JPH08210546A - 車両用パイロット式制御弁 - Google Patents

車両用パイロット式制御弁

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Publication number
JPH08210546A
JPH08210546A JP1925395A JP1925395A JPH08210546A JP H08210546 A JPH08210546 A JP H08210546A JP 1925395 A JP1925395 A JP 1925395A JP 1925395 A JP1925395 A JP 1925395A JP H08210546 A JPH08210546 A JP H08210546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
main valve
plunger
spring
holes
Prior art date
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Pending
Application number
JP1925395A
Other languages
English (en)
Inventor
Naomasa Fujiwara
直応 藤原
Kingo Kamiya
欣吾 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
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Publication of JPH08210546A publication Critical patent/JPH08210546A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動による連結ピンや穴等の摩耗をなくし、
開弁ストロークの変化をなくす。また、制御弁下流のレ
ギュレータの再調整を不要にする。 【構成】 開弁状態では、ステータ10にプランジャ7
が吸着されて、メインバルブ4は開弁ストロークSO
け左方に動き、入口2と出口3が連通する。同時にメイ
ンバルブ4はピン8と穴9,9を介してプランジャ7に
より図示位置に移動する。第2の圧縮スプリング14は
ピン8と穴9,9間のがたをなくし、開弁状態でのメイ
ンバルブ4の強制振動を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は車両用パイロット式制御
弁の改良に関する。
【従来の技術】高圧力の流体を制御する弁では、プラン
ジャによって先ず、パイロットバルブを開き、次にメイ
ンバルブを開くようにして、急激な圧力差がメインバル
ブにかかるのを防ぐようにしているものがある(例えば
特開昭53−47027号公報)。車両用で圧縮天然ガ
ス(CNG)用の200kg/cm2程度の高圧力下で
使用するこの種の弁の構造を図5に示す。同図におい
て、1はボデー、2は流体の入口、3は出口、4はメイ
ンバルブ、5はサブ通路、6はパイロットバルブ、7は
プランジャ、8はプランジャ7を横断して設けた連結ピ
ン、9,9はメインバルブ4の外周2か所に設けた穴
で、この穴9,9に連結ピン8の両端が係合している。
この穴9,9は、メインバルブ4の筒状部を内外方向に
貫通し、かつメインバルブ4の軸方向の長さを連結ピン
8の直径より長くして形成され、メインバルブ4とプラ
ンジャ7とが軸方向に相対的に移動できるようになって
いる。この穴9,9の平面形状としては、例えば細長
状、長円状、真円状に形成されている。10はステー
タ、11は励磁コイル、12はステータ10とプランジ
ャ7の間に設けた圧縮スプリングである。図5は励磁コ
イル11が励磁されていない状態で、プランジャ7はス
プリング12で右方に押され、プランジャ7の右端に取
り付けたパイロットバルブ6がサブ通路5を閉じてい
る。なお、圧力室Aは図示されていない小孔又は、メイ
ンバルブ4とプランジャガイド13との間の隙間などを
通じて入口2と連通している。メインバルブ4はプラン
ジャ7に押されて閉弁している。図6は図5の要部拡大
図である。励磁コイル11に通電すると、プランジャ7
はステータ10に吸引され、スプリング12に抗して、
図7の状態を通過し、図8の状態に移動する。図7はプ
ランジャ7が1/2ストローク程度移動した状態で、パ
イロットバルブ6がサブ通路5を開いているので、CN
Gが入口2から圧力室Aとサブ通路5を通って出口3に
流れる。出口3は図示されていない周知の圧力調整器
(レギュレータ)に接続されている。プランジャ7は次
の時点で図8の状態に移動する。すなわち、プランジャ
7の左端がステータ10の右端に当接する。このとき連
結ピン8はメインバルブ4の穴9,9の左端を引っ掛け
てメインバルブ4を図示の全開位置に移動させる。この
ときのメインバルブ4の全ストローク(開弁ストロー
ク)はS0 で、CNGは入口2からメインバルブの開口
部を通過して出口へと流れる。
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
開弁時、メインバルブ4がストローク方向(図示左右方
向)に可動状態にあり、連結ピン8と穴9,9との間の
がたの分だけ自由に動ける。そのため、外部からの振動
が加わると、メインバルブ4が強制振動して、連結ピン
8と係合する穴9,9とが摩耗し、開弁ストロークS0
が本来の値より小さくなってしまう。すると下流のレギ
ュレータにかかるCNGの圧力が下がり、レギュレータ
の調整を要するという問題点があった。なお、前記図5
〜図8の構造とは違うが、メインバルブを開弁方向に付
勢するスプリングを設けたパイロット弁式制御弁が実開
昭59−83262号公報で周知であるが、このもの
は、バルブの衝突音を防止する効果はあるが、スプリン
グが流体のメイン通路に設けてあるため、通路抵抗が大
きくなって自動車用の制御弁としては不向きである。そ
こで本発明は、連結ピン8と穴9,9の摩耗を防止し、
前記問題点を解消できる車両用パイロット式制御弁を提
供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、プランジャー(7)とメインバ
ルブ(4)とが連結ピン(8)と穴(9,9)で連結さ
れ、かつメインバルブ(4)を閉弁方向に付勢する第1
のスプリング(12)を設けたパイロット式制御弁にお
いて、メインバルブ(4)の内室底面(4a)とプラン
ジャ外周段部(7a)との隙間にメインバルブ(4)と
プランジャ(7)を引き離す方向に付勢する第2のスプ
リング(14)を設け、この第2のスプリング(14)
の荷重が第1のスプリング(12)の荷重より小さく、
かつ開弁時にメインバルブ(4)が強制振動しない荷重
に設定されていることを特徴とする車両用パイロット式
制御弁である。
【作用】閉弁時、メインバルブ(4)は第1のスプリン
グ(12)で閉弁される。開弁時、メインバルブ(4)
は第2のスプリング(14)で付勢されて、連結ピン
(8)と穴(9,9)との間のがたによる強制振動が防
止される。また第2のスプリング(14)は流通抵抗を
生じない。
【実施例】図1〜図4は本発明の実施例で、第2のスプ
リング14を追加挿入した点だけが前記従来の技術と異
なるので、従来技術と同じ構造の部分は同一符号を付し
て、その説明を省略する。これらの図において、14は
第2のスプリングで、圧縮コイルスプリングで構成さ
れ、メインバルブ4の内室(前記圧力室)Aの底面4a
とプランジャ7の外周段部7aとの隙間に配設してあ
り、メインバルブ4とプランジャ7とを引き離す方向に
付勢する。図2は閉弁状態、図3はパイロットバルブ6
がサブ通路5を開いた状態、図4は全開(開弁)状態
で、プランジャ7が図示左端に移動し、メインバルブ4
の開弁ストロークはS0 となっている。この全開時には
第2のスプリング14により穴9,9の左端が連結ピン
8に押圧されてメインバルブ4の強制振動が確実に防止
される。尚第2のスプリング14の荷重は、第1のスプ
リング12の荷重よりは小さく、かつ開弁時にメインバ
ルブ4の強制振動を防止する荷重に設定してある。
【発明の効果】本発明の車両用パイロット式制御弁は上
述のように構成されているので、開弁時に、第2のスプ
リングがメインバルブの強制振動を抑制する。そのため
に連結ピン(8)や穴(9,9)の摩耗がなくなり、開
弁ストローク(S0 ) が長期間にわたり変化しない。従
って、車両に用いて、制御弁下流のレギュレータを再調
整する必要がない。また、第2のスプリングが、メイン
の流路抵抗とならないので、その面からも効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の縦断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2と異なる態様(パイロット弁開弁時)を示
す図である。
【図4】図2と異なる態様(メインバルブ全開時)を示
す図である。
【図5】従来技術の縦断面図である。
【図6】図5の要部拡大図である。
【図7】図6と異なる態様(パイロット弁開弁時)を示
す図である。
【図8】図6と異なる態様(メインバルブ全開時)を示
す図である。
【符号の説明】
4 メインバルブ 4a 内室底面 7 プランジャ 7a 外周段部 8 連結ピン 9 穴 12 第1のスプリング 14 第2のスプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プランジャとメインバルブとが連結ピン
    と穴で連結され、かつメインバルブを閉弁方向に付勢す
    る第1のスプリングを設けたパイロット式制御弁におい
    て、 メインバルブの内室底面とプランジャ外周段部との隙間
    にメインバルブとプランジャを引き離す方向に付勢する
    第2のスプリングを設け、この第2のスプリングの荷重
    が第1のスプリングの荷重より小さく、かつ開弁時にメ
    インバルブが強制振動しない荷重に設定されていること
    を特徴とする車両用パイロット式制御弁。
JP1925395A 1995-02-07 1995-02-07 車両用パイロット式制御弁 Pending JPH08210546A (ja)

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JP1925395A JPH08210546A (ja) 1995-02-07 1995-02-07 車両用パイロット式制御弁

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JPH08210546A true JPH08210546A (ja) 1996-08-20

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ID=11994268

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JP (1) JPH08210546A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH112356A (ja) * 1997-04-16 1999-01-06 Saginomiya Seisakusho Inc 電磁弁及び電磁弁駆動装置
KR101285212B1 (ko) * 2011-08-03 2013-07-11 주식회사 엑시언 고압가스용 솔레노이드 밸브
JP2015519512A (ja) * 2012-06-20 2015-07-09 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 噴射弁

Cited By (4)

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JP2015519512A (ja) * 2012-06-20 2015-07-09 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 噴射弁
US9394869B2 (en) 2012-06-20 2016-07-19 Robert Bosch Gmbh Fuel injector

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