JPH0821072B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0821072B2
JPH0821072B2 JP60157796A JP15779685A JPH0821072B2 JP H0821072 B2 JPH0821072 B2 JP H0821072B2 JP 60157796 A JP60157796 A JP 60157796A JP 15779685 A JP15779685 A JP 15779685A JP H0821072 B2 JPH0821072 B2 JP H0821072B2
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序でこの発明を説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段(第1図) F 作用 G 実施例 G1ビデオテックス画像作成装置の説明(第2図) G2小領域画像除去処理の説明(第3図〜第7図) G3同上(第8図以下) H 発明の効果 A 産業上の利用分野 この発明は例えばビデオテックス画像作成装置におい
て、ビデオテックス画像データにエンコードする前のデ
ータ削減処理をする場合に適用して好適な小領域画像除
去機能を有する画像処理装置に関する。
B 発明の概要 この発明は例えばビデオテックス画像作成装置におい
て、ビデオテックス画像データにエンコードする前のデ
ータ削減処理をする場合に適用して好適な画像処理装置
に関し、特に特定領域内に存在する小領域画像を除去す
るに際し、除去すべき領域をこの小領域画像が接する他
の領域の画像の色に変換することによって、この小領域
画像を現入力画像の特徴を損なうことなく除去できるよ
うにしたものである。
C 従来の技術 コンピュータ技術と通信技術とを融合させた双方向画
面情報通信システム、すなわちビデオテックスが知られ
ている。
このビデオテックスの表示方式は、いくつか知られて
いるが、その一つとして例えばNAPLPS方式がある。この
方式は図形の情報は後述するような幾何図形コマンドで
表現して、これをコード化するものである。
NAPLPS方式のコードには大きく分けて制御セットと図
形セットがあり、図形セットは英字、数字、記号などの
基本キャラクタセット、図形記述命令であるPDIセッ
ト、その他からなる。
NAPLPS方式の特徴はこのPDIセットにあり、これは画
像の構成要素を点、線、弧、四角形、多角形の5つの基
本的幾何図形に分けて記述し、大きさや位置、座標、色
彩は数値で指定して表示するものである。
そして、このPDIセットには次のような6種類のジオ
メトリック・グラフィック・プリミティブと呼ぶ作図命
令がある。
POINT:点を打つ LINE:線を引く ARC:円弧を描く RECTANGLE:矩形を描く POLYGON:多角形を描く INCREMENTAL:小さな図形で描く 画像データは、原画像がこのPDIセットの図形コード
及びその属性コードや制御コード、また制御セットのコ
ードに描画作業順に時系列データとしてコード変換され
たもので、デコード時はその時系列の順番にコードがデ
コードされて画像が描画されて再現される。
このNAPLPS方式によれば、1ドット毎にコード化して
伝送するものに比べて、伝送画像情報量を大幅に削減す
ることができ、伝送効率の高い画像伝送ができるととも
に位置座標のデータは縦方向、横方向における相対座標
であるので端末側の解像度に応じたきめ細かさで画像が
表示されるという特長がある。
D 発明が解決しようとする問題点 ところで、ビデオカメラやVTRなどから得た入力画像
信号をデジタル化して形成された画像データを、上述し
たようなNAPLPSコードに変換する場合、PDIコード、例
えばPOLYGONやINCREMENTALなどの作図命令コードを使用
すると、画像データ中に含まれる小領域画像データのコ
ーディングが比較的面倒なため、その変換コード量とし
ては数バイト必要となり、一つの入力画像信号をコード
化するには30〜60Kバイトの容量を必要とする。
このような問題点を解決するためには、完成画像のコ
ード量を2〜8Kバイトに抑えるのが好ましい。すなわ
ち、入力画像信号になんらかの前処理を施してそのコー
ド量を削減することにより、NAPLPSコード化に適した画
像データに変換する必要がある。
しかし、従来の画像処理装置では、そのようなデータ
処理はなされていない。
そこで、この発明ではこのような従来の問題点を解決
したものであって、NAPLPSコードなどのビデオテックス
画像データに変換する場合に、入力画像に存在する小領
域画像を除去して、変換コード量を削減すると共に、除
去すべき小領域画像を、この画像が接する他の領域の画
像の色に変換するようにして、現入力画像の特徴を損う
ことなく、画像変換できるようにしたものである。
E 問題点を解決するための手段 上述の問題点を解決するために、本発明によれば、デ
ィジタル画像信号を記憶するフィールドメモリを含む画
像作成装置の画像処理装置であって、 上記ディジタル画像に含まれる小領域画像を除去する
ために、除去すべき小領域画像を決定する手段と、 該除去すべき小領域画像内の全画素に対して順次処理
点を設定し、該処理点から小領域画像の境界までの距離
と境界外周の画素の色を全外周にわたって検出し、上記
境界外周の画素の各々について或る定数を上記距離で除
した値を算出し、同じ色の画素についてこれらの値の総
和を計算し、その総和が最大である外周画素の色をその
処理点の画素の色に決定する手段と、 を具備することを特徴とする画像処理装置を提供する。
F 作用 この構成において、小領域画像除去手段(2)では、
次のようなデータ処理が実行される。
すなわち、カーソルで特定された領域内に存在する小
領域画像に対し、その外周を追跡して、その外周に最も
多く現れた色を検出し、小領域画像の色を上述の検出色
のいずれかに変換することによって、小領域画像を除去
する。
小領域画像の色を他の色で変換する場合、この小領域
画像に接する領域の画像の色に変換したので、現入力画
像の特徴を損なうことなく、画像処理が可能となり、ま
たこの画像処理によって画像データのコード量を従来よ
りも大幅に削減することができる。
G 実施例 G1ビデオテックス画像作成装置の説明 第1図はこの発明の要部の構成の一例を示すもので、
(1)はビデオRAM、(2)は小領域画像処理手段、
(3)はディスプレイ、(4)はディスプレイコントロ
ーラ、(5)はビデオRAM(1)のアドレスをディス
レイ(3)の画面上のカーソル位置に応じて指定できる
座標入力手段、(6)はバッファRAM、(7)はビデオR
AM(1)及びバッファRAM(6)のメモリコントロール
手段である。
第2図はこの発明装置をビデオテックス画像作成装置
に適用した場合の一例で、この例では装置は入力カラー
画像情報を1画面分毎のデータに変換するフレームデー
タ作成部(100)と、その1画面分毎のデータからビデ
オディスク画像データを作成するビデオテックス装置部
(200)とからなる。
フレームデータ作成部(100)において、(101)はア
ナログカラービデオ信号の入力端子で、ビデオカメラ、
VTR、ビデオディスク等のカラービデオ信号の発生源(1
0)からのNTSCカラービデオ信号がこの入力端子(101)
を通じてNTSCデコーダ(102)に供給されてデコードさ
れ、3原色信号R,G,Bとしてこれより得られる。
また(103)は3原色信号R,G,Bの入力端子で、マイク
ロコンピュータ等の画像情報作成装置よりの3原色ビデ
オ信号R,G,Bの発生源(20)からこの入力端子(103)を
通じてフレームデータ作成部(100)にこの3原色信号
が入力される。
そして、NTSCデコーダ(102)からの3原色信号と入
力端子(103)からの3原色信号が入力選択回路(104)
によって選択されて取り出され、その選択出力がA/Dコ
ンバータ(105)に供給される。このA/Dコンバータ(10
5)においては1サンプル毎に3原色信号R,G,Bを夫々4
ビットのデータとして1サンプル(1ドット)を12ビッ
トのデジタル信号に変換する。この12ビットのデジタル
信号はフィールドメモリ(106)に供給されて1フィー
ルド分ずつこのメモリ(106)に書き込まれる。
このフィールドメモリ(106)の書き込み及び読み出
しは後述するようにビデオテックス装置部(200)のマ
イクロコンピュータ(201)からの指令により行われる
ものである。また、入力選択回路(104)の切り換えも
同様にビデオテックス装置部(200)側からのコマンド
により行われるようにされている。(108)はそのタイ
ミングをコントロールするためのタイミングコントロー
ル回路である。
したがって、フィールドメモリ(106)からは1フィ
ールド単位の信号が得られ、これがD/Aコンバータ(10
7)によりアナログ3原色信号R,G,Bに戻され、これがビ
デオテックス装置部(200)のセレクタ(231)を通じて
モニタ受像機(230)に供給されてその画像が画面に映
出される。
ビデオテックス装置部(200)においてはマイクロコ
ンピュータ(201)が設けられる。
即ち、(202)はそのCPUであり、(203)は後述する
ようなデータ処理のプログラムが記憶されているROMで
あり、また(204)はワークエリア用のRAMである。さら
に(205)はデータバスである。
また、(211)はフレームデータ作成部(100)からの
1ドット12ビットのデジタルデータを取り込むためのバ
ッファRAMである。
(212)はこのバッファRAM(211)に取り込まれた1
画面分のデータに対し、後述するようにして作成された
16色のカラーパレットによって各ドットの色を表すデー
タに変換された変換デジタルビデオデータが記憶される
ビデオRAMである。この場合、このビデオRAM(212)に
はフレームデータ作成部(100)よりのビデオデータの
他に、このビデオデータに対し操作者の意図する処理を
なすための複数のコマンドをメニュー表として画面上に
表すためのメニューデータが記憶されている。なお、こ
のコマンドメニューはコマンドをタブレット(216)で
選択するときのみ画面上に表れるようにされており、通
常はほぼ画面全体にデータ画像が表される。
(213)はこのビデオRAM(212)のコントローラであ
り、夫々データバス(205)と接続されている。
(214)はカラーパレットメモリで、これには後述す
るようにして設定された16色のビデオデータ、即ち3原
色信号R,G,Bが夫々4ビットのデジタル信号で表現され
るデータが16色分記憶されている。
また、(215)はビデオRAM(212)に記憶されている
変換デジタルビデオデータから幾何図形コード及びその
属性コードからなるNAPLPSのPDIコードに変換されたデ
ータを記憶するRAMである。
(216)は外部入力装置としてのタブレットで、この
タブレット(216)はモニタ受像機(230)の画面上の位
置を指定する座標入力装置である。この座標入力装置と
してはいわゆるマウスその他の入力装置であつてもよ
い。
このタブレット(216)で前述のコマンドメニューの
一つのコマンドを選択すれば、そのコマンドが実行され
るようにされるものである。即ち、ビデオRAM(212)の
アドレスをこのタブレット(216)上でスタイラスによ
って指定することができるようにされており、スタイラ
スで指定した画面上の位置はカーソルにより画面中に表
示される。このタブレット(216)はインターフェース
(221)を介してデータバス(205)に接続されている。
(217)はフロッピーディスクで、RAM(215)に記憶
されている1画面分毎のNAPLPSのコードを記憶してお
き、またこれから読み出すことができるようにされてい
るもので、これもインターフェース(222)を介してデ
ータバス(205)と接続されている。
(218)はモデムであり、RAM(215)のNAPLPSのコー
ドを変調して、例えば電話線を通じて送信するようにす
るもので、これもインターフェース(223)を介してデ
ータバス(205)と接続されている。
そして、(220)はフレームデータ作成部(100)から
の1画面分のデジタルビデオデータを取り込むためのイ
ンターフェースであり、これを通じてデータバス(20
5)に供給されたビデオデータはバッファRAM(211)に
生データとして先ず取り込まれる。
以上のように構成されるビデオテックス装置におい
て、先ずフレームデータの作成部(100)のフィールド
メモリ(106)よりビデオテックス装置(200)におい
て、タブレット(216)によりメニュー上で選択された
指令に応じて1画面分のビデオデータがインターフェー
ス(220)を介してデータバス(205)に取り込まれる。
こうして取り込まれたデータはバッファRAM(211)に
転送されて一時ストアされる。
そして、このバッファRAM(211)に取り込まれたデー
タから各ドット毎の色の出現頻度がROM(203)のプログ
ラムに従って求められ、その頻度数の高い色から順に上
位16色のデジタルビデオデータ(12ビット)がカラーパ
レットメモリ(214)に書き込まれる。
こうして、カラーパレットメモリ(214)に記憶され
た全画面の画像データから自動的に選ばれた16色のデー
タによってバッファRAM(211)の生データの各ドットの
色が再色付けされる。
この場合、各ドットの情報がバッファRAM(212)のビ
デオデータの元の色に対し最も近いカラーパレットメモ
リ(214)の16色の内の1色のデータに変換され、その
変換テーブルのデータがビデオRAM(212)に各ドットの
データとして書き込まれる。即ち、このビデオRAM(21
2)に記憶されるデータは12ビットのビデオデータでは
なく、カラーパレットメモリ(214)のその変換される
色のビデオデータのアドレスデータ(4ビット)であ
る。
そして、タブレット(216)において、モニタ受像機
(230)の画面上に表示されたコマンドメニューにおい
てタブレット(216)でこの再色付けした画像を表示す
るコマンドを選定したときは、選択回路(231)が図の
状態とは逆の状態に切り換えられる。そして、コントロ
ーラ(213)の制御に従ってビデオRAM(212)より水平
及び垂直方向に順次各ドットの色指定のためのアドレス
データが読み出され、そのアドレスデータによりカラー
パレットメモリ(214)より選定された色データ(即ち
3原色信号R,G,Bが4ビットで表された信号)が得ら
れ、これがD/Aコンバータ(233)によってアナログ信号
に戻され、このアナログ3原色信号R,G,Bが選択回路(2
31)を介してモニタ受像機(230)に供給されて、その
画面に再色付け画像が映出される。
G2小領域画像除去処理の説明 こうして作成された再色付け画像データに対し、次の
ようにしてコンピュータ(201)のプログラムにしたが
った小領域画像の除去処理が実行される。
第2図において、(224)はこの処理のための高速処
理回路であり、(225)はバッファRAMである。
ここで、小領域画像とは、同一色で囲まれる領域の絵
素数がN以下の場合を言うものとする。従って、小領域
の孤立画像やノイズも含まれる。Nはユーザが任意に設
定できる。この例では、1≦N≦64の範囲で任意に設定
できるようになっている。
第3図Aはカーソルによって指定された画像データ
(入力画像領域として示す)の指示領域(11)を示し、
指示領域(11)内に存在する所定の色を持つ複数の領域
(12)〜(16)のうち、小領域画像(14),(16)が存
在する場合、この領域が自動的に検出されたのち除去さ
れる。小領域除去後の入力画像は、第3図Bのようにな
る。
第4図は小画像領域の除去処理の一例を示すフローチ
ャートである。
制御プログラムがスタートし、小領域画像除去処理の
ためのメニューが選択されたことがステップ(20)で判
断されると、画像除去領域の変更、すなわちNの設定変
更の有無がステップ(21)でチェックされ、変更があっ
た場合には、ステップ(23)で再設定され、再設定終了
後又は設定変更がないと、ステップ(23)でカーソルに
よる処理領域が設定される。
カーソルによって処理領域が設定されると、ステップ
(30)でこのカーソルで囲まれる領域内での小領域画像
の除去処理が行われる。
この除去処理ステップ(30)は第5図に示すようなサ
ブルーチンとして構成される。
サブルーチン(30)がコールされると、画像除去領域
内での未処理画像領域が存在するかが、ステップ(31)
でチェックされる。例えば、第3図Aに示すように複数
の領域(12)〜(16)が存在する場合には各領域毎に、
画像領域の処理の有無がチェックされ、未処理の画像領
域が存在する場合には、ステップ(32)でその領域内の
絵素数がカウントされ、ステップ(33)でカウント数n
の大小が判別される。
カウント数nがN以下である場合には、その領域を小
領域画像とみなし、ステップ(40)のサブルーチンで外
周追跡処理及び変換色指定処理が実行される。変換色が
指定されると、ステップ(35)でその処理領域の色を指
定された色に変換処理してから、ステップ(36)で処理
済みフラグをセットし、そののちステップ(31)に戻っ
て再度同様な処理が未処理領域がなくなるまで実行され
る。
第6図は外周追跡処理及び変換色指定処理のためのサ
ブルーチン(40)を示す。
まず、ステップ(41)において、処理領域における外
周追跡のスタート点が決定される。スタート点は、処理
領域が接する水平及び垂直走査方向を基準にしてその最
初の座標に設定される。(第7図参照)。
このスタート点Pが決定されると、このスタート点P
を囲む上下左右の4つの絵素領域の同一の色の数がステ
ップ(42)でカウントされる。カウントが終了すると、
外周追跡点Pは第7図の矢印で示す方向に移動し、その
点での色がカウントされる(ステップ(43))。
外周追跡点Pはステップ(44)でスタート点に戻った
かどうかがチェックされ、そうでなければステップ(4
2)に戻り、処理領域の外周の色が順次決定される。外
周追跡点Pがスタート点に戻ると、外周追跡点を囲む色
の内、最も多く現れた色を処理領域の指定色として決定
し(ステップ(45))、第5図のステップ(35)にリタ
ーンする。
これによって、ステップ(35)で処理領域、すなわち
小画像領域の色が上述の指定色に変換されることにな
る。
このような一連の処理で小領域画像は指定された色に
変換され、第3図Aの入力画像は同図Bのような画像に
変換される。すなわち、結果的には、このような画像処
理で小領域画像が除去されると共に、除去された領域の
色が上述の指定色で塗りつぶされたことになる。
G3小領域画像除去処理の他の例の説明 ところで、第8図Aに示すように、小領域画像が他の
画像領域(17)と(18)の間に挟まった状態で存在する
場合で、しかも一方の画像領域(17)に接する長さが他
方の画像領域(18)に接する長さよりも長いときには、
画像領域(17)の色の方が優位に立つため、上述した一
連の画像処理によると、第8図Bに示すような状態に処
理され、非常に不自然な処理結果となってしまう。
このような場合には、同図Cに示すように処理された
方が好ましい。
同図Cに示すような小領域画像の除去処理は、小領域
画像内の1点の絵素(処理点の絵素)の色を、 k:領域境界点に存在するある色の全て A:定数 のように処理点からの小領域画像の境界までの距離の関
数として算出し、領域境界点に存在する色について実行
された色ごとの算出データの総和の大小から処理点の絵
素の色を決定すればよい。算出された色で変換すれば、
第9図の各画像境界に近似した領域が新たに求められる
ので、小領域画像を除去しても、現入力画像の特徴を損
なうことのない画像処理を実現できる。
処理点の色の算出は第10図に示すように、処理点の絵
素を通る水平及び垂直軸と画像領域との交点の距離から
算出してもよい。この簡易型の算出方法は、第9図の処
理よりも雑になるが、第8図Bの処理よりは画像処理の
不自然さがなく、しかもその画像処理は第9図より簡易
化される。
第11図以下の画像処理は、第9図の処理を実現するた
めの具体例である。
この場合の小領域除去のための処理ルーチン(30)は
第11図に示すようになり、第5図の場合と比較すると、
ステップ(50)のサブルーチンが相違するだけである。
このサブルーチン(50)は処理点の色決定処理ステップ
である。
第12図はこのサブルーチン(50)の一例を示し、サブ
ルーチン(50)がコールされると、まず外周追跡による
データテーブル作成の処理ステップ(サブルーチン構
成)(60)に移り、処理点の絵素における色決定と、こ
の絵素と小領域画像の境界までの距離が算出される。
データテーブルの作成が終了すると、ステップ(51)
で小領域画像内の未処理点の有無がチェックされ、未処
理点が存在する場合には、ステップ(70)で上述のデー
タテーブルを使用して処理点の絵素の指定色が決定され
る。このステップ(60)もサブルーチン構成である。
変換色を決定したのちはステップ(52)でその処理点
の絵素の色が上述のステップ(70)で算出された指定の
色に変換されると共に、処理フラグがセットされる。
このような走査が終了すると、第11図のステップ(3
6)に戻る。
第13図に示すサブルーチン(60)では処理点での絵素
の色が演算処理によって指定される。すなわち、ステッ
プ(61)で第7図に示す外周追跡点Pが設定され、ステ
ップ(62)でその外周追跡点Pの色と、この外周追跡点
Pの座標がデータテーブルにセットされる。
次にステップ(63)において、外周追跡点Pを時計方
向に1つ移動させ、ステップ(64)でその移動点が外周
追跡点のスタート点でないことが判断されると、再びス
テップ(62)に戻って移動した外周追跡点Pにおける色
とその座標がデータテーブルにセットされる。
第15図はデータテーブルの一例を示し、外周追跡点の
色と、その点の座標(X,Y座標)が、各外周追跡点ごと
にセットされる。
このようなデータテーブル作成処理が全ての外周追跡
点で実行され、外周追跡点Pがスタート点に戻ると、デ
ータテーブルはエンド・オブ・テーブルとなり、ステッ
プ(51)にリターンする。
第14図はデータテーブルを使用して処理点の絵素の色
を、処理点の座標と外周追跡点の座標から決定する処理
ステップ(70)の一例であって、まずステップ(71)で
ヒストグラムを初期化したのち、ステップ(72)でデー
タテーブルにセットされたデータの有無がチェックさ
れ、データが存在する場合には、スナップ(73)で処理
点の座標と外周追跡点の座標から、処理点とその外周追
跡点の距離が算出されると共に、この距離と常数Aの比
Zが算出される。
この比Zはステップ(74)でヒストグラムにセットさ
れ、セットされるとステップ(72)に戻り、同様の処理
が各外周追跡点ごとに実行されて上述のヒストグラムに
セットされたデータに加算される。この加算は外周追跡
点の同一の色ごとに実行される。従って、このような一
連の処理は、(1)式を算出する処理となる。
さて、上述の比Zは処理点の絵素がどの画像領域に接
近しているかを示すものであるから、処理点の絵素に対
する各画像領域の色における(1)式の算出結果を判断
することによって処理点の絵素の色をどの画像領域の色
に変換すれば、現入力画像の特徴を損なうことなく変換
できるかを知ることができる。
そのため、小画像領域内の全ての絵素に対して上述の
処理を実行したのち、ステップ(75)でヒストグラムの
データ(各色ごとの(1)式のデータ)のうち最大のデ
ータをもつ色がその処理点の絵素の色として使用され
る。
例えば、第9図の任意の絵素Qiについて注目すると、
絵素Qiにおける領域(17)のデータの総和をZ1、領域
(18)のデータの総和をZ2、領域(19)のデータの総和
をZ3とすれば、この絵素Qiは領域(17)に一番接近して
いるので、 Z1>Z3>Z2 のような関係となる。従って、絵素Qiの色は領域(17)
の色に指定される。
このような色変換処理は小領域(14)に含まれる全て
の絵素に対して実行される。
このようなことから、第8図Aに示すような入力画像
の場合には、上述の演算結果により、同図Bの破線より
左側の小領域画像が画像領域(17)の色に塗りつぶさ
れ、右側の小領域画像が画像領域(18)の色に塗りつぶ
されることになるから、上述の小領域画像除去処理を行
うと、同図Cに示すような画像に変換されることにな
る。
従って、第8図Bに示すような不自然な画像処理を大
幅に改善できる。
以上のようにしてビデオRAM(212)にストアされた冗
長データ削減処理後の画像データについてはタブレット
(216)による入力走査によりさらに不用画像部分の塗
りつぶし等のマニュアル修正がなされ、その結果として
の画像データは、マイクロコンピュータ(201)のROM
(203)のプログラムに従って前述した5種類の基本幾
何図形からなる図形コードと色、大きさ及びその座標位
置等を示す属性コードからなるNAPLPS方式のコードにエ
ンコードされ、そのエンコードされたコードがRAM(21
5)に書き込まれる。さらに、場合に応じてインターフ
ェース(222)を通じて、このNAPLPSコードの画像デー
タがデータ画像ファイルとしてフロッピーディスク(21
7)にストアされる。
上述では、入力画像情報をNAPLPSコードに変換する場
合の処理装置に適用したが、入力画像を基本的幾何学図
形に分けて記述するような画像変換処理であればその全
てに適用できる。従って、上述の他にPRESTEL,SEPT,CAP
TENシステムなどのビデオテックス画像処理装置にこの
発明を適用できる。
H 発明の効果 以上説明したように、この発明では入力画像をデジタ
ル化してNAPLPSコードのような所定のビデオテックス画
像データに変換する場合、入力画像情報からカーソルで
指定された画像領域に存在する小領域画像をこれに接す
る画像領域との相互の関係を勘案して除去すると共に、
除去された領域の色をこの小領域画像に接する他の画像
領域の色に対応させて変換するようにしたものである。
そのため、この発明ではNAPLPSコード等に変換する場
合のコード量をこのような処理を行わないときよりも大
幅に削減することができる。これに加えて、現入力画像
の特徴を大幅に損なうことなく小領域画像除去できるか
ら、より自然な状態で画像処理を実現できる。
従って、この発明は上述したNAPLPSコード変換などの
前処理に適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る画像処理装置の一例を示す系統
図、第2図は第1図をさらに具体化したこの発明の要部
の一例を示す系統図、第3図は小画像領域の除去処理の
一例を示す説明図、第4図〜第6図は小画像領域処理動
作の一例を示すフローチャート、第7図は外周追跡操作
の説明図、第8図〜第10図はこの発明の更に他の例の説
明に供する説明図、第11図〜第14図はその場合の小画像
領域除去動作の一例を示すフローチャート、第15図はデ
ータテーブルの一例を示す説明図である。 (1)はビデオRAM、(2)は小領域画像除去のための
処理手段、(3)はディスプレー、(5)は座標入力手
段、(14),(16)は小領域画像、Pは外周追跡点であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/173

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル画像信号を記憶するフィールド
    メモリを含む画像作成装置の画像処理装置であって、 上記ディジタル画像に含まれる小領域画像を除去するた
    めに、除去すべき小領域画像を決定する手段と、 該除去すべき小領域画像内の全画素に対して順次処理点
    を設定し、該処理点から小領域画像の境界までの距離と
    境界外周の画素の色を全外周にわたって検出し、上記境
    界外周の画素の各々について或る定数を上記距離で除し
    た値を算出し、同じ色の画素についてこれらの値の総和
    を計算し、その総和が最大である外周画素の色をその処
    理点の画素の色に決定する手段と、 を具備することを特徴とする画像処理装置。
JP60157796A 1985-07-17 1985-07-17 画像処理装置 Expired - Fee Related JPH0821072B2 (ja)

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