JPH08213193A - レーザープラズマx線源 - Google Patents

レーザープラズマx線源

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Publication number
JPH08213193A
JPH08213193A JP7037685A JP3768595A JPH08213193A JP H08213193 A JPH08213193 A JP H08213193A JP 7037685 A JP7037685 A JP 7037685A JP 3768595 A JP3768595 A JP 3768595A JP H08213193 A JPH08213193 A JP H08213193A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray source
laser
target
condenser lens
optical axis
Prior art date
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Pending
Application number
JP7037685A
Other languages
English (en)
Inventor
Naomi Kato
尚臣 加藤
Shinichi Takahashi
進一 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP7037685A priority Critical patent/JPH08213193A/ja
Publication of JPH08213193A publication Critical patent/JPH08213193A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】レーザー光の集光点を、X線光学系で必要とす
るX線源の位置に容易に一致させることができるレーザ
ープラズマX線源を提供する。 【構成】レーザー発生装置1からのレーザー光2を、光
軸に沿って移動可能に配置した集光レンズ3によってタ
ーゲット6上に集光して、該ターゲット6よりX線7を
発生させるレーザープラズマX線源において、集光レン
ズ3とターゲット6との間に平行平面ガラス4を介在さ
せ、該平行平面ガラス4の法線が集光レンズ3の光軸の
周りの任意の方向に傾斜可能となるように、平行平面ガ
ラス4を配置したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線顕微鏡やX線リ
ソグラフィーなどの光源として使用されるレーザープラ
ズマX線源に関する。
【0002】
【従来の技術】高エネルギーパルスレーザーをターゲッ
ト上に集光し、X線を発生させる装置、即ちレーザープ
ラズマX線源が机上型高輝度X線源として注目されてい
る。高エネルギーレーザー光は直径100μm程度に集
光でき、生成されるプラズマの大きさも同程度であるた
め、直径100μm程度の高輝度X線源が実現されてい
る。ターゲットの形状は平板、円柱、テープ状等、各種
開発されており、いずれの場合もレーザーの集光位置が
X線源位置となるため、ターゲットを移動させ次々と新
しいX線源になるようにしている。しかして従来のレー
ザープラズマX線源は、レーザー発生装置からのレーザ
ー光を、光軸に沿って移動可能に配置した集光レンズに
よってターゲット上に集光して、該ターゲットよりX線
を発生させるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常X線源を発生させ
るようなレーザー光は、エネルギーが大きく、従って装
置自体も大きくなるため、X線源から離れた位置に設置
されることが多い。このためレーザー発振装置の設置位
置からX線源まで、反射鏡などを使いレーザー光を導く
ことになる。このこと自体は特に難しいわけではない。
そしてX線源近くに所定の屈折力を有する集光レンズを
配置して、平行光であるレーザー光を集束させて一点に
集めており、これが集光点である。この集光点が、必要
とされている所定のX線発生位置と一致すれば良いわけ
であるが、実際には、集光レンズに導かれてくるレーザ
ー光は、集光レンズの光軸上を、上下、又は左右にずれ
ているのが普通で、その結果集光位置が希望するX線源
と一致することは全く無いといって良い。このため、改
めて反射鏡の角度を調整したり、多大な努力を払って、
レーザー光を光学設計上定められたX線源位置に合わせ
込まなければならない。この作業はかなりこの装置を扱
い慣れた者にとっても時間を要するものであり、まして
初心者にとっては、殆ど不可能に近い。
【0004】すなわちX線を光源とする光学系に於いて
は、光源の位置は設計上決まっており、その位置がずれ
ることは全体の性能が発揮できないのと同じ意味を持
つ。従ってレーザープラズマX線源を光源とする装置に
於いては、レーザー集光点がX線源に一致していなけれ
ばならない。つまりレーザー集光点を光源に一致させる
必要がある。レーザー光は通常平行光束として扱われる
とおり、集光レンズのみでは遠近の問題はコントロール
できるが、上下左右に集光点を移したい場合方法がな
い。
【0005】いま集光レンズの光軸方向をz軸とし、こ
のz軸に直交し且つ互いに直交する2方向をx軸及びy
軸とすると、X線光学系で必要とするX線源の位置と、
レーザー光の集光点との両点の相互の位置関係は、空間
的にx、y、zの3軸方向にずれる可能性がある。しか
るに上記従来の技術では、単に集光レンズを光軸に沿っ
て移動可能に配置しただけであり、したがってz軸方向
の両点のずれは修正できるものの、x軸方向及びy軸方
向についての両点のずれを簡易に修正する手段がなかっ
た。したがって本発明は、レーザー光の集光点を、X線
光学系で必要とするX線源の位置に容易に一致させるこ
とができるレーザープラズマX線源を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであり、すなわち、レーザー発
生装置からのレーザー光を、光軸に沿って移動可能に配
置した集光レンズによってターゲット上に集光して、該
ターゲットよりX線を発生させるレーザープラズマX線
源において、集光レンズとターゲットとの間に平行平面
ガラスを介在させ、該平行平面ガラスの法線が集光レン
ズの光軸の周りの任意の方向に傾斜可能となるように、
平行平面ガラスを配置したことを特徴とする、レーザー
プラズマX線源である。
【0007】
【作用】X線光学系で必要とするX線源の位置とレーザ
ー光の集光点との空間的な位置ずれのうち、集光レンズ
の光軸方向のずれは、集光レンズを光軸に沿って移動す
ることによって修正することができる。また光軸方向と
直交する方向については、平行平面ガラスをその方向に
傾斜することによって修正することができ、結局X線源
と集光点との位置ずれは、集光レンズの移動距離、平行
平面ガラスの傾斜方向及び傾斜角度によって、すべて修
正することができる。
【0008】
【実施例】本発明を図面によって説明する。図1は本発
明によるレーザープラズマX線源の一実施例を示し、レ
ーザー発生装置1において発生したレーザー光2は集光
レンズ3に入射している。その際レーザー発生装置1で
発生したレーザー光2は、直接集光レンズ3に入射させ
ることもできるし、図示しない反射鏡などを介して集光
レンズ3に入射させることもできる。集光レンズ3はそ
の光軸に沿って移動自在に配置されており、集光レンズ
3を透過したレーザー光2は、収束光となって平行平面
ガラス4を透過し、更に真空容器5に設けた遮蔽窓5a
を透過した後に、真空容器5内に配置したターゲット6
上に集光しており、こうしてレーザー光2によってター
ゲット6よりX線7を発生するように構成されている。
発生したX線7は、図示しないX線光学系において利用
される。図2は平行平面ガラス4の部分断面正面図を示
し、集光レンズ3の光軸と同軸に外筒8が配置されてお
り、この外筒8内に回転自在に内筒9が配置されてい
る。内筒の直径方向両端からは一対の軸9a,9aが突
設されており、この軸9aによって平行平面ガラス4が
回転自在に軸支されている。
【0009】本実施例は以上のように構成されており、
集光レンズ3の光軸方向をz軸とし、このz軸に直交し
且つ互いに直交する2方向をx軸及びy軸とすると、X
線光学系で必要とするX線源の位置とレーザー光2の集
光点との空間的な位置ずれのうち、z軸方向のずれは集
光レンズ3を光軸に沿って移動することによって修正す
ることができる。またz軸に直交する方向、すなわちx
軸とy軸とで構成されるxy平面でのずれは、平行平面
ガラス4を軸9a回り、すなわち図面r軸回りに回転
し、且つ内筒9を外筒8内で回転することにより、すな
わち内筒9をz軸回りに回転することにより修正するこ
とができ、結局X線源と集光点の位置ずれをすべて修正
することができる。
【0010】次に図3は別の実施例を示し、この実施例
では、集光レンズ3の光軸と同軸に外リング10が配置
されており、外リング10のx軸方向直径の両端からは
一対の軸10a,10aが突設されており、この軸10
aによって内リング11が回転自在に軸支されている。
内リング11のy軸方向直径の両端からは一対の軸11
a,11aが突設されており、この軸11aによって平
行平面ガラス4が回転自在に軸支されている。このよう
に形成しても、平行平面ガラス4の法線は集光レンズ3
の光軸の周りの任意の方向に傾斜させることができるか
ら、上記実施例と同様の効果を得ることができる。なお
上記実施例では平行平面ガラス4を集光レンズ3と遮蔽
窓5aとの間に配置した場合を示したが、平行平面ガラ
ス4は集光レンズ3とターゲット6との間に配置されて
いれば良く、したがって遮蔽窓5aとターゲット6との
間に配置することもできる。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、集光レン
ズを前後させることによって、レーザー光の集光点とX
線光学系の設計上のX線源との距離合わせを行うことが
できるほか、平行平面ガラスを必要な方向に傾け、ある
いは回転することによって集光点を上下左右に振ること
ができるから、レーザー光の集光点をX線源の位置に容
易に一致させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略側面図
【図2】該実施例の平行平面ガラスを示す部分断面正面
【図3】別の実施例の平行平面ガラスを示す正面図
【符号の説明】
1…レーザー発生装置 2…レーザー光 3
…集光レンズ 4…平行平面ガラス 5…真空容器 5
a…遮蔽窓 6…ターゲット 7…X線 8
…外筒 9…内筒 9a…軸 1
0…外リング 10a…軸 11…内リング 1
1a…軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザー発生装置からのレーザー光を、光
    軸に沿って移動可能に配置した集光レンズによってター
    ゲット上に集光して、該ターゲットよりX線を発生させ
    るレーザープラズマX線源において、 前記集光レンズとターゲットとの間に平行平面ガラスを
    介在させ、該平行平面ガラスの法線が集光レンズの前記
    光軸の周りの任意の方向に傾斜可能となるように、前記
    平行平面ガラスを配置したことを特徴とする、レーザー
    プラズマX線源。
  2. 【請求項2】集光レンズの前記光軸に軸芯を一致させた
    外筒内に回転自在に内筒を配置し、該内筒内の直径方向
    両端より一対の軸を突設し、該軸によって前記平行平面
    ガラスを回転自在に軸支した、請求項1記載のレーザー
    プラズマX線源。
JP7037685A 1995-02-01 1995-02-01 レーザープラズマx線源 Pending JPH08213193A (ja)

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