JPH08326286A - 隠蔽カバーの施工方法 - Google Patents
隠蔽カバーの施工方法Info
- Publication number
- JPH08326286A JPH08326286A JP15989695A JP15989695A JPH08326286A JP H08326286 A JPH08326286 A JP H08326286A JP 15989695 A JP15989695 A JP 15989695A JP 15989695 A JP15989695 A JP 15989695A JP H08326286 A JPH08326286 A JP H08326286A
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- JP
- Japan
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- heat insulating
- insulating board
- wall surface
- ceiling surface
- fixing
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 天井面と壁面とが接する隅部に沿って配設さ
れた配管または配線を覆い隠す隠蔽カバーの施工を簡素
化する。 【構成】 天井面2と壁面3とが接する隅部に沿って配
設された配管等(ダクトパイプ1)を覆い隠す隠蔽カバ
ーの施工方法において、配管等に沿って天井面2および
壁面3に固定金具20,30を取り付ける工程と、合成
樹脂フォーム11の両面に面材(炭カル紙12)が積層
され、長手方向に沿って設けられたV溝13の位置で略
直角に折り曲げ自在な長尺の断熱ボード10を、該V溝
の位置で略直角に折り曲げ、断熱ボード10がL字形を
維持するよう固定する工程と、L字形の断熱ボード10
の長手方向に沿った両端縁を固定金具20,30にそれ
ぞれ取り付けて配管等を覆い隠す工程と、からなること
を特徴とする。
れた配管または配線を覆い隠す隠蔽カバーの施工を簡素
化する。 【構成】 天井面2と壁面3とが接する隅部に沿って配
設された配管等(ダクトパイプ1)を覆い隠す隠蔽カバ
ーの施工方法において、配管等に沿って天井面2および
壁面3に固定金具20,30を取り付ける工程と、合成
樹脂フォーム11の両面に面材(炭カル紙12)が積層
され、長手方向に沿って設けられたV溝13の位置で略
直角に折り曲げ自在な長尺の断熱ボード10を、該V溝
の位置で略直角に折り曲げ、断熱ボード10がL字形を
維持するよう固定する工程と、L字形の断熱ボード10
の長手方向に沿った両端縁を固定金具20,30にそれ
ぞれ取り付けて配管等を覆い隠す工程と、からなること
を特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井面と壁面とが接す
る隅部に沿って配設された吸排気用のダクトパイプ等の
配管、あるいは電線,電話線等の配線を隠蔽するために
用いられる隠蔽カバーの施工方法に関する。
る隅部に沿って配設された吸排気用のダクトパイプ等の
配管、あるいは電線,電話線等の配線を隠蔽するために
用いられる隠蔽カバーの施工方法に関する。
【0002】
【技術背景】鉄筋コンクリート造の集合住宅において
は、各戸毎に室内,浴室等の換気を行うダクトパイプを
設置する必要がある。このような建造物においては、天
井面と上階の床スラブとの間に十分な空間がない。この
ため、屋内における天井面と壁面とが接する隅部に沿っ
て、ダクトパイプを配設する構造が採用される。
は、各戸毎に室内,浴室等の換気を行うダクトパイプを
設置する必要がある。このような建造物においては、天
井面と上階の床スラブとの間に十分な空間がない。この
ため、屋内における天井面と壁面とが接する隅部に沿っ
て、ダクトパイプを配設する構造が採用される。
【0003】ダクトパイプを、上記隅部に沿って、覆い
がない状態で設ける場合には、美観が損なわれる。ま
た、吸排気時の騒音や発熱による不都合が生じる。この
ような不都合を解消するために、通常、屋内における天
井面と壁面とが接する隅部に沿って、上記ダクトパイプ
等の配管,電線等を覆い隠すための隠蔽カバーが施工さ
れる。
がない状態で設ける場合には、美観が損なわれる。ま
た、吸排気時の騒音や発熱による不都合が生じる。この
ような不都合を解消するために、通常、屋内における天
井面と壁面とが接する隅部に沿って、上記ダクトパイプ
等の配管,電線等を覆い隠すための隠蔽カバーが施工さ
れる。
【0004】従来の隠蔽カバーは、図10に示すように
隠蔽されるダクトパイプ1の大きさに合わせて角材でフ
レーム50を作り、ダクトパイプ1を覆い隠すように天
井面2および壁面3に固定している。そして、この固定
されたフレーム50の屋内側二側面に対しそれぞれ石膏
ボード51を釘打ち固定して構成している。
隠蔽されるダクトパイプ1の大きさに合わせて角材でフ
レーム50を作り、ダクトパイプ1を覆い隠すように天
井面2および壁面3に固定している。そして、この固定
されたフレーム50の屋内側二側面に対しそれぞれ石膏
ボード51を釘打ち固定して構成している。
【0005】しかしながら、従来の隠蔽カバーにおいて
は、作業性の悪い現場でのフレーム作りに相当の手数を
要する。また、石膏ボード51はある程度の重量を有す
ることから天井面,壁面に対するフレーム50の取付け
およびフレーム50に対する石膏ボード51の取付けを
堅牢に行う必要があり、その作業に手間がかかる。
は、作業性の悪い現場でのフレーム作りに相当の手数を
要する。また、石膏ボード51はある程度の重量を有す
ることから天井面,壁面に対するフレーム50の取付け
およびフレーム50に対する石膏ボード51の取付けを
堅牢に行う必要があり、その作業に手間がかかる。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記従来の欠点を解消し、軽
量で取付け作業性に極めて優れた隠蔽カバーを提供する
ことを目的とする。
量で取付け作業性に極めて優れた隠蔽カバーを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【発明の概要】本発明の隠蔽カバーの施工方法は、天井
面と壁面とが接する隅部に沿って配設された配管または
配線を覆い隠すために使用されるもので、(1)前記配
管または配線に沿って天井面および壁面に固定金具を取
り付ける工程、(2)合成樹脂フォームの両面に面材が
積層され、長手方向に沿って設けられたV溝の位置で略
直角に折り曲げ自在な長尺の断熱ボードを、該V溝の位
置で略直角に折り曲げ、前記断熱ボードがL字形を維持
するよう固定する工程、(3)前記L字形の断熱ボード
の長手方向に沿った両端縁を前記固定金具にそれぞれ取
り付けて前記配管または配線を覆い隠す工程、からなる
ことを特徴とする。
面と壁面とが接する隅部に沿って配設された配管または
配線を覆い隠すために使用されるもので、(1)前記配
管または配線に沿って天井面および壁面に固定金具を取
り付ける工程、(2)合成樹脂フォームの両面に面材が
積層され、長手方向に沿って設けられたV溝の位置で略
直角に折り曲げ自在な長尺の断熱ボードを、該V溝の位
置で略直角に折り曲げ、前記断熱ボードがL字形を維持
するよう固定する工程、(3)前記L字形の断熱ボード
の長手方向に沿った両端縁を前記固定金具にそれぞれ取
り付けて前記配管または配線を覆い隠す工程、からなる
ことを特徴とする。
【0008】断熱ボードは、吸排気用のダクトパイプ等
の配管,電線,電話線等の配線を覆い隠すために用いら
れるもので、合成樹脂フォームを主体として構成され
る。したがって、切り出しが容易である等、加工性に優
れている。また、断熱ボードは、極めて軽量であり、し
かも、断熱,遮音性に優れ、換気時に発生する熱,騒音
を効率良く遮断できる。
の配管,電線,電話線等の配線を覆い隠すために用いら
れるもので、合成樹脂フォームを主体として構成され
る。したがって、切り出しが容易である等、加工性に優
れている。また、断熱ボードは、極めて軽量であり、し
かも、断熱,遮音性に優れ、換気時に発生する熱,騒音
を効率良く遮断できる。
【0009】断熱ボードの合成樹脂フォームとして、硬
質のウレタン,スチレンの重合体や共重合体等を用いる
ことができる。また、合成樹脂フォームの両面に積層さ
れる面材としては、炭カル紙,クラフト紙,ポリエチレ
ンフィルム,金属箔等、またはこれらの積層体を用いる
こともできる。 断熱ボードの内側に位置する面材は、
天井面への固定金具の係止爪を断熱ボードに圧入した際
に、断熱ボードが固定金具から抜けにくくすることが好
ましい。
質のウレタン,スチレンの重合体や共重合体等を用いる
ことができる。また、合成樹脂フォームの両面に積層さ
れる面材としては、炭カル紙,クラフト紙,ポリエチレ
ンフィルム,金属箔等、またはこれらの積層体を用いる
こともできる。 断熱ボードの内側に位置する面材は、
天井面への固定金具の係止爪を断熱ボードに圧入した際
に、断熱ボードが固定金具から抜けにくくすることが好
ましい。
【0010】断熱ボードの外側に位置する面材は、V溝
が形成された際に、該V溝により分断された上下の部分
の折り曲げを容易とする。さらに外側に位置する面材に
よって、壁紙が貼着しやすくなり、断熱ボードの屋内面
側は表面クロス張り仕上げ等が容易になる。
が形成された際に、該V溝により分断された上下の部分
の折り曲げを容易とする。さらに外側に位置する面材に
よって、壁紙が貼着しやすくなり、断熱ボードの屋内面
側は表面クロス張り仕上げ等が容易になる。
【0011】天井面に取り付けられる固定金具は、断熱
ボードの端部に圧入して断熱ボードを該固定金具に固定
する係止爪を有している。壁面に取り付けられる固定金
具は、断熱ボードの端縁を受ける受け部を有するものを
用いることもできる。受け部は、少なくとも断熱ボード
の端縁をする片を有すればよいが、断熱ボードの厚みと
同程度の断面コ字形に全体を形成して、ボード端縁をコ
字内に嵌入するようにすれば断熱ボードのガタツキが防
止される。なお、前記壁面に取り付けられる固定金具
は、天井面に取り付けられる固定金具と同様の、係止爪
を有しているものを用いることもできる。
ボードの端部に圧入して断熱ボードを該固定金具に固定
する係止爪を有している。壁面に取り付けられる固定金
具は、断熱ボードの端縁を受ける受け部を有するものを
用いることもできる。受け部は、少なくとも断熱ボード
の端縁をする片を有すればよいが、断熱ボードの厚みと
同程度の断面コ字形に全体を形成して、ボード端縁をコ
字内に嵌入するようにすれば断熱ボードのガタツキが防
止される。なお、前記壁面に取り付けられる固定金具
は、天井面に取り付けられる固定金具と同様の、係止爪
を有しているものを用いることもできる。
【0012】前述したように断熱ボードの天井面および
壁面への取付けは、固定金具により行われる。この取付
けでは、断熱ボードを天井面および壁面に強固には固定
することができない場合がある。断熱ボードと天井面お
よび壁面とのより強固な取付けを行うために、固定金具
と、断熱ボードとの接触面にも接着剤を塗布しておくこ
とが好ましい。なお、上記断熱ボードの天井面側,壁面
側は、固定金具にタッピングねじ等で固定することもで
きる。また、V溝の位置で折り曲げられた断熱ボードは
L字形の補強金具によりL字保形される。保形を強固に
するために、V溝の切面にも接着剤が塗布される。この
場合にも、L字形の補強金具と断熱ボードとの接触面に
も接着剤を塗布しておくことが好ましい。
壁面への取付けは、固定金具により行われる。この取付
けでは、断熱ボードを天井面および壁面に強固には固定
することができない場合がある。断熱ボードと天井面お
よび壁面とのより強固な取付けを行うために、固定金具
と、断熱ボードとの接触面にも接着剤を塗布しておくこ
とが好ましい。なお、上記断熱ボードの天井面側,壁面
側は、固定金具にタッピングねじ等で固定することもで
きる。また、V溝の位置で折り曲げられた断熱ボードは
L字形の補強金具によりL字保形される。保形を強固に
するために、V溝の切面にも接着剤が塗布される。この
場合にも、L字形の補強金具と断熱ボードとの接触面に
も接着剤を塗布しておくことが好ましい。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、ダクトパイプの
施工に用いた場合を例に説明する。図5は施工前の断熱
ボード10の斜視図、図6は天井面に取り付けられる固
定金具20および断熱ボード10の一部を示す斜視図、
図7は壁面に取り付けられる固定金具30および断熱ボ
ード10の一部を示すの斜視図である。
施工に用いた場合を例に説明する。図5は施工前の断熱
ボード10の斜視図、図6は天井面に取り付けられる固
定金具20および断熱ボード10の一部を示す斜視図、
図7は壁面に取り付けられる固定金具30および断熱ボ
ード10の一部を示すの斜視図である。
【0014】本実施例では、断熱ボード10は、厚さ1
2mm程度の合成樹脂フォーム11の両面に厚さ1mm
程度の炭カル紙12を積層してなるものであって、軽
量,耐熱,遮音性に優れるものである。また、断熱ボー
ド10には、その長手方向中央に沿って90度の開き角
度を有するV溝13が設けられている。断熱ボード10
は、このV溝13の位置で、片面の炭カル紙12のみで
繋がっており、一方向に略直角に折り曲げることができ
る。
2mm程度の合成樹脂フォーム11の両面に厚さ1mm
程度の炭カル紙12を積層してなるものであって、軽
量,耐熱,遮音性に優れるものである。また、断熱ボー
ド10には、その長手方向中央に沿って90度の開き角
度を有するV溝13が設けられている。断熱ボード10
は、このV溝13の位置で、片面の炭カル紙12のみで
繋がっており、一方向に略直角に折り曲げることができ
る。
【0015】天井面に取り付けられる固定金具20は、
図6に示すように金属板をL字形に折り曲げて構成さ
れ。折り曲げられた片の一方は、ネジ,釘等(同図では
ネジ23)を受け入れる2つの孔22,22を有し、天
井面2への取付け片として機能する。また、折り曲げら
れた片の他方は、断熱ボード10の取付け片として機能
し、L字の外側に向けて2つの係止爪21,21が形成
されている。
図6に示すように金属板をL字形に折り曲げて構成さ
れ。折り曲げられた片の一方は、ネジ,釘等(同図では
ネジ23)を受け入れる2つの孔22,22を有し、天
井面2への取付け片として機能する。また、折り曲げら
れた片の他方は、断熱ボード10の取付け片として機能
し、L字の外側に向けて2つの係止爪21,21が形成
されている。
【0016】係止爪21は、先端が先細りに形成されて
おり、断熱ボード10を押圧すると、その表面の炭カル
紙12を突き破って、断熱ボード10内に埋没し、断熱
ボード10と固定金具20とを一体的に保持する。この
場合、図6に示すように係止爪21は固定金具20の折
り曲げ部に近づけて形成する方が、断熱ボード10を押
圧した際に撓まないので好適である。
おり、断熱ボード10を押圧すると、その表面の炭カル
紙12を突き破って、断熱ボード10内に埋没し、断熱
ボード10と固定金具20とを一体的に保持する。この
場合、図6に示すように係止爪21は固定金具20の折
り曲げ部に近づけて形成する方が、断熱ボード10を押
圧した際に撓まないので好適である。
【0017】係止爪21は、抜け防止用の返し部24を
有しており、一旦圧入された係止爪21が抜けにくくな
るようにされている。なお、係止爪21は、固定金具2
0の加工成形時に、パンチ、折り曲げによって、該固定
金具20と一体的に形成することができる。
有しており、一旦圧入された係止爪21が抜けにくくな
るようにされている。なお、係止爪21は、固定金具2
0の加工成形時に、パンチ、折り曲げによって、該固定
金具20と一体的に形成することができる。
【0018】壁面に取り付けられる固定金具30は、図
7に示すように略コ字形を呈してなり、その受け部31
内に断熱ボード10の端縁14を挿入できるようになっ
ている。実施例において受け部31の下片は、上片より
も短く形成され、屋内側に大きく露出しない長さとなっ
ている(後述する図1参照)。
7に示すように略コ字形を呈してなり、その受け部31
内に断熱ボード10の端縁14を挿入できるようになっ
ている。実施例において受け部31の下片は、上片より
も短く形成され、屋内側に大きく露出しない長さとなっ
ている(後述する図1参照)。
【0019】断熱ボード10の端縁は、固定金具30の
受け部31に挿入した後、図7に示すようにタッピング
ネジ32によって受け部31の上片に固定することもで
きるが、単に挿入しただけであってもよい。また、図7
の固定金具30に代えて、図8に示すようにL字形の固
定金具30を用い、断熱パネル10の端縁をその下片に
載置するようにしてもよい。
受け部31に挿入した後、図7に示すようにタッピング
ネジ32によって受け部31の上片に固定することもで
きるが、単に挿入しただけであってもよい。また、図7
の固定金具30に代えて、図8に示すようにL字形の固
定金具30を用い、断熱パネル10の端縁をその下片に
載置するようにしてもよい。
【0020】次に断熱ボード10の施工手順について説
明する。図1は、本発明に係る断熱ボードの施工完了状
態を示す断面図、図2〜図4は、断熱ボードの施工手順
を示す断面図である。
明する。図1は、本発明に係る断熱ボードの施工完了状
態を示す断面図、図2〜図4は、断熱ボードの施工手順
を示す断面図である。
【0021】図1〜図4に示されるようにダクトパイプ
1は、吊り具4によって壁面3に近接する位置で天井面
2に取り付けられており、その外周面にはロックウール
6を設けて断熱、消音効果を高めてある。
1は、吊り具4によって壁面3に近接する位置で天井面
2に取り付けられており、その外周面にはロックウール
6を設けて断熱、消音効果を高めてある。
【0022】このように設置されたダクトパイプ1に沿
って、図2に示すように、複数の固定金具20を天井面
2に、また、複数の固定金具30を壁面3にそれぞれネ
ジ,釘等(同図ではネジ23)で取り付ける。
って、図2に示すように、複数の固定金具20を天井面
2に、また、複数の固定金具30を壁面3にそれぞれネ
ジ,釘等(同図ではネジ23)で取り付ける。
【0023】次に、図3に示すように、断熱ボード10
をV溝13の位置でL字形に折り曲げ固定する。固定手
段として、V溝13内に接着剤を塗布して断熱ボード1
0を折り曲げた際に相互の辺を接着させることに加え、
図9に示す係止爪41を有するL字形の補強金具40
を、断熱ボード10のコーナー部内側から圧入して補強
を図ることができる。このとき、補強金具40と断熱ボ
ード10との接触面にも接着剤を塗布しておくことが好
ましい。
をV溝13の位置でL字形に折り曲げ固定する。固定手
段として、V溝13内に接着剤を塗布して断熱ボード1
0を折り曲げた際に相互の辺を接着させることに加え、
図9に示す係止爪41を有するL字形の補強金具40
を、断熱ボード10のコーナー部内側から圧入して補強
を図ることができる。このとき、補強金具40と断熱ボ
ード10との接触面にも接着剤を塗布しておくことが好
ましい。
【0024】そして、このL字形の断熱ボード10を、
図4に示すように、天井面に沿って水平に移動させる。
天井面2側の固定金具20に対しては、断熱ボード10
の上部を係止爪21に圧入して嵌着させる。また、壁面
3側の固定金具30に対しては、断熱ボード10の下部
端縁を受け部31に挿入してさらにタッピングネジ32
で固定する。ここで、固定金具20と断熱ボード10と
の接触面、および固定金具30と断熱ボード10との接
触面(すなわち固定金具30のコ字形の内面側と断熱ボ
ード10との接触面)に接着剤を塗布しておくことが好
ましい。以上のようにして、ダクトパイプ1を覆い隠す
ようにして断熱ボード10の取付けが完了する。そし
て、断熱ボード10の外表面にはクロス張り仕上げが施
される。
図4に示すように、天井面に沿って水平に移動させる。
天井面2側の固定金具20に対しては、断熱ボード10
の上部を係止爪21に圧入して嵌着させる。また、壁面
3側の固定金具30に対しては、断熱ボード10の下部
端縁を受け部31に挿入してさらにタッピングネジ32
で固定する。ここで、固定金具20と断熱ボード10と
の接触面、および固定金具30と断熱ボード10との接
触面(すなわち固定金具30のコ字形の内面側と断熱ボ
ード10との接触面)に接着剤を塗布しておくことが好
ましい。以上のようにして、ダクトパイプ1を覆い隠す
ようにして断熱ボード10の取付けが完了する。そし
て、断熱ボード10の外表面にはクロス張り仕上げが施
される。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下のような効果を奏することができる。 (1)隠蔽カバーとして合成樹脂フォームを主体とする
断熱ボードを採用しているので、加工性に優れ、極めて
軽量で、かつ高い断熱性,遮音性が得られる。 (2)軽量化により、従来のようにフレームを作ってボ
ードを支持するような構成を採る必要が無くなり、施工
が極めて簡略化される。
以下のような効果を奏することができる。 (1)隠蔽カバーとして合成樹脂フォームを主体とする
断熱ボードを採用しているので、加工性に優れ、極めて
軽量で、かつ高い断熱性,遮音性が得られる。 (2)軽量化により、従来のようにフレームを作ってボ
ードを支持するような構成を採る必要が無くなり、施工
が極めて簡略化される。
【図1】本発明の施工方法に係る断熱ボードの施工完了
状態を示す断面図である。
状態を示す断面図である。
【図2】本発明の断熱ボードの施工方法における手順を
示す断面図であり、固定金具を取り付けた状態を示す図
である。
示す断面図であり、固定金具を取り付けた状態を示す図
である。
【図3】本発明の断熱ボードの施工方法における手順を
示す断面図であり、断熱ボードの折り曲げ段階を示す図
である。
示す断面図であり、断熱ボードの折り曲げ段階を示す図
である。
【図4】本発明の断熱ボードの施工方法における手順を
示す断面図であり、断熱ボードを固定金具に取り付けた
状態を示す図である。
示す断面図であり、断熱ボードを固定金具に取り付けた
状態を示す図である。
【図5】本発明の施工方法に係る断熱ボードの施工前の
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の施工方法に用いる、天井面に取り付け
られる固定金具の斜視図である。
られる固定金具の斜視図である。
【図7】本発明の施工方法に用いる、壁面に取り付けら
れる固定金具の斜視図である。
れる固定金具の斜視図である。
【図8】本発明の施工方法に用いる、壁面に取り付けら
れる固定金具の他の例を示す斜視図である。
れる固定金具の他の例を示す斜視図である。
【図9】本発明の施工方法に用いる補強金具の一例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図10】従来技術における断熱ボードの施工状態を示
す断面図である。
す断面図である。
1 ダクトパイプ 2 天井面 3 壁面 4 吊り具 5 石膏ボード 6 ロックウール 10 断熱ボード 11 合成樹脂フォーム 12 炭カル紙 13 V溝 14 端縁 20,30 固定金具 21,41 係止爪 22 孔 23 ネジ 24 返し部 31 受け部 32 タッピングネジ 40 補強金具
Claims (2)
- 【請求項1】 天井面と壁面とが接する隅部に沿って配
設された配管または配線を覆い隠す隠蔽カバーの施工方
法において、 前記配管または配線に沿って天井面および壁面に固定金
具を取り付ける工程と、 合成樹脂フォームの両面に面材が積層され、長手方向に
沿って設けられたV溝の位置で略直角に折り曲げ自在な
長尺の断熱ボードを、該V溝の位置で略直角に折り曲
げ、前記断熱ボードがL字形を維持するよう固定する工
程と、 前記L字形の断熱ボードの長手方向に沿った両端縁を前
記固定金具にそれぞれ取り付けて前記配管または配線を
覆い隠す工程と、からなることを特徴とする隠蔽カバー
の施工方法。 - 【請求項2】 前記天井面に取り付けられる固定金具
は、前記断熱ボードの端部に圧入して断熱ボードを該固
定金具に固定する係止爪を有し、前記壁面に取り付けら
れる固定金具は、前記断熱ボードの端縁を受ける受け部
を有することを特徴とする請求項1に記載の隠蔽カバー
の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15989695A JPH08326286A (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | 隠蔽カバーの施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15989695A JPH08326286A (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | 隠蔽カバーの施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08326286A true JPH08326286A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15703550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15989695A Pending JPH08326286A (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | 隠蔽カバーの施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08326286A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100680026B1 (ko) * | 2005-10-13 | 2007-02-07 | 대림산업 주식회사 | 층간 소음차단용 소음챔버 및 이를 이용한 배관차음공법 |
CN104912301A (zh) * | 2015-06-08 | 2015-09-16 | 李晓辉 | 居室上下水管路围挡处理方法 |
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1995
- 1995-06-02 JP JP15989695A patent/JPH08326286A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100680026B1 (ko) * | 2005-10-13 | 2007-02-07 | 대림산업 주식회사 | 층간 소음차단용 소음챔버 및 이를 이용한 배관차음공법 |
CN104912301A (zh) * | 2015-06-08 | 2015-09-16 | 李晓辉 | 居室上下水管路围挡处理方法 |
CN104912301B (zh) * | 2015-06-08 | 2017-04-12 | 李晓辉 | 居室上下水管路围挡处理方法 |
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