JPH0639431B2 - ポリフェニルメタンをベースとした組成物と、その製造方法および誘電体としての応用 - Google Patents

ポリフェニルメタンをベースとした組成物と、その製造方法および誘電体としての応用

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JPH0639431B2
JPH0639431B2 JP2039538A JP3953890A JPH0639431B2 JP H0639431 B2 JPH0639431 B2 JP H0639431B2 JP 2039538 A JP2039538 A JP 2039538A JP 3953890 A JP3953890 A JP 3953890A JP H0639431 B2 JPH0639431 B2 JP H0639431B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はポリフェニルメタンをベースとした組成物と、
その製造方法と、その誘電体として応用に関するもので
ある。
本発明は特に、モノ−およびジベンジルトルエン、モノ
−およびジベンジルベンゼンの混合物に関するものであ
り、この混合物はトリフェニルメタン、ジトリルフェニ
ルメタン、トリルジフェニルメタンまたはこれらの高級
類縁体を含むことができる。
従来の技術 ヨーロッパ特許出願第259,798号には、モノベンジルト
ルエン、エチルビフェニルおよび/または1,1-ジフェニ
ルエタンと、17個以下の炭素原子を有する他のビフェニ
ルまたは他のビフェニルメタンとの混合物が記載されて
いる。
ヨーロッパ特許出願第262,456号には、モノベンジルト
ルエンと、全体として15〜17個の炭素原子を含むアルキ
ル基によって置換されたジフェニルメタンとの混合物が
記載されている。
ヨーロッパ特許出願第172,537号には、ベンジルベンゼ
ンの異性体混合物が記載されている。
ヨーロッパ特許出願第282,083号には、モノベンジルト
ルエンとジトリルメタンとの混合物が記載されている。
上記の組成物は全て原料反応物を付加反応またはカップ
リング反応させて得られるため、最後に分離する必要が
ある。しかし、この分離は極めて困難である。
ヨーロッパ特許出願第136,230号には、誘電性流体とし
て使用可能なモノベンジルトルエン、ジベンジルトルエ
ンおよびジトリルフェニルメタンの混合物と、この混合
物を極めて容易に得るための方法が記載されている。
発明が解決しようとする課題 本発明の目的は、公知のものに比べて誘電特性に優れた
ポリフェニルメタンをベースとした新規な組成物を提供
することにある。
本発明の他の目的は、低温度で使用可能な上記組成物を
提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、製造が極めて容易な上記組
成物を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明の提供する組成物は、下記一般式: (ただし、nとnは0、1、2であり、n+n
は3以下で、Rは水素を示す) で表される異性体または異性体の混合物Aと、A
表す上記一般式においてRがメチル基であり、nとn
をそれと同一の意味を有するqおよびqで置き換
えた異性体または異性体の混合物Aとの2つのオリゴ
マーAおよびAをベースとした組成物において、上
記オリゴマーAおよびAの少なくとも1方が3つの
ベンゼン環を有する異性体を含むことを特徴としてい
る。
上記オリゴマーAは、例えばメタベンジルトルエン、
ベンジルトルエンの2つの異性体の混合物またはベンジ
ルトルエンの3つの異性体の混合物にすることができ
る。また、例えば、3,5-ジベンジルトルエンのような上
記定義でq=1、q=0である全ての異性体の混合
物またはq=0、q=1である異性体の全ての混合
物にすることができる。
さらに、上記Aはqとqが上記定義に入る複数の
異性体の混合物、例えば、ジベンジルトルエン64重量%
と、q+q=1である異性体の混合物22重量%と、
+q=2である異性体の混合物10重量%と、q
+q=3である異性体の混合物4重量%との混合物に
することもできる。これらの異性体または異性体の混合
物の組み合わせは任意である。
上記オリゴマーAの場合も同様で、ベンジルベンゼン
またはその高級類縁体の異性体または異性体混合物であ
る。
本発明の組成物は、オリゴマーAまたはAの少なく
とも1方が、その構造中に少なくとも3つのベンゼン核
を有する異性体であるか、3つのベンゼン核を有する異
性体の混合物であるか、3つのベンゼン核を有する少な
くとも1つの異性体または複数の異性体の混合物である
ような組成物である。
本発明の生成物は、オリゴマーAが任意で、オリゴマ
ーAがジベンジルトルエンすなわち、q=1、q
=0である1つまたは複数の異性体またはトリル(ベン
ジルフェニル)メタンすなわちq=0、q=1であ
る1つまたは複数の異性体である混合物にすることがで
きる。
本発明の好ましい生成物は、オリゴマーAとAが下
記を満足するように組合わせた組成物である: (a)Aがn=n=0 Aがq+q=1 (b)Aがn+n=1 Aがq=q=0 (c)Aがn+n=1 Aがq+q=1 AとAとの比率は任意であるが、Aの量をA
量より多くするのが好ましく、特に、Aの量をA
の総量の60〜80重量%にするのが好ましい。
本発明はさらに、上記2つのオリゴマーAとAとを
ベースとした組成物において、さらに下記のオリゴマー
、BおよびBの中から選択される少なくとも一
つのオリゴマーを含む組成物にも関するものである。す
なわち、 Bは下記の一般式を有する異性体または異性体の混合
物: (ただし、n′、n″、n=0、1、2であり、
n′、n″、n、n′、n=0、1であり、
n′+n″+n′+n″+n+n′+n
+nは2以下であり、RとRは水素を表す) Bは、上記Bを表す上記一般式においてRとR
がメチル基を表し且つnで表された各係数をそれと同一
の意味を有するqに置き換えた異性体または異性体の混
合物であり、 Bは、上記Bを表す上記一般式においてRとR
が水素またはメチル基を表し且つnで表された各係数を
それと同一の意味を有するrに置き換えた異性体または
異性体の混合物である。
上記オリゴマーBの最も単純なものはトリフェニルメ
タンであるが、さらには、n′=1で、その他の係数
が0である(ベンジルフェニル)ジフェニルメタンの異
性体またはこの異性体の複数の混合物にすることができ
る。
また、Bは上記係数nが互いに異なる複数の意味を有
する各異性体の混合物でもよく、例えば、72重量%が n′+n″+n′+n+n′+n″+n
+n の和が0である異性体であり、21重量%が上記の和が1
である異性体であり、残りの部分が上記の和が2である
異性体の混合物にすることができる。
また、Bは、上記定義の各係数nを満たす異性体また
はその異性体の混合物であってもよく、さらに、これら
混合物の2つまたは複数を組み合わせたものであっても
よい。
上記オリゴマーBとBもBと同様に定義される。
特に好ましい組成物はAと、AとBとから製造さ
れ、特に、下記を満たす組成物が好ましい: (a)Aはn=n=0、 Aの60〜90重量%はn=n=0である異性体、 Bは任意 (b)Aの50重量%はn+n=0である異性体、 AとBは(a)と同じ。
、AとオリゴマーB、Bの少なくとも1
つとをベースとした組成物の中では、5つのオリゴマー
、A、B、BおよびBによって構成される
ものが特に好ましく、製造が極めて容易であり、これは
予想外のことである。
本発明はさらに、A、A、BおよびBの混合物
からなる組成物に関するものである。
上記の組成物は全て誘電性流体として使用でき、特にコ
ンデンサとして使用できる。これらの組成物は全て、十
分に高い抵抗率が得られるまで、例えば脱色土、ベント
ナイトまたはこれらと同等な化合物と接触させることに
よって精製することができ、より一般的には、誘電体と
して使用される流体の精製法を用いて精製することがで
きる。また、誘電体として使用される流体の公知の添加
剤例えば、エポキシド、ジ−t−ブチル−パラクレゾー
ル型またはアントラキノン誘導体等の酸化防止剤を本発
明組成物に添加することもできる。
本発明はさらに、これらの組成物全ての合成方法に関す
るものである。
上記オリゴマーAとAは、塩化ベンジルC
ClをAの場合にはトルエンと反応させ、A
場合にはベンゼンと反応させることによって作ることが
できる。
上記オリゴマーB、BおよびBは、塩化ベンジリ
デンCCHClをベンゼン、トルエン、塩化ベ
ンジルおよびオリゴマーAおよびAと反応させるこ
とによって得られる。
塩化ベンジルおよび塩化ベンジリデンは公知の化合物で
ある。例えば、トルエンのラジカル塩素化を行うった後
に、蒸留によってCCHClとCCHC
とを分離することができる。
各オリゴマーAおよびBを使った後に、これらのオリゴ
マーを混合するだけで本発明の組成物は得られる。
オリゴマーAとBの混合物を得るのに特に便利な方
法はヨーロッパ特許第136,230号に記載されたものであ
る。この方法では、第1段階でフリーラジカル発生剤の
存在下でラジカル反応によって塩素をトルエンと反応さ
せ、第2段階で第1段階の反応組成物に無機酸を作用さ
せる。
+Bを製造する方法の特徴は、 (a)フリーラジカル発生剤の存在下でラジカル反応によ
って塩素をベンゼンとトルエンとの混合物と反応させ、 (b)反応しなかったトルエンを除去し、 (c)得られた組成物に無機ハロゲン化物または無機酸を
作用させる 点にある。
ベンゼンとトルエンの混合物のラジカル塩素化反応は一
般に50〜110℃、好ましくは、70〜100℃の範囲で実施さ
れる。この反応は、モルパーセントで表した場合、導入
されたトルエンの10〜40%だけが対応する塩素化誘導体
に転化するように行うのが好ましい。フリーラジカル発
生剤とは、光化学開始反応および化学的開始剤を意味す
る。化学的開始剤としてはアゾジイソブチルニトリルま
たはアゾジバレロニトリルのようなアゾ化合物、例え
ば、過酸化ラウロイル等を使用することができる。使用
する化学的開始剤の量は、通常、導入されたトルエンに
対して0.05〜3重量%、好ましくは0.1〜1.5重量%の範
囲である。
本出願人は、驚くべきことに、少なくとも15モル%、好
ましくは20〜30モル%のトルエンを含むベンゼン−トル
エン混合物ではベンゼンの塩素化が見られないというこ
とを確認している。
反応後に、例えば1つまたは複数の蒸留塔を用いて蒸留
してトルエンを除去し、塩素化しなかったトルエンと共
に排出されるベンゼンを塩素化したトルエンを含む反応
媒体中に戻す。
上記の段階で得られた反応媒体すなわちCとC
CHClとCCHClとの混合物に無機
ハロゲン化物またはさらに無機酸を作用させる。この反
応は実際には30〜110℃、好ましくは、50〜100℃の範囲
の温度で実施される。無機ハロゲン化物としては塩化第
二鉄、三塩化アンチモン、四塩化チタンまたは塩化アル
ミニウムを、反応媒体に対して通常50ppm〜1%、好ま
しくは100ppm〜0.5%の重量の割合で使用することがで
きる。また、無機酸としては、例えば硫酸を70〜95%の
重量濃度で使用することができる。また、ゼオライトや
ある種の無機酸化物を使用することもできる。
この第2段階の別の方法は、第1段階の反応媒体をベン
ゼンまたはベンゼンと溶液または分散液状の無機ハロゲ
ン化物または無機酸を含む本発明のオリゴマー混合物に
注入する方法である。この変形方法では合成を連続また
は非連続に実施できるので、この方法は特に連続的に実
施する場合に重要である。
過剰なベンゼンを蒸留した後に、公知の方法、例えば水
洗浄、中和、乾燥によって、無機ハロゲン化物または無
機酸を除去するのが好ましい。
本発明では、さらに、トルエンの塩素化後にベンゼンを
導入するという別の変形方法によってA+Bを製造
することができる。
この方法の特徴は、 (a)フリーラジカル発生剤の存在下でラジカル反応によ
ってトルエンに塩素を反応させ、 (b)未反応のトルエンを除去し、 (c)ベンゼンを添加し、得られた生成物を無機ハロゲン
化物または無機酸と反応させる 点にある。
この方法は、トルエンとベンゼンとの混合物を塩素化す
る上記の場合と同様であるが、揮発性が最も高い化合物
なので、トルエンの除去がより簡単になる。
上記(a)と(b)の段階を、CCHClとC
CHClとの混合物の合成に変えた場合も本発明の範
囲に含まれる。
本発明はさらに、無機ハロゲン化物または無機酸の存在
下で塩化ベンジルをベンゼンおよびトルエンと接触させ
ることを特徴とするオリゴマーA+Aの混合物を製
造する方法にも関するものでもある。
この方法は上記のA+Bの製造方法の(c)段階と同
じ条件で実施される。
さらに、上記の方法とは別の方法を用してA+A
製造することもできる。この方法は、 (a)フリーラジカル発生剤の存在下でトルエンとベンゼ
ンに塩素を反応させ、 (b)塩化ベンジリデンを除去し、 (c)得られた生成物を無機ハロゲン化物または無機酸と
反応させる ことを特徴としている。
この方法は上記の各方法と同様に実施できる。上記(b)
段階では、蒸留によって、例えば(a)段階で得られ混合
物の軽質成分を回収するのが好ましい。この軽質成分は
ベンゼン、トルエンおよび塩化ベンジルで構成されてい
るので、次いで、この軽質成分に(i)無機ハロゲン化物
または無機酸または(ii)このハロゲン化物か無機酸を含
む化合物を添加するだけでよい。
ベンゼンを使用せずに(a)段階を実施し、(c)段階でベン
ゼンを添加する場合も本発明の範囲に含まれる。また、
(c)段階でトルエンを添加することもできる。
本発明はさらに、下記工程を特徴とするオリゴマー
、A、B、BおよびBの混合物の製造方法
にも関するものである: (a)フリーラジカル発生剤の存在下でラジカル反応によ
ってトルエンとベンゼンの混合物に塩素を反応させ、 (b)得られた生成物を無機ハロゲン化物または無機酸と
反応させる。
既に述べたように上記、ベンゼン−トルエン混合物がト
ルエンを少なくとも15モル%含んでいればベンゼンは塩
素化されない。この方法の実施は上記の各方法と同様に
実施することができる。
以下、実施例を用いて本発明を説明する。
実施例1 コンデンサーモデルの高圧・高温下での加速エージング
試験 この試験の基本は、駄目になったコンデンサの数を評価
する。また、別の試験では、エージング期間を短くし
て、試験中に駄目にならなかったコンデンサの剛性(絶
縁耐力)を検査して絶縁劣化に関する情報を得た。
I.混合コンデンサの試験 この試験のために、厚さが12μmの2枚の平滑なポリプ
ロピレンフヘルムと、相対密度が1.0で、厚さが12μm
の1枚の紙の層とによって構成された2系列の10個のコ
ンデンサを製造した。これらの2系列のコンデンサは以
下のもので予め含浸されている: 1系列は、75重量%がベンジルトルエン(q=q
0)で、25重量%がq+q=1の異性体であるオリ
ゴマーAと、このA100重量部に対して1重量部の
割合のビスフェノールAジグリシジルエーテルとで含浸
し、 他方の系列は下記のAとAの混合物で含浸した: (a)AはA+Aの70重量%であり、 (b)Aは、n=n=0の異性体70%とn+n
=1の異性体30%とを含む。
1.1.耐久力 含浸と熱成形後に、コンデンサを85℃、2700V(75V/
μm)で、535時間劣化試験した。
この第1回目の劣化試験後には全く亀裂は観察されなか
ったので、さらに厳しい3000V(83.8V/μm)にして
試験を行った。
4400時間の劣化試験を行った後の結果を下記に示す。
この結果は、A+Aが好ましいことを示している。
1.2.tanδの変化 コンデンサのtanδを535時間後、1460時間後および4400
時間後に測定した。
結果は下記の通り。
上記混合物A+Aで含浸されたコンデンサのtanδ
はAで含浸されたコンデンサのtanδよりかなり小さ
く、劣化が小さいことを示している。
II.全フィルムコンデンサの試験 この試験のために10個のコンデンサからなる3系列のコ
ンデンサを製造した。各コンデンサは厚さが13.5μmの
2枚の粗面のポリプロピレンフィルムで構成した。
2系列は上記のオリゴマーAで含浸し、残りの1系列
は上記の混合物A+Aで含浸した。
2.1.耐久力 含浸と熱成形後に、90℃で500時間、2400V(88.9V/
μm)で劣化試験を行った。
以下の結果が得られた。
この結果は、わずかながら混合物A+Aの方が好ま
しいことを示している。
2.2.絶縁破壊電圧の変化 上記の結果を確かめるために、劣化試験後に生き残った
コンデンサの絶縁破壊電圧を測定した。
新品のコンデンサについて同様の測定を実施した場合の
絶縁破壊電圧は11.5kVであった。
劣化試験での絶縁性の低下は剛性の低下として現れる。
以下の結果が得られた: (1)Aで含浸したコンデンサ:6.6kV (2)A+Aで含浸したコンデンサ:9.4kV この結果から、A+Aで含浸したコンデンサの劣化
の方が明らかに小さいことが分かった。
実施例2 オリゴマーAの合成 回転撹拌器と、還流冷却器と、窒素インジェクタと、滴
下漏斗と備えた容量6の反応装置に、ベンゼン54モル
(4212g)と、FeCl31gとを入れ、反応装置内の内容
物を窒素で被って65℃に加熱する。塩化ベンジル6モル
(759g)を4時間かけて滴下漏斗を介して導入する。
この反応混合物をさらに1時間撹拌し、FeCl30.25gを
添加する。さらに、窒素流下で、この反応混合物を70℃
に2時間の間維持する。放出される塩酸の量は5.95モル
である。次に、反応しなかったベンゼンを単純な蒸留に
よって除去する。次に、粗ポリフェニルメタン(873
g)を3時間かけて、275℃で撹拌しながら、無水のNa2
CO31%で処理する。処理後、生成物を水銀1mmの真空
下でガラスの螺旋体によって構成される充填材を充填し
た高さ30cmの蒸留塔で蒸留する。
約85〜95℃で2つの芳香族環を有する化合物を分画し
た。3つの芳香族環を有する化合物は約170〜200℃で分
画した。4つの芳香族環を有する化合物は、蒸留塔を外
した後に、約260〜280℃でで分画した。残留物は、導入
した材料の5.8%であった。
蒸留よって得られた各分画を混合したものは導入した材
料の94%であり、これがオリゴマーAである。その重
量組成は以下の通りである: n=n=0 66.5% n=1、n=0 27% n=n=1 6.5% その特性は下記の通りである: 結晶化温度 +3℃ 40℃での粘度 3.4cps 20℃での粘度 5.8cps 40℃での密度 1.001 20℃での密度 1.012 実施例3 混合物A+Bの合成 実施例2と同様な装置で滴下漏斗に塩化ベンジル9.61モ
ル(1266g)と、塩化ベンジリデン0.306モル(1266
g)とを入れる。この塩化ベンジリデンは、トルエンを
光塩素化(トルエン/塩素のモル比は4)し、未反応の
トルエンを蒸留によって分離して得た。
これらを、実施例2と同じ条件で、ベンゼン50モル(39
00g)とFeCl31gと反応させる。回収された塩酸は9.9
9モルである。未反応のベンゼンを蒸留した後に得られ
を生成物は1304gである。この生成物を実施例2と同様
に炭酸ナトリウムで処理した後、同様に蒸留する。蒸留
残留物は導入した材料の14.2%である。各分画を混合し
たものは導入した原料の85%である。こうして得られた
生成物はAとBの混合物である。
この生成物の重量組成は下記の通りである: 53% n=n=0のオリゴマーA 31% n=1、n=0のオリゴマーA n′=n=n″=n″=n=n′=n
=0のオリゴマーB 16% n=n=1のオリゴマーA n′=n′=n″=n″=n=n′=n
=n=1のオリゴマーB その特性は下記の通りである: 結晶化温度 −15℃ 20℃での粘度 8.1cps 20℃での密度 1.019 実施例4 A+A+B+B+Bの合成 撹拌器と、冷却器と、塩素供給管と、外部に配置された
フィリップス(Philip)社製の30ワットのTLADKラン
プとを備えた容量1の反応装置に、ベンゼン5モル
(390g)と、トルエン5モル(460g)とを入れる。次
に、85℃の温度を1時間維持して塩素1.25モル(78.1
g)を導入する。放出された塩酸の量は1.15モルであっ
た。クロマトグラフィ分析の結果、上記塩素化中にベン
ゼンは完全に不活性であることが分かった。この混合物
は塩化ベンジル16重量%と、塩化ベンジリデン0.52重量
%とを含んでいる。
この反応混合物を滴下漏斗に入れ、1時間かけて、温度
80℃で、トルエン0.166モル(15.3g)とベンゼン0.166
モル(12.95g)とFeCl30.15gとを収容した回転撹拌器
を備えた容量1の反応装置に導入する。さらに全体を
窒素ガス下で80℃に1時間維持する。放出される塩酸の
量は1.1モルである。
未反応のベンゼンおよびトルエンを蒸留した後に得られ
る生成物は180gである。この生成物を実施例1と同様
に炭酸ナトリウムで処理し、蒸留する。蒸留残渣は導入
した材料の2.76%である。各蒸留分画分を混合したもの
は、導入した材料の97.1%である。得られた生成物は下
記組成のA、A、B、BおよびBの混合物で
ある: 71.1% n=n=0、q=q=0の オリゴマーA+A 24.3% n=1、n=0、q=1、q=0の オリゴマーA+Aと、 各係数n、pおよびrが全部0であるオリゴマー B+B+B 4.6% n=n=1、q=q=1の オリゴマーA+Aと 係数nの全部の合計が1であり、係数qの全部の合計が
1であり、係数rの全部の合計が1であるオリゴマーB
+B+B 上記オリゴマーA+AでのAの重量比率は85/15
である(n=n=0に対してガスクロマトグラフで
決定)。
その特性は下記の通りである: 結晶化温度 −32℃未満 20℃での粘度 6.7cps 20℃での密度 0.998 実施例5 実施例2の化合物Aと、欧州特許第136,230号に記載
の方法で製造した生成物A+Bとの混合物を数種類
製造した。前記一般式での重量組成は下記の通りであ
る: 75% q=q=0のオリゴマーA 23% q=1、n=0のオリゴマーA q′=q′=q″=q″=q=q′=q
=q=0のオリゴマーB 2% q=q=1のオリゴマーA、 q′=q′=q″=q″=q=q′=q
=q=1のオリゴマーB オリゴマーBすなわち、 q′=q′=q″=q″=q=q′=q
=q=0のオリゴマーの含有量をクロマトグラフィ分
析で測定した結果は2.5%であった。
結晶化温度は−40℃以下であり、20℃での粘度は6.5cps
であり、密度は1.006であった。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式: (ただし、nとnは0、1、2であり、n+n
    は3以下で、Rは水素を示す) で表される異性体または異性体の混合物Aと、 Aを表す上記一般式においてRがメチル基であり、n
    とnをそれと同一の意味を有するqおよびq
    置き換えた異性体または異性体の混合物Aと の2つのオリゴマーAおよびAをベースとした組成
    物において、 上記オリゴマーAおよびAの少なくとも1方が3つ
    のベンゼン環を有する異性体であることを特徴とする組
    成物。
  2. 【請求項2】上記オリゴマーAがn=n=0であ
    り、上記オリゴマーAがq+q=1であることを
    特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】上記オリゴマーAがn+n=1であ
    り、上記オリゴマーAがq=q=0であることを
    特徴とする請求項1に記載の組成物。
  4. 【請求項4】上記オリゴマーAがn+n=1であ
    り、上記オリゴマーAがq+q=1であることを
    特徴とする請求項1に記載の組成物。
  5. 【請求項5】上記2つのオリゴマーAおよびAをベ
    ースとし、下記のオリゴマーB、BおよびBの中
    から選択される少なくとも一つのオリゴマーをさらに含
    むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載
    の組成物: Bは下記の一般式を有する異性体または異性体の混合
    物: (ただし、n′、n″、n=0、1、2であり、
    n′、n″、n、n′、n=0、1であり、
    n′+n″+n′+n″+n+n′+n
    +nは2以下であり、RとRは水素を表す) Bは、上記Bを表す上記一般式においてRとR
    がメチル基を表し且つnで表された各係数をそれと同一
    の意味を有するqに置き換えた異性体または異性体の混
    合物であり、 Bは、上記Bを表す上記一般式においてRとR
    が水素またはメチル基を表し且つnで表された各係数を
    それと同一の意味を有するrに置き換えた異性体または
    異性体の混合物である。
  6. 【請求項6】オリゴマーA、AおよびBを含むこ
    とを特徴とする請求項5に記載の組成物。
  7. 【請求項7】オリゴマーA、A、B、Bおよび
    を含むことを特徴とする請求項5に記載の組成物。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成
    物を含む誘電性流体。
  9. 【請求項9】下記工程を特徴とする請求項1〜4のいず
    れか一項に記載のオリゴマーA+Bの混合物を製造
    する方法: (a)フリーラジカル発生剤の存在下でラジカル反応によ
    ってベンゼンとトルエンの混合物に塩素を反応させ、 (b)未反応のトルエンを除去し、 (c)得られた生成物を無機ハロゲン化物または無機酸と
    反応させる。
  10. 【請求項10】下記工程を特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか一項に記載のオリゴマーA+Bの混合物を製
    造する方法: (a)フリーラジカル発生剤の存在下でラジカル反応によ
    ってトルエンに塩素を反応させ、 (b)未反応のトルエンを除去し、 (c)ベンゼンを添加し、得られた生成物を無機ハロゲン
    化物または無機酸と反応させる。
  11. 【請求項11】無機ハロゲン化物および無機酸の存在下
    で、塩化ベンジルをベンゼンおよびトルエンと反応させ
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載
    のオリゴマーA+Aの混合物の製造方法。
  12. 【請求項12】下記工程を特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか一項に記載のオリゴマーA+Aの混合物を製
    造する方法: (a)フリーラジカル発生剤の存在下でトルエンとベンゼ
    ンに塩素を反応させ、 (b)塩化ベンジリデンを除去し、 (c)得られた生成物を無機ハロゲン化物または無機酸と
    反応させる。
  13. 【請求項13】下記工程を特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか一項に記載のオリゴマーA+Aの混合物を製
    造する方法: (a)フリーラジカル発生剤の存在下でトルエンに塩素を
    反応させ、 (b)塩化ベンジリデンを除去し、 (c)ベンゼンを添加し、得られた生成物を無機ハロゲン
    化物または無機酸と反応させる。
  14. 【請求項14】下記工程を特徴とする請求項5または6
    に記載のオリゴマーA、A、B、BおよびB
    の混合物を製造する方法: (a)フリーラジカル発生剤の存在下でラジカル反応によ
    ってトルエンとベンゼンの混合物に塩素を反応させ、 (b)得られた生成物を無機ハロゲン化物または無機酸と
    反応させる。
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