JPH07152251A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JPH07152251A JPH07152251A JP32316393A JP32316393A JPH07152251A JP H07152251 A JPH07152251 A JP H07152251A JP 32316393 A JP32316393 A JP 32316393A JP 32316393 A JP32316393 A JP 32316393A JP H07152251 A JPH07152251 A JP H07152251A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁性トナーと磁性体粒子の混合比のラティテ
ュードを広くし、十分に帯電した磁性トナーのみを現像
領域に搬送し、帯電不安定に伴う問題を解消する。 【構成】 トナー層厚規制体6aを現像スリーブ1aの
回転方向と同方向に回転可能に設け、トナー層厚規制体
6aの内部に配置された永久磁石6bの磁極S61を、
現像スリーブ1aの内部に配置された永久磁石1bの磁
極N11に対して対向位置に配置する。更に、該対向位
置において現像スリーブ1aからトナー層厚規制体6a
にいくほど磁束密度が高くなる構成とする。これによ
り、十分に帯電した磁性トナーのみを現像領域に搬送可
能とし、高品質の画像を得る。
ュードを広くし、十分に帯電した磁性トナーのみを現像
領域に搬送し、帯電不安定に伴う問題を解消する。 【構成】 トナー層厚規制体6aを現像スリーブ1aの
回転方向と同方向に回転可能に設け、トナー層厚規制体
6aの内部に配置された永久磁石6bの磁極S61を、
現像スリーブ1aの内部に配置された永久磁石1bの磁
極N11に対して対向位置に配置する。更に、該対向位
置において現像スリーブ1aからトナー層厚規制体6a
にいくほど磁束密度が高くなる構成とする。これによ
り、十分に帯電した磁性トナーのみを現像領域に搬送可
能とし、高品質の画像を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばレーザプリンタ
や複写機等とされる電子写真式或は静電記録式の画像形
成装置に関し、特に現像装置に特徴を有する。
や複写機等とされる電子写真式或は静電記録式の画像形
成装置に関し、特に現像装置に特徴を有する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としては、米国特許第
2297691号明細書、特公昭42−23910号公
報および特公昭43−24748号公報等に記載されて
いるように、多数の方法が知られているが、一般には、
種々の手段により光導電物質の感光体上に電気的潜像を
形成し、ついで、トナーを用いて潜像を形成し、必要に
応じて紙等の転写材にトナー画像を転写した後、過熱、
或は、溶剤蒸気等により定着して複写物を得るものであ
る。また、トナーを用いて電気的潜像を可視化する方法
も種々知られている。
2297691号明細書、特公昭42−23910号公
報および特公昭43−24748号公報等に記載されて
いるように、多数の方法が知られているが、一般には、
種々の手段により光導電物質の感光体上に電気的潜像を
形成し、ついで、トナーを用いて潜像を形成し、必要に
応じて紙等の転写材にトナー画像を転写した後、過熱、
或は、溶剤蒸気等により定着して複写物を得るものであ
る。また、トナーを用いて電気的潜像を可視化する方法
も種々知られている。
【0003】また、現像法として、例えば、米国特許第
2874063号明細書に記載されている磁気ブラシ現
像法、同221776号明細書に記載されているパウダ
ークラウド法及びファーブラシ現像法、液体現像法等、
多数の現像法が知られている。
2874063号明細書に記載されている磁気ブラシ現
像法、同221776号明細書に記載されているパウダ
ークラウド法及びファーブラシ現像法、液体現像法等、
多数の現像法が知られている。
【0004】これらの現像法において、特に、トナー及
びキャリアを主体とする現像剤を用いる磁気ブラシ法、
カスケード法、液体現像法等が広く実用化されている。
これらの方法は、いずれも、比較的安定して良好な画像
が得られる優れた方法であるが、反面、キャリアの劣
化、トナーとキャリアの混合比の変動、装置の複雑化、
トナーの飛散、キャリアによるすじむら等の2成分現像
剤にまつわる共通の欠点を有する。
びキャリアを主体とする現像剤を用いる磁気ブラシ法、
カスケード法、液体現像法等が広く実用化されている。
これらの方法は、いずれも、比較的安定して良好な画像
が得られる優れた方法であるが、反面、キャリアの劣
化、トナーとキャリアの混合比の変動、装置の複雑化、
トナーの飛散、キャリアによるすじむら等の2成分現像
剤にまつわる共通の欠点を有する。
【0005】このような欠点を回避するために、トナー
のみよりなる1成分現像剤を用いる現像方法が各種提案
されている。例えば、米国特許第3909258号明細
書には、導電性を有する磁性トナーを用いて現像する方
法が提案されている。これは内部に磁性を有する円筒状
の導電性スリーブに導電性磁性現像剤を支持し、これを
静電像に接触させて現像するものである。この際、現像
域においてトナー粒子により記録体表面とスリーブ表面
の間に導電路が形成され、この導電路を経てスリーブよ
りトナー粒子に電荷が導かれ、静電像画像部との間のク
ーロン力によりトナー粒子が画像部に付着して現像され
る。この導電性磁性トナーを用いる現像方法は、従来の
2成分現像法にまつわる問題を回避した優れた方法であ
るが、反面、トナーが導電性であるため、現像した画像
を記録体から普通紙等の最終的な支持部材へ、静電的に
転写することが困難であるいう欠点を有している。
のみよりなる1成分現像剤を用いる現像方法が各種提案
されている。例えば、米国特許第3909258号明細
書には、導電性を有する磁性トナーを用いて現像する方
法が提案されている。これは内部に磁性を有する円筒状
の導電性スリーブに導電性磁性現像剤を支持し、これを
静電像に接触させて現像するものである。この際、現像
域においてトナー粒子により記録体表面とスリーブ表面
の間に導電路が形成され、この導電路を経てスリーブよ
りトナー粒子に電荷が導かれ、静電像画像部との間のク
ーロン力によりトナー粒子が画像部に付着して現像され
る。この導電性磁性トナーを用いる現像方法は、従来の
2成分現像法にまつわる問題を回避した優れた方法であ
るが、反面、トナーが導電性であるため、現像した画像
を記録体から普通紙等の最終的な支持部材へ、静電的に
転写することが困難であるいう欠点を有している。
【0006】この問題を解決するために、静電的に転写
することが可能な高抵抗トナーを用いる現像方法とし
て、特開昭52−94140号公報に、トナー粒子の誘
電分極を利用した現像方法が示されている。しかし、か
かる方法は、本質的に現像速度が遅く現像画像の濃度が
十分に得られない等の欠点を有しており、実用上困難で
あった。高抵抗のトナーを用いるその他の方法として、
トナー粒子相互の摩擦、トナー粒子とスリーブとの摩擦
等により、トナー粒子を摩擦帯電し、これを静電保持部
材に接触して現像する方法が知られている。しかし、こ
れらの方法は、トナー粒子と摩擦部材との接触回数が少
なく、摩擦帯電が不十分になりやすい、あるいは、帯電
したトナー粒子とスリーブとのクーロン力が強いときに
はトナー粒子が凝集しやすい等の欠点を有しており、実
用上困難な点が多いことが指摘されている。
することが可能な高抵抗トナーを用いる現像方法とし
て、特開昭52−94140号公報に、トナー粒子の誘
電分極を利用した現像方法が示されている。しかし、か
かる方法は、本質的に現像速度が遅く現像画像の濃度が
十分に得られない等の欠点を有しており、実用上困難で
あった。高抵抗のトナーを用いるその他の方法として、
トナー粒子相互の摩擦、トナー粒子とスリーブとの摩擦
等により、トナー粒子を摩擦帯電し、これを静電保持部
材に接触して現像する方法が知られている。しかし、こ
れらの方法は、トナー粒子と摩擦部材との接触回数が少
なく、摩擦帯電が不十分になりやすい、あるいは、帯電
したトナー粒子とスリーブとのクーロン力が強いときに
はトナー粒子が凝集しやすい等の欠点を有しており、実
用上困難な点が多いことが指摘されている。
【0007】これに対して、特開昭54−43036号
公報において、上述の欠点を除去した新規な現像方法が
提案されている。これは、現像スリーブ上にトナーを極
めて薄く塗布し、これを摩擦帯電し、ついで、これを磁
界の作用下で静電像に極めて近接させ、かつ接触させる
ことなく対向させ、現像するものである。
公報において、上述の欠点を除去した新規な現像方法が
提案されている。これは、現像スリーブ上にトナーを極
めて薄く塗布し、これを摩擦帯電し、ついで、これを磁
界の作用下で静電像に極めて近接させ、かつ接触させる
ことなく対向させ、現像するものである。
【0008】この方法によれば、磁性トナーを極めて薄
く塗布するという構成をとることにより、磁性トナーと
現像スリーブとの接触機会を増加させ、現像に供するの
に必要な摩擦帯電電荷量をトナーに与えることを可能に
している。
く塗布するという構成をとることにより、磁性トナーと
現像スリーブとの接触機会を増加させ、現像に供するの
に必要な摩擦帯電電荷量をトナーに与えることを可能に
している。
【0009】上記1成分現像方式の電荷付与に対する本
発明者等の検討によると、上記1成分現像方式の電荷付
与部でのトナーの挙動は以下のようになっていることが
分かった。
発明者等の検討によると、上記1成分現像方式の電荷付
与部でのトナーの挙動は以下のようになっていることが
分かった。
【0010】先ず、図5に上記磁性1成分トナーを用い
た現像装置の一例を示す。
た現像装置の一例を示す。
【0011】図5において、現像装置は、磁性1成分ト
ナーを収容するトナー容器3、トナー容器3の開口部に
矢印方向に回転可能に配設された非磁性部材を用いた現
像スリーブ1a、現像スリーブ1aの内部に固定された
永久磁石1b、トナー容器3に固定され、トナーの層厚
を規制する磁性部材を用いた磁性ブレード2、及びトナ
ー容器3内に設けられたトナーの搬送部材4を備えてい
る。尚、磁性ブレード2は、現像スリーブ1aにその距
離が一定値Wになるように配置されている。一般的に距
離は、100μm〜1mmの範囲内の値に設定される場
合が多い。
ナーを収容するトナー容器3、トナー容器3の開口部に
矢印方向に回転可能に配設された非磁性部材を用いた現
像スリーブ1a、現像スリーブ1aの内部に固定された
永久磁石1b、トナー容器3に固定され、トナーの層厚
を規制する磁性部材を用いた磁性ブレード2、及びトナ
ー容器3内に設けられたトナーの搬送部材4を備えてい
る。尚、磁性ブレード2は、現像スリーブ1aにその距
離が一定値Wになるように配置されている。一般的に距
離は、100μm〜1mmの範囲内の値に設定される場
合が多い。
【0012】図5に示した現像装置において、磁性1成
分トナーは、現像スリーブ1a上に薄層コーティングさ
れる。このトナー層の層厚は、図7に示すカットライン
Lの位置によって決定される。
分トナーは、現像スリーブ1a上に薄層コーティングさ
れる。このトナー層の層厚は、図7に示すカットライン
Lの位置によって決定される。
【0013】本発明者等の検討によると、現像スリーブ
1aと磁性ブレード2との間を磁性トナーTが通過する
際に、磁性トナーTに、電荷が付与されることが分かっ
た。又、その際の磁性トナーの挙動は以下のようになっ
ていることが分かった。
1aと磁性ブレード2との間を磁性トナーTが通過する
際に、磁性トナーTに、電荷が付与されることが分かっ
た。又、その際の磁性トナーの挙動は以下のようになっ
ていることが分かった。
【0014】図6に示すように、現像スリーブ1aと磁
性ブレード2を結ぶ直線に垂直な平面を考え、磁性ブレ
ード2に近い面をS1とし、現像スリーブ1aに近い面
をS2とすると、一般的に磁性ブレード2の幅は、永久
磁石1bの幅に比べて狭く設定されているので、S1
面、S2面でのそれぞれの磁束密度を考えると、S1面
での磁束密度は、S2面での磁束密度より大きくなる。
従って、磁性トナーTは、現像スリーブ1aと磁性ブレ
ード2との間で、図6の矢印の方向の力、即ち磁性ブレ
ード2側への力を受ける。
性ブレード2を結ぶ直線に垂直な平面を考え、磁性ブレ
ード2に近い面をS1とし、現像スリーブ1aに近い面
をS2とすると、一般的に磁性ブレード2の幅は、永久
磁石1bの幅に比べて狭く設定されているので、S1
面、S2面でのそれぞれの磁束密度を考えると、S1面
での磁束密度は、S2面での磁束密度より大きくなる。
従って、磁性トナーTは、現像スリーブ1aと磁性ブレ
ード2との間で、図6の矢印の方向の力、即ち磁性ブレ
ード2側への力を受ける。
【0015】従って、図7に示すように、磁性トナーT
は、穂(B状態)を形成し、かつ、その穂は磁性ブレー
ド2から現像スリーブ1a方向に形成される。磁性トナ
ーTへの帯電付与は、現像スリーブ1aと磁性ブレード
2から形成された穂の先端のトナーt1とが接触するこ
とにより、先端に電荷が付与される。
は、穂(B状態)を形成し、かつ、その穂は磁性ブレー
ド2から現像スリーブ1a方向に形成される。磁性トナ
ーTへの帯電付与は、現像スリーブ1aと磁性ブレード
2から形成された穂の先端のトナーt1とが接触するこ
とにより、先端に電荷が付与される。
【0016】又、現像スリーブ1aと磁性ブレード2と
の間でのトナーの搬送は、以下のようになっていること
が分かった。
の間でのトナーの搬送は、以下のようになっていること
が分かった。
【0017】上述したように、現像スリーブ1aと接触
した穂の先端のトナーt1には電荷が付与されるので、
鏡映力による現像スリーブ1a方向への力が働き、現像
スリーブ1aとの摩擦力により、現像スリーブ1aの回
転方向への搬送力が与えられる。
した穂の先端のトナーt1には電荷が付与されるので、
鏡映力による現像スリーブ1a方向への力が働き、現像
スリーブ1aとの摩擦力により、現像スリーブ1aの回
転方向への搬送力が与えられる。
【0018】また、トナー同士には、互いにある程度の
凝集力が働いているので、トナーt1に接しているトナ
ーt2にも凝集力を介した搬送力が生じる。更に、上層
部のトナーt3にも同様に、凝集力を介した搬送力が生
じる。
凝集力が働いているので、トナーt1に接しているトナ
ーt2にも凝集力を介した搬送力が生じる。更に、上層
部のトナーt3にも同様に、凝集力を介した搬送力が生
じる。
【0019】しかし、現像スリーブ1aと磁性ブレード
2との間においては、前述したように、磁性ブレード2
の方向への磁力もトナーに付与されている。従って、ト
ナーにかかる搬送力が、上記磁力に打ち勝つところ、即
ち、図7のカットラインLのところでトナーの穂はちぎ
れ、現像スリーブ1a上に残ったトナーが現像スリーブ
1aの回転方向に搬送される。
2との間においては、前述したように、磁性ブレード2
の方向への磁力もトナーに付与されている。従って、ト
ナーにかかる搬送力が、上記磁力に打ち勝つところ、即
ち、図7のカットラインLのところでトナーの穂はちぎ
れ、現像スリーブ1a上に残ったトナーが現像スリーブ
1aの回転方向に搬送される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従って、磁性トナーの
凝集度が高い系や、必要な摩擦帯電電荷量を得るための
必要接触回数が多い系等においては、現像スリーブに接
触していない帯電不十分なトナーが現像領域に搬送さ
れ、帯電不良に伴う現象が生じやすいという問題があっ
た。
凝集度が高い系や、必要な摩擦帯電電荷量を得るための
必要接触回数が多い系等においては、現像スリーブに接
触していない帯電不十分なトナーが現像領域に搬送さ
れ、帯電不良に伴う現象が生じやすいという問題があっ
た。
【0021】従って、本発明の目的は、磁性トナーが摩
擦帯電電荷を得るための接触回数を増加させ、十分に帯
電した磁性トナーのみをスリーブ表面に均一にコート
し、現像領域に十分に帯電した磁性トナーのみを搬送す
ることにより、帯電不安定に伴う問題を解消できる現像
装置を備えた画像形成装置を提供することである。
擦帯電電荷を得るための接触回数を増加させ、十分に帯
電した磁性トナーのみをスリーブ表面に均一にコート
し、現像領域に十分に帯電した磁性トナーのみを搬送す
ることにより、帯電不安定に伴う問題を解消できる現像
装置を備えた画像形成装置を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
磁性トナー及び磁性体粒子を含む現像剤を収容する現像
容器と、前記磁性トナーを表面に担持する回転可能に配
置されたトナー担持体と、該トナー担持体の内部に配設
された永久磁石と、前記トナー担持体上の磁性トナーの
塗布を規制するトナー層厚規制体とを備えた現像装置を
有する画像形成装置において、前記トナー層厚規制体
が、前記トナー担持体の回転方向と同方向に回転可能
に、且つ、前記トナー担持体の内部に配設された前記永
久磁石の少なくとも1つの磁極に近接して配置され、前
記トナー担持体と前記トナー層厚規制体との対向位置に
おいて前記トナー担持体から前記トナー層厚規制体に行
くほど磁束密度が高くなることを特徴とする画像形成装
置である。
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
磁性トナー及び磁性体粒子を含む現像剤を収容する現像
容器と、前記磁性トナーを表面に担持する回転可能に配
置されたトナー担持体と、該トナー担持体の内部に配設
された永久磁石と、前記トナー担持体上の磁性トナーの
塗布を規制するトナー層厚規制体とを備えた現像装置を
有する画像形成装置において、前記トナー層厚規制体
が、前記トナー担持体の回転方向と同方向に回転可能
に、且つ、前記トナー担持体の内部に配設された前記永
久磁石の少なくとも1つの磁極に近接して配置され、前
記トナー担持体と前記トナー層厚規制体との対向位置に
おいて前記トナー担持体から前記トナー層厚規制体に行
くほど磁束密度が高くなることを特徴とする画像形成装
置である。
【0023】好ましくは、前記トナー層厚規制体はその
内部に少なくとも2磁極を配設した永久磁石を有し、該
永久磁石の1磁極が前記トナー担持体内部に配設された
前記永久磁石の1つの磁極と略対向する位置に配設さ
れ、該対向位置に配された2つの磁極が互いに異極性で
ある。
内部に少なくとも2磁極を配設した永久磁石を有し、該
永久磁石の1磁極が前記トナー担持体内部に配設された
前記永久磁石の1つの磁極と略対向する位置に配設さ
れ、該対向位置に配された2つの磁極が互いに異極性で
ある。
【0024】
【実施例】以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則
して更に詳しく説明する。次に説明する実施例にては、
本発明は、例えば図8に示されるような電子写真式画像
形成装置に具現化されるものとして説明するが、これに
限定されるものではない。
して更に詳しく説明する。次に説明する実施例にては、
本発明は、例えば図8に示されるような電子写真式画像
形成装置に具現化されるものとして説明するが、これに
限定されるものではない。
【0025】図8において、電子写真式画像形成装置
は、静電潜像担持体として導電基板上に、光導電層を塗
布して構成されるドラム上の電子写真感光体、即ち感光
ドラム15を回転自在に設け、該感光ドラム15を帯電
器12で一様に帯電し、例えばレーザーのような発光素
子13によって情報信号を露光して静電潜像を形成し、
現像装置20で可視像化する。次に転写帯電器14で転
写材19へ転写し、更に定着器16に定着し、永久像を
得る。尚、感光ドラム15上の転写残トナーはクリーニ
ング装置11によって除去される。
は、静電潜像担持体として導電基板上に、光導電層を塗
布して構成されるドラム上の電子写真感光体、即ち感光
ドラム15を回転自在に設け、該感光ドラム15を帯電
器12で一様に帯電し、例えばレーザーのような発光素
子13によって情報信号を露光して静電潜像を形成し、
現像装置20で可視像化する。次に転写帯電器14で転
写材19へ転写し、更に定着器16に定着し、永久像を
得る。尚、感光ドラム15上の転写残トナーはクリーニ
ング装置11によって除去される。
【0026】実施例1 図1を参照して、本発明による画像形成装置の現像装置
の第1実施例について説明する。尚、前出の部材と同一
の部材については同一符号を付すものとする。
の第1実施例について説明する。尚、前出の部材と同一
の部材については同一符号を付すものとする。
【0027】図1において、現像装置20は、現像容器
3の開口部で潜像担持体である感光ドラム15に対向
し、非磁性金属部材により構成され矢印方向に回転する
現像剤担持体である現像スリーブ1aを有している。現
像スリーブ1aの内部には複数の磁極を有する永久磁石
1bが固定されている。また、現像容器3の内部には搬
送部材4が現像剤を現像スリーブ1a方向に搬送するた
め矢印方向に回転可能に配されている。更に、現像スリ
ーブ1aに隣接して同一方向に延在するトナー層厚規制
体6aが設けられている。トナー層厚規制体6aは円筒
状の非磁性金属部材から構成され、その内部には複数の
磁極を有する永久磁石6bを備えている。又、トナー規
制体6aに一端が接するスクレーパ5が現像容器3に取
り付けられている。
3の開口部で潜像担持体である感光ドラム15に対向
し、非磁性金属部材により構成され矢印方向に回転する
現像剤担持体である現像スリーブ1aを有している。現
像スリーブ1aの内部には複数の磁極を有する永久磁石
1bが固定されている。また、現像容器3の内部には搬
送部材4が現像剤を現像スリーブ1a方向に搬送するた
め矢印方向に回転可能に配されている。更に、現像スリ
ーブ1aに隣接して同一方向に延在するトナー層厚規制
体6aが設けられている。トナー層厚規制体6aは円筒
状の非磁性金属部材から構成され、その内部には複数の
磁極を有する永久磁石6bを備えている。又、トナー規
制体6aに一端が接するスクレーパ5が現像容器3に取
り付けられている。
【0028】尚、トナー層厚規制体6aは、現像スリー
ブ1aの矢印cにて示す回転方向と同方向の矢印bの方
向に回転可能とされている。
ブ1aの矢印cにて示す回転方向と同方向の矢印bの方
向に回転可能とされている。
【0029】本実施例においては、現像スリーブ1aと
トナー層厚規制体6aの対向位置にある永久磁石1b内
の磁極N11に近接対向するよう配された、永久磁石6
b内の磁極S61の磁束密度を800ガウス、磁極N1
1の磁束密度を900ガウスとし、且つ、各々の磁極の
磁束密度のピーク値に対して50%以上の値を示す領域
の幅(便宜上、以後50%値と称する)の比を、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≒0.8 とし、磁極N11の幅に対して、磁極S61の幅を狭く
することにより、磁極S61と磁極N11との間で形成
される磁場の磁束密度の変化が、現像スリーブ1aから
トナー層厚規制体6a側へいくほど磁束密度が高くなる
構成とした。
トナー層厚規制体6aの対向位置にある永久磁石1b内
の磁極N11に近接対向するよう配された、永久磁石6
b内の磁極S61の磁束密度を800ガウス、磁極N1
1の磁束密度を900ガウスとし、且つ、各々の磁極の
磁束密度のピーク値に対して50%以上の値を示す領域
の幅(便宜上、以後50%値と称する)の比を、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≒0.8 とし、磁極N11の幅に対して、磁極S61の幅を狭く
することにより、磁極S61と磁極N11との間で形成
される磁場の磁束密度の変化が、現像スリーブ1aから
トナー層厚規制体6a側へいくほど磁束密度が高くなる
構成とした。
【0030】又、現像スリーブ1aとトナー層厚規制体
6aの距離Wを100μmから2mmの範囲とし、又、
現像スリーブ1aの周速の絶対値と、トナー層厚規制体
6aの周速の絶対値の比を (トナー層厚規制体6aの周速の絶対値)/(現像スリ
ーブ1aの周速の絶対値)>0.5 となる構成とした。
6aの距離Wを100μmから2mmの範囲とし、又、
現像スリーブ1aの周速の絶対値と、トナー層厚規制体
6aの周速の絶対値の比を (トナー層厚規制体6aの周速の絶対値)/(現像スリ
ーブ1aの周速の絶対値)>0.5 となる構成とした。
【0031】磁性トナーは、重量平均径が5μm以上、
磁性トナーに内添される磁性体の重量が、磁性トナーの
重量の10%以上とし、又、磁性体粒子として、重量平
均径20〜100μmの通常の磁性キャリアとした。
磁性トナーに内添される磁性体の重量が、磁性トナーの
重量の10%以上とし、又、磁性体粒子として、重量平
均径20〜100μmの通常の磁性キャリアとした。
【0032】図1に示すように構成された現像装置にお
いては、現像スリーブ1aからトナー層厚規制体6a側
に行くほど磁束密度が高くなっている為、現像スリーブ
1aとトナー層厚規制体6aとの間に存在する磁性体粒
子には、現像スリーブ1aからトナー層厚規制体6a側
への磁気力が働く。この結果、磁極N11から磁極S6
1間の磁界に沿って磁性体粒子のブラシが形成される。
いては、現像スリーブ1aからトナー層厚規制体6a側
に行くほど磁束密度が高くなっている為、現像スリーブ
1aとトナー層厚規制体6aとの間に存在する磁性体粒
子には、現像スリーブ1aからトナー層厚規制体6a側
への磁気力が働く。この結果、磁極N11から磁極S6
1間の磁界に沿って磁性体粒子のブラシが形成される。
【0033】又、本実施例においては、トナー層厚規制
体6aを、現像スリーブ1aと同方向である図中矢印b
方向に回転させる構成としているため、トナー層厚規制
体6a表面に磁気力によって保持された磁性体粒子は、
上記磁界による力とトナー層厚規制体6a表面との摩擦
力により、トナー層厚規制体6aから現像容器3内方向
への搬送力が与えられる。従って、磁性体粒子は現像ス
リーブ1aとトナー層厚規制体6aの対向位置を通過し
て、現像領域に搬送されることはない。
体6aを、現像スリーブ1aと同方向である図中矢印b
方向に回転させる構成としているため、トナー層厚規制
体6a表面に磁気力によって保持された磁性体粒子は、
上記磁界による力とトナー層厚規制体6a表面との摩擦
力により、トナー層厚規制体6aから現像容器3内方向
への搬送力が与えられる。従って、磁性体粒子は現像ス
リーブ1aとトナー層厚規制体6aの対向位置を通過し
て、現像領域に搬送されることはない。
【0034】現像容器3内に戻された磁性体粒子は、ス
クレーパ5によりトナー層厚規制体6a表面から掻き落
とされる。このようにして現像容器3内に戻された磁性
体粒子は、搬送部材4によりトナーと攪拌され、再度現
像スリーブ1a表面を搬送され、磁極N11と磁極S6
1の対向位置まで搬送される。この際の磁性体粒子の現
像容器3内の循環経路は、図中矢印aに示したようにな
る。
クレーパ5によりトナー層厚規制体6a表面から掻き落
とされる。このようにして現像容器3内に戻された磁性
体粒子は、搬送部材4によりトナーと攪拌され、再度現
像スリーブ1a表面を搬送され、磁極N11と磁極S6
1の対向位置まで搬送される。この際の磁性体粒子の現
像容器3内の循環経路は、図中矢印aに示したようにな
る。
【0035】磁性トナーは、現像容器3内において磁性
体粒子及び現像スリーブ1a表面との摩擦により帯電さ
れる。帯電された磁性トナーは、トナー自身の電荷によ
る鏡映力により現像スリーブ1a表面や磁性体粒子に付
着し、現像スリーブ1aとトナー層厚規制体6aの対向
位置に搬送される。現像剤が該対向位置まで搬送された
際に、磁性体粒子は上述の理由により現像スリーブ1a
とトナー層厚規制体6aの対向位置から現像容器3内に
戻される。又、凝集力等により該対向位置まで搬送され
てきた、帯電が不十分な磁性トナーは、磁極N11と磁
極S61のトナー層厚規制体6a方向の磁気力を受け、
トナー層厚規制体6a表面との摩擦力と磁性トナー間の
凝集力により、トナー層厚規制体6aの回転方向(現像
容器3内方向)への搬送力を得る。
体粒子及び現像スリーブ1a表面との摩擦により帯電さ
れる。帯電された磁性トナーは、トナー自身の電荷によ
る鏡映力により現像スリーブ1a表面や磁性体粒子に付
着し、現像スリーブ1aとトナー層厚規制体6aの対向
位置に搬送される。現像剤が該対向位置まで搬送された
際に、磁性体粒子は上述の理由により現像スリーブ1a
とトナー層厚規制体6aの対向位置から現像容器3内に
戻される。又、凝集力等により該対向位置まで搬送され
てきた、帯電が不十分な磁性トナーは、磁極N11と磁
極S61のトナー層厚規制体6a方向の磁気力を受け、
トナー層厚規制体6a表面との摩擦力と磁性トナー間の
凝集力により、トナー層厚規制体6aの回転方向(現像
容器3内方向)への搬送力を得る。
【0036】従って、上記対向位置を通過し、現像領域
に搬送される磁性トナーは、現像器3内方向への搬送力
を上回る現像スリーブ1aとの鏡映力を得た、十分に帯
電した磁性トナーのみとなる。
に搬送される磁性トナーは、現像器3内方向への搬送力
を上回る現像スリーブ1aとの鏡映力を得た、十分に帯
電した磁性トナーのみとなる。
【0037】つまり、本構成によれば、トナー、磁性体
粒子、現像スリーブにダメージを与えるような高い圧力
をかけることなく磁性トナーを所望の層厚で均一に現像
スリーブ上にコートすることが可能になり、かつ、磁性
体粒子と磁性トナーを混合することにより磁性トナーへ
十分帯電付与することが可能となり、かつ、磁性体粒子
を現像領域に漏らすことなく、十分に帯電した磁性トナ
ーのみをスリーブ表面にコートし、現像領域に搬送する
ことが可能となった。
粒子、現像スリーブにダメージを与えるような高い圧力
をかけることなく磁性トナーを所望の層厚で均一に現像
スリーブ上にコートすることが可能になり、かつ、磁性
体粒子と磁性トナーを混合することにより磁性トナーへ
十分帯電付与することが可能となり、かつ、磁性体粒子
を現像領域に漏らすことなく、十分に帯電した磁性トナ
ーのみをスリーブ表面にコートし、現像領域に搬送する
ことが可能となった。
【0038】実施例2 次に本発明による画像形成装置の現像装置の第2実施例
について、図2により説明する。尚、前出の部材と同一
の部材については同一符号を付すものとする。
について、図2により説明する。尚、前出の部材と同一
の部材については同一符号を付すものとする。
【0039】図2において、現像装置20は、現像容器
3の開口部で潜像担持体である感光ドラム15に対向
し、非磁性金属部材により構成され矢印方向に回転する
現像剤担持体である現像スリーブ1aを有している。現
像スリーブ1aの内部には複数の磁極を有する永久磁石
1bが固定されている。また、現像容器3の内部には現
像剤を撹拌し現像スリーブ1a方向に搬送するため矢印
方向に回転可能に搬送部材4が配されている。更に、現
像スリーブ1aに隣接して同一方向に延在するトナー層
厚規制体6aが設けられている。トナー層厚規制体6a
は円筒状の非磁性金属部材から構成され、その内部には
複数の磁極を有する永久磁石6bを備えている。又、現
像容器3の内部にはローラ7が矢印e方向に回転可能に
配置されており、更にこのローラ7とトナー層厚規制体
6aにはベルト部材8が掛け回されている。
3の開口部で潜像担持体である感光ドラム15に対向
し、非磁性金属部材により構成され矢印方向に回転する
現像剤担持体である現像スリーブ1aを有している。現
像スリーブ1aの内部には複数の磁極を有する永久磁石
1bが固定されている。また、現像容器3の内部には現
像剤を撹拌し現像スリーブ1a方向に搬送するため矢印
方向に回転可能に搬送部材4が配されている。更に、現
像スリーブ1aに隣接して同一方向に延在するトナー層
厚規制体6aが設けられている。トナー層厚規制体6a
は円筒状の非磁性金属部材から構成され、その内部には
複数の磁極を有する永久磁石6bを備えている。又、現
像容器3の内部にはローラ7が矢印e方向に回転可能に
配置されており、更にこのローラ7とトナー層厚規制体
6aにはベルト部材8が掛け回されている。
【0040】トナー層厚規制体6aは、現像スリーブ1
aの近傍に、現像スリーブ1aの回転方向と同方向の矢
印bの方向に回転可能に配された構成とした。
aの近傍に、現像スリーブ1aの回転方向と同方向の矢
印bの方向に回転可能に配された構成とした。
【0041】本実施例においては、現像スリーブ1aと
トナー層厚規制体6aの対向位置にある永久磁石1b内
の磁極N11に近接対向するよう配された、永久磁石6
b内の磁極S61の磁束密度を800ガウス、磁極N1
1の磁束密度を900ガウスとし、且つ、各々の磁極の
50%値の比を、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
=0.8 とし、磁極N11の幅に対して、磁極S61の幅を狭く
することにより、磁極S61と磁極N11との間で形成
される磁場の磁束密度の変化が、現像スリーブ1aから
トナー層厚規制体6a側へいくほど磁束密度が高くなる
構成とし、又、現像スリーブ1aとトナー層厚規制体6
aの距離Wを100μmから2mmの範囲とし、又、現
像スリーブ1aの周速の絶対値と、トナー層厚規制体6
aの周速の絶対値の比を (トナー層厚規制体6aの周速の絶対値)/(現像スリ
ーブ1aの周速の絶対値)>0.5 となる構成とした。
トナー層厚規制体6aの対向位置にある永久磁石1b内
の磁極N11に近接対向するよう配された、永久磁石6
b内の磁極S61の磁束密度を800ガウス、磁極N1
1の磁束密度を900ガウスとし、且つ、各々の磁極の
50%値の比を、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
=0.8 とし、磁極N11の幅に対して、磁極S61の幅を狭く
することにより、磁極S61と磁極N11との間で形成
される磁場の磁束密度の変化が、現像スリーブ1aから
トナー層厚規制体6a側へいくほど磁束密度が高くなる
構成とし、又、現像スリーブ1aとトナー層厚規制体6
aの距離Wを100μmから2mmの範囲とし、又、現
像スリーブ1aの周速の絶対値と、トナー層厚規制体6
aの周速の絶対値の比を (トナー層厚規制体6aの周速の絶対値)/(現像スリ
ーブ1aの周速の絶対値)>0.5 となる構成とした。
【0042】磁性トナーは、重量平均径が5μm以上、
磁性トナーに内添される磁性体の重量が、磁性トナーの
重量の10%以上とし、又、磁性体粒子として、重量平
均径20〜100μmの通常の磁性キャリアとした。
磁性トナーに内添される磁性体の重量が、磁性トナーの
重量の10%以上とし、又、磁性体粒子として、重量平
均径20〜100μmの通常の磁性キャリアとした。
【0043】図2に示すように構成された現像装置にお
いて、磁極N11と磁極S61間の磁界によりブラシを
形成した磁性体粒子は、ベルト部材8との摩擦力によ
り、図中矢印d方向に搬送され、現像器3内に戻され、
重力により現像器3内に落ちる。その結果、第1実施例
の現像装置と同様の効果が得られた。
いて、磁極N11と磁極S61間の磁界によりブラシを
形成した磁性体粒子は、ベルト部材8との摩擦力によ
り、図中矢印d方向に搬送され、現像器3内に戻され、
重力により現像器3内に落ちる。その結果、第1実施例
の現像装置と同様の効果が得られた。
【0044】実施例3 次に本発明による画像形成装置の現像装置の第3実施例
を図3を参照して説明する。
を図3を参照して説明する。
【0045】図3において、現像装置20は、現像容器
3の開口部で潜像担持体である感光ドラム15に対向
し、非磁性金属部材により構成され矢印方向に回転する
現像剤担持体である現像スリーブ1aを有している。現
像スリーブ1aの内部には複数の磁極を有する永久磁石
1bが固定されている。また、現像容器3の内部には現
像剤を撹拌し現像スリーブ1a方向に搬送するため矢印
方向に回転可能に搬送部材4が配されている。更に、現
像スリーブ1aに隣接して同一方向に延在するトナー層
厚規制体6aが設けられている。トナー層厚規制体6a
は円筒状の非磁性金属部材から構成され、その内部には
2磁極が隣接して配された永久磁石6bを備えている。
3の開口部で潜像担持体である感光ドラム15に対向
し、非磁性金属部材により構成され矢印方向に回転する
現像剤担持体である現像スリーブ1aを有している。現
像スリーブ1aの内部には複数の磁極を有する永久磁石
1bが固定されている。また、現像容器3の内部には現
像剤を撹拌し現像スリーブ1a方向に搬送するため矢印
方向に回転可能に搬送部材4が配されている。更に、現
像スリーブ1aに隣接して同一方向に延在するトナー層
厚規制体6aが設けられている。トナー層厚規制体6a
は円筒状の非磁性金属部材から構成され、その内部には
2磁極が隣接して配された永久磁石6bを備えている。
【0046】トナー層厚規制体6aは、現像スリーブ1
aの近傍に、現像スリーブ1aの回転方向と同方向の矢
印bの方向に回転可能に配された構成とした。
aの近傍に、現像スリーブ1aの回転方向と同方向の矢
印bの方向に回転可能に配された構成とした。
【0047】本実施例においては、現像スリーブ1aと
トナー層厚規制体6aの対向位置にある永久磁石1b内
の磁極N11に近接対向するよう配された、永久磁石6
b内の磁極S61の磁束密度を800ガウス、磁極N1
1の磁束密度を900ガウスとし、且つ、各々の磁極の
50%値の比を、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
=0.8 とし、磁極N11の幅に対して、磁極S61の幅を狭く
することにより、磁極S61と磁極N11との間で形成
される磁場の磁束密度の変化が、現像スリーブ1aから
トナー層厚規制体6a側へいくほど磁束密度が高くなる
構成とし、又、現像スリーブ1aとトナー層厚規制体6
aの距離Wを100μmから2mmの範囲とし、又、現
像スリーブ1aの周速の絶対値と、トナー層厚規制体6
aの周速の絶対値の比を (トナー層厚規制体6aの周速の絶対値)/(現像スリ
ーブ1aの周速の絶対値)>0.5 となる構成とした。
トナー層厚規制体6aの対向位置にある永久磁石1b内
の磁極N11に近接対向するよう配された、永久磁石6
b内の磁極S61の磁束密度を800ガウス、磁極N1
1の磁束密度を900ガウスとし、且つ、各々の磁極の
50%値の比を、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
=0.8 とし、磁極N11の幅に対して、磁極S61の幅を狭く
することにより、磁極S61と磁極N11との間で形成
される磁場の磁束密度の変化が、現像スリーブ1aから
トナー層厚規制体6a側へいくほど磁束密度が高くなる
構成とし、又、現像スリーブ1aとトナー層厚規制体6
aの距離Wを100μmから2mmの範囲とし、又、現
像スリーブ1aの周速の絶対値と、トナー層厚規制体6
aの周速の絶対値の比を (トナー層厚規制体6aの周速の絶対値)/(現像スリ
ーブ1aの周速の絶対値)>0.5 となる構成とした。
【0048】磁性トナーは、重量平均径が5μm以上、
磁性トナーに内添される磁性体の重量が、磁性トナーの
重量の10%以上とし、又、磁性体粒子として、重量平
均径20〜100μmの通常の磁性キャリアとした。
磁性トナーに内添される磁性体の重量が、磁性トナーの
重量の10%以上とし、又、磁性体粒子として、重量平
均径20〜100μmの通常の磁性キャリアとした。
【0049】また、現像装置20には、磁極S61の、
トナー層厚規制体6aの回転方向下流側に隣接して磁極
N61が配設されている。磁極S61と磁極N61の間
では、磁力線がつながっており、この2極間で磁性体粒
子には現像器内方向の搬送力が働く。
トナー層厚規制体6aの回転方向下流側に隣接して磁極
N61が配設されている。磁極S61と磁極N61の間
では、磁力線がつながっており、この2極間で磁性体粒
子には現像器内方向の搬送力が働く。
【0050】磁極N11と磁極S61間の磁界によりブ
ラシを形成した磁性体粒子は、大1実施例と同様の磁極
N11と磁極S61間の磁気力とトナー層厚規制体6a
表面の摩擦力のほかに磁極S61と磁極N61の磁気力
による搬送力が与えられ、現像器3内に搬送される。ト
ナー層厚規制体6a表面を搬送された磁性体粒子は、ス
クレーパ5によりトナー層厚規制体6aから現像容器3
内に掻き落とされる。
ラシを形成した磁性体粒子は、大1実施例と同様の磁極
N11と磁極S61間の磁気力とトナー層厚規制体6a
表面の摩擦力のほかに磁極S61と磁極N61の磁気力
による搬送力が与えられ、現像器3内に搬送される。ト
ナー層厚規制体6a表面を搬送された磁性体粒子は、ス
クレーパ5によりトナー層厚規制体6aから現像容器3
内に掻き落とされる。
【0051】その結果、第1実施例の現像装置と同様の
効果が得られた。
効果が得られた。
【0052】実施例4 次に本発明による画像形成装置の現像装置の第4実施例
を図4を参照して説明する。
を図4を参照して説明する。
【0053】図4において、現像装置20は、現像容器
3の開口部で潜像担持体である感光ドラム15に対向
し、非磁性金属部材により構成され矢印方向に回転する
現像剤担持体である現像スリーブ1aを有している。現
像スリーブ1aの内部には複数の磁極を有する永久磁石
1bが固定されている。また、現像容器3の内部には現
像剤を撹拌し現像スリーブ1a方向に搬送するため矢印
方向に回転可能に搬送部材4が配されている。更に、現
像スリーブ1aに隣接して同一方向に延在するトナー層
厚規制体6が設けられている。
3の開口部で潜像担持体である感光ドラム15に対向
し、非磁性金属部材により構成され矢印方向に回転する
現像剤担持体である現像スリーブ1aを有している。現
像スリーブ1aの内部には複数の磁極を有する永久磁石
1bが固定されている。また、現像容器3の内部には現
像剤を撹拌し現像スリーブ1a方向に搬送するため矢印
方向に回転可能に搬送部材4が配されている。更に、現
像スリーブ1aに隣接して同一方向に延在するトナー層
厚規制体6が設けられている。
【0054】トナー層厚規制体6は、回転可能に配され
た少なくとも2極以上を有する永久磁石6bと、現像ス
リーブ1a及び永久磁石6bの間に、両者を隔離するよ
うに配設された非磁性部材6cとから構成され、トナー
層厚規制体6は、現像スリーブ1a内に配された永久磁
石1bの磁極間に近接して配された構成とされている。
た少なくとも2極以上を有する永久磁石6bと、現像ス
リーブ1a及び永久磁石6bの間に、両者を隔離するよ
うに配設された非磁性部材6cとから構成され、トナー
層厚規制体6は、現像スリーブ1a内に配された永久磁
石1bの磁極間に近接して配された構成とされている。
【0055】又、トナー層厚規制体6は現像領域に対し
て、現像スリーブ1aの回転方向の上流側の、現像スリ
ーブ1aの近傍に配され、且つ、永久磁石6bの回転方
向が、現像スリーブ1aの回転方向と逆方向の図中矢印
f方向に回転可能に配された構成とされている。
て、現像スリーブ1aの回転方向の上流側の、現像スリ
ーブ1aの近傍に配され、且つ、永久磁石6bの回転方
向が、現像スリーブ1aの回転方向と逆方向の図中矢印
f方向に回転可能に配された構成とされている。
【0056】上記構成によれば、トナー層厚規制体6と
現像スリーブ1aとの間に存在する現像剤には、第1実
施例と同様に、トナー層厚規制体6の永久磁石6bと現
像スリーブ1aとから、第1実施例と同様な搬送力が与
えられる。
現像スリーブ1aとの間に存在する現像剤には、第1実
施例と同様に、トナー層厚規制体6の永久磁石6bと現
像スリーブ1aとから、第1実施例と同様な搬送力が与
えられる。
【0057】本実施例においては、永久磁石6bを4極
構成とし、各々の磁極の磁束密度を400ガウス以上、
各々の磁極の50%値を角度にして30度以上、現像ス
リーブ1aと永久磁石6bとの距離Wを500μmから
2mm、現像スリーブ1aの周速の絶対値に対する永久
磁石6bの周速の絶対値を2倍以上とした。又、磁性ト
ナーは、重量平均径が5μm以上、磁性トナーに内添さ
れる磁性体の重量が磁性トナーの重量の10%以上と
し、又、磁性体粒子として、重量平均径20〜100μ
mの通常の磁性キャリアとした。以上の構成において、
第1実施例と同様の効果を得られることが確認された。
構成とし、各々の磁極の磁束密度を400ガウス以上、
各々の磁極の50%値を角度にして30度以上、現像ス
リーブ1aと永久磁石6bとの距離Wを500μmから
2mm、現像スリーブ1aの周速の絶対値に対する永久
磁石6bの周速の絶対値を2倍以上とした。又、磁性ト
ナーは、重量平均径が5μm以上、磁性トナーに内添さ
れる磁性体の重量が磁性トナーの重量の10%以上と
し、又、磁性体粒子として、重量平均径20〜100μ
mの通常の磁性キャリアとした。以上の構成において、
第1実施例と同様の効果を得られることが確認された。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による画像形成装置は、トナー層厚規制体が、トナー担
持体の回転方向と同方向に回転可能に、且つ、前記トナ
ー担持体の内部に配設された永久磁石の少なくとも1つ
の磁極に近接して配置され、前記トナー担持体と前記ト
ナー層厚規制体との対向位置において前記トナー担持体
から前記トナー層厚規制体にいくほど磁束密度が高くな
る構成としたことにより、前記対向位置においてブラシ
を形成した磁性体粒子とトナー担持体表面及び磁性体粒
子と接触していない磁性トナーの現像領域への搬送を防
止することが可能となり、十分に帯電した磁性トナーの
みを現像領域に搬送することが可能となった。したがっ
て、上記帯電不安定に伴う問題を解消でき、高品質の画
像を得ることができる。
による画像形成装置は、トナー層厚規制体が、トナー担
持体の回転方向と同方向に回転可能に、且つ、前記トナ
ー担持体の内部に配設された永久磁石の少なくとも1つ
の磁極に近接して配置され、前記トナー担持体と前記ト
ナー層厚規制体との対向位置において前記トナー担持体
から前記トナー層厚規制体にいくほど磁束密度が高くな
る構成としたことにより、前記対向位置においてブラシ
を形成した磁性体粒子とトナー担持体表面及び磁性体粒
子と接触していない磁性トナーの現像領域への搬送を防
止することが可能となり、十分に帯電した磁性トナーの
みを現像領域に搬送することが可能となった。したがっ
て、上記帯電不安定に伴う問題を解消でき、高品質の画
像を得ることができる。
【図1】本発明による現像装置の第1実施例を示す構成
図である。
図である。
【図2】本発明による現像装置の第2実施例を示す構成
図である。
図である。
【図3】本発明による現像装置の第3実施例を示す構成
図である。
図である。
【図4】本発明による現像装置の第4実施例を示す構成
図である。
図である。
【図5】従来の現像装置の一例で、現像剤量規制部材に
固定された磁性ブレードを用いている現像装置の断面図
である。
固定された磁性ブレードを用いている現像装置の断面図
である。
【図6】現像剤規制部ので磁束密度の説明図である。
【図7】現像剤規制部でのトナー挙動の説明図である。
【図8】本発明による現像装置が具現化できる電子写真
式画像形成装置の概略構成図である。
式画像形成装置の概略構成図である。
1a 現像スリーブ(トナー担持体) 1b 永久磁石 3 現像容器 4 搬送部材 6a トナー層厚規制体 6b 永久磁石
Claims (2)
- 【請求項1】 磁性トナー及び磁性体粒子を含む現像剤
を収容する現像容器と、前記磁性トナーを表面に担持す
る回転可能に配置されたトナー担持体と、該トナー担持
体の内部に配設された永久磁石と、前記トナー担持体上
の磁性トナーの塗布を規制するトナー層厚規制体とを備
えた現像装置を有する画像形成装置において、 前記トナー層厚規制体が、前記トナー担持体の回転方向
と同方向に回転可能に、且つ、前記トナー担持体の内部
に配設された前記永久磁石の少なくとも1つの磁極に近
接して配置され、前記トナー担持体と前記トナー層厚規
制体との対向位置において前記トナー担持体から前記ト
ナー層厚規制体に行くほど磁束密度が高くなることを特
徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記トナー層厚規制体がその内部に少な
くとも2磁極を配設した永久磁石を有し、該永久磁石の
1磁極が前記トナー担持体内部に配設された前記永久磁
石の1つの磁極と略対向する位置に配設され、該対向位
置に配された2つの磁極が互いに異極性であることを特
徴とする請求項1の画像形成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32316393A JPH07152251A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 画像形成装置 |
US08/250,682 US5523533A (en) | 1993-05-28 | 1994-05-26 | Developing device which restricts carrier using developing agent regulating rotary member |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32316393A JPH07152251A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07152251A true JPH07152251A (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=18151790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32316393A Pending JPH07152251A (ja) | 1993-05-28 | 1993-11-29 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07152251A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009162953A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-23 | Fuji Xerox Co Ltd | 現像器、現像装置及び画像形成装置 |
-
1993
- 1993-11-29 JP JP32316393A patent/JPH07152251A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009162953A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-23 | Fuji Xerox Co Ltd | 現像器、現像装置及び画像形成装置 |
JP4565430B2 (ja) * | 2007-12-28 | 2010-10-20 | 富士ゼロックス株式会社 | 現像器、現像装置及び画像形成装置 |
US7912407B2 (en) | 2007-12-28 | 2011-03-22 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Developing unit, developing device and image forming apparatus for peeling off magnetic developer |
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