JPH08209810A - 大型鉄骨架構のアンカーボルト据付け方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型鉄骨架構の建設を確実且つ短期間に行な
う。 【構成】 上部が突出するよう鉄筋コンクリート構造物
３の壁７上に埋め込んだ複数の箱桁支柱用埋込み金物２
８の上面に箱桁支柱３４を立設し、アンカーボルト固定
用孔を有し且つ縦部材４４と固定部材４６とからなるア
ンカーボルトガイド４７を取付けたテンプレート４２を
各主柱立設地点Ａに合わせて箱桁４０に溶接し、該箱桁
４０を前記各箱桁支柱３４上に載置して箱桁固定用ボル
ト４３固定し、アンカーボルト固定用孔及び固定部材４
６に穿設したアンカーボルト支持用孔４５にアンカーボ
ルト１７を挿通させてナット４８により前記テンプレー
ト４２に吊下げ固定し、前記箱桁支柱３４及びアンカー
ボルト１７を囲うよう配設した箱状の型枠９，２２内に
生コンクリートを注入して前記アンカーボルト１７の下
部を生コンクリート内に埋め込む。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、大型鉄骨架構のアンカ
ーボルト据付け方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】一般に図１１に示すような原子力施設に
おいては、空冷式熱交換器等の機器１を搭載する大型鉄
骨架構２は地震等に対する高耐震性が要求されるために
鉄筋コンクリート構造物３上に設置するようにしてい
る。なお、図中、４は大型鉄骨架構２を構成する主柱、
５は該主柱４間に配設した主梁である。

【０００３】このような大型鉄骨架構２を鉄筋コンクリ
ート構造物３上に搭載する場合には、前記大型鉄骨架構
２を鉄筋コンクリート構造物３に固定するためにアンカ
ーボルトが必要であり、該アンカーボルトの据付けに従
来採用されている方法を図１２〜図２０により説明す
る。

【０００４】先ず、地中に掘削した穴に図示しない型枠
を配置して、図１２、図１３に示すように床６及び該床
６の上面に設けられる壁７を打設して鉄筋コンクリート
構造物３を構築し、さらに前記鉄筋コンクリート構造物
３の床６上に壁７と略同じ高さに調整した複数の支保工
８を配置し、該各支保工８上に周方向端部が前記壁７の
内側面に当接する水平な平板状の天井スラブ用の底部型
枠９を配置する。

【０００５】底部型枠９の配置後、図１４に示す壁７上
面と底部型枠９上面における主柱４立設地点に、図１５
に示すごとく鋼製の縦材１０を立設し、予め鉄筋コンク
リート構造物３の壁７上面に埋め込んである取付け金物
１１或いは型枠９上の取付け構造物１１に溶接により固
定する。

【０００６】さらに、図１６に示すように縦材１０の下
方位置に下端筋１２ａを所要ピッチで配筋し、この配筋
作業終了後、前記縦材１０をビーム１３ａ，１３ｂ，１
３ｃ，１３ｄ及びブレース１４により補強し、縦材１０
の上方位置に上端筋１２ｂを所要ピッチで配筋する。

【０００７】上端筋１２ｂの配筋作業が終了したら、前
記したビーム１３ｄに穿設したアンカーボルト挿通孔１
７ｂに上下方向に延びるアンカーボルト１７を挿通さ
せ、該アンカーボルト１７下端に、隣接する２本の前記
アンカーボルト１７を連結するように抜止め用テンプレ
ート１９をナット２０により固定したのち、該抜止め用
テンプレート１９をビーム１３ｃに溶接固定し、またア
ングル材１５のアンカーボルト固定用孔１７ａに前記ア
ンカーボルト１７を挿通させてナット１８により固定
し、前記縦材１０の上端に、隣接する２本の縦材１０同
士を接続するように前記アングル材１５を配設して、全
体が箱状の埋込み金物１６を形成させる。その後、図１
６に示すように天井スラブ２１用の側部型枠２２を埋込
み金物１６を内部に略収容するよう鉄筋コンクリート構
造物３の外周に配設する。

【０００８】上記作業が終了したら、底部型枠９及び側
部型枠２２内の空間に、埋込み金物１６の縦材１０の上
部及びアンカーボルト１７の上部が突出するよう所要の
厚さの生コンクリートを注入し、生コンクリートが硬化
したら、支保工８を撤去し、前記型枠９，２２を取り外
して天井スラブ２１を形成する（図１８参照）。天井ス
ラブ２１形成後、埋込み金物１６のアングル材１５を取
り外す。

【０００９】さらに、図１９に示すように、天井スラブ
２１上面のアンカーボルト１７上部が突出している部分
に、鉄筋２３を所要方向へ所要ピッチで配筋し、鉄筋２
３及びアンカーボルト１７を包囲するよう平面矩形状の
型枠２４を配置したのち、該型枠２４内に前記アンカー
ボルト１７上端が突出するよう所要の厚さの生コンクリ
ートを注入し、生コンクリートが硬化したら前記型枠２
４を取り外して基礎台２５を形成する。

【００１０】そして、基礎台２５が形成されたら、図示
しないクレーン等により吊下げた大型鉄骨架構２の主柱
４を下降させ、図２０に示すように、基礎台２５上面か
ら突出した各アンカーボルト１７を大型鉄骨架構２の主
柱４のベースプレート２ｂに穿設した固定用孔２ａに挿
通したうえ、前記主柱４を基礎台２５上に載置し、アン
カーボルト１７に螺合させたナット２６により前記アン
カーボルト１７と主柱４とを締結して前記基礎台２５上
に主柱４を立設したのち、該主柱４間に主梁５を配設し
て大型鉄骨架構２を構築する。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】しかし、鉄筋コンクリ
ート構造物３の天井スラブ２１となる部分は、コンクリ
ート打設の際に底部型枠９を介して支保工８により支え
られてはいるが、コンクリートを打設する際に、該コン
クリートの自重により下方へ撓む場合があり（図２０
中、２点鎖線Ｃで示す状態）、この際、埋込み金物１６
のうち底部型枠９上に設置されている埋込み金物１６
は、天井スラブ２１と一体的に傾くために該埋込み金物
１６に固定されている各アンカーボルト１７が傾き、こ
の状態でアンカーボルト１７に大型鉄骨架構２の主柱４
をボルト固定してしまうと、予め工場において大型鉄骨
架構２の主柱４間の寸法に合わせて形成された主梁５を
取付けることが困難になるという問題が生じていた。

【００１２】また、主柱４を固定するためのアンカーボ
ルト１７は埋込み金物１６に固定されるために、該埋込
み金物１６は前記主柱４の数だけ配設する必要があり、
よって多数の埋込み金物１６が必要となるうえ、該埋込
み金物１６は現地で組立てるため、組立作業に手間がか
かって大型鉄骨架構２の建設期間が長期化するという問
題を有していた。

【００１３】本発明は、上述の実情に鑑み、大型鉄骨架
構の建設を確実且つ短期間に行なうことができる大型鉄
骨架構のアンカーボルト据付け方法を提供することを目
的としてなしたものである。

【００１４】

【課題を解決するための手段】本発明の大型鉄骨架構の
アンカーボルト据付け方法の第１の手段は、上部が突出
するよう鉄筋コンクリート構造物の壁上に埋め込んだ複
数の箱桁支柱用埋込み金物の上面に箱桁支柱を立設し、
アンカーボルト固定用孔を有する複数のテンプレートを
大型鉄骨架構の各主柱立設地点に合わせてボルト配設し
た箱桁を前記各箱桁支柱上に載置して固定し、前記テン
プレートに穿設したアンカーボルト固定用孔に上下方向
に延びる複数のアンカーボルトを挿通させると共に各ア
ンカーボルトをナットにより前記テンプレートに吊下げ
て固定し、前記箱桁支柱及びアンカーボルトを囲うよう
箱状に配置した型枠内に、スラブを形成するための生コ
ンクリートを注入して前記アンカーボルトの下部を生コ
ンクリート内に埋め込むものである。

【００１５】又、本発明の第２の手段は、上部が突出す
るよう鉄筋コンクリート構造物の壁上に埋め込んだ複数
の箱桁支柱用埋込み金物の上面に箱桁支柱を立設し、ア
ンカーボルト固定用孔を有する複数のテンプレートを大
型鉄骨架構の各主柱立設地点に合わせて配設した箱桁を
前記各箱桁支柱上に載置して固定し、前記テンプレート
に穿設したアンカーボルト固定用孔に上下方向に延びる
複数のアンカーボルトを挿通させると共に前記テンプレ
ートの下方に取付けたアンカーボルトガイドの固定部材
に穿設したアンカーボルト支持用孔にアンカーボルトを
挿通させ、各アンカーボルトをナットにより前記テンプ
レートに吊下げて固定し、前記箱桁支柱及びアンカーボ
ルトを囲うよう箱状に配置した型枠内に、スラブを形成
するための生コンクリートを注入して前記アンカーボル
トの下部を生コンクリート内に埋め込むものである。

【００１６】

【作用】本発明の第１及び第２の手段においては、アン
カーボルトを箱桁支柱に支持された箱桁にテンプレート
を介して吊り下げ支持させてコンクリートを打設してい
るうえ、箱桁は剛性が大きいため、打設されたコンクリ
ートが自重により撓んだ場合でも箱桁は変形することが
なく、よってアンカーボルトは前記スラブが変形しても
傾斜せず、また箱桁支柱は箱桁を支持する箇所に設ける
だけで良く、大型鉄骨架構の主柱の数に比べて配設数を
大幅に削減できるため、前記箱桁支柱の組立作業が短期
間に行なわれ、大型鉄骨架構の建設期間が短縮される。

【００１７】又、本発明の第２の手段においては、アン
カーボルトガイドの縦部材下端に設けた固定部材のアン
カーボルト支持用孔にアンカーボルトを挿通させて支持
させることができるので、前記アンカーボルトが箱桁に
取付けられたテンプレート及びアンカーボルトガイドに
取付けられた固定部材の上下２点において支持されるこ
とになり、前記各アンカーボルトの傾斜がより確実に防
止される。

【００１８】

【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。

【００１９】図１〜図１０は、本発明における大型鉄骨
架構のアンカーボルト据付け方法の一実施例を示したも
ので、図１２〜図２０に示すものと同じものには同一の
符号を付して詳細な説明は省略する。

【００２０】図１に示すように、鉄筋コンクリート構造
物３の床６（図１２参照）及び該床６と一体の壁７を構
築する際に、コンクリート打設後に壁７となる部分の上
部の複数の箇所（図２中のＢで示す箇所で且つ大型鉄骨
架構２の主柱４立設地点Ａに干渉しない箇所）に、箱桁
支柱用埋込み金物２８を配設し、該箱桁支柱用埋込み金
物２８の上端部が上方へ突出するようコンクリートを打
設して壁７を形成しておく。

【００２１】而して、本実施例においては、先ず鉄筋コ
ンクリート構造物３の床６上に前記壁７と略同じ高さに
調整した複数の支保工８を配置し、該支保工８上に周方
向端部が前記壁７の内側面に当接する水平な平板状の天
井スラブ２１用の底部型枠９を配置したのち（図１２、
図１３参照）、前記箱桁支柱用埋込み金物２８上面に鋼
製のアンカーフレーム脚２９を立設する。

【００２２】さらに、図３に示すように、下端筋３０ａ
及び上端筋３０ｂを所要ピッチで配筋しながら前記各ア
ンカーフレーム脚２９をビーム３１及びブレース３２に
より補強すると共に、前記アンカーフレーム脚２９の上
端に、隣接する２本のアンカーフレーム脚２９を接続す
るようにアングル材３３を取付け、前記アンカーフレー
ム脚２９、ビーム３１、ブレース３２及びアングル材３
３により箱状の箱桁支柱３４を形成する。

【００２３】また、図４、図５に示すように、フランジ
３５ａが水平方向へ向き、ウエッブ３５ｂが垂直方向へ
向くよう配設したＩ型鋼製の主桁３５に、該主桁３５に
対して直交する方向へ延びるＩ型鋼製のブラケット３６
を溶接し、該ブラケット３６にＩ型鋼製の補強桁３７を
ガセットプレート３８及びボルト３９により締結して平
面形状が格子状の箱桁４０を予め工場において搬送可能
な大きさに形成する。

【００２４】そして、箱桁４０の下面に、アンカーボル
ト固定用孔４１（１枚につき４個）が穿設されたテンプ
レート４２を、大型鉄骨架構２の主柱４立設地点Ａ（図
２参照）に対応して溶接すると共に、図６に示すように
現地まで搬送した夫々の箱桁４０を箱桁支柱３４上面に
載置して箱桁固定用ボルト４３により箱桁支柱３４に対
して固定する。

【００２５】さらに、前記テンプレート４２の下面略中
央位置に、下方に延びる縦部材４４と該縦部材４４の下
端に設けられ且つ図７に示すようにアンカーボルト支持
用孔４５を有する略水平な平板状の固定部材４６とから
なるアンカーボルトガイド４７を取付け、前記テンプレ
ート４２のアンカーボルト固定用孔４１及び前記固定部
材４６のアンカーボルト支持用孔４５に上下方向に延び
るアンカーボルト１７を挿通して、該アンカーボルト１
７上端側に螺合させたナット４８によりテンプレート４
２を上下から挟むようにしてアンカーボルト１７をテン
プレート４２に吊下げ固定し、また該アンカーボルト１
７の下端に、図８に示すよう支持用孔１９ａを介して抜
止め用テンプレート１９を取付け、アンカーボルト１７
下端に螺合したナット２０によりアンカーボルト１７と
抜止め用テンプレート１９を上下から挟み固定する。

【００２６】アンカーボルト１７の固定作業が終了した
ら、天井スラブ２１用の側部型枠２２を箱桁支柱３４を
囲むよう鉄筋コンクリート構造物３の外周に配置し、底
部型枠９及び側部型枠２２により形成した箱状の空間に
アンカーボルト１７の下部が埋め込まれるよう所要の厚
さの生コンクリートを注入し、生コンクリートが硬化し
たのち、支保工８を撤去し、前記型枠９，２２を取り外
して天井スラブ２１を形成する。

【００２７】天井スラブ２１が形成されたら、図９に示
すようにアンカーボルト１７の配設位置に鉄筋２３を所
要ピッチで配筋し、平面矩形状の型枠２４を配置して該
型枠２４内に、アンカーボルト１７の上端が突出するよ
う所要の厚さの生コンクリートを注入し、該生コンクリ
ートが硬化したら前記型枠２４を取り外して基礎台２５
を形成する。

【００２８】然るのち、箱桁支柱３４と前記箱桁４０と
を固定している箱桁固定用ボルト４３、アンカーボルト
１７とテンプレート４２とを固定しているナット４８を
外し、前記基礎台２５上面から突出しているアンカーボ
ルトガイド４７の縦部材４４を切断して箱桁４０を撤去
し、前記天井スラブ２１上面より突出している箱桁支柱
３４のアンカーフレーム脚２９を切断して切断したアン
カーフレーム脚２９を撤去する。

【００２９】そして、図示しないクレーンにより吊下げ
た大型鉄骨架構２の主柱４を下降させ、該主柱４のベー
スプレート２ｂに穿設した固定用孔２ａにアンカーボル
ト１７を挿通して前記主柱４をベースプレート２ｂを介
して基礎台２５上に設置したのち、アンカーボルト１７
のベースプレート２ｂ上方に突出した部分にナット２６
を螺合させて前記主柱４を基礎台２５に固定し、該基礎
台２５上に立設した前記主柱４間に主梁５を配設し、鉄
筋コンクリート構造物３上に前記大型鉄骨架構２を建設
する。

【００３０】従って、本実施例においては、天井スラブ
２１となる部分がコンクリート打設時に自重により撓ん
だ場合でも、箱桁４０は鉄筋１２よりも剛性を有してい
るため、前記天井スラブ２１の撓みにより変形すること
がなく、よって前記箱桁４０にテンプレート４２を介し
て固定されているアンカーボルト１７は前記天井スラブ
２１の撓みにより傾斜しないため、予め工場において大
型鉄骨架構２の主柱４間の寸法に合わせて主梁５を形成
しておいても、前記主柱４間に主梁５を確実に配設する
ことができる。

【００３１】又、アンカーボルト１７は箱桁４０に取付
けられたテンプレート４２及びアンカーボルトガイド４
７に取付けられた固定部材４６の上下２点において支持
されるので、前記各アンカーボルト１７の傾斜がより確
実に防止される。

【００３２】更に、箱桁支柱３４は鉄筋コンクリート構
造物３上に箱桁４０を支持する数だけ配設すれば良いた
め、大型鉄骨架構２の主柱４の数に比べて大幅に削減で
き、よって前記箱桁支柱３４の組立作業が短期間に行な
われ、大型鉄骨架構２の建設工期が短縮される。

【００３３】なお、本発明の実施例においては、箱桁支
柱３４を天井スラブ２１用の配筋作業を行ないながら現
地で組立てる場合について説明したが、前記箱桁支柱３
４を予め工場等において組立てた後、現地まで搬送し配
設してから天井スラブ２１用の配筋作業を行なってもよ
いこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更を加え得ることは勿論である。

【００３４】

【発明の効果】本発明のうち請求項１及び請求項２の発
明においては、アンカーボルトの据付けを、テンプレー
トを介して剛性を有する箱桁に吊下げて行なっているた
め、スラブが撓んだ場合でも箱桁が変形することがな
く、よってアンカーボルトは前記スラブの撓みにより傾
斜せず、また箱桁支柱は、鉄筋コンクリート構造物上に
箱桁を支持する数だけ配設すれば良いため、大型鉄骨架
構の主柱の数に比べて大幅に削減でき、前記箱桁支柱の
組立作業が短期間に行なわれて大型鉄骨架構の建設工期
が短縮され、又請求項２の発明においては、アンカーボ
ルトガイドの縦部材下端に設けた固定部材のアンカーボ
ルト支持用孔にアンカーボルトを挿通させて支持させる
ことができるので、前記アンカーボルトが箱桁に取付け
られたテンプレート及びアンカーボルトガイドに取付け
られた固定部材の上下２点において支持されることにな
り、前記各アンカーボルトの傾斜がより確実に防止され
る等、種々優れた効果を奏し得る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の大型鉄骨架構のアンカーボルト据付け
方法において、箱桁支柱用埋込み金物上にアンカーフレ
ーム脚を立設した状態を示す縦断側面図である。

【図２】本発明の大型鉄骨架構のアンカーボルト据付け
方法に使用する箱桁の一例を示す部分平面図である。

【図３】本発明の大型鉄骨架構のアンカーボルト据付け
方法において、箱桁支柱及び天井スラブ用配筋の配設し
た状態を示す縦断側面図である。

【図４】図２の箱桁のテンプレート取付部における横断
部分平面図である。

【図５】図４におけるＶ−Ｖ方向矢視図である。

【図６】本発明の大型鉄骨架構のアンカーボルト据付け
方法において、アンカーボルトを固定した箱桁を箱桁支
柱上に配設した状態を示す縦断側面図である。

【図７】図６のＶＩＩ−ＶＩＩ方向拡大矢視図である。

【図８】図６のＶＩＩＩ−ＶＩＩＩ方向拡大矢視図であ
る。

【図９】本発明の大型鉄骨架構のアンカーボルト据付け
方法において、天井スラブ上に基礎台を形成する状態を
示す縦断側面図である。

【図１０】本発明の大型鉄骨架構のアンカーボルト据付
け方法において、アンカーボルト据付後に主柱を立設し
た状態を示す縦断側面図である。

【図１１】鉄筋コンクリート構造物上に大型鉄骨架構を
設置した場合の一例を示す縦断側面図である。

【図１２】鉄筋コンクリート構造物の床及び壁の構築状
況を示す縦断側面図である。

【図１３】図１２のＸＩＩＩ−ＸＩＩＩ方向矢視図であ
る。

【図１４】従来における大型鉄骨架構の主柱の配設位置
を示す平面図である。

【図１５】従来の大型鉄骨架構のアンカーボルト据付け
方法において、縦材の配設した状態を示す縦断側面図で
ある。

【図１６】従来の大型鉄骨架構のアンカーボルト据付け
方法において、アンカーボルトを固定した埋込み金物の
配設状態を示す縦断側面図である。

【図１７】図１６に示す埋込み金物の上部を示す拡大斜
視図である。

【図１８】従来の大型鉄骨架構のアンカーボルト据付け
方法において、鉄筋コンクリートの壁上に天井スラブを
形成した状態を示す縦断側面図である。

【図１９】従来の大型鉄骨架構のアンカーボルト据付け
方法において、天井スラブ上に基礎台を形成した状態を
示す縦断側面図である。

【図２０】従来の大型鉄骨架構のアンカーボルト据付け
方法において、基礎台上に主柱を立設した状態を示す縦
断側面図である。

【符号の説明】

２ 大型鉄骨架構 ３ 鉄筋コンクリート構造物 ７ 壁 ９ 底部型枠 １７ アンカーボルト ２１ 天井スラブ（スラブ） ２２ 側部型枠 ２８ 箱桁支柱用埋込み金物 ３４ 箱桁支柱 ４０ 箱桁 ４１ アンカーボルト固定用孔 ４２ テンプレート ４３ ボルト（箱桁固定用ボルト） ４５ アンカーボルト支持用孔 ４７ 固定部材 ４６ アンカーボルトガイド ４７ ナット Ａ 主柱立設地点

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 上部が突出するよう鉄筋コンクリート構
   造物の壁上に埋め込んだ複数の箱桁支柱用埋込み金物の
   上面に箱桁支柱を立設し、アンカーボルト固定用孔を有
   する複数のテンプレートを大型鉄骨架構の各主柱立設地
   点に合わせて配設した箱桁を、前記各箱桁支柱上に載置
   して固定し、前記テンプレートに穿設したアンカーボル
   ト固定用孔に上下方向に延びる複数のアンカーボルトを
   挿通させると共に各アンカーボルトをナットにより前記
   テンプレートに吊下げて固定し、前記箱桁支柱及びアン
   カーボルトを囲うよう箱状に配置した型枠内に、スラブ
   を形成するための生コンクリートを注入して前記アンカ
   ーボルトの下部を生コンクリート内に埋め込むことを特
   徴とする大型鉄骨架構のアンカーボルト据付け方法。
2. 【請求項２】 上部が突出するよう鉄筋コンクリート構
   造物の壁上に埋め込んだ複数の箱桁支柱用埋込み金物の
   上面に箱桁支柱を立設し、アンカーボルト固定用孔を有
   する複数のテンプレートを大型鉄骨架構の各主柱立設地
   点に合わせて配設した箱桁を、前記各箱桁支柱上に載置
   して固定し、前記テンプレートに穿設したアンカーボル
   ト固定用孔に上下方向に延びる複数のアンカーボルトを
   挿通させると共に前記テンプレートの下方に取付けたア
   ンカーボルトガイドの固定部材に穿設したアンカーボル
   ト支持用孔にアンカーボルトを挿通させ、各アンカーボ
   ルトをナットにより前記テンプレートに吊下げて固定
   し、前記箱桁支柱及びアンカーボルトを囲うよう箱状に
   配置した型枠内に、スラブを形成するための生コンクリ
   ートを注入して前記アンカーボルトの下部を生コンクリ
   ート内に埋め込むことを特徴とする大型鉄骨架構のアン
   カーボルト据付け方法。