JPH08210133A - エンジンの冷却装置 - Google Patents

エンジンの冷却装置

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Publication number
JPH08210133A
JPH08210133A JP7018183A JP1818395A JPH08210133A JP H08210133 A JPH08210133 A JP H08210133A JP 7018183 A JP7018183 A JP 7018183A JP 1818395 A JP1818395 A JP 1818395A JP H08210133 A JPH08210133 A JP H08210133A
Authority
JP
Japan
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intercooler
cooler
seawater
cooling
lubricating oil
Prior art date
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Pending
Application number
JP7018183A
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English (en)
Inventor
Hidehira Nomura
英均 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Filing date
Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンに付設するインタークーラーと潤滑
油クーラーと清水クーラーの配置を簡潔にし、冷却装置
の効率を向上する。 【構成】 インタークーラーと潤滑油クーラーと清水ク
ーラーを、冷却器ケースの内部に直列又は並列に一体的
に構成した。また、冷却器ケースの海水流入口の部分に
海水フィルターを設け、該海水フィルターにより、海水
中のゴミを濾過して、冷却管の詰まりを解消する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンEの給気や冷
却するインタークーラーや、潤滑油を冷却する潤滑油ク
ーラーや、エンジン内部の冷却水ジャケットに供給する
清水の冷却水を海水で冷却する清水クーラーの配置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来は、清水クーラーや潤滑油クーラー
を同一の冷却コアを用いて、直列配置する技術はあった
が(例えば実開昭57−78721)、インタークーラ
ーは大半が立方体形状の冷却コアを使用していた為に
(例えば実開昭55−176438)、インタークーラ
ーを清水クーラーや潤滑油クーラーと一体化することは
形状的に無理があった。故に従来は、インタークーラー
と清水クーラーと潤滑油クーラーは別置きにするのが主
流であったが、海水の配管や、該配管の関連部品がより
多く必要となり、またその分だけ海水系の圧力損失も大
きいものとなっていたのである。
【0003】また従来から給気マニホールドとインター
クーラーを一体形とした技術はあったのであるが、イン
タークーラーを通過した後の給気は、そのまま各気筒へ
供給される。故に、端部のシリンダーには、インターク
ーラーの半分のみを通過した給気しか供給できず、大型
のインタークーラーを用いても、充分に冷却効率を得る
ことが出来なかったのである。また、別置型では、イン
タークーラーと給気マニホールドを連結する、継手ダク
トの部分で通路面積が抑制されるので、給気の圧力損失
の原因となっていたのである。
【0004】また、従来は海水冷却式のインタークーラ
ーを具備したエンジンにおいては、インタークーラー内
の冷却水配管の腐蝕防止の為に、海水フィルターが配置
されていたが、円筒型の海水フィルターでは、その取付
部の形状が大きくなり、コンパクトな構成とすることが
出来なかったのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の不具合を解消するものである。インタークーラーに縦
長型の丸形冷却コアを使用し、清水クーラーや潤滑油ク
ーラーと相似形として、インタークーラーと清水クーラ
ーと潤滑油クーラーを一体的に構成するのである。また
多くの場合に、清水クーラーが最も大型となるのである
が、この中でインタークーラーと潤滑油クーラーを直列
に配置し、これに清水クーラーを平行に配置し、取り入
れた海水は、インタークーラーAから潤滑油クーラーL
を通過してから、清水クーラーCを通過すべく直列通過
系統とすることにより、冷却機器を一体化することがで
き、配管を減少し、海水の圧力損失を最少限度に押さえ
るのである。
【0006】また給気マニホールドMのメイン通路に、
大口径のインタークーラーを直列に固定することによ
り、各シリンダーへは、インタークーラーAを効果的に
通過した給気が供給され、またインタークーラーと給気
マニホールドの間でエアダクトが不要となり、通路面積
が絞られたり、曲げ力が加わることがなく、圧力損失を
抑えることが出来たのである。
【0007】また海水フィルターFをプレート式とする
ことにより、清水クーラーCをコンパクトに構成するこ
とができ、また、冷却器ケース1に対する脱着が容易と
なり、海水フィルターFに目詰まりが発生した場合の応
急手段が簡単に出来るようになったのである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。請求項1においては、インタークー
ラー付きエンジンEにおいて、冷却器ケース1の内部
に、インタークーラーAと清水クーラーCと潤滑油クー
ラーLを一体的に構成し、冷却用に取り入れた海水をイ
ンタークーラーAと潤滑油クーラーLと清水クーラーC
を直列的に通過させた。
【0009】請求項2においては、インタークーラー付
きエンジンEにおいて、給気マニホールドMにインター
クーラーAを直接的に固定した。
【0010】請求項3においては、インタークーラー付
きエンジンEにおいて、該インタークーラーAを海水に
より冷却する構成とし、該海水を濾過する海水フィルタ
ーFをプレート式とし、海水フィルターFに詰まりが発
生した場合にセンサーSにより警報を発するべく構成し
た。
【0011】請求項4においては、インタークーラー付
きエンジンEにおいて、該インタークーラーAと潤滑油
クーラーLを冷却器ケース1内に一体的に構成し、該イ
ンタークーラーAと潤滑油クーラーLを直列又は並列に
配置した。
【0012】請求項5においては、海水冷却式インター
クーラーを具備したエンジンEにおいて、該インターク
ーラーAの冷却器ケース1の入口側に海水フィルターF
を配置し、該海水フィルターFは海水フィルター蓋30
を外すことより、交換を可能とした。
【0013】
【作用】次に作用を説明する。請求項1によれば、イン
タークーラー付きエンジンEにおいて、冷却器ケース1
の内部に、インタークーラーAと清水クーラーCと潤滑
油クーラーLを一体的に構成し、冷却用に取り入れた海
水をインタークーラーAと潤滑油クーラーLと清水クー
ラーCを直列的に通過させたので、従来の如く海水パイ
プを、インタークーラーAと潤滑油クーラーLと清水ク
ーラーCの間に、延設する必要がなくなり、海水系の圧
力損失を低くすることが出来る。
【0014】請求項2によれば、従来の如くインターク
ーラーAと給気マニホールドMとの間を連結するパイプ
28のように、括れた部分を設ける必要がなく、給気の
圧力損失を低くすることができ、効率的な冷却が可能と
なったのである。また、給気マニホールドMとインター
クーラーAとの間に、パイプを巡らす必要がなくなっ
た。
【0015】請求項3によれば、冷却管7の内部に小さ
なゴミが入るのを阻止することができ、冷却管7の腐蝕
を防止することが可能である。また冷却器ケース1の入
口部に海水フィルターFを配置することにより、海水フ
ィルターF自身のケースを冷却器ケース1が兼用するの
で、海水フィルターFの部品を低減することができ、メ
ンテナンス性能を向上することが出来た。
【0016】請求項4によれば、直列に配置した場合に
は、冷却コア25・26を1本で兼用することが出来る
ので、室内隔壁を介装するだけで、インタークーラーA
と潤滑油クーラーLを作り分けることができ、簡潔な構
成で、インタークーラーAと潤滑油クーラーLを構成す
ることが出来る。
【0017】請求項5によれば、海水内に含まれるゴミ
が冷却管7の内部に詰まって、海水の通過に抵抗を付け
ると、徐々に冷却性能が低下し、最後にはエンジンEの
焼きつきとなる可能性があるが、本発明の如く、冷却器
ケース1の入口部分に海水フィルターFを設け、海水フ
ィルター蓋30を外すことにより、簡単に海水フィルタ
ーFを脱着し清掃することが出来るので、インタークー
ラーAの詰まりの解消を図ることができた。
【0018】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は冷却器ケース
1内に、インタークーラーAと潤滑油クーラーLと清水
クーラーCを一体的に配置した冷却装置を示す正面断面
図、図2は同じく図1の冷却装置の側面断面図、図3は
清水クーラーCを構成する冷却コア27の側面図、図4
はインタークーラーAと潤滑油クーラーLを構成する冷
却コア25・26の側面図、図5は本発明の給気マニホ
ールドMとインタークーラーAを一体的に構成した実施
例の平面図、図6は同じく給気マニホールドMとインタ
ークーラーAを一体的に構成した他の実施例を示す図
面、図7は従来のインタークーラーAと給気マニホール
ドMの配置を示す図面、図8も従来のインタークーラー
Aと給気マニホールドMの配置を示す図面、図9は冷却
器ケース1の内部に潤滑油クーラーLとインタークーラ
ーAとを平行に配置した構成の正面図、図10は同じく
図9の実施例の側面図。
【0019】図11は冷却器ケース1の内部に清水クー
ラーCと潤滑油クーラーLを直列に配置した実施例の正
面断面図、図12は図11の冷却器ケース1の内部に配
置された冷却コア27の側面図、図13は冷却器ケース
1の内部にインタークーラーAと潤滑油クーラーLを直
列に配置した実施例の正面断面図、図14は図13の実
施例の冷却器ケース1の内部に配置された冷却コア27
の俯瞰図、図15はインタークーラーAに設ける海水フ
ィルターFの配置を示す正面断面図、図16は海水フィ
ルターFの側面図、図17は海水フィルターFの他の実
施例を示す正面断面図、図18はインタークーラーAに
詰まりが発生した場合のバイパス回路の構成を示す正面
断面図、図19はエンジンEの、過給器3とミキシング
パイプ35とバイパスゲート2と排気マニホールド4の
位置関係を改善した状態を示す平面図、図20は従来の
ミキシングパイプ35とバイパスゲート2と排気マニホ
ールド4の関係位置を示す図面である。
【0020】図1より図4において、冷却器ケース1の
内部に、インタークーラーAと潤滑油クーラーLと清水
クーラーCを一体的に構成した実施例を説明する。図2
に示す如く、エンジンEの上部を構成するシリンダーヘ
ッドHの側面に、冷却器ケース1が取付られている。該
冷却器ケース1は分離壁10により上下の2室に分離さ
れており、図1の右側の端部の連通孔8により連通され
ている。上部の室は室内隔壁11・9・13によりイン
タークーラーAの室と、潤滑油クーラーLの室に分離さ
れている。
【0021】該室内隔壁11と9の間に、冷却コア25
が配置され、また室内隔壁9と13の間に、冷却コア2
6が配置されている。該冷却コア25と26は1本の連
通したものにより構成されており、海水流入口18から
海水ポンプにより押し込まれてくる海水が、該冷却コア
25・26の冷却海水管7の内部を通過する。インター
クーラーAのシリンダーヘッドHの上方には、給気流入
口24が設けられており、該インタークーラーAの内部
を通過して、海水により冷却された給気が給気出口12
からシリンダーヘッドHの内部に供給される。潤滑油ク
ーラーLは冷却コア26とバッフル22と潤滑油流入口
20と潤滑油吐出口21により構成されている。冷却コ
ア26の周囲には、潤滑油が長い時間、冷却コア26に
接触するように、バッフル22が設けられている。
【0022】そして冷却器ケース1の下方の室内は、清
水クーラーCに構成されており、冷却コア27が配置さ
れている。該冷却コア27は図3に示すように、円筒内
のすべてに冷却海水管が通過するものとされている。該
冷却コア27の周囲にバッフル板23が複数枚だけ互い
違いに配置されており、清水流入口16から流入し、清
水吐出口17から出ていく冷却清水が、冷却コア27の
周囲を通過する間に流れを乱して、長い時間、冷却コア
27に接触するように構成している。
【0023】該冷却コア27は左右の室内隔壁15・1
4により支持され、海水と清水が混入することのないよ
うに、密閉シールされている。そして海水流入口18か
ら流入した海水は、まずインタークーラーAで給気を冷
却し、次に潤滑油クーラーLで潤滑油を冷却し、次に清
水クーラーCで冷却用清水を冷却して海水吐出口19か
ら海上へ排出される。
【0024】次に図5から図8に示す図面を説明する。
従来は図7に示す如く、インタークーラーA 'と給気マ
ニホールドM 'が別に配置されており、両者の間をパイ
プ28で連結していたのである。故に、該パイプ28の
部分で給気が絞られたり、給気供給経路が曲げられたり
して、圧力損失が発生するという不具合があったのであ
る。また図8に示す従来技術においては、インタークー
ラーA 'と給気マニホールドM 'を一体的に構成してい
るが、給気流入口から流入した給気が、インタークーラ
ーA 'の一部のみしか通過して行かないので、冷却効率
に無駄が発生するという不具合があったのである。
【0025】本発明は図5に示す如く、給気マニホール
ドMとインタークーラーAを一体的に構成し、該インタ
ークーラーAから給気マニホールドMに至る部分におい
て、括れ部分を設けて、給気マニホールドMに分岐する
前の給気が全て、インタークーラーAを通過すべく構成
しているのである。該括れの部分は、図7に示すパイプ
28のような大きな径の変化ではないので、圧力損失は
発生しないように構成しているのである。また、図6に
示す実施例においては、冷却器ケース1を2パスに構成
している。即ち、給気流入口24から流入した給気は一
旦インタークーラーAの奥まで通過して、再度、給気流
入口24の側に設けた給気吐出口12に吐出されて、給
気マニホールドMに流入すべく構成しているのである。
【0026】図9と図10においては、冷却器ケース1
を上下に構成して、左側に海水吐出口19と海水流入口
18を配置している。そして冷却器ケース1の上段に潤
滑油クーラーLを構成し、潤滑油流入口20と潤滑油吐
出口21が設けられている。内部には冷却コア26が配
置されている。該潤滑油クーラーLの右端には連通孔8
が構成されており、海水は下方のインタークーラーAに
流入する。該インタークーラーAの内部には冷却コア2
5が配置されている。該インタークーラーAには給気流
入口24と給気吐出口12が設けられている。図9と図
10においては、潤滑油クーラーLとインタークーラー
Aを上下に平行に配置した実施例が開示されているので
ある。
【0027】次に図11と図12においては、冷却器ケ
ース1の内部に清水クーラーCと潤滑油クーラーLを直
列に配置した実施例が開示されている。冷却器ケース1
の内部の全域にわたり冷却管7が架設された形の冷却コ
ア27が設けられている。そして半分を清水クーラーC
に構成し、他の半分を潤滑油クーラーLに構成してい
る。室内隔壁40・41・42により、清水クーラーC
の室と潤滑油クーラーLの室とに分割している。冷却器
ケース1の左右端部に海水流入口18と海水吐出口19
が設けられている。
【0028】図13と図14においては、冷却器ケース
1の内部にインタークーラーAと潤滑油クーラーLのみ
を直列に配置した実施例が開示されている。該冷却器ケ
ース1の内部には上下の円弧部分が切欠された太鼓形の
冷却コア25・26が配置されており、該冷却コア25
・26の内部には冷却管7が貫通されている。そして給
気は給気流入口24から供給されて、冷却された後に給
気吐出口12から給気マニホールドMに供給される。ま
た潤滑油クーラーLには潤滑油流入口20と潤滑油吐出
口21が設けられている。室内隔壁11・9・13によ
り、インタークーラーAの室と、潤滑油クーラーLの室
に分割されている点は図1と同じである。
【0029】図15・図16においては、冷却器ケース
1の内部にインタークーラーAのみを構成している。該
インタークーラーAの海水流入口18の部分に、プレー
ト状に構成した海水フィルターFを設け、該海水フィル
ターFは詰まりが発生した場合には、簡単に取り外して
清掃が出来るように構成している。即ち、海水フィルタ
ーFからセンサー杆29を突出し、該センサー杆29に
よりセンサーSを押圧すべく構成している。該海水フィ
ルターFに詰まりが発生すると、センサー杆29により
センサーSが操作されて、詰まり警報を発するので、オ
ペレータは、海水フィルター蓋30をシール体31を外
して取出て、目詰まりを解消するか、又は交換するかを
行うのである。
【0030】図17の実施例においては、海水フィルタ
ーFは棒状に構成されている。該棒状の海水フィルター
Fを、海水フィルター蓋30を外して交換出来るように
構成している。図18においては、インタークーラーA
の冷却管7の部分に詰まりが発生して、インタークーラ
ーAの管内抵抗が大きくなった場合に、開放してバイパ
ス回路5に海水を開放するバイパス弁6が構成されてい
る。このようにバイパス弁6を構成することにより、海
水ポンプに管内抵抗により圧力が掛かり、海水ポンプに
過剰負荷が掛かったり、エンジンEに過剰負荷が掛かる
のを阻止すべく構成している。
【0031】図20は従来の排気マニホールド4と過給
器3とミキシングパイプ35とバイパスゲート2の配置
を示している。そして、従来のエンジンEのシリンダブ
ロックの前後の中心線O−Oに近い側に、過給器3が配
置されて、遠い側にミキシングパイプ35が配置されて
いたのである。故にミキシングパイプ35の側に設けら
れるバイパスゲート2も、中心線O−Oからは遠い側に
配置されていたのである。このような従来の配置では、
中心線O−Oからミキシングパイプ35の先端までの幅
T3が大きくなっていたのである。
【0032】図19の本構成においては、中心線O−O
に近い側にミキシングパイプ35を配置し、遠い側で排
気マニホールド4から飛び出した位置に過給器3を配置
したのである。このように構成することにより、中心線
O−Oから過給器3までの幅T2を前記のT3よりも小
さくすることが出来るのである。また傷つき易いバイパ
スゲート2をエンジンEの幅内に納めて、収納すること
が出来るのである。T1はエンジンEの正面側からシリ
ンダブロックの中心線O−Oまでの距離であり、従来も
本構成も同じである。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。請求項1の如く、インタ
ークーラー付きエンジンEにおいて、冷却器ケース1の
内部に、インタークーラーAと清水クーラーCと潤滑油
クーラーLを一体的に構成し、冷却用に取り入れた海水
をインタークーラーAと潤滑油クーラーLと清水クーラ
ーCを直列的に通過させたので、従来の如く海水パイプ
を、インタークーラーAと潤滑油クーラーLと清水クー
ラーCの間に、延設する必要がなくなり、海水系の圧力
損失を低くすることが出来るのである。
【0034】請求項2の如く、インタークーラー付きエ
ンジンEにおいて、給気マニホールドMにインタークー
ラーAを直接的に固定したので、従来の如くインターク
ーラーAと給気マニホールドMとの間を連結するパイプ
28のように、括れた部分を設ける必要がなく、給気の
圧力損失を低くすることができ、効率的な冷却が可能と
なったのである。また、給気マニホールドMとインター
クーラーAとの間に、パイプを巡らす必要がなくなった
のである。
【0035】請求項3の如く、インタークーラー付きエ
ンジンEにおいて、該インタークーラーAを海水により
冷却する構成とし、該海水を濾過する海水フィルターF
をプレート式とし、海水フィルターFに詰まりが発生し
た場合にセンサーSにより警報を発するべく構成したの
で、冷却管7の内部に小さなゴミが入りのを阻止するこ
とができ、冷却管7の腐蝕を防止することが可能であ
る。また冷却器ケース1の入口部に海水フィルターFを
配置することにより、海水フィルターF自身のケースを
冷却器ケース1が兼用するので、海水フィルターFの部
品を低減することができ、メンテナンス性能を向上する
ことが出来たのである。
【0036】請求項4の如く、インタークーラー付きエ
ンジンEにおいて、該インタークーラーAと潤滑油クー
ラーLを冷却器ケース1内に一体的に構成し、該インタ
ークーラーAと潤滑油クーラーLを直列又は並列に配置
したので、直列に配置した場合には、冷却コア25・2
6を1本で兼用することが出来るので、室内隔壁を介装
するだけで、インタークーラーAと潤滑油クーラーLを
作り分けることができ、簡潔な構成で、インタークーラ
ーAと潤滑油クーラーLを構成することが出来るのであ
る。
【0037】請求項5の如く、海水冷却式インタークー
ラーを具備したエンジンEにおいて、該インタークーラ
ーAの冷却器ケース1の入口側に海水フィルターFを配
置し、該海水フィルターFは海水フィルター蓋30を外
すことより、交換を可能としたので、海水内に含まれる
ゴミが冷却管7の内部に詰まって、海水の通過に抵抗を
付けると、徐々に冷却性能が低下し、最後にはエンジン
Eの焼きつきとなる可能性があるが、本発明の如く、冷
却器ケース1の入口部分に海水フィルターFを設け、海
水フィルター蓋30を外すことにより、簡単に海水フィ
ルターFを脱着し清掃することが出来るので、インター
クーラーAの詰まりの解消を図ることができたのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷却器ケース1内に、インタークーラーAと潤
滑油クーラーLと清水クーラーCを一体的に配置した冷
却装置を示す正面断面図。
【図2】同じく図1の冷却装置の側面断面図。
【図3】清水クーラーCを構成する冷却コア27の側面
図。
【図4】インタークーラーAと潤滑油クーラーLを構成
する冷却コア25・26の側面図。
【図5】本発明の給気マニホールドMとインタークーラ
ーAを一体的に構成した実施例の平面図。
【図6】同じく給気マニホールドMとインタークーラー
Aを一体的に構成した他の実施例を示す図面。
【図7】従来のインタークーラーAと給気マニホールド
Mの配置を示す図面。
【図8】従来のインタークーラーAと給気マニホールド
Mの配置を示す図面。
【図9】冷却器ケース1の内部に潤滑油クーラーLとイ
ンタークーラーAとを平行に配置した構成の正面図。
【図10】同じく図9の実施例の側面図。
【図11】冷却器ケース1の内部に清水クーラーCと潤
滑油クーラーLを直列に配置した実施例の正面断面図。
【図12】図11の冷却器ケース1の内部に配置された
冷却コア27の側面図。
【図13】冷却器ケース1の内部にインタークーラーA
と潤滑油クーラーLを直列に配置した実施例の正面断面
図。
【図14】図13の実施例の冷却器ケース1の内部に配
置された冷却コア27の俯瞰図。
【図15】インタークーラーAに設ける海水フィルター
Fの配置を示す正面断面図。
【図16】海水フィルターFの側面図。
【図17】海水フィルターFの他の実施例を示す正面断
面図。
【図18】インタークーラーAに詰まりが発生した場合
のバイパス回路の構成を示す正面断面図。
【図19】エンジンEの、過給器3とミキシングパイプ
35とバイパスゲート2と排気マニホールド4の位置関
係を改善した状態を示す平面図。
【図20】従来のミキシングパイプ35とバイパスゲー
ト2と排気マニホールド4の関係位置を示す図面。
【符号の説明】
A インタークーラー C 清水クーラー E エンジン H シリンダーヘッド L 潤滑油クーラー 1 冷却器ケース 2 バイパスゲート 3 過給器 4 排気マニホールド 5 バイパス回路 6 バイパス弁 7 冷却管 8 連通孔 9 室内隔壁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インタークーラー付きエンジンEにおい
    て、冷却器ケース1の内部に、インタークーラーAと清
    水クーラーCと潤滑油クーラーLを一体的に構成し、冷
    却用に取り入れた海水をインタークーラーAと潤滑油ク
    ーラーLと清水クーラーCを直列的に通過させたことを
    特徴とするエンジンの冷却装置。
  2. 【請求項2】 インタークーラー付きエンジンEにおい
    て、給気マニホールドMにインタークーラーAを直接的
    に固定したことを特徴とするエンジンの冷却装置。
  3. 【請求項3】 インタークーラー付きエンジンEにおい
    て、該インタークーラーAを海水により冷却する構成と
    し、該海水を濾過する海水フィルターFをプレート式と
    し、海水フィルターFに詰まりが発生した場合にセンサ
    ーSにより警報を発するべく構成したことを特徴とする
    エンジンの冷却装置。
  4. 【請求項4】 インタークーラー付きエンジンEにおい
    て、該インタークーラーAと潤滑油クーラーLを冷却器
    ケース1内に一体的に構成し、該インタークーラーAと
    潤滑油クーラーLを直列又は並列に配置したことを特徴
    とするエンジンの冷却装置。
  5. 【請求項5】 海水冷却式インタークーラーを具備した
    エンジンEにおいて、該インタークーラーAの冷却器ケ
    ース1の入口側に海水フィルターFを配置し、該海水フ
    ィルターFは海水フィルター蓋30を外すことより、交
    換を可能としたことを特徴とするエンジンの冷却装置。
JP7018183A 1995-02-06 1995-02-06 エンジンの冷却装置 Pending JPH08210133A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6910469B2 (en) * 2002-01-17 2005-06-28 Wartsila Technology Oy Ab Inlet air arrangement for piston engine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6910469B2 (en) * 2002-01-17 2005-06-28 Wartsila Technology Oy Ab Inlet air arrangement for piston engine

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