JP3239614B2 - 磁気印写装置における印字濃度調整方法 - Google Patents
磁気印写装置における印字濃度調整方法Info
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- JP3239614B2 JP3239614B2 JP11658394A JP11658394A JP3239614B2 JP 3239614 B2 JP3239614 B2 JP 3239614B2 JP 11658394 A JP11658394 A JP 11658394A JP 11658394 A JP11658394 A JP 11658394A JP 3239614 B2 JP3239614 B2 JP 3239614B2
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- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/385—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective supply of electric current or selective application of magnetism to a printing or impression-transfer material
- B41J2/43—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective supply of electric current or selective application of magnetism to a printing or impression-transfer material for magnetic printing
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気印写装置における
印字濃度調整方法に関する。
印字濃度調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気印写装置では、特公平2−6
065号公報に示すように、高分解能のプリントが得ら
れるが、その印字の濃度は、1ドットについて、少なく
とも2個の磁化転移領域を形成させるための記録クロッ
クと記録媒体の特性とで決められてしまう。
065号公報に示すように、高分解能のプリントが得ら
れるが、その印字の濃度は、1ドットについて、少なく
とも2個の磁化転移領域を形成させるための記録クロッ
クと記録媒体の特性とで決められてしまう。
【0003】そのため、例えば濃度を薄くしたい場合に
は、現像の条件を、最適の状態からトナーの供給をやや
不足にした状態にしたり、あるいは記録ヘッドの記録媒
体との相対位置を最適位置より少しずらして、記録のた
めの磁界がやや弱くなるようにしたりしている。
は、現像の条件を、最適の状態からトナーの供給をやや
不足にした状態にしたり、あるいは記録ヘッドの記録媒
体との相対位置を最適位置より少しずらして、記録のた
めの磁界がやや弱くなるようにしたりしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれの方法も最適な条件ではなく、かなり無理があり、
動作が不安定となるため、長期間にわたっては安定に使
用できないという欠点がある。すなわち、従来技術に係
る磁気印写装置では、印字濃度を変化させることはかな
り困難であった。
ずれの方法も最適な条件ではなく、かなり無理があり、
動作が不安定となるため、長期間にわたっては安定に使
用できないという欠点がある。すなわち、従来技術に係
る磁気印写装置では、印字濃度を変化させることはかな
り困難であった。
【0005】かかる実情に鑑み、本発明の目的は、上記
した従来技術の問題点を解消すべく、印字濃度を安定に
調整することが可能な、磁気印写装置における印字濃度
調整方法を提供することにある。
した従来技術の問題点を解消すべく、印字濃度を安定に
調整することが可能な、磁気印写装置における印字濃度
調整方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく案
出された、本発明に係る、磁気印写装置における印字濃
度調整方法は、記録媒体上の1ドットの黒画像領域には
少なくとも2個の磁化転移領域を有するように一方の向
きの磁化パターンを形成し、2ドット以上の黒画像領域
には前記一方の向きの磁化パターンの他に少なくとも1
個の他方の向きの磁化パターンを形成し、前記記録媒体
上の白画像領域には前記黒画像領域の磁化パターンより
長い他方の向きの磁化パターンを形成するとともに、現
像磁界の向きを前記他方の向きと同じにする磁気印写装
置において、黒と白とに対応する2値をとる画像信号と
記録クロックとを受けて磁化パターン形成用の記録電流
を発生させる潜像記録回路に供給される該記録クロック
のパルス幅すなわちデューティ比を変化させることによ
り、前記黒画像領域の一方の向きの磁化パターンの長さ
を変化させ、前記黒画像領域全体の印字濃度を調整する
ことを特徴とする。
出された、本発明に係る、磁気印写装置における印字濃
度調整方法は、記録媒体上の1ドットの黒画像領域には
少なくとも2個の磁化転移領域を有するように一方の向
きの磁化パターンを形成し、2ドット以上の黒画像領域
には前記一方の向きの磁化パターンの他に少なくとも1
個の他方の向きの磁化パターンを形成し、前記記録媒体
上の白画像領域には前記黒画像領域の磁化パターンより
長い他方の向きの磁化パターンを形成するとともに、現
像磁界の向きを前記他方の向きと同じにする磁気印写装
置において、黒と白とに対応する2値をとる画像信号と
記録クロックとを受けて磁化パターン形成用の記録電流
を発生させる潜像記録回路に供給される該記録クロック
のパルス幅すなわちデューティ比を変化させることによ
り、前記黒画像領域の一方の向きの磁化パターンの長さ
を変化させ、前記黒画像領域全体の印字濃度を調整する
ことを特徴とする。
【0007】
【0008】
【作用】このように記録媒体上の黒画像領域の一方の向
きの磁化パターンの長さを変えると、この磁化転移領域
から空中に発生する磁界により、磁化パターンの長さに
応じて、すなわち、磁化パターンが長いときには広い面
積に、また磁化パターンが短いときには狭い面積に、そ
れぞれ磁性トナーが吸着される。また、磁化パターンが
短いときは、内部磁化の向きと逆向きに発生する減磁界
の影響も強く受けるため、磁化パターンの長いものに比
べると、磁化パターンの短いものはその分だけ磁化の強
さが弱くなる。この結果、吸着される磁性トナーの量
も、磁化パターンの短いものは、磁化パターンの長いも
のに比べて少なくなる。記録媒体上に吸着される磁性ト
ナーの量が変化するので、これを用紙等に転写・定着す
るプリントの印字濃度を、結果として調整することがで
きることになる。
きの磁化パターンの長さを変えると、この磁化転移領域
から空中に発生する磁界により、磁化パターンの長さに
応じて、すなわち、磁化パターンが長いときには広い面
積に、また磁化パターンが短いときには狭い面積に、そ
れぞれ磁性トナーが吸着される。また、磁化パターンが
短いときは、内部磁化の向きと逆向きに発生する減磁界
の影響も強く受けるため、磁化パターンの長いものに比
べると、磁化パターンの短いものはその分だけ磁化の強
さが弱くなる。この結果、吸着される磁性トナーの量
も、磁化パターンの短いものは、磁化パターンの長いも
のに比べて少なくなる。記録媒体上に吸着される磁性ト
ナーの量が変化するので、これを用紙等に転写・定着す
るプリントの印字濃度を、結果として調整することがで
きることになる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。
説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施例に係る磁気印写
装置である。以下、その動作を説明する。記録ドラム1
が矢印11の方向に移動し、記録ヘッド2により記録ド
ラム1上に磁気潜像が記録される。その磁気潜像は現像
機3により現像され、磁性トナー31が記録ドラム1に
吸着される。一方、記録紙4が、給紙ローラ41により
くり出され、破線43の経路に沿い、矢印44の方向に
送られる。そして、転写ローラ5により記録ドラム1上
のトナーが記録紙4に転写される。次いで、記録紙4
は、矢印45の方向に送られ、定着ローラ61,62の
間を通されてトナー像が定着され、矢印46の方向に排
出される。転写残りのトナーは、クリーナブレード71
及び吸引クリーナ72により記録ドラム1から排除され
る。そして、次の潜像記録に先立ち、消去ヘッド8が働
いて先の潜像を消去する。
装置である。以下、その動作を説明する。記録ドラム1
が矢印11の方向に移動し、記録ヘッド2により記録ド
ラム1上に磁気潜像が記録される。その磁気潜像は現像
機3により現像され、磁性トナー31が記録ドラム1に
吸着される。一方、記録紙4が、給紙ローラ41により
くり出され、破線43の経路に沿い、矢印44の方向に
送られる。そして、転写ローラ5により記録ドラム1上
のトナーが記録紙4に転写される。次いで、記録紙4
は、矢印45の方向に送られ、定着ローラ61,62の
間を通されてトナー像が定着され、矢印46の方向に排
出される。転写残りのトナーは、クリーナブレード71
及び吸引クリーナ72により記録ドラム1から排除され
る。そして、次の潜像記録に先立ち、消去ヘッド8が働
いて先の潜像を消去する。
【0011】なお、現像機3は、図1に示すように、ト
ナー31と、矢印34の方向に回転するスリーブ32
と、そのスリーブ中に固定された現像マグネット33
と、トナー高さ規制板35と、ハウジング36とからな
る。現像マグネット33中のN1、S1 、N2 及びS2
は、磁石を表す。
ナー31と、矢印34の方向に回転するスリーブ32
と、そのスリーブ中に固定された現像マグネット33
と、トナー高さ規制板35と、ハウジング36とからな
る。現像マグネット33中のN1、S1 、N2 及びS2
は、磁石を表す。
【0012】図2は、図1におけるドラム1、消去ヘッ
ド8、記録ヘッド2、及び現像機3の関係を模型的に表
したものである。記録ドラム1は、矢印11の方向に移
動する。記録ドラム1の記録媒体12は、まず、消去ヘ
ッド8により一方向に磁化される。消去ヘッド8は、例
えば、永久磁石81を軟磁性材のホルダ82,83では
さみ、記録媒体12に最近接する所に突き合わせギャッ
プ部84を設けたものである。図2の状態では、突き合
わせギャップ部84からは、永久磁石81のN極からS
極へ向かうように、破線矢印85に示す左向きの磁界が
発生し、近くを記録媒体12が通過すると、左向き10
1に記録媒体12は磁化される。消去ヘッド8が作用し
ないようにするときには、突き合わせギャップ部84を
記録媒体12から遠ざける。もちろん永久磁石型ではな
く、巻線型の消去ヘッドを用いてもよい。
ド8、記録ヘッド2、及び現像機3の関係を模型的に表
したものである。記録ドラム1は、矢印11の方向に移
動する。記録ドラム1の記録媒体12は、まず、消去ヘ
ッド8により一方向に磁化される。消去ヘッド8は、例
えば、永久磁石81を軟磁性材のホルダ82,83では
さみ、記録媒体12に最近接する所に突き合わせギャッ
プ部84を設けたものである。図2の状態では、突き合
わせギャップ部84からは、永久磁石81のN極からS
極へ向かうように、破線矢印85に示す左向きの磁界が
発生し、近くを記録媒体12が通過すると、左向き10
1に記録媒体12は磁化される。消去ヘッド8が作用し
ないようにするときには、突き合わせギャップ部84を
記録媒体12から遠ざける。もちろん永久磁石型ではな
く、巻線型の消去ヘッドを用いてもよい。
【0013】次に、記録ヘッド2により画像信号に応じ
た磁気潜像が記録媒体12に記録される。ヘッド2は、
コア21、コイル22、及び突き合わせギャップ部23
からなり、突き合わせギャップ部23から外部に発生す
る記録磁界の向きは、コイル22に流されるパルス電流
24の極性により、消去ヘッド8の発生する磁界85と
同じ向きの25であったり、逆向きの26であったりす
る。ここで、逆向きの記録磁界26が発生すると、記録
媒体12は右向き102に磁化される。左向きの磁化パ
ターン101と右向きの磁化パターン102との境目に
は、磁化転移領域103が形成される。
た磁気潜像が記録媒体12に記録される。ヘッド2は、
コア21、コイル22、及び突き合わせギャップ部23
からなり、突き合わせギャップ部23から外部に発生す
る記録磁界の向きは、コイル22に流されるパルス電流
24の極性により、消去ヘッド8の発生する磁界85と
同じ向きの25であったり、逆向きの26であったりす
る。ここで、逆向きの記録磁界26が発生すると、記録
媒体12は右向き102に磁化される。左向きの磁化パ
ターン101と右向きの磁化パターン102との境目に
は、磁化転移領域103が形成される。
【0014】次に、現像機3による現像磁界37を、消
去磁界85したがって磁化パターン101と同じ向きに
することで、高分解能のプリントが得られることは、特
公平2−6065号公報に示すとおりである。
去磁界85したがって磁化パターン101と同じ向きに
することで、高分解能のプリントが得られることは、特
公平2−6065号公報に示すとおりである。
【0015】このときのプリントの印字濃度は、記録媒
体12に吸着される磁性トナー31の量が多いか少ない
かで決まる。
体12に吸着される磁性トナー31の量が多いか少ない
かで決まる。
【0016】図3は、画像信号、磁化パターン、現像磁
界等の相互関係を示す図である。図3(A)の画像信号
に対して記録される磁化パターンは、(B)に示すよう
になる。このように記録する潜像記録回路の例を図4
に、そのタイムチャートを図5に示す。その動作は、特
公平2−6065号公報に示すとおりである。
界等の相互関係を示す図である。図3(A)の画像信号
に対して記録される磁化パターンは、(B)に示すよう
になる。このように記録する潜像記録回路の例を図4
に、そのタイムチャートを図5に示す。その動作は、特
公平2−6065号公報に示すとおりである。
【0017】図3において、磁化転移領域103からは
空中に磁界が生じるため、磁性トナー31が吸引され
る。例えば、図3(B)に示すように、磁化転移領域1
03aと103bとからは、110aに示す向きの磁界
が発生する。そして、図3(C)に示すような現像磁界
37の存在下で現像すると、図3(D)に示すように、
磁化転移領域103aと103bとの間よりもややはみ
出してトナー31aが吸着される。一方、磁化転移領域
103d及び103eからは、110dに示す向きの磁
界が発生するが、これは現像磁界37と逆向きである。
そのため、ベクトル的に加算すると、磁化転移領域10
3d及び103eのところに吸着されるトナー31c
は、トナー31aよりかなり少ない。
空中に磁界が生じるため、磁性トナー31が吸引され
る。例えば、図3(B)に示すように、磁化転移領域1
03aと103bとからは、110aに示す向きの磁界
が発生する。そして、図3(C)に示すような現像磁界
37の存在下で現像すると、図3(D)に示すように、
磁化転移領域103aと103bとの間よりもややはみ
出してトナー31aが吸着される。一方、磁化転移領域
103d及び103eからは、110dに示す向きの磁
界が発生するが、これは現像磁界37と逆向きである。
そのため、ベクトル的に加算すると、磁化転移領域10
3d及び103eのところに吸着されるトナー31c
は、トナー31aよりかなり少ない。
【0018】この状態で、図5(B)すなわち図6
(B)の記録クロックを、例えば、それよりもパルス幅
の狭い図6(B2)の記録クロックに置き換えるとす
る。そうすると、図7に示すように、(B2)の記録ク
ロックに対して、記録電流は(C2)のようになり、記
録媒体12の磁化パターンは(D2)のようになる。そ
の結果、例えば、磁化転移領域103a2 と103b2
との距離は、図3に示す103aと103bとの距離に
比べて、記録クロックのパルス幅が狭くなった分だけ短
くなる。磁化転移領域103a2 と103b2 の距離が
短くなると、内部磁化の向きと逆向きに発生する減磁界
の影響を強く受けて、短くなった分だけ磁化の強さが小
さくなる。このため、吸着されるトナー31a2 の量
は、磁化パターン102a2 が図3の102aに対して
短くなった分だけ、図3のトナー31aより少なくな
る。したがって、記録クロック(B2)を使用して吸着
されたトナー31a2 を用紙等に転写・定着した場合の
印字の濃度は、記録クロック(B)を使用した場合より
もうすくなる。すなわち、パルス幅の狭い記録クロック
を使用した場合の方がうすくなる。
(B)の記録クロックを、例えば、それよりもパルス幅
の狭い図6(B2)の記録クロックに置き換えるとす
る。そうすると、図7に示すように、(B2)の記録ク
ロックに対して、記録電流は(C2)のようになり、記
録媒体12の磁化パターンは(D2)のようになる。そ
の結果、例えば、磁化転移領域103a2 と103b2
との距離は、図3に示す103aと103bとの距離に
比べて、記録クロックのパルス幅が狭くなった分だけ短
くなる。磁化転移領域103a2 と103b2 の距離が
短くなると、内部磁化の向きと逆向きに発生する減磁界
の影響を強く受けて、短くなった分だけ磁化の強さが小
さくなる。このため、吸着されるトナー31a2 の量
は、磁化パターン102a2 が図3の102aに対して
短くなった分だけ、図3のトナー31aより少なくな
る。したがって、記録クロック(B2)を使用して吸着
されたトナー31a2 を用紙等に転写・定着した場合の
印字の濃度は、記録クロック(B)を使用した場合より
もうすくなる。すなわち、パルス幅の狭い記録クロック
を使用した場合の方がうすくなる。
【0019】この方法によれば、2ドット以上の黒の場
合には、例えば、磁化パターン101c2 (図7)は、
102b2 が102bより短くなった分だけ、101c
(図3)より長くなる。しかしながら、特公平2−60
65号公報に示すとおり、この部分から空中に発生する
磁界は現像磁界と逆向きになるため、ベクトル的な加算
の結果、吸着されるトナー31c2 の量はごくわずか
で、全体の濃度に影響を与えるものではない。かくし
て、記録クロックのパルス幅とプリントの印字濃度との
関係は、図8に示すようになる。
合には、例えば、磁化パターン101c2 (図7)は、
102b2 が102bより短くなった分だけ、101c
(図3)より長くなる。しかしながら、特公平2−60
65号公報に示すとおり、この部分から空中に発生する
磁界は現像磁界と逆向きになるため、ベクトル的な加算
の結果、吸着されるトナー31c2 の量はごくわずか
で、全体の濃度に影響を与えるものではない。かくし
て、記録クロックのパルス幅とプリントの印字濃度との
関係は、図8に示すようになる。
【0020】ここで、記録クロックのパルス幅すなわち
デューティ比を変化させるための回路は、例えば、図9
(1)に示すように、ワンショット回路に基本の記録ク
ロックを入力し、ワンショット回路の時定数を適当に設
定することにより、任意のパルス幅の記録クロックを作
成することができるようにしたものである。あるいは、
図9(2)に示すように、基本の記録クロックのN倍の
クロック信号を1/Nに分周するカウンタ回路を構成
し、分周後のパルス幅(デューティ比)を任意に選ぶこ
とで、任意のパルス幅の記録クロックを作成するように
した回路でもよい。その他にも、種々の方法を採用する
ことができるであろう。
デューティ比を変化させるための回路は、例えば、図9
(1)に示すように、ワンショット回路に基本の記録ク
ロックを入力し、ワンショット回路の時定数を適当に設
定することにより、任意のパルス幅の記録クロックを作
成することができるようにしたものである。あるいは、
図9(2)に示すように、基本の記録クロックのN倍の
クロック信号を1/Nに分周するカウンタ回路を構成
し、分周後のパルス幅(デューティ比)を任意に選ぶこ
とで、任意のパルス幅の記録クロックを作成するように
した回路でもよい。その他にも、種々の方法を採用する
ことができるであろう。
【0021】以上、本発明の実施例について述べてきた
が、もちろん本発明はこれに限定されるものではなく、
様々な実施例を案出することは当業者にとって容易なこ
とであろう。
が、もちろん本発明はこれに限定されるものではなく、
様々な実施例を案出することは当業者にとって容易なこ
とであろう。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録媒体の磁化パターンを形成するための記録クロック
のデューティ比を変化させることで、安定に印字濃度を
調整することができる。
記録媒体の磁化パターンを形成するための記録クロック
のデューティ比を変化させることで、安定に印字濃度を
調整することができる。
【図1】本発明の一実施例に係る磁気印写装置を示す図
である。
である。
【図2】図1の磁気印写装置における記録ドラム及びそ
の周辺の相互関係を直線モデルにて示す図である。
の周辺の相互関係を直線モデルにて示す図である。
【図3】画像信号、磁化パターン、現像磁界等の相互関
係を示す図である。
係を示す図である。
【図4】潜像記録回路の接続図である。
【図5】図4の潜像記録回路の動作を説明するためのタ
イムチャートである。
イムチャートである。
【図6】本発明の方法により記録クロックのデューティ
比を変化させることを説明するためのタイムチャートで
ある。
比を変化させることを説明するためのタイムチャートで
ある。
【図7】本発明の方法に係る画像信号、磁化パターン、
トナー吸着モデル等を、図3と比較対照すべく示す図で
ある。
トナー吸着モデル等を、図3と比較対照すべく示す図で
ある。
【図8】本発明の方法に係る磁化パターン寸法と印字濃
度との関係を示すグラフである。
度との関係を示すグラフである。
【図9】本発明の方法を実現するための記録クロック生
成回路の実現例を示す回路図である。
成回路の実現例を示す回路図である。
1…記録ドラム 12…記録媒体 2…記録ヘッド 21…ヘッドコア 22…コイル 23…突き合わせギャップ部 25,26…記録磁界 3…現像機 31…磁性トナー 32…スリーブ 33…現像マグネット 35…トナー高さ規制板 36…ハウジング 37…現像磁界 4…記録紙 41…給紙ローラ 5…転写ローラ 61,62…定着ローラ 71…クリーナブレード 72…吸引クリーナ 8…消去ヘッド 81…永久磁石 82,83…ホルダ 84…突き合わせギャップ部 85…消去磁界 101,102…磁化パターン 103…磁化転移領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−107740(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/52 G03G 19/00
Claims (1)
- 【請求項1】 記録媒体上の1ドットの黒画像領域には
少なくとも2個の磁化転移領域を有するように一方の向
きの磁化パターンを形成し、2ドット以上の黒画像領域
には前記一方の向きの磁化パターンの他に少なくとも1
個の他方の向きの磁化パターンを形成し、前記記録媒体
上の白画像領域には前記黒画像領域の磁化パターンより
長い他方の向きの磁化パターンを形成するとともに、現
像磁界の向きを前記他方の向きと同じにする磁気印写装
置において、黒と白とに対応する2値をとる画像信号と
記録クロックとを受けて磁化パターン形成用の記録電流
を発生させる潜像記録回路に供給される該記録クロック
のパルス幅すなわちデューティ比を変化させることによ
り、前記黒画像領域の一方の向きの磁化パターンの長さ
を変化させ、前記黒画像領域全体の印字濃度を調整する
ことを特徴とする、磁気印写装置における印字濃度調整
方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11658394A JP3239614B2 (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 磁気印写装置における印字濃度調整方法 |
US08/452,014 US5774157A (en) | 1994-05-30 | 1995-05-26 | Method of density adjustment for a magnetic printing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11658394A JP3239614B2 (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 磁気印写装置における印字濃度調整方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07319325A JPH07319325A (ja) | 1995-12-08 |
JP3239614B2 true JP3239614B2 (ja) | 2001-12-17 |
Family
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