JP2859883B2 - プレゼンテーション用表示装置 - Google Patents

プレゼンテーション用表示装置

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JP2859883B2
JP2859883B2 JP63320891A JP32089188A JP2859883B2 JP 2859883 B2 JP2859883 B2 JP 2859883B2 JP 63320891 A JP63320891 A JP 63320891A JP 32089188 A JP32089188 A JP 32089188A JP 2859883 B2 JP2859883 B2 JP 2859883B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、会議および講演等においてプレゼンテー
ションを行う際に、発表や講演を行う人が用意した原稿
を出席者や聴衆に提示するために使用するプレゼンテー
ション用表示装置に関する。
<従来の技術> 会議および講演等においてプレゼンテーションを行う
ときには、発表や講演を行う人が用意した原稿を、出席
者や聴衆に提示する必要がある。従来、このような原稿
提示を行う場合に使用される原稿提示装置として、テレ
ビ会議システムがある。
第4図は、テレビ会議システムの構成図である。図4
において、11は原稿13の画像を入力するカメラ、12はカ
メラ11から入力された画像を表示するディスプレイであ
る。このディスプレイ12は複数台接続される場合もあ
る。また、ディスプレイ12は小型の場合もあるし、大型
のプロジェクタの場合もある。
<発明が解決しようとする課題> ところが、上述のような原稿提示装置としてのテレビ
会議システムにおいては、原稿はどのようなものでもよ
く、原稿をカメラ11の下に置けば、それが直ちにディス
プレイ12に表示される。従って、オーバーヘッドプロジ
ェクタのように、透明シートに原稿を書く煩わしさはな
い。
しかしながら、原稿は白い紙の上に黒い文字で書かれ
ている場合が多い。そのために、カメラ11にその原稿の
映像を入力すれば、ディスプレイ12には背景が白で文字
の映像が表示されて、上記オーバーヘッドプロジェクタ
の場合と同様に、文字が見えにくいという問題がある。
そこで、この発明の目的は、用意した原稿とは別に提
示用の原稿を作成する必要がなく、指示棒等の指示手
段,文字および図形等の画像が見え易いプレゼンテーシ
ョン用表示装置を提供することにある。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、プ
レゼンテーション用原稿を撮像するカメラと,このカメ
ラからの撮像信号に基づく画像信号に基づいて上記原稿
の画像を表示する原稿表示手段を有するプレゼンテーシ
ョン用表示装置において、上記画像信号を蓄積する画像
メモリと、上記原稿表示手段に表示する画像のカラー情
報を格納する色情報メモリと、上記色情報メモリにおけ
るカーソルのカラー情報を書き込む位置を指定する座標
入力手段と、上記座標入力手段によって指定された上記
色情報メモリの位置に上記カーソルのカラー情報を書き
込むカーソル表示手段と、上記色情報メモリにおける強
調箇所のカラー情報を書き込む位置を指定する強調箇所
指定手段と、上記強調箇所指定手段によって指定された
上記色情報メモリの位置に上記強調箇所のカラー情報を
書き込む強調箇所表示手段と、上記色情報メモリから読
み出されたカラー情報が上記カーソルのカラー情報の場
合はこのカーソルのカラー情報に基づく色を表す画像信
号を上記原稿表示手段に出力し、上記色情報メモリから
読み出されたカラー情報が上記強調箇所のカラー情報の
場合はこの強調箇所のカラー情報に基づく色を表す画像
信号を上記原稿表示手段に出力し、上記色情報メモリか
ら読み出されたカラー情報が上記カーソルのカラー情報
および強調箇所のカラー情報以外の場合には、このカラ
ー情報に対応する上記画像メモリの画像信号によって表
される濃淡情報に応じた色の画像信号を上記原稿表示手
段に出力する色変換手段を備えたことを特徴としてい
る。
また、請求項2係る発明は、請求項1に係る発明のプ
レゼンテーション用表示装置において、上記強調箇所表
示手段によって上記色情報メモリ上に書き込まれた強調
箇所のカラー情報を登録すると共に、上記色情報メモリ
に対して新たな強調箇所のカラー情報が書き込まれた場
合に、既に書き込まれている強調箇所のカラー情報のう
ち上記登録されたカラー情報以外のカラー情報をリセッ
トする手段を備えたことを特徴としている。
<作用> 請求項1に係る発明において、カメラによって原稿が
撮像されて、上記カメラからの撮像信号に基づく画像信
号が画像メモリに入力されて蓄積される。一方、カーソ
ル表示手段によって、座標入力手段により指定された色
情報メモリの位置にカーソルのカラー情報が書き込まれ
る。さらに、強調箇所表示手段によって、強調箇所指定
手段により指定された上記色情報メモリの位置に上記強
調箇所のカラー情報が書き込まれる。
そうすると、色変換手段は、上記色情報メモリから読
み出されたカラー情報が上記カーソルのカラー情報の場
合はこのカーソルのカラー情報に基づく色を表す画像信
号を上記原稿表示手段に出力する。また、上記色変換手
段は、上記色情報メモリから読み出されたカラー情報が
上記強調箇所のカラー情報の場合はこの強調箇所のカラ
ー情報に基づく色を表す画像情報を上記原稿表示手段に
出力する。さらに、上記色変換手段は、上記色情報メモ
リから読み出されたカラー情報が上記カーソルのカラー
情報および強調箇所のカラー情報以外の場合には、この
カラー情報に対応する上記画像メモリの画像信号によっ
て表される濃淡情報に応じた色の画像信号を上記原稿表
示手段に出力する。
したがって、上記原稿表示手段は、上記画像信号が表
す濃淡情報に応じた色の上記原稿の画像を表示する。そ
れと同時に、上記カーソル表示手段によって指定された
色のカーソルの画像を上記原稿の画像上における上記座
標入力手段によって指定された位置に表示し、上記強調
箇所指定手段によって指定された上記原稿の画像の強調
箇所を上記強調箇所表示手段によって指定された色で表
示する。
また、請求項2に係る発明において、上記強調箇所表
示手段によって上記色情報メモリ上に書き込まれた強調
箇所のカラー情報が登録される。そして、さらに、上記
強調箇所表示手段によって、上記色情報メモリに対して
新たな強調箇所のカラー情報が書き込まれると、既に書
き込まれている強調箇所のカラー情報のうち上記登録さ
れたカラー情報以外のカラー情報がリセットされる。
こうして、上記強調箇所の指定が繰り返されることに
よって上記色情報メモリ上の強調箇所のカラー情報が多
くなり、強調の効果が少なくなることが防止される。
<実施例> 以下、この発明を図示の実施例により詳細に説明す
る。
第1図は、この発明のプレゼンテーション用表示装置
の一実施例における概略ブロック図である。本プレゼン
テーション用表示装置は、原稿の画像を背景を青で表示
する一方、文字を白で表示する。また、画像の所定の箇
所を指示する指示手段として所定の色のカーソルを用
い、さらに、より強調したい箇所を他の所定の色(以
下、強調色と言う)で強調するものである。第1図にお
いて、61は原稿の画像を入力する白黒カメラ、62は白黒
カメラ61に入力された原稿の画像を表示するディスプレ
イ、63は画像処理回路である。上記ディスプレイ62は複
数台接続される場合もある。また、ディスプレイ62は小
型の場合もあるし大型のプロジェクタの場合もある。こ
のプレゼンテーション用表示装置は、白黒カメラ61から
出力された原稿の白黒のビデオ信号に対して、タブレッ
ト等の座標入力手段64およびスイッチボタン65からの信
号に従って、画像処理回路63によってカーソルの画像の
合成や色変更処理を行なうことができる。そして、カー
ソルの画像の合成や色変更処理が行われたビデオ信号
が、ディスプレイ62に入力されて表示される。
第2図は、上記画像処理回路63のブロック図である。
入力信号71は白黒カメラ61から出力される白黒のビデオ
信号である。このビデオ信号71がA/Dコンバータ回路72
に入力されてデジタル信号に変換される。この変換され
たデジタル信号はゲート回路73を介して画像メモリ74に
格納される。また、マイクロプロッセサ76は、画像メモ
リ74の内容を双方向ゲート回路75およびデータバス99を
介して読み書きすることができる。色情報メモリ77は画
像の色情報(以下、カラーデータと言う)を格納するメ
モリである。マイクロプロッセサ76は、色情報メモリ77
の内容を画像メモリ74の内容と同様に双方向ゲート回路
78およびデータバス99を介して読み書きすることができ
る。
また、上記画像メモリ74あるいは色情報メモリ77に格
納されたデータは、マルチプレクサ回路79,80を介して
ルックアップテーブルメモリ81に入力される。このルッ
クアップテーブルメモリ81には、上記画像メモリ74ある
いは色情報メモリ77から入力されるデータと最終出力信
号のR(red),G(green),B(blue)成分とが対応付け
て記憶されている。マイクロプロセッサ76は、双方向ゲ
ート回路82,83,84およびデータバス99を介してルックア
ップテーブルメモリ81の内容を読み書きすることができ
る。ルックアップテーブル81の出力信号は、ラッチ回路
85,86,87を介してD/Aコンバータ88,89,90に入力され、
このD/Aコンバータ回路88,89,90によってアナログ信号
に変換される。このアナログ信号は、さらにエンコーダ
回路91によってビデオ信号に変換されてディスプレイ62
に出力される。
外部装置である座標入力手段64としてのタブレットと
スイッチボタン65(第1図参照)とからの情報が、イン
ターフェース回路92を介して入力される。ROM(リード
オンリメモリ)93にはマイクロプロセッサ76の制御プロ
グラムやデータ等を格納する。また、RAM(ランダムア
クセスメモリ)94には画像処理に必要な変数やデータ等
の値を格納する。アドレス発生回路95は、画像表示を行
うために画像メモリ74および色情報メモリ77をアクセス
する際のアドレスを発生する。このアドレス発生回路95
によって発生されたアドレス信号は、マルチプレクサ回
路96を介して画像メモリ74と色情報メモリ77に供給され
る。
上記マイクロプロセッサ76が画像メモリ74あるいは色
情報メモリ77の内容を読み書きする場合には、マルチプ
レクサ回路96をマイクロプロセッサ76側に切り替える。
そして、マイクロプロセッサ76からのアドレス信号がア
ドレスバス98およびマルチプレクサ回路96を介して画像
メモリ74および色情報メモリ77に入力される。一方、マ
イクロプロセッサ76がルックアップテーブルメモリ81の
内容を読み書きする場合には、マルチプレクサ回路79,8
0がマイクロプロセッサ76側に切り替えられる。そし
て、マイクロプロセッサ76からのアドレス信号がアドレ
スバス98およびマルチプレクサ回路79,80を介してルッ
クアップテーブルメモリ81に入力される。タイミング制
御回路97は上記各回路にタイミング制御の信号を供給す
る。
次に、上記構成の画像処理回路は次のように動作す
る。
まず、入力された白黒のビデオ信号71は、A/Dコンバ
ータ回路72によってデジタル信号に変換され、ゲート回
路73を介して画像メモリに入力されて格納される。一
方、色情報メモリ77は画像メモリ74と同じ空間分解能を
有している。この色情報メモリ77には、カーソルの形を
表すカラーデータがマイクロプロセッサ76によって書き
込まれる。このカーソルの形はあらかじめ定められてお
り、このカーソルの形を表すカラーデータがROM93に記
憶されている。この場合に、外部装置のスイッチボタン
65によってカーソルの形を変更可能にすることもでき
る。ディスプレイ62の画面上におけるカーソルの表示位
置は、外部装置である座標入力手段64によって設定され
る。すなわち、カーソルの画像を表示する処理は、
(1)現在表示されているカーソルの画像を消去する、
(2)座標入力手段64からカーソルの位置の座標を入力
する、(3)新しい位置にカーソルの画像を表示するの
3つの処理を実行することによって実現される。カーソ
ルの画像を表示したり消したりする処理は次のようにし
て行う。すなわち、カーソルの画像を消す場合には、色
情報メモリ77に書き込まれているカーソルの形を表すカ
ラーデータをRAM94に退避した後、色情報メモリ77上の
カーソルの形を表すカラーデータを他のカラーデータに
書き換えることにより実現できる。また、カーソルの画
像を表示する場合には、RAM94に退避したカーソルの形
を表すカラーデータを色情報メモリ77の座標入力手段64
によって指示された位置に書き戻すことによって実現で
きる。
次に、色情報メモリ77に書き込まれるカラーデータに
ついて説明する。カーソルのカラーデータを書き込む場
合には、座標入力手段64によって指定された色情報メモ
リ77上の領域にはカラーデータ値aiが書き込まれる(2
色以上の色を用いてカーソルを表示する場合はカラーデ
ータ値aiを複数の値によって実現すればよい)。カーソ
ルのカラーデータ以外の部分にはカラーデータ値aiとは
異なるカラーデータ値bが書き込まれる。また、プレゼ
ンテーションを行う場合に、原稿の特定の場所を強調し
たいことがよくある。その場合には、原稿上の強調した
い箇所に対応した色情報メモリ77の領域に、上記カラー
データ値aiおよびカラーデータ値bのいずれも異なるカ
ラーデータ値ci値を書き込む。その際に、強調したい箇
所が複数箇所有り、しかも夫々異なった色で強調したい
場合には、上記カラーデータ値ciを複数の値とすればよ
い。この複数のカラーデータ値ciのうちどの値を用いて
表示するかはスイッチボタン65の操作によって設定すれ
ばよい。
次に、色情報メモリ77にカラーデータ値ciを書き込む
手順を説明する。色情報メモリ77にカラーデータ値ciを
書き込む場所を指定する際には次の2通りの方法で行
う。
(A) 色情報メモリ77上における強調したい領域を矩
形で設定し、その矩形範囲内にカラーデータ値ciを書き
込む方法。
(B) まず、色情報メモリ77上の強調したい領域を含
む1点の座標を設定し、次にその座標点の周囲を探索し
て、その1点を含む行あるいはブロックの範囲内にカラ
ーデータ値ciを書き込む方法。
上記(A)の処理は次のようにして実行される。すな
わち、原稿の画像が表示されているディスプレイ画面上
でカーソルを移動させ、まず原稿の強調したい矩形範囲
の対角の2点の座標を入力する。こうすることによっ
て、色情報メモリ77上におけるアドレス領域が指定され
る。次に、マイクロプロセッサ76によって、色情報メモ
リ77上の上記指定されたアドレス領域内にカラーデータ
値ciを書き込むことにより実行される。
上記(B)の処理は次のようにして実行される。すな
わち、原稿の画像が表示されているディスプレイ画面上
でカーソルを移動させ、まず原稿の強調したい範囲内の
1点の座標を入力する。こうすることによって、色情報
メモリ77上におけるアドレス領域内の1点が指定され
る。次に、上述のようにして入力された1点と同一行に
含まれる領域を後に詳述するようにして自動的に検出す
る。そして、マイクロプロセッサ76によって、その領域
に対応した色情報メモリ77上のアドレス領域内にカラー
データ値ciを書き込むことによって実行される。
上記カラーデータ値ciを書き込む領域の自動検出の具
体的な方法は、文字の自動読取装置で開発された既知の
技術を用いて実現できる。例えば次のような方法であ
る。まず、上記指定された色情報メモリ77上の1点のア
ドレスに対応した画像メモリ74上の1点のアドレスを含
む水平方向1ライン上の画像データの値の累積をとる。
この累積値は上記1ラインが文字を表す画像データの上
を通っている場合は小さな値をとり、上記1ラインが文
字を表す画像データの上を通っていない場合は大きな値
をとる(これは、画像メモ8リ74上における画像データ
は黒が“0"であり、白が“最大値”をとるようになって
いるからである)。この水平方向1ラインにおける画像
データの累積値を指定された1点を含むラインから上下
方向に向かって順に求めていく。そして、上下2方向に
おける最初の累積値の極大値を求め、その極大値間を上
記原稿において指定された1点を含む文字列とするので
ある。
第3図は、上記(B)の方法における原稿の画像と画
像データの累積値との関係を表す。但し、第3図(a)
は原稿の画像であり、第3図(b)は画像データ累積値
である。いま、上述のようにして1点Pが指定され、こ
の1点Pを含むラインpにおける画像データの累積値
p′が求められる。そうすると、ラインpは“あいうえ
お”という文字列上にあるため画像データの累積値p′
は小さい。同様の操作を累積値算出ラインをラインpか
ら上方および下方に移動させながら順次行う。その結
果、文字列を含まないラインq,rにおいて画像データ累
積値の極大値q′,r′を得る。そして、ラインqからラ
インrまでの領域を上記1点Pと同一行に含まれる領域
と判断するのである。
次に、指定箇所の色変更の処理について説明する。画
像メモリ74に格納されている原稿の画像データと、上述
のようにして色情報メモリ77に格納されたカーソルのカ
ラーデータや強調したい箇所のカラーデータは、ルック
アップテーブルメモリ81に入力されて色変換される。そ
の際に、色情報メモリ77からのカラーデータに基づいて
ルックアップテーブルメモリ81による色変換動作を切り
替える。すなわち、ルックアップテーブル81は、色情報
メモリ77からのカラーデータに対応して次の3通りの色
変換動作を実行するのである。
(a) 色情報メモリ77のカラーデータ値がaiの場合…
カーソル表示 (b) 色情報メモリ77のカラーデータ値がbの場合…
通常の原稿表示 (c) 色情報メモリ77のカラーデータ値がciの場合…
強調表示 上記(a)の場合には、ルックアップテーブルメモリ
81は、画像メモリ74の内容に関係なく色情報メモリ77の
カラーデータ値aiに対応した色を表すRGB信号を出力す
る。その結果、カーソルはディスプレイ62の画面上のど
こにあってもカラーデータ値aiに対応する色で表示され
ることになる。
したがって、カラーデータ値aiを他と識別し易い色に
対応した値に設定することによって、識別し易い色のカ
ーソルで原稿の必要箇所を適確に指示することができる
のである。
上記(b)の場合には、ルックアップテーブルメモリ
81は、以下のようにして画像メモリ74の画像データを変
換してRGB信号を出力する。すなわち、上記“b"のカラ
ーデータ値が格納されている色情報メモリ77のアドレス
に対応した画像メモリ74をアドレスに格納された画像デ
ータの変換を、2つの閾値H,Lを用いて次のようにして
行う。
画像メモリ74の画像データ値>H …青色を表すRGB信号に変換。
画像メモリ74の画像データ値<L …白色を表すRGB信号に変換。
H>画像メモリ74の画像データ値>L …青と白の中間色を表すRGB信号に変換。
以上の変換は次のような理由によって行われる。画像
メモリ74画像データ値がHより大きい場合は原稿が白の
部分すなわち背景の部分に当たる。そこで、画像データ
値がHより大きい部分は青色を表すRGB信号に変換す
る。また、画像メモリ74の画像データ値がLより小さい
部分は原稿が黒の部分すなわち文字の部分に当たる。そ
こで、画像データ値がLより小さい部分は白色を表すRG
B信号に変換する。
したがって、原稿表示の際には背景が青で文字が白と
いう非常に見やすい原稿の表示が得られるのである。一
方、画像メモリ74の画像データ値がHとLの中間値の場
合に、青と白の中間色を表すRGB信号に変換するのは青
と白の境界を滑らかにするためである。すなわち、例え
ば画像メモリ74の値がLに近い場合は白色に近い中間色
に変換して中間色を段階的に変化させるのである。
上記2つの閾値H,Lは、原稿の画像入力後、スイッチ
ボタン65である動画静止画切替ボタンを切り替えること
によって、ディスプレイ62の画像を静止画にした段階で
画像メモリ74の内容を参照して次の方法によって設定さ
れる。一つの方法は、画像データの最大値をHとし、画
像データの最小値をLとする方法である。もう一つの方
法は、第3図のようにして画像データ値の分布を求めて
背景と文字の境界値を検出し、その境界値の上下にHと
Lを定める方法である。
上記(c)の場合には、ルックアップテーブルメモリ
81は、以下のようにして画像メモリ74の内容を参照して
RGB信号を出力する。すなわち、上記RGB信号の出力は、
カラーデータ値ciが格納されている色情報メモリ77のア
ドレスに対応した画像メモリ74のアドレスに格納された
画像データを参照すると共に、2つの閾値H,Lを用いて
次のようにして行う。
画像メモリ74の画像データ値>H …色情報メモリ77のカラーデータ値ciに対応した強
調色のバックカラーを表すRGB信号を出力。
画像メモリ74の画像データ値<L …色情報メモリ77のカラーデータ値ciに対応した強
調色を表すRGB信号を出力。
H>画像メモリ74の画像データ値>L …色情報メモリ77のカラーデータ値ciに対応した色
のバックカラーとカラーデータ値ciに対応した強調色の
中間色を表すRGB信号を出力。
上記2つの閾値H,Lは、(b)の場合と同じ値を用い
る。つまり、画像メモリ74の画像データ値がHより大き
い部分は原稿が白の部分すなわち背景の部分に当たる。
したがって、画像データ値がHより大きい部分は色情報
メモリ77のカラーデータ値ciに対応する強調色のバック
カラーを表すRGB信号を出力する。また、画像メモリ74
の画像データ値がLより小さい部分は原稿が黒の部分す
なわち文字の部分に当たる。したがって、画像データ値
がLより小さい部分は色情報メモリ77のカラーデータ値
ciに対応する強調色を表すRGB信号を出力する。その結
果、ディスプレイ62には背景がカラーデータ値ciに対応
したバックカラーで表示され、強調したい文字の箇所が
カラーデータ値ciに対応した強調色によって表示され
る。また、画像メモリ74の画像データ値がHとLの中間
値の場合には、上記強調色とバックカラーとの中間色に
よって表示することによって境界を滑らかにする。すな
わち、例えば画像メモリ74の画像データ値がLに近い場
合は上記強調色に近い中間色に変換して中間色を段階的
に変化させるのである。
したがって、上記カラーデータ値ciを他と識別し易い
色に対応した値に設定することによって、識別し易い色
で強調箇所を表示して強調することができる。
上述の各種処理動作を実行するために、上記スイッチ
ボタン65として次のような機能を有するボタンを設置す
る。
(イ) 静止画/動画切替ボタン …画像メモリ74への入力状態を静止画モードと動画モ
ードに切り替える。
上記静止画モードの場合には、現在白黒カメラ61から
入力されている画像が静止画として画像メモリ74に格納
され、以後カメラ入力が禁止される。また、この静止画
モード状態においては次の処理が行なわれる。
(i)カーソル表示が可能となり、カラーデータ値ai
によって指定された色のカーソルが表示される。
(ii)ルックアップテーブルメモリ81において色変換
する際に参照される閾値H,Lが上述のようにして求めら
れ、その閾値H,Lに応じてルックアップテーブルメモリ8
1の色変換内容が設定される。
上記動画モードの場合には、画像メモリ74の内容は常
時白黒カメラ61から入力された画像に基づく画像データ
に書換えられる。また、この動画モード状態において次
の処理が行なわれる。
(i)色情報メモリ77の内容がクリアされる。
(ii)カーソルの画像表示が禁止される。
(iii)以下に述べる強調箇所登録ボタンによって登
録された強調箇所をすべてクリアする。
(ロ) 強調箇所登録ボタン …既に上述のようにして設定されている強調箇所が登
録される。
強調箇所登録ボタンが押されると、今までに設定した
強調箇所が登録される。言い換えれば、登録されていな
い強調箇所は、新しい強調箇所が入力された段階で、通
常(非強調箇所)の色に自動的に戻るのである。このよ
うにすることによって、登録を行わない限りは、強調箇
所の指定を繰り返すことによって強調箇所が多くなり、
強調の効果が少なくなることを防止できる。
登録された強調箇所は、上述のように静止画/動画切
替ボタンの切り替えによって動画モードに切り替えて新
しく原稿の映像を入力するか、あるいは上記強調箇所の
色を新しく別の強調色で上から塗り変えない限り、色情
報メモリ77に格納されたカラーデータ値ciに対応する強
調色のままで変化しない。
(ハ) 強調色切替ボタン …複数設定された強調色が切り替えられる。
上記色情報メモリ77に1つの強調箇所に対するカラー
データ値ciが複数書き込まれて複数の強調色が選択可能
になっている場合に、この強調色切替ボタンを切り替え
ることによって、複数指定された強調色の切り替えが行
われる。
その際に、1つの強調色切替ボタンを押す度に強調色
が切り替わるようにしてもよいし、強調色の数だけ強調
色切替ボタンを設けてもよい。
すなわち、この実施例によれば、例えば背景が白で文
字が黒の原稿の画像を白黒カメラ61に入力すると、背景
が青で文字が白の原稿の画像がディスプレイ62に表示さ
れる。したがって、新たに提示用の原稿を作成すること
なく、非常に見易い画像を提示することができるのであ
る。
また、この実施例によれば、画像メモリ74に格納され
た画像データに関係なく、所定の色のカーソルの画像を
ディスプレイ62の画面上に合成して表示することができ
る。したがって、他と識別し易い色のカーソルによっ
て、必要箇所を適確に指示することができる。
さらに、この実施例によれば、ディスプレイ62に表示
された原稿の画像の任意の箇所における背景と文字と
を、異なる所定の色に変換することができる。したがっ
て、原稿の強調したい箇所の文字を強調色で表示すると
共に背景を上記強調色のバックカラーによって表示し
て、必要箇所をより効果的に強調することができる。
上記実施例においては、原稿の画像の入力に白黒カメ
ラ61を用いているが、カラーカメラを用いても同じ効果
が得られることは自明のことである。
また、本実施例においては、強調箇所の文字を1つの
強調色で表示するようにしているが、2つの強調色を用
いて反転表示するようにして、より強調を強めてもよ
い。
<発明の効果> 以上より明らかなように、請求項1に係る発明のプレ
ゼンテーション用表示装置には、画像メモリ,色情報メ
モリ,座標入力手段,カーソル表示手段,強調箇所指定
手段,強調箇所表示手段および色変換手段を設けて、上
記色情報メモリの上記座標入力手段によって指定された
位置に、上記カーソル表示手段によってカーソルのカラ
ー情報を書き込み、上記色変換手段は、上記色情報メモ
リから読み出されたカラー情報がカーソルのカラー情報
の場合は、このカーソルのカラー情報に基づく色を表す
画像信号を上記原稿表示手段に出力するようにしたの
で、この請求項1に係る発明によれば、原稿表示手段に
表示されるカーソルの画像を、予め上記カーソル表示手
段で指定した他と識別し易い色で表示できる。したがっ
て、原稿表示手段に表示される原稿の画像上の文字およ
び図形等を上記カーソルによって適確に指示することが
できる。
また、上記色情報メモリの上記強調箇所指定手段によ
って指定された位置に、上記強調箇所表示手段によって
強調箇所のカラー情報を書き込み、上記色変換手段は、
上記色情報メモリから読み出されたカラー情報が上記強
調箇所のカラー情報の場合は、この強調箇所のカラー情
報に基づく色を表す画像信号を上記原稿表示手段に出力
するようにしたので、請求項1に係る発明によれば、講
演途中において上記強調箇所指定手段による簡単な操作
で指定した原稿の強調箇所を、予め上記強調箇所表示手
段で指定した強調色で表示できる。したがって、原稿の
必要箇所をより効果的に強調することができる。
また、上記色変換手段は、上記色情報メモリから読み
出されたカラー情報が上記カーソルのカラー情報および
強調箇所のカラー情報以外の場合には、このカラー情報
に対応する上記画像メモリの画像信号によって表される
濃淡情報に応じた色の画像信号を上記原稿表示手段に出
力するようにしたので、請求項1に係る発明によれば、
白地に黒文字の原稿を使用した際に原稿表示手段に表示
される原稿の画像の背景を例えば青色で表示し、文字お
よび図形等を白色で表示することができ、原稿に記載さ
れた文字および図形等を非常に見易く表示することがで
きる。また、その場合に、白地に黒文字の原稿の他に背
景が青色で文字や図形が白色の提示用の原稿を作成する
必要がなく、原稿作成の手間とコストを節約することが
できる。
また、請求項2に係る発明のプレゼンテーション用表
示装置は、上記色情報メモリ上に書き込まれた強調箇所
のカラー情報を登録すると共に、上記色情報メモリに対
して新たな強調箇所のカラー情報が書き込まれた場合
に、既に書き込まれている強調箇所のカラー情報のうち
上記登録されたカラー情報以外のカラー情報をリセット
するので、上記強調箇所の指定が繰り返されることによ
って上記色情報メモリ上の強調箇所のカラー情報が多く
なり、強調の効果が少なくなることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のプレゼンテーション用表示装置の概
略ブロック図、第2図は第1図における画像処理回路の
ブロック図、第3図は第1図の画像表示装置によって実
施される強調箇所設定動作の説明図、第4図は従来のテ
レビ会議システムの説明図である。 61……白黒カメラ、62……ディスプレイ、 79,80,96……マルチプレクサ回路、 63……画像処理回路、64……座標入力手段、 65……スイッチボタン、74……画像メモリ、 76……マイクロプロッセサ、77……色情報メモリ、 81……ルックアップテーブルメモリ。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/387 G09G 5/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレゼンテーション用原稿を撮像するカメ
    ラと、このカメラからの撮像信号に基づく画像信号に基
    づいて上記原稿の画像を表示する原稿表示手段を有する
    プレゼンテーション用表示装置において、 上記画像信号を蓄積する画像メモリと、 上記原稿表示手段に表示する画像のカラー情報を格納す
    る色情報メモリと、 上記色情報メモリにおけるカーソルのカラー情報を書き
    込む位置を指定する座標入力手段と、 上記座標入力手段によって指定された上記色情報メモリ
    の位置に上記カーソルのカラー情報を書き込むカーソル
    表示手段と、 上記色情報メモリにおける強調箇所のカラー情報を書き
    込む位置を指定する強調箇所指定手段と、 上記強調箇所指定手段によって指定された上記色情報メ
    モリの位置に上記強調箇所のカラー情報を書き込む強調
    箇所表示手段と、 上記色情報メモリから読み出されたカラー情報が上記カ
    ーソルのカラー情報の場合はこのカーソルのカラー情報
    に基づく色を表す画像信号を上記原稿表示手段に出力
    し、上記色情報メモリから読み出されたカラー情報が上
    記強調箇所のカラー情報の場合はこの強調箇所のカラー
    情報に基づく色を表す画像信号を上記原稿表示手段に出
    力し、上記色情報メモリから読み出されたカラー情報が
    上記カーソルのカラー情報および強調箇所のカラー情報
    以外の場合には、このカラー情報に対応する上記画像メ
    モリの画像信号によって表される濃淡情報に応じた色の
    画像信号を上記原稿表示手段に出力する色変換手段を備
    えたことを特徴とするプレゼンテーション用表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のプレゼンテーション用表
    示装置において、 上記強調箇所表示手段によって上記色情報メモリ上に書
    き込まれた強調箇所のカラー情報を登録すると共に、上
    記色情報メモリに対して新たな強調箇所のカラー情報が
    書き込まれた場合に、既に書き込まれている強調箇所の
    カラー情報のうち上記登録されたカラー情報以外のカラ
    ー情報をリセットする手段を備えたことを特徴とするプ
    レゼンテーション用表示装置。
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