JPH0821030A - 内壁パネル - Google Patents

内壁パネル

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Publication number
JPH0821030A
JPH0821030A JP6153428A JP15342894A JPH0821030A JP H0821030 A JPH0821030 A JP H0821030A JP 6153428 A JP6153428 A JP 6153428A JP 15342894 A JP15342894 A JP 15342894A JP H0821030 A JPH0821030 A JP H0821030A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
wall panel
guide tube
heat insulating
insulating material
Prior art date
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Pending
Application number
JP6153428A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Kondo
俊裕 近藤
Yasuhiro Sugawara
康博 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP6153428A priority Critical patent/JPH0821030A/ja
Publication of JPH0821030A publication Critical patent/JPH0821030A/ja
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内壁パネル1の壁内側の面に、屋内配線工事
の便宜のために、電気ケーブル類7を一端側から挿通し
て他端側へ案内するための案内管3を設けておくが、こ
の案内管3に電気ケーブル類7が挿通されていないとき
でも、住宅の気密性能、断熱性能が確実に保持されるよ
うにする。 【構成】 壁内に断熱材6が詰められた建物壁部の内壁
を構成する内壁パネル1であって、壁内側の面に設けら
れた案内管3には、長手方向に沿って複数の折り目が付
けられている。このため、電気ケーブル類7の未挿通時
には、壁内に詰められた断熱材6の弾力によって、案内
管3は折り畳められ、通線スペースが消滅ないしは空気
の流れが生じ難い程に狭小となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、住宅等の建物の内壁
パネルに係り、詳しくは、電気ケーブルや電気コード等
の電線を通すための配線用案内部材を壁内側の面に備え
る内壁パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】住宅等の建物の内壁に取付固定される屋
内電気配線器具(以下、単に配線器具という)、例えば
スイッチやコンセント等については、新築の住宅が完成
してある期間居住後、例えば住宅の転売等に伴う住居人
の家族構成や生活様式等の変化によって、移設や増設等
の要望が生じることがある。しかして、この種の配線器
具を移設あるいは増設する際には、電気ケーブル等を
(室内の美観や居住性を損なうことのないように)壁内
に埋没状態に通す屋内配線工事が不可欠となる。ところ
で、住宅の高気密化・高断熱化が進んだ今日では、壁内
には、縦枠あるいは木桟の他にも、グラスウール等の断
熱材も充填されており、壁内での自在な配線は一般的に
極めて困難な状況となっている。
【0003】このような不都合を解消する手段として、
実開平5−89641号公報等に記載の内壁パネルが存
在する。この公報等に記載の内壁パネルは、内壁パネル
の内側の面に、例えば硬質パイプ等の中空部材を、一方
の開口部を天井側に臨ませ、他方の開口部を床側に臨ま
せた状態に設けることにより、予め通線スペースを確保
したものである。このような構成によれば、断熱材等に
邪魔されずに、電気ケーブル等を壁内に埋没状態に通す
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報等記載の内壁パネルにあっては、通線スペースが堅固
な中空部材によって常時確保されるので、電気ケーブル
等が挿通されていない状態では、空虚な中空部材(通線
スペース)内を空気が流れ、住宅の気密性能、断熱性能
を低下させてしまうという欠点があった。
【0005】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、中空部材内に電気ケーブル等が挿通されていな
いときでも、住宅の気密性能、断熱性能が確実に保持さ
れる内壁パネルを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、壁内に断熱材が詰められた
建物壁部の内壁を構成する内壁パネルであって、上記壁
内側のパネル面に電線を一端側から挿通して他端側へ案
内するための配線用案内部材を備え、該配線用案内部材
は、長手方向に沿う複数の折り目を有し、電線未挿通時
には、壁内に詰められた上記断熱材の弾力によって折畳
状態とされることを特徴としている。
【0007】また、請求項2記載の発明は、壁内に断熱
材が詰められた建物壁部の内壁を構成する内壁パネルで
あって、上記壁内側のパネル面に電線を一端側から挿通
して他端側へ案内するための配線用案内部材を備え、該
配線用案内部材は、軟質の材質からなり、電線未挿通時
には、壁内に詰められた上記断熱材の弾力によって圧潰
状態とされることを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1記載の構成では、配線用案内部材は、
長手方向に沿って複数の折り目が付けられているので、
電線未挿通時には、壁内に詰められた断熱材の弾力によ
って折り畳められ、通線スペースが消滅ないしは空気の
流れが生じ難い程に狭小となる。したがって、電気ケー
ブル等の電線が挿通されていないときでも、住宅の気密
性能、断熱性能が確実に保持される。なお、将来的に、
電気ケーブル等の電線を通したいときには、電気ケーブ
ル等を押し込んで行くだけで、配線用案内部材によって
画成される通風スペースが容易に広がるので、挿通作業
を円滑に遂行できる。
【0009】また、請求項2記載の構成では、配線用案
内部材は、軟質の材質からなるので、電線未挿通時に
は、壁内に詰められた断熱材の弾力によって圧潰され、
したがって、通線スペースが消滅ないしは空気の流れが
生じ難い程に狭小となる。したがって、電気ケーブル等
の電線が挿通されていないときでも、住宅の気密性能、
断熱性能が確実に保持される。なお、圧潰状態といって
も、復元可能であるので、将来的に、電気ケーブル等の
電線を通したいときには、電気ケーブル等を押し込んで
行くだけで、配線用案内部材によって画成される通風ス
ペースを容易に広げることができる。それ故、挿通作業
を円滑に遂行できる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例である内壁パネルの構成
を示す斜視図である。この図に示すように、この例の内
壁パネル1は、石膏ボード等の面材2と、この面材2の
内面(壁内側の面)に垂直に接着固定された両端開口で
かつ中空の配線用案内管(配線用案内部材、以下、単に
案内管という)3とから概略構成され、必要に応じて、
縦木桟4や横木桟5が設けられている。
【0011】上記内壁パネル1は、住宅等の新築時、あ
るいは、建物ユニットの工場生産時、例えば、スタッド
(鉄骨フレーム)の屋内側に貼り付けられ、同じく、屋
外側に貼り付けられた硬質木片セメント板等の外壁パネ
ルや、この外壁パネルと内壁パネル1との間に介挿充填
されるグラスウール等の断熱材等と共に、住宅等の建物
あるいは建物ユニットの壁部を構成する。上記案内管2
は、配線時、電気ケーブル類を一端側から挿通して他端
側へ案内するためのもので、クラフト紙等の紙からな
り、長手方向に沿う複数の折り目を有している。
【0012】次に、図2を参照して、この例の作用効果
について説明する。内壁パネル1が、スタッド(鉄骨フ
レーム)の屋内側に貼り付けられ、外壁パネルや、グラ
スウール等の断熱材6等と共に、住宅等の建物あるいは
建物ユニットの壁部を構成するようになった後であっ
て、案内管3には未だ電気ケーブル類7が挿通されてい
ない状態の下では、同図(a)に示すように、案内管3
が、壁内に詰められた断熱材6の弾力によって折り畳め
られ、この結果、通線スペースが消滅ないしは空気の流
れが生じ難い程に狭小となる。それ故、この例の構成に
よれば、電気ケーブル類7が挿通されていないときで
も、住宅の気密性能、断熱性能を確実に保持できる。な
お、将来的に、電気ケーブル類7を通したいときには、
同図(b)に示すように、電気ケーブル類7を押し込ん
で行くだけで、案内管3が容易に広がるので、挿通作業
を円滑に行うことができる。
【0013】○第1実施例の変形例 案内管の折り目による形状は、図2に示すような概略ひ
し形のものに限らず、任意である。例えば、図3
(a),(b)に示す内壁パネル1aのように、ボビン
形に折られた案内管3aを備えても良く、図4(a),
(b)に示す内壁パネル1bのように、樽形の案内管3
bを備えるようにしても良い。このような案内管3a,
3bによっても、第1実施例において上述したと同様の
効果を得ることができる。
【0014】◇第2実施例 図5は、この発明の第2実施例である内壁パネルの取付
状態を示す断面図であり、この例の内壁パネル1cが上
述の第1実施例の内壁パネル1やその変形例の内壁パネ
ル1a,1bと異なるところは、案内管3,3a,3b
に代えて、長手方向に折り目を有するクラフト紙等の長
尺の案内材(配線用案内部材)8を用いるようにした点
である。この案内材8は、両側端部が面材2の内面(壁
内側の面)に垂直に接着されることにより、結果とし
て、案内管として機能するので、この第2実施例の構成
によっても、第1実施例において述べたと同様の効果を
得ることができる。
【0015】◇第3実施例 図6は、この発明の第3実施例である内壁パネルの取付
状態を示す断面図であり、この例の内壁パネル1dに
は、上述の折り目を有する案内管1や案内材8に代え
て、軟質ビニル樹脂等の弾性変形性に富む案内管9が用
いられている。この第3実施例の構成によっても、第1
実施例において述べたと同様の効果を得ることができ
る。
【0016】◇第4実施例 図7は、この発明の第4実施例である内壁パネルの取付
状態を示す断面図であり、この例の内壁パネル1eに
は、軟質ビニル樹脂等の弾性変形性に富む案内管9に代
えて、ポリエチレン樹脂等の塑性変形性に富む案内管9
aが用いられている。この第4実施例の構成によって
も、第1実施例において述べたと同様の効果を得ること
ができる。
【0017】◇第5実施例 図8は、この発明の第5実施例である内壁パネルの取付
状態を示す断面図であり、この例の内壁パネル1fが上
述の第4実施例の内壁パネル1eと異なるところは、案
内管9aに代えて、ポリエチレン樹脂等の塑性変形性に
富む案内案内材(配線用案内部材)10を用いるように
した点である。この案内材10は、両側端部が面材2の
内面(壁内側の面)に垂直に接着されることにより、結
果として、案内管として機能するので、この第5実施例
の構成によっても、第1実施例において述べたと同様の
効果を得ることができる。
【0018】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、案内管は
単数に限らず、複数設けても良い。案内管の材質は、ク
ラフト紙や塩化ビニル樹脂やポリエチレン樹脂に限定さ
れない。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の構
成の内壁パネルは、壁内側の面に、長手方向に沿って複
数の折り目を付けられた配線用案内管を備えるものなの
で、電線未挿通時には、壁内に詰められた断熱材の弾力
によって折り畳められ、通線スペースが消滅ないしは空
気の流れが生じ難い程に狭小となる。したがって、電気
ケーブル等の電線が挿通されていないときでも、住宅の
気密性能、断熱性能が確実に保持される。なお、将来的
に、電気ケーブル等の電線を通したいときには、電気ケ
ーブル等を押し込んで行くだけで、配線用案内管によっ
て画成される通風スペースが容易に広がるので、挿通作
業を円滑に遂行できる。
【0020】また、請求項2記載の構成の内壁パネル
は、壁内側の面に、軟質の材質からなる配線用案内管を
備えるものなので、電線未挿通時には、壁内に詰められ
た断熱材の弾力によって圧潰され、したがって、通線ス
ペースが消滅ないしは空気の流れが生じ難い程に狭小と
なる。したがって、電気ケーブル等の電線が挿通されて
いないときでも、住宅の気密性能、断熱性能が確実に保
持される。なお、圧潰状態といっても、復元可能である
ので、将来的に、電気ケーブル等の電線を通したいとき
には、電気ケーブル等を押し込んで行くだけで、配線用
案内管によって画成される通風スペースを容易に広げる
ことができる。それ故、挿通作業を円滑に遂行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である内壁パネルの構成
を示す斜視図である。
【図2】同内壁パネルの取付状態を示す水平断面図であ
る。
【図3】第1実施例の変形例である内壁パネルの取付状
態を示す断面図である。
【図4】第1実施例の別の変形例である内壁パネルの取
付状態を示す断面図である。
【図5】この発明の第2実施例である内壁パネルの取付
状態を示す断面図である。
【図6】この発明の第3実施例である内壁パネルの取付
状態を示す断面図である。
【図7】この発明の第4実施例である内壁パネルの取付
状態を示す断面図である。
【図8】この発明の第5実施例である内壁パネルの取付
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c,1d,1e,1f 内壁パ
ネル 2 面材(内壁パネルの主要部) 3,3a,3b,9,9a 案内管(配線用案内部
材) 6 断熱材 7 電気ケーブル類(電線) 8,10 案内材(配線用案内部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁内に断熱材が詰められた建物壁部の内
    壁を構成する内壁パネルであって、前記壁内側のパネル
    面に電線を一端側から挿通して他端側へ案内するための
    配線用案内部材を備え、該配線用案内部材は、長手方向
    に沿う複数の折り目を有し、電線未挿通時には、壁内に
    詰められた前記断熱材の弾力によって折畳状態とされる
    ことを特徴とする内壁パネル。
  2. 【請求項2】 壁内に断熱材が詰められた建物壁部の内
    壁を構成する内壁パネルであって、前記壁内側のパネル
    面に電線を一端側から挿通して他端側へ案内するための
    配線用案内部材を備え、該配線用案内部材は、軟質の材
    質からなり、電線未挿通時には、壁内に詰められた前記
    断熱材の弾力によって圧潰状態とされることを特徴とす
    る内壁パネル。
JP6153428A 1994-07-05 1994-07-05 内壁パネル Pending JPH0821030A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6153428A JPH0821030A (ja) 1994-07-05 1994-07-05 内壁パネル

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6153428A JPH0821030A (ja) 1994-07-05 1994-07-05 内壁パネル

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JPH0821030A true JPH0821030A (ja) 1996-01-23

Family

ID=15562305

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JP6153428A Pending JPH0821030A (ja) 1994-07-05 1994-07-05 内壁パネル

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JP (1) JPH0821030A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2020202268A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2020202268A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08

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