JPH08213289A - 分極性電極シートの製造方法、分極性電極および電気2重層キャパシタ - Google Patents

分極性電極シートの製造方法、分極性電極および電気2重層キャパシタ

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JPH08213289A
JPH08213289A JP7043565A JP4356595A JPH08213289A JP H08213289 A JPH08213289 A JP H08213289A JP 7043565 A JP7043565 A JP 7043565A JP 4356595 A JP4356595 A JP 4356595A JP H08213289 A JPH08213289 A JP H08213289A
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JP
Japan
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polarizable electrode
electrode sheet
water
activated carbon
insoluble polymer
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JP7043565A
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Takeru Suzuki
長 鈴木
Masanori Kaya
雅詔 賀屋
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TDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的強度があり電気化学的特性もすぐれた
分極性電極シートの製造方法、分極性電極シートおよび
電気2重層キャパシタを提供する。 【構成】 本発明の分極性電極シートの製造方法は、活
性炭粉末または活性炭繊維と、バインダーとしての非水
溶性高分子と、この非水溶性高分子の溶媒との混合物を
混練して、前記非水溶性高分子が溶解した電極塗料を作
製し、この電極塗料をシート状に成形し、この後前記溶
媒を乾燥除去することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分極性電極シートの製
造方法、分極性電極シートおよび電気2重層キャパシタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】電気2重層キャパシタの分極性電極の電
極材料としては、通常、活性炭が用いられ、粉末あるい
は繊維状で使用される。
【0003】活性炭粉末を用いた分極性電極、特に硫酸
水溶液を電解液に用いる場合には活性炭粉末と硫酸水溶
液を混合したいわゆるカーボンペースト電極が分極性電
極として使用されてきた(特開平4−79308号公報
参照)。このとき硫酸は電解質であるが、バインダーで
もあり活性炭粉末どうしを結着させる作用もなしてい
る。
【0004】また、活性炭粉末と含フッ素高分子[特に
PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)]と分散媒
(水など)とを混練し、いわゆるディスパージョンを作
製し、これを成形したものが分極性電極として使用され
てきた(特開平2−235320号公報参照)。なお、
この場合高分子は溶媒に溶解はせず分散している。
【0005】活性炭繊維を用いた分極性電極は、通常、
活性炭繊維を織った活性炭繊維布を所定の面積に打ち抜
いて使用している(特開平3−4510号公報参照)。
【0006】上記のような分極性電極は厚みが厚く、大
面積のものが製造できなかった。
【0007】一方、活性炭粉末と水溶性バインダーとか
らなる分極性電極を有機溶媒系電解液の電気2重層キャ
パシタに使用している例もある(特開平4−65814
号公報参照)。この公報によれば、均一な膜厚の大面積
の分極性電極の作製を可能としたと記されている。しか
し、このような水溶性バインダーを用いた分極性電極は
水溶液系電解液(例えば、硫酸、KOH水溶液など)に
はバインダーが溶解するため使用できない。また、この
ような水溶性バインダーは耐熱性、耐薬品性が悪い。さ
らに、水溶性バインダーでも有機溶媒に全く溶解しない
わけではない。従って、活性炭粉末と水溶性バインダー
とからなる分極性電極を有機溶媒系電解液の電気2重層
キャパシタに使用した場合、信頼性が悪いと予想され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、機械的強度
があり電気化学的特性もすぐれた分極性電極シートの製
造方法、分極性電極シートおよび電気2重層キャパシタ
を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(10)の本発明により達成される。 (1)活性炭粉末または活性炭繊維と、バインダーとし
ての非水溶性高分子と、この非水溶性高分子の溶媒との
混合物を混練して、前記非水溶性高分子が溶解した電極
塗料を作製し、この電極塗料をシート状に成形し、この
後前記溶媒を乾燥除去する分極性電極シートの製造方
法。 (2)前記非水溶性高分子のSP値が5〜11である上
記(1)の分極性電極シートの製造方法。 (3)前記非水溶性高分子のガラス転移点Tgが20℃
以下である上記(1)または(2)の分極性電極シート
の製造方法。 (4)前記非水溶性高分子の誘電率が2以上である上記
(1)ないし(3)のいずれかの分極性電極シートの製
造方法。 (5)上記非水溶性高分子がフッ素を含む高分子である
上記(1)ないし(4)のいずれかの分極性電極シート
の製造方法。 (6)上記非水溶性高分子のフッ素含有率が20〜80
wt%である上記(5)の分極性電極シートの製造方法。 (7)上記非水溶性高分子がポリフッ化ビニリデンまた
はフッ素ゴムである上記(5)の分極性電極シートの製
造方法。 (8)上記フッ素ゴムがビニリデンフルオライド−ヘキ
サフルオロプロピレン系である上記(5)の分極性電極
シートの製造方法。 (9)上記(1)〜(8)のいずれかの製造方法で得ら
れた分極性電極シート。 (10)上記(8)または(9)の分極性電極シートを用
いた電気2重層キャパシタ。
【0010】
【作用・効果】本発明においては、上記したように、非
水溶性高分子が溶解した電極塗料を作製し、この電極塗
料を用いて分極性電極シートを製造しているので、電極
材料である活性炭粉末または活性炭繊維どうしの結着を
強固に行なうことができ、機械的強度が大きく、しかも
水溶液系電解質を用いる電気2重層キャパシタに使用す
ることもできる。さらに、本発明の分極性電極シート
は、耐熱性、耐薬品性が良好で、したがって信頼性がよ
い。
【0011】
【具体的構成】以下、本発明の具体的構成について詳細
に説明する。
【0012】本発明の分極性電極シートの製造方法にお
いては、活性炭粉末または繊維に、バインダーとして非
水溶性高分子を添加したものに、この非水溶性高分子の
溶媒を加えて混練し高分子を溶解させ電極塗料を作製す
る。この電極塗料をドクターブレード、スクリーン印
刷、メタルマスク印刷、押し出し機等でシート状に成形
し、溶媒を乾燥除去し分極性電極シート(あるいはフィ
ルム)を作製する。この電極塗料での分極性電極シート
の成形は、通常、集電体上に行なわれる。
【0013】本発明で用いる非水溶性高分子は、そのS
P値が5〜11であることが好ましい。SP値が12以
上の樹脂の例を挙げると、ポリ塩化ビニリデン(12.
2)、ポリアミド(13)、ポリアクリロニトリル(1
5.4)、ポリビニルアルコール(23.4)である。
かっこ内がSP値である。例えば、ポリ塩化ビニリデン
は水溶液電解液としてよく使用される硫酸に対しては比
較的耐性であるが、有機溶媒系電解液には侵される場合
がある。また、ポリアミドは硫酸に対しては全く耐性が
ない。その他の樹脂も同様である。
【0014】更に、上記非水溶性高分子のTgは、13
0℃以下、特に20℃以下であるこことが好ましい。非
水溶性高分子のTgが特に好ましい20℃以下である
と、電気2重層キャパシタを製造する際などの温度であ
る室温で、分極性電極シートが柔軟性あるいは加撓性を
示し、取り扱いやすいからである。また、特にシート状
の電気2重層キャパシタでは柔軟性が要求されるので、
上記のように分極性電極シートが柔軟性あるいは可撓性
があると、耐久性が向上する。
【0015】上記非水溶性高分子のTgの下限値は特に
ないが、通常−40℃程度である。
【0016】更にまた、上記非水溶性高分子の誘電率
は、2以上、特に5以上であることが好ましい。上記非
水溶性高分子の誘電率の上限値は特にないが、15程度
である。電気2重層キャパシタの容量は、電解質の誘電
率に比例していることが知られている。これまでバイン
ダーの誘電率の電気2重層キャパシタの容量に与える影
響については全く研究がなされていなかったが、本発明
の発明者らの本発明に至るまでの研究によれば、電気2
重層キャパシタの容量は、バインダーの誘電率にも比例
することが判明した。したがって、非水溶性高分子の誘
電率は、上記したように、高ければ高い方が望ましい。
【0017】上記非水溶性高分子の分子量に制限はない
が、Mw:5,000〜1,000,000程度が好ま
しい。分子量が5,000未満では、分極性電極シート
の強度が低下し、一方、分子量が1,000,000を
超えると、薄い分極性電極シートの形成が困難となる。
【0018】以上のような条件を満たし、しかも耐電解
液性、耐熱性の点から上記非水溶性高分子としては、特
にフッ素含有高分子を用いることが望ましい。
【0019】このフッ素含有高分子は、そのフッ素含有
量が20〜80wt%であることが好ましい。
【0020】本発明に用いて望ましいフッ素含有高分子
とその溶媒を下に示す。
【0021】 高分子0:ポリテトラフルオロエチレン(PTFE) 高分子1:ポリフッ化ビニリデン(PVDF) 高分子2:フッ化ビニリデン−トリフルオロエチレンコ
ポリマー(VDF−TrFEコポリマー) 高分子3:フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレ
ンコポリマー(VDF−HFPコポリマー) 高分子4:ビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプ
ロピレン系フッ素ゴム(VDF−HFP系フッ素ゴム) 高分子5:ビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプ
ロピレン−テトラフルオロエチレン系フッ素ゴム(VD
F−HFP−TFE系フッ素ゴム)などのビニリデンフ
ルオライド系フッ素ゴム 高分子6:テトラフルオロエチレン−プロピレン系フッ
素ゴム(TFE−P系フッ素ゴム) 高分子7:テトラフルオロエチレン−パーフルオロアル
キルビニルエーテル系フッ素ゴム 高分子8:フルオロエチレン−ビニルエーテル交互共重
合体(FEVE、例えば旭硝子製ルミフロン) 高分子9:非晶質パーフルオロ樹脂(例えば、旭硝子製
サイトップ) 高分子10:熱可塑性フッ素ゴム(例えば、ダイキン工
業製ダイエルサーモプラスチック) 高分子11:軟質フッ素樹脂(例えば、セントラル硝子
製セフラルソフト)などのフッ素を含有する樹脂。
【0022】以上のフッ素含有高分子の物性値を表1に
示した。
【0023】
【表1】
【0024】上記高分子1、2および3の溶媒として
は、N−メチル−ピロリドン、アセトン、テトラヒドロ
フラン、メチルエチルケトン、ジメチルフォルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、テトラメチルユリア、トリ
メチルフォスフェート、メチルイソブチルケトン、ブチ
ルアセテート、シクロヘキサノン、ジアセトンアルコー
ル、ジイソブチルケトン、ブチロラクトン、テトラエチ
ルユリア、イソホロン、トリエチルフォスフェート、カ
ルビトールアセテート、プロピレンカーボネート、ジメ
チルフタレート、ジメチルスルフォオキシド、アセチル
アセトン、酢酸メチル、アクリル酸メチル、ジエチルカ
ーボネート、γプロピオラクトン、γブチロラクトン、
ヘキサメチルフォスフォルアミド、ジエチレントリアミ
ン、ジメチルアミノプロピルアミン、エチレンオキシ
ド、プロピレンオキシド、ジオキサン等が挙げられる。
【0025】上記高分子4および5のビニリデンフルオ
ライド系フッ素ゴムの溶媒としては、N−メチル−ピロ
リドン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン、アセチル
アセトン、イソホロン、テトラヒドロフラン、γブチロ
ラクトン、ジメチルフォルムアミド、セルソルブアセテ
ート、カルビトールアセテート、ジメチルカルビトー
ル、モノクロル酢酸エチル、アクリル酸エチル、メタア
クリル酸メチル、イソアミルアセテート、アセト酢酸エ
チル、コハク酸ジエチル、マロン酸ジエチル、トリエチ
ルホスフェート、トリブチルホスフェート等が挙げられ
る。
【0026】上記高分子6の溶媒としては、テトラヒド
ロフラン、酢酸エチル、メチルイソブチルケトン等が挙
げられる。
【0027】上記高分子7の溶媒としては、2ないし3
%のテトラヒドロフランを含んだトリクロロトリフルオ
ロエタンが挙げられる。
【0028】上記高分子8の溶媒としては、ジメチルフ
ォルムアミド、n−ブタノール、t−ブタノール、アセ
トン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、
酢酸エチル、酢酸n−ブチル、1,1,2−トリクロロ
エタン、トリクロロエチレン、キシレン、ベンゼン等が
挙げられる。
【0029】上記高分子9の溶媒としては、パーフルオ
ロトリブチルアミン等が挙げられる。
【0030】上記高分子10の溶媒としては、アセト
ン、メチルエチルケトン等が挙げられる。
【0031】上記高分子11の溶媒としては、ジメチル
フォルムアミド等が挙げられる。
【0032】上記高分子1:ポリフッ化ビニリデン(P
VDF)、高分子2:フッ化ビニリデン−トリフルオロ
エチレンコポリマー(VDF−TrFEコポリマー)お
よび高分子3:フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロ
ピレンコポリマー(VDF−HFPコポリマー)は通常
架橋は施さないが、電子線架橋、シラン架橋を施しても
よい。架橋をすることにより、耐熱性、耐薬品性が向上
する。電子線架橋をする場合は架橋助剤を添加してもよ
い。架橋助剤としては化1〜14等の1〜3個程度の
(メタ)アクリロイル基を有するモノ、ジ、トリ(メ
タ)アクリレートが使用できる(日本化学会誌、No. 1
0、P1828〜1833、1975年)。
【0033】
【化1】
【0034】
【化2】
【0035】
【化3】
【0036】
【化4】
【0037】
【化5】
【0038】
【化6】
【0039】
【化7】
【0040】
【化8】
【0041】
【化9】
【0042】
【化10】
【0043】
【化11】
【0044】
【化12】
【0045】
【化13】
【0046】
【化14】
【0047】また、シラン架橋にはビニルトリス(β−
メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリスエトキシシラ
ン、ビニルトリスメトキシシランなどが使用できる(特
開平2−115234号公報参照)。
【0048】高分子4および5のビニリデンフルオライ
ド系フッ素ゴムと高分子6のテトラフルオロエチレン−
プロピレン系フッ素ゴムは、『ふっ素樹脂ハンドブッ
ク、日刊工業新聞社、1990年』に記載されているよ
うに通常架硫処理を施す。架硫は、通常次の3通りの方
法により行なわれる。すなわち、ポリアミン架硫、ポリ
オール架硫およびパーオキサイド架硫である。
【0049】ポリアミン架硫の架硫剤はヘキサメチレン
カルバメート(化15)、N,N’−ジシンナミリデン
−1,6−ヘキサンジアミン(化16)、4,4’−ビ
ス(アミノシクロ−ヘキシル)メタンカルバメート(化
17)などが使われる。また受酸剤として酸化マゲネシ
ウムが添加される。フッ素ゴム100重量部に対して架
硫剤は1〜5重量部、受酸剤は5〜25重量部添加され
る。
【0050】
【化15】
【0051】
【化16】
【0052】
【化17】
【0053】ポリオール架硫の架硫剤および架硫促進剤
は通常フッ素ゴムに練り込まれた状態で市販されてい
る。架硫剤は2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
ヘキサフルオロプロパン(略称ビスフェノールAF、化
18)などが使用される。架硫促進剤としてはフォスフ
ォニウム塩(化19)または第4級アンモニウム塩(化
20)が用いられる。
【0054】パーオキサイド架硫は有機過酸化物とし
て、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオ
キシ)ヘキサン(化21)、α,α’−ビス(t−ブチ
ルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン(化22)、
1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−ト
リメチルシクロヘキサン(化23)、n−ブチル−4,
4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレレート(化2
4)、ジクミルパーオキサイド(化25)などが使用さ
れる。共架硫剤としてトリアリルイソシアヌレート(化
26)が使用される。フッ素ゴム100重量部に対して
有機過酸化物は0.5〜5重量部、共架硫剤は0.5〜
8重量部添加される。
【0055】
【化18】
【0056】
【化19】
【0057】
【化20】
【0058】
【化21】
【0059】
【化22】
【0060】
【化23】
【0061】
【化24】
【0062】
【化25】
【0063】
【化26】
【0064】本発明においては、以上の非水溶性高分子
の他、次のようなビニリデンフルオライド系フッ素ゴム
も好ましく用いることができる。
【0065】高分子12:ビニリデンフルオライド−ペ
ンタフルオロプロピレン系フッ素ゴム(VDF−PFP
系フッ素ゴム) 高分子13:ビニリデンフルオライド−ペンタフルオロ
プロピレン−テトラフルオロエチレン系フッ素ゴム(V
DF−PFP−TFE系フッ素ゴム) 高分子14:ビニリデンフルオライド−パーフルオロメ
チルビニルエーテル−テトラフルオロエチレン系フッ素
ゴム(VDF−PFMVE−TFE系フッ素ゴム) 高分子15:ビニリデンフルオライド−クロロトリフル
オロエチレン系フッ素ゴム(VDF−CTFE系フッ素
ゴム)
【0066】上記高分子12ないし15の溶媒および架
橋剤等としては、上記高分子4および5と同様の溶媒お
よび架橋剤等を用いることができる。
【0067】本発明で用いられる活性炭粉末または活性
炭繊維は、電解質に接触している表面のみ(バインダー
で被われた表面以外の表面)が電気2重層を形成する界
面として働くので、その比表面積ができるだけ大ききこ
とが望ましく、1000m2/g以上であることが好ま
しい。この比表面積の上限は特にないが、現在のところ
4000m2 /g程度である。なお、電池の電極に用い
る炭素の場合には、電解質に接触している表面以外の部
分も電気化学的な作用をなすので、電池に用いられる炭
素の比表面積は、通常、電気2重層キャパシタに用いら
れる活性炭粉末または活性炭繊維のそれに比べて約10
分の1以下である。
【0068】本発明で用いられる集電体の材料として
は、例えば電解液に硫酸を使用した場合は導電性ブチル
ゴム、導電性オレフィン樹脂など、KOH水溶液の場合
にはニッケルなどが用いられる。プロピレンカーボネー
トのような有機電解液の場合には、負極にはニッケルな
ど、正極にはアルミニウムなどが用いられる。また、集
電体は、シート状のもので、取扱上の点から特に可撓性
を有していることが好ましい。
【0069】本発明により製造される分極性電極シート
の合剤層(溶媒が除去された状態での)における空隙率
は、30〜90%、特に35〜85%であることが好ま
しい。空隙率が上記未満であると、この分極性電極シー
トを用いて構成した電気2重層キャパシタの容量が十分
なものとならず、一方、上記値を超えると、活性炭粉末
または活性炭繊維のバインダーによる結着が十分でな
く、機械的強度が低下するからである。
【0070】また、電極シート(溶媒が除去された状態
での)におけるバインダーとしての非水溶性高分子の含
有量は5〜20wt%であることが好ましい。
【0071】本発明の製造方法により、1〜4cm2
上の面積の分極性電極シートの製造が可能となる。製造
できる分極性電極シートの面積に特に上限はないが、現
在のところ、設備にもよるがドクターブレード法で製造
した場合、幅70〜80cmで長さは少なくても1m程
度は製造可能と考えられる。また、この分極性電極シー
トの厚さは、0.1〜1.0mm程度であることが好ま
しい。
【0072】更に、本発明の分極性電極シートを碁盤目
試験(ISO 2409)で接着強度を測定したとき、
合剤が集電体から剥離しないことが好ましい。碁盤目試
験はドイツ国エリクセン社製マルチクロスカッター(モ
デル295)を用いる。
【0073】本発明の電気2重層キャパシタに用いられ
る電解質としては、水溶液系電解質のほか、バインダー
に用いた高分子に対して難溶解性の有機溶媒系電解液を
用いることができる。
【0074】電解液の有機溶媒としては、例えば、プロ
ピレンカーボネート(PC)、γ−ブチロラクトン(B
L)、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスル
フォキシド(DMSO)、アセトニトリル(AN)、エ
チレンカーボネート(EC)、テトラヒドロフラン(T
HF)、ジメトキシエタン(DME)、メチルフォルメ
イト(MF)、メチルジグライム、メチルトリグライ
ム、エチルジグライム、ブチルジグライム等を用いるこ
とが好ましい。
【0075】電解質としては、テトラメチルアンモニウ
ムパークロレート、テトラエチルアンモニウムパークロ
レート等の第4級アンモニウムのClO4 -1、B
4 -1、PF8 -1塩、テトラエチルホスホニウムテトラ
フルオロボレート、テトラプロピルホスホニウムテトラ
フルオロボレート等の第4級ホスホニウムのBF4 -1
PF8 -1、CF8 SO3 -1塩等を用いることが好まし
い。
【0076】本発明の電気2重層キャパシタは、2F以
上の静電容量を有していることが好ましい。また、本発
明の電気2重層キャパシタは、シート型、コイン型、ボ
タン型、円筒型の他、どのような構造のものであっても
よい。
【0077】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明
をさらに詳細に説明する。
【0078】実施例1 活性炭(大阪ガス製、商品名:スーパー活性炭M−15
(比表面積1500m2/g、平均粒径25μm ))を15
0℃で24時間以上乾燥させ、水分を除去した。この活
性炭49.00g とポリフッ化ビニリデン(PVDFと
以下略記、PENWALT社製、商品名kynar74
1)5.44g をミキサー(東洋精機製、商品名ラボプ
ラストミル)に入れた。これにN−メチル−ピロリドン
(NMPと以下略記)66.54g を、ミキサーのロー
ターを回転させながら滴下した。NMPを全部滴下した
後、100回転で1時間混練した。混練終了後、混練物
をラボプラストミルから取り出した。混練物は粘土状で
あった。この混練物112.36g を300mlのガラス
ビーカーに入れNMPを20.29g 添加し、メカニカ
ルスターラーで1000回転、2時間攪拌した。攪拌終
了後の電極塗料を集電体である導電性ブチルゴムシート
(日本黒鉛製、商品名:CFシート、厚み0.10mm)
上に塗布した。塗布はメタルマスク印刷とアプリケータ
の2方法を行った。メタルマスクでは20mm×20mmの
面積に塗布した。アプリケータは幅50mm、ギャップ
0.228mmのものを用い約300mm塗布した。このよ
うに塗布したものを150℃、大気圧下で30分、引き
続き200℃で4時間真空下で乾燥させNMPを除去し
た。
【0079】アプリケータ法では幅50mm、長さ300
mmの分極性電極シートが得られた(ここで分極性電極シ
ートとは集電体である導電性ブチルゴムシートとその上
に塗布された合剤層全体をいう。また、合剤とは活性炭
粉末とバインダーであるPVDFとからなる)。
【0080】このアプリケータで得られた分極性電極シ
ートの合剤層の厚みは約0.13mmでその見掛け密度は
約0.64g/cm3 であった。また、この合剤層の空
隙率は、36%であった。空隙率は、分極性電極シート
の重量から集電体の重量を引き、合剤層部分のみの重量
を予め計算しておき、分極性電極シートを水に浸漬した
前後の重量により求めた。この分極性電極シートを18
0度折り曲げても合剤にひびが生じたり合剤が導電性ブ
チルゴムシートから脱落することはなかった。また、碁
盤目試験を行なったところ、100個のます目のうち合
剤がブチルゴムシートから脱落したものはなかった。
【0081】メタルマスク印刷で得られた分極性電極シ
ートの電気化学的評価を行った。測定は図1のセルで行
った。測定の前には0.5MH2 SO4 中にこの分極性
電極シートを浸漬し真空ポンプで脱気し活性炭のポアに
0.5MH2 SO4 を含浸させた。対極にはPt箔、参
照極には硫酸第1水銀電極、電解液には0.5MH2
4 を用い、−0.6V〜0.4Vvs.Hg/Hg2
SO4 の電圧範囲で2mAの定電流で測定を行った。活性
炭1g 当たりの静電容量は下式から求めた。
【0082】Cano =0.002・tano /△V/Wc Ccat =0.002・tcat /△V/Wc Cano :アノード(酸化)側の静電容量[F/g] Ccat :カソード(還元)側の静電容量[F/g] tano :アノード(酸化)電流の流れていた時間[sec
] tcat :カソード(還元)電流の流れていた時間[sec
] △V :アノード(酸化)電流またはカソード(還元)
電流の流れていた間の電位差[V] Wc :活性炭重量[g]
【0083】その結果大阪ガス製スーパー活性炭M−1
5を用い表2のように大きな静電容量が得られた。
【0084】
【表2】
【0085】実施例2 活性炭(大阪ガス製、商品名:スーパー活性炭M−20
(比表面積2000m2 /g、平均粒径25μm ))を
150℃で24時間以上乾燥させ、水分を除去した。こ
の活性炭45.00g とPVDF5.00g をミキサー
(東洋精機製、商品名ラボプラストミル)に入れた。こ
の組成物は重量比で活性炭:PVDF=90:10であ
る。以下添加するNMPの重量が異なる点以外は全く実
施例1と同じように行った。
【0086】アプリケータで得られた分極性電極シート
の合剤層の厚みは約0.14mmでその見掛け密度は約
0.57g/cm3 、空隙率は42%であった。この分
極性電極シートを180度折り曲げても合剤にひびが生
じたり合剤が導電性ブチルゴムシートから脱落すること
はなかった。この分極性電極シートについても、上記碁
盤目試験を行なったところ、100個のます目のうち合
剤がブチルゴムシートから脱落したものはなかった。ま
た、静電容量は表2のように大きな値が得られた。
【0087】実施例3 活性炭(大阪ガス製、商品名:スーパー活性炭M−25
(比表面積2500m2/g、平均粒径25μm ))を15
0℃で24時間以上乾燥させ、水分を除去した。この活
性炭23.00g とPVDF4.06g をミキサー(東
洋精機製、商品名ラボプラストミル)に入れた。この組
成物は重量比で活性炭:PVDF=85:15である。
以下添加するNMPの重量が異なる点以外は全く実施例
1と同じように行った。
【0088】アプリケータで得られた分極性電極シート
の合剤層の厚みは約0.14mmでその見掛け密度は約
0.41g/cm3 、空隙率は46%であった。この分
極性電極シートを180度折り曲げても合剤にひびが生
じたり合剤が導電性ブチルゴムシートから脱落すること
はなかった。上記と同様に碁盤目試験を行なったとこ
ろ、100個のます目のうち合剤がブチルゴムシートか
ら脱落したものはなかった。また、静電容量は表2のよ
うに大きな値が得られた。
【0089】実施例4 活性炭(大阪ガス製、商品名:スーパー活性炭M−30
(比表面積3000m2/g、平均粒径25μm ))を15
0℃で24時間以上乾燥させ、水分を除去 した。この
活性炭21.67g とPVDF3.82g をミキサー
(東洋精機製、商品名ラボプラストミル)に入れた。こ
の組成物は重量比で活性炭:PVDF=85:15であ
る。以下添加するNMPの重量が異なる点以外は全く実
施例1と同じように行った。
【0090】アプリケータで得られた分極性電極シート
の合剤層の厚みは約0.14mmでその見掛け密度は約
0.34g/cm3 、空隙率は49%であった。この分
極性電極シートを180度折り曲げても合剤にひびが生
じたり合剤が導電性ブチルゴムシートから脱落すること
はなかった。碁盤目試験の結果は、100個のます目の
うち合剤がブチルゴムシートから脱落したものはなく、
静電容量は表2のように大きな値が得られた。
【0091】実施例5 実施例3においてアプリケータで作製した分極性電極シ
ートを85mm×40mmにカッターナイフで切断した。こ
の分極性電極シートの合剤層を端部から5mmずつカッタ
ーナイフで取り去った。すなわち、85mm×40mmの導
電性ブチルゴムシート上に75mm×30mmの合剤層があ
る。この分極性電極シートを2枚作製し30wt% のH2
SO4 に浸漬し真空ポンプで脱気し1時間放置した。3
0wt% のH2 SO4 から取り出した分極性電極シートに
付着している30wt% のH2 SO4 をふき取った。一方
の分極性電極シートの合剤層側の端部に4mm幅で接着剤
(コニシ製、商品名:サイレックス100)を塗布し
た。この分極性電極シートの合剤層の上に77mm×32
mmの面積のセパレータ(ポリテトラフルオロエチレン
製、商品名:オムニポアメンブレン、厚み0.1mm、孔
径1μm )を載置した。このセパレータ上に30wt% H
2 SO4 を160μl注入しこの上にもう一方の分極性
電極シートの合剤面を貼り合わせ24時間放置し接着さ
せた。
【0092】このシート型電気2重層キャパシタを2mA
の定電流で1.1Vまで充電し0.1Vまで放電させ
た。静電容量は下記式から求め、その結果を表2に示し
た。
【0093】C[F]=(1.1V〜0.1Vに流れた
電気量[C])/l[V]
【0094】実施例6 活性炭(大阪ガス製、商品名:スーパー活性炭M−25
(比表面積2500m2/g、平均粒径25μm ))を15
0℃で24時間以上乾燥させ、水分を除去 した。この
活性炭23.00g とビニリデンフルオライド−ヘキサ
フルオロプロピレン系フッ素ゴム(ダイキン工業製、商
品名G801)4.06g 、架硫助剤としてトリアリル
イソシアヌレート(日本化成製、商品名TAIC)0.
16g をラボプラストミルに入れNMPを適当な粘度に
なるように滴下後、100回転で1時間混練した。この
組成物は重量比でM−25:フッ素ゴム=85:15と
なる。
【0095】混練終了後、粘土状の混練物を51.23
g 取り出し300mlのガラスビーカーに入れる。これに
適当な粘度になるようにNMPを添加し過酸化物2,5
−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパ−オキシ)ヘキ
サン(日本油脂製、商品名パーヘキサ25B)をフッ素
ゴム100重量部に対して1.5重量部を添加しメカニ
カルミキサーで1000回転、2時間混練した。以下実
施例1と同様にアプリケータで導電性ブチルゴム(厚み
0.15mm)に塗布し大気圧下、160℃で10分引き
続き真空下180℃で4時間乾燥および架硫を行った。
分極性電極シートの合剤層の厚みは0.13mmで見掛け
密度は0.45g/cm3 、空隙率は46%であった。
【0096】この分極性電極シートを180度折り曲げ
ても合剤にひびが生じたり合剤が導電性ブチルゴムシー
トから脱落することはなかった。また、碁盤目試験を行
なったところ、100個のます目のうち合剤がブチルゴ
ムシートから脱落したものはなかった。
【0097】この分極性電極シートをカッターナイフで
30mm×30mmに切断し4辺の合剤層を端から5mmずつ
削り取った。このような分極性電極シートを2枚作製し
30wt% H2 SO4 に浸漬、脱気し1時間放置した。こ
の後、分極性電極シートを30wt% H2 SO4 から取り
出し付着しているH2 SO4 を拭き取った。一方の分極
性電極シートの合剤層側の4辺の端部に4mm幅に接着剤
(コニシ製、ボンドサイレックス100)を塗布し、合
剤層の上に22mm×22mmのセパレータ(ポリテトラフ
ルオロエチレン製、商品名:オムニポアメンブレン、厚
み0.1mm、孔径1μm )を載置した。このセパレータ
の上に30wt% H2 SO4 を200μl注入しもう一方
の分極性電極シートをこの上から貼り合わせ24時間放
置し接着させた。
【0098】このシート型電気2重層キャパシタを2mA
の定電流で1.1Vまで充電し0.1Vまで放電させ
た。静電容量は上記式(1)から求めた。
【0099】静電容量は表2のように大きな値が得られ
た。また、放電曲線を図2に示した。
【0100】[比較例1]活性炭(大阪ガス製、商品
名:スーパー活性炭M−25)を150℃で24時間以
上乾燥させ、水分を除去した。この活性炭30.00g
とフッ素ゴムラテックス(ダイキン工業製、商品名ダイ
エルラテックスGL−252A液)10.59g をラボ
プラストミルに入れた。ダイエルラテックスGL−25
2A液はフッ素ゴムの微粒子を水に分散(ディスパージ
ョン)させたものでフッ素ゴム含有量は50重量%であ
る。従って、活性炭とフッ素ゴムは重量比で活性炭:フ
ッ素ゴムラテックス=85:15となる。この混合物に
さらに水77.06g 添加し100回転、1時間混練し
た。混練物は粘土状であった。この混練物93.55g
を300mlガラスビーカーに入れ8.60g を添加しメ
カニカルスターラーで1000回転、2時間混練した。
これにフッ素ゴムの架硫剤(ダイキン工業製、商品名:
ダイエルラテックスGL−252B液)を0.53g 添
加し1000回転で15分間混練した。この電極塗料を
実施例1と同様にメタルマスク印刷およびアプリケータ
で導電性ブチルゴムシート上に塗布し実施例1と同様の
条件で乾燥、架硫させた。
【0101】得られた分極性電極シートは少し外力を与
えただけで合剤層が導電性ブチルゴムシートから脱落し
てしまった。そのため電気化学的測定は不可能であっ
た。
【0102】
【発明の効果】薄く大面積で機械的強度が大きく静電容
量も大きい分極性電極シートの製造が可能となった。
【0103】この分極性電極シートを用いシート型電気
2重層キャパシタの製造が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】セルの構造である。
【図2】実施例6のシート型電気2重層キャパシタの放
電曲線である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性炭粉末または活性炭繊維と、バイン
    ダーとしての非水溶性高分子と、この非水溶性高分子の
    溶媒との混合物を混練して、前記非水溶性高分子が溶解
    した電極塗料を作製し、この電極塗料をシート状に成形
    し、この後前記溶媒を乾燥除去する分極性電極シートの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記非水溶性高分子のSP値が5〜11
    である請求項1の分極性電極シートの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記非水溶性高分子のガラス転移点Tg
    が20℃以下である請求項1または2の分極性電極シー
    トの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記非水溶性高分子の誘電率が2以上で
    ある請求項1ないし3のいずれかの分極性電極シートの
    製造方法。
  5. 【請求項5】 上記非水溶性高分子がフッ素を含む高分
    子である請求項1ないし4のいずれかの分極性電極シー
    トの製造方法。
  6. 【請求項6】 上記非水溶性高分子のフッ素含有率が2
    0〜80wt%である請求項5の分極性電極シートの製造
    方法。
  7. 【請求項7】 上記非水溶性高分子がポリフッ化ビニリ
    デンまたはフッ素ゴムである請求項5の分極性電極シー
    トの製造方法。
  8. 【請求項8】 上記フッ素ゴムがビニリデンフルオライ
    ド−ヘキサフルオロプロピレン系である請求項5の分極
    性電極シートの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかの製造方法で得
    られた分極性電極シート。
  10. 【請求項10】 請求項8または9の分極性電極シート
    を用いた電気2重層キャパシタ。
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