JPH08211109A - インバータの出力電流検出方法 - Google Patents
インバータの出力電流検出方法Info
- Publication number
- JPH08211109A JPH08211109A JP7037553A JP3755395A JPH08211109A JP H08211109 A JPH08211109 A JP H08211109A JP 7037553 A JP7037553 A JP 7037553A JP 3755395 A JP3755395 A JP 3755395A JP H08211109 A JPH08211109 A JP H08211109A
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- inverter
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- current
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 精度の高い電流検出を行うインバータの出力
電流検出方法を提供する。 【構成】 検出した出力電流のオフセット量を除去する
インバータの出力電流検出方法において、運転中の前記
インバータの出力電流を電流/電圧変換器1によって電
圧に変換し、電流/電圧変換器1の出力電圧を直流成分
検出器2に入力して前記出力電圧から交流成分を除去し
て直流成分を検出し、前記直流成分をオフセット量とし
て、前記電流/電圧変換器1の出力電圧を補正し、前記
補正後の出力電圧により前記インバータの出力電流を求
めるものである。
電流検出方法を提供する。 【構成】 検出した出力電流のオフセット量を除去する
インバータの出力電流検出方法において、運転中の前記
インバータの出力電流を電流/電圧変換器1によって電
圧に変換し、電流/電圧変換器1の出力電圧を直流成分
検出器2に入力して前記出力電圧から交流成分を除去し
て直流成分を検出し、前記直流成分をオフセット量とし
て、前記電流/電圧変換器1の出力電圧を補正し、前記
補正後の出力電圧により前記インバータの出力電流を求
めるものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動機を駆動するイン
バータの出力電流を精度よく検出する方法に関する。
バータの出力電流を精度よく検出する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、誘導電動機を駆動するために、交
流電源を整流して直流電圧に変換し、スイッチング素子
によりPWM変調して、再び所望の周波数の正弦波の交
流電圧を出力するインバータを利用している。このよう
なインバータの出力電流はインバータの誤差などによ
り、+または−側にオフセットしている場合があり、正
確な電流値を示さないことがある。このような場合に正
確な電流値を検出する方法として、モータの回転停止直
後に行うサンプリングによって、停止中の微小値の電流
値をオフセット量として第1のメモリに記憶させ、モー
タ回転後にサンプリングした電流値を第2のメモリに記
憶させ、第1のメモリと第2のメモリの電流値から、以
後にサンプリングされる検出電流のゲイン調整のための
修正値を演算し、出力電流を正確に検出する方法が開示
されている(例えば、特開平5−297033号)。
流電源を整流して直流電圧に変換し、スイッチング素子
によりPWM変調して、再び所望の周波数の正弦波の交
流電圧を出力するインバータを利用している。このよう
なインバータの出力電流はインバータの誤差などによ
り、+または−側にオフセットしている場合があり、正
確な電流値を示さないことがある。このような場合に正
確な電流値を検出する方法として、モータの回転停止直
後に行うサンプリングによって、停止中の微小値の電流
値をオフセット量として第1のメモリに記憶させ、モー
タ回転後にサンプリングした電流値を第2のメモリに記
憶させ、第1のメモリと第2のメモリの電流値から、以
後にサンプリングされる検出電流のゲイン調整のための
修正値を演算し、出力電流を正確に検出する方法が開示
されている(例えば、特開平5−297033号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術で
は、オフセット量として検出する電流値をモータ停止時
に検出するため、停止時から長時間経過してモータ運転
中にオフセット量が変動した場合は、出力電流の検出精
度が低下するという問題があった。。本発明は、運転中
のインバータの出力電流を電圧に変換する電流/電圧変
換器の出力信号から交流分を除いてオフセット信号を得
ることにより、精度の高い電流検出を行うインバータの
出力電流検出方法を提供することを目的とするものであ
る。
は、オフセット量として検出する電流値をモータ停止時
に検出するため、停止時から長時間経過してモータ運転
中にオフセット量が変動した場合は、出力電流の検出精
度が低下するという問題があった。。本発明は、運転中
のインバータの出力電流を電圧に変換する電流/電圧変
換器の出力信号から交流分を除いてオフセット信号を得
ることにより、精度の高い電流検出を行うインバータの
出力電流検出方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は、検出した出力電流のオフセット量を除去
するインバータの出力電流検出方法において、運転中の
前記インバータの出力電流を電流/電圧変換器によって
電圧に変換し、前記電流/電圧変換器の出力電圧を直流
成分検出器に入力して前記出力電圧から交流成分を除去
して直流成分を検出し、前記直流成分をオフセット量と
して、前記電流/電圧変換器の出力電圧を補正し、前記
補正後の出力電圧により前記インバータの出力電流を求
めるものである。また、前記直流成分検出器は、アナロ
グ式のローパスフィルタまたは積分回路、またはディジ
タル式のフィニットインパルスレスポンスフィルタであ
る。また、前記直流成分検出器は、出力電流の零クロス
近傍で、一定出力周波数の時に、出力周波数およびその
高調波が零になるように構成したディジタル式のフィニ
ットインパルスレスポンスフィルタである。
め、本発明は、検出した出力電流のオフセット量を除去
するインバータの出力電流検出方法において、運転中の
前記インバータの出力電流を電流/電圧変換器によって
電圧に変換し、前記電流/電圧変換器の出力電圧を直流
成分検出器に入力して前記出力電圧から交流成分を除去
して直流成分を検出し、前記直流成分をオフセット量と
して、前記電流/電圧変換器の出力電圧を補正し、前記
補正後の出力電圧により前記インバータの出力電流を求
めるものである。また、前記直流成分検出器は、アナロ
グ式のローパスフィルタまたは積分回路、またはディジ
タル式のフィニットインパルスレスポンスフィルタであ
る。また、前記直流成分検出器は、出力電流の零クロス
近傍で、一定出力周波数の時に、出力周波数およびその
高調波が零になるように構成したディジタル式のフィニ
ットインパルスレスポンスフィルタである。
【0005】
【作用】上記手段により、インバータの運転中に、電流
/電圧変換器によって検出したインバータの交流成分を
含む出力電圧の信号は、直流成分検出器によって直流成
分をオフセット量として検出する。このオフセット量
を、交流成分を含む出力電圧信号から加算器によって差
し引き、その交流成分のみを取り出して電流波形とする
ので、インバータを停止させることなく、精度の高い出
力電流の検出を行うことができる。
/電圧変換器によって検出したインバータの交流成分を
含む出力電圧の信号は、直流成分検出器によって直流成
分をオフセット量として検出する。このオフセット量
を、交流成分を含む出力電圧信号から加算器によって差
し引き、その交流成分のみを取り出して電流波形とする
ので、インバータを停止させることなく、精度の高い出
力電流の検出を行うことができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例について説明
する。図1は本発明の実施例を示すブロック図である。
図において、1は図示しないインバータの出力電流を出
力電圧として検出する電流/電圧変換器、2は電流/電
圧変換器1によって検出した電圧信号中の交流成分を除
去して直流成分のみを検出する直流成分検出器、3は電
流/電圧変換器1によって検出した信号成分から直流成
分検出器2によって検出した直流成分を差し引く加算器
である。図2(a)は入力端子aと出力端子bの間に、
抵抗21とコンデンサ22からなるローパスフィルタ
(LPF)を形成したアナログ式の直流成分検出器2、
(b)は入力端子aと出力端子bの間に、抵抗21、コ
ンデンサ22およびオペアンプ23からなる積分回路を
形成した直流成分検出器2のブロック図を示す。図3
(a)は入力端子aと出力端子bの間に、ゲイン回路2
4、26、加算器25、遅延回路27からなるインフィ
ニットインパルスレスポンスフィルタ(IIRフィル
タ)を形成したディジタル式の直流成分検出器2、
(b)は遅延回路27、加算器25、1/2除算器2
8、ローパスフィルタ29からなるフィニットインパル
スレスポンスフィルタ(FIRフィルタ)を形成した直
流成分検出器2のブロック図を示す。
する。図1は本発明の実施例を示すブロック図である。
図において、1は図示しないインバータの出力電流を出
力電圧として検出する電流/電圧変換器、2は電流/電
圧変換器1によって検出した電圧信号中の交流成分を除
去して直流成分のみを検出する直流成分検出器、3は電
流/電圧変換器1によって検出した信号成分から直流成
分検出器2によって検出した直流成分を差し引く加算器
である。図2(a)は入力端子aと出力端子bの間に、
抵抗21とコンデンサ22からなるローパスフィルタ
(LPF)を形成したアナログ式の直流成分検出器2、
(b)は入力端子aと出力端子bの間に、抵抗21、コ
ンデンサ22およびオペアンプ23からなる積分回路を
形成した直流成分検出器2のブロック図を示す。図3
(a)は入力端子aと出力端子bの間に、ゲイン回路2
4、26、加算器25、遅延回路27からなるインフィ
ニットインパルスレスポンスフィルタ(IIRフィル
タ)を形成したディジタル式の直流成分検出器2、
(b)は遅延回路27、加算器25、1/2除算器2
8、ローパスフィルタ29からなるフィニットインパル
スレスポンスフィルタ(FIRフィルタ)を形成した直
流成分検出器2のブロック図を示す。
【0007】インバータの出力電流を検出する場合は、
インバータの運転中に、電流/電圧変換器1によって、
図4(a)に示すようなインバータの交流成分を含むオ
フセット補正前のインバータの出力電流を電圧に変換し
た信号を検出する。この出力電圧信号から、直流成分検
出器2によって直流成分をオフセット量として検出す
る。このオフセット量を、交流成分を含む出力電圧信号
から加算器3によって差し引き、その交流成分のみを取
り出して、図4(b)に示すような出力電圧信号とす
る。この交流成分の出力電圧から出力電流を求めるの
で、インバータを停止させることなく、精度の高い出力
電流の検出を行うことができる。なお、図3(b)に示
すように、直流成分検出器2にフィニットインパルスレ
スポンスフィルタ(FIRフィルタ)を利用する場合
は、電流の零クロス近傍で、一定出力周波数の時に、出
力周波数およびその高調波が零になるようなフィルタに
構成し、出力周波数関係の成分を除去する。この時、イ
ンバータの出力電流は直流成分の他は無いので、検出さ
れる信号はオフセット成分とすることができる。
インバータの運転中に、電流/電圧変換器1によって、
図4(a)に示すようなインバータの交流成分を含むオ
フセット補正前のインバータの出力電流を電圧に変換し
た信号を検出する。この出力電圧信号から、直流成分検
出器2によって直流成分をオフセット量として検出す
る。このオフセット量を、交流成分を含む出力電圧信号
から加算器3によって差し引き、その交流成分のみを取
り出して、図4(b)に示すような出力電圧信号とす
る。この交流成分の出力電圧から出力電流を求めるの
で、インバータを停止させることなく、精度の高い出力
電流の検出を行うことができる。なお、図3(b)に示
すように、直流成分検出器2にフィニットインパルスレ
スポンスフィルタ(FIRフィルタ)を利用する場合
は、電流の零クロス近傍で、一定出力周波数の時に、出
力周波数およびその高調波が零になるようなフィルタに
構成し、出力周波数関係の成分を除去する。この時、イ
ンバータの出力電流は直流成分の他は無いので、検出さ
れる信号はオフセット成分とすることができる。
【0008】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、イ
ンバータの運転中に、インバータの出力電流の検出電流
から直流成分を取り出し、オフセット量としているの
で、モータ停止中のオフセット量を測定する必要がな
く、長時間の運転中でオフセット量が変動しても、正確
な出力電流を検出することができる効果がある。
ンバータの運転中に、インバータの出力電流の検出電流
から直流成分を取り出し、オフセット量としているの
で、モータ停止中のオフセット量を測定する必要がな
く、長時間の運転中でオフセット量が変動しても、正確
な出力電流を検出することができる効果がある。
【図1】 本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施例のアナログ式の直流成分検出
器を示すブロック図である。
器を示すブロック図である。
【図3】 本発明の実施例のディジタル式の直流成分検
出器を示すブロック図である。
出器を示すブロック図である。
【図4】 電流/電圧変換器からのオフセット補正前と
補正後の出力電圧信号を示す説明図である。
補正後の出力電圧信号を示す説明図である。
1 電流/電圧変換器、2 直流成分検出器、21 抵
抗、22 コンデンサ、23 オペアンプ、24、26
ゲイン回路、25 加算器、27 遅延回路、281
/2除算器、29 ローパスフィルタ、 3 加算器
抗、22 コンデンサ、23 オペアンプ、24、26
ゲイン回路、25 加算器、27 遅延回路、281
/2除算器、29 ローパスフィルタ、 3 加算器
Claims (5)
- 【請求項1】 検出した出力電流のオフセット量を除去
するインバータの出力電流検出方法において、運転中の
前記インバータの出力電流を電流/電圧変換器によって
電圧に変換し、前記電流/電圧変換器の出力電圧を直流
成分検出器に入力して前記出力電圧から交流成分を除去
して直流成分を検出し、前記直流成分をオフセット量と
して、前記電流/電圧変換器の出力電圧を補正し、前記
補正後の出力電圧により前記インバータの出力電流を求
めることを特徴とするインバータの出力電流検出方法。 - 【請求項2】 前記直流成分検出器は、アナログ式のロ
ーパスフィルタである請求項1記載のインバータの出力
電流検出方法。 - 【請求項3】 前記直流成分検出器は、アナログ式の積
分回路である請求項1記載のインバータの出力電流検出
方法。 - 【請求項4】 前記直流成分検出器は、ディジタル式の
フィニットインパルスレスポンスフィルタである請求項
1記載のインバータの出力電流検出方法。 - 【請求項5】 前記直流成分検出器は、出力電流の零ク
ロス近傍で、一定出力周波数の時に、出力周波数および
その高調波が零になるように構成したディジタル式のフ
ィニットインパルスレスポンスフィルタである請求項1
記載のインバータの出力電流検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7037553A JPH08211109A (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | インバータの出力電流検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7037553A JPH08211109A (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | インバータの出力電流検出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08211109A true JPH08211109A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=12500717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7037553A Pending JPH08211109A (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | インバータの出力電流検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08211109A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102882402A (zh) * | 2012-09-29 | 2013-01-16 | 华为技术有限公司 | 逆变器和不间断电源 |
-
1995
- 1995-02-01 JP JP7037553A patent/JPH08211109A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102882402A (zh) * | 2012-09-29 | 2013-01-16 | 华为技术有限公司 | 逆变器和不间断电源 |
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