JP3368361B2 - 埋設床部ユニット工法 - Google Patents

埋設床部ユニット工法

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泰紀 浅野
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東芝プラント建設株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は機器据付等の床部を形成
する工法に関し、さらに詳しくは配管等を埋設する床部
を迅速且つ効率よく施工することができる埋設床部ユニ
ット工法に関する。 【0002】 【従来の技術】発電プラントにおける発電機やタービン
等の機器を基礎スラブまたは床形成用型枠材上に設置す
るには、通常アンカーボルト等の固定手段を埋め込んだ
基礎コンクリートからなる床部を形成し、その上に機器
を設置する方法が採用されている。通常このような床部
の施工の際には、電気ケーブルまたは電線用の配管やド
レン配管が埋設される。各種配管を埋設した埋設床部を
形成するための従来工法は、先ず、基礎スラブ上または
床形成用型枠材上に受けブロックよりなる適宜のスペー
サを介して多数の鉄筋を井桁状に配置して下場筋を形成
すると共に、その基礎スラブ上等に架構を組立配置す
る。次いで、その架構上に多数の鉄筋を井桁に配置して
上場筋を形成する。その後、埋設配管を上場筋(必要に
応じて架構)に支持させて布設し、最後に所定高さまで
コンクリートを打設している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
床部工法は設置現場で全ての工程を実施するので、作業
効率が低く多大の工数を要して工期も長くなるという問
題があった。また埋設配管を設計図通りに正確に布設す
ることが困難であり、しばしば手直しを必要とすること
もあった。そこで本発明はこのような従来の工法の問題
点を解決することを課題とするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、床部
設置現場以外の場所にて、鋼材により複数の脚部(8)が
下方に突設された架構(2) を予め組立てる工程と、その
架構(2) 上に多数の鉄筋を立体的に組み立て、補強筋ユ
ニット(3) を形成し、その補強筋ユニット(3) に埋設配
管ユニット(4) (5) を支持すると共に、前記架構(2) と
一体化された全体が搬送可能な床用骨組ユニット体(1)
を予め作成する工程と、床部設置現場にて、床形成用の
型枠材または基礎スラブ上に多数の鉄筋を、前記脚部
(8) の高さ以下に、井桁状に配置してなる下場筋(25)を
形成する工程と、 次いで、前記架構(2) と一体化された
床用骨組ユニット体(1) を搬送して、複数の前記脚部
(8) を、前記床形成用の型枠材または基礎スラブ上に立
脚させる工程と次いで、その下場筋(25)および架構
(2) を含み、前記補強筋ユニット(3) が完全に埋設され
るように、コンクリートを打設して前記床用骨組ユニッ
ト体(1) を埋設する工程と、を具備することを特徴とす
る埋設床部ユニット工法である。 【0005】 【作用】本発明の埋設床部ユニット工法によれば、脚部
(8) 付き架構(2) と一体化された補強筋ユニット(3) 及
び埋設配管ユニット(4) (5) により、全体が搬送可能
な、床用骨組ユニット体(1) を予め作成する工程を有す
る。そして床部設置現場にて、脚部(8) の高さ以下に下
場筋(25)を形成し、次いで、架構(2) と一体化された床
用骨組ユニット体(1) を搬送して、複数の脚部(8) を床
形成用の型枠材または基礎スラブ上に立脚させるもので
あるから、床部が構成される主要部分を合理的に分割し
て、工場等で迅速に作成できる。そして、設置現場での
最終的な床部形成にかかる工数と工期を大幅に減少する
ことができる。特に、架構(2) 上に補強筋ユニット(3)
を組立て、それに埋設配管ユニット(4) (5) を支持さ
せ、それらと架構(2) との一体性を保持して、埋設
を設計図面に従って正確に布設させることができる。そ
のため、現場での各ユニットどうしの配管接続も容易に
行うことができる。 【0006】 【実施例】次に図面により本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の工法に使用される床用骨組ユニット体の
一例を示す斜視図であり、図2はそのIIーII断面を含む
施工状態を示す断面図である。これらの図において床用
骨組ユニット体1は、アングルまたはI型鋼等の鋼材の
組立て体により形成された架構2と、その架構2上に多
数の鉄筋により組み立てられた立体的な補強筋ユニット
3と、その補強筋ユニット3に支持された埋設配管ユニ
ット4、5により構成され、全体がクレーンおよびトレ
ーラ等による搬送が可能な大きさに作成されている。架
構2は図1の如く矩形枠状に構成された辺部材6とその
辺部材6間に縦横に設けられた中間部材7と、辺部材6
から下方に延長する複数の脚部8を有している。そして
この脚部8間は補強のため、図2に示すような横部材9
が設けられている。また辺部材6の四隅には、吊上用の
掛止部10が設けられている。 【0007】補強筋ユニット3は必要とする強度を十分
に確保できる太さの多数の鉄筋を使用し、それらを縦筋
3aと横筋3bとしてその交差部を溶接しまたは、バイ
ンド線でその交差部を縛ることにより固定して井桁状に
編成し、さらにそれを複数段垂直筋3cで連結して立体
的に組立たものである。電気ケーブル用の埋設配管4や
ドレン用の埋設配管5等は、U型支持具やバインド線等
の支持手段11により架構2および補強筋ユニット3に
支持固定されている。電気ケーブル用の埋設配管4は所
望の数、敷設され、それらは側方から補強筋ユニット3
に入り上部へ立ち上がっており、床部材上に設置される
電気機器の電源や接地配線用として使用される。 【0008】複数敷設されているドレン用の埋設配管5
の一端は、補強筋ユニット3の上方に配置される排水流
入口12に接続され、他端が補強筋ユニット3の下方も
しくは側方あるいは架構上部へ延長されて布設されてい
る。補強筋ユニット3の下方へ延長される埋設配管5
は、図2に示すように架構2の脚部8にその途中が支持
されている。また複数のドレン用の埋設配管5の一部は
途中で合流され、共通の排出ルートで外部へドレンを排
出するようになっている。補強筋ユニット3にはさらに
所望に応じて、埋込プレート13が支持手段11により
支持されている。埋込プレート13は鋼板や型鋼等によ
り作られ、例えば機器のフレームや昇降梯子等の下部を
溶接により取り付けるための受け部材として使用され、
そのためその上面はコンクリート床表面に露出されるよ
うな位置に支持されている。 【0009】図示の例では、補強筋ユニット3の上部に
機器設置用の基礎台部14が設けられている。基礎台部
14は補強筋ユニット3の本体と同様な多数の鉄筋を使
用し、それらを縦筋14aと横筋14bとしてその交差
部を溶接等により固定して井桁状に編成し、さらにそれ
を複数段垂直筋14cで連結して立体的に組立たもので
ある。なお、機器が設置されない部分に配置される床用
骨組ユニット体の場合には、このような基礎台部14を
設ける必要はない。基礎台部14にはアンカーボルト1
5が取り付けられている。この取り付けは例えば図2に
示すように、アンカーボルト15の頭部16を横筋14
aまたは縦筋14bに溶接等で固着して位置決めされ
る。また必要に応じてアンカーボルト15の中間部も同
様に固着することができる。 【0010】次に、図2により上記床用骨組ユニット体
1を使用して現場で床部を形成する方法を説明すると、
先ず、基礎スラブ20上または床形成用の型枠上に適当
な間隔で配置されたスペーサ用の細長い矩形の受けブロ
ック21の上に、多数の鉄筋22を井桁状に配置して下
場筋25を形成する。次に、図1のように組み立てられ
た床用骨組ユニット体1を設置現場に搬入し、その架構
2の脚部8下端を受けブロック21を介してスラブ20
上の所定位置に配置した後、所定レベルにコンクリート
26を打設することにより、床部が完成される。 【0011】 【発明の効果】本発明は以上のような構成としたので、
特に複数の脚部(8) が下方に突設された架構(2) 上に補
強筋ユニット(3) および埋設配管ユニット(4) (5) を支
持して、脚部(8) 付き架構(2) を含む全体として一体化
された搬送可能な床用骨組ユニット体(1) を予め現場以
外で作成しておくものであるから、現場にて下場筋(25)
を床形成用の型枠材または基礎スラブ上に設置した後
に、その架構(2) ごと床用骨組ユニット体(1) を床形成
用の型枠材または基礎スラブ上に立脚させれば足りる。
そのため、設置現場での床部形成にかかる工数と工期を
大幅に減少することができる。 また、各床用骨組ユニッ
ト体(1) の埋設配管どうしを容易に接続することが可能
となる。これは、埋設配管を架構(2) および補強筋ユニ
ット(3) と一体化したため現場において正確にそれらの
相対関係を維持することができるからである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の工法に使用される床用骨組ユニット体
の一例を示す斜視図。 【図2】図1のIIーII断面を含む施工状態を示す断面
図。 【符号の説明】 1 床用骨組ユニット体 2 架構 3 補強筋ユニット 3a 縦筋 3b 横筋 3c 垂直筋 4 電気ケーブル用の埋設配管ユニット 5 ドレン用の埋設配管ユニット 6 辺部材 7 中間部材 8 脚部 9 横部材 10 掛止部 11 支持手段 12 排水流入口 13 埋込プレート 14 基礎台部 14a 縦筋 14b 横筋 14c 垂直筋 15 アンカーボルト 16 ナット 20 基礎スラブ 21 受けブロック 22 補強筋 25 下場筋 26 コンクリート

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 床部設置現場以外の場所にて、鋼材によ
    複数の脚部(8) が下方に突設された架構(2) を予め
    立てる工程と、 その架構(2) 上に多数の鉄筋を立体的に組み立て、補強
    筋ユニット(3) を形成し、その補強筋ユニット(3) に埋
    設配管ユニット(4) (5) を支持すると共に、前記架構
    (2) と一体化された全体が搬送可能な床用骨組ユニット
    体(1) を予め作成する工程と、床部設置現場にて、床形成用の型枠材または基礎スラブ
    上に多数の鉄筋を、前記脚部(8) の高さ以下に、井桁状
    に配置してなる下場筋(25)を形成する工程と、 次いで、前記架構(2) と一体化された 床用骨組ユニット
    体(1) を搬送して、複数の前記脚部(8) を、前記床形成
    用の型枠材または基礎スラブ上に立脚させる工程と次いで、その下場筋(25)および架構(2) を含み、前記補
    強筋ユニット(3) が完全に埋設されるように、 コンクリ
    ートを打設して前記床用骨組ユニット体(1) を埋設する
    工程と、 を具備することを特徴とする埋設床部ユニット工法。
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