JPH08213309A - レジスト除去装置 - Google Patents

レジスト除去装置

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Publication number
JPH08213309A
JPH08213309A JP3905295A JP3905295A JPH08213309A JP H08213309 A JPH08213309 A JP H08213309A JP 3905295 A JP3905295 A JP 3905295A JP 3905295 A JP3905295 A JP 3905295A JP H08213309 A JPH08213309 A JP H08213309A
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JP
Japan
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article
adhesive sheet
resist
pretreatment
peeling
Prior art date
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Pending
Application number
JP3905295A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Yamamoto
雅之 山本
Yuji Okawa
雄士 大川
Takeshi Matsumura
健 松村
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 粘着シートを用いてのレジスト除去装置にお
いて、半導体基板などの物品上のレジスト膜を簡単確実
に剥離除去できるようにする 【構成】 レジストパターンが存在する物品上に粘着シ
ートを貼付け、前記粘着シートを剥離することによって
前記物品表面のレジストを除去する装置において、前記
物品表面のレジストの密着性を低下させるための前処理
機構13と、この前処理機構13で前処理された後の前
記物品の表面に粘着シートを貼付ける粘着シート貼付け
機構8と、貼付けられた前記粘着シートを前記物品表面
から剥離する粘着シート剥離機構9とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体基板、各
種プリント基板、各種マスク、リードフレームなどの各
種微細加工部品の製造時において、不要となったレジス
トからなる画像(基板等の上に残った不要レジストパタ
ーン)を剥離除去するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体のデバイス製造におい
て、シリコンウエハなどの半導体基板上にレジスト材を
塗布し、通常のフォトプロセスにより、所定の画像(レ
ジストパターン)が形成される。これをマスクとして、
例えばイオン注入、エッチング、ドーピングなどの各種
の処理がなされる。その後不要になった画像が除去さ
れ、所定の回路が形成される。次いで、次の回路を形成
するため、再度レジスト材を塗布するというサイクルが
繰り返し行われる。また、各種基板に回路を形成する場
合も、画像形成後、不要になった画像が除去される。こ
の際、不要になったレジスト材からなる画像の除去は、
アッシャー(灰化手段)や溶剤(剥離液)、薬品などに
よって行われるのが一般的である。
【0003】しかしながら、画像の除去にアッシャーを
用いると、その作業に長時間を要したり、レジスト材中
の不純物イオンがウエハに注入されるおそれがあった。
また、溶剤や薬品を用いると、作業環境を害するという
問題を生じていた。そこで、最近では、不要となったレ
ジスト画像の除去に際し、粘着シート類をレジスト膜画
像の上面に貼付け、この粘着シート類とレジストを一体
に剥離して、レジスト膜画像を除去する方法が提案され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した粘着
シート類を用いる方法においても、次のような問題点が
ある。すなわち、半導体基板などの物品上のレジスト材
は極めて微細なため、貼付けられた粘着シートの粘着材
との接触面積が小さく、剥離されないで物品上に残る場
合があった。また、レジスト材と物品との密着強度が大
きいために、完全に物品上からレジスト材を除去するこ
とが困難である。
【0005】本発明は、このような事情に着目してなさ
れたものであって、粘着シートを用いてのレジスト除去
装置において、半導体基板などの物品上のレジスト膜を
簡単確実に剥離除去できるようにすることを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成をとる。すなわち、請求項
1に記載の発明は、レジストパターンが存在する物品上
に粘着シートを貼付け、前記粘着シートを剥離すること
によって前記物品表面のレジストを除去する装置であっ
て、前記物品表面のレジストの密着性を低下させるため
の前処理機構と、該前処理機構で前処理された後の前記
物品の表面に粘着シートを貼付ける粘着シート貼付け機
構と、貼付けられた前記粘着シートを前記物品表面から
剥離する粘着シート剥離機構とを備えてあることを特徴
とするものである。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、レジスト
パターンが存在する物品上に粘着シートを貼付け、前記
粘着シートを剥離することによって前記物品表面のレジ
ストを除去する装置であって、前記物品表面のレジスト
の密着性を低下させるための前処理機構と、該前処理機
構で前処理された後の前記物品の表面に粘着シートを貼
付ける粘着シート貼付け機構と、前記物品の表面に貼付
けられた粘着シートを加熱する加熱機構と、貼付けられ
た前記粘着シートを前記物品表面から剥離する粘着シー
ト剥離機構とを備えてあることを特徴とするものであ
る。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、レジスト
パターンが存在する物品上に粘着シートを貼付け、前記
粘着シートを剥離することによって前記物品表面のレジ
ストを除去する装置であって、前記物品表面のレジスト
の密着性を低下させるための前処理機構と、該前処理機
構で前処理された後の前記物品の表面に紫外線硬化型の
粘着シートを貼付ける粘着シート貼付け機構と、前記物
品の表面に貼付けられた粘着シートに紫外線を照射する
紫外線照射機構と、貼付けられた前記粘着シートを前記
物品表面から剥離する粘着シート剥離機構とを備えてあ
ることを特徴とするものである。
【0009】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
〜3のいずれか一つに記載のレジスト除去装置におい
て、前記前処理機構が、前記物品表面に処理液を噴射す
る機構で構成されていることを特徴とするものである。
【0010】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
〜3のいずれか一つに記載のレジスト除去装置におい
て、前記前処理機構が、前記物品を回転させる駆動機構
と、回転される物品表面に処理液を滴下する処理液滴下
ノズルとで構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0011】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
〜3のいずれか一つに記載のレジスト除去装置におい
て、前記前処理機構が、処理液を含む塗布体と、この塗
布体を前記物品の表面に接触させた状態で塗布体と物品
とを物品表面に沿って相対移動させる駆動機構とで構成
されていることを特徴とするものである。
【0012】また、請求項7に記載の発明は、請求項1
〜3のいずれか一つに記載のレジスト除去装置におい
て、前記前処理機構が、処理液を含む前処理用シートを
前記物品の表面に接触させさせた後に離間させる機構で
構成されていることを特徴とするものである。
【0013】また、請求項8に記載の発明は、請求項1
〜3のいずれか一つに記載のレジスト除去装置におい
て、前記前処理機構が、処理液を含む前処理用シートを
前記物品の表面に接触させた後に離間させる機構で構成
されていることを特徴とするものである。
【0014】また、請求項9に記載の発明は、請求項1
〜3のいずれか一つに記載のレジスト除去装置におい
て、前記前処理機構が、前記物品を処理液を貯留した浸
漬槽に浸漬する機構で構成されていることを特徴とする
ものである。
【0015】また、請求項10に記載の発明は、請求項
4〜9のいずれか一つに記載のレジスト除去装置におい
て、前記処理液を加熱する加熱機構を備えていることを
特徴とするものである。
【0016】また、請求項11に記載の発明は、請求項
4〜9のいずれか一つに記載のレジスト除去装置におい
て、前処理中の前記物品を加熱する加熱機構を備えてい
ることを特徴とするものである。
【0017】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。請求項1に
記載の装置によれば、先ず前処理機構において物品表面
に前処理を施こして物品表面におけるレジストの密着性
を低下させ、この状態で粘着シート貼付け機構によって
物品表面上に粘着シートを貼付ける。その後、粘着シー
ト剥離機構によって粘着シートを物品から剥離すること
で、密着性の低下した不要レジストが物品表面から容易
に取り除かれる。
【0018】請求項2に記載の装置によれば、先ず前処
理機構において物品表面に前処理を施こして物品表面に
おけるレジストの密着性を低下させ、この状態で粘着シ
ート貼付け機構によって物品表面上に粘着シートを貼付
ける。次に、その粘着シートを加熱機構によって加熱す
ることで、粘着シートの粘着剤が軟化してレジストパタ
ーンの凹凸内部に流れ込み、粘着剤とレジストパターン
の接触面積増加が図られる。この状態で粘着シート剥離
機構によって粘着シートを物品から剥離することで、物
品表面から不要レジストが取り除かれる。
【0019】また、請求項3に記載の装置によれば、先
ず前処理機構において物品表面に前処理を施こして物品
表面におけるレジストの密着性を低下させ、この状態で
粘着シート貼付け機構によって物品表面上に紫外線硬化
型の粘着シートを貼付ける。次に、貼付けた粘着シート
に紫外線照射機構によっての紫外線照射を行うことで粘
着シートの粘着剤が硬化し、物品上の不要レジストと粘
着剤との接着力が強化する。そして、このように物品上
の不要レジストと粘着剤とを確実に接着させた状態で粘
着シート剥離機構によって粘着シートを物品から剥離す
ることで、物品表面から不要レジストが確実に取り除か
れる。
【0020】また、請求項4に記載の装置によれば、上
記請求項1〜3のいずれか一つの装置における前処理
が、前記物品表面への処理液噴射によって実行される。
ここで、処理液がレジストに接触することで、処理液は
レジスト表面からレジスト中、または物品との境界まで
拡散し、レジスト間の分子間力または物品とレジストと
の接着力を低下させることになり、以後の粘着シートの
貼付けおよび剥離によって物品表面から不要レジストが
確実に取り除かれる。
【0021】また、請求項5に記載の装置によれば、上
記請求項1〜3のいずれか一つの装置において、回転駆
動される前記物品表面へ処理液を滴下して物品表面に流
延塗布(スピンコート)することで前処理が行われる。
【0022】また、請求項6に記載の装置によれば、上
記請求項1〜3のいずれか一つの装置において、処理液
を含んだ塗布体を用いて前記物品表面へ処理液を直接塗
布することによって前処理が実行される。
【0023】また、請求項7に記載の装置によれば、上
記請求項1〜3のいずれか一つの装置において、処理液
を含んだ前処理用シートを前記物品表面に直接接触させ
た後に離間させて、前記物品表面へ処理液を付着させる
ことによって前処理が実行される。この際、前処理用シ
ートに適度の粘着性を与えておくことで、前処理用シー
トが離間されるに伴って一部の不要レジストを前処理用
シートに付着させて剥離することもできる。
【0024】また、請求項8に記載の装置によれば、上
記請求項1〜3のいずれか一つの装置において、前記物
品表面を加湿することで前処理が実行される。
【0025】また、請求項9に記載の装置によれば、上
記請求項1〜3のいずれか一つの装置における前処理
が、前記物品全体を処理液に浸漬することによって実行
される。
【0026】また、請求項10に記載の装置によれば、
上記請求項4〜9のいずれか一つの装置において、前処
理に用いられる処理液が加熱され、物品表面の不要レジ
スト中への拡散が促進される。
【0027】また、請求項11に記載の装置によれば、
上記請求項4〜9のいずれか一つの装置において、前処
理を受ける物品が加熱されることで、レジストと物品と
の接着境界への処理液の拡散が促進される。
【0028】
【実施例】以下、本発明を半導体ウエハに適用した場合
のレジスト除去装置の実施例を図面を参照して説明す
る。
【0029】〔第1実施例〕図1は第1実施例の全体平
面図、図2は全体正面図、図3は第1および第2支持テ
ーブルの駆動構造を示す正面図、図4は粘着シート貼付
け機構と粘着シート剥離機構を示す正面図、図5は粘着
シート加熱機構を示す一部切り欠き側面図である。
【0030】図において、1はウエハ供給台、2は処理
済みウエハの回収台、3はウエハ搬送用のロボットアー
ム、4はウエハ位置合わせ用のアライメントステージ、
5は粘着シート貼付けに用いられる第1支持テーブル、
6は粘着シート剥離に用いられる常温(もしくは低温)
の第2支持テーブル、7は粘着シート供給部、8は粘着
シート貼付け機構、9は粘着シート剥離機構、10は粘
着シート回収部、11は粘着シート加熱機構、12は紫
外線照射機構、また、13は被処理ウエハに対する前処
理機構である。
【0031】以下、各部の構造を図6および図7に模式
的に示した処理工程を参照しながら説明する。被処理ウ
エハWは処理表面を上向きにした水平姿勢でカセットC
に積層収納されてウエハ供給台1に装填される。このウ
エハ供給台1はモータMaによって自転可能に構成され
ており、自らの自転によってロボットアーム3に対向す
る方向に姿勢変更される。
【0032】ロボットアーム3は支点P周りに回転可
能、かつ、水平方向に屈伸して全方向に進退可能に構成
されており、対向姿勢のウエハ供給台1のカセットCか
らウエハWを1枚吸着保持して取り出す。
【0033】取り出されたウエハWはロボットアーム3
によって後に詳述する前処理機構13に搬入されて、ウ
エハ表面のレジストの密着性を低下させるための前処理
を受ける。
【0034】前処理を受けたウエハWはロボットアーム
3によって前処理機構13から取り出されてアライメン
トステージ4上に移載され、ここでオリエンテーション
フラットおよび/またはノッチ等が検出されることに基
づき、ウエハWの位置合わせが行われる。
【0035】位置合わせされたウエハWは再びロボット
アーム3に支持されて第1支持テーブル5上に供給され
る。この第1支持テーブル5の中心には昇降される吸着
パッド14が備えられるとともに、その周囲にウエハ固
定用の真空吸着部15が備えられており、図6(a)に
示すように、上昇している吸着パッド14上に前記ウエ
ハWが供給載置された後、図6(b)に示すように、吸
着パッド14が下降してウエハWは第1支持テーブル5
上に一定姿勢で吸着保持されるようになっている。な
お、この第1支持テーブル5は、図3に示すように、シ
リンダ17によって左右水平移動される可動台18に前
記第2支持テーブル6とともに設置されている。
【0036】第1支持テーブル5上にウエハWが保持さ
れると、粘着シート供給部7のシートロール19からの
紫外線硬化型の粘着シートTの繰り出し、および、粘着
シート貼付け機構8によるシート貼付け作動が行われ
る。なお、粘着シートTはその供給経路中でセパレータ
tと分離されて、接着面が下向きになるように送り出さ
れる。
【0037】粘着シート貼付け機構8は、図4に示すよ
うに、貼付けローラ20を上下動可能に支持するととも
に、ガイドレール21に沿って移動可能に配備された可
動台22を、モータ23で駆動される送りネジ24によ
って左右水平移動させるように構成されており、図6
(c)に示すように、ウエハ径より幅広の粘着シートT
を貼付けローラ20によってウエハWの上面に押し付け
ながら右方に水平走行する。
【0038】粘着シートTの貼付けが完了すると、図6
(d)に示すように、粘着シート加熱機構11が第1支
持テーブル5上に下降して、上記のように貼付けられた
粘着シートTの上面に接触される。
【0039】この粘着シート加熱機構11は、図5に示
すように、シリンダ25で昇降される可動枠26の下部
に、バネ27によって緩衝的に上下動可能な支持ロッド
28を介してヒータ本体29を支持したものであり、ヒ
ータ本体29は、加熱面材30と断熱材31との間に発
熱体32を積層して構成されている。また、この粘着シ
ート加熱機構11は、非使用時にはヒータ本体29をケ
ース33内に格納して、ケース下方を図示しないシャッ
ターで閉塞して安全を図っている。
【0040】そして、ヒータ本体29は80〜150°
Cに維持されており、粘着シートTを加熱して粘着剤を
軟化することで、粘着剤がウエハW表面のレジストパタ
ーンの凹凸内部に流れ込み、粘着剤とレジストパターン
の接触面積増加が図るように構成されている。
【0041】なお、ここで前記第1支持テーブル5のウ
エハ載置面は断熱材で構成するか、あるいは、上面ヒー
タと同時に加熱し得る構成として、加えられた熱がウエ
ハWおよびウエハ載置面を介して逃げないようにしてい
る。
【0042】粘着シートTの貼付けおよび加熱が完了す
ると、図6(e)に示すように、吸着パッド14が上昇
してウエハWが持ち上げられ、進出してきたロボットア
ーム3でウエハWが支持される。
【0043】ウエハWがロボットアーム3で支持される
と、吸着パッド14が下降して、第2支持テーブル6が
ロボットアーム3の直下に位置するように可動台18が
図中の右方に移動される。この第2支持テーブル6の中
心には、昇降可能な吸着パッド35が備えられるととも
に、その周囲にウエハ固定用の真空吸着部36が備えら
れている。
【0044】第2支持テーブル6がウエハWを支持した
ロボットアーム3の直下に移動されると、図7(f)に
示すように、吸着パッド35が上昇し、続いてロボット
アーム3が後退し、吸着パッド35が下降することによ
って、ウエハWが第2支持テーブル6上に吸着保持され
る。
【0045】ウエハWが第2支持テーブル6上に吸着保
持されると、図7(g)に示すように、紫外線照射機構
12のフード34が第2支持テーブル6上に下降し、外
部への漏洩なくウエハWへの紫外線照射が行われる。こ
の紫外線照射によって紫外線硬化型の粘着シートTの接
着剤が硬化し、ウエハ上の不要レジストと粘着剤との接
着力強化が図られるのである。
【0046】紫外線照射が完了すると、次に、粘着シー
ト剥離機構9によるテープ剥離作動が行われる。
【0047】図4に示すように、粘着シート剥離機構9
は、上下動可能な可動剥離ローラ39、位置固定の固定
剥離ローラ40、固定剥離ローラ40に押しつけ付勢さ
れた挟持ローラ41を支持するとともに、ガイドレール
21に沿って移動可能に配備された可動台43を、モー
タ44で駆動される送りネジ45によって左右水平移動
させるように構成されている。そして、図7(h)に示
すように、可動台43が図中の右方に走行することで、
ウエハWから粘着シートTを引剥がしてゆく。なお、こ
のとき可動台43の移動タイミングと固定ローラ40の
回転始動タイミングとをずらすことにより、粘着シート
Tの剥離角度θを任意に調整できるようになっている。
すなわち、粘着シートTの剥離力が大きい場合は、可動
台43の移動よりも若干遅れて固定ローラ40を回転さ
せることにより、粘着シートTの剥離角度θを小さくす
ることができるので、粘着シートTの剥離作動が容易に
なる。
【0048】この粘着シートTの剥離によって、ウエハ
W上の不要レジストRが粘着シートTとともに剥離除去
されていく。この際、第2支持テーブル6上のウエハW
は室温(あるいは、室温以下)まで冷却され、粘着シー
トTの粘着剤も同様に冷却されているので、粘着剤がウ
エハW表面に転写残留することが回避される。そして、
粘着シート剥離機構9および巻き取りロール46へのテ
ープ巻き取り回収と、粘着シート剥離機構9および粘着
シート貼付け機構8の復帰移動が行われて、テープ巻き
掛け経路は初期の状態に戻る。
【0049】粘着シート剥離処理を受けたウエハWは、
図7(i)に示すように、吸着パッド35の上昇によっ
て第2支持テーブル6上で持ち上げられた後、ロボット
アーム3に支持されて搬出され、処理済みウエハの回収
台2に装填されているカセットCに送り込まれてゆく。
なお、このウエハの回収台2も、モータMbで自転駆動
されるようになっている。
【0050】以下に、前記前処理機構13の実施例のい
くつかを図面を参照して詳細に説明する。
【0051】(第1例)図8は、前記前処理機構13の
第1例を示す縦断面図である。この前記前処理機構13
は、一側端部にウエハ出入り口50を備えたチャンバー
51と、ウエハ出入り口50を開閉するようシリンダ5
2で昇降されるシャッター53と、チャンバー内に搬入
されてきたウエハWを載置保持する真空吸着パッド54
と、真空吸着パッド54をその軸心を中心に回転駆動す
るモータ55と、処理液をシャワー状の噴射する噴射ノ
ズル56、等を備えており、真空吸着パッド54に吸着
保持されたウエハWに上方から処理液を噴射供給した
後、ウエハWを回転させながらノズル57から窒素ガス
を吹きつけてウエハ表面を乾燥させるように構成されて
いる。
【0052】ここにおいて、処理液Fとしては、ペンタ
エリスリトール基を有する物質、(Cn 2nO)基を有
する物質、アルコール、ケトン、エステル類、等の物質
あるいはその溶液が使用される。そして、この処理液は
タンク58に貯留されるとともに加熱機構59によって
適当に加熱され、タンク58への窒素ガスの供給によっ
て加圧されて前記噴射ノズル56に供給されるようにな
っている。
【0053】なお、この例において、100°Cに加熱
したポリエチレングリコール(処理液の一例)を30秒
間噴射して表面乾燥処理した後に、上記粘着シートの貼
付けおよび剥離処理を行ったところ、不要レジストを完
全に剥離除去することができた。
【0054】(第2例)図9は、前記前処理機構13の
第2例を示す縦断面図である。この前記前処理機構13
は、上記第1例の構成において処理液の供給構造が変形
されたものであり、真空吸着パッド54に吸着保持して
回転駆動されるウエハWに上方から処理液を滴下ノズル
60から滴下供給することで、ウエハWの表面全体に処
理液を流延塗布(スピンコート)した後、ノズル57か
ら窒素ガスを吹きつけて乾燥させるように構成されてい
る。
【0055】ここにおいて、処理液は加熱機構59を備
えたタンク58に貯留されるとともに適当に加熱され、
モータ61およびネジ軸62を利用してネジ送り駆動さ
れるプランジャ63でタンク58内の処理液Fを加圧し
て滴下ノズル60に供給するよう構成されている。
【0056】なお、この例において、50rpmで回転
するウエハWの表面に100°Cに加熱したポリエチレ
ングリコール(処理液の一例)を30秒間流延処理し、
表面乾燥処理した後に、上記粘着シートの貼付けおよび
剥離処理を行ったところ、不要レジストを完全に剥離除
去することができた。
【0057】(第3例)図10は、前記前処理機構13
の第3例を示す縦断面図である。この前処理機構13
は、一側端部にウエハ出入り口50を備えたチャンバー
51と、ウエハ出入り口50を開閉するようシリンダ5
2で昇降されるシャッター53と、チャンバー内に搬入
されてきたウエハWを載置して吸着保持する支持台64
と、その中心においてシリンダ65によって昇降される
真空吸着パッド66と、処理液Fを溜めた一対の処理液
パン67と、これら処理液パン67間に亘って往復移動
されるスポンジローラからなる塗布体68、等を備えて
おり、塗布体68を支持台64に吸着保持されたウエハ
Wの表面に接触させながら転動させることで、塗布体6
8に含ませた処理液をウエハW表面に転写塗布し、その
後、水平移動するノズル57から窒素ガスを吹きつけて
ウエハ表面を乾燥させるように構成されている。
【0058】ここで、前記支持台64には吸着保持した
ウエハWを100°C程度に加熱する加熱機構69が装
備されており、ウエハWを加熱しながら処理液を塗布す
ることで、レジストへの処理液の拡散が促進されるよう
になっている。
【0059】なお、この例において、100°Cに加熱
したポリエチレングリコール(処理液の一例)を転写塗
布して30秒間放置した後、上記粘着シートの貼付けお
よび剥離処理を行ったところ、不要レジストを完全に剥
離除去することができた。
【0060】(第4例)図11は、前記前処理機構13
の第4例を示す縦断面図である。この前処理機構13
は、一側端部にウエハ出入り口50を備えたチャンバー
51と、ウエハ出入り口50を開閉するようシリンダ5
2で昇降されるシャッター53と、チャンバー内に搬入
されてきたウエハWを載置して吸着保持する支持台64
と、その中心においてシリンダ65によってで昇降され
る真空吸着パッド66と、支持台64に組込まれた加熱
機構69と、処理液を含ませた多孔質シートSTをウエ
ハWの表面に貼付けながら水平移動する押圧ローラ70
と、ウエハWの表面に貼付けられた多孔質シートSTを
剥離しながら水平移動する剥離ユニット71、等を備え
ており、多孔質シートSTを支持台64上のウエハWの
表面に貼付けた後に剥離することで、多孔質シートST
に含まれる処理液をウエハWの表面に付着させ、その
後、水平移動するノズル57から窒素ガスを吹きつけて
ウエハ表面を乾燥させるように構成されている。
【0061】なお、前記多孔質シートSTは供給ロール
72から繰り出され、その接着面のセパレータstが剥
離された状態でウエハWに貼付けられ、処理済み後は回
収ロール73に巻き取り回収される。
【0062】(第5例)図12は、前記前処理機構13
の第5例を示す縦断面図である。この前処理機構13
は、一側端部にウエハ出入り口50を備えたチャンバー
51と、ウエハ出入り口50を開閉するようシリンダ5
2で昇降されるシャッター53と、チャンバー内に搬入
されてきたウエハWを載置する断熱構造の支持台74
と、その中心においてシリンダ75によって昇降される
真空吸着パッド76と、支持台74のウエハ載置面に設
置されたピエゾ素子等の熱電子冷却素子77と、チャン
バー内の空気を吸引排除する真空吸引装置78を備えて
おり、密閉減圧したチャンバー51内でウエハWを冷却
した後、ウエハWを室温状態の外気に接触させること
で、空気中の水分を微細な水滴としてウエハW表面に結
露させて加湿するよう構成されている。
【0063】〔第2実施例〕本発明に係る第2実施例装
置の構成を図13〜図15を参照して説明する。図13
は、本発明に係るレジスト除去装置の第2実施例の平面
図、図14はその正面図である。なお、図中、上述した
第1実施例装置と同一符号で示す部分は、第1実施例装
置と同一構成であるので、ここでの詳細な説明は省略す
る。
【0064】第2実施例は、基本的には上記第1実施例
装置の前処理機構13を、カセット単位で行うように構
成したものであり、ウエハ供給台1のカセットCをカセ
ット搬送ロボット80で上方から把持して前記前処理機
構13に搬入搬出するようになっている。
【0065】図15は前記前処理機構13の縦断面図で
ある。この前処理機構13は、前記ウエハ供給台1、ウ
エハ回収台2、ロボットアーム3、等を配備した処理台
81の下方に配備されており、下部の主処理室82と上
部の乾燥処理室83との2段構造になっている。
【0066】主処理室82の内部には、貯留した処理液
Fを加熱機構84で加熱するよう構成した浸積槽85が
備えられるとともに、上部の乾燥処理室82の内部には
窒素ガスを噴出する多数の乾燥用ノズル86が設置さ
れ、また、両室82,83の間、および、乾燥処理室8
3の上端には、それぞれシリンダ87,88で開閉され
るシャッター89,90が装備されている。
【0067】この前処理機構13においては次のような
前処理が行われる。すなわち、前記ウエハ供給台1に載
置されているカセットCは、カセット搬送ロボット80
で上方から把持されて前処理機構13に搬入され、開放
されている乾燥処理室82を通って主処理室82に持ち
込まれ、浸積槽85の処理液F内に浸積され、カセット
Cに収容されているウエハWの全てが一挙に浸積処理さ
れる。適当時間の浸積が終わると、浸積槽85のカセッ
トCをカセット搬送ロボット80で引き上げて乾燥処理
室82に持ち込み、次いで下部のシャッター89を閉じ
てその上にカセットCを載置するとともに上部のシャッ
ター90を閉じて乾燥処理室82を閉塞し、乾燥用ノズ
ル86から噴出する窒素ガスでカセットC内の各ウエハ
Wを乾燥する。
【0068】乾燥処理がすむと、上部のシャッター90
を開いてカセット搬送ロボット80で処理済みのカセッ
トCを持ち上げて再びウエハ供給台1に載置し、以後、
カセットCから1枚づつウエハWをロボットアーム3を
介して取り出し、上記した粘着シートTの貼付けおよび
剥離による不要レジズト除去処理が行われるのである。
【0069】因みに、100°Cに加熱したポリエチレ
ングリコール(処理液の一例)に中にウエハWを60秒
間浸積した後、ウエハ表面を窒素ガスの吹きつけにより
乾燥させ、次いで、130°Cに加熱した支持テーブル
上にウエハWを載置して紫外線硬化型の粘着シートTの
貼付け、紫外線照射、およびシート剥離処理を順次行っ
た結果、ウエハ表面の不要レジストを完全に除去するこ
とができた。
【0070】〔他の実施例〕本発明は、以下のような形
態に変形して実施することもできる。 (1) 上記各実施例において、粘着シート加熱機構1
1は、直接に粘着シートTに接触して加熱するものに限
らず、例えば、赤外線ランプを用いた加熱、熱風による
加熱、電磁誘導加熱、あるいは、超音波加熱、等の非接
触型の加熱手段を利用することも可能である。
【0071】(2) 上記各実施例では半導体ウエハ表
面のレジストを除去する場合を例にあげたが、本発明は
これに限定されず、レジスト材からなり画像が存在する
物品であればいかなるものでも適用できる。
【0072】(3) 上記各実施例において、1回の粘
着シート貼付け剥離処理で十分に剥離しにくいレジスト
の除去に対しては、1枚のウエハWについて粘着シート
貼付け剥離処理を複数回おこなうことで対処できる。こ
の場合、粘着シート貼付け・剥離処理を異なった方向か
ら行なうこともできる。 (4) 第1支持テーブル5を加熱した高温テーブルに
すれば、ウエハWに貼付けた粘着シートTを表裏から加
熱でき、一層粘着剤とレジストとの接触性能が高まる。
【0073】(5) 実施例1で説明したウエハごとの
前処理機構と、実施例2で説明したカセット単位で処理
する前処理機構とを併用すると、密着性の高いレジスト
パターンが存在する物品からの不要レジストの除去が容
易となる。
【0074】(6) ウエハWを1枚づつ処理する前処
理機構13を浸積タイプのものにすることもできる。
【0075】(7) 図10に示す前処理機構13にお
ける塗布体68として、シート状あるいはブロック状の
スポンジを用い、この塗布体で物品表面を単に走査して
処理液を塗布するようにして実施することもできる。
【0076】(8)図10に示す前処理機構13におけ
る塗布体68の内部に加熱機構を装備すれば、処理液を
加熱することもできる。
【0077】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
装置によると次のような効果が得られる。
【0078】請求項1の発明によると、粘着シートを用
いてウエハ表面の不要物を接着して剥離除去するので、
従来のアッシング技術のように不純物がウエハ上に残留
することがなく、ウエハの汚染なく不要物除去を行うこ
とができる。特に、前処理によって物品表面のレジスト
の密着性を低下させてから粘着シートを用いた剥離除去
を行うので、前処理を施さない場合に比較してレジスト
の除去を一層確実に行うことができる。
【0079】また、請求項2の発明によると、物品上に
貼付けた粘着シートを加熱することによって粘着シート
の粘着剤とレジストとの接触面積を高めるので、粘着シ
ート剥離に伴うレジストの剥離除去が確実となり、請求
項1の装置の上記効果をさらに助長する。
【0080】また、請求項3の発明によると、紫外線照
射によって粘着剤とレジストとの接着が強化されるの
で、レジストが粘着シート剥離に伴うレジストの剥離除
去が一層確実となる。
【0081】また、請求項4の発明によると、請求項1
〜3のいずれか一つの装置において、物品表面に処理液
を噴射供給するので、物品表面全体に確実に処理液を付
着させて、レジストに密着性を低下させることができ
る。
【0082】また、請求項5の発明によると、請求項1
〜3のいずれか一つの装置において、物品表面に処理液
をスピンコートによって塗布するので、処理液が少量で
すみ、経済的である。
【0083】また、請求項6の発明によると、請求項1
〜3のいずれか一つの装置において、物品表面に処理液
を塗布体で塗布するので、この場合も処理液が少量です
み、経済的となる。
【0084】また、請求項7の発明によると、請求項1
〜3のいずれか一つの装置において、前処理用シートを
物品表面に接触させて処理液を付着させるので、処理液
が周囲に飛散したり流下することがなく、処理液の管理
が容易となる。
【0085】また、請求項8の発明によると、請求項1
〜3のいずれか一つの装置において、物品表面を水分で
加湿するだけであるために、特別な処理液が不要であ
り、更に経済的となる。
【0086】また、請求項9の発明によると、請求項1
〜3のいずれか一つの装置において、物品を処理液に全
体的に浸積するので、むらなく物品表面に処理液を供給
でき、不要レジストの密着性を確実に低下させることが
できる。また、多数の物品を一挙に前処理することが容
易であり、処理能率を高めるのに有効である。
【0087】また、請求項10の発明によると、請求項
4〜9のいずれか一つの装置において、前処理機構にお
いて処理液を加熱して使用するので、処理液のレジスト
内への拡散が促進され、レジストの密着性を効果的に低
下させることができる。
【0088】また、請求項11の発明によると、請求項
4〜9のいずれか一つの装置において、前処理機構にお
いて物品を加熱するので、レジストも加熱されることに
なって処理液のレジスト内への拡散が促進され、レジス
トの密着性を効果的に低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレジスト除去装置の第1実施例の
全体平面図である。
【図2】第1実施例の全体正面図である。
【図3】第1および第2支持テーブルの駆動構造を示す
正面図である。
【図4】粘着シート貼付け機構と粘着シート剥離機構を
示す正面図である。
【図5】粘着シート加熱機構を示す一部切り欠き側面図
である。
【図6】実施例装置の処理工程図である。
【図7】実施例装置の処理工程図である。
【図8】前処理機構の第1例を示す縦断面図である。
【図9】前処理機構の第2例を示す縦断面図である。
【図10】前処理機構の第3例を示す縦断面図である。
【図11】前処理機構の第4例を示す縦断面図である。
【図12】前処理機構の第5例を示す縦断面図である。
【図13】第2実施例の全体平面図である。
【図14】第2実施例の全体正面図である。
【図15】第2実施例の前処理機構を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
8 粘着シート貼付け機構 9 粘着シート剥離機構 11 粘着シート加熱機構 12 紫外線照射機構 13 前処理機構 59 処理液の加熱機構 60 処理液滴下ノズル 68 塗布体 69 物品の加熱機構 84 処理液の加熱機構 T 粘着シート ST 前処理用シート W 物品(半導体ウエハ)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レジストパターンが存在する物品上に粘
    着シートを貼付け、前記粘着シートを剥離することによ
    って前記物品表面のレジストを除去する装置であって、 前記物品表面のレジストの密着性を低下させるための前
    処理機構と、該前処理機構で前処理された後の前記物品
    の表面に粘着シートを貼付ける粘着シート貼付け機構
    と、貼付けられた前記粘着シートを前記物品表面から剥
    離する粘着シート剥離機構とを備えたことを特徴とする
    レジスト除去装置。
  2. 【請求項2】 レジストパターンが存在する物品上に粘
    着シートを貼付け、前記粘着シートを剥離することによ
    って前記物品表面のレジストを除去する装置であって、 前記物品表面のレジストの密着性を低下させるための前
    処理機構と、該前処理機構で前処理された後の前記物品
    の表面に粘着シートを貼付ける粘着シート貼付け機構
    と、前記物品の表面に貼付けられた粘着シートを加熱す
    る加熱機構と、貼付けられた前記粘着シートを前記物品
    表面から剥離する粘着シート剥離機構とを備えたことを
    特徴とするレジスト除去装置。
  3. 【請求項3】 レジストパターンが存在する物品上に粘
    着シートを貼付け、前記粘着シートを剥離することによ
    って前記物品表面のレジストを除去する装置であって、 前記物品表面のレジストの密着性を低下させるための前
    処理機構と、該前処理機構で前処理された後の前記物品
    の表面に紫外線硬化型の粘着シートを貼付ける粘着シー
    ト貼付け機構と、前記物品の表面に貼付けられた粘着シ
    ートに紫外線を照射する紫外線照射機構と、貼付けられ
    た前記粘着シートを前記物品表面から剥離する粘着シー
    ト剥離機構とを備えたことを特徴とするレジスト除去装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一つに記載のレ
    ジスト除去装置において、 前記前処理機構が、前記物品表面に処理液を噴射する機
    構で構成されていることを特徴とするレジスト除去装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか一つに記載のレ
    ジスト除去装置において、 前記前処理機構が、前記物品を回転させる駆動機構と、
    回転される物品表面に処理液を滴下する処理液滴下ノズ
    ルとで構成されていることを特徴とするレジスト除去装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれか一つに記載のレ
    ジスト除去装置において、 前記前処理機構が、処理液を含む塗布体と、この塗布体
    を前記物品の表面に接触させた状態で塗布体と物品とを
    物品表面に沿って相対移動させる駆動機構とで構成され
    ていることを特徴とするレジスト除去装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3のいずれか一つに記載のレ
    ジスト除去装置において、 前記前処理機構が、処理液を含む前処理用シートを前記
    物品の表面に接触させた後に離間させる機構で構成され
    ていることを特徴とするレジスト除去装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜3のいずれか一つに記載のレ
    ジスト除去装置において、 前記前処理機構が、前記物品の表面を加湿する加湿機構
    で構成されていることを特徴とするレジスト除去装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜3のいずれか一つに記載のレ
    ジスト除去装置において、 前記前処理機構が、前記物品を処理液を貯留した浸漬槽
    に浸漬する機構で構成されていることを特徴とするレジ
    スト除去装置。
  10. 【請求項10】 請求項4〜9のいずれか一つに記載の
    レジスト除去装置において、 前記処理液を加熱する加熱機構を備えていることを特徴
    とするレジスト除去装置。
  11. 【請求項11】 請求項4〜9のいずれか一つに記載の
    レジスト除去装置において、 前処理中の前記物品を加熱する加熱機構を備えているこ
    とを特徴とするレジスト除去装置。
JP3905295A 1995-02-02 1995-02-02 レジスト除去装置 Pending JPH08213309A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997000534A1 (fr) * 1995-06-15 1997-01-03 Nitto Denko Corporation Procede d'elimination d'un agent photoresistant, et adhesif ou feuille adhesive utilises a cet effet
JP2016188932A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 大日本印刷株式会社 ペリクル接着剤除去装置及びペリクル接着剤除去方法

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WO1997000534A1 (fr) * 1995-06-15 1997-01-03 Nitto Denko Corporation Procede d'elimination d'un agent photoresistant, et adhesif ou feuille adhesive utilises a cet effet
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