JPH08213345A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH08213345A
JPH08213345A JP7015890A JP1589095A JPH08213345A JP H08213345 A JPH08213345 A JP H08213345A JP 7015890 A JP7015890 A JP 7015890A JP 1589095 A JP1589095 A JP 1589095A JP H08213345 A JPH08213345 A JP H08213345A
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JP
Japan
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region
conductivity type
type semiconductor
layer
metal layer
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Application number
JP7015890A
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English (en)
Inventor
Reiji Ono
玲司 小野
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Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】湿式電解メッキ法を用いてメッキされる電極用
金属層を少ない工程数で形成し得る半導体装置及びその
製造方法を提供する。 【構成】n型半導体領域2と、n型半導体領域の特定の
領域に選択的に形成された複数のp型半導体領域(4、
6)と、n型半導体領域の表面の一部およびp型半導体
領域の一部を覆う絶縁膜(5、7)と、p型半導体領域
のうちで絶縁膜により覆われていない領域上に設けられ
てその領域に電気的に接続された第1の金属層領域10
と、第1の金属層領域の表面に湿式電解メッキ法により
形成された第2の金属層12とを具備し、p型半導体領
域のうちでn型半導体領域の表面に露出している領域の
表面キャリア密度が第2の金属層に電気的に接続された
領域の表面キャリア密度より低いことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置及びその製
造方法に係り、特に湿式電解メッキ法を用いて形成され
た電極及びその形成方法に係り、例えばアバランシェ・
フォトダイオードなどに使用される。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の電極を他の部品、回路と電
気的に接続するために、一般に、Auワイヤ・ボンディ
ングによる結線を用いる。この場合、半導体素子の電極
のボンダビリィティを良くするために、ボンディング・
パッドの最上層が2〜3μmのAu層であることが要求
され、これを湿式電解メッキ法で形成するのが一般的で
ある。
【0003】次に、湿式電解メッキ法を用いて例えばア
バランシェ・フォトダィオードのAuメッキ電極を形成
する工程の従来例について図3(a)乃至(f)を参照
しながら説明する。
【0004】まず、図3(a)に示すように、n型半導
体基板l上にn型半導体層2を成長させ、このn型半導
体層2の表面に第1のシリコン窒化膜3をプラズマCV
D法により形成する。
【0005】次に、半導体層2の表層部に選択的に形成
されるベリリウム(Be)注入領城4に対応する第1の
シリコン窒化膜の一部を除去するようにフォトリソグラ
フィ技術を用いてパターニングする。そして、基板上の
Be注入領城4にBeをイオン注入した後、アニーリン
グを施し、傾斜接合を形成する。
【0006】次に、前記第1のシリコン窒化膜3を除去
し、図3(b)に示すように、基板上に第2のシリコン
窒化膜5を形成し、半導体層2の表層部に選択的に形成
されるカドミニウム(Cd)拡散領域6に対応する第2
のシリコン窒化膜の一部を除去するようにフォトリソグ
ラフィ技術を用いてパターニングする。そして、前記C
d拡散領域6にCdを封管拡散法により拡散して階段接
合を形成する。これにより、Cd拡散領域(p+ 領城)
6がBe注入領城4からなるp型領城により囲まれ、素
子外周部ではBeとCdとが混在した領城4aが半導体
層2の表面に露出した構造が得られる。
【0007】次に、図3(c)に示すように、基板上に
第3のシリコン窒化膜7を形成して前記Cd拡散領域6
の一部を覆うように所定のパターニングを施した後、表
面に露出しているCd拡散領域6を覆うように、電極金
属として50nmのTi層8、50nmのPt層9、5
0nmのAu層10を真空蒸着法により順次形成する。
【0008】次に、図3(d)に示すように、基板上全
面に50nmのTi層13、50nmのAu層14を順
次に蒸着形成した後、電極メッキを施す領域以外の領域
を覆うようにレジストパターン15を形成する。
【0009】次に、基板をAuメッキ液中に浸し、Au
層l4にメッキ装置のカソード電極を接触させた状態で
電流を流し、図3(e)に示すように、Auメッキ層
(Auメッキ電極)l2を形成する。
【0010】次に、図3(f)中に示すように、レジス
トパターン15を剥離し、Au層14、Ti層13を順
次にエッチング除去する。しかし、上記したように基板
全面に形成したAuメッキ層l2を形成した後、Au層
14をエッチングして除去するので、Au層14とその
下地とにエッチングの選択性がない場合には、Au層1
4を蒸着形成する前にAu層14に対して選択エッチン
グが可能な層(本例ではTi層13)を形成しなけれぱ
ならず、工程数が増える。また、特定の領域に選択的に
メッキを施すために、Au層14およびその下地である
Ti層13のパターニンング工程が必要となり、工程数
が増える。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
半導体装置は、湿式電解メッキ法を用いて電極上にメッ
キされる金属層の形成に際して工程数が増えるという問
題があった。本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、湿式電解メッキ法を用いて電極上にメッキさ
れる金属層を少ない工程数で形成し得る半導体装置及び
その製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る半導体
装置は、第1導電型の半導体基板と、上記第1導電型の
半導体基板もしくはその上に積層された第1導電型の半
導体層の特定の領域に選択的に形成された上記第1導電
型とは逆導電型の複数の第2導電型の半導体領域と、前
記第1導電型の半導体基板もしくは半導体層の表面の一
部および前記第2導電型の半導体領域の一部を覆う絶縁
膜と、前記第2導電型の半導体領域のうちで上記絶縁膜
により覆われていない領域上で上記領域に電気的に接続
されて設けられた第1の金属層領域と、前記第1の金属
層領域の表面に湿式電解メッキ法により形成された第2
の金属層とを具備し、前記第2導電型の半導体領域のう
ちで前記第1導電型の半導体基板もしくは半導体層の表
面に露出している領域の表面キャリア密度が前記第2の
金属層に電気的に接続された領域の表面キャリア密度よ
り低いことを特徴とする。
【0013】第2の発明に係る半導体装置は、第1導電
型の半導体基板と、上記第1導電型の半導体基板もしく
はその上に積層された第1導電型の半導体層の特定の領
域に選択的に形成された上記第1導電型とは逆導電型の
複数の第2導電型の半導体領域と、前記第1導電型の半
導体基板もしくは半導体層の表面の一部および前記第2
導電型の半導体領域の一部を覆う絶縁膜と、前記第2導
電型の半導体領域のうちで上記絶縁膜により覆われてい
ない領域上で上記領域に電気的に接続されて設けられた
第1の金属層領域と、前記第1の金属層領域の表面に湿
式電解メッキ法により形成された第2の金属層とを具備
し、前記第1導電型の半導体基板もしくは半導体層の表
面に露出している第2導電型の半導体領域と上記第1導
電型の半導体基板もしくは半導体層とで形成される接合
のビルトイン・ポテンシャルが、前記第2の金属層に電
気的に接続された第2導電型の半導体領域と前記第1導
電型領域とで形成される接合のビルトイン・ポテンシャ
ルより大きいことを特徴とする。
【0014】第3の発明に係る半導体装置の製造方法
は、第1導電型の半導体基板もしくはその上に積層され
た第1導電型の半導体層の特定の領域に選択的に上記第
1導電型とは逆導電型の複数の第2導電型の半導体領域
を形成し、かつ、少なくとも2個の第2導電型の半導体
領域のキャリア濃度が異なるように形成し、上記2個の
第2導電型の半導体領域のうちでキャリア濃度が高い方
の半導体領域に電気的に接続された第1の金属層を形成
する工程と、前記キャリア濃度が異なる複数の第2導電
型の半導体領域に並列に順方向電流を流すように湿式電
解メッキ法を実施することにより、前記第1の金属層上
に選択的に第2の金属層を形成する工程とを具備するこ
とを特徴とする。
【0015】第4の発明に係る半導体装置の製造方法
は、第1導電型の半導体基板もしくはその上に積層され
た第1導電型の半導体層とその特定の領域に選択的に上
記第1導電型とは逆導電型の複数の第2導電型の半導体
領域を形成し、かつ、少なくとも2個の第2導電型の半
導体領域と第1導電型の半導体基板もしくは半導体層で
構成される接合のビルトイン・ポテンシャルが異なるよ
うに形成し、上記2個の第2導電型の半導体領域のうち
でビルトイン・ポテンシャルが小さい方の接合を有する
方の半導体領域に電気的に接続された第1の金属層を形
成する工程と、前記ビルトイン・ポテンシャルが異なる
接合を有する複数の第2導電型の半導体領域に並列に順
方向電流を流すように湿式電解メッキ法を実施すること
により、前記第1の金属層上に選択的に第2の金属層を
形成する工程とを具備することを特徴とする。
【0016】
【作用】第1の発明の半導体装置は、表面に露出した第
2導電型(例えばp型)半導体領域のキャリア濃度が、
第1導電型半導体領域(例えばn型)との間で主接合を
形成する第2導電型半導体領城のキャリア濃度より低く
設定されており、主接合を形成する第2導電型半導体領
城に電気的に接続された第1の金属層(電極)上に湿式
電解メッキ法により選択的に第2の金属層が形成されて
いる。
【0017】第2の発明の半導体装置は、表面に露出し
た第2導電型(例えばp型)半導体領域と第1導電型半
導体領域(例えばn型)との接合のビルトイン・ポテン
シャルが、主接合のビルトイン・ポテンシャルより大き
く設定されており、主接合を形成する第2導電型半導体
領城に電気的に接続された第1の金属層(電極)上に湿
式電解メッキ法により選択的に第2の金属層が形成され
ている。
【0018】第3の発明の半導体装置の製造方法は、第
1の発明の半導体装置を製造する際に適用され、第4の
発明の半導体装置の製造方法は、第2の発明の半導体装
置を製造する際に適用される。
【0019】本発明の半導体装置における第2の金属層
を湿式電解メッキ法により選択的に形成する際、メッキ
液中て抵抗値の異なる被メッキ物を同時にメッキする
と、被メッキ物をカソードとして2つの抵抗を並列に接
続し電流を流すことと等価になり、抵抗の低い経路を電
流が通り、抵抗値の低い方のみに析出金属が形成される
原理を利用している。
【0020】この場合、接合を有する半導体素子に電流
を流す際には、n型半導体領域からp型半導体領域への
逆方向電流は殆んど流れないが、p型半導体領域からn
型半導体領城ヘの順方向電流は流れ易く、上記順方向電
流は、p型半導体領域のキャリア濃度が高く、接合のビ
ルトイン・ポテンンャルが小さいほど流れ易い(換言す
れば、p型半導体領域のキャリア濃度が低く、接合のビ
ルトイン・ポテンンャルが大きいほど順方向電流が流れ
難い)。
【0021】従って、半導体素子のキャリア濃度が異な
るp型半導体領域、またはビルトイン・ポテンンャルが
異なる接合に並列に順方向電流を流すと、電流の流れに
選択性が得られ、キャリア濃度が高い方のp型半導体領
域、あるいは、接合のビルトイン・ポテンンャルが小さ
い方のp型半導体領域に電気的に接続された第1の金属
層(電極)上に選択的に第2の金属層が形成される。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1(a)乃至(d)は、本発明の第1実
施例に係るアバランシェ・フォトダィオードの製造工程
の一例を示している。
【0023】まず、図1(a)に示すように、n型半導
体基板l上にn型半導体層2を成長させ、このn型半導
体層2の表面に第1のシリコン窒化膜3をプラズマCV
D法により形成する。
【0024】次に、半導体層2の表層部に選択的に形成
されるBe注入領城4に対応する第1のシリコン窒化膜
の一部を除去するようにフォトリソグラフィ技術を用い
てパターニングする。そして、基板上のBe注入領城4
にBeをイオン注入した後、アニーリングを施し、傾斜
接合を形成する。
【0025】次に、前記第1のシリコン窒化膜3を除去
し、図1(b)に示すように、基板上に第2のシリコン
窒化膜5を形成し、半導体層2の表層部に選択的に形成
されるCd拡散領域6に対応する第2のシリコン窒化膜
の一部を除去するようにフォトリソグラフィ技術を用い
てパターニングする。
【0026】そして、前記Cd拡散領域6にCdを封管
拡散法により拡散して階段接合を形成する。これによ
り、Cd拡散領域(p+ 領城)6がBe注入領城4から
なるp型領城により囲まれた構造が得られるが、素子外
周部のBe注入領城4は第2のシリコン窒化膜5により
覆われているので、Cdが供給されない。
【0027】次に、図1(c)に示すように、基板上に
第3のシリコン窒化膜7を形成して前記Cd拡散領域6
の一部を覆うように所定のパターニングを施した後、表
面に露出しているCd拡散領域6を覆うように、電極金
属として50nmのTi層8、50nmのPt層9、5
0nmのAu層10を真空蒸着法により順次形成する。
さらに、n型半導体基板1の裏面に電極金属層11を形
成する。
【0028】次に、湿式電解メッキ法を用いて、図1
(d)中に示すように、Auメッキ電極を形成する。こ
の場合、基板をAuメッキ液中に浸し、裏面電極金属層
11にメッキ装置のカソード電極を接触させた状態で電
流を流すことによりAuメッキ層(Auメッキ電極)l
2を形成する。
【0029】ここで、本発明においては、表面に露出し
たp型半導体領域4のキャリア濃度が、n型半導体領域
2との間で主接合を形成するp+ 型半導体領城6のキャ
リア濃度より低く設定されている。あるいは、表面に露
出したp型半導体領域4とn型半導体領域2との接合の
ビルトイン・ポテンシャルが、主接合のビルトイン・ポ
テンシャルより大きく設定されている。
【0030】そして、前記第2の金属層12を湿式電解
メッキ法により選択的に形成する際、メッキ液中て抵抗
値の異なる被メッキ物を同時にメッキすると、被メッキ
物をカソードとして2つの抵抗を並列に接続し電流を流
すことと等価になり、抵抗の低い経路を電流が通り、抵
抗値の低い方のみに析出金属が形成される原理を利用し
ている。
【0031】この場合、接合を有する半導体素子に電流
を流す際には、n型半導体領域からp型半導体領域への
逆方向電流は殆んど流れないが、p型半導体領域からn
型半導体領城ヘの順方向電流は流れ易く、上記順方向電
流は、p型半導体領域のキャリア濃度が高く、接合のビ
ルトイン・ポテンンャルが小さいほど流れ易い(換言す
れば、p型半導体領域のキャリア濃度が低く、接合のビ
ルトイン・ポテンンャルが大きいほど順方向電流が流れ
難い)。
【0032】従って、上記実施例のように、半導体素子
のキャリア濃度が異なるp型半導体領域、またはビルト
イン・ポテンンャルが異なる接合に並列に順方向電流を
流すと、電流の流れに選択性が得られ、キャリア濃度が
高い方のp型半導体領域、あるいは、接合のビルトイン
・ポテンンャルが小さい方のp型半導体領域に電気的に
接続された第1の金属層10上に選択的に第2の金属層
12が形成される。
【0033】上記第1実施例の製造工程によれば、湿式
電解メッキ法を用いて特定の領域に選択的にAuメッキ
層を形成する際に、従来例で必要とされた予め特定の金
属層14やその下地13を形成してパターニンングを行
う工程が不要となるので、工程数が簡素化され、少ない
工程数で形成することが可能になる。
【0034】図2(a)乃至(d)は、本発明の第2実
施例に係るアバランシェ・フォトダィオードの製造工程
の一例を示している。まず、図2(a)に示すように、
n型半導体基板l上にn型半導体層2を成長させ、この
n型半導体層2の表面に第1のシリコン窒化膜3をプラ
ズマCVD法により形成する。
【0035】次に、半導体層2の表層部に選択的に形成
される第1次のZn拡散領域16に対応する第1のシリ
コン窒化膜の一部を除去するようにフォトリソグラフィ
技術を用いてパターニングする。そして、前記第1次の
Zn拡散領域16にZnを封管拡散法により拡散する。
【0036】次に、前記第1のシリコン窒化膜3を除去
し、図2(b)に示すように、基板上に第2のシリコン
窒化膜5を形成し、半導体層2の表層部に選択的に形成
される第2次のZn拡散領域17に対応する第2のシリ
コン窒化膜の一部を除去するようにフォトリソグラフィ
技術を用いてパターニングする。
【0037】そして、前記第2次のZn拡散領域17に
Znを封管拡散法により拡散して階段接合を形成する。
この際、第2のシリコン窒化膜5により覆われている第
1次のZn拡散領域16は、Znが新たに供給されない
ので、Znの押し込み拡散が進行し、表面からの深さ方
向に対するZn濃度のプロファイルが緩やかになり、傾
斜接合が形成される。
【0038】次に、図2(c)に示すように、基板上に
第3のシリコン窒化膜7を形成して前記第2次のZn拡
散領域17の一部を覆うように所定のパターニングを施
した後、第2次のZn拡散領域17を覆うように、電極
金属として50nmのTi層8、50nmのPt層9、
50nmのAu層10を真空蒸着法により順次形成す
る。さらに、n型半導体基板1の裏面に電極金属層11
を形成する。
【0039】次に、湿式電解メッキ法を用いて、図2
(d)中に示すように、Auメッキ電極を形成する。こ
の場合、基板をAuメッキ液中に浸し、裏面電極金属層
11にメッキ装置のカソード電極を接触させた状態で電
流を流すことによりAuメッキ層(Auメッキ電極)l
2を形成する。
【0040】上記第2実施例の製造工程においても、湿
式電解メッキ法を用いて特定の領域に選択的にAuメッ
キを施す際に、前記第1実施例の製造工程と同様の原理
により、従来例で必要とされた予め特定の金属層14や
その下地13を形成してパターニンングを行う工程が不
要となるので、工程数が簡素化され、少ない工程数で形
成することが可能になる。
【0041】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、湿式電
解メッキ法を用いてメッキされた金属層を少ない工程数
で形成し得る半導体装置及びその製造方法を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るアバランシェ・フォ
トダィオードの製造工程の一例を示す断面図。
【図2】本発明の第2実施例に係るアバランシェ・フォ
トダィオードの製造工程の一例を示す断面図。
【図3】従来のアバランシェ・フォトダィオードの製造
工程の一例を示す断面図。
【符号の説明】
1…n型半導体基板、2…n型半導体層、3…第1のシ
リコン窒化膜、4…Be注入領城、5…第2のシリコン
窒化膜、6…Cd拡散領域、7…第3のシリコン窒化
膜、8…Ti、9…Pt、10…Au、11…裏面電極
金属層、12…Auメッキ層、16…第1次のZn拡散
領域、17…第2次のZn拡散領域。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板と、上記第1導
    電型の半導体基板もしくはその上に積層された第1導電
    型の半導体層の特定の領域に選択的に形成された上記第
    1導電型とは逆導電型の複数の第2導電型の半導体領域
    と、前記第1導電型の半導体基板もしくは半導体層の表
    面の一部および前記第2導電型の半導体領域の一部を覆
    う絶縁膜と、前記第2導電型の半導体領域のうちで上記
    絶縁膜により覆われていない領域上で上記領域に電気的
    に接続されて設けられた第1の金属層領域と、前記第1
    の金属層領域の表面に湿式電解メッキ法により形成され
    た第2の金属層とを具備し、前記第2導電型の半導体領
    域のうちで前記第1導電型の半導体基板もしくは半導体
    層の表面に露出している領域の表面キャリア密度が前記
    第2の金属層に電気的に接続された領域の表面キャリア
    密度より低いことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 第1導電型の半導体基板と、上記第1導
    電型の半導体基板もしくはその上に積層された第1導電
    型の半導体層の特定の領域に選択的に形成された上記第
    1導電型とは逆導電型の複数の第2導電型の半導体領域
    と、前記第1導電型の半導体基板もしくは半導体層の表
    面の一部および前記第2導電型の半導体領域の一部を覆
    う絶縁膜と、前記第2導電型の半導体領域のうちで上記
    絶縁膜により覆われていない領域上で上記領域に電気的
    に接続されて設けられた第1の金属層領域と、前記第1
    の金属層領域の表面に湿式電解メッキ法により形成され
    た第2の金属層とを具備し、前記第1導電型の半導体基
    板もしくは半導体層の表面に露出している第2導電型の
    半導体領域と上記第1導電型の半導体基板もしくは半導
    体層とで形成される接合のビルトイン・ポテンシャル
    が、前記第2の金属層に電気的に接続された第2導電型
    の半導体領域と前記第1導電型領域とで形成される接合
    のビルトイン・ポテンシャルより大きいことを特徴とす
    る半導体装置。
  3. 【請求項3】 第1導電型の半導体基板もしくはその上
    に積層された第1導電型の半導体層の特定の領域に選択
    的に上記第1導電型とは逆導電型の複数の第2導電型の
    半導体領域を形成し、かつ、少なくとも2個の第2導電
    型の半導体領域のキャリア濃度が異なるように形成し、
    上記2個の第2導電型の半導体領域のうちでキャリア濃
    度が高い方の半導体領域に電気的に接続された第1の金
    属層を形成する工程と、前記キャリア濃度が異なる複数
    の第2導電型の半導体領域に並列に順方向電流を流すよ
    うに湿式電解メッキ法を実施することにより、前記第1
    の金属層上に選択的に第2の金属層を形成する工程とを
    具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 第1導電型の半導体基板もしくはその上
    に積層された第1導電型の半導体層とその特定の領域に
    選択的に上記第1導電型とは逆導電型の複数の第2導電
    型の半導体領域を形成し、かつ、少なくとも2個の第2
    導電型の半導体領域と第1導電型の半導体基板もしくは
    半導体層で構成される接合のビルトイン・ポテンシャル
    が異なるように形成し、上記2個の第2導電型の半導体
    領域のうちでビルトイン・ポテンシャルが小さい方の接
    合を有する方の半導体領域に電気的に接続された第1の
    金属層を形成する工程と、前記ビルトイン・ポテンシャ
    ルが異なる接合を有する複数の第2導電型の半導体領域
    に並列に順方向電流を流すように湿式電解メッキ法を実
    施することにより、前記第1の金属層上に選択的に第2
    の金属層を形成する工程とを具備することを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008293668A (ja) * 2007-05-22 2008-12-04 Toyota Motor Corp 燃料電池用セパレータおよび燃料電池用セパレータの製造方法、前処理セパレータ基材、燃料電池
US8482096B2 (en) 2007-09-18 2013-07-09 Mitsubishi Electric Corporation Semiconductor photodetector and manufacturing method therefor

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