JPH08211783A - 磁気印写装置における潜像形成方法 - Google Patents

磁気印写装置における潜像形成方法

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JPH08211783A
JPH08211783A JP1698895A JP1698895A JPH08211783A JP H08211783 A JPH08211783 A JP H08211783A JP 1698895 A JP1698895 A JP 1698895A JP 1698895 A JP1698895 A JP 1698895A JP H08211783 A JPH08211783 A JP H08211783A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気印写装置において、記録密度が上昇して
も印字濃度の低下を招くことのない潜像形成方法を提供
する。 【構成】 画像信号とは非同期の記録クロックを採用し
て、磁化パターン形成のための記録信号のパルス幅を一
定値に確保するとともに、そのような非同期の記録クロ
ックの採用に伴う不都合を補正するための回路を新たに
設ける。すなわち、所定ドット数以下の連続する黒画像
領域に対しては画像信号の黒部分を所定の長さだけ拡張
するように画像信号を補正する。また、所定ドット数以
下の連続する白画像領域に対しても画像信号の白部分を
所定の長さだけ拡張するように前記画像信号を補正す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気印写装置における
潜像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、磁気印写装置によれば高分解
能のプリントが得られることが知られている。磁気印写
装置においては、特公平2−6065号公報に示される
ように、画素1ドットについて少なくとも2個の磁化転
移領域が形成されるように、磁気記録媒体上に磁化パタ
ーンが記録される。そのような磁化パターンの記録のた
めの磁気潜像記録回路においては、画像信号の1ドット
に対応して1つの記録パルスが供給されるように、画像
信号と完全に同期した記録クロックが採用され、回路構
成の簡略化が図られている。
【0003】かかる磁気印写装置においては、近年、印
字品質の更なる向上が求められており、そのため、高精
細な印写を目的として記録密度は上昇する傾向にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うな記録密度の上昇に伴い印字濃度が低下する、という
新たな問題が発生してきている。すなわち、図13に示
されるように、磁気印写装置においては、一般に、ある
記録密度までは一定の(フラットな)印字濃度が得られ
るが、その記録密度を越えると印字濃度が減少するので
ある。その理由は、次の通りである。すなわち、記録密
度の上昇は、画像信号の周期が短くなることを意味し、
結果として、画像信号に同期する記録クロックの周期も
短くなる(すなわち周波数は大きくなる)。このよう
に、記録密度の上昇に従って記録クロックのパルス巾が
減少すると、記録媒体上に記録される磁化パターンが短
くなり、磁化転移領域の間隔が結果として短くなり過
ぎ、従って、磁性トナーを吸着する力が弱まるため、印
字濃度が減少するのである。
【0005】かかる実情に鑑み、本発明の目的は、磁気
印写装置において記録密度が上昇しても印字濃度の低下
を招くことのない潜像形成方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、画素に対応し
ない記録クロック、すなわち画像信号とは非同期の記録
クロックを採用して、磁化パターン形成のための記録信
号のパルス幅を一定値に確保するとともに、そのような
非同期の記録クロックの採用に伴う不都合を補正するた
めの回路を新たに設ける、という基本的着想に基づき、
以下に記載されるような技術構成を採用することによ
り、上記目的を達成するものである。
【0007】すなわち、本願第1の発明に係る、磁気印
写装置における潜像形成方法は、記録媒体上の1ドット
の黒画像領域には少なくとも2個の磁化転移領域を有す
るように第1の方向の磁化パターンを形成し、2ドット
以上の黒画像領域には前記第1の方向の磁化パターンの
他に少なくとも1個の第2の方向の磁化パターンを形成
し、前記記録媒体上の白画像領域には前記黒画像領域の
磁化パターンより長い該第2の方向の磁化パターンを形
成するとともに、現像磁界の向きを前記第2の方向と同
じにする磁気印写装置において、記録クロックの周期を
画像信号の周期よりも長くするとともに、所定ドット数
以下の連続する黒画像領域に対しては前記画像信号の黒
部分を所定の長さだけ拡張するように前記画像信号を補
正することを特徴とする。
【0008】また、第2の発明によれば、前記第1の発
明に係る潜像形成方法の一態様として、所定ドット数以
下の連続する白画像領域に対しても前記画像信号の白部
分を所定の長さだけ拡張するように前記画像信号を補正
することを特徴とする。
【0009】
【作用】上述した第1の発明に係る潜像形成方法によれ
ば、記録クロックと画像信号との同期が不要となるた
め、記録クロックのパルス幅すなわち周期は、前述した
印字濃度の低下を招くことのないように自由に設定可能
となる。しかし、記録クロックと画像信号とは非同期と
なるため、それらの論理積信号である磁化パターン記録
信号には、タイミングにより、十分なパルス幅を確保で
きないものが存在することとなる。その問題は、黒画像
領域が所定ドット数(例えば、3ドット)より多く連続
する場合には、その領域の両サイド以外の部分では前記
した論理積が必ず完全にとれるので対策不要である。し
かし、それより短い黒画像領域では、論理積信号のパル
ス幅が小さくなって印字が薄くなる場合が存在する。そ
のため、第1の発明によれば、そのような場合に画像信
号が補正されて画像信号と記録クロックとの論理積がと
れやすくされ、十分なパルス幅の記録信号が得られるよ
うにされている。
【0010】また、所定ドット数(例えば、3ドット)
以下の白画像領域においては、タイミングにより、逆に
望ましくない論理積がとれることにより、十分な白さが
確保されない場合がある。第2の発明によれば、そのよ
うな場合に対して、画像信号の白部分が所定の長さだけ
拡張され、画像信号と記録クロックとの論理積がとれに
くくされることにより、その問題が解消されている。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例に係る磁気印写
装置である。以下、その動作を説明する。記録ドラム1
が矢印11の方向に移動し、記録ヘッド2により記録ド
ラム1上に磁気潜像が記録される。その磁気潜像は現像
機3により現像され、磁性トナー31が記録ドラム1に
吸着される。一方、記録紙4が、給紙ローラ41により
くり出され、破線43の経路に沿い、矢印44の方向に
送られる。そして、転写ローラ5により記録ドラム1上
のトナーが記録紙4に転写される。次いで、記録紙4
は、矢印45の方向に送られ、定着ローラ61,62の
間を通されてトナー像が定着され、矢印46の方向に排
出される。転写残りのトナーは、クリーナブレード71
及び吸引クリーナ72により記録ドラム1から排除され
る。そして、次の潜像記録に先立ち、消去ヘッド8が働
いて先の潜像を消去する。
【0013】なお、現像機3は、図1に示すように、ト
ナー31と、矢印34の方向に回転するスリーブ32
と、そのスリーブ中に固定された現像マグネット33
と、トナー高さ規制板35と、ハウジング36とからな
る。現像マグネット33中のN1、S1 、N2 及びS2
は、磁石を表す。
【0014】図2は、図1におけるドラム1、消去ヘッ
ド8、記録ヘッド2、及び現像機3の関係を模型的に表
したものである。記録ドラム1は、矢印11の方向に移
動する。記録ドラム1の記録媒体12は、まず、消去ヘ
ッド8により一方向に磁化される。消去ヘッド8は、例
えば、永久磁石81を軟磁性材のホルダ82,83では
さみ、記録媒体12に最近接する所に突き合わせギャッ
プ部84を設けたものである。図2の状態では、突き合
わせギャップ部84からは、永久磁石81のN極からS
極へ向かうように、破線矢印85に示す左向きの磁界が
発生し、近くを記録媒体12が通過すると、左向き10
1に記録媒体12は磁化される。消去ヘッド8が作用し
ないようにするときには、突き合わせギャップ部84を
記録媒体12から遠ざける。もちろん永久磁石型ではな
く、巻線型の消去ヘッドを用いてもよい。
【0015】次に、記録ヘッド2により画像信号に応じ
た磁気潜像が記録媒体12に記録される。ヘッド2は、
コア21、コイル22、及び突き合わせギャップ部23
からなり、突き合わせギャップ部23から外部に発生す
る記録磁界の向きは、コイル22に流されるパルス電流
24の極性により、消去ヘッド8の発生する磁界85と
同じ向きの25であったり、逆向きの26であったりす
る。ここで、逆向きの記録磁界26が発生すると、記録
媒体12は右向き102に磁化される。左向きの磁化パ
ターン101と右向きの磁化パターン102との境目に
は、磁化転移領域103が形成される。
【0016】次に、現像機3による現像磁界37を、消
去磁界85したがって磁化パターン101と同じ向きに
することで、高分解能のプリントが得られることは、特
公平2−6065号公報に示すとおりである。
【0017】このときのプリントの印字濃度は、記録媒
体12に吸着される磁性トナー31の量が多いか少ない
かで決まる。
【0018】図3は、画像信号、磁化パターン、現像磁
界等の相互関係を示す図である。図3(A)の画像信号
に対して記録される磁化パターンは、(B)に示すよう
になる。磁化転移領域103からは空中に磁界が生じる
ため、磁性トナー31が吸引される。例えば、図3
(B)に示すように、磁化転移領域103aと103b
とからは、110aに示す向きの磁界が発生する。そし
て、図3(C)に示すような現像磁界37の存在下で現
像すると、図3(D)に示すように、磁化転移領域10
3aと103bとの間よりもややはみ出してトナー31
aが吸着される。一方、磁化転移領域103d及び10
3eからは、110dに示す向きの磁界が発生するが、
これは現像磁界37と逆向きである。そのため、ベクト
ル的に加算すると、磁化転移領域103d及び103e
のところに吸着されるトナー31cは、トナー31aよ
りかなり少ない。
【0019】図4は、図3(A)の画像信号に対して図
3(B)に示すような磁化パターンを記録する潜像記録
回路の例を示し、図5は、そのタイムチャートを示す。
その動作の詳細は、特公平2−6065号公報に示すと
おりである。簡単に述べれば、画像信号と記録クロック
とのANDが成立するときには、トランジスタQ1,Q
4がオン、Q2,Q3がオフとなって、電源+E→Q1
→抵抗R1→コイルL→Q4→グランド、と流れる記録
電流が生じ、右向きの磁化パターン(102a等)が記
録される。一方、画像信号と記録クロックとのANDが
不成立のときには、トランジスタQ2,Q3がオン、Q
1,Q4がオフとなって、電源+E→Q3→抵抗R2→
コイルL→Q2→グランド、と流れる記録電流が生じ、
左向きの磁化パターン(101a等)が記録される。
【0020】従来、図5(A),(B)に示されるよう
に、画像信号と記録クロックとは、完全に同期がとられ
ており、図4におけるNANDゲートG1においては、
一定パルス幅の論理積信号が得られるようにされてい
た。しかし、記録密度を高くした場合(例えば、480
DPIから600DPIに高密度化した場合)において
もこのような同期を維持しようとすると、前述のように
印字濃度の低下という問題が生じるのである。そこで、
本発明では、例えば600DPIの画像信号に対しても
480DPI相当の記録クロックを採用する。そして、
その際発生する不具合を補正により解消する。以下、か
かる補正方法について詳細に説明する。
【0021】図6は、1ドットの黒画像領域を表す画像
信号に対する補正方法を説明するためのタイムチャート
である。同図(A)に示されるような画像信号に対し
て、(B)に示されるような従来の同期したクロック信
号を使用して、(C)に示される記録信号を得る場合に
おいて、前述したように、記録密度が高いときには、記
録信号のパルス幅が狭すぎて、記録媒体上に記録される
磁化パターンが短くなり、磁化転移領域の間隔が結果と
して短くなり過ぎ、従って、磁性トナーを吸着する力が
弱まるため、印字濃度が減少する。
【0022】そこで、本発明では、磁化パターン形成の
ための記録信号のパルス幅を一定値に確保すべく、画像
信号とは非同期で周期のより大きなクロック(D)を採
用する。その場合、従来通り、1ドットの黒画像信号
(A)とクロック(D)との論理積信号として記録信号
を作成すると、同図(E)のようになる。すなわち、両
信号が非同期であるため、記録信号(E)のパルス幅
は、完全に論理積(AND)がとれて、クロック(D)
と同一パルス幅を有するパルス(同図の)が形成され
る場合もあれば、論理積が不完全となり、パルス幅の不
十分なパルス(同図の)が形成されて印字が薄くなる
場合もある。
【0023】そのような事情を考慮して、本発明では、
黒画像信号の連続ドット数が所定値以下のときに、画像
信号(A)の黒部分を拡張補正してから、クロック
(D)とANDをとるようにする。すなわち、画像信号
(A)の黒1ドット部分のパルス幅がクロック(D)の
1周期相当となるように拡張補正(この図では1.5
倍)し、(F)に示されるような補正後画像信号を得る
ようにしている。そして、この補正後画像信号(F)と
クロック(D)とにより得られる記録信号は、同図
(G)に示される通り十分なパルス幅を有し、本発明に
より非同期なクロックを採用したことによる不都合が解
消される。
【0024】図7は、1ドットの黒画像領域を表す画像
信号に対して前述した補正を施すための回路の一構成例
を示している。この回路は、入力データ(画像信号)を
所定のクロックによりラッチする3ビットシフトレジス
タ210、そのシフトレジスタ210の内容が“01
0”となっているか否かを判定する判定回路220、そ
の判定回路220により“010”なる状態が検出され
たときに入力信号の遅延信号を作成する3ビットシフト
レジスタ230、並びに、3ビットシフトレジスタ21
0及び230より最終的な出力データ(補正後画像信
号)を作成するデータ処理部240から構成され、図8
のタイムチャートに示されるような入出力動作を実現す
る。
【0025】図9は、同様の趣旨により、2ドットの黒
画像領域を表す画像信号に対する補正方法を説明するた
めのタイムチャートである。同図の(A)〜(G)に示
される各信号は、図6の(A)〜(G)に示される各信
号と同一である。すなわち、黒2ドットに対しても、そ
のパルス幅を拡張補正して補正後画像信号(F)を得、
それとクロック(D)とに基づき記録信号(G)を作成
することにより、パルス2個を確保するのである。その
際、この図9(G)に示されるように、補正後画像信号
(F)とクロック(D)とが非同期であることにより、
完全なパルスと不完全なパルス及びが形成される
ことがありうるが、のようなパルス幅の狭い方は、印
字濃度がかなり薄くなって問題を生じることはなく、パ
ルス幅の大きい方は、印字に寄与することとなる。こ
のように、補正後画像信号(F)とクロック(D)とが
非同期であることは問題とはならないことは、実験的に
も確認されている。なお、黒画像領域に対して上述のよ
うな補正を施すのは、3ドット以下の場合に実施するの
が適当であろう。すなわち、4ドット以上の黒画像領域
に対する画像信号黒部分拡張補正は、その領域の両サイ
ド以外の部分で前記した論理積が必ず完全にとれるの
で、不要となるのである。
【0026】図10は、2ドットの白画像領域を表す画
像信号に対する補正方法を説明するためのタイムチャー
トである。同図(A)に示されるような画像信号に対し
て、(B)に示されるような従来の同期したクロック信
号を使用して、(C)に示される記録信号を得る場合に
おいては、白画像部分として図のの長さだけ、ロウレ
ベルとなる。しかるに、本発明では、画像信号とは非同
期で周期のより大きなクロック(D)が採用されるた
め、画像信号(A)とクロック(D)との論理積信号と
して記録信号を作成すると、同図(E)のようになる。
すなわち、両信号が非同期であるため、白画像部分とし
てロウレベルとなるのは、記録信号(E)のの長さと
なり、従来のより短くなって十分な白さが確保されな
い場合がありうる。
【0027】そこで、所定ドット数(例えば、3ドッ
ト)以下の白画像領域に対しては、画像信号とクロック
との論理積がとれにくくすることにより、すなわち、画
像信号の白部分の長さを拡張することにより、その問題
を解消する。具体的には、画像信号(A)を(F)のよ
うに補正して、(G)に示される如き記録信号を得る。
その際、図のに示されるような不完全なパルスが発生
しうるが、その幅の狭さ故、印字濃度はかなり薄く(白
に近い)なって問題とならない。
【0028】図11は、図9又は図10に示される如き
画像信号の補正を実現すべく、Nドット以下の黒又は白
画像領域を表す画像信号部分を補正する回路の一構成例
を示している。この回路は、図7の回路を拡張したもの
であり、すなわち、入力データを所定のクロックにより
ラッチする(N+2)ビットシフトレジスタ310、そ
のシフトレジスタ310の内容が“01…10”となっ
ているか否かを判定する判定回路320、その判定回路
320により“01…10”なる状態が検出されたとき
に入力信号の遅延信号を作成する(N+2)ビットシフ
トレジスタ群330、並びに、(N+2)ビットシフト
レジスタ310及び(N+2)ビットシフトレジスタ群
330より最終的な出力データを作成するデータ処理部
340から構成される。例えば、図10に示されるよう
な画像信号白部分拡張補正を実現するために、図12に
示されるような入出力動作を実行する。
【0029】以上、本発明の実施例について述べてきた
が、もちろん本発明はこれに限定されるものではなく、
様々な実施例を案出することは当業者にとって容易なこ
とであろう。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
磁気印写装置において、記録密度が上昇しても印字濃度
の低下を招くことのない潜像形成方法が提供される。す
なわち、第1の発明に係る潜像形成方法によれば、記録
クロックと画像信号との同期が不要となるため、記録ク
ロックのパルス幅すなわち周期は、前述した印字濃度の
低下を招くことのないように自由に設定可能となり、そ
の際、黒画像領域が所定ドット数(例えば、3ドット)
より短い黒画像領域では、画像信号の補正により印字が
薄くなる不都合が防止される。また、第2の発明によれ
ば、所定ドット数(例えば、3ドット)以下の白画像領
域において、画像信号の補正により、十分な白さが確保
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る磁気印写装置を示す図
である。
【図2】図1の磁気印写装置における記録ドラム及びそ
の周辺の相互関係を直線モデルにて示す図である。
【図3】画像信号、磁化パターン、現像磁界等の相互関
係を示す図である。
【図4】潜像記録回路の接続図である。
【図5】図4の潜像記録回路の動作を説明するためのタ
イムチャートである。
【図6】1ドットの黒画像領域を表す画像信号に対する
補正方法を説明するためのタイムチャートである。
【図7】1ドットの黒画像領域を表す画像信号に対する
補正回路の一構成例を示す回路図である。
【図8】図7に示される回路の入出力動作を説明するた
めのタイムチャートである。
【図9】2ドットの黒画像領域を表す画像信号に対する
補正方法を説明するためのタイムチャートである。
【図10】2ドットの白画像領域を表す画像信号に対す
る補正方法を説明するためのタイムチャートである。
【図11】画像信号においてNドット以下の黒又は白部
分を補正するための補正回路の一構成例を示す回路図で
ある。
【図12】図11に示される回路の入出力動作を説明す
るためのタイムチャートである。
【図13】一般的な磁気印写装置に関し、記録密度と印
字濃度との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1…記録ドラム 12…記録媒体 2…記録ヘッド 21…ヘッドコア 22…コイル 23…突き合わせギャップ部 25,26…記録磁界 3…現像機 31…磁性トナー 32…スリーブ 33…現像マグネット 35…トナー高さ規制板 36…ハウジング 37…現像磁界 4…記録紙 41…給紙ローラ 5…転写ローラ 61,62…定着ローラ 71…クリーナブレード 72…吸引クリーナ 8…消去ヘッド 81…永久磁石 82,83…ホルダ 84…突き合わせギャップ部 85…消去磁界 101,102…磁化パターン 103…磁化転移領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宍戸 正治 東京都杉並区久我山1丁目7番41号 岩崎 通信機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上の1ドットの黒画像領域には
    少なくとも2個の磁化転移領域を有するように第1の方
    向の磁化パターンを形成し、2ドット以上の黒画像領域
    には前記第1の方向の磁化パターンの他に少なくとも1
    個の第2の方向の磁化パターンを形成し、前記記録媒体
    上の白画像領域には前記黒画像領域の磁化パターンより
    長い該第2の方向の磁化パターンを形成するとともに、
    現像磁界の向きを前記第2の方向と同じにする磁気印写
    装置において、記録クロックの周期を画像信号の周期よ
    りも長くするとともに、所定ドット数以下の連続する黒
    画像領域に対しては前記画像信号の黒部分を所定の長さ
    だけ拡張するように前記画像信号を補正することを特徴
    とする磁気印写装置における潜像形成方法。
  2. 【請求項2】 所定ドット数以下の連続する白画像領域
    に対しても前記画像信号の白部分を所定の長さだけ拡張
    するように前記画像信号を補正することを特徴とする、
    請求項1に記載の磁気印写装置における潜像形成方法。
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