JPS6227614Y2 - - Google Patents

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JPS6227614Y2
JPS6227614Y2 JP4533082U JP4533082U JPS6227614Y2 JP S6227614 Y2 JPS6227614 Y2 JP S6227614Y2 JP 4533082 U JP4533082 U JP 4533082U JP 4533082 U JP4533082 U JP 4533082U JP S6227614 Y2 JPS6227614 Y2 JP S6227614Y2
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JP
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ceiling
jointer
hanging
existing
insulation
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JP4533082U
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JPS58148112U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、断熱、防音の目的のために、住宅
等の既設天井の下側に新しく断熱、防音性能のす
ぐれた天井を設ける際の改修構造に関する。
昨今、省エネルギーの一環として事務所、住宅
等の断熱が見直されている。ところで、新設建築
物では当初より建築物全体の断熱性能を考慮して
設計、施工されるが、既設の建築物の断熱工事は
種々の制約があり、その実施が困難な場合が多
い。このため既設の建築物の断熱性向上の比較的
実施が容易な一手段に、既設の天井の断熱改修工
事が挙られる。従来、このような既設天井の断熱
改良工事としては、既設の天井を取り壊し、断熱
性の良い天井を新しく施工する方法がある。しか
し、この方法は施工に時間がかかり、廃材が多量
に発生し、室内の汚れがひどく、また既設の天井
が持つている断熱、防音性能を利用することがで
きない欠点がある。
また、既設天井の裏側からガラスウールなどの
断熱材を敷き込む方法もあるが、施工が非常にや
りにくく、したがつて充分な断熱性能が得られな
い欠点があり、室内の意匠上の変化が得られない
などの不満足もある。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
施工が容易で、施工時間が短くてすみ、既設天井
の有する断熱、防音性をも利用でき、天井の外観
も一新される天井の改修構造を提供することを目
的とするものである。
以下、図面を参照してこの考案を詳しく説明す
る。
第1図ないし第3図はこの考案の改修構造の第
1実施例を示すものである。第1図中符号1は、
ハリ、2は壁である。ハリ1の下面にはつり木受
け3、3…が取り付けボルトなどで固定されてお
り、このつり木受け3、3…にはつり木4、4…
が釘止めされて、ハリ1から垂下した状態で取り
付けられている。これらつり木4、4…には野縁
受け5、5…を介して野縁6、6…が天井面に対
して格子状になるように取り付けられている。そ
して、これら野縁6、6…には石膏ボード、ベニ
ヤ合板、繊維板などの天井材7、7…が取り付け
られている。以上のつり木受け3、つり木4、野
縁受け5、野縁6および天井材7とで既設天井8
が構成されている。
つぎに、この既設天井8に新しく断熱、防音の
ための新設天井が設けられる。まず、既設天井8
の野縁6、6…の位置の相当する位置に室内側か
ら受け木9、9…が釘止めされて取り付けられ
る。この受け木9、9…は、天井面に対して所定
の間隔を置いて一方向に並べて取り付けられる。
これら受け木9、9…には吊り金具10、10…
が木ねじ11などを用いて取りつけられる。この
吊り金具10は、第2図に示すように、受け木9
9を跨ぐ上側鞍部10aと後述するジヨイナを固
定する下側鞍部10bとからなり、これら二つの
鞍部10a、10bが互いに90゜向きを変えて構
成されている。そして、下側鞍部10bにはジヨ
イナを取り付けるための長穴が設けられ、ジヨイ
ナの取付位置を垂直方向に変えることができるよ
うになつている。また、この吊り金具10、10
…の取り付け間隔は、新しい天井材の寸法にもよ
るが通常は900mm程度とされる。
そして、これら吊り金具10、10…には、ジ
ヨイナ12が取り付けられる。このジヨイナ12
は、第2図に示すように、断面形状が略日字形の
中空状の本体部12aと、この本体部12aの両
側部から水平に延びる一対の上側羽根部12bと
一対の下側羽根部12cとから構成される長尺の
部材であつて、例えばABS樹脂、PVC樹脂など
のプラスチツク異形押出法などによつて製造され
るものである。そして、このジヨイナ12の本体
部12aの上部が上記吊り金具10の下側鞍部1
0bに収められ、固定ねじ13で固定されて、吊
り金具10とジヨイナ12とが固定される。この
時、吊り金具10、10…に取りつけられたジヨ
イナ12、12…の本体部12aの下端が作る平
面が水平となるか、あるいは天井面の中央でわず
かのむくりが形成されるようにジヨイナ12の取
付位置が調節される。
そして、これらジヨイナ12、12…には、仕
上げとなる天井材14、14…が取り付けられ
る。天井材14は、この場合特に断熱、防音性を
重要視しているため、合成樹脂発泡体、例えば独
立気胞構造の硬質ポリウレタンフオーム、硬質イ
ソシアヌレートフオーム、フエノールフオームな
どを芯材14aとし、この芯材14の表面に化粧
紙、化粧クロスなどの面材14bを一体に貼着し
たものが用いられる。そして、この天井材14の
端面の厚み方向の略中央部には、切り溝15が設
けられ、この切り溝15に上記ジヨイナ12の下
側羽根部12cを挿入し、天井材14の裏面が上
側羽根部12bに当るように取り付けられる。か
くして、受け木9、吊り金具10、ジヨイナ12
および天井材14とで新設天井16が構成され
る。なお、あらかじめ吊り金具10にジヨイナ1
2を取りつけ、このジヨイナ12に天井材14を
挿入してから吊り金具10を受け木9に固定する
施工法を採つてもよい。
第3図は、壁2と新設天井16との見切り部を
示すものである。壁2に天井材14がぶつかる位
置には、回り縁受け17が固定される。この回り
縁受け17は、断面略L字形に形成された長尺材
であつて、やはりABS樹脂、PVC樹脂などのプ
ラスチツクの異形押出法などで製造されたものや
木製のものである。そして、この壁2に固定され
た回り縁受け17の下方に天井材14の端部が位
置される。そして、断面略三角形の合成樹脂など
で形成された回り縁18が、天井材14の下側
に、この回り縁18と回り縁受け17とで天井材
14の端部を挾持するようにして固定される。
このような天井の改修構造においては、既設天
井8に受け木9を介して吊り金具10を取りつ
け、吊り金具10にジヨイナ12を介して新しい
合成樹脂発泡体よりなる天井材14を取り付けた
構造であるので、既設天井8の有する断熱性、防
音性をそのまま利用し、これに新設天井16の断
熱性、防音性を加味することができ、高い断熱性
と防音性が得られる。また、既設天井8をそのま
ま利用しているので施工が簡単、迅速となり、廃
材などの発生がわずかですむ。さらに、吊り金具
10とジヨイナ12との固定の際ジヨイナ12の
取付位置を調整することができるので、既設天井
8の不陸の影響が新設天井16に及ぶことがな
く、美しい外観の天井が得られる。
第4図および第5図はこの考案の第2実施例を
示すもので、第1図ないし第3図に示したものと
同一構成部分には同一符号を付してその説明は省
略する。この例の改修構造は、既設天井8の野縁
6の位置に相当する位置の天井材7上に、ジヨイ
ナ19を直接木釘、木ねじなどで固定し、このジ
ヨイナ19に天井材14を係止固定したものであ
る。この例で用いられるジヨイナ19は第5図に
示すように、断面路I字形のベース板部19a、
壁部19b、下板部19cとから構成された長尺
の部材である。そして、天井材14の端部を切り
欠いて薄肉端部14cを形成し、この薄肉端部1
4cを、上記ジヨイナ19のベース板部19aと
下板部19cとで形成される凹部の一方に挿入し
たのち、ジヨイナ19のベース板部を木釘20で
既設天井8に固定する。ついで、ジヨイナ19の
他方の凹部に、隣設する天井材14の薄肉端部1
4cを挿入、固定する。かくして、ジヨイナ19
および天井材14とで新設天井16が構成され
る。
この実施例では、第1実施例の改修構造に比べ
て使用部材が少なく、コスト的に有利となる。し
かし、既設天井8に不陸があると、この不陸がそ
のまま新設天井16に表われるので、既設天井8
に不陸がない場合に好ましい構造である。
第6図は、第2実施例に用いられるジヨイナ1
9の変形例を示すもので、第5図に示したものと
同一構成部分には同一符号を付して、その説明は
省略する。このジヨイナ21は、本体部21aと
キヤツプ部21bとからなり、本体部21aで、
第1実施例と同様の方法によつて天井材14を固
定したのち、キヤツプ部21bを本体部21aの
凹部に圧入することにより、天井材14の目地仕
上材を兼ねるようにしたものである。
第7図は、この考案の第3実施例を示すもの
で、第5図と同一構成部分には同一符号を付し
て、その説明は省略する。この例の改修構造は、
既設天井8の天井板7の下側に受け木9、9…を
取り付け、この受け木9、9…にジヨイナ19、
19…を固定し、このジヨイナ19、19…に天
井板14、14…を固定したものである。
また第8図は、第7図に示した第3実施例に用
いられるジヨイナ19の変形例を示すもので、第
7図および第6図に示したものと同一構成部分に
は同一符号を付してその説明は省略する。この例
のジヨイナ21は、第6図に示したものと同様に
天井材14の支持材と目地仕上材の両者を兼用す
るようにしたものである。
以上説明したように、この考案の天井の改修構
造は、既設天井にジヨイナを取りつけ、このジヨ
イナに合成樹脂発泡体よりなる天井材を取り付け
た構造であるので、断熱性、防音性のすぐれた天
井が、簡単かつ迅速に得られるとともに廃材など
の発生がわずかですむ。また、既設天井の有する
断熱性、防音性をそのまま利用加味できるので、
より一層すぐれた断熱性、防音性が得られる。さ
らに、天井の外観が一新され、意匠性に富むなど
の利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の天井の改修構造の第1実施
例を示す概略断面図、第2図および第3図はいず
れも第1図の要部を拡大した断面図、第4図は第
2実施例を示す概略断面図、第5図は第4図の要
部を拡大した断面図、第6図は第2実施例に用い
られるジヨイナの変形例を示す断面図、第7図は
第3実施例を示す断面図、第8図は第3実施例に
用いられたジヨイナの変形例を示す断面図であ
る。 3……つり木受け、4……つり木、5……野縁
受け、6……野縁、7……天井材、8……既設天
井、9……受け木、10……吊り金具、12……
ジヨイナ、14……天井材、14a……芯材、1
6……新設天井、18……回り縁、19……ジヨ
イナ、21……ジヨイナ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 既設天井にジヨイナを介して合成樹脂発泡体よ
    りなる天井材を係止固定したことを特徴とする天
    井の改修構造。
JP4533082U 1982-03-30 1982-03-30 天井の改修構造 Granted JPS58148112U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4533082U JPS58148112U (ja) 1982-03-30 1982-03-30 天井の改修構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4533082U JPS58148112U (ja) 1982-03-30 1982-03-30 天井の改修構造

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Publication Number Publication Date
JPS58148112U JPS58148112U (ja) 1983-10-05
JPS6227614Y2 true JPS6227614Y2 (ja) 1987-07-15

Family

ID=30056352

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JP4533082U Granted JPS58148112U (ja) 1982-03-30 1982-03-30 天井の改修構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006249769A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Dan House Kk 住宅の断熱・防湿・熱反射構造

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5705024B2 (ja) * 2011-05-20 2015-04-22 積水化学工業株式会社 屋根パネル及びユニット建物の構築方法
JP6453008B2 (ja) * 2014-09-26 2019-01-16 ミサワホーム株式会社 天井構造および天井のリフォーム方法

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JPS58148112U (ja) 1983-10-05

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