 4 )、着信呼待機
制御部(CWC)(121a)がルーティングテーブル
(RT 4 )(1314 )に基づき待機処理を実行する過
程で、現在実行中のルートステップ番号(rsn)を格
納する格納領域(M5 )、空き受付台(AGT)(4)
の検索対象となる検索対象受付台群番号(agn)を順
次格納する格納領域(M 1 )乃至(M11)は初期設定さ
れている。
【0059】先ず着信呼待機制御部(CWC)(121
a)は、ルーティングテーブル(RT4 )(131
4 )の第一ルートステップ(RS1 )を参照し、音声
応答(ANS1 )を抽出すると〔ステップS63〕、着
信トランク(TRK)(1541)をネットワーク(N
W)(11)を介して音声応答装置(ARU)(16)
に接続し、着信呼自動分配システムへの着信を通知する
着信通知文(msg1 )を返送し〔ステップS64〕、
着信通知文(msg1 )の返送し終わると、音声応答装
置(ARU)(16)に接続中の着信トランク(TR
K)(1541)を、保留音楽発生装置(MHS)(1
7)に接続変更し、保留用音楽(moh)を返送する
〔ステップS65〕。
【0060】次に着信呼待機制御部(CWC)(121
a)は、ルーティングテーブル(RT)(131a4
の第二ルートステップ(RS2 )を参照し、第一検索対
象受付台群(AG4 )の指定を抽出すると〔ステップS
66〕、受付台群(AG4 )の受付台群番号(ag
4 )を、呼情報バッファ(CDB1 )(1341 )の
第一検索対象受付台群番号格納領域(M6 )に格納する
〔ステップS67〕。
【0061】次に着信呼待機制御部(CWC)(121
a)は、ルーティングテーブル(RT4 )(131
4 )の第三ルートステップ(RS3 )を参照し、〔待
時間XA〕迄待機の指定(WT〔XA 〕)を抽出すると
〔ステップS69〕、待機時間(wt)の計測を開始
し、計測結果〔待機時間(wt)〕を呼情報バッファ
(CDB1 )(1341 )の格納領域(M4 )に加算す
ると共に、待機時間(wt)が指定された待機時間(X
A )に達したかを監視する〔ステップS6A、6C〕。
【0062】着信呼待機制御部(CWC)(121a)
は、監視中の待機時間(wt)が所定の待機時間
(XA )に達したことを検出すると、ルーティングテー
ブル(RT 4 )(131a4 )の第四ルートステップ
(RS4 )を参照し、第二検索対象受付台群(AG3
の指定を抽出すると〔ステップS6D〕、受付台群(A
3 )の受付台群番号(agn3 )を、呼情報バッファ
(CDB1 )(1341 )の第二検索対象受付台群番号
格納領域(M7 )に格納する〔ステップS6E〕。
【0063】次に着信呼待機制御部(CWC)(121
a)は、ルーティングテーブル(RT4 )(131
4 )の第五ルートステップ(RS5 )を参照し、優先
順位(PR2 )への優先順位変更(PRC〔PR2 〕)
の指定を抽出すると〔ステップS6G〕、呼情報バッフ
ァ(CDB1 )(1341 )を連結中の着信呼応答待行
列(QC4)(1324 )から切離し、指定された優先順
位(PR2 )に対応する着信呼応答待行列(QC2)(1
322 )へ連結する〔ステップS6H〕。
【0064】次に着信呼待機制御部(CWC)(121
a)は、ルーティングテーブル(RT4 )(131
4 )の第六ルートステップ(RS6 )を参照し、〔待
時間XB〕迄待機の指定(WT〔XB 〕)を抽出すると
〔ステップS6I〕、待機時間(wt)の計測を開始
し、計測結果〔待機時間(wt)〕を呼情報バッファ
(CDB1 )(1341 )の格納領域(M4 )に加算す
ると共に、待機時間(wt)が指定された待機時間(X
B )に達したかを監視する〔ステップS6J、6L〕。
【0065】着信呼待機制御部(CWC)(121a)
は、監視中の待機時間(wt)が所定の待機時間
(XB )に達したことを検出すると、ルーティングテー
ブル(RT 4 )(131a4 )の第七ルートステップ
(RS7 )を参照し、中継台(ATT)(5)へ転送指
定(B〔ATT〕)を抽出すると〔ステップS6M〕、
呼情報バッファ(CDB1 )(1341 )を連結中の着
信呼応答待行列(QC2)(1322 )から切離し、中継
台(ATT)(5)に着信を通知し、中継台(ATT)
(5)が応答すると、着信呼(C1 )をネットワーク
(NW)(11)を介して中継台(ATT)(5)へ着
信接続させる〔ステップS6N〕。
【0066】一方、中央制御装置(CC)(12)内の
着信呼受付制御部(ADC)(122a)は、着信呼待
機制御部(CWC)(121a)による前述の着信呼待
機制御処理と並行して、周期的〔例えば500ミリ秒
毎〕に起動され、図7に示される過程により、予め定め
られた個数の着信呼(C)の着信呼受付制御処理を実行
する。
【0067】なお着信呼待機制御部(CWC)(121
a)との連繋は、図6内におけるステップS68、S6
B、S6FおよびS6Kにより示される。起動された着
信呼受付制御部(ADC)(122a)は、各着信呼応
答待行列(QC1)(1321 )乃至(QC6)(13
6 )を参照し、未検査の呼(C)に対応する呼情報バ
ッファ(CDB)(134)が連結されているか否かを
検索し〔図7ステップS71〕、未検査の呼情報バッフ
ァ(CDB)(134)が連結中と判定すると、未検査
の呼情報バッファ(CDB)(134)の中から、優先
順位(PR)が最高の呼情報バッファ(CDB)(13
4)を選択する〔ステップS72〕。
【0068】次に着信呼受付制御部(ADC)(122
a)は、選出した呼情報バッファ(CDB1 )(134
1 )の格納領域(M6 )を参照し、第一検索対象受付台
群番号(agn)が格納済であることを確認の上、受付
台群番号(agn)に対応する空き受付台着信待行列
(QA )(133)を参照し、待機中の空き受付台(A
GT)(4)に対応する受付台情報バッファ(ADB)
(135)が連結されているか否かを検索する〔ステッ
プS73〕。
【0069】検索の結果、空き受付台情報バッファ(A
DB)(135)が検出された場合には、ステップS7
2において選出された呼情報バッファ(CDB)(13
4)を連結中の着信呼応答待行列(QC )(132)か
ら切離すと共に、ステップS73において検出された受
付台情報バッファ(ADB)(135)を連結中の空き
受付台着信待行列(QA )(133)から切離す〔ステ
ップS74〕。
【0070】続いて着信呼受付制御部(ADC)(12
2a)は、ステップS73において検出した受付台情報
バッファ(ADB)(135)に対応する受付台(AG
T)(4)に、内線回路(LC)(14)から呼出信号
を送出し、受付台(AGT)(4)が応答すると、着信
呼応答待行列(QC )(132)から切離した呼情報バ
ッファ(CDB)(134)に対応する着信呼(C)
を、ネットワーク(NW)(11)を介して応答した受
付台(AGT)(4)に着信接続させる〔ステップS7
5〕。
【0071】以上により、発呼加入者(7)は、所望の
受付業務を処理する受付台(AGT)(4)と通話が可
能となり、所要の通話を開始する。受付台(AGT)
(4)が加入者(7)からの通話を終了し、終話操作を
実行すると、着信呼受付制御部(ADC)(122a)
は受付台(AGT)(4)の終話を内線回路(LC)
(14)および内線制御部(LCC)(19)を介して
検出し、ネットワーク(NW)(11)を介して設定中
き接続を解放した後、受付台(AGT)(4)に対応す
る受付台情報バッファ(ADB)(135)を、所属す
る受付台群(AG)に対応する空き受付台着信待行列
(QA )(133)に連結する〔ステップS76〕。
【0072】着信呼受付制御部(ADC)(122a)
は、今周期内で受付処理済の呼数を計数しており、予め
定められた数の着信呼(C)の処理を終了すると、今周
期の処理を完了する〔ステップS77〕。
【0073】なおステップS73において、格納領域
(M6 )に格納済の第一検索対象受付台群番号(ag
n)に対応する空き受付台着信待行列(QA )(13
3)から空き受付台情報バッファ(ADB)(135)
を検出出来なかった場合には、着信呼受付制御部(AD
C)(122a)は、ステップS73において選出した
呼情報バッファ(CDB)(134)の次の格納領域
(M7 )を参照し、第二検索対象受付台群番号(ag
n)が格納済であるか否かを判定し、第二検索対象受付
台群番号(agn)が格納済であれば、第二検索対象受
付台群番号(agn)に対応する空き受付台着信待行列
(QA )(133)に対し、前述と同様の処理を実行す
る〔ステップS78、S79、S73乃至S77〕。
【0074】なお参照した呼情報バッファ(CDB)
(134)の次の格納領域(M7 )に第二検索対象受付
台群番号(agn)が未格納の場合には、今周期では選
出した呼情報バッファ(CDB)(134)に該当する
着信呼(C)に対して空き受付台(AGT)(4)が検
出出来なかったと判定し、呼情報バッファ(CDB)
(134)に対して今周期では検査済であることを示す
情報を設定した後、着信呼応答待行列(QC )(13
2)からは切離すこと無く、再びステップS71から処
理を繰返す。
【0075】なお着信呼受付制御部(ADC)(122
a)が今周期の着信呼受付処理を終了する場合に、全着
信呼応答待行列(QC1)(1321 )乃至(QC6)(1
32 6 )に連結中の総ての呼情報バッファ(CDB)
(134)が検査終了済となった場合には今周期におけ
る検査終了済の情報を、再び未検査状態に設定し直して
置く。
【0076】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項1、2、4、5)の実施形態によれば、パイロット
内線(PL4 )に対応して設けられているルーティング
テーブル(RT4 )(131a4 )のルートステップ
(RS5 )に、優先順位(PR 2 )への優先順位変更指
示(PRC〔PR2 〕)を格納して置くことにより、パ
イロット内線(PL4 )に着信した呼(C1 )は、当初
優先順位(PR4 )に対応する着信呼応答待行列
(QC4)(1324 )に連結され、着信呼待機制御部
(CWC)(121a)によりルーティングテーブル
(RT4 )(1314 )に基づく着信呼待機制御処理を
実行される過程で、ルートステップ(RS5 )を参照す
る段階で、優先順位(PR2 )に変更され、着信呼応答
待行列(QC4)(1324 )から着信呼応答待行列(Q
C2)(1322 )に連結変更される為、以後着信呼受付
制御部(ADC)(122a)による着信呼受付制御処
理過程において、より優先的に処理されることとなる。
【0077】なお優先順位変更指示(PRC)における
変更先の優先順位(PR)は、ルーティングテーブル
(RT)(131a)の作成または更新段階で任意に設
定可能であり、また優先順位変更指示(PRC)を実行
する迄の待機時間は、それ以前のルートステップ(R
S)に設定される待機指定(WT〔X〕)との組合せに
より任意に設定可能となる為、ルーティングテーブル
(RT)(131a)毎、即ちパイロット内線(PL)
毎に、自由な優先順位の変更処理が実行可能となる。
【0078】次に、本発明(請求項1乃至5)の実施形
態を、図2乃至図5、図8、図9、図11および図14
を用いて説明する。本発明(請求項1乃至5)の実施形
態における構内交換機(1)は、着信呼待機制御部(C
WC)(121a)に、各着信呼応答待行列(QC
(132)に連結されている待機中の呼(C1 )の、優
先順位(PR)毎の呼数(cnPR )〔なお着信呼応答
待行列(QC )(132)は優先順位(PR)に対応し
て設けられているから、呼数(cnPR )は各着信呼応
答待行列(QC )(132)に連結されている待機中の
呼数を示すこととなる。〕の計数機能を具備しているも
のとする。
【0079】図2乃至図5、図8、図9、図11および
図14において、受付台群(AG2)への着信を望む加
入者(7)が、公衆交換網(6)に発呼(C2 )し、受
付台群(AG2 )に対応するパイロット番号(PN2
をダイヤルすると、公衆交換網(6)は、構内交換機
(1)を接続する局線(3)の中から、発呼加入者
(7)のダイヤルしたパイロット番号(PN2 )に対応
する局線群(CG2 )に含まれる空き局線(321)を選
択・捕捉し、発呼加入者(7)を捕捉した局線(321
を経由して構内交換機(1)へ着信させる。
【0080】構内交換機(1)においては、局線
(321)から呼(C2 )が到着すると〔図8ステップS
81〕、中央制御装置(CC)(12)内の着信呼待機
制御部(CWC)(121a)が、着信局線(321)が
接続されるトランク(TRK)(1521)への到着をト
ランク制御部(TRC)(1A)を介して検出し、着信
トランク(TRK)(1521)の着信トランク番号(t
21)および所属するトランクグループ(TG2 )のト
ランクグループ番号(tgn2 )を、公衆交換網(6)
から構内交換機(1)に伝達されるパイロット内線(P
2 )の識別情報として識別すると、空き呼情報バッフ
ァ(CDB2 )(1342 )を1個確保し、主記憶装置
(MM)(13)内のパイロット内線識別テーブル(1
362 )を参照し、トランクグループ(TG2 )に対応
するパイロット内線(PL2 )および優先順位(P
2 )を識別し、優先順位(PR2 )に対応する着信呼
応答待行列(QC2)(1322 )に、確保した呼情報バ
ッファ(CDB2 )(1342 )を、図14に示される
如く連結し、所定の格納領域(M)に所要の情報を格納
する。〔ステップS82〕。
【0081】次に着信呼待機制御部(CWC)(121
a)は、着信呼応答待行列(QC )(1322 )に対応
する呼数(cnPR2 )に「1」を加算する〔ステップS
83〕。
【0082】次に着信呼待機制御部(CWC)(121
a)は、ルーティングテーブル(RT2 )(131
2 )の第一ルートステップ(RS1 )を参照し、音声
応答(ANS1 )を抽出すると〔ステップS84〕、着
信トランク(TRK)(1521)をネットワーク(N
W)(11)を介して音声応答装置(ARU)(16)
に接続し、着信呼自動分配システムへの着信を通知する
着信通知文(msg1 )を返送し〔ステップS85〕、
着信通知文(msg1 )の返送し終わると、音声応答装
置(ARU)(16)に接続中の着信トランク(TR
K)(1521)を保留音楽発生装置(MHS)(17)
に接続変更し、保留用音楽(moh)を返送する〔ステ
ップS86〕。
【0083】次に着信呼待機制御部(CWC)(121
a)は、ルーティングテーブル(RT2 )(131
2 )の第二ルートステップ(RS2 )を参照し、第一
検索対象受付台群(AG2 )の指定を抽出すると〔ステ
ップS87〕、受付台群(AG2)の受付台群番号(a
gn2 )を、呼情報バッファ(CDB2 )(1342
の第一検索対象受付台群番号格納領域(M6 )に格納す
る〔ステップS88〕。
【0084】次に着信呼待機制御部(CWC)(121
a)は、ルーティングテーブル(RT2 )(131
2 )の第三ルートステップ(RS3 )を参照し、〔待
時間XA〕迄待機の指定(WT〔XA 〕)を抽出すると
〔ステップS8A〕、待機時間(wt)の計測を開始
し、計測結果〔待機時間(wt)〕を呼情報バッファ
(CDB2 )(1342 )の格納領域(M4 )に加算す
ると共に、待機時間(wt)が指定された待機時間(X
A )に達したかを監視する〔ステップS8B、8D〕。
【0085】着信呼待機制御部(CWC)(121a)
は、監視中の待機時間(wt)が所定の待機時間
(XA )に達したことを検出すると、ルーティングテー
ブル(RT 2 )(131a2 )の第四ルートステップ
(RS4 )を参照し、第二検索対象受付台群(AG1
の指定を抽出すると〔ステップS8E〕、受付台群(A
1 )の受付台群番号(agn1 )を、呼情報バッファ
(CDB2 )(1342 )の第二検索対象受付台群番号
格納領域(M7 )に格納する〔ステップS8F〕。
【0086】次に着信呼待機制御部(CWC)(121
a)は、ルーティングテーブル(RT2 )(131
2 )の第五ルートステップ(RS5 )を参照し、条件
付分岐の指定〔(BC 〔a=1.b=2.c=R
9 〕)と認識すると〔ステップS8H〕、優先順位
(PRa =PR1 )に対応する着信呼応答待行列
(QC1)(132 1 )の待機中呼数(cnPR1 )が(b
=2)呼以上か否かを判定する〔ステップS8I〕。
【0087】判定の結果、呼数(cnPR1 )が(b=
2)呼未満の場合には、着信呼待機制御部(CWC)
(121a)はルーティングテーブル(RT2 )(13
1a2 )の第九ルートステップ(RS9 )へ分岐するこ
と無く、第六ルートステップ(RS6 )を参照し、優先
順位(PR2 )への変更指定(PRC〔PR2 〕)を抽
出すると〔ステップS8J〕、呼情報バッファ(CDB
2 )(1342 )を連結中の着信呼応答待行列(QC2
(1322 )から切離し、指定された優先順位(P
1 )に対応する着信呼応答待行列(QC1)(13
1 )へ連結する〔ステップS8K〕。
【0088】次に着信呼待機制御部(CWC)(121
a)は、ルーティングテーブル(RT2 )(131
2 )の第七ルートステップ(RS7 )を参照し、〔待
時間XB〕迄待機の指定(WT〔XB 〕)を抽出すると
〔ステップS8L〕、待機時間(wt)の計測を開始
し、計測結果〔待機時間(wt)〕を呼情報バッファ
(CDB2 )(1342 )の格納領域(M4 )に加算す
ると共に、待機時間(wt)が指定された待機時間(X
B )に達したかを監視する〔ステップS8M、S8
O〕。
【0089】着信呼待機制御部(CWC)(121a)
は、監視中の待機時間(wt)が所定の待機時間
(XB )に達したことを検出すると、ルーティングテー
ブル(RT 2 )(131a2 )の第八ルートステップ
(RS8 )を参照し、中継台(ATT)(5)へ転送指
定(TF〔ATT〕)を抽出すると〔ステップS8
P〕、呼情報バッファ(CDB2 )(1342 )を連結
中の着信呼応答待行列(QC1)(1321 )から切離
し、中継台(ATT)(5)に着信を通知し、中継台
(ATT)(5)が応答すると、着信呼(C2 )をネッ
トワーク(NW)(11)を介して中継台(ATT)
(5)へ着信接続させた後〔ステップS8Q〕、着信呼
応答待行列(QC2)(1322 )に対応する呼数(cn
PR2 )から「1」を減算する〔ステップS8R〕。
【0090】またステップS8Iにおける判定の結果、
呼数(cnPR1 )が(b=2)以上の場合には、着信呼
待機制御部(CWC)(121a)はルーティングテー
ブル(RT2 )(131a2 )の第九ルートステップ
(RS9 )を参照し、音声応答(ANS2 )を抽出する
と〔ステップS8S〕、着信トランク(TRK)(15
21)をネットワーク(NW)(11)を介して音声応答
装置(ARU)(16)に接続し、着信呼自動分配シス
テムが輻輳の為に受付不能を通知する受付不能通知文
(msg2 )〔例えば「只今大勢の方が待っておられま
すので、後刻改めて電話を御掛け下さい。」等〕を返送
し〔ステップS8T〕、受付不能通知文(msg2 )を
返送し終わると、ルーティングテーブル(RT2 )(1
312 )からルートステップ(RS10)を参照し、切断
指示(DSC)を抽出すると〔ステップS8U〕、呼情
報バッファ(CDB2 )(1342 )を着信呼応答待行
列(Q C2)(1322 )から切離した後、切断処理を起
動し、加入者(7)が発呼を解放するのを待機すると共
に〔ステップS8V〕、着信呼応答待行列(QC2)(1
322 )に対応する呼数(cnPR2 )から「1」を減算
する〔ステップS8W〕。
【0091】一方、中央制御装置(CC)(12)内の
着信呼受付制御部(ADC)(122a)は、着信呼待
機制御部(CWC)(121a)による前述の着信呼待
機制御処理と並行して、周期的〔例えば500ミリ秒
毎〕に起動され、図9に示される過程により、予め定め
られた個数の着信呼(C)の着信呼受付制御処理を実行
する。
【0092】なお着信呼待機制御部(CWC)(121
a)との連繋は、図8におけるステップS89、S8
C、S8GおよびS8Nにより示される。起動された着
信呼受付制御部(ADC)(122a)は、各着信呼応
答待行列(QC1)(1321 )乃至(QC6)(13
6 )を参照し、未検査の呼(C)に対応する呼情報バ
ッファ(CDB)(134)が連結されているか否かを
検索し〔図9ステップS91〕、未検査の呼情報バッフ
ァ(CDB)(134)が連結中と判定すると、未検査
の呼情報バッファ(CDB)(134)の中から、優先
順位(PR)が最高の呼情報バッファ(CDB)(13
4)を選択する〔ステップS92〕。
【0093】次に着信呼受付制御部(ADC)(122
a)は、選出した呼情報バッファ(CDB)(134)
の格納領域(M6 )を参照し、第一検索対象受付台群番
号(agn)が格納済であることを確認の上、受付台群
番号(agn)に対応する空き受付台着信待行列
(QA )(133)を参照し、待機中の空き受付台(A
GT)(4)に対応する受付台情報バッファ(ADB)
(135)が連結されているか否かを検索する〔ステッ
プS93〕。
【0094】検索の結果、空き受付台情報バッファ(A
DB)(135)が検出された場合には、ステップS9
2において選出された呼情報バッファ(CDB)(13
4)を連結中の着信呼応答待行列(QC )(132)か
ら切離すと共に、ステップS93において検出された受
付台情報バッファ(ADB)(135)を連結中の空き
受付台着信待行列(QA )(133)から切離した後
〔ステップS94〕、着信呼応答待行列(QC )(13
2)に対応する呼数(cnPR)から「1」を減算する
〔ステップS95〕。
【0095】続いて着信呼受付制御部(ADC)(12
2a)は、ステップSA3において検出した受付台情報
バッファ(ADB)(135)に対応する受付台(AG
T)(4)に、内線回路(LC)(14)から呼出信号
を送出し、受付台(AGT)(4)が応答すると、着信
呼応答待行列(QC )(132)から切離した呼情報バ
ッファ(CDB)(134)に対応する着信呼(C)
を、ネットワーク(NW)(11)を介して応答した受
付台(AGT)(4)に着信接続させる〔ステップS9
6〕。
【0096】以上により、発呼加入者(7)は、所望の
受付業務を処理する受付台(AGT)(4)と通話が可
能となり、所要の通話を開始する。受付台(AGT)
(4)が加入者(7)からの通話を終了し、終話操作を
実行すると、着信呼受付制御部(ADC)(122a)
は受付台(AGT)(4)の終話を内線回路(LC)
(14)および内線制御部(LCC)(19)を介して
検出し、ネットワーク(NW)(11)を介して設定中
の接続を解放した後、受付台(AGT)(4)に対応す
る受付台情報バッファ(ADB)(135)を、所属す
る受付台群(AG)に対応する空き受付台着信待行列
(QA )(133)に連結する〔ステップS97〕。
【0097】着信呼受付制御部(ADC)(122a)
は、今周期内で受付処理済の呼数を計数しており、予め
定められた数の着信呼(C)の処理を終了すると、今周
期の処理を完了する〔ステップS98〕。
【0098】なおステップS93において、格納領域
(M6 )に格納済の第一検索対象受付台群番号(ag
n)に対応する空き受付台着信待行列(QA )(13
3)から空き受付台情報バッファ(ADB)(135)
を検出出来なかった場合には、着信呼受付制御部(AD
C)(122a)は、ステップS93において選出した
呼情報バッファ(CDB)(134)の次の格納領域
(M7 )を参照し、第二検索対象受付台群番号(ag
n)が格納済であるか否かを判定し、第二検索対象受付
台群番号(agn)が格納済であれば、第二検索対象受
付台群番号(agn)に対応する空き受付台着信待行列
(QA )(133)に対し、前述と同様の処理を実行す
る〔ステップS99、S9A、S93乃至S98〕。
【0099】なお参照した呼情報バッファ(CDB)
(134)の次の格納領域(M7 )に第二検索対象受付
台群番号(agn2 )が未格納の場合には、今周期では
選出した呼情報バッファ(CDB)(134)に該当す
る着信呼(C)に対して空き受付台(AGT)(4)が
検出出来なかったと判定し、呼情報バッファ(CDB)
(134)に対して今周期では検査済であることを示す
情報を設定した後、着信呼応答待行列(QC )(13
2)からは切離すこと無く、再びステップS91から処
理を繰返す。
【0100】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項1乃至5)の実施形態によれば、パイロット内線
(PL2 )に対応して設けられているルーティングテー
ブル(RT2 )(131a2 )のルートステップ(RS
5 )に条件付分岐の指定(BC〔a=1.b=2.c=
RS9 〕)を格納し、またルートステップ(RS6 )に
優先順位(PR1 )への優先順位変更指示(PRC〔P
1 〕)を格納して置くと共に、着信呼待機制御部(C
WC)(121a)が各着信呼応答待行列(QC)(1
32)毎に連結中の呼数(cnPR)を計数することによ
り、変更先優先順位(PR1 )の着信呼応答待行列(Q
C1)(1321 )に所定数(b=2)未満の呼が待機中
の場合には、優先順位(PR1 )への変更指定(PRC
〔PR1 〕)に従って、着信呼(C2 )を本来の優先順
位(PR2 )から指定された優先順位(PR1 )に変更
して優先的に受付可能とするが、変更先着信呼応答待行
列(QC1)(1321 )に所定数(b=2)以上の呼が
待機中の場合には、優先順位(PR1 )への変更指定
(PRC〔PR1 〕)に従うこと無く、音声応答装置
(ARU)(16)から受付不能通知文(msg2 )を
返送して一旦呼を放棄させることとなり、受付台群(A
G)の輻輳状況を考慮した効率的な優先順位(PR)の
変更処理が可能となる。
【0101】なお条件付分岐の指定(BC 〔a.b.
c〕)における各種条件〔a.b.c〕は、ルーティン
グテーブル(RT)(131)の作成または更新段階で
任意に設定可能である為、パイロット内線(PL)毎に
自由に設定可能となるのみならず、運用状況に従って変
更することも可能となる。
【0102】次に、本発明(請求項6)の実施形態を、
図2乃至図5、図10、図11および図14を用いて説
明する。図2乃至図5、図10、図11および図14に
おいて、受付台群(AG6 )への着信を望む加入者
(7)が、公衆交換網(6)に発呼(C3 )し、受付台
群(AG6 )に対応するパイロット番号(PN6 )をダ
イヤルすると、公衆交換網(6)は、構内交換機(1)
を接続する局線(3)の中から、発呼加入者(7)のダ
イヤルしたパイロット番号(PN6 )に対応する局線群
(CG6 )に含まれる空き局線(361)を選択・捕捉
し、発呼加入者(7)を捕捉した局線(361)を経由し
て構内交換機(1)へ着信させる。
【0103】構内交換機(1)においては、局線
(361)から呼(C3 )が到着すると〔図10ステップ
SA1〕、中央制御装置(CC)(12)内の着信呼待
機制御部(CWC)(121a)が、着信局線(361
が接続されるトランク(TRK)(1561)からの着信
をトランク制御部(TRC)(1A)を介して検出し、
着信トランク(TRK)(1561)の着信トランク番号
(tn61)および所属するトランクグループ(TG6
のトランクグループ番号(tgn6 )を、公衆交換網
(6)から構内交換機(1)に伝達されるパイロット内
線(PL6 )の識別情報として識別すると、空き呼情報
バッファ(CDB3 )(1343 )を1個確保し、主記
憶装置(MM)(13)内のパイロット内線識別テーブ
ル(1366 )を参照し、トランクグループ(TG6
に対応するパイロット内線(PL6 )および優先順位
(PR6 )を識別し、優先順位(PR6 )に対応する着
信呼応答待行列(QC6)(1326 )に、確保した呼情
報バッファ(CDB3 )(1343 )を、図14に示さ
れる如く連結し、所定の格納領域(M)に所要の情報を
格納する。〔ステップSA2〕。
【0104】先ず着信呼待機制御部(CWC)(121
a)は、ルーティングテーブル(RT6 )(131
6 )の第一ルートステップ(RS1 )を参照し、音声
応答(ANS1 )を抽出すると〔ステップSA3〕、着
信トランク(TRK)(1561)をネットワーク(N
W)(11)を介して音声応答装置(ARU)(16)
に接続し、着信呼自動分配システムへの着信を通知する
着信通知文(msg1 )を返送し、着信通知文(msg
1 )を返送し終わると、音声応答装置(ARU)(1
6)に接続中の着信トランク(TRK)(1561)を、
保留音楽発生装置(MHS)(17)に接続変更し、保
留用音楽(moh)を返送する〔ステップSA4〕。
【0105】次に着信呼待機制御部(CWC)(121
a)は、ルーティングテーブル(RT6 )(131
6 )の第二ルートステップ(RS2 )を参照し、第一
検索対象受付台群(AG6 )の指定を抽出すると、受付
台群(AG6 )の受付台群番号(agn6 )を、呼情報
バッファ(CDB3 )(1343 )の第一検索対象受付
台群番号格納領域(M6 )に格納した後、ルーティング
テーブル(RT6 )(131a6 )の第三ルートステッ
プ(RS3 )を参照し、〔待時間XA 〕迄待機の指定
(WT〔XA 〕)を抽出すると、待機時間(wt)が指
定された待機時間(X A )に達する迄、待機時間(w
t)の計測を継続後、計測した待機時間(wt)を呼情
報バッファ(CDB3 )(1343 )の格納領域
(M4 )に加算する。
【0106】その間、着信呼受付制御部(ADC)(1
22a)は、図7に示される過程で、着信呼の受付処理
を、着信呼待機制御部(CWC)(121a)と並行し
て実行する〔ステップSA5〕。
【0107】着信呼待機制御部(CWC)(121a)
は、計測中の待機時間(wt)が所定の待機時間
(XA )に達したことを検出すると、ルーティングテー
ブル(RT 6 )(131a6 )の第四ルートステップ
(RS4 )を参照し、第二検索対象受付台群(AG5
の指定を抽出すると、受付台群(AG5 )の受付台群番
号(agn5 )を、呼情報バッファ(CDB3 )(13
3 )の第二検索対象受付台群番号格納領域(M7 )に
格納した後、ルーティングテーブル(RT6 )(131
6 )の第五ルートステップ(RS5 )を参照し、〔待
時間XB 〕迄待機の指定(WT〔XB 〕)を抽出する
と、待機時間(wt)が指定された待機時間(XB)に
達する迄、待機時間(wt)の計測を継続後、計測した
待機時間(wt)を呼情報バッファ(CDB3 )(13
3 )の格納領域(M4 )に加算する。
【0108】その間、着信呼受付制御部(ADC)(1
22a)は、図7に示される過程で、着信呼の受付処理
を、着信呼待機制御部(CWC)(121a)と並行し
て実行する〔ステップSA6〕。
【0109】着信呼待機制御部(CWC)(121a)
は、計測中の待機時間(wt)が所定の待機時間
(XB )に達したことを検出すると、ルーティングテー
ブル(RT 6 )(131a6 )の第六ルートステップ
(RS6 )を参照し、第三検索対象受付台群(AG4
の指定を抽出すると、受付台群(AG4 )の受付台群番
号(agn4 )を、呼情報バッファ(CDB3 )(13
3 )の第三検索対象受付台群番号格納領域(M8 )に
格納した後、ルーティングテーブル(RT6 )(131
6 )の第七ルートステップ(RS7 )を参照し、〔待
時間XC 〕迄待機の指定(WT〔XC 〕)を抽出する
と、待機時間(wt)が指定された待機時間(XC)に
達する迄、待機時間(wt)の計測を継続後、計測した
待機時間(wt)を呼情報バッファ(CDB3 )(13
3 )の格納領域(M4 )に加算する。
【0110】その間、着信呼受付制御部(ADC)(1
22a)は、図7に示される過程で、着信呼の受付処理
を、着信呼待機制御部(CWC)(121a)と並行し
て実行する〔ステップSA7〕。
【0111】着信呼待機制御部(CWC)(121a)
は、計測中の待機時間(wt)が所定の待機時間
(XC )に達したことを検出すると、ルーティングテー
ブル(RT 6 )(131a6 )の第八ルートステップ
(RS6 )を参照し、待行列保持付分岐の指定(B
QH〔PL3 〕)を抽出する〔ステップSA8〕。
【0112】ここで着信呼待機制御部(CWC)(12
1a)が、待行列保持付分岐の指定(BQH〔PL3 〕)
に指定されている分岐先内線がパイロット内線(P
3 )であると認識すると、呼情報バッファ(CD
3 )(1343 )を、着信呼応答待行列(QC6)(1
326 )に連結されている現状を保持した儘、指定され
たパイロット内線(PL3 )に転送したものと見做し、
格納領域(M3 )に格納済のルーティングテーブル番号
(rtn)をルーティングテーブル(RT3 )(131
3 )に更新すると共に、格納領域(M5 )に格納済の実
行中ルートステップ番号(rsn)を初期設定するが、
格納領域(M2 )に格納済の着信トランク番号(t
n)、格納領域(M4 )に格納済の待機時間(wt)、
格納領域(M6 )乃至(M9 )に格納済の第一検索対象
受付台群番号(agn6 )乃至第三検索対象受付台群番
号(agn4 )は初期設定すること無く、現状を保持し
た儘で、ルーティングテーブル(RT3 )(131
3 )の第一ルートステップ(RS1 )を参照し〔ステ
ップSA9〕、音声応答(ANS1 )を抽出すると、保
留音楽発生装置(MHS)(17)に接続中の着信トラ
ンク(TRK)(1561)を、ネットワーク(NW)
(11)を介して音声応答装置(ARU)(16)に接
続変更し、別のパイロット内線(PL3 )への転送を通
知する着信通知文(msg3 )〔例えば「パイロット番
号(PN6 )の受付が混雑しておりますので、別のパイ
ロット番号(PN3 )へ転送致します。」等〕を返送し
た後、音声応答装置(ARU)(16)に接続中の着信
トランク(TRK)(1561)を、再び保留音楽発生装
置(MHS)(17)に接続変更し、保留用音楽(mo
h)を返送する〔ステップSAA〕。
【0113】次に着信呼待機制御部(CWC)(121
a)は、ルーティングテーブル(RT3 )(131
3 )の第二ルートステップ(RS2 )を参照し、第一
検索対象受付台群(AG3 )の指定を抽出すると、受付
台群(AG3 )の受付台群番号(agn3 )を、呼情報
バッファ(CDB3 )(1343 )の第四検索対象受付
台群番号格納領域(M9 )に格納した後、ルーティング
テーブル(RT3 )(131a3 )の第三ルートステッ
プ(RS3 )を参照し、〔待時間XA 〕迄待機の指定
(WT〔XA 〕)を抽出すると、待機時間(wt)が指
定された待機時間(X A )に達する迄、待機時間(w
t)の計測を継続後、計測した待機時間(wt)を呼情
報バッファ(CDB3 )(1343 )の格納領域
(M4 )に加算する。
【0114】その間、着信呼受付制御部(ADC)(1
22a)は、図7に示される過程で、着信呼の受付処理
を、着信呼待機制御部(CWC)(121a)と並行し
て実行する〔ステップSAB〕。
【0115】着信呼待機制御部(CWC)(121a)
は、計測中の待機時間(wt)が所定の待機時間
(XA )に達したことを検出すると、ルーティングテー
ブル(RT 3 )(131a3 )の第四ルートステップ
(RS4 )を参照し、第二検索対象受付台群(AG2
の指定を抽出すると、受付台群(AG2 )の受付台群番
号(agn2 )を、呼情報バッファ(CDB3 )(13
3 )の第五検索対象受付台群番号格納領域(M10)に
格納した後、ルーティングテーブル(RT3 )(131
3 )の第五ルートステップ(RS5 )を参照し、〔待
時間XB 〕迄待機の指定(WT〔XB 〕)を抽出する
と、待機時間(wt)が指定された待機時間(XB)に
達する迄、待機時間(wt)の計測を継続後、計測した
待機時間(wt)を呼情報バッファ(CDB3 )(13
3 )の格納領域(M4 )に加算する。
【0116】その間、着信呼受付制御部(ADC)(1
22a)は、図7に示される過程で、着信呼の受付処理
を、着信呼待機制御部(CWC)(121a)と並行し
て実行する〔ステップSAC〕。
【0117】着信呼待機制御部(CWC)(121a)
は、計測中の待機時間(wt)が所定の待機時間
(XB )に達したことを検出すると、ルーティングテー
ブル(RT 3 )(131a3 )の第六ルートステップ
(RS6 )を参照し、第六検索対象受付台群(AG1
の指定を抽出すると、受付台群(AG1 )の受付台群番
号(agn1 )を、呼情報バッファ(CDB3 )(13
3 )の第六検索対象受付台群番号格納領域(M10)に
格納した後、ルーティングテーブル(RT3 )(131
3 )の第七ルートステップ(RS7 )を参照し、〔待
時間XC 〕迄待機の指定(WT〔XC 〕)を抽出する
と、待機時間(wt)が指定された待機時間(XC)に
達する迄、待機時間(wt)の計測を継続後、計測した
待機時間(wt)を呼情報バッファ(CDB3 )(13
3 )の格納領域(M4 )に加算する。
【0118】その間、着信呼受付制御部(ADC)(1
22a)は、図7に示される過程で、着信呼の受付処理
を、着信呼待機制御部(CWC)(121a)と並行し
て実行する〔ステップSAD〕。
【0119】着信呼待機制御部(CWC)(121a)
は、計測中の待機時間(wt)が所定の待機時間
(XC )に達したことを検出すると、ルーティングテー
ブル(RT 3 )(131a3 )の第八ルートステップ
(RS6 )を参照し、中継台(ATT)(5)への転送
指定(TF〔ATT〕)を抽出すると〔ステップSA
E〕、呼情報バッファ(CDB6 )(1346 )を連結
中の着信呼応答待行列(QC6)(1326 )から切離
し、中継台(ATT)(5)に着信を通知し、中継台
(ATT)(5)が応答すると、着信呼(C3 )をネッ
トワーク(NW)(11)を介して中継台(ATT)
(5)へ着信接続させる〔ステップSAF〕。
【0120】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項6)の実施形態によれば、着信呼待機制御部(CW
C)(121a)は、一つの呼(C3 )を着信パイロッ
ト内線(PL6 )に対応する着信呼応答待行列(QC6
(1326 )に連結した儘、他のパイロット内線(PL
3 )に対応するルーティングテーブル(RT3 )(13
1a3 )に従って、各ルートステップ(RS1 )乃至
(RS8 )を順次実行する為、、同一の呼(C3 )とし
て処理される状態で、一つのルーティングテーブル(R
T)(131a6 )のルートステップ(RS1 )乃至
(RS10)の限度に制約されること無く、空き受付台
(AGT)(4)の検索範囲を受付台群(AG 6 )から
順次受付台群(AG1 )迄拡張可能となり、また、待機
時間(wt)も総て同一呼情報バッファ(CDB)(1
346 )の格納領域(M4 )に累積される等、実状を忠
実に表現した統計資料が収集されることとなる。
【0121】なお、図2乃至図11および図14はあく
迄本発明の一実施形態に過ぎず、例えば本発明の対象と
する着信呼自動分配システムを構成する構内交換機
(1)は、図示されるものに限定されることは無く、例
えば発呼加入者(7)の着信希望パイロット内線(P
L)を着信トランクグループ(TG)に対応して固定的
に決定する代わりに、任意の局線(3)から着信後、公
衆交換網(6)からダイヤルイン形式で構内交換機
(1)へ転送する、また着信呼(C)の保有する優先順
位(PR)を着信トランクグループ(TG)により固定
的に決定する代わりに、総合サービスディジタル網(I
SDN)形式の公衆交換網(6)から制御チャネル〔D
チャネル〕を経由して、発呼加入者(7)により定まる
優先順位(PR)を構内交換機(1)へ転送する等、他
に幾多の変形が考慮されるが、何れの場合にも本発明の
効果は変わらない。
【0122】また本発明の対象とする着信呼自動分配シ
ステムは、図示されるものに限定されることは無く、受
付台群数、パイロット内線数、優先順位数等は任意に設
定可能とする等、他に幾多の変形が考慮されるが、何れ
の場合にも本発明の効果は変わらない。また本発明の対
象とする呼は公衆交換網(6)からの着信呼に限定され
ることは無く、着信呼自動分配システム内の転送呼も対
象として考慮される。一例として、公衆交換網(6)か
らの着信呼を、一旦受付台(AGT)(4)で受付けた
後、他の受付台(AGT)(4)へ転送する場合に、転
送呼に専用のルーティングテーブル(RT)(131)
を準備し、その第一ルートステップ(RS1 )に最高優
先順位(PR1 )への変更指定(PRC〔PR1 〕)を
設定することにより、転送呼を一般着信呼より優先的に
受付可能とすることも可能となる。
【0123】また本発明の対象とする着信呼自動分配シ
ステムは、一台の構内交換機(1)で構成されるものに
限定されることは無く、受付台(AGT)(4)が複数
の構内交換機(1)に分散収容され、各構内交換機
(1)が中継線で相互に接続される場合も考慮される。
【0124】かかる場合に、他の構内交換機(1)から
中継線を経由して着信する呼を、前述の説明における局
線(3)からの着信呼と同様に扱うことにより、中継線
着信呼に対しても本発明の効果を適用可能となる。
【0125】
【発明の効果】以上、本発明(請求項1)によれば、着
信呼自動分配システムに到着した呼が、一定時間内に目
的の受付台に着信できなかた場合に、到着時に呼が保有
していた優先順位を、好適な条件で変更可能となり、当
該着信呼自動分配システムへの着信呼に対するサービス
性が大幅に向上し、また本発明(請求項6)によれば、
一つの着信呼に許容される処理手順の限度が排除される
と共に、実情に則した統計情報も収集可能となり、当該
着信呼自動分配システムのサービス性および利便性が大
幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 本発明の実施形態による構内交換機
【図3】 図2におけるルーティングテーブル
【図4】 図2における着信呼応答待行列
【図5】 図2における空き受付台着信待行列
【図6】 本発明(請求項1、2、4、5)の実施形態
による着信呼待機処理
【図7】 図6における着信呼受付処理
【図8】 本発明(請求項1乃至5)の実施形態による
着信呼待機処理
【図9】 図8における着信呼受付処理
【図10】 本発明(請求項6)の実施形態による着信
呼待機処理
【図11】 本発明の対象となる着信呼自動分配システ
【図12】 従来ある構内交換機
【図13】 図12におけるルーティングテーブル
【図14】 着信呼の受付過程
【符号の説明】
1 構内交換機 2 内線 3 局線 4、300 受付台(AGT) 5 中継台(ATT) 6 公衆交換網 7 加入者 11 ネットワーク(NW) 12 中央制御装置(CC) 13 主記憶装置(MM) 14 内線回路(LC) 15 トランク(TRK) 16 音声応答装置(ARU) 17 保留音楽発生装置(MHS) 18 スイッチ制御部(SWC) 19 内線制御部(LCC) 1A トランク制御部(TRC) 100 着信呼自動分配システム 101 優先順位変更手段 102 着信先受付台群変更手段 110、131、131a ルーティングテーブル(R
T) 121、121a 着信呼待機制御部(CWC) 122、122a 着信呼受付制御部(ADC) 123 優先順位切替部(PRS) 132 着信呼応答待行列(QC ) 133 空き受付台着信待行列(QA ) 134 呼情報バッファ(CDB) 135 受付台情報バッファ(ADB) 136 パイロット内線識別テーブル 200 通信回線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線から到着する複数の呼を、指定
    された受付台群内の複数の受付台に分配着信させる着信
    呼自動分配システムにおいて、 前記呼が到着してから予め定められた時間が経過しても
    指定された受付台群により受付られなかった場合に、前
    記到着呼の保有する前記受付台への着信優先順位を、予
    め指定された任意の優先順位に変更する優先順位変更手
    段を設けることを特徴とする着信呼分配制御方式。
  2. 【請求項2】 前記優先順位変更手段は、変更後の優先
    順位を設定可能とすることを特徴とする請求項1記載の
    着信呼分配制御方式。
  3. 【請求項3】 前記優先順位変更手段は、変更後の優先
    順位を有する到着呼の輻輳状態を監視し、該監視結果に
    基づいて優先順位変更の実行可否を決定することを特徴
    とする請求項1記載の着信呼分配制御方式。
  4. 【請求項4】 前記優先順位変更手段は、前記優先順位
    の変更時期を設定可能とすることを特徴とする請求項1
    記載の着信呼分配制御方式。
  5. 【請求項5】 前記優先順位変更手段は、前記着信呼自
    動分配システムに設けられている前記到着呼の前記受付
    台への分配着信過程を制御するルーティングテーブルの
    所要段階に設けることを特徴とする請求項1記載の着信
    呼分配制御方式。
  6. 【請求項6】 通信回線から到着する複数の呼を、指定
    された受付台群内の複数の受付台に、前記受付台群に対
    応して設けられている分配着信過程制御用のルーティン
    グテーブルに基づき分配着信させる着信呼自動分配シス
    テムにおいて、 前記呼が到着してから予め定められた時間が経過しても
    指定された受付台群により受付られなかった場合に、前
    記到着呼を同一の到着呼として扱いつつ、前記指定され
    た着信先受付台群を他の受付台群へ変更する着信先受付
    台群変更手段を、前記ルーティングテーブルの所要段階
    に設けることを特徴とする着信呼分配制御方式。
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