JP3322843B2 - 自動呼分配サービス制御方式 - Google Patents

自動呼分配サービス制御方式

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JP3322843B2
JP3322843B2 JP01240899A JP1240899A JP3322843B2 JP 3322843 B2 JP3322843 B2 JP 3322843B2 JP 01240899 A JP01240899 A JP 01240899A JP 1240899 A JP1240899 A JP 1240899A JP 3322843 B2 JP3322843 B2 JP 3322843B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/42Systems providing special services or facilities to subscribers
    • H04M3/50Centralised arrangements for answering calls; Centralised arrangements for recording messages for absent or busy subscribers ; Centralised arrangements for recording messages
    • H04M3/51Centralised call answering arrangements requiring operator intervention, e.g. call or contact centers for telemarketing
    • H04M3/523Centralised call answering arrangements requiring operator intervention, e.g. call or contact centers for telemarketing with call distribution or queueing
    • H04M3/5237Interconnection arrangements between ACD systems

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  • Marketing (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動呼分配サービス
制御方式に関し、特に、着信呼を利用可能な受付台に自
動的に分配する自動呼分配サービスの制御方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、テレマーケティング市場や顧
客からの苦情受付等の電話受付業務において、効率よく
電話受付業務を行うために、各電話端末即ち受付台に自
動的に着信呼を分配する自動呼分配サービス(Auto
matic Call Distribution:以
下「ACDサービス」と略す)が導入されて、このAC
Dサービスを具備するシステムが、コールセンターやテ
レマーケティングシステムと呼ばれる電話受付システム
として利用されている。
【0003】ACDサービスは、応対担当係である受付
台がグループを構成し、共同して着信/発信する呼を取
扱可能にするサービスであって、この呼を利用可能な受
付台のいずれかに自動的に分配し接続するサービスであ
る。また、通常、ACDサービスは、複数ではあるが限
られた数の受付台を収容し、受付台の負荷の分散を図
り、効率的に受付台を稼働させることにより、大量の着
信呼を限られた数の受付台で効率よく受け付けることを
目的としている。また、ACDサービスは、着信呼をF
irst−In,First−Outで受け付けること
を基本としており、限られた数の受付台が全て電話応対
中等でふさがっている場合には、応対可能な受付台が現
れるまで、発信者にアナウンスを聴取させる等して、発
信者を待たせておくようになっている。
【0004】図1は、従来の電話受付システムによるス
タンドアローン型のACDサービスの一例のブロック図
を示す。電話受付システム10a,10b,10cは、
それぞれ公衆網用回線で公衆網に接続されている。従来
の電話受付システムによるスタンドアローン型のACD
サービスでは、電話受付システム10a,10b,10
cは、それぞれACDグループ11a,11b,11c
に属する複数の受付台を管理しており、例えば電話受付
システム10aではACDグループ11aへの着信呼を
自動的に複数の受付台に分配して、応対の負荷を分散し
ている。
【0005】例えば、公衆網の発信者12aから電話受
付システム10aに着信があると、電話受付システム1
0aは、その着信呼をACDグループ11aの待ち行列
に入れる。ACDグループ11aに属する複数の受付台
の中に応対可能な受付台がある場合は、その受付台と発
信者12aを接続する。ACDグループ11aに属する
複数の受付台の中に応対可能な受付台が無い場合は、応
対可能な受付台が現れるまで発信者12aは待ち合わせ
を行う。
【0006】近年、複数の電話受付システムを所有する
企業等が増えてきており、電話受付システム同士を接続
し、そのネットワーク内の全ACDグループ間で負荷の
分散を図り、顧客の待ち合わせ時間を短縮することが望
まれてきている。図2は、従来の電話受付システムによ
るネットワーク型のACDサービスの一例のブロック図
を示す。電話受付システム20a,20b,20cは、
それぞれ公衆網用回線で公衆網に接続されている。電話
受付システム20a,20b,20cは、相互に接続さ
れている。
【0007】電話受付システム同士を接続したネットワ
ーク内のACDグループ間で負荷の分散を図り、顧客の
待ち合わせ時間を短縮するための技術(第1の技術)と
して、ルックアヘッド・ルーティングと呼ばれる技術が
知られている。これは、ある電話受付システムのACD
グループに着信があると、その電話受付システムから他
の電話受付システムヘ着信呼が応対されるまでの待ち合
わせの推定時間(通常、過去の着信呼が受付台と接続さ
れるまでの待ち合わせ時間の統計をとっておき、これを
用いて推定する)を問い合わせ、問い合わせた結果によ
り、該着信呼をどの電話受付システムのどのACDグル
ープの待ち行列に入れるかを決定し実行するものであ
る。例えば、図2の電話受付システム20aのACDグ
ループ21aに着信があり(図中、矢印(1)として示
す)、ACDグループ21aに応対可能な受付台が無い
場合に、電話受付システム20aから電話受付システム
20b及び電話受付システム20cに予想される待ち合
わせ時間を問い合わせる。問い合わせた結果、電話受付
システム20bのACDグループ21bが待ち合わせの
推定時間が最も短い(ACDグループ21bに、即座に
応対可能な受付台が存在する場合も含む)場合、この着
信呼は電話受付システム20aから電話受付システム2
0bに転送され(図中、矢印(2)として示す)、AC
Dグループ20bの待ち行列に入れられる。こうするこ
とにより、発信者22aは、ACDグループ21aの複
数の受付台ではなく、より早く応対されるであろうAC
Dグループ21bの複数の受付台による応対を待つこと
になり、電話受付システム20aへの着信呼に応対する
受付台として、電話受付システム20bや電話受付シス
テム20cの受付台も利用することにより、顧客の待ち
合わせ時間を短縮しようとする。
【0008】また、ネットワーク内のACDグループ間
で負荷の分散を図り、顧客の待ち合わせ時間を短縮する
ための技術(第2の技術)として、アンドリュー・デレ
ック・フロックハート他の提案になる特開平9−294
283号公報に記載の呼分配方法がある。このもので
は、呼が着信すると、何らかの所望の判断基準の現リア
ルタイム値を用いて、知的処理を加え、該着信呼をネッ
トワーク内のどの電話受付システムのどのACDグルー
プの待ち行列に入れるかを決定し実行する。具体的に
は、この判断基準として、待ち行列の待ち時間の推定時
間や、他の複数の判断基準が使用され、最も早く応対す
るであろうACDグループの待ち行列に着信呼を入れる
ことにより、顧客の待ち合わせ時間を短縮しようとす
る。
【0009】ネットワーク内のACDグループ間で負荷
の分散を図り、顧客の待ち合わせ時間を短縮するための
技術(第3の技術)として、ネットワーク内の受付台の
使用状態を集中管理する装置を持ち、ネットワーク内の
ある電話受付システムヘACD着信があった場合、この
集中管理装置にどのACDグループの待ち行列に入れる
べきかを問い合わせ、その結果により着信呼の着信先
(ACDグループ)を制御する自動呼分配網が、スティ
ーブン・トッド・カイシュ他の提案になる特開平7−1
70546号公報に記載されている。この技術では、ネ
ットワークの統合部分である制御システムが、電話受付
システム間での着呼の分配を制御する。この制御システ
ムが、ネットワーク内の全受付台の状況を把握し、着信
呼があった時点で最も早く応対できる受付台を選択し、
電話受付システムにルーティング命令を送る。電話受付
システムは、ルーティング命令に従って、着信呼を転送
する。このようにして、顧客の待ち合わせ時間を短縮し
ようとする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
技術及び第2の技術では、着信呼をどのACDグループ
の待ち行列に入れるか決定する基準として、待ち行列の
待ち時間の推定時間を用いるので、実際にネットワーク
内で最も早く応対可能となる受付台が、どの電話受付シ
ステムに現れるかは不確定であり、着信呼が他の電話受
付システムヘ転送された後に、転送元の電話受付システ
ムの方に先に応対可能な受付台が現れた場合、着信呼が
他の電話受付システムヘ転送されたがために、より長い
時間、顧客が待ち合わせさせられる結果になってしまう
ことがあるという問題があった。
【0011】また、第3の技術では、ネットワークの統
合部分である制御システムや、ネットワーク内の受付台
の使用状態を管理する集中管理装置を持つ必要があり、
この集中管理装置と電話受付システムとの間に、受付台
の使用状況を通知する情報やルーティング命令を伝える
ためのデータ回線が必要であり、電話受付システム同士
を接続するだけでは、この自動呼分配網を実現すること
ができず、設備のために多大なコストがかかるという問
題があった。
【0012】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、複数の電話受付システム間の通話路の使用効率を低
下させることなく複数の電話受付システム間で負荷を分
散でき、コストの増大を招くことなく、発信者が受付台
で応答されるまでの時間を短縮できる自動呼分配サービ
ス制御方式を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、複数の電話受付システムを制御チャネルと通話チャ
ネルで構成されたネットワークで接続し、各電話受付シ
ステム間で自動呼分配サービスを行う自動呼分配サービ
ス制御方式であって、公衆網から呼を着信した電話受付
システムである制御局にて前記制御局から他の電話受付
システムであるサテライト局に対し、前記制御チャネル
を用い、前記着信した呼に基づく擬似的な自動呼分配着
信である擬似ACD着信の発生を要求する擬似ACD着
信発生要求手段と、前記サテライト局にて前記制御局か
らの擬似ACD着信要求を受け付ける擬似ACD着信発
生要求受付手段と、前記制御局または前記サテライト局
にて前記制御局と前記サテライト局間の通話を設定す
る局間通話路設定手段とを有し、前記複数の電話受付シ
ステムのいずれかの電話端末である受付台が応答したと
き、前記制御局と応答した受付台のサテライト局との間
の通話を設定して、応答した受付台と発信者との接続
を行う。
【0014】このように、制御チャネルを用いて着信し
た呼に基づく擬似ACD着信の発生を要求するため、電
話受付システム間の通話路の使用効率を低下させること
なく電話受付システム間で負荷を分散することができ、
コストの増大を招くことなく、発信者が受付台で応答さ
れるまでの時間を短縮できる。請求項2に記載の発明
は、請求項1記載の自動呼分配サービス制御方式におい
て、前記制御局にて擬似ACD着信の発生を要求する対
象局を決定し、前記決定した対象局に対して前記擬似A
CD着信発生要求手段で擬似ACD着信発生要求を行わ
せる擬似ACD着信発生要求対象局決定手段と、前記サ
テライト局にて前記擬似ACD着信発生要求受付手段で
擬似ACD着信を受け付けたとき前記制御局に通知を行
う擬似ACD着信発生要求受付通知手段を有する。
【0015】このように、制御局にて擬似ACD着信の
発生を要求する対象局を決定して擬似ACD着信発生要
求を行わせるため、適切な数のサテライト局に対して擬
似ACD着信発生要求を行うことができる。請求項3に
記載の発明は、請求項1記載の自動呼分配サービス制御
方式において、前記制御局にて各サテライト局に対する
前記擬似ACD着信の発生を要求する時期を決定する擬
似ACD着信発生要求時期決定手段を有する。
【0016】このように、各サテライト局に対する擬似
ACD着信の発生を要求する時期を決定するため、ある
サテライト局に対し擬似ACD着信の発生を要求した
後、一定時間を経過して、このACD着信がされてなけ
れば、別のサテライト局に対し擬似ACD着信の発生を
要求でき、発信者が受付台で応答されるまでの時間を短
縮できる。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項1記載の
自動呼分配サービス制御方式において、前記サテライト
局にて前記擬似ACD着信呼に応対できる受付台が現れ
たとき前記受付台が他の呼で使用されないようにリザー
ブする受付台リザーブ手段を有する。
【0018】このように、擬似ACD着信呼に応対でき
る受付台が現れたとき受付台が他の呼で使用されないよ
うにリザーブするため、リザーブした受付台を発信者と
確実に接続することができる。請求項5に記載の発明
は、請求項4記載の自動呼分配サービス制御方式におい
て、前記サテライト局にて前記リザーブされた受付台を
他の呼で使用しようとしたときリザーブ中である旨を通
知する受付台リザーブ通知手段を有する。
【0019】このように、リザーブされた受付台を他の
呼で使用しようとしたときリザーブ中である旨を通知す
るため、他の呼では別の受付台を探すことができる。請
求項6に記載の発明は、請求項1または4記載の自動呼
分配サービス制御方式において、前記サテライト局にて
擬似ACD着信呼に応対できる受付台が現れたとき前記
制御局に対して通知する擬似ACD着信応答可能受付台
通知手段と、前記制御局にて前記制御局と前記擬似AC
D着信応答可能受付台通知手段から通知を行ったサテラ
イト局との間の通話路を前記局間通話路設定手段により
設定し、前記擬似ACD着信応答可能受付台通知手段か
ら通知された受付台と発信者との接続を行う擬似ACD
着信呼接続手段とを有する。
【0020】このため、擬似ACD着信呼に応対できる
受付台が現れたとき、この受付台を発信者と接続するこ
とができる。請求項7に記載の発明は、請求項1記載の
自動呼分配サービス制御方式において、前記制御局にて
擬似ACD着信発生要求の中に発信者を識別する情報を
編集し前記サテライト局に通知する発信者識別情報通知
手段を有し、前記サテライト局にて擬似ACD着信呼に
応対できる受付台が現れたとき前記擬似ACD着信発生
要求の中の発信者識別情報に基づいて前記サテライト局
と前記制御局との間の通話路を前記局間通話路設定手段
により設定し、前記発信者の関与する呼情報と前記受付
台の関与する呼情報とを一つに融合して、前記受付台と
前記局間通話路の接続を行う呼融合手段とを有する。
【0021】このため、擬似ACD着信応答可能受付台
通知手段がなくても発信者と応対できる受付台とを接続
することができる。請求項8に記載の発明は、請求項1
記載の自動呼分配サービス制御方式において、擬似AC
D着信を発生させた電話受付システムに対して擬似AC
D着信の停止を要求するか否かを判断する擬似ACD着
信停止要求判断手段と、擬似ACD着信の停止を要求す
る電話受付システムに対して擬似ACD着信停止要求を
発生する擬似ACD着信停止要求手段と、前記擬似AC
D着信停止要求を受け付けて前記擬似ACD着信を停止
する擬似ACD着信停止要求受付手段とを有する。
【0022】これによって、擬似ACD着信を発生させ
た電話受付システムに対して不要な擬似ACD着信を停
止させることができ、電話受付システムの負荷を軽減す
ることができる。請求項9に記載の発明は、請求項1記
載の自動呼分配サービス制御方式において、擬似ACD
着信発生要求を受け付ける条件を登録する擬似ACD着
信発生要求受付条件登録手段と、前記擬似ACD着信発
生要求を受信したとき予め登録された条件に基づいて前
記擬似ACD着信発生要求を受け付けるか拒否するかを
判断する擬似ACD着信発生要求受付手段と、受け付け
を拒否したことを擬似ACD着信発生要求を行った局に
通知する擬似ACD着信発生要求拒否通知手段とを有す
る。
【0023】このため、輻輳条件や受付台の稼働条件に
基づいて擬似ACD着信発生要求を受け付けるか拒否す
るかを選択できる。請求項10に記載の発明は、請求項
1記載の自動呼分配サービス制御方式において、各電話
受付システムで受付台が空きになったとき、前記受付台
に対する擬似ACD着信呼とそれ以外の着信呼のいずれ
を優先して接続するかを制御する優先順序制御手段を有
する。
【0024】このため、自分の電話受付システムのAC
D着信を優先し、余裕があるときだけ他の電話受付シス
テムのACD着信を援助する等の使用形態が可能とな
り、サービスの使用形態を自由に設定することが可能と
なる。請求項11に記載の発明は、請求項1記載の自動
呼分配サービス制御方式において、通話中の受付台から
の要求によって他の電話受付システムに対して擬似AC
D着信呼の発生を要求する擬似ACD着信呼発生要求手
段と、前記擬似ACD着信呼発生要求を受け付ける擬似
ACD着信呼発生要求受付手段とを有し、電話受付シス
テム間の通話路の設定せずに他の電話受付システムに擬
似ACD着信を発生させる。
【0025】これにより、他の電話受付システムに擬似
ACD着信を発生させ、発信者を他の電話受付システム
の受付台に接続することが可能となる。請求項12に記
載の発明は、請求項記載の自動呼分配サービス制御方
式において、各電話受付システムは、受付台のリザーブ
を解除するか継続するかを選択する受付台リザーブ選択
手段と、前記受付台リザーブ選択手段の選択結果に応じ
て前記受付台のリザーブを解除する受付台リザーブ解除
手段と、前記受付台リザーブ選択手段の選択結果に応じ
て前記受付台のリザーブを継続する受付台リザーブ継続
手段とを有する。このため、受付台をリザーブした後、
通話チャネルが設定できなかった場合等において、この
受付台のリザーブを解除することができる。
【0026】このため、受付台をリザーブした後、通話
チャネルが設定できなかった場合等において、この受付
台のリザーブを解除することができる。請求項13に記
載の発明は、請求項6記載の自動呼分配サービス制御方
式において、複数の電話受付システムから同一擬似AC
D着信に対する擬似ACD着信可能応答受付台通知を受
けたとき、最初に通話路設定が完了した電話受付システ
ムと接続をする擬似ACD着信呼接続手段と、残りの電
話受付システムのリザーブ受付台を解放するか、または
同種のACD着信呼との接続に使用するかを選択する擬
似ACD着信呼接続競合制御手段とを有し、複数の電話
受付システムから応答があったとき競合制御を行う。
【0027】このため、リザーブ受付台が競合したと
き、接続されなかったリザーブ受付台を無駄にリザーブ
解除するだけでなく、同種のACD着信呼との接続に使
用することが可能となる。請求項14に記載の発明は、
請求項5記載の自動呼分配サービス制御方式において、
リザーブされた受付台が発信要求を行ったとき前記受付
台リザーブ通知手段はリザーブ中である旨を発信要求を
行った受付台へ通知する。
【0028】このため、発信要求を行った受付台で自分
の受付台がリザーブ中であることを認識することができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】図3は、本発明の自動呼分配サー
ビス制御方式の一実施例のブロック図を示す。同図中、
電話受付システム30a,30bは公衆網31と接続さ
れると共に、相互に接続されており、電話受付システム
30bには電話受付システム30cが接続されている。
ここで、電話受付システム30a,30b,30cのう
ち公衆網31よりACD着信呼を検出した電話受付シス
テム(例えば30a)を制御局と呼び、制御局と接続さ
れている電話受付システム(例えば30b,30c)を
サテライト局と呼ぶ。なお、制御局とサテライト局は制
御チャネルと通話チャネルで構成されたISDNネット
ワークで接続されているものとする。
【0030】電話受付システム30a,30b,30c
それぞれのインタフェース部32は、公衆網31や他の
電話受付システムと接続され、受信した要求を制御部3
3に通知したり他の電話受付システムヘの要求や通知を
送信する。制御部33は、電話受付システム内の全制御
を司る。メモリ部34は、電話受付システムでの情報を
記憶する。端末制御部35は、複数の受付台(電話端
末)36の状態遷移を制御部33に通知したり、受付台
36に音源を接続する等の受付台36と制御部33との
インタフェースをとると共に、複数の受付台36を管理
する。
【0031】図4は、制御部33の各手段(機能)を示
すブロック図である。ここで、角を丸めたブロックは制
御局とサテライト局に共通の手段を表し、矩形のブロッ
クは制御局だけに必要な手段を表し、黒丸付きのブロッ
クはサテライト局だけに必要な手段を表している。な
お、本明細書で使用する擬似ACD着信とは、電話受付
システム同士を接続したネットワークのある電話受付シ
ステムヘの呼に対して、電話受付システム間の通話路を
使用せずに、呼を処理可能な電話受付システムまたはA
CDグループの待ち行列に擬似的に各呼を入れることを
指す。
【0032】図4において、ACD着信呼制御決定手段
41は、インタフェース部32、端末制御部35から通
知されたACD着信呼をどの様に制御するかを決定す
る。ACD着信呼待ち合わせ手段42は、端末制御部3
5から待ち合わせを行う受付台36が空きに遷移した通
知が行われるのを待ち合わせる。空き受付台抽出手段4
3は、端末制御部35に対し空き受付台を抽出したか、
または受付台36が空きになったことを検出し、それを
通知するよう指示する。空き受付台呼出手段44は、空
き受付台をACD着信呼からの呼出中とするように端末
制御部35に指示する。上記の手段41〜44は従来か
らある手段である。
【0033】擬似ACD着信発生要求手段45は、ネッ
トワークにて接続されたサテライト局に擬似的にACD
着信を発生させるため、擬似ACD着信発生要求を該当
サテライト局に送信するようインタフェース部32に指
示する。擬似ACD着信発生要求受付手段46は、イン
タフェース部32が受信した擬似ACD着信発生要求を
受け付ける。擬似ACD着信発生要求対象局決定手段4
7は、メモリ部34より情報を読み出し、擬似ACD着
信を発生させる対象局(サテライト局)を決定する。
【0034】擬似ACD着信発生要求受付通知手段48
は、擬似ACD着信発生要求受付通知を制御局に送信す
るようインタフェース部に指示する。擬似ACD着信発
生要求時期決定手段49は、メモリ部34より情報を読
み出し、擬似ACD着信要求の実施要否とそれを発する
時期を決定する。受付台リザーブ手段51は、空き受付
台に擬似ACD着信を行うため、他の制御で使用しない
よう端末制御部35に指示する。受付台リザーブ通知手
段52は、リザーブされた受付台と接続しようとした他
者や受付台に該当受付台がリザーブされていることを通
知するよう端末制御部35に指示する。擬似ACD着信
応答可能受付台通知手段53は、インタフェース部32
に対し、制御局に擬似ACD着信応答可能受付台通知を
送信するよう指示する。
【0035】局間通話路設定手段54は、接続要求をネ
ットワークの接続対象局に発することで局間の通話路設
定を行うようインタフェース部32に指示する。擬似A
CD着信呼接続手段55は、リザーブしている受付台と
発信者とを接続するようインタフェース部32及び端末
制御部35に指示する。発信者識別情報通知手段56
は、擬似ACD着信発生要求に発信者を識別する情報を
含めて送信するようインタフェース部32に指示する。
呼融合手段60は、メモリ部34に存在するそれぞれの
接続対象者が関与する複数の呼情報を一つに融合する。
【0036】擬似ACD着信停止要求判断手段57は、
擬似ACD着信発生要求を行っているサテライト局に対
し擬似ACD着信停止を要求するか否かを判断する。擬
似ACD着信停止要求手段58は、擬似ACD着信発生
要求を行っているサテライト局に対し擬似ACD着信停
止を要求するようインタフェース部32に指示する。擬
似ACD着信停止要求受付手段59は、インタフェース
部32が受信した擬似ACD着信停止要求を受け付け
る。
【0037】擬似ACD着信発生要求受付条件登録手段
61は、擬似ACD着信発生要求を受信した時にその擬
似ACD着信を受け付けるか拒否するかを決定するため
の条件をメモリ部34に設定する。擬似ACD着信発生
要求受付判断手段62は、予め設定された条件にしたが
って擬似ACD着信発生要求を受け付けるか否か判断す
る。擬似ACD着信発生要求拒否通知手段63は、擬似
ACD着信発生要求拒否通知を制御局に送信するようイ
ンタフェース部32に指示する。
【0038】優先順序制御手段64は、端末御脚部35
より受付台が空きになったことが通知された時に該当受
付台にどの着信呼を着信させるか制御する。擬似ACD
着信呼発生要求手段65は、受付台から擬似ACD着信
呼発生要求があることを端末御脚部35より受信した場
合に、擬似ACD着信呼発生要求を送信するようインタ
フェース部32に指示する。擬似ACD着信呼発生要求
受付手段66は、インタフエース部32が受信した擬似
ACD着信呼発生要求を受け付け、再度ACD着信を行
わせる。
【0039】受付台リザーブ選択手段67は、受付台の
リザーブを解除するか継続するかを選択する。受付台リ
ザーブ解除手段68は、受付台のリザーブを解除するよ
う端末制御部35に指示する。受付台リザーブ継続手段
69は、受付台のリザーブを継続するよう端末制御部3
5に指示する。擬似ACD着信呼接続競合制御手段70
は、インタフェース部32、端末制御部35からの複数
の空き受付台の存在、または発生を検出(サテライト
局、制御局舎む)した時に、対象ACD着信呼と接続し
なかったサテライト局のリザーブされた受付台をどのよ
うに扱うか制御する。
【0040】ここで、ACD着信呼を検出して擬似AC
D着信要求を発する制御局の電話受付システムと、制御
局の電話受付システムからの擬似ACD着信要求を受け
付けるサテライト局の電話受付システムとで、上記各手
段がどのように作用するかを説明する。図5及び図6
は、本発明方式の制御局の電話受付システムと、サテラ
イト局の電話受付システムでの各手段の動作と、情報の
やりとりの第1実施例の動作シーケンスを示す。同図
中、制御局の電話受付システムでは、ある発信顧客から
のACD着信を検出すると、ACD着信呼制御決定手段
41が擬似ACD着信の発生を指示し、疑似ACD着信
発生要求手段45が、サテライト局の電話受付システム
に対して、擬似ACD着信発生要求を発行する。この擬
似ACD着信発生要求は、制御局の電話受付システムと
サテライト局の電話受付システムの間の音声通話路以外
の経路で伝達される。上記音声通話路以外の経路とは、
例えば、制御局の電話受付システムとサテライト局の電
話受付システムの間をISDN(サービス統合ディジタ
ル通信網)で接続していれば、通信標準TPH−225
6で規定しているINVOKFメッセージのように、D
チャネルのみを使用するレイヤー3メッセージである。
【0041】制御局の電話受付システムからの擬似AC
D着信発生要求を受信したサテライト局の電話受付シス
テムでは、擬似ACD着信発生要求受付手段66が擬似
ACD着信を発生させる。サテライト局の電話受付シス
テムで、空きの受付台が生じると、擬似ACD着信応答
可能受付台通知手段53が、制御局の電話受付システム
に対して、応答可能受付台通知を発行する。この応答可
能受付台通知も、擬似ACD着信発生要求と同じく、制
御局の電話受付システムとサテライト局の電話受付シス
テムの間の音声通話路を必要としない経路で伝達され
る。
【0042】サテライト局の電話受付システムからの応
答可能受付台通知を受信した制御局の電話受付システム
では、局間通話路設定手段54が、サテライト局の電話
受付システムに対して、呼設定要求メッセージ(発信者
情報を該ACD着信の発信顧客とし、着信者情報を応答
可能受付台通知により通知された受付台とする)を発行
する。制御局の電話受付システムからの呼設定要求メッ
セージを受信したサテライト局の電話受付システムで
は、局間通話路設定手段54が、局間の通話路を設定
し、制御局の電話受付システムに対して、呼設定要求受
付メッセージを発行する。
【0043】サテライト局の電話受付システムからの呼
設定要求受付メッセージを受信した制御局の電話受付シ
ステムでは、局間通話路設定手段54が、局間の通話路
を設定し、発信顧客と局間の通話路を接続する。ここに
おいて、制御局の電話受付システムの発信顧客とサテラ
イト局の電話受付システムの受付台を接続するための、
制御局の電話受付システムとサテライト局の電話受付シ
ステムの間の音声通話路が設定される。
【0044】さらに、サテライト局の電話受付システム
では、擬似ACD着信呼接続手段55が受付台を呼び出
し、受付台が応答すると、受付台と局間の通話路を接続
し、制御局の電話受付システムに対して、接続メッセー
ジを発行する。サテライト局の電話受付システムからの
接続メッセージを受信した制御局の電話受付システムで
は、局間通話路設定手段54が、サテライト局の電話受
付システムに対して、接続確認メッセージを発行する。
ここにおいて、制御局の電話受付システムの発信顧客と
サテライト局の電話受付システムの受付台が接続され、
両者による通話が可能になる。
【0045】従って、制御局の電話受付システムヘのあ
る発信顧客からのACD着信呼に対して、制御局の電話
受付システムとサテライト局の電話受付システムとの間
の音声通話路を使用せずに、サテライト局の電話受付シ
ステムに擬似ACD着信呼を発生させることができ、サ
テライト局の電話受付システムの受付台が該当発信顧客
に応対することにより、局間の通話路の使用効率を下げ
ることなく、制御局の電話受付システムとサテライト局
の電話受付システムで構築したネットワーク内で電話受
付の負荷を分散し、発信顧客が応対されるまでの待ち時
間を確実に短縮することができる。
【0046】図7は、本発明方式の制御局の電話受付シ
ステムと、サテライト局の電話受付システムでの各手段
の動作と、情報のやりとりの第2実施例の動作シーケン
スを示す。ここで、制御局の電話受付システム30a、
サテライト局の電話受付システム30b,30cとす
る。同図中、制御局の電話受付システムでは、ACD着
信を検出すると、擬似ACD着信発生要求対象局決定手
段47が、例えば待ち合わせ顧客の数や、時間、擬似A
CD着信を要求した数等をもとに、擬似ACD着信発生
要求対象局を決定する。決定された対象局に対して、疑
似ACD着信発生要求手段45が擬似ACD着信発生要
求を順に発していく。サテライト局の電話受付システム
30b,30cの両方に擬似ACD着信を発生させるよ
うに決定されたとすると、疑似ACD着信発生要求手段
45は、まず、サテライト局の電話受付システム30b
に対して、擬似ACD着信発生要求を発行する。
【0047】制御局の電話受付システムからの擬似AC
D着信発生要求を受信したサテライト局の電話受付シス
テム30bでは、擬似ACD着信発生要求受付手段66
が擬似ACD着信を発生させ、擬似ACD着信発生要求
受付通知手段48が、制御局の電話受付システムに対し
て、擬似ACD着信発生完了通知を発行する。この擬似
ACD着信発生完了通知も、擬似ACD着信発生要求や
応答可能受付台通知と同じく、制御局の電話受付システ
ムとサテライト局の電話受付システムの間の音声通話路
を必要としない経路で伝達される。
【0048】サテライト局の電話受付システム30bか
らの擬似ACD着信発生完了通知を受信した制御局の電
話受付システムでは、サテライト局の電話受付システム
30bに擬似ACD着信呼を発生させたことを記憶し、
疑似ACD着信発生要求手段45が、サテライト局の電
話受付システム30cに対して、擬似ACD着信発生要
求を発行する。
【0049】したがって、2つ以上のサテライト局の電
話受付システムに対して、擬似ACD着信を発生させる
ことができるようになり、制御局の電話受付システムの
決定により、適切な数のACDグループに対して擬似A
CD着信を発生させることができる。図8は、本発明方
式の制御局の電話受付システムと、サテライト局の電話
受付システムでの各手段の動作と、情報のやりとりの第
3実施例の動作シーケンスを示す。ここで、制御局の電
話受付システム30a、サテライト局の電話受付システ
ム30b,30cとする。同図中、制御局の電話受付シ
ステムでは、発信顧客AからのACD着信を検出する
と、擬似ACD着信発生要求時期決定手段49が、擬似
ACD着信発生要求を発行すべきかどうかを判断する。
発行すぺきと判断された場合に、疑似ACD着信発生要
求手段45が、サテライト局の電話受付システム30b
に対して擬似ACD着信発生要求を発行する。
【0050】この後、所定の一定時間を経過しても発信
者の待ち合わせが継続していれば、擬似ACD着信発生
要求時期決定手段49が、擬似ACD着信発生要求を発
行すべきであると判断し、疑似ACD着信発生要求手段
45が、サテライト局の電話受付システム30cに対し
て擬似ACD着信発生要求を発行する。さらに、発信顧
客BからのACD着信を検出すると、擬似ACD着信発
生要求時期決定手段49が、擬似ACD着信発生要求を
発行すべきかどうかを判断する。発行すべきでないと判
断された場合には、擬似ACD着信発生要求を発行しな
い。
【0051】従って、例えば全ての着信呼に対して擬似
ACD着信発生要求を行うようにできる。全てのACD
着信呼に対して擬似ACD着信発生要求を行うようにし
ておけば、全ての電話受付システムで、ネットワーク全
体での待ち合わせ数を知ることができるようになり、さ
らに第2実施例においてすべてのサテライト局の電話受
付システムを擬似ACD着信発生対象とすることによ
り、ネットワーク内の全ての電話受付システムヘの全て
のACD着信呼について、ファーストイン・ファースト
アウトを実現することができる。
【0052】また、既にそのACDグルーブに関してサ
テライトACDシステムで擬似ACD着信を発生させて
おり、待ち合わせ中であれば擬似ACD着信発生要求を
行わないようにしたりできる。既にそのACDグルーブ
に関してサテライトACDシステムで擬似ACD着信を
発生させており、待ち合わせ中であれば擬似ACD着信
発生要求を行わないようにしておけぱ、サテライト局の
電話受付システムにおいて、擬似ACD着信を減らすこ
とができ、擬似ACD着信に関する処理の負荷を軽減す
ることができる。
【0053】図9は、本発明方式の制御局の電話受付シ
ステムと、サテライト局の電話受付システムでの各手段
の動作と、情報のやりとりの第4実施例の動作シーケン
スを示す。同図中、擬似ACD着信を発生させたサテラ
イト局の電話受付システムでは、受付台の空きを検出す
ると、受付台リザーブ手段51が受付台をリザーブす
る。他者から当該受付台への着信要求があると、受付台
リザーブ通知手段52が当該受付台がリザーブ中である
ことを他者に対して通知する。また、リザーブ中の受付
台からの発信要求(受話器をあげる等)を検出すると、
受付台リザーブ通知手段52が擬似ACD着信に対する
応対のためにリザーブ中であることを受付台に対して通
知する。受付台がこのままの状態で待機すると、局間通
話路設定手段54が局間の通話路を設定した後に、呼融
合手段60が受付台と局間の通話路の接続を行う。
【0054】従って、受付台をリザーブすることによ
り、擬似ACD着信の発信顧客と受付台を確実に接続す
ることができるようになる。また、リザーブ中の受付台
が受話器をあげてしまっても、発信顧客と当該受付台を
接続することができる。図10は、本発明方式の制御局
の電話受付システムと、サテライト局の電話受付システ
ムでの各手段の動作と、情報のやりとりの第5実施例の
動作シーケンスを示す。同図中、制御局の電話受付シス
テムでは、ある発信顧客からのACD着信を検出する
と、発信者識別情報通知手段56が擬似ACD着信の発
信者を識別するための情報を擬似ACD着信発生要求の
中に編集し、擬似ACD着信発生要求手段45が、サテ
ライト局の電話受付システムに対して、擬似ACD着信
発生要求を発行する。制御局の電話受付システムからの
擬似ACD着信発生要求を受信したサテライト局の電話
受付システムでは、発信者識別情報を記憶し、擬似AC
D着信を発生させる。サテライト局の電話受付システム
で、空きの受付台が生じると、受付台リザーブ手段51
が受付台をリザーブし、局間通話路設定手段54が、制
御局の電話受付システムに対して、制御局の電話受付シ
ステムから受信した発信者識別情報を含む呼設定要求メ
ッセージを発行する。サテライト局の電話受付システム
からの呼設定要求メッセージを受信した制御局の電話受
付システムでは、局間通話路設定手段54が、局間の通
話路を設定し、サテライト局の電話受付システムに対し
て、呼設定要求受付メッセージを発行する。制御局の電
話受付システムからの呼設定要求受付メッセージを受信
したサテライト局の電話受付システムでは、局間通話路
設定手段54が局間の通話路を設定し、受付台と局間の
通話路を接続する。制御局の電話受付システムでは、呼
融合手段60が、呼設定要求メッセージに含まれた発信
者識別情報に合致する発信顧客と局間の通話路を接続
し、接続メッセージを発行する。制御局の電話受付シス
テムからの接続メッセージを受信したサテライト局の電
話受付システムでは、局間通話路設定手段54が、制御
局の電話受付システムに対して、接続確認メッセージを
発行する。これによって、擬似ACD着信応答可能受付
台通知手段53を持たなくても、擬似ACD着信の発信
顧客と受付台を接続することができるようになる。
【0055】図11は、本発明方式の制御局の電話受付
システムと、サテライト局の電話受付システムでの各手
段の動作と、情報のやりとりの第6実施例の動作シーケ
ンスを示す。同図中、制御局の電話受付システムで受付
台の空きを検出した場合または、ACD着信呼の途中放
棄で擬似ACD着信呼の停止を行う場合、擬似ACD着
信停止要求判断手段57を持つことにより、ACD着信
毎に擬似ACD着信を制御する方法と、同一種別のAC
D着信毎に擬似ACD着信を制御する方法のいづれかを
選択する事ができるようにする。
【0056】第1の方法が選択された場合は、ACD着
信呼毎に擬似ACD着信停止要求手段及び、擬似ACD
着信停止要求受付手段46により擬似ACD着信呼の停
止を実施する。この場合、ACD着信が発生する毎に複
数のサテライト局の電話受付システムにて擬似ACD着
信を発生させる。このとき、制御局の電話受付システム
または、いずれかのサテライト局の電話受付システムに
て受付台をリザーブし、ACD着信に対して受付台を割
りつけた場合、割りつけられたACD着信呼に関連した
擬似ACD着信を停止することで、呼対応の制御を完了
することができる。
【0057】この場合、ACD着信に対する擬似ACD
着信を呼毎に管理/制御するため、呼の着信順に受付台
を接続して呼接続のファーストイン・ファーストアウト
を守ることができる。しかし、ACD着信呼毎に擬似A
CD着信を発生させる必要があり、擬似ACD着信の発
生動作シーケンスを実現するためのシステムの処理負荷
が増大する。
【0058】第2の方法が選択された場合は、同一種別
のACD着信がすべてなくなった場合のみ擬似ACD着
信停止要求手段58及び擬似ACD着信停止要求受付手
段59により擬似ACD着信呼の停止を行う。この場
合、ACD着信が発生したときに複数のサテライト局の
電話受付システムにて擬似ACD着信を発生させる。同
一種別のACD着信の発生時には、擬似ACD着信の発
生要求を行わない。サテライト局の電話受付システム
は、擬似ACD着信停止要求がくるまで、受付台をリザ
ーブし、ACD着信呼へ割りつけ続ける。制御局の電話
受付システムにおいて、同一種別のACD着信呼がすべ
てなくなった時に擬似ACD着信を停止する。
【0059】これにより、擬似ACD着信の発生及び停
止動作シーケンスの発生及び、システムの負荷を最小限
におさえることができる。しかし、サテライト局の電話
受付システムにおいて、ACD着信呼単位の管理ができ
ないため、ACD着信の発生順に受付台を割りつけるこ
とができない。図12は、本発明方式の制御局の電話受
付システムと、サテライト局の電話受付システムでの各
手段の動作と、情報のやりとりの第7実施例の動作シー
ケンスを示す。同図中、制御局の電話受付システムのA
CD着信及び複数のサテライト局の電話受付システムに
おいて擬似ACD着信を発生させ、複数の局において受
付台の空きを待ち合わせる。これにより、ACD着信呼
に対して受付台が早く応答できる確立を高めることがで
きる。しかし、サテライト局の電話受付システムが輻輳
している場合や、受付台の稼働数が少ないか、存在しな
い場合に、擬似ACD着信を発生させることによる効果
が得られないだけでなく、サテライト局の電話受付シス
テムを無効制御により負荷をかけてしまうことになる。
そのため、サテライト局の電話受付システムの輻輳状況
及び、受付台の稼働状況により、擬似ACD着信の発生
を制限し、効果的な場合のみ擬似ACD着信を発生させ
る必要がある。そのため、以下の制御方式により効果的
に擬似ACD着信の発生を実現する。
【0060】サテライト局の電話受付システムの疑似A
CD着信発生要求受付手段66が、疑似ACD着信発生
要求を受けとると受付可能かチェックを実施する。チェ
ックにおいて、自局の輻輳条件または、受付台の稼働条
件を満たさず受付不可能と判断した場合、疑似ACD着
信発生要求拒否通知手段63により、擬似ACD着信発
生要求拒否通知を発する。制御局の電話受付システムの
疑似ACD着信発生要求手段45が、擬似ACD着信発
生要求拒否通知を受け取り拒否を確認すると、ACD着
信呼待ち合わせ手段42にて、呼発生元局のみでACD
着信呼の待ち合わせを行う。
【0061】図13は、本発明方式の制御局の電話受付
システムと、サテライト局の電話受付システムでの各手
段の動作と、情報のやりとりの第8実施例の動作シーケ
ンスを示す。同図中、サテライト局の電話受付システム
において、自局のACD着信を優先して対応し、受付台
がその他の呼を受ける余裕が有る場合(自局のACD着
信が無い間)にのみ、他局の擬似ACD着信呼に応答
し、手助けをしたい場合がある。そのため、自局のAC
D着信の優先順位を高くし、他局の擬似ACD着信の優
先順位を低くする必要がある。そのため、以下の制御方
式によりACD着信と擬似ACD着信の優先順位制御を
実現する。
【0062】サテライト局の電話受付システムでは、受
付台が空くと、受付台リザーブ手段51が受付台をリザ
ーブする。優先順序制御手段64によりリザーブ受付台
と接続させるACD呼または擬似ACD着信呼を決定す
る。自局のACD着信が、優先順位が高い場合、空き受
付台呼出手段44により、自局内のACD着信呼と接続
させる。擬似ACD着信が、優先順位が高い場合、最も
優先順位が高い擬似ACD着信を抽出し、疑似ACD着
信応答可能受付台通知手段53が、応答可能受付台通知
を発行し、制御局の電話受付システムのACD着信呼と
接続させる。
【0063】ところで、制御局の電話受付システムのA
CD着信呼とサテライト局の電話受付システムの受付台
が通話にいたった後、受付台のスキル不足によりACD
着信呼の応対が出来ない場合や、受付台に急用が入り応
対作業が継続できない場合がある。そのため、再度AC
D着信及ぴ擬似ACD着信を実施し、別の受付台に対応
させる必要がある。そのため、以下の制御方式により受
付台より擬似ACD着信を発生させ、他の受付台より対
応可能とさせる。
【0064】受付台から特番ダイヤルまたは、機能ボタ
ンを操作して、擬似ACD着信の発生を要求すると、擬
似ACD着信呼発生要求手段65により、他のサテライ
ト局の電話受付システムに擬似ACD着信を発生させ
る。擬似ACD着信発生の手順については、第1実施例
と同様である。図14は、本発明方式の制御局の電話受
付システムと、サテライト局の電話受付システムでの各
手段の動作と、情報のやりとりの第9実施例の動作シー
ケンスを示す。同図中、受付台をリザーブしACD着信
呼と受付台を接続するために、制御局の電話受付システ
ムまたは、サテライト局の電話受付システムから、音声
用通話路を設定時に通話路が設定できない場合がある。
この場合、リザーブ中の受付台を解除するしかなくリザ
ーブ制御が無駄となってしまう。そのため、通話路設定
不可の理由をサテライト局の電話受付システムに通知
し、通話路の再設定が可能な場合には、リザーブを継続
し、通話路の再設定を待つことが必要となる。そのた
め、以下の制御方式によりリザーブを継続し、通話路の
再設定を可能とする。
【0065】制御局の電話受付システムの局間通話路設
定手段54が、応答可能受付台通知を受付時、局間の昔
声用通話路が通話路の設定ができるかチェックする。チ
ェック結果で通話の設定が出来ない場合、擬似ACD着
信停止要求手段58により、擬似ACD着信停止要求に
停止理由を編集し、擬似ACD着信停停止要求を発行す
る。
【0066】サテライト局の電話受付システムでは擬似
ACD着信停止要求受付手段59により擬似ACD着信
停止要求を受付ると、受付台リザーブ選択手段51によ
り、選択条件をチェックする。チェックの結果、通話路
の障害等で復旧できない場合やリザーブ解除の場合、受
付台リザーブ解除手段68により、リザーブ受付台を解
放する。また、チェックの結果、通話路使用中等で再ト
ライすることで、復旧できる可能性がある場合は、リザ
ーブ継続とし、受付台リザーブ継続手段69により、再
度、応答可能受付台通知を要求する。
【0067】図15は、本発明方式の制御局の電話受付
システムと、サテライト局の電話受付システムでの各手
段の動作と、情報のやりとりの第10実施例の動作シー
ケンスを示す。同図中、擬似ACD着信要求を行ってい
た複数のサテライト局の電話受付システムから同時に擬
似ACD着信応答可能受付台通知が通知された場合に、
制御局の電話受付システムにおいて競合制御を行い、着
信させなかったリザーブ受付台を有効に利用するために
擬似ACD着信呼接続競合制御手段70で制御を行う。
着信させなかったリザーブ受付台に対して制御局の電話
受付システムで他のACD着信呼を着信させることが可
能かを判定し、可能な場合は該当ACD着信呼との接続
を目的とした局間通話路設定を局間通話路設定手段54
で行う。他に着信させうるACD着信呼が存在しない場
合は、第6実施例の手順に則って制御を行う。
【0068】図16は、制御局が実行するACD着信処
理の一実施例のフローチャートを示す。同図中、制御局
にACD着信が発生すると、ステップS10で着信AC
Dグループ番号(対象局決定単位)を決定し、ステップ
S11でこの着信ACDグループ番号を持って予め登録
された対象局情報を索引し、ステップS12で対象サテ
ライト局が存在するか否かを判別する。上記ステップS
10〜12が擬似ACD着信発生要求対象局決定手段4
7に対応する。要求対象局情報は、図17に示すよう
に、着信ACDパイロット番号(着信した電話番号)や
発信者情報(顧客の電話番号)等の着信ACDグループ
番号(対象局決定単位)に対応して格納された、擬似A
CD着信要求パイロット番号と擬似ACD着信要求グル
ープ番号である。
【0069】対象サテライト局が存在する場合は、ステ
ップS13において予め登録された要求時期情報を着信
ACDパイロット番号(要求局決定単位)で索引し、次
にステップS14で、実際にサテライト局に対して要求
を行う時期(即時、またはACD着信呼待ち合わせ手段
42で設定される10秒後等)を抽出する。上記ステッ
プS13〜14が擬似ACD着信発生要求時期決定手段
49に対応する。要求時期情報は、図18に示すよう
に、着信ACDパイロット番号等(要求時期決定単位)
に対応して格納されている。
【0070】なお、要求時期が設定されていない場合は
擬似ACD着信要求は行わないが、要求時期が設定され
ている場合は、決定された時期になるとステップS15
で制御局情報、発信者情報、着信ACDパイロット情
報、着信ACDグループ情報などを図19に示すACD
着信呼情報から抽出し、対象局情報から抽出しておいた
サテライト局情報を元に、サテライト局αに通話チャネ
ルを捕捉することなく制御チャネルを使用して図20に
示すINVOKEメッセージにより擬似ACD着信発生
要求を行う。このステップS15が擬似ACD着信発生
要求手段45及び発信者識別情報通知手段56に対応す
る。なお、サテライト局の擬似着信ACDグループ情報
を制御局側で指定することも可能である。
【0071】また、サテライト局から返信があると、ス
テップS16で擬似ACD着信発生要求が受け付けられ
たか否かを判別し、受け付けられた場合にはステップS
17でACD着信呼情報に情報を設定する。そして、ス
テップS18で次の対象局が存在するか否かを判別し
て、存在すればステップS15に進み、対象局が設定さ
れていない場合は擬似ACD着信要求は行わず、この処
理を終了する。
【0072】図21は、サテライト局が実行する擬似A
CD着信発生要求受信処理の一実施例のフローチャート
を示す。同図中、サテライト局では擬似ACD着信発生
要求受付条件登録手段61に対応するステップS20に
より受付条件情報が登録されている。受付条件情報は、
図22に示すように、発信者情報、制御局情報、着信A
CDパイロット番号、着信ACDグループ番号、擬似着
信要求パイロット情報、擬似着信要求グループ情報等の
受付条件決定単位に対応して格納された、着信可否可否
の情報である。
【0073】サテライト局は、ステップS21で制御チ
ャネルを経由した擬似ACD着信発生要求を受け、ステ
ップS22で擬似着信要求グループ番号(受付条件決定
単位)を元に予め登録された受付条件情報を索引し、擬
似ACD着信受付可否を抽出する(擬似ACD着偶発生
要求受付判断手段62に対応)。これが受付不可の場
合、ステップS25でサテライト局は制御局に対して制
御チャネルを使用して図23に示すINVOKEACK
メッセージにより擬似ACD着信発生要求拒否を通知す
る(擬似ACD着信発生要求拒否通知手段63に対
応)。この擬似ACD着信発生要求拒否を受信した制御
局は、再度対象局情報を索引し、次の要求対象サテライ
ト局を抽出し、順次処理を行う。
【0074】一方、サテライト局での擬似ACD着信受
付可否の判断結果が受付可の場合、サテライト局ではス
テップS26で該当する擬似ACD着信呼に着信番号を
割り振り、擬似ACD着信発生要求に設定された情報な
どを元に擬似ACD着信させる擬似着信ACDパイロッ
ト情報や擬似着信ACDグループ情報を決定し、それら
を元に図24に示す優先順序情報を索引して該当する優
先順序情報の末尾にアタッチし(優先順序制御手段64
に対応)、ステップS27で擬似ACD着信発生要求受
付を制御チャネルで図25に示すINVOKEACKメ
ッセージを使用して制御局に通知する(擬似ACD着信
発生要求受付通知手段48に対応)。この場合、制御局
から指定された擬似着信ACDパイロット情報や擬似着
信ACDグループ情報に着信処理を行うことも可能であ
る。
【0075】なお、擬似ACD着信発生要求受付を受信
した制御局は、図19に示すACD着信呼情報にサテラ
イト局の情報を設定した(ステップS17)のち、再度
対象局情報を索引して次の要求対象サテライト局を抽出
し(ステップS18)、順次処理を行う。図26は、サ
テライト局が実行する受付台空き遷移処理の一実施例の
フローチャートを示す。同図中、サテライト局の受付台
が空き状態に遷移すると、空き受付台抽出手段43にて
検出され、ステップS31で優先順序情報から次に着信
させるべき情報を索引する。ステップS32では、これ
により抽出した次の着信呼が擬似ACD着信呼であるか
否かを判別する。擬似ACD着信呼でない場合はステッ
プS37で通常着信処理を行うが、擬似ACD着信呼で
あった場合はステップS33で該当受付台をリザーブし
(受付台リザーブ手段51に対応)、ステップS34で
着信番号から擬似ACD着信呼情報の制御局情報を抽出
し、ステップS35で、これを元に制御局に対して制御
チャネルを使用して図27に示すINVOKEメッセー
ジにより擬似ACD着信応答可能受付台通知を行う(擬
似ACD着信応答可能受付台通知手段53に対応)。
【0076】通知を受けた制御局では、サテライト局か
らの擬似ACD着信応答可能受付台通知に設定された情
報を元に通話チャネルを捕捉し、サテライト局との通話
路を設定する。サテライト局では局間通話路設定で通話
路が設定されると、ステップS36でリザーブした受付
台に着信させ通話中に遷移させる(擬似ACD着信呼接
続手段に対応)。この時、該当受付台が発信していた場
合は呼融合手段60で呼情報を融合する必要がある。
【0077】一方、通話チャネルの捕捉や局間通話路設
定が失敗した場合は、擬似ACD着信停止要求を受信し
たときと同様に、ステップS38に進んで、優先順序情
報から該当着信番号を索引して優先順序情報から外し、
擬似ACD着信呼情報を削除する(擬似ACD着信停止
要求受付手段59に対応)。この後、ステップS39で
受付台のリザーブ状況をどのようにするかを選択(受付
台リザーブ選択手段67に対応)し、その結果、解除す
るのであれば、ステップS40で該当受付台のリザーブ
を解除する(受付台リザーブ解除手段68に対応)。ま
た、ステップS39で解除するのでなければ継続する。
【0078】図28は、制御局が擬似ACD着信応答可
能受付台通知の受信時に実行する処理の一実施例のフロ
ーチャートを示す。同図中、擬似ACD着信応答可能受
付台通知を受けた制御局では、ステップS51でサテラ
イト局からの擬似ACD着信応答可能受付台通知に設定
されたACD着信呼情報を抽出する。次に、ステップS
52でこの呼が処理中であるか否かを判別し(擬似AC
D着信呼接続競合制御手段70に対応)、非処理中であ
ればステップS53でACD着信呼情報を元に通話チャ
ネルを捕捉してサテライト局との通話路を設定し(局間
通話路設定手段54に対応)、応答可能受付台に対して
ACD着信呼を転送する。また、ステップS54で他の
擬似ACD着信要求のサテライト局に対して擬似ACD
着信停止要求を擬似ACD着信停止要求を制御チャネル
を使用した図29に示すINVOKEメッセージによっ
て通知する(擬似ACD着信停止要求手段58に対
応)。
【0079】つまり、複数のサテライト局のそれぞれの
受付台が同時に空きになった時に、それぞれのサテライ
ト局が制御局に対して同時に制御チャネルでINVOK
Eメッセージを使用して擬似ACD着信応答可能受付台
通知を行って、制御局では先に制御を開始した方と呼接
続を行い、後になった方については他の同一条件のAC
D着信呼との接続処理を行うか、サテライト局の受付台
リザーブを解除するかを制御し、受付台リザーブを解除
するのであればステップS54でサテライト局に対し擬
似ACD着信停止要求を通知する。
【0080】一方、ステップS52で呼が処理中であれ
ば発信者が呼を途中放棄した場合と同様にステップS5
5で擬似ACD着信要求呼であるか否かを判別する。こ
こで、擬似ACD着信要求呼でなければステップS56
で一般呼処理を行い、擬似ACD着信要求呼であればス
テップS57で該当ACD着信と同様の条件の擬似AC
D着信呼が存在するか否かを判別する。存在しない場合
はステップS58で図19に示すACD着信呼情報から
擬似ACD着信要求先情報と制御局情報、発信者情報、
着信ACDパイロット情報、着信ACDグループ情報な
どをから抽出し、抽出した擬似ACD着信先のサテライ
ト局に対して制御チャネルで図29に示すINVOKE
メッセージを使用して擬似ACD着信停止要求を行う
(擬似ACD着信停止要求手段58に対応)。
【0081】一方、ステップS57で該当ACD着信と
同様の条件の擬似ACD着信呼が存在する場合はステッ
プS59で該当ACD着信呼に対応させるか否かを判別
する(擬似ACD着信停止要求判断手段57に対応)。
ここで、対応させない場合はステップS58に進み、対
応させる場合はステップS60に進んでACD着信呼情
報を抽出する。次に、ステップS61でACD着信呼情
報を元に通話チャネルを捕捉してサテライト局との通話
路を設定し、応答可能受付台に対してACD着信呼を転
送する。
【0082】図30は、サテライト局が実行する受付台
空き遷移処理の他の実施例のフローチャートを示す。同
図中、図26と同一部分には同一符号を付す。図29に
おいて、サテライト局の受付台が空き状態に遷移する
と、空き受付台抽出手段43にて検出され、ステップS
31で優先順序情報から次に着信させるべき情報を索引
する。ステップS32では、これにより抽出した次の着
信呼が擬似ACD着信呼であるか否かを判別する。擬似
ACD着信呼でない場合はステップS37で通常着信処
理を行うが、擬似ACD着信呼であった場合はステップ
S33で該当受付台をリザーブし(受付台リザーブ手段
51に対応)、ステップS34で着信番号から図31に
示す擬似ACD着信呼情報の制御局情報を抽出し、ステ
ップS70で、これを元に制御局との局間通話路設定を
行う(局間通話路設定手段54に対応)。
【0083】制御局は通話路が設定されると発信者が関
与する呼と該当接続呼の呼情報を融合し、通話中に遷移
させる。サテライト局ではステップS71で局間通話路
設定で通話路が設定されたか否かを判別し、通話路が設
定されるとステップS36でリザーブした受付台に着信
させ通話中に遷移させる(擬似ACD着信呼接続手段に
対応)。
【0084】一方、局間通話路設定が失敗した場合は、
ステップS39で受付台のリザーブ状況をどのようにす
るかを選択(受付台リザーブ選択手段67に対応)し、
その結果、解除するのであれば、ステップS40で該当
受付台のリザーブを解除する(受付台リザーブ解除手段
68に対応)。また、ステップS39で解除するのでな
ければ継続する。
【0085】図32は、制御局が局間通話路設定の通知
を受信したときに実行する処理の一実施例のフローチャ
ートを示す。同図中、図28と同一部分には同一符号を
付す。図32において、局間通話路設定の通知を受けた
制御局では、ステップS81でサテライト局からの局間
通話路設定の通知にからACD着信呼情報を抽出する。
次に、ステップS82でこの呼が処理中であるか否かを
判別し、非処理中であればステップS83で呼情報の融
合を実施する(呼融合手段60に対応)。また、ステッ
プS84で他の擬似ACD着信要求局に対して擬似AC
D着信停止要求を送信する(擬似ACD着信停止要求手
段58に対応)。
【0086】つまり、複数のサテライト局のそれぞれの
受付台が同時に空きになった時に、それぞれのサテライ
ト局が制御局に対して同時に通話チャネルを捕捉して局
間通話路設定を行った場合、制御局では先に制御を開始
した方と呼接続を行い、後になった方については他の同
一条件のACD着信呼との接続処理を行うか、サテライ
ト局の受付台リザーブを解除するかを制御し、受付台リ
ザーブを解除するのであればステップS84でサテライ
ト局に対し擬似ACD着信停止要求を通知する。
【0087】一方、ステップS82で呼が処理中であれ
ばステップS57で該当ACD着信と同様の条件の擬似
ACD着信呼が存在するか否かを判別する。存在しない
場合はステップS86で局間呼接続を解除し、擬似AC
D着信停止要求を送信する(擬似ACD着信停止要求手
段58に対応)。ステップS57で該当ACD着信と同
様の条件の擬似ACD着信呼が存在する場合は、ステッ
プS59で該当ACD着信呼に対応させるか否かを判別
する(擬似ACD着信停止要求判断手段57に対応)。
ここで、対応させない場合はステップS86に進み、対
応させる場合はステップS60に進んでACD着信呼情
報を抽出する。次に、ステップS88で呼情報の融合を
実施する(呼融合手段60に対応)。
【0088】図33は、サテライト局が受付台操作によ
り実行する処理の一実施例のフローチャートを示す。擬
似ACD着信実行によって通話中に移行したサテライト
局の受付台で、ボタン押下及び着信ACDパイロット番
号のダイヤル入力、またはオフフック及び特番及び着信
ACDパイロット番号のダイヤル入力等の操作によって
要求が入力されると、この処理が実行される。同図中、
ステップS90で通話中の呼が擬似ACD着信からの通
話呼か否かを判別し、擬似ACD着信からの通話呼であ
ればステップS91で擬似ACD着信呼情報から制御局
情報と発信者情報を抽出し、ステップS92で制御局に
対して制御チャネルで図34に示すINVOKEメッセ
ージを使用して擬似ACD着信呼発生要求を行う。一
方、ステップS90で通話中の呼が一般呼であれば、ス
テップS93で受付台に入力された要求の棄却を通知す
る。上記のステップS91,92が擬似ACD着信呼発
生要求手段65に対応する。
【0089】図35は、制御局が擬似ACD着信呼発生
要求時に実行する処理の一実施例のフローチャートを示
す。制御局は擬似ACD着信呼発生要求を受信すると、
この処理を実行する。同図中、ステップS95では、受
信した擬似ACD着信呼発生要求からサテライト局情報
を抽出する。次にステップS96でサテライト局との通
話路を解放し、ステップS97で受信した擬似ACD着
信呼発生要求からACDパイロット情報を抽出する。そ
してステップS98でACD着信呼制御決定手段41を
起動して再度ACD着信を実行する。上記のステップS
95〜98が擬似ACD着信呼発生要求受付手段46に
対応する。
【0090】図36は、サテライト局が受付台の呼出ま
たは発信時に実行する処理の一実施例のフローチャート
を示す。サテライト局は、受付台の呼出または発信が行
われると、この処理を実行する。同図中、ステップS1
00で呼び出された、または発信した受付台がリザーブ
されているか否かを判別する。ここで、リザーブされた
受付台が発信した場合、またはリザーブされた受付台に
他の呼がアクセスしようとした場合は、ステップS10
1でこの受付台及びアクセスしようとした他者に対し音
声メッセージまたは警報音またはLED表示またはラン
プ点灯などによって該当受付台がリザーブ中であること
を示す(受付台リザーブ通知手段に対応)。
【0091】このように、本発明では、電話受付システ
ム同士を接続したネットワーク内のある電話受付システ
ムヘの呼に対して、呼を処理可能なあらゆる電話受付シ
ステムまたはACDグループの待ち行列に擬似ACD着
信を行い、いずれかの受付台がこの呼を受入すると直ち
にそれをすべての待ち行列から除去するため、ネットワ
ーク内の電話受付システム間の通話路の使用効率を低下
させることなく多重待ち合わせを行うことができ、ネッ
トワーク内の全ACDグループ間で負荷を分散すること
が可能となり、発信顧客が応対されるまでの時間を確実
に短縮することができる。
【0092】また、本発明では、電話受付システム同士
を接続するだけで、電話受付システム以外のワークステ
ーション等の装置を必要としないため、設備のために多
大なコストを必要とせずに、ネットワーク内の全ACD
グループ間で負荷の分散を可能にし、発信者顧客が応対
されるまでの時間を確実に短縮することが可能である。
【0093】なお、上記の擬似ACD着信停止要求判断
では、上記のような状態になったとしても同一着信条件
のACD着信呼若しくは擬似ACD着信呼が他に存在し
た場合には停止要求を行わないことにより、次ACD着
信を迅速に行うことも可能である。
【0094】
【発明の効果】上述の如く、請求項1に記載の発明は、
公衆網から呼を着信した電話受付システムである制御局
にて前記制御局から他の電話受付システムであるサテラ
イト局に対し、前記制御チャネルを用い、前記着信した
呼に基づく擬似的な自動呼分配着信である擬似ACD着
信の発生を要求する擬似ACD着信発生要求手段と、前
記サテライト局にて前記制御局からの擬似ACD着信要
求を受け付ける擬似ACD着信発生要求受付手段と、前
記制御局または前記サテライト局にて前記制御局と前記
サテライト局間の通話を設定する局間通話路設定手段
とを有し、前記複数の電話受付システムのいずれかの電
話端末である受付台が応答したとき、前記制御局と応答
した受付台のサテライト局との間の通話を設定して、
応答した受付台と発信者との接続を行う。
【0095】このように、制御チャネルを用いて着信し
た呼に基づく擬似ACD着信の発生を要求するため、電
話受付システム間の通話路の使用効率を低下させること
なく電話受付システム間で負荷を分散することができ、
コストの増大を招くことなく、発信者が受付台で応答さ
れるまでの時間を短縮できる。請求項2に記載の発明
は、制御局にて擬似ACD着信の発生を要求する対象局
を決定し、前記決定した対象局に対して前記擬似ACD
着信発生要求手段で擬似ACD着信発生要求を行わせる
擬似ACD着信発生要求対象局決定手段と、前記サテラ
イト局にて前記擬似ACD着信発生要求受付手段で擬似
ACD着信を受け付けたとき前記制御局に通知を行う擬
似ACD着信発生要求受付通知手段を有する。
【0096】このように、制御局にて擬似ACD着信の
発生を要求する対象局を決定して擬似ACD着信発生要
求を行わせるため、適切な数のサテライト局に対して擬
似ACD着信発生要求を行うことができる。請求項3に
記載の発明は、制御局にて各サテライト局に対する前記
擬似ACD着信の発生を要求する時期を決定する擬似A
CD着信発生要求時期決定手段を有する。
【0097】このように、各サテライト局に対する擬似
ACD着信の発生を要求する時期を決定するため、ある
サテライト局に対し擬似ACD着信の発生を要求した
後、一定時間を経過して、このACD着信がされてなけ
れば、別のサテライト局に対し擬似ACD着信の発生を
要求でき、発信者が受付台で応答されるまでの時間を短
縮できる。
【0098】請求項4に記載の発明は、サテライト局に
て前記擬似ACD着信呼に応対できる受付台が現れたと
き前記受付台が他の呼で使用されないようにリザーブす
る受付台リザーブ手段を有する。このように、擬似AC
D着信呼に応対できる受付台が現れたとき受付台が他の
呼で使用されないようにリザーブするため、リザーブし
た受付台を発信者と確実に接続することができる。
【0099】請求項5に記載の発明は、サテライト局に
て前記リザーブされた受付台を他の呼で使用しようとし
たときリザーブ中である旨を通知する受付台リザーブ通
知手段を有する。このように、リザーブされた受付台を
他の呼で使用しようとしたときリザーブ中である旨を通
知するため、他の呼では別の受付台を探すことができ
る。
【0100】請求項6に記載の発明は、サテライト局に
て擬似ACD着信呼に応対できる受付台が現れたとき前
記制御局に対して通知する擬似ACD着信応答可能受付
台通知手段と、前記制御局にて前記制御局と前記擬似A
CD着信応答可能受付台通知手段から通知を行ったサテ
ライト局との間の通話路を前記局間通話路設定手段によ
り設定し、前記擬似ACD着信応答可能受付台通知手段
から通知された受付台と発信者との接続を行う擬似AC
D着信呼接続手段とを有する。
【0101】このため、擬似ACD着信呼に応対できる
受付台が現れたとき、この受付台を発信者と接続するこ
とができる。請求項7に記載の発明は、制御局にて擬似
ACD着信発生要求の中に発信者を識別する情報を編集
し前記サテライト局に通知する発信者識別情報通知手段
を有し、前記サテライト局にて擬似ACD着信呼に応対
できる受付台が現れたとき前記擬似ACD着信発生要求
の中の発信者識別情報に基づいて前記サテライト局と前
記制御局との間の通話路を前記局間通話路設定手段によ
り設定し、前記発信者の関与する呼情報と前記受付台の
関与する呼情報とを一つに融合して、前記受付台と前記
局間通話路の接続を行う呼融合手段とを有する。
【0102】このため、擬似ACD着信応答可能受付台
通知手段がなくても発信者と応対できる受付台とを接続
することができる。請求項8に記載の発明は、擬似AC
D着信を発生させた電話受付システムに対して擬似AC
D着信の停止を要求するか否かを判断する擬似ACD着
信停止要求判断手段と、擬似ACD着信の停止を要求す
る電話受付システムに対して擬似ACD着信停止要求を
発生する擬似ACD着信停止要求手段と、前記擬似AC
D着信停止要求を受け付けて前記擬似ACD着信を停止
する擬似ACD着信停止要求受付手段とを有する。
【0103】これによって、擬似ACD着信を発生させ
た電話受付システムに対して不要な擬似ACD着信を停
止させることができ、電話受付システムの負荷を軽減す
ることができる。請求項9に記載の発明は、擬似ACD
着信発生要求を受け付ける条件を登録する擬似ACD着
信発生要求受付条件登録手段と、前記擬似ACD着信発
生要求を受信したとき予め登録された条件に基づいて前
記擬似ACD着信発生要求を受け付けるか拒否するかを
判断する擬似ACD着信発生要求受付手段と、受け付け
を拒否したことを擬似ACD着信発生要求を行った局に
通知する擬似ACD着信発生要求拒否通知手段とを有す
る。
【0104】このため、輻輳条件や受付台の稼働条件に
基づいて擬似ACD着信発生要求を受け付けるか拒否す
るかを選択できる。請求項10に記載の発明は、各電話
受付システムで受付台が空きになったとき、前記受付台
に対する擬似ACD着信呼とそれ以外の着信呼のいずれ
を優先して接続するかを制御する優先順序制御手段を有
する。
【0105】このため、自分の電話受付システムのAC
D着信を優先し、余裕があるときだけ他の電話受付シス
テムのACD着信を援助する等の使用形態が可能とな
り、サービスの使用形態を自由に設定することが可能と
なる。請求項11に記載の発明は、通話中の受付台から
の要求によって他の電話受付システムに対して擬似AC
D着信呼の発生を要求する擬似ACD着信呼発生要求手
段と、前記擬似ACD着信呼発生要求を受け付ける擬似
ACD着信呼発生要求受付手段とを有し、電話受付シス
テム間の通話路の設定せずに他の電話受付システムに擬
似ACD着信を発生させる。
【0106】これにより、他の電話受付システムに擬似
ACD着信を発生させ、発信者を他の電話受付システム
の受付台に接続することが可能となる。請求項12に記
載の発明は、各電話受付システムは、受付台のリザーブ
を解除するか継続するかを選択する受付台リザーブ選択
手段と、前記受付台リザーブ選択手段の選択結果に応じ
て前記受付台のリザーブを解除する受付台リザーブ解除
手段と、前記受付台リザーブ選択手段の選択結果に応じ
て前記受付台のリザーブを継続する受付台リザーブ継続
手段とを有する。
【0107】このため、受付台をリザーブした後、通話
チャネルが設定できなかった場合等において、この受付
台のリザーブを解除することができる。請求項13に記
載の発明は、複数の電話受付システムから同一擬似AC
D着信に対する擬似ACD着信可能応答受付台通知を受
けたとき、最初に通話路設定が完了した電話受付システ
ムと接続をする擬似ACD着信呼接続手段と、残りの電
話受付システムのリザーブ受付台を解放するか、または
同種のACD着信呼との接続に使用するかを選択する擬
似ACD着信呼接続競合制御手段とを有し、複数の電話
受付システムから応答があったとき競合制御を行う。
【0108】このため、リザーブ受付台が競合したと
き、接続されなかったリザーブ受付台を無駄にリザーブ
解除するだけでなく、同種のACD着信呼との接続に使
用することが可能となる。請求項14に記載の発明は、
リザーブされた受付台が発信要求を行ったとき前記受付
台リザーブ通知手段はリザーブ中である旨を発信要求を
行った受付台へ通知する。
【0109】このため、発信要求を行った受付台で自分
の受付台がリザーブ中であることを認識することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電話受付システムによるスタンドアロー
ン型のACDサービスの一例のブロック図である。
【図2】従来の電話受付システムによるネットワーク型
のACDサービスの一例のブロック図である。
【図3】本発明の自動呼分配サービス制御方式の一実施
例のブロック図である。
【図4】制御部の各手段(機能)を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明方式の制御局の電話受付システムと、サ
テライト局の電話受付システムでの各手段の動作と、情
報のやりとりの第1実施例の動作シーケンスである。
【図6】本発明方式の制御局の電話受付システムと、サ
テライト局の電話受付システムでの各手段の動作と、情
報のやりとりの第1実施例の動作シーケンスである。
【図7】本発明方式の制御局の電話受付システムと、サ
テライト局の電話受付システムでの各手段の動作と、情
報のやりとりの第2実施例の動作シーケンスである。
【図8】本発明方式の制御局の電話受付システムと、サ
テライト局の電話受付システムでの各手段の動作と、情
報のやりとりの第3実施例の動作シーケンスである。
【図9】本発明方式の制御局の電話受付システムと、サ
テライト局の電話受付システムでの各手段の動作と、情
報のやりとりの第4実施例の動作シーケンスである。
【図10】本発明方式の制御局の電話受付システムと、
サテライト局の電話受付システムでの各手段の動作と、
情報のやりとりの第5実施例の動作シーケンスである。
【図11】本発明方式の制御局の電話受付システムと、
サテライト局の電話受付システムでの各手段の動作と、
情報のやりとりの第6実施例の動作シーケンスである。
【図12】本発明方式の制御局の電話受付システムと、
サテライト局の電話受付システムでの各手段の動作と、
情報のやりとりの第7実施例の動作シーケンスである。
【図13】本発明方式の制御局の電話受付システムと、
サテライト局の電話受付システムでの各手段の動作と、
情報のやりとりの第8実施例の動作シーケンスである。
【図14】本発明方式の制御局の電話受付システムと、
サテライト局の電話受付システムでの各手段の動作と、
情報のやりとりの第9実施例の動作シーケンスである。
【図15】本発明方式の制御局の電話受付システムと、
サテライト局の電話受付システムでの各手段の動作と、
情報のやりとりの第10実施例の動作シーケンスであ
る。
【図16】制御局が実行するACD着信処理の一実施例
のフローチャートである。
【図17】要求対象局情報を示す図である。
【図18】要求時期情報を示す図である。
【図19】ACD着信呼情報を示す図である。
【図20】INVOKEメッセージを示す図である。
【図21】サテライト局が実行する擬似ACD着信発生
要求受信処理の一実施例のフローチャートである。
【図22】受付条件情報を示す図である。
【図23】INVOKEACKメッセージを示す図であ
る。
【図24】優先順序情報を示す図である。
【図25】INVOKEACKメッセージを示す図であ
る。
【図26】サテライト局が実行する受付台空き遷移処理
の一実施例のフローチャートである。
【図27】INVOKEメッセージを示す図である。
【図28】制御局が擬似ACD着信応答可能受付台通知
の受信時に実行する処理の一実施例のフローチャートで
ある。
【図29】INVOKEメッセージを示す図である。
【図30】サテライト局が実行する受付台空き遷移処理
の他の実施例のフローチャートである。
【図31】擬似ACD着信呼情報を示す図である。
【図32】制御局が局間通話路設定の通知を受信したと
きに実行する処理の一実施例のフローチャートである。
【図33】サテライト局が受付台操作により実行する処
理の一実施例のフローチャートである。
【図34】INVOKEメッセージを示す図である。
【図35】制御局が擬似ACD着信呼発生要求時に実行
する処理の一実施例のフローチャートである。
【図36】サテライト局が受付台の呼出または発信時に
実行する処理の一実施例のフローチャートである。
【符号の説明】
30a,30b,30c 電話受付システム 31 公衆網 32 インタフェース部32 33 制御部 34 メモリ部 35 端末制御部 36 受付台 41 ACD着信呼制御決定手段 42 ACD着信呼待ち合わせ手段 43 空き受付台抽出手段 44 空き受付台呼出手段 45 擬似ACD着信発生要求手段 46 擬似ACD着信発生要求受付手段 47 擬似ACD着信発生要求対象局決定手段 48 擬似ACD着信発生要求受付通知手段 49 擬似ACD着信発生要求時期決定手段 51 受付台リザーブ手段 52 受付台リザーブ通知手段 53 擬似ACD着信応答可能受付台通知手段 54 局間通話路設定手段 55 擬似ACD着信呼接続手段 56 発信者識別情報通知手段 57 擬似ACD着信停止要求判断手段 58 擬似ACD着信停止要求手段 59 擬似ACD着信停止要求受付手段 60 呼融合手段 61 擬似ACD着信発生要求受付条件登録手段 62 擬似ACD着信発生要求受付判断手段 63 擬似ACD着信発生要求拒否通知手段 64 優先順序制御手段 65 擬似ACD着信呼発生要求手段 66 擬似ACD着信呼発生要求受付手段 67 受付台リザーブ選択手段 68 受付台リザーブ解除手段 69 受付台リザーブ継続手段 70 擬似ACD着信呼接続競合制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−22029(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/42 - 3/64

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電話受付システムを制御チャネル
    と通話チャネルで構成されたネットワークで接続し、各
    電話受付システム間で自動呼分配サービスを行う自動呼
    分配サービス制御方式であって、 公衆網から呼を着信した電話受付システムである制御局
    にて前記制御局から他の電話受付システムであるサテラ
    イト局に対し、前記制御チャネルを用い、前記着信した
    呼に基づく擬似的な自動呼分配着信である擬似ACD着
    信の発生を要求する擬似ACD着信発生要求手段と、 前記サテライト局にて前記制御局からの擬似ACD着信
    要求を受け付ける擬似ACD着信発生要求受付手段と、 前記制御局または前記サテライト局にて前記制御局と前
    記サテライト局間の通話を設定する局間通話路設定手
    段とを有し、 前記複数の電話受付システムのいずれかの電話端末であ
    る受付台が応答したとき、前記制御局と応答した受付台
    のサテライト局との間の通話を設定して、応答した受
    付台と発信者との接続を行うことを特徴とする自動呼分
    配サービス制御方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動呼分配サービス制御
    方式において、 前記制御局にて擬似ACD着信の発生を要求する対象局
    を決定し、前記決定した対象局に対して前記擬似ACD
    着信発生要求手段で擬似ACD着信発生要求を行わせる
    擬似ACD着信発生要求対象局決定手段と、 前記サテライト局にて前記擬似ACD着信発生要求受付
    手段で擬似ACD着信を受け付けたとき前記制御局に通
    知を行う擬似ACD着信発生要求受付通知手段を有する
    ことを特徴とする自動呼分配サービス制御方式。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動呼分配サービス制御
    方式において、 前記制御局にて各サテライト局に対する前記擬似ACD
    着信の発生を要求する時期を決定する擬似ACD着信発
    生要求時期決定手段を有することを特徴とする自動呼分
    配サービス制御方式。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の自動呼分配サービス制御
    方式において、 前記サテライト局にて前記擬似ACD着信呼に応対でき
    る受付台が現れたとき前記受付台が他の呼で使用されな
    いようにリザーブする受付台リザーブ手段を有すること
    を特徴とする自動呼分配サービス制御方式。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の自動呼分配サービス制御
    方式において、 前記サテライト局にて前記リザーブされた受付台を他の
    呼で使用しようとしたときリザーブ中である旨を通知す
    る受付台リザーブ通知手段を有することを特徴とする自
    動呼分配サービス制御方式。
  6. 【請求項6】 請求項1または4記載の自動呼分配サー
    ビス制御方式において、 前記サテライト局にて擬似ACD着信呼に応対できる受
    付台が現れたとき前記制御局に対して通知する擬似AC
    D着信応答可能受付台通知手段と、 前記制御局にて前記制御局と前記擬似ACD着信応答可
    能受付台通知手段から通知を行ったサテライト局との間
    の通話路を前記局間通話路設定手段により設定し、 前記擬似ACD着信応答可能受付台通知手段から通知さ
    れた受付台と発信者との接続を行う擬似ACD着信呼接
    続手段とを有することを特徴とする自動呼分配サービス
    制御方式。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の自動呼分配サービス制御
    方式において、 前記制御局にて擬似ACD着信発生要求の中に発信者を
    識別する情報を編集し前記サテライト局に通知する発信
    者識別情報通知手段を有し、 前記サテライト局にて擬似ACD着信呼に応対できる受
    付台が現れたとき前記擬似ACD着信発生要求の中の発
    信者識別情報に基づいて前記サテライト局と前記制御局
    との間の局間通話路を前記局間通話路設定手段により設
    定し、 前記発信者の関与する呼情報と前記受付台の関与する呼
    情報とを一つに融合して、前記受付台と前記局間通話路
    の接続を行う呼融合手段とを有することを特徴とする自
    動呼分配サービス制御方式。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の自動呼分配サービス制御
    方式において、 擬似ACD着信を発生させた電話受付システムに対して
    擬似ACD着信の停止を要求するか否かを判断する擬似
    ACD着信停止要求判断手段と、 擬似ACD着信の停止を要求する電話受付システムに対
    して擬似ACD着信停止要求を発生する擬似ACD着信
    停止要求手段と、 前記擬似ACD着信停止要求を受け付けて前記擬似AC
    D着信を停止する擬似ACD着信停止要求受付手段とを
    有することを特徴とする自動呼分配サービス制御方式。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の自動呼分配サービス制御
    方式において、 擬似ACD着信発生要求を受け付ける条件を登録する擬
    似ACD着信発生要求受付条件登録手段と、 前記擬似ACD着信発生要求を受信したとき予め登録さ
    れた条件に基づいて前記擬似ACD着信発生要求を受け
    付けるか拒否するかを判断する擬似ACD着信発生要求
    受付手段と、 受け付けを拒否したことを擬似ACD着信発生要求を行
    った局に通知する擬似ACD着信発生要求拒否通知手段
    とを有することを特徴とする自動呼分配サービス制御方
    式。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の自動呼分配サービス制
    御方式において、 各電話受付システムで受付台が空きになったとき、前記
    受付台に対する擬似ACD着信呼とそれ以外の着信呼の
    いずれを優先して接続するかを制御する優先順序制御手
    段を有することを特徴とする自動呼分配サービス制御方
    式。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の自動呼分配サービス制
    御方式において、 通話中の受付台からの要求によって他の電話受付システ
    ムに対して擬似ACD着信呼の発生を要求する擬似AC
    D着信呼発生要求手段と、 前記擬似ACD着信呼発生要求を受け付ける擬似ACD
    着信呼発生要求受付手段とを有し、 電話受付システム間の通話路の設定せずに他の電話受付
    システムに擬似ACD着信を発生させることを特徴とす
    る自動呼分配サービス制御方式。
  12. 【請求項12】 請求項記載の自動呼分配サービス制
    御方式において、 各電話受付システムは、受付台のリザーブを解除するか
    継続するかを選択する受付台リザーブ選択手段と、 前記受付台リザーブ選択手段の選択結果に応じて前記受
    付台のリザーブを解除する受付台リザーブ解除手段と、 前記受付台リザーブ選択手段の選択結果に応じて前記受
    付台のリザーブを継続する受付台リザーブ継続手段とを
    有することを特徴とする自動呼分配サービス制御方式。
  13. 【請求項13】 請求項6記載の自動呼分配サービス制
    御方式において、 複数の電話受付システムから同一擬似ACD着信に対す
    る擬似ACD着信可能応答受付台通知を受けたとき、最
    初に通話路設定が完了した電話受付システムと接続をす
    る擬似ACD着信呼接続手段と、 残りの電話受付システムのリザーブ受付台を解放する
    か、または同種のACD着信呼との接続に使用するかを
    選択する擬似ACD着信呼接続競合制御手段とを有し、 複数の電話受付システムから応答があったとき競合制御
    を行うことを特徴とする自動呼分配サービス制御方式。
  14. 【請求項14】 請求項5記載の自動呼分配サービス制
    御方式において、 リザーブされた受付台が発信要求を行ったとき前記受付
    台リザーブ通知手段はリザーブ中である旨を発信要求を
    行った受付台へ通知することを特徴とする自動呼分配サ
    ービス制御方式。
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