JP2557077Y2 - 照明器具を内蔵した吸音マット - Google Patents
照明器具を内蔵した吸音マットInfo
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- JP2557077Y2 JP2557077Y2 JP3914193U JP3914193U JP2557077Y2 JP 2557077 Y2 JP2557077 Y2 JP 2557077Y2 JP 3914193 U JP3914193 U JP 3914193U JP 3914193 U JP3914193 U JP 3914193U JP 2557077 Y2 JP2557077 Y2 JP 2557077Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound
- mat
- built
- sound absorbing
- absorbing mat
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- Building Environments (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
- Carpets (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」この考案は、照明器具を内蔵した
彎曲状の吸音マットの提案に関するものである。 「従来の技術」近年の建築物、特に不特定多数の人の出
入りする建物の内部構造材及び内装材は、耐侯性、防火
性等を重視するため、使用する材料は吸音に対して相矛
盾するものを選ばざるを得ないのが現状である。ホテル
のラウンジや喫茶室または街のレストランや居酒屋等で
自分たちの会話が、周囲の人達の談笑が床、壁及び天井
に反響して妨げられてしまうため、ついつい大声の会話
になりそれがまた周囲の人達の会話の妨げになるという
悪循環となっている経験も少なくない。コンサートホー
ルやオーデオルームとして建築する場合はそれなりに吸
音や残響音を設計の時から緻密に検討され多額な建設費
が避けられないところであるが、前述の一般的な用途の
建築設計ではほとんどが音に対する考慮がされておら
ず、又その内装を変えずに音の障害を解決する部材が開
発されていないのが現状であった。 「考案が解決しようとする問題点」本考案は、上記の如
き従来の欠点を解消することにあり、本考案を既存の内
装を変える事なく、設置する事によって残響音を吸収す
る事を目的としている。 「問題点を解決するための手段」本考案は、繊維間に有
機バインダー(樹脂系接着剤)を混入させホットプレス
等の手段によって中空円柱状に形成したマットをタテ割
状にして、そのカット面側に板を貼着し空間層を設け、
該板の内側に発泡ポリウレタンを貼設し、マット本体の
彎曲外面の中央部には遮音シートを貼付した。 「作 用」中空円柱をタテ割りにした、いわゆるカマボ
コ形のマット主体の円弧面の遮音シートのない部分から
初期音が層内に入るその際、マット主体の繊維層の通過
により一部の音が吸収される。マットを通過した音は発
泡ポリウレタン表面の凹凸により反射拡散され一部は吸
音される。 この拡散され反射された音は、一部は遮音
シート内面に当たり中空層に反射され、又発泡ポリウレ
タンに当たり拡散される。 その繰り返しにより、その
都度繊維層の通過の度に吸音されその目的が果たされ
る。 「実施例」本考案の実施例を図面に基いて詳述すると、
第1図は、本考案による吸音マットの一端を切欠して内
部構造を露出させたものであり、(1)はマット主体で
あって、その素材はガラス,鉱物等の繊維から成り繊維
には有機バインダー(樹脂系接着剤)を混入させホット
プレス等の手段により中空円柱状に成形させ、それをタ
テ割りにしてある。該マット主体(1)の背面側には板
(2)を貼着させ 中空層を形成させている。 この板
は、天井,壁に取りつけやすいように、又照明のためパ
イプペンダント方式の際にはそのパイプの固定に、更に
コーナーに取りつける場合にはL型金具等を付設しても
よい。板(2)の内側には表面が多数の千垂れ状の曲面
凹凸のある発泡ポリウレタン(3)が貼着されている。
該発発泡ポリウレタンの凹凸面には塗料を塗布して表
面に硬質皮膜を形成させ吸音と乱反射の機能を持たせて
いる。又該マット主体の円弧表面の中央部長手方向には
遮音シート(4)を貼着し、最寄りの会話音は反射する
ように又マット層内に入った音は再び外に出さないよう
層内に反射させ内部で吸音させる役目をする。そして、
該マット主体(1)の円弧表面には装飾用として通気性
の良い布(5)を被着させ、マット主体(1)の保護及
び遮音シートの押えにも役立っている。 マット主体
(1)の遮音シート部分の所要箇所には照明器具(6)
が埋設されている。又、照明器具(6)の代わりに静電
気の力による無騒音の空気清浄器を取りつけてもよい。
ここで、本考案の吸音の課程を説明すると、先ず、マッ
ト主体(1)を通りぬけ(マットの繊維層の通過により
一部吸音)中の発泡ポリウレタン(3)の凹凸面に当た
り(発泡ポリウレタンの弾性により一部の音は吸収され
る)乱反射する。 反射した音の一部はマット主体
(1)の繊維層を通過して外に出る(繊維層通過の際一
部吸音)。一部は遮音シートの内面に当たり(繊維層通
過の際一部吸音)、又中空層内に反射する(反射音も又
繊維層通過の際一部吸音)。この繰り返しにより音が吸
収減少され吸音の目的を果たす。 「考案の効果」本考案は、既設室内の必要箇所に配備す
ることにより、大掛かりな吸音設備や高額を要した内装
変更という従来のやり方を一掃し、不快残響音の解消を
可能とした便利性,実用性に富んだもので、更に照明器
具を備えたことにより付帯感をなくし、装飾性も兼ね備
えた画期的なもので、実用的並びに経済的効果は甚大で
ある。
彎曲状の吸音マットの提案に関するものである。 「従来の技術」近年の建築物、特に不特定多数の人の出
入りする建物の内部構造材及び内装材は、耐侯性、防火
性等を重視するため、使用する材料は吸音に対して相矛
盾するものを選ばざるを得ないのが現状である。ホテル
のラウンジや喫茶室または街のレストランや居酒屋等で
自分たちの会話が、周囲の人達の談笑が床、壁及び天井
に反響して妨げられてしまうため、ついつい大声の会話
になりそれがまた周囲の人達の会話の妨げになるという
悪循環となっている経験も少なくない。コンサートホー
ルやオーデオルームとして建築する場合はそれなりに吸
音や残響音を設計の時から緻密に検討され多額な建設費
が避けられないところであるが、前述の一般的な用途の
建築設計ではほとんどが音に対する考慮がされておら
ず、又その内装を変えずに音の障害を解決する部材が開
発されていないのが現状であった。 「考案が解決しようとする問題点」本考案は、上記の如
き従来の欠点を解消することにあり、本考案を既存の内
装を変える事なく、設置する事によって残響音を吸収す
る事を目的としている。 「問題点を解決するための手段」本考案は、繊維間に有
機バインダー(樹脂系接着剤)を混入させホットプレス
等の手段によって中空円柱状に形成したマットをタテ割
状にして、そのカット面側に板を貼着し空間層を設け、
該板の内側に発泡ポリウレタンを貼設し、マット本体の
彎曲外面の中央部には遮音シートを貼付した。 「作 用」中空円柱をタテ割りにした、いわゆるカマボ
コ形のマット主体の円弧面の遮音シートのない部分から
初期音が層内に入るその際、マット主体の繊維層の通過
により一部の音が吸収される。マットを通過した音は発
泡ポリウレタン表面の凹凸により反射拡散され一部は吸
音される。 この拡散され反射された音は、一部は遮音
シート内面に当たり中空層に反射され、又発泡ポリウレ
タンに当たり拡散される。 その繰り返しにより、その
都度繊維層の通過の度に吸音されその目的が果たされ
る。 「実施例」本考案の実施例を図面に基いて詳述すると、
第1図は、本考案による吸音マットの一端を切欠して内
部構造を露出させたものであり、(1)はマット主体で
あって、その素材はガラス,鉱物等の繊維から成り繊維
には有機バインダー(樹脂系接着剤)を混入させホット
プレス等の手段により中空円柱状に成形させ、それをタ
テ割りにしてある。該マット主体(1)の背面側には板
(2)を貼着させ 中空層を形成させている。 この板
は、天井,壁に取りつけやすいように、又照明のためパ
イプペンダント方式の際にはそのパイプの固定に、更に
コーナーに取りつける場合にはL型金具等を付設しても
よい。板(2)の内側には表面が多数の千垂れ状の曲面
凹凸のある発泡ポリウレタン(3)が貼着されている。
該発発泡ポリウレタンの凹凸面には塗料を塗布して表
面に硬質皮膜を形成させ吸音と乱反射の機能を持たせて
いる。又該マット主体の円弧表面の中央部長手方向には
遮音シート(4)を貼着し、最寄りの会話音は反射する
ように又マット層内に入った音は再び外に出さないよう
層内に反射させ内部で吸音させる役目をする。そして、
該マット主体(1)の円弧表面には装飾用として通気性
の良い布(5)を被着させ、マット主体(1)の保護及
び遮音シートの押えにも役立っている。 マット主体
(1)の遮音シート部分の所要箇所には照明器具(6)
が埋設されている。又、照明器具(6)の代わりに静電
気の力による無騒音の空気清浄器を取りつけてもよい。
ここで、本考案の吸音の課程を説明すると、先ず、マッ
ト主体(1)を通りぬけ(マットの繊維層の通過により
一部吸音)中の発泡ポリウレタン(3)の凹凸面に当た
り(発泡ポリウレタンの弾性により一部の音は吸収され
る)乱反射する。 反射した音の一部はマット主体
(1)の繊維層を通過して外に出る(繊維層通過の際一
部吸音)。一部は遮音シートの内面に当たり(繊維層通
過の際一部吸音)、又中空層内に反射する(反射音も又
繊維層通過の際一部吸音)。この繰り返しにより音が吸
収減少され吸音の目的を果たす。 「考案の効果」本考案は、既設室内の必要箇所に配備す
ることにより、大掛かりな吸音設備や高額を要した内装
変更という従来のやり方を一掃し、不快残響音の解消を
可能とした便利性,実用性に富んだもので、更に照明器
具を備えたことにより付帯感をなくし、装飾性も兼ね備
えた画期的なもので、実用的並びに経済的効果は甚大で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の吸音マットの一端を切欠して、内部
構造を露出させたものであり、第2図は音の進路吸収を
示した図である。 1:マット主体,2:板,3:発泡ポリウレタン,4:
遮音シート,5:布,6:照明器具。
構造を露出させたものであり、第2図は音の進路吸収を
示した図である。 1:マット主体,2:板,3:発泡ポリウレタン,4:
遮音シート,5:布,6:照明器具。
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭51−105118(JP,A)
実開 平3−111706(JP,U)
実開 平3−78808(JP,U)
実開 昭51−62211(JP,U)
実開 昭49−147816(JP,U)
実公 昭49−33452(JP,Y1)
Claims (1)
- (57)【実用新案登録請求の範囲】 有機バインダーを浸潤した繊維により形成された中空円
柱のマット主体をタテ割状にして、そのカット面側に板
を貼着して空間層を設け、該板の内側に多数の千垂れ状
の曲面凹凸のある発泡ポリウレタンを貼設し、且つ彎曲
状に形成された該マット主体に照明器具を埋設したこと
を特徴とする照明器具を内蔵した吸音マット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3914193U JP2557077Y2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 照明器具を内蔵した吸音マット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3914193U JP2557077Y2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 照明器具を内蔵した吸音マット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH071109U JPH071109U (ja) | 1995-01-10 |
JP2557077Y2 true JP2557077Y2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=12544836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3914193U Expired - Lifetime JP2557077Y2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 照明器具を内蔵した吸音マット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2557077Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004162274A (ja) * | 2002-11-11 | 2004-06-10 | East Japan Railway Co | ベランダ騒音低減構造 |
-
1993
- 1993-06-10 JP JP3914193U patent/JP2557077Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH071109U (ja) | 1995-01-10 |
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