JPH08212831A - ポリアリールアルカンをベースとした優れた誘電特性を有する誘電体組成物 - Google Patents

ポリアリールアルカンをベースとした優れた誘電特性を有する誘電体組成物

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JPH08212831A
JPH08212831A JP7278317A JP27831795A JPH08212831A JP H08212831 A JPH08212831 A JP H08212831A JP 7278317 A JP7278317 A JP 7278317A JP 27831795 A JP27831795 A JP 27831795A JP H08212831 A JPH08212831 A JP H08212831A
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composition
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JP7278317A
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Noelle Berger
ベルジェ ノエル
Raymond Commandeur
コマンデュ レイモン
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Arkema France SA
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Elf Atochem SA
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Publication date
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電開始電圧が温度と共に上昇し、誘電特
性、熱安定性に優れ、蒸気圧が低い優れた熱伝達物質で
あるポリアリールアルカンベースの誘電体組成物 【解決手段】 〔化1〕で表される異性体または異性体
混合物で構成されるポリアリールアルカンオリゴマーを
少なくとも一種含む: 【化1】 (n1 とn2 は0、1または2、n1 +n2 =1または
2、X=0, 1, 2, 3, 4,5 または 6)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリアリールアルカ
ンをベースとした優れた誘電特性を有する誘電体組成物
と、高温で運転される電気機器、特に配電変圧器へのそ
の利用とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】配電変圧器の現在の傾向は寸法を変えず
に電力を大きくすることである。しかし、単位容積当た
りの電力を増加させると運転時に温度が上昇し、従来型
変圧器の場合には60〜80℃になり、いわゆる「高温」配
電変圧器の場合には 150〜 200℃に達する。この「高
温」配電変圧器用には、高温でも優れた誘電特性を有
し、優れた高温安定性と低い蒸気圧、さらには熱エネル
ギーを除去するのに十分な低い粘度を有する液体が求め
られている。
【0003】通常使用される絶縁油、例えば鉱油、シリ
コンオイルおよびペンタエリスリトールエステルは相対
的に平凡な高温挙動を示す。シリコンオイルの場合は温
度が上昇すると放電開始電圧の低下が観察される(Gene
ral Electric社が米国エネルギー省のために行った研究
−1979年2月のレポートHCP/T-2115、第35頁、第3.3図
参照)。この挙動は一般的なものであり、ヘキサンのよ
うな合成液体および鉱油において既に観察されていた
(IEEE、Trans. Electr. Insul. 第E1-13 巻、第4 号、1
978年 8月、第 263頁)(Franck M. Clark, "Insulationg
Materials forDesign and Practice"、第 151頁、 Joh
n Wiley and Sons, Inc 編) 。しかし、この性質は電力
を大きくしたい場合には問題で、導体間の距離を一定に
保つの不可能になり、その結果、機器の寸法が大きくな
ってしまう。しかも、鉱油とシリコンオイルは熱安定性
が乏しく、シリコンオイルは優れた熱伝達物質ではな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は誘電特
性に優れ、放電開始電圧が温度と共に上昇し、熱安定性
に優れ、蒸気圧が低く、さらに優れた熱伝達物質でもあ
る組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記〔化
5〕:
【0006】
【化5】
【0007】(ここで、n1 とn2 は0、1または2で
且つn1 +n2 =1または2であり、Xは0、1、2、
3、4、5または6である)で表される異性体または異
性体混合物で構成される少なくとも一種のポリアリール
アルカンオリゴマーを含み、さらに、 a) 蒸気圧が温度 150℃で1Torr以下であり、 b) 100 ℃における比熱 (J/l/℃)と 100℃における熱
伝導率 (W/m/℃)の積を100 ℃における粘度 (mm2/s)で
割ったものを 100倍した値として定義される熱特性係数
が3以上であり、 c) 260 ℃、500 時間での揮発物生成率が3g/kg 以下
であり、 d) 直径 0.6 mm のロッドからなる電極と直径40mmで端
部が丸いロゴースキー円板(Rogowski disk) からなる電
極とを電極間距離を40mmにして設けたセル中で50Hzの交
流電流で測定した放電開始電圧が温度20℃では60kV以
上、80℃では110kV である、 ことを特徴とする誘電体組成物を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明組成物に含まれる〔化5〕
で表されるオリゴマーの例としては以下のものを挙げる
ことができる: 1) 〔化5〕でn1 =1、n2 =0かつx=1のオリゴ
マー(Ia)
【0009】
【化6】 2) 〔化5〕でn1 =0、n2 =1かつx=1のオリゴ
マー(Ib)
【0010】
【化7】 3) 〔化5〕でn1 およびn2 が0、1または2で且つ
1 +n2 =2、x=1であるオリゴマー(Ic)
【0011】
【化8】
【0012】本発明では、オリゴマー(Ia)および(Ib)の
含有量(重量)は40%以上、好ましくは70〜99%以上
で、オリゴマー(Ic)の含有量は3%以下、好ましくは
0.5〜2%である組成物を用いるのが好ましい。
【0013】本発明組成物は、〔化5〕でn1 =n2
0かつx=1のポリアリールアルカンオリゴマー(ベン
ジルトルエン)と、n1 =n2 =0でx=0のポリアリ
ールアルカンオリゴマー(ベンジルベンゼン)とを極く
少量含んでいてもよい。組成物中にベンジルトルエンと
ベンジルベンゼンが存在すると組成物の蒸気圧が上昇し
て所望の用途に利用できなくなる傾向があるので、それ
らの重量比はできるだけ低いか、ほぼ0であるのが望ま
しい。また、これらの化合物を含むと、組成物の引火点
および燃焼点が大幅に低下し、それらを含む組成物は高
温配電変圧器に使用することができなくなる。
【0014】〔化5〕で表されるポリアリールアルカン
オリゴマーを下記〔化9〕で表される異性体または異性
体混合物で構成されるポリアリールアルカンの少なくと
も一種のオリゴマー(II)と一緒に使用しても本発明を逸
脱するものではない:
【0015】
【化9】 (ここで、Zは下記〔化10〕を含む3価の接続基であ
り、
【0016】
【化10】
【0017】R1, R2, R3, R4, R5, R6, R7および R8
HまたはCH3 を表し、互いに同一でも異なっていてもよ
く、n'1, n"1およびn4は01 1または2であり、n'2,
n"2, n3、n'3 およびn5は0または1であり、n'1 + n"
1+n'2 + n"2+n3+n3’+n4+n5≦2であり、yおよ
びzは0、1または2である)
【0018】〔化9〕で表されるオリゴマーの例として
は〔化11〕で表されるジトリルフェニルメタン(IIa) を
挙げることができる:
【0019】
【化11】
【0020】本発明組成物は〔化9〕で表されるオリゴ
マー(II)を10%以下の重量比で含むことができる。本発
明の好ましい組成物は全体を 100とした場合に、下記で
構成することができる: オリゴマー (Ia) : 60〜70重量% オリゴマー (Ib) : 20〜30重量% オリゴマー (Ic) : 0〜2重量% ジトリルフェニルメタン(IIa) : 0〜10重量%
【0021】本発明組成物を構成する各異性体すなわち
〔化5〕および〔化9〕のポリアリールアルカンオリゴ
マー(I),(II)は、フリーデルクラフト触媒の存在下でベ
ンジリデンクロライドを各種の量で含むベンジルクロラ
イドまたはメチルベンジルクロライドとトルエンまたは
キシレンあるいはこれら2つの混合物とを縮合させるこ
とによって得られる。縮合は50℃〜150 ℃の温度で起
る。触媒量は通常、反応物量に対して 50ppm〜1重量%
にする。フリーデルクラフト触媒としては塩化第二鉄、
塩化アルミニウム、三塩化アンチモンおよび四塩化チタ
ンを用いることができる。得られる反応混合物は主とし
て〔化5〕および〔化9〕のポリアリールアルカンオリ
ゴマー(I),(II)と未反応のトルエンとで構成される。
【0022】反応混合物を脱塩素化処理してもよい。そ
のためには欧州特許第306398号に記載のアルカリ金属ア
ルコラートを用いる方法または欧州特許第225849号に記
載の金属ナトリウムを用いる方法を用いることができ
る。これらの特許の内容は本発明の一部を成す。
【0023】脱塩素化反応後、一般には簡単な減圧蒸留
で〔化5〕および〔化9〕のポリアリールアルカンオリ
ゴマー(I),(II)を回収する。ベンジルトルエンやベンジ
ルベンゼンのような揮発性物質は未反応のトルエンまた
はキシレンと同時に最初の蒸留で留出するので、脱塩素
化処理より前の操作で再利用することができる。蒸留塔
底部で得られる重質成分中には脱塩素化剤の残留物、塩
化ナトリウム、触媒残留物およびポリアリールアルカン
オリゴマー(I)/(II)より重いポリアリールアルカンオリ
ゴマー、例えばn1 +n2 =2の化合物が含まれる。
【0024】得られた生成物はフラー土または活性アル
ミナを単独で用いて精製するか、これらと誘電体液の分
野で知られた特殊な方法とを組み合わせて用いて精製す
ることができる。また、エポキシド型、その他の形式の
安定化剤、例えばテトラフェニル錫や抗酸化剤を添加す
ることができる。これら添加剤の添加量は一般に 0.001
〜10%、好ましくは0.01〜0.3 %である。本発明組成物
は高温で運転される機器、例えば単位容積当たりの電力
が大きい変圧器の絶縁用誘電体液として使用することが
できる。本発明組成物には、一般に用いられている液
体、例えば鉱油、シリコンオイルまたはアルキルベンゼ
ンとは違って、放電開始電圧が温度と共に上昇するとい
う利点がある。本発明組成物は対部分放電特性にも優れ
ている他、熱安定性も優れている。本発明組成物は引火
点および燃焼点が最高使用温度である 200℃よりも高い
という利点も有ある。以下、本発明の実施例を説明す
る。
【0025】
【実施例】攪拌器、凝縮器、塩素供給管および30ワット
のPhilips TLADK ランプを備えた反応器に40モルのトル
エンを入れる。10モルの気体塩素を温度90℃で4時間か
けて導入する。反応混合物は脱気し、冷却した後に、4
モルのトルエンと1gの塩化第二鉄とを入れた温度90℃
の反応器へ除々に導入する。反応終了後、反応混合物を
脱気し、4段カラムを用いて減圧蒸留(水銀圧 100 mm)
して未反応のトルエンを除去する。次いで、圧力を下げ
(水銀圧10mm)てベンジルトルエンアイソマーを除去す
る。蒸気温度は 140℃/150 ℃である。底部温度は240
℃まで上昇する。底部で得られるオリゴマー混合物はオ
リゴマー(I)(n1 +n2 ≧1でx=1)と、オリゴマー
(II)とで構成されている。
【0026】この混合物を2%のナトリウムメチラート
を用いて窒素気流下で300 ℃で6時間処理した後、4段
カラムを用いて減圧蒸留 (水銀圧3mm)する。200 〜21
0 ℃で留出する画分は下記の重量組成を有する: (Ia)と(Ib) 92.9% オリゴマー(II) 4.1% (Zは下記〔化12〕の構造を有し:
【0027】
【化12】 n'1 + n"1+n'2 + n"2+n3+n3’+n4+n5=0でy=
z=1 すなわちジトリルフェニルメタン) オリゴマー(Ic) 1.9 % ベンジルトルエン 1%以下 (n1 +n2 =0でx=1の場合)
【0028】得られた組成物は下記で試験する。放電開始電圧の測定試験 測定は図1に示したセルを用いて発散電場で50Hzの交流
電流で行った。 下記電極を用いた: 直径0.6 mmのロッド(1) 直径40mmの端縁が丸いロゴースキーディスク (2) セルは下記2つの容積を有する: 0.7 リットルの容積 (3) 3リットルの容積 (4)
【0029】各電極間間隔について 3,000V/sの勾配
で電場でそれぞれ5〜6回の測定を行った。第1シリー
ズの試験では実施例1の組成物と各種鉱油およびドデシ
ルベンゼンについて室温(20℃)で放電開始電圧を測定
した。結果は図3のグラフに示してある。このグラフで
は放電開始電圧(kV)を縦座標に、電極間の距離(mm)
を横座標に示してある。このグラフから実施例1の組成
物は鉱油と同様な放電開始電圧を示し、その値はドデシ
ルベンゼンとは反対に電極間距離の増加と供に上昇する
ことがわかる。ドデシルベンゼンの放電開始電圧はある
距離で頭打ちになる。
【0030】第2シリーズの試験では、実施例1の組成
物とドデシルベンゼンおよびナフテン系鉱油 Nytro 10
G について、20〜80℃で放電開始電圧を測定した。結果
は図4、図5のグラフに示してある。これらのグラフで
は放電開始電圧(kV)を縦座標に、電極間の距離(mm)
を横座標に示してある。
【0031】図4のグラフはドデシルベンゼンとナフテ
ン系鉱油 Nytro 10 G の結果を示している。図4のグラ
フから、公知のものでは20〜80℃の間で放電開始電圧に
差が無いことが分かる。図5のグラフは実施例1の組成
物の結果が示している。電極間距離には無関係に温度の
上昇とともに放電開始電圧の上昇が観察される。例えば
電極間の距離が40mmの場合、20℃での放電開始電圧は80
kVであり、80℃では130kV である。
【0032】蒸気圧の測定試験 この試験は、Fluid Phase Equilibria, 42, p. 287〜30
4 (1988)に記載の方法に従って行った。実施例1の組成
物の場合、蒸気圧は150.9 ℃で0.244 mmHgであることが
わかった。
【0033】260 ℃での揮発物の測定試験(熱安定性試
験) この試験は図2に示す装置を用いて行った。試験条件は
以下の通り: 試験時間: 500時間 温度 : 260℃ 凝縮可能な分解生成物は水冷凝縮器で回収し、凝縮不可
能な分解生成物は水槽でトラップした。熱分解を経時的
に測った。結果は図6と図7のグラフに示す。これらの
グラフの横軸は時間(h)であり、縦軸は凝縮可能な揮
発性生成物の放出量 (それぞれg/kg(図6)、リット
ル/kg(図7)) である。凝縮可能な揮発性生成物およ
び凝縮不可能な揮発性生成物の生成速度は260 ℃で 500
時間後にはほとんどゼロであることが分かる。
【0034】熱特性係数の測定試験 比熱は熱量法で 100℃で測定した。 熱伝導率はASTM規格D2717に従って100 ℃で測定し
た。 粘度はASTM規格D445 に従って100 ℃で測定した。 熱特性係数は下記の関係式から計算した: [(比熱)×(熱伝導率)/(粘度)] ×100 実施例1の組成物の場合の例: 100 ℃での比熱 =1.802 J/l/℃ 100 ℃での熱伝導率=0.12146 W/m/℃ 100 ℃での粘度 =3.1 mm2 /s 熱特性係数は [(1.082×0.12146)÷3.1]×100 =7.06と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 放電開始電圧測定装置を示す図。
【図2】 揮発物測定装置を示す図。
【図3】 放電開始電圧測定の結果を示すグラフ。
【図4】 公知物質の放電開始電圧の測定結果を示すグ
ラフ。
【図5】 本発明物質の放電開始電圧の測定結果を示す
グラフ。
【図6】 揮発物の測定結果(g/kg)を示すグラフ。
【図7】 揮発物の測定結果(l/kg)を示すグラフ。
【符号の説明】
1、2 電極 3、4 容積
フロントページの続き (72)発明者 レイモン コマンデュ フランス国 38220 ヴィズィル アヴニ ュ ドゥ ヴェナリア ル ロシェ (番 地なし)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記〔化1〕: 【化1】 (ここで、 n1 とn2 は0、1または2で且つn1 +n2 =1また
    は2であり、 Xは0、1、2、3、4、5または6である)で表され
    る異性体または異性体混合物で構成される少なくとも一
    種のポリアリールアルカンオリゴマーを含み、さらに、 a) 蒸気圧が温度 150℃で1Torr以下であり、 b) 100 ℃における比熱 (J/l/℃)と 100℃における熱
    伝導率 (W/m/℃)の積を100 ℃における粘度 (mm2/s)で
    割ったものを 100倍した値として定義される熱特性係数
    が3以上であり、 c) 260 ℃、500 時間での揮発物生成率が3g/kg 以下
    であり、 d) 直径 0.6 mm のロッドからなる電極と直径40mmで端
    部が丸いロゴースキー円板(Rogowski disk) からなる電
    極とを電極間距離を40mmにして設けたセル中で50Hzの交
    流電流で測定した放電開始電圧が温度20℃では60kV以
    上、80℃では110kV である、 ことを特徴とする誘電体組成物。
  2. 【請求項2】 下記特性を有する請求項1に記載の誘電
    体組成物: a) 150 ℃における蒸気圧が0.25Torr以下、 b) 熱特性係数が6以上、 c) 260 ℃、500 時間での揮発物生成率が1g/kg以
    下、 d) 放電開始電圧が20℃で80kV以上、80℃で130kV 以
    上。
  3. 【請求項3】 〔化1〕でn1 =1、n2 =0およびx
    =1のオリゴマー(Ia)と〔化1〕でn1 =0、n2 =1
    およびx=1であるオリゴマー(Ib)とを40重量%以上含
    み且つ〔化1〕でn1 およびn2 が0、1または2で、
    1 +n2 =2で、x=1であるオリゴマー(Ic)を3重
    量%以下の割合で含む請求項1または2に記載の誘電体
    組成物。
  4. 【請求項4】 オリゴマー(Ic)と(Ib)とを70〜99重量%
    含み、オリゴマー(Ic)を 0.5〜2重量%含む請求項3に
    記載の組成物。
  5. 【請求項5】 下記〔化2〕で表される異性体(II)また
    は異性体混合物で構成されるポリアリールアルカンオリ
    ゴマーを少なくとも一種含む請求項1〜4のいずれか一
    項に記載の組成物: 【化2】 (ここで、 Zは下記〔化3〕を含む3価の接続基であり、 【化3】 R1, R2, R3, R4, R5, R6, R7および R8 はHまたはCH3
    を表し、互いに同一でも異なっていてもよく、 n'1, n"1およびn4は01 1または2であり、 n'2, n"2, n3、n'3 およびn5は0または1であり、 n'1 + n"1+n'2 + n"2+n3+n3’+n4+n5≦2であ
    り、 yおよびzは0、1または2である)
  6. 【請求項6】 〔化2〕のオリゴマーが下記〔化4〕で
    表されるジトリルフェニルメタン(IIa) である請求項5
    に記載の組成物: 【化4】
  7. 【請求項7】 下記で構成(合計は100 %)される請求
    項1〜6のいずれか一項に記載の組成物: オリゴマー (Ia) : 60〜70重量% オリゴマー (Ib) : 20〜30重量% オリゴマー (Ic) : 0〜2重量% ジトリルフェニルメタン(IIa) : 0〜10重量%
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項に記載の組
    成物の「高温」配電変圧器における利用。
JP7278317A 1994-09-30 1995-10-02 ポリアリールアルカンをベースとした優れた誘電特性を有する誘電体組成物 Pending JPH08212831A (ja)

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