JP2003315395A - ベクトル・ネットワーク・アナライザおよびその位相測定方法 - Google Patents

ベクトル・ネットワーク・アナライザおよびその位相測定方法

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JP2003315395A
JP2003315395A JP2002119240A JP2002119240A JP2003315395A JP 2003315395 A JP2003315395 A JP 2003315395A JP 2002119240 A JP2002119240 A JP 2002119240A JP 2002119240 A JP2002119240 A JP 2002119240A JP 2003315395 A JP2003315395 A JP 2003315395A
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幸生 飯田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】位相比較範囲が180度の位相比較器を用いた
位相差の測定範囲を360度にまで拡張して実用性を高
める。 【解決手段】第1の位相比較器9は、第1の基準信号1
を被測定回路5に印加して生じた反射波Bと第1の基準
信号1とを位相比較し両者の位相差信号を出力する。第
2の位相比較器11は、第1の基準信号1と位相が直交
関係にある第2の基準信号2と反射波Bとを位相比較し
両者の位相差信号を出力する。処理部13は、両位相差
信号に基づいて、360度の範囲で反射波の位相を測定
する。その際、例えば、処理13は、第1の位相比較器
9により得られた位相差情報の符号を第2の位相比較器
11の出力の符号に基づいて決定する。処理部13は、
両位相差信号の各々の線形な部分を選択して利用するこ
とも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡易的な構成を有
するベクトル・ネットワーク・アナライザおよびその位
相測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ベクトル・ネットワーク・アナライザ
(以下、VNA)は、一般に、高周波のインピーダンス
(振幅および位相)を測定する機器である。従来、VN
Aを簡易的に構成する方法として、図12に示すよう
に、ログアンプ(Log Amp)7及び8と位相比較器9と
加算器10を用いて、基準信号1とこの基準信号の被測
定回路(Device Under Test)5による反射波との位相差
および振幅比を測定する方法がある。アナログデバイセ
ス社のAD8302,RF/IF Gain and Phase Detector
は、図12中のログアンプ7及び8と位相比較器9と加
算器10を1チップにした集積回路であり、VNAとし
ての用途を想定している。
【0003】以下に、図12のVNAの動作を説明す
る。
【0004】基準信号1をスプリッタ3で分岐した一方
を方向性結合器4を通して被測定回路5に入射する。入
射波の一部は被測定回路5で反射するので、この反射波
を方向性結合器4で取りだして一方のログアンプ8に入
力する。スプリッタ3で分岐したもう一方の基準信号は
他方のログアンプ7に入力する。ここで、ログアンプ7
と8は入力を増幅する働きと、信号強度を対数に変換す
る働きがある。図ではログアンプを示すブロックの上辺
からの出力が対数変換された出力であり、右辺からの出
力が(振幅制限)増幅された出力である。
【0005】ログアンプ7と8で増幅された反射波と基
準信号は位相比較器9で位相比較されて、その出力端子
に、位相差に比例した位相差電圧が出力される。この位
相差電圧はADコンバータ12でデジタル値に変換さ
れ、処理部13にて位相差に変換される。
【0006】ログアンプ7と8で夫々に対数変換された
反射波と基準信号の信号強度は、反射波の信号強度から
基準信号の信号強度を加算器10で減算されて、その出
力端子に、反射波と基準信号の振幅比に比例した振幅比
電圧が出力される。振幅比電圧はADコンバータ12で
デジタル値に変換され、処理部13にて対数の電圧値か
ら真数の振幅比に変換される。
【0007】VNAでは一般的に、測定した振幅比と位
相差すなわち測定反射係数Γmの値から、式(1)に示
すように各種の誤差補正を行なって反射係数Γを求めて
いる。
【0008】
【数1】 式(1)において、Edは方向性結合器に関する誤差係
数、Esは測定基準面のインピーダンスに関する誤差係
数、Erは反射波の伝送損失に関する誤差係数であり、
測定に先だって式(2)により事前に求めておく。
【0009】
【数2】 式(2)においてΓ1、Γ2、Γ3は校正標準器の既知
の反射係数であり、校正標準器のこれらの反射係数を実
際に測定して得られた測定反射係数値がΓ1m,Γ2
m、Γ3mである。このような誤差補正はVNAを使用
する際に一般的に行なわれておりキャリブレーションと
呼ばれている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図12の位相比較器9
は、数100kHzから数GHzまでの広帯域で位相差
を検出するためにアナログ乗算器や排他的論理和等の回
路が用いられていて、これらの回路は広帯域である反
面、図3に示すように位相比較範囲が180度までしか
なく、VNAがキャリブレーションを実行するために必
要な360度の範囲での反射係数を測定できないという
欠点がある。このため、従来例の簡易的なVNAでは誤
差補正を実行することができずに不正確な測定しか行な
えないという欠陥があった。
【0011】本発明は、このような背景の下になされた
ものであり、位相比較範囲が180度の位相比較器を用
いた位相差の測定範囲を360度にまで拡張して実用性
を高めることができる、簡易的な構成を有するベクトル
・ネットワーク・アナライザおよびその位相測定方法を
提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によるベクトル・
ネットワーク・アナライザは、位相の直交する第1と第
2の基準信号を発生する基準信号源と、少なくとも1個
の位相比較器とを具備し、前記第1の基準信号を被測定
回路に印加して生じた反射波と前記第1基準信号とを位
相比較器で位相比較した第1の位相差情報と、前記反射
波と前記第2の基準信号とを位相比較器で位相比較した
第2の位相差情報を用いて、360度の範囲で反射波の
位相を測定することを特徴とする。
【0013】より具体的には、本発明によるベクトル・
ネットワーク・アナライザは、位相の直交する第1およ
び第2の基準信号を発生する基準信号源と、前記第1の
基準信号を被測定回路に印加して生じた反射波と前記第
1の基準信号とを位相比較し両者の位相差信号を出力す
る第1の位相比較器と、前記反射波と前記第2の基準信
号とを位相比較し両者の位相差信号を出力する第2の位
相比較器と、前記第1および第2の位相比較器の両位相
差信号に基づいて、360度の範囲で前記反射波の位相
を測定する処理手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】このように第1の基準信号と位相が直交す
る第2の基準信号を用いてこの第2の基準信号と反射波
との位相差信号を得ることにより、単独では180度の
範囲での反射波の位相しか測定できなくても、2つの位
相差信号を総合的に判断することにより360度の範囲
で反射波の位相を測定することが可能となる。例えば、
前記処理手段は、前記第1の位相比較器により得られた
位相差情報の符号を前記第2の位相比較器の出力の符号
に基づいて決定することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0016】図1に、本発明のベクトル・ネットワーク
・アナライザ(VNA)の第1の実施の形態に係る構成
例を示す。このVNAの構成が図12の従来構成と比べ
て大きく異なる点は、第1の基準信号1と位相が直交し
た第2の基準信号2を用いていることである。直交する
2波の基準信号1,2はダイレクトデジタルシンセサイ
ザ(以下DDS)を用いて発生することが可能であり、
そのような信号源16は例えばアナログデバイセス社の
AD9854,CMOS 300MSPS quadrature complete DDS
のような直交関係にある2個の信号発生器を1チップに
した集積回路で容易に実現できる。
【0017】第1の基準信号1をスプリッタ3で分けた
一方を方向性結合器4を通して被測定回路5に入射す
る。被測定回路5で反射した反射波Bを方向性結合器4
で取りだしてログアンプ8に入力する。スプリッタ3で
分けたもう一方の第1の基準信号Aはログアンプ7に入
力する。第2の基準信号2である基準信号Cはログアン
プ6に入力する。ここで、ログアンプ6,7,8は、図
12について説明したと同様、入力を増幅する働きと、
信号強度を対数に変換する働きがある。ログアンプ6の
対数変換出力は利用しないが、ログアンプ7,8と同様
の条件で振幅制限増幅出力を得るためにのみ用いてい
る。
【0018】ログアンプ7と8で夫々に対数変換された
反射波と第1の基準信号の信号強度は加算器10で減算
されて反射波と第1の基準信号の振幅比に比例した振幅
比電圧が出力される。振幅比電圧はADコンバータ12
でデジタル値に変換され、処理部13にて対数の電圧値
から真数の振幅比に変換される。ログアンプ6と7と8
で増幅された、反射波Eと第1の基準信号Dは位相比較
器9で位相比較され、同様に反射波Eと第2の基準信号
Fは位相比較器11で位相比較される。各位相比較器
9,11の出力電圧はADコンバータ12でデジタル値
に変換され、処理部13に送られる。
【0019】位相比較器9から出力される、反射波と第
1の基準信号の位相差電圧は図3に示したように偶関数
であり、位相差電圧(図の縦軸)が求められても、これ
に対応する位相差は一意に定まらない。これに対して、
位相比較器11から出力される、反射波と第2の基準信
号の位相差電圧は図4に示すように奇関数であり、位相
差電圧(図の縦軸)が正か負かで、位相差が正か負かを
判定できる。
【0020】なお、図4における横軸上の「位相差」
は、図3と同じく、第1の基準信号と反射波との位相差
であることに留意されたい。
【0021】図2に、図1の本実施の形態に係る各部の
概略の信号波形の例を示す。図から分かるように、基準
信号Bは基準信号Aに対して位相が90度ずれている。
基準信号Aと反射波Bとはx度の位相差があり、反射波
Bは基準信号Aに比べて振幅が減衰している。波形D,
E,Fはそれぞれ信号A,B,Cの位相を反映したログ
アンプ7,8,6から出力される矩形波を示している。
【0022】本実施の形態における位相判定方法につい
て、図5にフローチャートにより説明する。まず、第1
の基準信号による位相差電圧から180度の範囲で位相
を求める(S11)。次に、第2の基準信号による位相
差電圧の符号をチェックする(S12)。この符号が正
であれば、当該位相差電圧に対応する位相が正であると
判断する(S14)。符号が負であれば、当該位相差電
圧に対応する位相が負であると判断する(S13)。例
えば、第1の基準信号による位相差電圧が0Vのとき、
図3から位相差は+90度又は−90度のどちらかにな
るが、第2の基準信号による位相差電圧が正ならば+9
0度、負であれば−90度であると判断できる。
【0023】なお、信号源16の第1および第2の基準
信号は所定の周波数範囲内で掃引しながら測定を行って
もよい。
【0024】ところで、位相比較器の検出電圧が図3に
示したように線形ならば図5の判定法で問題ないが、現
実の位相比較器では図6、図7に示すように非線形で誤
差の大きい位相領域がある。そこで、第1の実施の形態
の変形例として、第1の基準信号による位相差電圧と第
2の基準信号による位相差電圧を組み合わせて非線形な
位相領域を除外する方法を説明する。この方法の処理手
順を、図8のフローチャートに示す。
【0025】先ず、図5の手法により、第1の基準信号
による位相差電圧から360度の範囲で位相を求める。
その結果が−135度以上で−45度以下すなわち図6
の左側線形部分601(S22)、若しくは45度以上
で135度以下すなわち図6の右側線形部分602なら
ば(S23)、求められた位相を選択する。それ以外の
場合は、第2の基準信号による位相差電圧から求められ
た位相を選択する(S24)。すなわち、第2の基準信
号による位相差電圧から360度の範囲で位相を求める
には、第1の基準信号による位相差電圧が負の場合、第
2の基準信号による位相差電圧は図7の中央部分701
を利用する。第1の基準信号による位相差電圧が正の場
合は第2の基準信号による位相差電圧が正ならば図7の
右端線形部分702、負ならば左端線形部分703を利
用する。
【0026】次に図9に、本発明のVNAの第2の実施
の形態に係る構成例を示す。図1と比較して分かるよう
に、本実施の形態は、第1の実施の形態における位相比
較器11を省略して、位相比較器9をログアンプ6,7
の両出力に共用するものである。そのために、ログアン
プ6,7の両出力を選択的に位相比較器9に供給するス
イッチ18を設けている。ログアンプ8で増幅された反
射波とログアンプ7で増幅された第1の基準信号とを位
相比較する場合は、スイッチ18でログアンプ7側を選
択して、位相比較器9で位相比較する。同様に反射波と
第2の基準信号とを位相比較する場合は、スイッチ18
でログアンプ6側を選択して、位相比較器9で位相比較
する。他の構成および動作は、第1の実施の形態と同様
である。すなわち、位相差を360度の範囲で判定する
方法自体は第1の実施の形態で示した判定法と変わらな
い。
【0027】この第2の実施の形態では、第1の基準信
号と第2の基準信号とで共通の位相比較器9を使用する
ことにより、異なる位相比較器による誤差を除外するこ
とが可能となる。
【0028】次に図10に、本発明のVNAの第3の実
施の形態に係る構成例を示す。本実施の形態において
は、第1の実施の形態における位相比較器11を省略す
るだけでなく、ログアンプ6も省略する。そのために、
スイッチ17を設けて、第2の基準信号とスプリッタ3
のログアンプ7側出力とを選択的にログアンプ7に供給
するようにしている。振幅比を測定する場合は、スイッ
チ17で第1の基準信号を選択する。ログアンプ7と8
で夫々に対数変換された反射波と第1の基準信号の信号
強度は、加算器10で減算されて反射波と第1の基準信
号の振幅比に比例した振幅比電圧が出力される。反射波
と第1の基準信号とを位相比較する場合は、スイッチ1
7で第1の基準信号を選択して、位相比較器9で位相比
較する。同様に反射波と第2の基準信号とを位相比較す
る場合はスイッチ17で第2の基準信号を選択して、位
相比較器9で位相比較する。他の構成および動作は、上
記の実施の形態と同様である。位相差を360度の範囲
で判定する方法自体は第1の実施の形態で示した判定法
と同じである。
【0029】この第3の実施の形態では、第1の基準信
号と第2の基準信号とで共通のログアンプ7と位相比較
器9を使用するので、ログアンプと位相比較器のばらつ
きによる誤差を除外することが可能となる。
【0030】次に図11により、本発明のVNAの第4
の実施の形態に係る構成例を説明する。本実施の形態の
構成は基本的には図1に示した構成と同じであるが、位
相比較器14と移相器15とを追加した点で異なる。位
相比較器14はログアンプ6、7の両出力を受け、その
位相差を示す信号を出力する。移相器15は、ログアン
プ6に入力される第2の基準信号の信号経路内に挿入さ
れ、位相比較器14の出力に応じて移相量がフィードバ
ック制御されるようになっている。すなわち、当該位相
差が正確に90度になるように移相器15が動作する。
他の構成および動作は、上記の実施の形態と同様であ
る。なお、移相器15自体は既存のものを利用すること
ができるので、ここではその内部構成について詳述しな
い。移相器15は、第2の基準信号の経路内に挿入した
が、第1の基準信号の信号経路内に挿入するようにして
もよい。
【0031】この第4の実施の形態では、第1の基準信
号と第2の基準信号との位相差が正確に90度になるよ
うに保証することが可能となる。これによって、配線の
長さの違いによる位相ずれなどを補正することができる
ので、配線上の制約が緩和される。
【0032】上記各実施の形態によれば、集積化された
ログアンプ、位相比較器、DDSを用いて、簡易的であ
りながらキャリブレーションを実行できる正確なVNA
を小型で廉価に構成することが可能になる。したがっ
て、このようなVNAの一つの応用例として、例えば携
帯電話機のような無線通信機器に内蔵することで、アン
テナの設置状態によって変化する反射係数を測定して整
合状態を補正することが可能になる。これにより、無線
通信機器内のアイソレータを除去し、装置の小型化およ
び低損失化を図ることができる。また、直交関係の基準
信号の信号源として機器内の既存の部品を利用すること
も可能である。
【0033】但し、本発明のVNAの用途は無線通信機
器に限るものではなく、高周波の部品や回路、ネットワ
ーク(例えば、ローカルエリアネットワーク)などのイ
ンピーダンス測定にも利用することができる。
【0034】以上、本発明の好適な実施の形態について
説明したが、種々の変形、変更が可能である。例えば、
種々の実施の形態や変形例を示したが、可能な範囲でそ
れらを互いに組み合わせて使用することが可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明のベクトル・ネットワーク・アナ
ライザおよびその位相測定方法によれば、位相比較範囲
が180度の位相比較器を用いた位相差の測定範囲を3
60度にまで拡張することができるので、その実用性を
高めることができる。また、構成が比較的簡易なので、
装置が安価かつ小型となり、他の装置に組み込んで使用
するような用途にも適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベクトル・ネットワーク・アナライザ
(VNA)の第1の実施の形態に係る構成例を示す回路
ブロック図である。
【図2】図1の実施の形態に係る各部の信号波形の例を
示す波形図である。
【図3】図1の位相比較器11および図12の位相比較
器9から出力される、反射波と第1の基準信号の位相差
電圧と位相差との関係を示すグラフである。
【図4】図1の位相比較器11から出力される、反射波
と第2の基準信号の位相差電圧と位相差との関係を示す
グラフである。
【図5】本発明の第1の実施の形態における位相判定方
法の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】非線形の位相領域を有する図3対応の波形図で
ある。
【図7】非線形の位相領域を有する図4対応の波形図で
ある。
【図8】本発明の第1の実施の形態の変形例における位
相判定方法の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明のVNAの第2の実施の形態に係る構成
例を示す回路ブロック図である。
【図10】本発明のVNAの第3の実施の形態に係る構
成例を示す回路ブロック図である。
【図11】本発明のVNAの第4の実施の形態に係る構
成例を示す回路ブロック図である。
【図12】従来の簡易的構成のベクトル・ネットワーク
・アナライザの構成を示す回路ブロック図である。
【符号の説明】
1,2…基準信号、3…スプリッタ、4…方向性結合
器、5…被測定回路、6,7,8…ログアンプ、9,1
1…位相比較器、10…加算器、12…ADC、13…
処理部、15…移相器、17,18…スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G028 AA01 CG15 CG18 DH05 DH14 FK08 GL02 GL07 MS02 2G030 AA01 AA06 AB03 AD06 AE02 AF03 AG07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】位相の直交する第1および第2の基準信号
    を発生する基準信号源と、 前記第1の基準信号を被測定回路に印加して生じた反射
    波と前記第1の基準信号とを位相比較し両者の位相差信
    号を出力する第1の位相比較器と、 前記反射波と前記第2の基準信号とを位相比較し両者の
    位相差信号を出力する第2の位相比較器と、 前記第1および第2の位相比較器の両位相差信号に基づ
    いて、360度の範囲で前記反射波の位相を測定する処
    理手段とを備えたことを特徴とするベクトル・ネットワ
    ーク・アナライザ。
  2. 【請求項2】前記第1および第2の基準信号を選択的に
    前記第1の位相比較器へ供給するスイッチを備え、前記
    第1の位相比較器を前記第2の位相比較器として共用し
    たことを特徴とする請求項1記載のベクトル・ネットワ
    ーク・アナライザ。
  3. 【請求項3】前記第1の基準信号を増幅した出力信号お
    よび信号強度を対数に変換した出力信号を生成する第1
    のログアンプと、 前記第2の基準信号を増幅した出力信号および信号強度
    を対数に変換した出力信号を生成する第2のログアンプ
    と、 前記反射波を増幅した出力信号および信号強度を対数に
    変換した出力信号を生成する第3のログアンプとを備
    え、 各ログアンプの増幅出力信号を前記第1および第2の位
    相比較器に入力したことを特徴とする請求項1記載のベ
    クトル・ネットワーク・アナライザ。
  4. 【請求項4】前記第1および第2の基準信号を選択的に
    当該第1のログアンプへ供給するスイッチを備え、前記
    第1のログアンプを前記第2のログアンプとして共用し
    たことを特徴とする請求項3記載のベクトル・ネットワ
    ーク・アナライザ。
  5. 【請求項5】前記第1および第2のログアンプの両出力
    を位相比較し両者の位相差信号を出力する第3の位相比
    較器と、 この第3の位相比較器に出力に基づいて前記第1および
    第2のログアンプの両出力の位相差が90度となるよう
    に前記第1および第2の基準信号のいずれか一方の位相
    を調整する移相器とをさらに備えたことを特徴とする請
    求項3記載のベクトル・ネットワーク・アナライザ。
  6. 【請求項6】前記処理手段は、前記第1の位相比較器に
    より得られた位相差情報の符号を前記第2の位相比較器
    の出力の符号に基づいて決定することを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載のベクトル・ネットワーク・
    アナライザ。
  7. 【請求項7】前記処理手段は、前記第1および第2の位
    相比較器から出力される両位相差信号の各々の線形な部
    分を選択して利用することを特徴とする請求項1〜5の
    いずれかに記載のベクトル・ネットワーク・アナライ
    ザ。
  8. 【請求項8】位相の直交する第1と第2の基準信号を発
    生する基準信号源と、少なくとも1個の位相比較器とを
    具備し、前記第1の基準信号を被測定回路に印加して生
    じた反射波と前記第1基準信号とを位相比較器で位相比
    較した第1の位相差情報と、前記反射波と前記第2の基
    準信号とを位相比較器で位相比較した第2の位相差情報
    を用いて、360度の範囲で反射波の位相を測定するこ
    とを特徴とするベクトル・ネットワーク・アナライザ。
  9. 【請求項9】ベクトル・ネットワーク・アナライザの位
    相測定方法であって、 第1の基準信号を被測定回路に印加して生じた反射波と
    第1の基準信号とを位相比較し第1の位相差情報を求め
    るステップと、 前記第1の基準信号と位相の直交する第2の基準信号と
    前記反射波とを位相比較し第2の位相差情報を求めるス
    テップと、 前記第1の位相比較器により得られた位相差情報の符号
    を前記第2の位相比較器の出力の符号に基づいて決定す
    るステップとを備え、 前記第1および第2の位相差情報に基づいて、360度
    の範囲で前記反射波の位相を測定することを特徴とす
    る、ベクトル・ネットワーク・アナライザの位相測定方
    法。
  10. 【請求項10】前記第1および第2の位相差情報を求め
    るために同一の位相比較器を共用する場合、前記第1の
    基準信号を前記位相比較器へ供給し、ついで、前記第2
    の基準信号を前記位相比較器へ供給することを特徴とす
    る請求項9記載の、ベクトル・ネットワーク・アナライ
    ザの位相測定方法。
  11. 【請求項11】前記第1および第2の基準信号を増幅し
    た出力信号および信号強度を対数に変換した出力信号を
    生成するために同一のログアンプを共用する場合、前記
    第1の基準信号を前記ログアンプへ供給し、ついで、前
    記第2の基準信号を前記ログアンプへ供給することを特
    徴とする請求項10記載の、ベクトル・ネットワーク・
    アナライザの位相測定方法。
  12. 【請求項12】前記第1および第2の基準信号を増幅し
    た出力信号および信号強度を対数に変換した出力信号を
    生成するための第1および第2のログアンプの両出力を
    位相比較し両者の位相差情報を求めるステップと、 この位相差情報に基づいて前記第1および第2のログア
    ンプの両出力の位相差が90度となるように前記第1お
    よび第2の基準信号のいずれか一方の位相を調整するス
    テップとをさらに備えたことを特徴とする請求項9記載
    の、ベクトル・ネットワーク・アナライザの位相測定方
    法。
  13. 【請求項13】前記第1および第2の位相差情報の各々
    の線形な部分を選択して利用するステップをさらに備え
    たことを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載
    の、ベクトル・ネットワーク・アナライザの位相測定方
    法。
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