JPH08211735A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH08211735A
JPH08211735A JP1771395A JP1771395A JPH08211735A JP H08211735 A JPH08211735 A JP H08211735A JP 1771395 A JP1771395 A JP 1771395A JP 1771395 A JP1771395 A JP 1771395A JP H08211735 A JPH08211735 A JP H08211735A
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JP
Japan
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developer
magnetic
toner
developing
permanent magnet
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JP1771395A
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English (en)
Inventor
Takeshi Yamamoto
毅 山本
Tatsuya Tada
達也 多田
Isami Itou
功已 伊藤
Makoto Nonomura
真 野々村
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像剤規制体の径を縮小することなく規制部
における磁束密度を密にして磁性トナーへの十分な規制
と帯電付与を可能とし、且つ、安定に帯電十分な磁性ト
ナーのみを現像剤担持体に薄層コーティングしてこれを
現像領域に搬送することができる現像装置を提供するこ
と。 【構成】 磁性体を含有する磁性トナーを含む現像剤を
表面に担持する回転可能に配置された現像スリーブ(現
像剤担持体)1aと、該現像スリーブ1aの内部に配設
された永久磁石1bと、現像スリーブ1a上の現像剤の
塗布を規制する現像剤規制体6を備えた現像装置8にお
いて、前記現像剤規制体6を磁性部材で構成してこれを
前記永久磁石1bの少なくとも1つの磁極の近傍に該現
像スリーブ1aの回転方向と同方向に回転可能に対向配
置するとともに、該現像剤規制体6の近傍に形成される
磁束密度が現像剤規制体6方向及び現像スリーブ1aの
回転方向により密となるよう永久磁石7を現像剤規制体
6の近傍に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置や静電記
録装置等に用いられる現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としては多数の方法が
知られている(例えば、米国特許第2,297,691
号明細書、特公昭42−23910号公報、特公昭43
−24748号公報等参照)が、一般には、光導電物質
を利用して種々の手段により感光体上に電気的潜像を形
成し、次いで、トナーを用いて電気的潜像をトナー画像
として現像し、必要に応じて紙等の転写材にトナー画像
を転写した後、加熱或は溶剤蒸気等によってトナー画像
を転写材に定着して複写物を得る方法が採用されてい
る。
【0003】ところで、トナーを用いて電気的潜像を可
視化する現像方法も種々知られている。例えば、米国特
許第2,874,063号明細書に記載されている磁気
ブラシ現像法、同221,776号明細書に記載されて
いるパウダークラウド法及びファーブラシ現像法、液体
現像法等の多数の現像法が知られている。
【0004】上記現像法において、特にトナー及びキャ
リアを主体とする現像剤を用いる磁気ブラシ法、カスケ
ード法、液体現像法等が広く実用化されている。これら
の方法は何れも比較的安定に良画像が得られる優れた方
法であるが、反面、キャリアの劣化、トナーとキャリア
の混合比の変動という2成分現像剤に特有の共通の欠点
を有する。
【0005】上記欠点を解消するために、トナーのみよ
り成る1成分現像剤を用いる現像方法が各種提案されて
いる。例えば、米国特許第3,909,258号明細書
には、電気的に導電性を有する磁性トナーを用いて現像
する方法が提案されている。この方法は、内部に磁性を
有する円筒状の導電性スリーブに導電性磁性現像剤を支
持せしめ、該現像剤を静電像に接触せしめて現像する方
法である。この際、現像部においてトナー粒子により記
録体表面とスリーブ表面の間に導電路が形成され、この
導電路を経てスリーブよりトナー粒子に電荷が導かれ、
静電像画像部との間のクーロン力によりトナー粒子が画
像部に付着して現像される。この導電性磁性トナーを用
いる現像方法は、従来の2成分現像法に特有の問題を解
消した優れた方法であるが、反面、トナーが導電性であ
るため、現像した画像を記録体から普通紙等の最終的な
支持部材に静電的に転写することが困難であるという欠
点を有している。
【0006】上記問題を解決するために、静電的に転写
することが可能な高抵抗トナーを用いる現像方法とし
て、特開昭52−94140号公報にはトナー粒子の誘
電分極を利用した現像方法が示されている。
【0007】しかし、上記方法は、本質的に現像速度が
遅く、現像画像の濃度が十分に得られない等の欠点を有
しており、実用的ではなかった。
【0008】高抵抗の磁性トナーを用いるその他の方法
として、トナー粒子相互の摩擦、トナー粒子とスリーブ
との摩擦等によりトナー粒子を摩擦帯電し、該トナー粒
子を静電保持部材に接触させて現像する方法が知られて
いる。
【0009】しかし、上記方法は、トナー粒子と摩擦部
材との接触回数が少なく、摩擦帯電が不十分になり易
い、或は帯電したトナー粒子とスリーブとのクーロン力
が強いときにはトナー粒子がスリーブ上で凝集し易い等
の欠点を有しており、実用上困難な点が多いことが指摘
されている。
【0010】これに対して、特開昭54−43036号
公報には上述の欠点を解消した新規な現像方法が提案さ
れている。この現像方法は、スリーブ上にトナーを極め
て薄く塗布した後、該トナーを摩擦帯電させ、次いで該
トナーを磁界の作用下で静電像に極めて近接させ、且
つ、接触させることなく対向させることによって現像す
る方法である。この方法によれば、磁性トナーを極めて
薄く塗布するという構成を採ることによって磁性トナー
とスリーブとの接触機会を増やし、現像に供するに必要
な摩擦帯電電荷量をトナーに与えることができる。
【0011】しかしながら、上記方法においても、現像
スリーブと磁性トナーの接触機会は2成分方式のトナー
とキャリアの接触機会に比べて少ないことが知られてい
る。又、磁性トナーが現像に供せられるに必要な摩擦帯
電電荷量を得るための磁性トナーと現像スリーブとの必
要接触回数は、磁性トナーの組成等により異なることも
良く知られている。
【0012】従って、上記方法においても、必要な摩擦
帯電電荷量を得るための磁性トナーと現像スリーブとの
必要接触回数が多い系においては、帯電不安定に伴う現
象が生じ易いという欠点があった。
【0013】上記1成分現像方式の電荷付与に関する本
発明者等の検討によると、上記1成分現像方式の電荷付
与部でのトナーの挙動は以下のようになっていることが
分かった。
【0014】先ず、図4に磁性1成分トナーを用いた現
像装置の一例を示す。図4に示す現像装置において、3
は現像容器、1aは非磁性部材を用いた現像スリーブで
あり、これは図示矢印方向に回転可能に設置されてい
る。又、1bは現像スリーブ1aの内部に固定された永
久磁石、2は磁性部材を用いた磁性ブレード、4は搬送
部材であり、磁性ブレード2は現像スリーブ1aとの間
の距離Wが一定値になるように配置されている。尚、一
般的に距離Wは100μm〜1mmの範囲内の値に設定
される場合が多い。
【0015】図4に示す現像装置においては、図6に示
すように、磁性1成分トナーTは現像スリーブ1a上に
薄層コーティングされるが、このトナーTの層厚はカッ
トラインLの位置によって決定される。
【0016】本発明者の検討によれば、現像スリーブ1
aと磁性ブレード2の間を磁性トナーTが通過する際に
該磁性トナーTに電荷が付与されることが分かった。そ
して、その際の磁性トナーTの挙動は以下のようになっ
ていることが分かった。
【0017】即ち、図5に示すように、現像スリーブ1
aと磁性ブレード2を結ぶ直線に垂直な平面を考え、磁
性ブレード2に近い面をS1とし、現像スリーブ1aに
近い面をS2とすると、一般的に磁性ブレード2の幅は
永久磁石1bの幅に比べて狭くしてあるため、S1面、
S2面でのそれぞれの磁束密度を考えると、S1面での
磁束密度はS2面での磁束密度より大きくなる。このた
め、磁性トナーTは現像スリーブ1aと磁性ブレード2
との間で図5の矢印方向の力、即ち、磁性ブレード2側
への力を受ける。
【0018】従って、図6に示すように、磁性トナーT
は穂(Bにて示す状態)を形成し、且つ、その穂は磁性
ブレード2から現像スリーブ1a方向に形成される。そ
して、現像スリーブ1aと磁性ブレード2から形成され
た穂の先端のトナーt1とが接触することによって、ト
ナーTの先端に電荷が付与される。
【0019】又、現像スリーブ1aと磁性ブレード2と
の間でのトナーTの搬送は以下のようになっていること
が分かった。
【0020】即ち、上述したように、現像スリーブ1a
と接触した穂の先端のトナーt1には電荷が付与される
ため、鏡映力による現像スリーブ1a方向への力が働
き、現像スリーブ1aとの摩擦力によって該現像スリー
ブ1aの回転方向への搬送力が与えられる。
【0021】又、トナーT同志には互いに或る程度の凝
集力が働いているため、トナーt1に接しているトナー
t2にも凝集力を介在した搬送力が生じ、同様に、上層
部のトナーt3にも凝集力を介在した搬送力が生じる。
【0022】しかし、現像スリーブ1aと磁性ブレード
2との間においては、前述したように磁性ブレード2の
方向への磁力もトナーTには作用している。従って、ト
ナーTに作用する搬送力が上記磁力に打ち勝つ所、即
ち、図6に示すカットラインLの所でトナーTの穂は千
切れ、現像スリーブ1a上に残ったトナーTが現像スリ
ーブ1aの回転方向に搬送される。
【0023】従って、上記トナーTの挙動とトナーTへ
の帯電付与の過程から明らかなように、従来は現像スリ
ーブ1aの近傍のトナーTにしか帯電電荷を付与するこ
とができないという問題があった。
【0024】又、従来は図6にAにて示すような電荷を
付与されないトナーTの溜り部分が生じ、このトナーT
の溜り部分が大きくなると、磁力によりトナーTを磁性
ブレード2側に保持し続ける力が弱くなり、そのために
溜り部分のトナーTの一部が現像スリーブ1aの回転方
向に搬送され、結果として現像スリーブ1a上を搬送さ
れるトナーTの一部は電荷を付与されないトナーとな
り、帯電不安定に伴う現象を引き起こし易いという問題
があった。
【0025】上記問題を解決するために、本発明者等
は、現像剤規制部材によって帯電不十分な磁性トナーを
現像装置内に戻し、磁性トナーへの電荷付与を安定化さ
せる現像装置を提案した。
【0026】即ち、図7に示すように、現像スリーブ1
a上のトナーの塗布を規制する部材として、非磁性体で
構成されて回転可能に現像スリーブ1aの近傍に対向配
置された現像剤規制部材6aを設け、該現像剤規制部材
6a中に永久磁石6bを配設し、該永久磁石6bの配置
位置を永久磁石1bの磁極N11の近傍とし、更に、現
像剤規制部材6a中の永久磁石6bの磁極S61を現像
スリーブ1a中の永久磁石1bの磁極N11に対向させ
るとともに、その回転方向を現像スリーブ1aと同方向
にすることにより、現像スリーブ1a表面に接触してい
ない磁性トナーを現像容器3内に戻し、十分に帯電した
磁性トナーのみを搬送することによって帯電付与を安定
化させることを可能とした。
【0027】尚、上記現像剤規制部材は永久磁石を内包
したものに限るものではなく、図8に示すように、磁性
部材として例えば金属磁性棒等の現像剤規制体6を用い
ても効果があることが本発明者等の検討で分かってい
る。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、現像
剤規制部材に磁性部材を用いる構成を採用しても、磁性
トナーの規制と帯電付与が可能になった。
【0029】しかしながら、図8に示した現像剤規制体
6はその形状が円柱状であるため、永久磁石1bにより
所定の極性に磁化される際、該現像剤規制体6への磁力
線の集中が磁性ブレードや内部に永久磁石を内包した現
像剤規制体の場合と比べて減少する。即ち、規制部にお
ける磁束密度の変化が少なくなるため、現像スリーブ1
aと現像剤規制体6との間に存在する磁性トナーに働く
磁気力(現像スリーブ1aから現像剤規制体6へ働く
力)が減少し、トナーの規制力及びパッキング力が低下
する。そして、パッキング力が低下するとトナーへの帯
電付与能も低下する。
【0030】そこで、現像剤規制体6の径をN1極の半
値幅より小さくして磁束を集中させる構成も試みられて
いるが、該現像剤規制体6の径の縮小には限界があり、
径が小さ過ぎるとスリーブ側N1極の磁力による歪み等
が発生し、コーティング不良や帯電不良が引き起こされ
ることがあった。
【0031】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、現像剤規制体の径を縮小する
ことなく規制部における磁束密度を密にして磁性トナー
への十分な規制と帯電付与を可能とし、且つ、安定に帯
電十分な磁性トナーのみを現像剤担持体表面に薄層コー
ティングしてこれを現像領域へ搬送することができる現
像装置を提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、磁性体を含有する磁性トナーを含む現像
剤を表面に担持する回転可能に配置された現像剤担持体
と、該現像剤担持体の内部に配設された永久磁石と、現
像剤担持体上の現像剤の塗布を規制する現像剤規制体を
備えた現像装置において、前記現像剤規制体を磁性部材
で構成してこれを前記現像剤担持体の内部に配設された
永久磁石の少なくとも1つの磁極の近傍に該現像剤担持
体の回転方向と同方向に回転可能に対向配置するととも
に、該現像剤規制体近傍に形成される磁束密度が現像剤
規制体方向及び現像担持体回転方向により密となるよう
永久磁石を前記現像剤規制体の近傍に配置したことを特
徴とする。
【0033】
【作用】回転可能な現像剤規制体を有する現像装置に補
助的な永久磁石を用いた構成に対する検討によると、現
像剤規制部に永久磁石を適当な極性の向きに現像剤規制
体近傍に配置すると、規制部の磁束が現像剤担持体の回
転方向下流側に押し込められる構成となることが分かっ
た。すると、現像剤規制部における磁束密度が従来の構
成より現像剤規制体方向に密となるため、規制部におけ
る現像剤規制体方向の磁気力はより強力となり、現像剤
の規制とパッキングが十分行われることになる。
【0034】従って、本発明によれば、磁性トナーに十
分な帯電付与が可能となると同時に、未帯電トナーの現
像剤規制体による回収効果が増加するため、帯電したト
ナーのみを安定して現像剤担持体の回転方向下流側に搬
送することが可能となる。
【0035】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0036】図1は本発明に係る現像装置の断面図、図
2は同現像装置の現像剤規制部での磁束密度を示す図で
ある。
【0037】図1に示す現像装置8において、1aは非
磁性金属部材によって構成された現像スリーブであり、
該現像スリーブ1aは現像容器3の開口部において潜像
担持体である感光ドラム9に対向し、図示矢印方向に回
転駆動される。又、1bは現像スリーブ1aの内部に配
設された永久磁石、3は現像容器、4は現像容器3内の
磁性トナーを現像スリーブ1a方向に搬送するための搬
送部材、5はスクレーパである。
【0038】更に、6は磁性部材で構成される現像剤規
制体、7は現像スリーブ1aと現像剤規制体6とで構成
される現像剤規制部の近傍に設置された永久磁石であ
る。尚、本実施例では、現像スリーブ1a内部の磁極N
1の配設位置を現像剤規制体6に対して回転方向上流側
に多少ずらして配置してあり、規制部での磁力線がより
密となるような構成となっている。
【0039】一方、現像剤規制体6は、現像スリーブ1
aに内包された永久磁石1bのN1極近傍に、現像スリ
ーブ1aとの距離Wが1mm以下となるよう配置され、
現像スリーブ1aの回転方向と同方向に回転可能に支持
されている。又、前記永久磁石7の磁極は、そのS極が
現像剤規制体6の方向を向くような構成となっている。
【0040】従来の構成によれば、磁性部材で構成され
た回転可能な現像剤規制体6は、永久磁石1bにより図
9に示されるような極性に磁化されるが、このとき、該
現像剤規制体6の形状が円柱であるため、該現像剤規制
体6への磁力線の集中が磁性ブレードの場合と比べて減
少する。即ち、規制部における磁性密度の変化が少なく
なるため、現像スリーブ1aと現像剤規制体6との間に
存在する磁性トナーに働く磁気力(現像スリーブ1aか
ら現像剤規制体6へ働く力)が減少し、トナーの規制力
とパッキング力が低下する。パッキング力が低下すると
トナーへの帯電付与能も低下する。
【0041】然るに、本実施例では、永久磁石7を規制
部近傍に設置しているため、該現像剤規制体6は、永久
磁石1bと永久磁石7により図2に示すような極性に磁
化される。このとき、図2に示すように、現像剤規制体
6と現像スリーブ1aとの間の規制部における磁力線
は、永久磁石7の磁気力により回転方向下流側に歪んで
いることが分かる。つまり、現像スリーブ1a側から現
像剤規制体6にかけて磁束密度がより密となる構成にな
るため、規制部における現像剤規制体6方向の磁気力は
より強力となり、現像剤の規制とパッキングが十分に行
われる。このため、現像剤規制体6と現像スリーブ1a
との間に介在するトナーには、現像スリーブ1aとの摩
擦帯電により十分な電荷が付与され、且つ、それに伴う
鏡映力により現像スリーブ1aの回転方向への搬送力が
与えられる。
【0042】又、規制部において十分電荷が付与されな
かったトナーは、現像スリーブ1aから現像剤規制体6
へ向かう磁気力と現像剤規制体6表面との摩擦力並びに
磁性トナー間の摩擦力によって現像剤規制体6表面に保
持される。この際、現像剤規制部での規制力も従来より
も増加するため、帯電付与されていない磁性トナーは、
現像剤規制部でより強力に現像剤規制体6表面に安定し
て保持される。そして、現像剤規制体6表面に保持され
た未帯電トナーは、現像剤規制体6の回転とスクレーパ
5により現像容器3の内部に戻され、繰り返して現像に
供される。
【0043】以上の結果、現像剤規制体6の径を小さく
することなく、現像スリーブ1a上に十分に帯電した磁
性トナーのみを搬送することが可能となった。
【0044】尚、以上の実施例において示した永久磁石
7の磁極構成は上記に限るものではなく、例えば、図3
に示すように、永久磁石7のN極が規制部中央に向かう
ような構成でも良い。その際の磁力線も図3に示す。こ
のような極構成の場合でも、規制部における磁力線は、
永久磁石7の効果により回転方向下流側に押し込められ
ていることが分かる。このため、以上説明した実施例と
同様に、トナーのパッキングと規制が十分に行われ、現
像スリーブ1a上に十分に帯電した磁性トナーのみを現
像領域に搬送することが可能となる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、磁性体を含有する磁性トナーを含む現像剤を表
面に担持する回転可能に配置された現像剤担持体と、該
現像剤担持体の内部に配設された永久磁石と、現像剤担
持体上の現像剤の塗布を規制する現像剤規制体を備えた
現像装置において、前記現像剤規制体を磁性部材で構成
してこれを前記現像剤担持体の内部に配設された永久磁
石の少なくとも1つの磁極の近傍に該現像剤担持体の回
転方向と同方向に回転可能に対向配置するとともに、該
現像剤規制体近傍に形成される磁束密度が現像剤規制体
方向及び現像担持体回転方向により密となるよう永久磁
石を前記現像剤規制体の近傍に配置したため、現像剤規
制体の径を縮小することなく規制部における磁束密度を
密にして磁性トナーへの十分な規制と帯電付与が可能と
なり、安定に帯電十分な磁性トナーのみを現像剤担持体
表面に薄層コーティングしてこれを現像領域へ搬送する
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る現像装置の断面図である。
【図2】本発明に係る現像装置の現像剤規制部での磁束
密度を示す図である。
【図3】本発明の別実施例を示す磁束密度の説明図であ
る。
【図4】現像剤規制体として磁性ブレードを用いた従来
の現像装置の断面図である。
【図5】現像剤規制部での磁束密度の説明図である。
【図6】現像剤規制部でのトナーの挙動を説明する図で
ある。
【図7】回転可能な現像剤規制体を用いた従来の現像装
置の断面図である。
【図8】回転可能な現像剤規制体として磁性部材を用い
た従来の現像装置の断面図である。
【図9】回転可能な現像剤規制体として磁性部材を用い
た従来の現像装置の磁束密度の説明図である。
【符号の説明】
1a 現像スリーブ(現像剤担持体) 1b 永久磁石 2 磁性ブレード 3 現像容器 4 搬送部材 5 スクレーパ 6 現像剤規制体 7 永久磁石 8 現像装置 9 感光ドラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野々村 真 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体を含有する磁性トナーを含む現像
    剤を表面に担持する回転可能に配置された現像剤担持体
    と、該現像剤担持体の内部に配設された永久磁石と、現
    像剤担持体上の現像剤の塗布を規制する現像剤規制体を
    備えた現像装置において、 前記現像剤規制体を磁性部材で構成してこれを前記現像
    剤担持体の内部に配設された永久磁石の少なくとも1つ
    の磁極の近傍に該現像剤担持体の回転方向と同方向に回
    転可能に対向配置するとともに、該現像剤規制体近傍に
    形成される磁束密度が現像剤規制体方向及び現像担持体
    回転方向により密となるよう永久磁石を前記現像剤規制
    体の近傍に配置したことを特徴とする現像装置。
JP1771395A 1995-02-06 1995-02-06 現像装置 Pending JPH08211735A (ja)

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