JPH11167285A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

現像装置および画像形成装置

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JPH11167285A
JPH11167285A JP34729097A JP34729097A JPH11167285A JP H11167285 A JPH11167285 A JP H11167285A JP 34729097 A JP34729097 A JP 34729097A JP 34729097 A JP34729097 A JP 34729097A JP H11167285 A JPH11167285 A JP H11167285A
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JP34729097A
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English (en)
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Katsumi Itou
功已 伊藤
Tatsuya Tada
達也 多田
Takeshi Yamamoto
毅 山本
Yukihiro Ozeki
行弘 大関
Katsuhiro Sakaizawa
勝弘 境澤
Kiyonari Ogawa
研也 小川
Makoto Nonomura
真 野々村
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端部トナー漏れ防止部材として非接触の磁性
体を用いた場合のトナー漏れを防止し、かつ現像剤担持
体表面に安定したトナーコーティングを行う。 【解決手段】 現像剤規制体6a内の、スクレーパ5近
傍に配置された磁極N62の現像スリーブ1a長手方向
の磁力分布を、現像スリーブ1aの長手方向中央部の磁
力を200ガウス以下とし、現像スリーブの1aの長手
方向端部に配置された磁性シール部材7近傍の磁力を4
00ガウス程度とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば複写機あ
るいはプリンタなどとされる電子写真方式または静電記
録方式による画像形成装置、および該画像形成装置の現
像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来電子写真方式の画像形成装置におい
ては、米国特許第2297691号明細書、特公昭42
−23910号公報および特公昭43−24748号公
報等に記載されているように、多数の方式が知られてい
るが、一般には、光導電物質を利用し、種々の手段によ
り感光体上に電気的潜像を形成し、ついで、トナーを用
いて潜像を現像してトナー画像を形成し、トナー画像を
必要に応じて紙などの転写材に転写した後、加熱、ある
いは、溶剤蒸気等により定着して複写物を得るものであ
る。
【0003】また、トナーを用いて電気的潜像を可視化
する方法も種々知られている。例えば、米国特許第28
74063号明細書に記載されている磁気ブラシ現像
法、同第221776号明細書に記載されているパウダ
ークラウド法およびファーブラシ現像法、液体現像法
等、多数の現像法が知られている。
【0004】これらの現像法において、特に、トナーお
よびキャリアを主体とする現像剤を用いる磁気ブラシ
法、カスケード法、液体現像法等が広く実用化されてい
る。これらの方法は、いずれも、比較的安定に良画像の
得られる優れた方法である。しかし、いずれの現像方法
も2成分現像剤にまつわる、キャリアの劣化、トナーと
キャリアの混合比の変動、装置の複雑化、トナーの飛
散、キャリアによるすじむら等の共通の欠点を有する。
【0005】このような欠点を回避するために、トナー
のみよりなる1成分現像剤を用いる現像方法が各種提案
されている。例えば、米国特許第3909258号明細
書には、電気的に導電性を有する磁性トナーを用いて現
像する方法が提案されている。これは内部に磁性を有す
る円筒状の導電性スリーブに導電性磁性現像剤を支持
し、これを静電像に接触せしめて現像するものである。
この際、現像部においてトナー粒子により記録体表面と
スリーブ表面の間に導電路が形成され、この導電路を経
てスリーブからトナー粒子に電荷が導かれ、静電像画像
部との間のクーロン力によりトナー粒子が画像部に付着
して現像される。この導電性磁性トナーを用いる現像方
法は、従来の2成分現像法にまつわる問題点を回避した
優れた方法であるが、半面、トナーが導電性であるた
め、現像した画像を記録体から普通紙等の最終的な支持
部材へ静電的に転写することが困難であるという欠点を
有している。
【0006】この問題を解決するために、静電的に転写
することが可能な高抵抗トナーを用いる現像方法とし
て、特開昭52−94140号公報に、トナー粒子の誘
電分極を利用した現像方法が示されている。しかし、か
かる方法は、本質的に現像速度が遅く現像画像の濃度が
十分に得られない等の欠点を有しており、実用上困難で
あった。高抵抗の磁性トナーを用いるその他の方法とし
て、トナー粒子相互の摩擦、トナー粒子とスリーブとの
摩擦等により、トナー粒子を摩擦帯電し、これを静電保
持部材に接触して現像する方法が知られている。しか
し、これらの方法は、トナー粒子と摩擦部材との接触回
数が少なく、摩擦帯電不十分になりやすい、あるいは、
帯電したトナー粒子とスリーブとのクーロン力が強いと
きには、トナー粒子がスリーブ上で凝集しやすい、など
の欠点を有しており、実用上困難な点が多いことが指摘
されている。
【0007】これに対して、特開昭54−43036号
公報において、上述の欠点を除去した新規な現像方法が
提案されている。これは、スリーブ上にトナーを極めて
薄く塗布し、これを摩擦帯電し、ついで、これを磁界の
作用下で静電像に極めて近接させ、かつ、接触させるこ
となく対向させ、現像するものである。
【0008】この方法によれば、磁性トナーを極めて薄
く塗布するという構成をとることにより、磁性トナーと
スリーブとの接触機会を増加させ、現像に供するのに必
要な摩擦帯電電荷量をトナーに与えることを可能にして
いる。
【0009】上記1成分現像方式の電荷付与に対する本
発明者らの検討によると、上記1成分現像方式の電荷付
与部でのトナーの挙動は、以下のようになっていること
が分かった。
【0010】まず、図5に上記1成分トナーを用いた現
像装置の一例を示す。現像装置3はトナーを収容する現
像容器3aの開口に感光ドラム8に対向して現像剤担持
体である現像スリーブ1aが図示矢印方向に回転可能に
設置されている。現像スリーブ1aの内部には永久磁石
1bが固定されている。
【0011】また、現像スリーブ1aに近接して磁性部
材を用いた磁性ブレード2が現像容器3aに取付けられ
ている。磁性ブレード2と現像スリーブ1aとの距離は
一定値W1になるように配置され、その距離W1は一般
的に100μm〜1mmの範囲内に設定される場合が多
い。
【0012】さらに現像容器3aの内部にはトナーを現
像スリーブ1aに搬送する搬送部材4が回転自在に設け
られている。
【0013】図5に示した現像装置3において、磁性一
成分トナーTは、現像スリーブ1a上に薄層コーティン
グされる。このトナー層の層厚は、図7に示すカットラ
インLの位置に決定される。
【0014】本発明者等の検討によると、現像スリーブ
1aと磁性ブレード2の間を磁性トナーTが通過する際
に、磁性トナーTに、電荷が付与されることが分かっ
た。また、その際の磁性トナーTの挙動は、以下のよう
になっていることが分かった。
【0015】図6に示すように、現像スリーブ1aと磁
性ブレード2を結ぶ直線に垂直な平面を考え、磁性ブレ
ード2に近い面をS1とし、現像スリーブ1aに近い面
をS2とすると、一般的に磁性ブレード2の幅は、永久
磁石1bの幅に比べて狭くしてあるので、S1面、S2
面でのそれぞれの磁束密度を考えると、S1面での磁束
密度はS2面での磁束密度より大きくなる。したがっ
て、磁性トナーTは、現像スリーブ1aと磁性ブレード
2との間で、図6の矢印の方向の力、すなわち、磁性ブ
レード2側への力を受ける。
【0016】したがって、図7に示すように、磁性トナ
ーTは、穂(B状態)を形成し、かつ、その穂は、磁性
ブレード2から現像スリーブ1a方向に形成される。磁
性トナーTへの帯電付与は、現像スリーブ1aと磁性ブ
レード2から形成された穂の先端のトナーt1とが接触
することにより、先端のトナーに電荷が付与される。
【0017】また、現像スリーブ1aと磁性ブレード2
との間でトナーの搬送は、以下にようになっていること
が分かった。
【0018】上述したように、現像スリーブ1aと接触
した穂の先端のトナーt1には電荷が付与されるので、
鏡映力による現像スリーブ1a方向への力が働き、現像
スリーブ1aとの摩擦力により、現像スリーブ1aの回
転方向への搬送力が与えられる。
【0019】また、トナー同士には、互いに有る程度の
凝集力が働いているので、トナーt1に接しているトナ
ーt2にも、凝集力を介在した搬送力が生じる。また上
層部のトナーt3にも同様に、凝集力を介在した搬送力
が生じる。
【0020】しかし、現像スリーブ1aと磁性ブレード
2との間には、前述したように、磁性ブレード2の方向
への磁力もトナーには係っている。したがって、トナー
にかかる搬送力が、上記磁力に打ち勝つところ、すなわ
ち、図7のカットラインLのところでトナーの穂はちぎ
れ、現像スリーブ1a上に残ったトナーが、現像スリー
ブ1aの回転方向に搬送される。
【0021】したがって、凝集トナーの凝集度が高い系
や、必要な摩擦帯電電荷量を得るための必要接触回数が
多い磁性トナーを用いる系等においては、現像スリーブ
に接触していない帯電不十分なトナーが現像領域に搬送
され、帯電不良に伴う画像不良が生じやすいという問題
があった。
【0022】この問題を解決するため、本発明者らは、
図8に示したような、磁性トナーを有する現像剤と、磁
性トナーを表面に担持する回転可能に配置された現像剤
担持体である現像スリーブ1aと、現像スリーブ1aの
内部に配設された永久磁石1bと、現像スリーブ1a上
の磁性トナーの塗布を規制する現像剤規制体6aとを備
え、現像剤規制部において、磁性トナーに互いに逆方向
に働く少なくとも2つ以上の搬送力を与え、上記搬送力
のうち少なくとも1つは現像領域方向に搬送する力で、
かつ、その搬送力は主に磁性トナーの帯電電荷量に依存
した力とし、なおかつ、現像領域方向以外の方向に働く
搬送力を磁性トナーにかかる磁力に依存した力とし、帯
電していない磁性トナーに現像領域方向への搬送力を与
えない現像装置3を提案した。
【0023】その結果、十分に帯電した磁性トナーのみ
を現像スリーブ1a表面に均一にコートし、現像領域に
十分に帯電した磁性トナーのみを搬送することが可能と
なった。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図8に示した
上記現像装置は、現像剤規制部において、現像領域以外
の方向に磁性トナーを掻き落とすための掻き落し部材と
してスクレーパ5が取付けられている。そして、トナー
漏れ防止部材として磁性体を用いて非接触のトナーシー
ルを行った場合、現像剤規制体6a内の永久磁石6bの
2つの磁極N61とS61のなす角度が大きい場合(図
4では180°)には、トナー漏れ防止部材として使用
している磁性体が、トナーを十分に拘束する磁力を得る
ことができないため、端部のトナーシールが不十分にな
り、帯電不十分な磁性トナーが現像剤規制体6a表面を
搬送され、現像スリーブ1aと現像剤規制体6aの対向
部近傍で現像剤規制体6aから現像スリーブ1aに移動
して現像剤規制体6aの画像領域に搬送され、画像不良
を引き起こすという問題があった。
【0025】このような問題を解決するため、本発明者
らは、現像剤規制体6a内の永久磁石6bの磁極N61
とS61の間に新たな磁極を設ける検討を行ったが、こ
の磁極により現像容器3a内の現像剤規制体6近傍のト
ナーの搬送経路が乱され、トナーの規制が不安定にな
り、現像スリーブ1a表面のトナーコートが不安定にな
るという問題が発生した。
【0026】従って、本発明の目的は、端部トナー漏れ
防止部材として非接触の磁性体を用いた場合のトナー漏
れを防止し、かつ現像剤担持体表面に安定したトナーコ
ーティングを行うことができる現像装置および画像形成
装置を提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
現像装置および画像形成装置にて達成される。要約すれ
ば、本発明は、磁性体を含有する磁性トナー含む現像剤
を収容する現像容器と、現像剤を表面に担持し、かつ、
前記現像容器から像担持体上の静電潜像を現像する現像
領域に現像剤を搬送する回転可能に配置された現像剤担
持体と、前記現像剤担持体内部に静止配置された永久磁
石と、前記現像剤担持体上の現像剤の塗布量を規制す
る、磁力を有する部材を含む現像剤規制体とを備え、前
記現像剤規制部において、磁性トナーに互いに逆方向に
少なくとも2つ以上の搬送力を与え、該搬送力のうち少
なくとも1つは現像領域方向に搬送する力で、かつその
搬送力は主に磁性トナーの帯電電荷量に依存した力と
し、かつ、現像領域方向以外の方向に働く搬送力を前記
現像剤規制体から磁性トナーにかかる磁力に依存する力
とし、前記現像剤担持体長手方向端部からのトナー漏れ
を防止するための端部トナーもれ防止部材として磁性体
を含む部材を用いる現像装置において、前記現像剤規制
体内の一つ以上の磁極の前記現像剤規制体長手方向の磁
力分布が、前記現像剤規制体の長手方向の中央部の磁力
に対して、前記端部トナー漏れ防止部材近傍の磁力が高
いことを特徴とする現像装置が提供される。
【0028】本発明による他の態様によれば、潜像が形
成される像担持体を有し、磁性体を含有する磁性トナー
含む現像剤を収容する現像容器と、現像剤を表面に担持
し、かつ、前記現像容器から前記像担持体上の静電潜像
を現像する現像領域に現像剤を搬送する回転可能に配置
された現像剤担持体と、前記現像剤担持体内部に静止配
置された永久磁石と、前記現像剤担持体上の現像剤の塗
布量を規制する、磁力を有する部材を含む現像剤規制体
とを備え、前記現像剤規制部において、磁性トナーに互
いに逆方向に少なくとも2つ以上の搬送力を与え、該搬
送力のうち少なくとも1つは現像領域方向に搬送する力
で、かつその搬送力は主に磁性トナーの帯電電荷量に依
存した力とし、かつ、現像領域方向以外の方向に働く搬
送力を前記現像剤規制体から磁性トナーにかかる磁力に
依存する力とし、前記現像剤担持体長手方向端部からの
トナー漏れを防止するための端部トナーもれ防止部材と
して磁性体を含む部材を用いる現像装置を具備した画像
形成装置において、前記現像剤規制体内の一つ以上の磁
極の前記現像剤規制体長手方向の磁力分布が、前記現像
剤規制体の長手方向の中央部の磁力に対して、前記端部
トナー漏れ防止部材近傍の磁力が高いことを特徴とする
画像形成装置が提供される。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る現像装置およ
び画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。な
お、つぎに説明する実施例にては、本発明は、例えば図
4に示されるような電子写真画像形成装置に具現化され
るものとして説明するが、これに限定されるものではな
い。
【0030】図4にて、電子写真画像形成装置は、像担
持体である感光ドラム8を回転自在に設け、該感光ドラ
ム8を一次帯電器11で一様に帯電し、次に例えばレー
ザのような発光素子12によって情報信号を露光して静
電潜像を形成し、現像装置3で可視像化する。次に該可
視像を転写帯電器14により転写紙15に転写し、更に
定着装置16にて定着して永久画像を得る。又、感光ド
ラム3上の転写残トナーはクリーニング装置17により
除去する。なお、前出の部材と同一部材については同一
符号を付すものとする。
【0031】図1において、現像装置3は、矢印b2方
向に回転する非磁性金属部材により構成される直径20
mmの現像剤担持体である現像スリーブ1a、現像スリ
ーブ1aの内部に固定された磁力発生手段たる永久磁石
1b、現像容器3a内の現像剤を攪拌し現像スリーブ1
a方向に搬送するための搬送部材4、厚さ1.2mmの
板状のウレタン材質のスクレーパ5、非磁性金属部材で
構成される直径20mmの現像剤規制体6a、現像剤規
制体6aの内部に配設された永久磁石6b、および磁性
体の端部シール部材(端部トナー漏れ防止部材)7を備
えている。
【0032】現像剤規制体6aは、現像スリーブ1aの
近傍に、現像スリーブ1aの回転方向b2と同方向の矢
印b1の方向に回転可能に配された構成としている。
【0033】本実施例においては、現像スリーブ1aと
現像剤規制体6aの対向位置にある永久磁石1b内の磁
極N11に近接対向するように配された、永久磁石6b
内の磁極S61の磁束密度を800ガウス、磁極N11
の磁束密度を900ガウスとし、かつ、各々の磁極の磁
束密度のピーク値に対して50%以上の値を示す領域の
幅(便宜上、以後「50%値」という)の比を、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≦1.0 好ましくは、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≦0.8 であり、本実施例においては、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≒0.8 とすることにより、磁極S61と磁極N11との間で形
成される磁場の磁束密度の変化が、現像スリーブ1aか
ら現像剤規制体6a側に行くほど磁束密度が高くなる構
成とした。
【0034】また、本実施例においては、磁極N61に
対して現像剤規制体6aの回転方向下流側のスクレーパ
5の略対向位置に磁極S62を設けている。この磁極S
62は、図2に示すように、現像スリーブ1aの画像領
域内では磁束密度が200ガウス(Gauss)以下、
かつ本実施例では図3に示すような現像スリーブ1aと
磁性シール部材7の位置関係であるので、画像領域の外
側d=10mmの間で400ガウスの磁束密度をもつよ
うに、現像スリーブ1aの回転軸方向で磁束密度の分布
をもって着磁されている。
【0035】また、現像スリーブ1aと現像剤規制体6
aの距離Wを100μm〜2mmの範囲とした。
【0036】磁性トナーは、重量平均径が5μm以上、
磁性トナーに内添される磁性体の重量が磁性トナーの重
量の10%以上の負帯電性トナーを使用した。
【0037】図1に示すように構成された現像装置にお
いては、現像領域方向への搬送力は以下のようにして与
えられる。現像装置3内の磁性トナーは、攪拌部材4に
より現像スリーブ1a方向に搬送され、永久磁石1bに
より現像スリーブ1aに保持される。その際に現像スリ
ーブ1a表面近傍に存在する磁性トナーは、現像スリー
ブ1a表面との摩擦により帯電され、帯電した磁性トナ
ーは、トナー自身の電荷による鏡映力により現像スリー
ブ1a表面に保持され、これらの十分に帯電した磁性ト
ナーは帯電電荷量に依存する鏡映力と現像スリーブ1a
の摩擦力により、現像スリーブ1aの回転に伴う現像領
域方向への搬送力を得る。
【0038】また、現像領域方向外の搬送力は以下のよ
うにして与えられる。現像スリーブ1aから現像剤規制
体6aに行くほど磁束密度が高くなっているため、現像
スリーブ1aと現像剤規制体6aとの間に存在する磁性
トナーには、現像スリーブ1aから現像剤規制体6a側
への磁気力が働く。また、現像剤規制体6aを、現像ス
リーブ1aと同方向である図中矢印b1方向に回転させ
る構成としているため、現像剤規制体6a表面に磁気力
によって保持された磁性トナーは、上記磁界による力と
現像剤規制体6a表面との摩擦力により、現像剤規制体
6aから現像装置3内方向への搬送力が与えられる。
【0039】現像剤規制体6a表面を搬送されたトナー
はほとんどすべてがスクレーパ5により掻き落される
が、一部は端部トナー漏れ防止部材である磁性シール部
材7に拘束される。本実施例においては、磁極N61と
磁極S61の間に、現像剤規制体6の端部のみに磁束密
度がある磁極S62が設けてあるため、磁性シール部材
7の磁性トナーを拘束する磁気力は非常に高くなってお
り、拘束した磁性トナーを現像スリーブ1aの画像領域
内に漏らすことはない。
【0040】また、磁極S62は、端部の磁束密度に対
し、画像領域内の磁束密度が低くなっているので、現像
剤規制体近傍の磁性トナーの搬送経路を乱すことがない
ため、安定したトナー規制を行うことができる。
【0041】その結果、現像スリーブの画像領域に帯電
不十分な磁性トナーが搬送され、画像不良を引き起こす
ことを防止することが可能となった。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の現像装置および画像形成装置によれば、現像剤規制体
内の一つ以上の磁極の前記現像剤規制体長手方向の磁力
分布が、前記現像剤規制体の長手方向の中央部の磁力に
対して、端部トナー漏れ防止部材近傍の磁力が高いこと
により、前記端部トナー漏れ防止部材として非接触の磁
性体を用いた場合のトナー漏れを防止し、帯電不十分な
磁性トナーを確実に前記現像剤規制体表面から掻き落
し、現像領域に搬送されることを防止して、画像不良の
発生を防止し、かつ前記現像剤規制体による磁性トナー
の規制を安定させ、前記現像剤担持体表面に安定したト
ナーコーティングを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像装置の一実施例を示す概略構成図
である。
【図2】本実施例の一磁極の磁束密度の長手方向の分布
図である。
【図3】現像スリーブと磁性シール部材の位置関係図で
ある。
【図4】本実施例の電子写真画像形成装置を示す概略構
成図である。
【図5】従来の現像装置の一例を示す概略構成図であ
る。
【図6】図5の現像装置における現像剤規制部での磁束
密度の説明図である。
【図7】図6の現像剤規制部でのトナー挙動の説明図で
ある。
【図8】回転可能な現像剤規制体を用いた現像装置の一
例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1a 現像スリーブ(現像剤担持体) 1b 永久磁石(磁界発生手段) 2 磁性ブレード 3 現像装置 5 スクレーパ 6a 現像剤規制体 6b 永久磁石 7 磁性シール部材(端部トナー漏れ防止部材) 8 感光ドラム(像担持体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大関 行弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 境澤 勝弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小川 研也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 野々村 真 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体を含有する磁性トナー含む現像剤
    を収容する現像容器と、現像剤を表面に担持し、かつ、
    前記現像容器から像担持体上の静電潜像を現像する現像
    領域に現像剤を搬送する回転可能に配置された現像剤担
    持体と、前記現像剤担持体内部に静止配置された永久磁
    石と、前記現像剤担持体上の現像剤の塗布量を規制す
    る、磁力を有する部材を含む現像剤規制体とを備え、前
    記現像剤規制部において、磁性トナーに互いに逆方向に
    少なくとも2つ以上の搬送力を与え、該搬送力のうち少
    なくとも1つは現像領域方向に搬送する力で、かつその
    搬送力は主に磁性トナーの帯電電荷量に依存した力と
    し、かつ、現像領域方向以外の方向に働く搬送力を前記
    現像剤規制体から磁性トナーにかかる磁力に依存する力
    とし、前記現像剤担持体長手方向端部からのトナー漏れ
    を防止するための端部トナーもれ防止部材として磁性体
    を含む部材を用いる現像装置において、前記現像剤規制
    体内の一つ以上の磁極の前記現像剤規制体長手方向の磁
    力分布が、前記現像剤規制体の長手方向の中央部の磁力
    に対して、前記端部トナー漏れ防止部材近傍の磁力が高
    いことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 潜像が形成される像担持体を有し、磁性
    体を含有する磁性トナー含む現像剤を収容する現像容器
    と、現像剤を表面に担持し、かつ、前記現像容器から前
    記像担持体上の静電潜像を現像する現像領域に現像剤を
    搬送する回転可能に配置された現像剤担持体と、前記現
    像剤担持体内部に静止配置された永久磁石と、前記現像
    剤担持体上の現像剤の塗布量を規制する、磁力を有する
    部材を含む現像剤規制体とを備え、前記現像剤規制部に
    おいて、磁性トナーに互いに逆方向に少なくとも2つ以
    上の搬送力を与え、該搬送力のうち少なくとも1つは現
    像領域方向に搬送する力で、かつその搬送力は主に磁性
    トナーの帯電電荷量に依存した力とし、かつ、現像領域
    方向以外の方向に働く搬送力を前記現像剤規制体から磁
    性トナーにかかる磁力に依存する力とし、前記現像剤担
    持体長手方向端部からのトナー漏れを防止するための端
    部トナーもれ防止部材として磁性体を含む部材を用いる
    現像装置を具備した画像形成装置において、 前記現像剤規制体内の一つ以上の磁極の前記現像剤規制
    体長手方向の磁力分布が、前記現像剤規制体の長手方向
    の中央部の磁力に対して、前記端部トナー漏れ防止部材
    近傍の磁力が高いことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6330415B1 (en) * 1999-05-24 2001-12-11 Ricoh Company, Ltd. Developing device and magnet roller for developing device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6330415B1 (en) * 1999-05-24 2001-12-11 Ricoh Company, Ltd. Developing device and magnet roller for developing device

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