JPH07311228A - 位相差検出回路 - Google Patents

位相差検出回路

Info

Publication number
JPH07311228A
JPH07311228A JP6106354A JP10635494A JPH07311228A JP H07311228 A JPH07311228 A JP H07311228A JP 6106354 A JP6106354 A JP 6106354A JP 10635494 A JP10635494 A JP 10635494A JP H07311228 A JPH07311228 A JP H07311228A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
output
inverter
phase difference
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6106354A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Matsunaga
和喜 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP6106354A priority Critical patent/JPH07311228A/ja
Publication of JPH07311228A publication Critical patent/JPH07311228A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)
  • Control Of Multiple Motors (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Measuring Phase Differences (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】インバータと商用電源の位相を合わせる際の位
相差検出回路を提供する。 【構成】商用電圧波形Vcよりインバータ出力電圧波形
Viを減算する減算回路10、この出力を方形波に変換
するコンパレータ5、同様にインバータ出力電圧波形V
iを増幅回路20およびコンパレータ2で構成し、さら
に、コンパレータ11とコンパレータ12の出力とをそ
れぞれ遅延回路3,6に入力し、遅延回路3,6の出力
をコンパレータ7で比較演算する構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばインバータに
よる無停電電源装置において、インバータが故障し、商
用電源より負荷に給電を行う場合、事前にインバータの
出力電圧波形と商用電源の電圧波形との位相を合わせて
おく、いわゆる同期制御を行う際に、両者の位相差を検
出するための位相差検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の位相差検出回路について図2を参
照しつつ説明する。図2において、Viはインバータの
出力を図示していない検出器より得られるインバータの
出力電圧、Vcは同じく図示していない検出器より得ら
れる商用電源の電圧、1はインバータの出力電圧Viを
整形するRCフィルタ、2はRCフィルタ1の出力を方
形波に変換するコンパレータ、3はコンパレータ2の出
力を遅延させる遅延回路、同様に、4は商用電源の電圧
Vcを整形するRCフィルタ、5はRCフィルタ4の出
力を方形波に変換するコンパレータ、6はコンパレータ
5の出力を遅延させる遅延回路、7は遅延回路3の出力
と遅延回路6の出力とを比較演算し、インバータの出力
電圧Viと商用電源の電圧Vcの位相差を検出するコン
パレータである。
【0003】コンパレータ2,5の出力を比較すること
で、インバータの出力電圧Viと商用電源の電圧Vcと
の位相差が検出されるが、前記RCフィルタ1,4は入
出力間の位相遅れの特性にばらつきがあるため、このば
らつきによってコンパレータ7の出力が不正確なものに
なってしまい、正確な位相差が求められない。そこで、
RCフィルタ1,4の入力前のインバータの出力電圧V
iと商用電源の電圧Vcの波形を、例えば、オシロスコ
ープによって観測し、この2つの波形の位相差がなくな
るように遅延回路3または遅延回路6の遅延量を調整す
ることにより、RCフィルタ1,RCフィルタ4の特性
のばらつきを補正していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法では、
位相差検出回路の位相遅れのばらつきの補正は、オシロ
スコープを見ながら、かつ、装置全体を運転させて行っ
ており、例えば、オシロスコープの画面を拡大して行っ
ても、補正の精度に限界があった。この発明の課題は、
従来の位相差検出回路の如く装置全体を運転させること
なく、位相差検出回路の位相遅れのばらつきの補正を可
能とし、位相差の検出精度を向上させる位相差検出回路
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、インバータの出力電圧と商用電源の電圧との位相差
を検出する位相差検出回路において、前記インバータの
出力電圧と前記商用電源の電圧との減算演算を行う減算
回路と、該減算回路の出力を方形波に変換する第1比較
器と、該第1比較器の出力を遅延させる第1遅延回路
と、前記インバータの出力電圧の増幅を行う増幅回路
と、該増幅回路の出力を方形波に変換する第2比較器
と、該第2比較器の出力を遅延させる第2遅延回路と、
前記第1,第2遅延回路の出力を比較する第3比較器と
によって構成し、この第1の発明では、前記減算回路の
インバータの出力電圧側入力と、前記増幅回路の入力と
に予め設定した交流電圧を入力して、前記第1,第2遅
延回路のそれぞれの遅延量の少なくともいずれか一方を
調整し、また、第2の発明では、前記減算回路の入力に
はインバータの出力電圧のみを入力して、前記第1,第
2遅延回路のそれぞれの遅延量の少なくともいずれか一
方を調整する。
【0006】さらに、第3の発明では、前記第1,第2
の発明の位相差検出回路において、前記減算回路は、イ
ンバータ出力電圧の振幅を商用電源の電圧の振幅より大
きな値に調整して減算演算する。
【0007】
【作用】この発明において、商用電源の電圧Vcからイ
ンバータの出力電圧Viを減算演算した波形とインバー
タの出力電圧Viの波形とによって位相差を検出する基
本的な原理について、わずかな位相差φ1 を持つ2つの
電圧VA , B を例にとって考える。
【0008】VA , B はそれぞれ次に示す(1),
(2)式によって表される。
【0009】
【数1】 VA =A・sinωt (1)
【0010】
【数2】 VB =B・sin(ωt−φ1 ) (2) 但し、AはVA の振幅,ωは電圧VA , B の角周波
数,BはVB の振幅,φ1 は電圧VA と電圧VB の位相
差である。次に上記(1)式と(2)式の差を求めると
(3)式となる。
【0011】
【数3】 VA −VB =A・sinωt−B・sin(ωt−φ1 ) =−(A2 +B2 −2ABcosφ1 1/2 ×sin(ωt−φ2 ) (3) 但し、φ2 =tan-1〔Bsinφ1 /(Bcosφ1
−A)〕 例えば、A=0.8、B=1.0、φ1 =2°として計
算すると、減算結果の振幅は0.2、位相差φ2 ≒10
°となり、となり、わずか2°の位相差を約10°の値
として得ることができ、両者の位相差を拡大して検知で
きる。
【0012】また、減算回路のインバータの出力電圧側
入力のみと増幅回路の入力とに、予め設定した交流電圧
かインバータの出力電圧かを入力することで、入力の波
形の影響もなく、先述の位相差検出回路の位相遅れのば
らつきが正確に検知でき、その補正が容易である。
【0013】
【実施例】図1にこの発明の実施例の構成図を示す。図
1において、図示していない検出器より得られるインバ
ータの出力電圧Viを減算演算する減算回路10の出力
を方形波に変換するコンパレータ5に入力し、インバー
タの出力電圧Viを増幅する増幅回路20は減算回路1
0と回路構成を相似させることで、減算回路10が有す
る位相遅れ特性と同等にし、増幅回路20の出力を方形
波に変換するコンパレータ2に入力し、遅延回路3と遅
延回路6の出力が同位相になるように、例えば、オシロ
スコープにより波形を観測しながら、遅延回路3,6の
遅延量の少なくともいずれか一方を調整する。
【0014】その後、図示していない検出器より得られ
る商用電源の出力電圧Vcも減算演算する減算回路10
に入力して、コンパレータ7で遅延回路3,6の出力を
比較演算することで、商用電源の出力電圧Vcとインバ
ータの出力電圧Viとに位相差がある場合に、先述した
ように、前記減算,比較により、その位相差が拡大して
現れるので、例えば、同期制御の性能,精度も向上す
る。
【0015】なお、減算回路10において、減算演算す
る際のインバータの出力電圧の振幅を、減算演算する際
の商用電源の電圧の振幅に対して大きくするには、図1
の回路例で示す減算回路10の回路定数を設定すること
が可能であり、また、使用する演算増幅素子(オペアン
プ)等により回路構成、回路定数の異なったものも可能
である。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、インバータの出力電
圧Viと商用電源の電圧Vcとを減算演算して得た値
と、前記インバータの出力電圧Viとを比較演算して位
相差を検出するので精度良く検出できる。前述の減算回
路のインバータ入力側と増幅回路の入力とに予め設定し
た交流電圧を入力して位相差検出回路の特性のばらつき
を補正する方法では、装置を運転する必要もなく、ま
た、減算回路にインバータの出力電圧Viのみを入力し
て位相差検出回路の特性のばらつきを方法でも、精度良
く補正することができる。
【0017】また、インバータの出力電圧と商用電源の
電圧との減算演算を行う際にインバータの出力電圧の振
幅を商用電源の電圧の振幅より大きな値に調整すること
により、両者に位相差がない場合においても減算結果は
零にならずインバータの出力電圧と同位相の出力が得ら
れるため、好適な位相差検出回路として動作する。さら
に、位相差検出回路によって検出される位相差の精度が
向上するため、例えば同期制御の性能,精度も向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す構成図
【図2】従来例を示す構成図
【符号の説明】
1,4…RCフィルタ、2,5…コンパレータ、3,6
…遅延回路、7…コンパレータ、10…減算回路、20
…増幅回路、Vc…商用電源の電圧、Vi…インバータ
の出力電圧。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インバータの出力電圧と商用電源の電圧と
    の位相差を検出する位相差検出回路において、 前記インバータの出力電圧と前記商用電源の電圧との減
    算演算を行う減算回路と、 該減算回路の出力を方形波に変換する第1比較器と、 該第1比較器の出力を遅延させる第1遅延回路と、 前記インバータの出力電圧の増幅を行う増幅回路と、 該増幅回路の出力を方形波に変換する第2比較器と、 該第2比較器の出力を遅延させる第2遅延回路と、 前記第1,第2遅延回路の出力を比較し、前記インバー
    タの出力電圧と商用電源の電圧との位相差に応じた信号
    を出力する第3比較器とによって構成され、 前記減算回路のインバータの出力電圧側入力と、前記増
    幅回路の入力とに予め設定した交流電圧を入力し、前記
    第1,第2遅延回路の出力波形の位相差を零にすべく該
    第1,第2遅延回路のそれぞれの遅延量の少なくともい
    ずれか一方を調整することを特徴とする位相差検出回
    路。
  2. 【請求項2】インバータの出力電圧と商用電源の電圧と
    の位相差を検出する位相差検出回路において、 前記インバータの出力電圧と前記商用電源の電圧との減
    算演算を行う減算回路と、 該減算回路の出力を方形波に変換する第1比較器と、 該第1比較器の出力を遅延させる第1遅延回路と、 前記インバータの出力電圧の増幅を行う増幅回路と、 該増幅回路の出力を方形波に変換する第2比較器と、 該第2比較器の出力を遅延させる第2遅延回路と、 前記第1,第2遅延回路の出力を比較し、前記インバー
    タの出力電圧と商用電源の電圧との位相差に応じた信号
    を出力する第3比較器とによって構成され、 前記減算回路の入力にはインバータの出力電圧のみを入
    力し、前記第1,第2遅延回路の出力波形の位相差を零
    にすべく該第1,第2遅延回路のそれぞれの遅延量の少
    なくともいずれか一方を調整することを特徴とする位相
    差検出回路。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の位相差検
    出回路において、 前記減算回路は、インバータ出力電圧の振幅を商用電源
    の電圧の振幅より大きな値に調整して減算演算すること
    を特徴とする位相差検出回路。
JP6106354A 1994-05-20 1994-05-20 位相差検出回路 Pending JPH07311228A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6106354A JPH07311228A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 位相差検出回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6106354A JPH07311228A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 位相差検出回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07311228A true JPH07311228A (ja) 1995-11-28

Family

ID=14431441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6106354A Pending JPH07311228A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 位相差検出回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07311228A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011111573A1 (ja) * 2010-03-08 2011-09-15 株式会社アドバンテスト レーザ光パルスの位相制御装置
JP4786767B1 (ja) * 2010-12-27 2011-10-05 株式会社アドバンテスト 繰り返し周波数制御装置
CN102890461A (zh) * 2012-10-12 2013-01-23 广东易事特电源股份有限公司 多ups并机同步控制系统

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011111573A1 (ja) * 2010-03-08 2011-09-15 株式会社アドバンテスト レーザ光パルスの位相制御装置
JP2011187638A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Advantest Corp レーザ光パルスの位相制御装置
JP4786767B1 (ja) * 2010-12-27 2011-10-05 株式会社アドバンテスト 繰り返し周波数制御装置
US8718108B2 (en) 2010-12-27 2014-05-06 Advantest Corporation Repetition frequency control device
CN102890461A (zh) * 2012-10-12 2013-01-23 广东易事特电源股份有限公司 多ups并机同步控制系统
CN102890461B (zh) * 2012-10-12 2014-07-16 广东易事特电源股份有限公司 多ups并机同步控制系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0862248A (ja) 容量型加速度センサ
JPH05149982A (ja) 電力検出器
JPH07311228A (ja) 位相差検出回路
JP2637212B2 (ja) 固定値のインダクタンスに対する可変インダクタンスを評価する回路
JP2962244B2 (ja) Pcbの受動素子分離測定回路
JPH07146717A (ja) 位相差検出回路の補正方法および位相差検出回路
JP3958255B2 (ja) 発電機における位相同期検出回路
JPH04109174A (ja) インピーダンス測定装置
JPH0862261A (ja) 電子式電力量計の誤差補正装置
JP4164274B2 (ja) インピーダンス測定用自動平衡回路
KR101931440B1 (ko) 각도 변위 측정용 저면적 위상 보정 회로
JP2003315395A (ja) ベクトル・ネットワーク・アナライザおよびその位相測定方法
JPH055505Y2 (ja)
JPH0351748Y2 (ja)
JP2633637B2 (ja) 対称分保護リレー
JP3208429B2 (ja) 復調器およびそれを用いた変位測定器
JP2002243501A (ja) エンコーダ出力信号の自動調整装置
JPH0367228B2 (ja)
JPH0258951A (ja) 位相検波装置
JPH0854475A (ja) 金属検出装置
JPS6039552A (ja) 渦流探傷装置
JPH08126187A (ja) ディジタル形保護継電器の保護方法
JPS62168420A (ja) 入力回路
JPS58127172A (ja) 浮遊容量を抑圧した電路の絶縁抵抗測定装置
JPS62237364A (ja) 同期検出回路