JPH08209193A - 液体漂白剤組成物 - Google Patents
液体漂白剤組成物Info
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- JPH08209193A JPH08209193A JP28490895A JP28490895A JPH08209193A JP H08209193 A JPH08209193 A JP H08209193A JP 28490895 A JP28490895 A JP 28490895A JP 28490895 A JP28490895 A JP 28490895A JP H08209193 A JPH08209193 A JP H08209193A
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Abstract
においても高い漂白性能を示し、且つ貯蔵安定性が極め
て優れ、更に繊維の染料の脱色を引き起こさない液体漂
白剤組成物の提供。 【解決手段】 過酸化水素と、漂白活性化剤(I) と、非
イオン界面活性剤(II)とを特定割合で含有する液体漂白
剤組成物。 【化1】 〔R1はC5-21のアルキル基等、Y-はSO3 - 又は COO- 、M+
はH 又は陽イオン基、nは0又は1を示す。〕 【化2】 〔R2はC5-19のアルキル基等、R3はC1-5のアルキル基
等、R4はC1-5のアルキレン基等、mは平均値が3〜100
の数を示す。〕
Description
関するものであり、さらに詳しくは過酸化水素と反応し
て有機過酸を生成する漂白活性化剤を配合してなり、貯
蔵安定性に優れた液体漂白剤組成物に関する。
は塩素系漂白剤と酸素系漂白剤に分けられるが、塩素系
漂白剤は使用できる繊維に制限があり、色、柄物には使
用できず、また独特の臭いを有していることから、これ
らの欠点のない酸素系漂白剤が最近著しく普及してい
る。この酸素系漂白剤のうち、過炭酸ナトリウム、過ほ
う酸ナトリウムが粉末漂白剤として使用されており、ま
た過酸化水素は液体漂白剤として使用されている。
系漂白剤に比べて漂白力が弱く、通常、各種漂白活性化
剤が併用される。これら漂白活性化剤としては、例えば
グルコースペンタアセテート(GPAC)などに代表さ
れるO−アセチル化物、テトラアセチルエチレンジアミ
ンに代表されるN−アシル化物、無水マレイン酸等に代
表される酸無水物などがあげられる。さらに、本発明者
らは特開昭63−233969号公報、特開昭63−3
1566号公報、特開昭64−68347号公報、特開
平1−190654号公報等に例示されているように、
過酸化水素と反応して、第4級アンモニウム基を有する
有機過酸を生成する化合物が漂白活性化剤として極めて
優れていることを見出した。さらに、陰イオン基を有す
る有機過酸前駆体の例が特公昭63−12520号公報
に例示されている。
比較的マイルドな条件下においても過酸化水素と反応し
て有機過酸を生成する化合物であり、このため過酸化水
素に対しても一般的に不安定である。この理由から、通
常これら漂白活性化剤を液体漂白剤組成物の成分として
使用することは困難であり、乾燥状態を保つために固体
状過酸塩とこれら漂白活性化剤の乾燥粒子との混合物か
らなる組成物として使用されるのが一般的である。
配合した液体漂白剤組成物として特開昭62−2308
97号公報には過酸化水素を含む酸性水溶液中に固体状
の漂白活性化剤を分散させてなる貯蔵安定性に優れ、低
温で活性を示す組成物が開示されている。しかし、この
組成物は漂白活性化剤が分散状態であることから、貯蔵
中に漂白活性化剤が沈澱分離し、商品における外観を著
しく損なうものであった。さらにこの組成物には、漂白
活性化剤が水溶液中に保存されることにより、徐々に分
解し、使用時に満足な漂白力が得られないという問題が
あった。さらにこの組成物は漂白活性化剤が組成物中に
溶解せず、分散して存在しているので、実際の漂白時に
漂白活性化剤が溶け残り、それが被漂白物に付着すると
その部分の染料が脱色するという問題があった。
は、アルカリ性だけでなく、中性又は酸性条件下におい
ても高い漂白性能を示し、且つ貯蔵安定性が極めて優
れ、更に繊維の染料の脱色を引き起こさない液体漂白剤
組成物を提供することである。
た結果、特定の成分を組み合わせることにより、上記の
課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成した。す
なわち本発明は、下記(a) 成分を 0.3〜30重量%、(b)
成分を0.01〜20重量%及び(c) 成分を 0.1〜30重量%含
有することを特徴とする液体漂白剤組成物を提供するも
のである。 (a) 成分:過酸化水素 (b) 成分:一般式(I)で表される漂白活性化剤
ルケニル基を示す。 Y-:SO3 - 又は COO- を示す。 M+:H 又は陽イオン基を示す。 n:0又は1を示す。〕 (c) 成分:一般式(II) で表される非イオン界面活性剤
ルケニル基を示す。 R3:炭素数1〜5のアルキル基又はヒドロキシアルキル
基を示す。 R4:直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜5のアルキレン基又は
ヒドロキシアルキレン基を示す。 m:平均値が3〜100 の数を示す。〕
て詳細に説明する。
して、上記一般式(I)で表される漂白活性化剤を使用
する。一般式(I)において、R1は上記の意味を示す
が、好ましくは炭素数5〜15のアルキル基である。また
M+は H又は陽イオン基を示すが、陽イオン基としては、
アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン、アンモ
ニウムイオン、アルキル置換アンモニウムイオン等の陽
イオンが挙げられる。この漂白活性化剤を例示すれば、
次のとおりである。
−1)又は(I−2)で表される漂白活性化剤を使用す
ることが好ましく、特に一般式(I−1)で表される漂
白活性化剤を使用することが好ましい。
般式(II)で表される非イオン界面活性剤を使用する。
このエステル基を有する非イオン界面活性剤は、一般的
にはアルコールのアルキレンオキシド付加物と脂肪酸と
のエステル化反応で製造するか、あるいは脂肪酸のアル
キレンオキシド付加物をアルキルエーテル化することで
製造することができる。さらに、特開平6−22049
8号公報中に記載されている酸化マグネシウムを触媒と
した製造方法で製造することもできる。本発明では、こ
れら何れの方法を用いて製造したエステル基を有する非
イオン界面活性剤を使用してもよい。
記の意味を示すが、R2基としては炭素数9〜15のアルキ
ル基が好ましく、mとしては6〜50の数が好ましい。さ
らに、R3基としてはメチル基、エチル基又はイソプロピ
ル基が好ましく、R4基としてはエチレン基又はプロピレ
ン基が好ましい。これらの非イオン界面活性剤の例とし
ては、次のものが挙げられる。 C11H23CO(OC2H4)10-OCH3 , C11H23CO(OC2H4)30-OC
H3 ,C11H23CO(OC2H4)50-OCH3 , C13H27CO(OC2H4)10-O
CH3 ,C15H31CO(OC2H4)50-OCH3 , C11H23CO(OC2H4)10-
OC2H5 ,C11H23CO(OC2H4)10-O-isoC3H7 。
物は、(a) 成分を 0.3〜30重量%、好ましくは 0.5〜20
重量%、より好ましくは 0.5〜10重量%含有し、(b) 成
分を0.01〜20重量%、好ましくは 0.1〜10重量%、より
好ましくは 0.1〜5重量%含有し、(c) 成分を 0.1〜30
重量%、好ましくは 0.1〜20重量%、より好ましくは
0.1〜10重量%含有する。 (a) 成分が 0.3重量%未満の場合は、十分な漂白性能を
得ることができない。一方、30重量%を越える場合は、
過酸化水素そのものの保存安定性が不安定となるために
危険である。 (b) 成分の配合量が0.01重量%未満の場合、十分な漂白
性能を得ることができない。一方、20重量%を越える場
合は、色柄物を脱色する傾向がある。 (c) 成分の配合量が 0.1〜30重量%の範囲以外では貯蔵
安定性が低下する傾向がある。 また、(b) 成分と(c) 成分の重量比〔(b) 成分〕/
〔(c) 成分〕は、好ましくは1/50〜5/1、より好ま
しくは1/20〜2/1、特に好ましくは1/10〜2/1
である。
(d) 成分として、陽イオン界面活性剤、上記(c) 成分以
外の非イオン界面活性剤及び両性界面活性剤からなる群
より選ばれる少なくとも一種を配合することができる。
この(d) 成分の配合量は、本発明の液体漂白剤組成物全
量に対し、0.01〜20重量%、好ましくは 0.1〜10重量
%、より好ましくは 0.5〜5重量%である。
性剤としては、一般式(III) で表される化合物が好まし
い。
分岐鎖の炭素数6〜20のアルキル基又はアルケニル基を
示し、残りの基は1個以上のヒドロキシル基で置換され
ていてもよい炭素数1〜3のアルキル基を示す。 X-:ハロゲンイオンを示すか、又は R9OSO3 -, R9SO3 -も
しくはR9COO-で表される基を示す。ここで、R9基は直鎖
又は分岐鎖の炭素数1〜12のアルキル基を示すか、ある
いは直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜12のアルキル基で置換
されていてもよいアリール基を示す。〕 一般式(III) で表される化合物において、X-はR9OSO3 -,
R9SO3 - 又はR9COO-(式中、R9:前記の意味を示す。)
で表される基である場合が好ましい。この陽イオン界面
活性剤の例を示せば、次のとおりである。
ン界面活性剤としては、一般式(V)で表される化合物
が好ましい。
くは8〜18、更に好ましくは10〜18のアルキル基もしく
はアルケニル基を示すか、又は直鎖又は分岐鎖の炭素数
1〜18のアルキル基が置換されていてもよいアリール基
を示し、このうちアルキル基が好ましい。 Bは -O-基又
は -COO-基、好ましくは -O-基を示す。 Aは直鎖又は分
岐鎖の炭素数2〜3のアルキレン基を示し、p個の Aは
同一でも異なっていてもよい。Yは H又は炭素数1〜3
のアルキル基を示す。但しB が-COO-基の時、 Yは Hで
ある。pはアルキレンオキシドの平均付加モル数を示す
3〜50、好ましくは3〜20、更に好ましくは4〜15の数
である。〕一般式(V)において、AOは炭素数2〜3の
アルキレンオキシド、好ましくはエチレンオキシド又は
プロピレンオキシドを示すが、これらはブロック型に付
加していてもよいし、ランダム型に付加していてもよ
い。
しては以下の化合物が挙げられる。
ては、一般式(IV) で表される化合物が好ましい。
基、エステル基又はエーテル基で中断されていてもよ
い、直鎖又は分岐鎖の総炭素数6〜22のアルキル基又は
アルケニル基を示し、残りの基は炭素数1〜3のアルキ
ル基又はヒドロキシアルキル基を示す。 R13 :ヒドロキシル基で置換されていてもよい直鎖又は
分岐鎖の炭素数1〜6のアルキレン基を示す。 Z- :SO3 - 又はCOO- を示す。〕 これらの両性界面活性剤としては、以下の化合物を例示
することができる。
活性剤が特に好ましい。
(e) 成分として金属封鎖剤を配合することができる。金
属封鎖剤としては、 (1) フィチン酸等のリン酸系化合物又はこれらのアルカ
リ金属塩もしくはアルカノールアミン塩 (2) エタン−1,1 −ジホスホン酸、エタン−1,1,2 −ト
リホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1,1 −ジホス
ホン酸およびその誘導体、エタンヒドロキシ−1,1,2 −
トリホスホン酸、エタン−1,2 −ジカルボキシ−1,2 −
ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸等のホスホ
ン酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノール
アミン塩 (3) 2−ホスホノブタン−1,2 −ジカルボン酸、1−ホ
スホノブタン−2,3,4 −トリカルボン酸、α−メチルホ
スホノコハク酸等のホスホノカルボン酸又はこれらのア
ルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩 (4) アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン等のアミ
ノ酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノール
アミン塩 (5) ニトリロ三酢酸、イミノ二酢酸、エチレンジアミン
四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、グリコールエー
テルジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、
トリエチレンテトラミン六酢酸、ジエンコル酸等のアミ
ノポリ酢酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカ
ノールアミン塩 (6) ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシメ
チルオキシコハク酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シュウ
酸、リンゴ酸、オキシジコハク酸、グルコン酸、カルボ
キシメチルコハク酸、カルボキシメチル酒石酸などの有
機酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノール
アミン塩 (7) ゼオライトAに代表されるアルミノケイ酸のアルカ
リ金属塩又はアルカノールアミン塩 (8) アミノポリ(メチレンホスホン酸)もしくはそのア
ルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩、又はポリ
エチレンポリアミンポリ(メチレンホスホン酸)もしく
はそのアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩 等が挙げられる。これらの中で上記(2) 、(5) 、(6) 及
び(7) からなる群より選ばれる少なくとも一種が好まし
く、上記(2) からなる群より選ばれる少なくとも一種が
さらに好ましい。このような金属封鎖剤の量は、本発明
の液体漂白剤組成物に対し、0.0005〜5重量%、好まし
くは0.01〜1重量%が望ましい。
他に通常添加される公知の成分を添加することができ
る。例えば、ビルダーとして、硫酸塩、炭酸塩、重炭酸
塩、珪酸塩、燐酸塩などの水溶性無機ビルダー等を用い
ることができる。また、過酸化物あるいは過酸化水素付
加体の安定剤として公知の硫酸マグネシウム、珪酸マグ
ネシウム、塩化マグネシウム、ケイフッ化マグネシウ
ム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウムなどのマグ
ネシウム塩及び珪酸ソーダのような珪酸塩類を用いるこ
とができる。さらに必要に応じてカルボキシメチルセル
ロース、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコー
ルのような再汚染防止剤などを添加することができる。
上記(a) 成分〜(c) 成分、又は(a)成分〜(e) 成分を、
水中に溶解又は分散させたものであるが、低温での液の
安定化及び凍結復元性を改善したり、高温での液分離を
防止する目的でハイドロトロープ剤を配合しても差し支
えない。このようなハイドロトロープ剤としては、一般
的には、トルエンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩
などに代表される短鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、
エタノール、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ヘキシレングリコール、グリセリンなどに代表され
るアルコール及び多価アルコール等が挙げられる。ハイ
ドロトロープ剤は本発明の液体漂白剤組成物中0〜30重
量%程度配合することができる。
らに種々の化合物を含有させることができる。例えば、
過酸化水素の安定化剤として知られているリン酸、バル
ビツール酸、尿酸、アセトアニリド、オキシキノリンや
フェナセチンなどに代表されるアミノポリカルボン酸
類、及び、DL−α−トコフェロール、没食子酸誘導
体、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、2,6 −
ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(BHT)な
どを添加することができる。これらの安定化剤の添加量
は過酸化水素の濃度にもよるが、本発明の組成物中に通
常0〜5重量%程度、好ましくは0.01〜3重量%含有さ
せるのがよい。
褪色防止剤として公知の物質を含むことができる。この
ような物質としては、フェニルアラニン、ヒスチジン、
リジン、チロシン、メチオニン等のアミノ酸及びアミノ
酸塩類、及びヒドロキシイミノジ酢酸等のアミノ又はイ
ミド化合物、さらにはアクリロニトリルと第四級アンモ
ニウム基を有するアクリロニトリルと共重合可能なモノ
マーの一種又は二種以上とのコポリマー等である。な
お、アミノ酸には光学異性体が存在するが、本発明の効
果においては光学異性体は関与しない。従って、化学的
に合成したアミノ酸を使用することも可能である。ま
た、本発明の液体漂白剤組成物には、白物繊維に対する
漂白効果を増すために蛍光増白剤として、チノパール(T
inopal) CBS〔チバ・ガイギー(Ciba-Geigy)社製〕、
チノパールSWN〔チバ・ガイギー社製〕やカラー・イ
ンデックス蛍光増白剤28,40,61,71などのよ
うな蛍光増白剤を0〜5重量%添加しても良い。
成物の粘度を高め使い勝手を向上させる目的で増粘剤を
0〜20重量%添加することが可能である。増粘剤として
は、一般的には、ポリアクリル酸塩、アクリル酸マレイ
ン酸共重合体、カルボキシメチルセルロース誘導体、メ
チルセルロース、ヒドロキシメチルセルロースといった
合成高分子、キサンタンガム、グアーガム、ケルザンと
いった天然高分子、モンモリロナイト、ビーガムといっ
た水膨潤性粘土鉱物などが用いられる。
らに、染料や顔料のような着色剤、香料、シリコーン
類、殺菌剤、紫外線吸収剤、無機電解質(例えばNaCl、
Na2SO4、CaCl2 )等の種々の微量添加物を適量(各々0
〜約2重量%程度)配合することができる。なお、染料
としては、酸性溶液で耐過酸化水素性を有する酸性染料
が特に好ましい。また、本発明組成物において、漂白性
能を向上させるため、従来公知の酵素(セルラーゼ、ア
ミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ等)を必要に応じ、
配合することができる。
下、好ましくは 3.5以下とすることが望ましい。pHを
調整するためには、硫酸、リン酸のような無機酸や、ト
ルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸のような有機酸
を使用したり、前述の金属封鎖剤やアニオン界面活性剤
を酸の形で添加したり、必要に応じて水酸化ナトリウム
や水酸化カリウムのような苛性アルカリを用いて調整す
るのが良い。また、本発明の液体漂白剤組成物は、従来
公知の衣料用洗剤と混合して使用することもできる。
でなく、中性又は酸性条件下においても高い漂白性能を
示し、貯蔵安定性が極めて優れ、かつ繊維の染料の脱色
を引き起こさない液体漂白剤組成物を提供することがで
きる。
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
〜(c-2) 、(d) 成分として(d-1) 〜(d-4) 、(e) 成分と
して(e-1) を用い、それぞれ表1、表2及び表3に示す
配合組成で液体漂白剤組成物を調製した。得られた液体
漂白剤組成物について、それぞれの外観を観察し、漂白
性能、貯蔵安定性及び脱色防止性を下記方法で測定し
た。結果を表1、表2及び表3に示す。なお、実施例1
〜7及び比較例1〜4の配合組成物は、 0.5N硫酸水溶
液によりpH2に調整し、実施例8〜10及び比較例5〜
7の配合組成物は、 0.5N硫酸水溶液によりpH2.5 に
調整した。
条件下で液体漂白剤組成物を貯蔵した後、試料組成物中
の有機過酸を生成する漂白活性化剤の量を測定し、次式
により有効漂白活性化剤残存率を算出した。
に示す条件下で液体漂白剤組成物を貯蔵した後、試料組
成物中の過酸化水素濃度をヨードメトリー法により測定
し、過酸化水素残存率を次式により求めた。
水溶液に表1、表2及び表3に示す漂白剤組成物を40ml
添加し、下記のように調製した紅茶汚染布* を5枚ずつ
15分間浸漬させた。その後水道水ですすぎ、乾燥させ次
式によって漂白率を算出した。尚、漂白剤組成物は貯蔵
前のものと、表1、表2及び表3に示す条件下で貯蔵後
のもののそれぞれについて漂白性能を測定した。 * 紅茶汚染布の漂白率
DPで 460nmフィルターを使用して測定した。 *紅茶汚染布の調製法 日東紅茶(黄色パッケージ)80gを3リットルのイオン
交換水にて約15分間煮沸後、糊抜きしたさらし木綿でこ
し、この液に木綿金布#2003を浸し、約15分間煮沸し
た。そのまま火よりおろし、約2時間程度放置して自然
乾燥させ、洗液に色がつかなくなるまで水洗し、脱水、
プレス後、10cm×10cmの試験片とし、実験に供した。
S、顕色剤;Fast Red GBase)で染めた木綿布(10cm×1
0cm)を用意する。 0.133%市販洗剤液(pH=10.2)
の入った2リットル水溶液に表1、表2及び表3に示す
漂白剤組成物を40ml添加し、5枚ずつ30分間浸漬させ、
その後水道水ですすぎ、乾燥させた。この操作を20回繰
り返し、脱色の程度を下記の4段階で評価した。 ◎ … 全く脱色していない ○ … 少しうすくなっているが、全く気にならない △ … 部分的に脱色している × … 脱色が布全体に広がっている
Claims (5)
- 【請求項1】 下記(a) 成分を 0.3〜30重量%、(b) 成
分を0.01〜20重量%及び(c) 成分を 0.1〜30重量%含有
することを特徴とする液体漂白剤組成物。 (a) 成分:過酸化水素 (b) 成分:一般式(I)で表される漂白活性化剤 【化1】 〔式中、 R1:直鎖又は分岐鎖の炭素数5〜21のアルキル基又はア
ルケニル基を示す。 Y-:SO3 - 又は COO- を示す。 M+:H 又は陽イオン基を示す。 n:0又は1を示す。〕 (c) 成分:一般式(II) で表される非イオン界面活性剤 【化2】 〔式中、 R2:直鎖又は分岐鎖の炭素数5〜19のアルキル基又はア
ルケニル基を示す。 R3:炭素数1〜5のアルキル基又はヒドロキシアルキル
基を示す。 R4:直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜5のアルキレン基又は
ヒドロキシアルキレン基を示す。 m:平均値が3〜100 の数を示す。〕 - 【請求項2】 (d) 成分として、陽イオン界面活性剤、
上記(c) 成分以外の非イオン界面活性剤及び両性界面活
性剤からなる群より選ばれる少なくとも一種を0.01〜20
重量%含有する請求項1記載の液体漂白剤組成物。 - 【請求項3】 (b) 成分が、一般式(I−1)又は一般
式(I−2)で表される漂白活性化剤である請求項1又
は2記載の液体漂白剤組成物。 【化3】 〔式中、R1,M+,n:前記の意味を示す。〕 - 【請求項4】 (d) 成分が一般式(III) で表される陽イ
オン界面活性剤及び一般式(IV) で表される両性界面活
性剤からなる群より選ばれる少なくとも一種である請求
項2又は3記載の液体漂白剤組成物。 【化4】 〔式中、 R5,R6,R7,R8:これらのうち少なくとも一つは直鎖又は
分岐鎖の炭素数6〜20のアルキル基又はアルケニル基を
示し、残りの基は1個以上のヒドロキシル基で置換され
ていてもよい炭素数1〜3のアルキル基を示す。 X-:ハロゲンイオンを示すか、又は R9OSO3 -, R9SO3 -も
しくはR9COO-で表される基を示す。ここで、R9基は直鎖
又は分岐鎖の炭素数1〜12のアルキル基を示すか、ある
いは直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜12のアルキル基で置換
されていてもよいアリール基を示す。〕 【化5】 〔式中、 R10,R11,R12:これらのうち少なくとも一つはアミド
基、エステル基又はエーテル基で中断されていてもよ
い、直鎖又は分岐鎖の総炭素数6〜22のアルキル基又は
アルケニル基を示し、残りの基は炭素数1〜3のアルキ
ル基又はヒドロキシアルキル基を示す。 R13 :ヒドロキシル基で置換されていてもよい直鎖又は
分岐鎖の炭素数1〜6のアルキレン基を示す。 Z- :SO3 - 又はCOO- を示す。〕 - 【請求項5】 (e) 成分として、金属封鎖剤を含有する
請求項1〜4のいずれかの項記載の液体漂白剤組成物。
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JP28490895A JP3410880B2 (ja) | 1994-11-11 | 1995-11-01 | 液体漂白剤組成物 |
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JP27776694 | 1994-11-11 | ||
JP6-277766 | 1994-11-11 | ||
JP28490895A JP3410880B2 (ja) | 1994-11-11 | 1995-11-01 | 液体漂白剤組成物 |
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JPH08209193A true JPH08209193A (ja) | 1996-08-13 |
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JP28490895A Expired - Lifetime JP3410880B2 (ja) | 1994-11-11 | 1995-11-01 | 液体漂白剤組成物 |
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WO2006081944A1 (en) | 2005-02-04 | 2006-08-10 | Unilever N.V. | Low-foaming liquid laundry detergent |
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1995
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