JPH08209014A - アゾ染料、その製造方法及びその用途 - Google Patents

アゾ染料、その製造方法及びその用途

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JPH08209014A
JPH08209014A JP7313946A JP31394695A JPH08209014A JP H08209014 A JPH08209014 A JP H08209014A JP 7313946 A JP7313946 A JP 7313946A JP 31394695 A JP31394695 A JP 31394695A JP H08209014 A JPH08209014 A JP H08209014A
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JP
Japan
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alkyl
hydrogen
alkoxy
halogen
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Withdrawn
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JP7313946A
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English (en)
Inventor
Rudolf Hurter
フルター ルドルフ
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Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B62/00Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves
    • C09B62/02Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group directly attached to a heterocyclic ring
    • C09B62/04Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group directly attached to a heterocyclic ring to a triazine ring
    • C09B62/08Azo dyes
    • C09B62/09Disazo or polyazo dyes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 摩擦、水研ぎ及び光照射に対する良好な堅牢
性を有する新規なアゾ染料を提供すること。 【解決手段】 式(1): 【化45】 〔式中、R1 及びR2 は、互いに独立して、水素又はC
1 〜C4 アルキルであり、R3 、R4 、R5 及びR6
は、互いに独立して、水素、C1 〜C4 アルキル、C1
〜C4 アルコキシ、C2 〜C4 アルカノイルアミノ、ウ
レイド又はハロゲンであり、Xは、塩素又はフッ素であ
り、B1 は、ベンゼン系列、ナフタレン系列又はヘテロ
環系列の基であり、A1 は、例えばスルホ置換ナフチル
又はインドリル(3)−であり、そして式(1)のアゾ
染料は、少なくとも1つ、かつ、2つを超えないスルホ
基を含有するが、但しA1 は、6−スルホナフト−2−
イルではない〕で示されるアゾ染料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、新規なアゾ染料、それらの製造
方法及び繊維材料、特に織物用繊維材料を染色及び捺染
するための、それらの用途に関する。
【0002】本発明は、式(1):
【0003】
【化15】
【0004】〔式中、R1 及びR2 は、互いに独立し
て、水素又はC1 〜C4 アルキルであり、R3 、R4
5 及びR6 は、互いに独立して、水素、C1 〜C4
ルキル、C1 〜C4 アルコキシ、C2 〜C4 アルカノイ
ルアミノ、ウレイド又はハロゲンであり、Xは、塩素又
はフッ素であり、B1 は、ベンゼン系列、ナフタレン系
列又はヘテロ環系列の基であり、A1 は、式(2):
【0005】
【化16】
【0006】(式中、R7 は、水素、アミノ、N−モノ
−若しくはN,N−ジ−C1 〜C4 アルキルアミノ又は
置換若しくは非置換フェニルアミノであり、そして、R
8 は、水素又はヒドロキシルである)で示される基であ
るか、又は、A1 は、式(3):
【0007】
【化17】
【0008】(式中、R9 は、水素、C1 〜C8 アルキ
ル、又はフェニル(これは非置換であるか、又はC1
4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ、C2 〜C4 アル
カノイルアミノ、ウレイド、ハロゲン若しくはスルホに
よって置換されている)であり、R10は、水素又はC1
〜C8 アルキルであり、そして、R11は、水素、C1
4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ、C2 〜C4 アル
カノイルアミノ、ウレイド、ハロゲン又はスルホであ
る)で示される基であり、そして式(1)のアゾ染料
は、少なくとも1つ、かつ、2つを超えないスルホ基を
含有するが、但し式(2)の基は、6−スルホナフト−
2−イルではない〕で示されるアゾ染料に関する。
【0009】C1 〜C4 アルキルR1 、R2 、R3 、R
4 、R5 、R6 及びR11は、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec −ブチル
又はtert−ブチルであり、特に、メチル又はエチルであ
る。
【0010】C1 〜C8 アルキルR9 及びR10は、例え
ば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、sec −ブチル、tert−ブチル又は直鎖
若しくは分枝鎖のペンチル、ヘキシル若しくはオクチル
である。C1 〜C4 アルキルR9 及びR10は、ここでは
好ましいものであり、特に、メチル又はエチルである。
【0011】C1 〜C4 アルコキシR3 、R4 、R5
6 及びR11は、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポ
キシ、イソプロポキシ、ブトキシ、sec −ブトキシ、イ
ソブトキシ又はtert−ブトキシであり、特に、メトキシ
又はエトキシである。
【0012】C2 〜C4 アルカノイルアミノR3 、R
4 、R5 、R6 及びR11は、例えば、アセチルアミノ、
プロピオニルアミノ又はブチリルアミノであり、特に、
アセチルアミノである。
【0013】ハロゲンR3 、R4 、R5 、R6 及びR11
は、例えば、フッ素又は臭素であり、そして、特に塩素
である。
【0014】N−モノ−若しくはN,N−ジ−C1 〜C
4 アルキルアミノR7 は、例えば、メチル又はエチル基
を有する基である。N−モノ−C1 〜C4 アルキルアミ
ン類は、好ましいものであり、例えば、−NHC2
5 、又は、特に−NHCH3 である。
【0015】置換又は非置換フェニルアミノR7 は、非
置換の基に加えて、例えば、そのフェニル環が、C1
4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ、C2 〜C4 アル
カノイルアミノ、ウレイド、ハロゲン又はスルホで置換
された基である。非置換であるか又はフェニル環がC1
〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ若しくはハロゲ
ンで置換されたフェニルアミノ、特に、非置換であるか
又はフェニル環がC1〜C アルキル若しくはC1 〜C4
アルコキシで置換されたフェニルアミノが好ましいも
のである。フェニルアミノ基は、特に非置換であるもの
が好ましい。
【0016】B1 基は、好ましくは、ベンゼン、ナフタ
レン、6−ヒドロキシピリド−2−オン、1−フェニル
−5−アミノピラゾール、1−フェニルピラゾール−5
−オン又はインドール基である。Kは、好ましくは、ベ
ンゼン、ナフタレン、1−フェニルピラゾール−5−オ
ンであり、特に、ベンゼン、ナフタレン又はインドール
基であり、そして好ましくは、ナフタレン又はインドー
ル基である。ナフタレン基は、特に興味深いものであ
る。
【0017】B1 基の置換基の例を以下に示す:C1
8 アルキル、特に、メチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、イソブチル、sec −ブチル又はtert
−ブチルのようなC1 〜C4 アルキル;C1 〜C8 アル
コキシ、特に、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソ
プロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec −ブトキシ
又はtert−ブトキシのような、非置換であるか又はヒド
ロキシで置換されたC1 〜C4 アルコキシ;C2 〜C6
アルカノイルアミノ、特にC2 〜C4 アルカノイルアミ
ノ、例えば、アセチルアミノ又は、特に、アセチルアミ
ノ;ハロゲン、例えば、フッ素、又は、特に、塩素;ヒ
ドロキシル;シアノ;カルバモイル;カルボキシル;ス
ルホ;スルホメチル;ウレイド;フェニル;フェニルア
ミノ;アミノ;又はN−モノ−若しくはN,N−ジ−C
1 〜C4 アルキルアミノ(そのアルキル基は、例えば、
ヒドロキシル又はフェニルで置換されていてもよい)。
ここで述べられたフェニル基は、非置換であっても、又
は、例えば、C1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコキ
シ、C2〜C4 アルカノイルアミノ、ウレイド、ハロゲ
ン若しくはスルホで置換されていてもよい。
【0018】R1 及びR2 は、好ましくは、水素であ
る。
【0019】R3 、R4 、R5 及びR6 は、好ましく
は、水素、C1 〜C4 アルキル、C1〜C4 アルコキ
シ、ハロゲン又はウレイドであり、特に、水素、C1
4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ又はハロゲンであ
り、そして、特に好ましくは水素である。
【0020】Xは、好ましくは塩素である。
【0021】R7 は、好ましくは、水素、アミノ又はフ
ェニルアミノであり、特に、水素又はアミノである。
【0022】式(2)で示される好ましい基は、R7
びR8 が水素であるか、又は、特に、R7 がアミノであ
り、そして、R8 がヒドロキシルである基であるもので
ある。
【0023】式(2)の基は、好ましくは、その1位で
アゾ架橋基に結合している。
【0024】R9 は、好ましくは、水素、或は、特に、
非置換又はC1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ
若しくはハロゲンで置換されたフェニルである。R9
は、特に好ましくは、フェニルである。
【0025】R10は、好ましくは、水素又はC1 〜C4
アルキルであり、特に、水素である。
【0026】R11は、好ましくはスルホである。
【0027】好ましい式(3)の基は、R9 が、フェニ
ル(これは非置換であるか、又はC1 〜C4 アルキル、
1 〜C4 アルコキシ若しくはハロゲンで置換されてい
る)、特に、非置換のフェニルであり、R10が水素であ
り、そして、R11がスルホであるものである。
【0028】B1 は、好ましくは、式(3):
【0029】
【化18】
【0030】(式中、R9 は、水素、C1 〜C8 アルキ
ル、又はフェニル(これは非置換であるか、又はC1
4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ、C2 〜C4 アル
カノイルアミノ、ウレイド、ハロゲン若しくはスルホで
置換されている)であり、R10は、水素又はC1 〜C8
アルキルであり、そして、R11は、水素、C1 〜C4
ルキル、C1 〜C4 アルコキシ、C2 〜C4 アルカノイ
ルアミノ、ウレイド、ハロゲン又はスルホである)で示
される基であるか、又は、式(4):
【0031】
【化19】
【0032】(式中、R12は、水素、C1 〜C4 アルキ
ル、又はフェニル(これは非置換であるか、又はC1
4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ、C2 〜C4 アル
カノイルアミノ、ウレイド、ハロゲン若しくはスルホで
置換されている)であり、そして、R13は、水素、C1
〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ、C2 〜C4
ルカノイルアミノ、ウレイド、ハロゲン又はヒドロキシ
ルである)で示される基であるか、又は、式(5):
【0033】
【化20】
【0034】で示される基であるか、又は、式(6):
【0035】
【化21】
【0036】(式中、R14は、水素、C1 〜C4 アルキ
ル、C1 〜C4 アルコキシ、C2 〜C4 アルカノイルア
ミノ、ウレイド又はハロゲンである)で示される基であ
るか、又は、式(7):
【0037】
【化22】
【0038】(式中、R15及びR16は、互いに独立し
て、水素又はC1 〜C4 アルキル(これは非置換である
か、又はヒドロキシル若しくはフェニルで置換されてお
り、さらに、そのフェニル基は非置換であるか、又はC
1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ、C2 〜C4
アルカノイルアミノ、ウレイド、ハロゲン若しくはスル
ホで置換されている)であり、そして、R17及びR
18は、互いに独立して、水素、C1 〜C4 アルキル、C
1 〜C4 アルコキシ、C2 〜C4 アルカノイルアミノ、
ウレイド、ハロゲン又はスルホである)で示される基で
あるか、又は、式(8):
【0039】
【化23】
【0040】(式中、Yは、水素又はC1 〜C4 アルキ
ル(これは非置換であるか、又はヒドロキシルで置換さ
れている)であり、そして、R19及びR20は、互いに独
立して、水素、C1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコ
キシ、C2 〜C4 アルカノイルアミノ、ウレイド、ハロ
ゲン又はスルホである)で示される基であるか、又は、
式(9):
【0041】
【化24】
【0042】(式中、R21は、アミノ又はヒドロキシル
であり、R22は、メチル又はカルボキシルであり、そし
て、R23及びR24は、互いに独立して、水素、C1 〜C
4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ、C2 〜C4 アルカ
ノイルアミノ、ウレイド、ハロゲン又はスルホである)
で示される基であるか、又は、式(10):
【0043】
【化25】
【0044】(式中、R25は、水素又はC1 〜C4 アル
キルであり、R26は、シアノ、カルバモイル又はスルホ
メチルであり、そして、R27は、水素、C1 〜C4 アル
キル、又はフェニル(これは非置換であるか、又はC1
〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ、C2 〜C4
ルカノイルアミノ、ウレイド、ハロゲン若しくはスルホ
で置換されている)で示される基である。
【0045】上述の好ましいものは、式(3)のB1
にも適応する。
【0046】式(4)の好ましいB1 基は、R12が、水
素、C1 〜C4 アルキル又はフェニルであり、そして、
13が、水素又はヒドロキシルであるものである。
【0047】式(6)の好ましいB1 基は、R14が、水
素であるものである。
【0048】式(6)の基は、好ましくは、スルホ基を
含有するものである。
【0049】式(7)の好ましいB1 基は、R15及びR
16が、互いに独立して、水素又はC1 〜C4 アルキル
(これは非置換であるか、又はヒドロキシル若しくはフ
ェニルで置換されており、そのフェニル基は非置換であ
るか、又はスルホで置換されている)であり、そして、
17及びR18が、互いに独立して、水素、C1 〜C4
ルキル又はC1 〜C4 アルコキシであるものである。
【0050】式(8)の好ましいB1 基は、Yが、水素
又はC1 〜C4 アルキル、特に、水素であり、そして、
19及びR20が、互いに独立して、水素、C1 〜C4
ルキル又はC1 〜C4 アルコキシであるものである。
【0051】式(9)の好ましいB1 基は、R21が、ヒ
ドロキシルであり、R22が、メチルであり、そして、R
23及びR24が、互いに独立して、水素、C1 〜C4 アル
キル、C1 〜C4 アルコキシ又はスルホであるものであ
る。
【0052】式(10)の好ましいB1 は、R25が、C
1 〜C4 アルキルであり、R26が、シアノ又はカルバモ
イルであり、そして、R27が、C1 〜C4 アルキルであ
るものである。
【0053】B1 は、特に好ましくは、式(3)、
(4)、(5)、(6)、(7)又は(8)の基であ
り、特に、式(3)、(4)又は(5)の基であり、そ
して、好ましくは、式(3)又は(4)の基である。B
1 は、特に好ましくは、式(4)の基である。
【0054】式(1)の好ましいアゾ染料は、B1 が、
式(3)、(4)又は(5)の基であり、R1 及びR2
が、水素であり、R3 、R4 、R5 及びR6 が、互いに
独立して、水素、C1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アル
コキシ又はハロゲンであり、R7 が、水素、アミノ又は
フェニルアミノであり、R9 が、フェニル(これは非置
換であるか、又はC1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アル
コキシ若しくはハロゲンで置換されている)であり、R
10が水素であり、そして、R11がスルホであるものであ
る。
【0055】特に興味深いB1 基は、式(5)、(1
1)、(12)及び(13):
【0056】
【化26】
【0057】で示されるものであり、特に、式(5)、
(11)及び(13)で示されるものであり、好ましく
は、式(5)及び(11)で示されるものである。
【0058】式(5)、(11)、(12)及び(1
3)の基、特に、式(5)、(11)及び(13)の
基、好ましくは、式(5)及び(11)の基は、A1
としてさらに特に興味深く、ここで、式(5)のA1
は、6−スルホナフト−2−イルではない。
【0059】A1 及びB1 は、好ましくは、互いに独立
して、式(5)、(11)、(12)又は(13)の基
であり、特に、式(5)、(11)又は(13)の基で
あり、好ましくは、式(5)又は(11)の基である。
【0060】A1 及びB1 基は、特に好ましくは、同一
である。
【0061】A1 及びB1 基は、特に好ましくは同一で
あり、そして、これらは、式(5)、(11)、(1
2)又は(13)の基、特に、式(5)、(11)又は
(13)の基、好ましくは、式(5)又は(11)の基
である。
【0062】特別に興味深いアゾ染料は、式(14):
【0063】
【化27】
【0064】(式中、R3 、R4 、R5 及びR6 は、互
いに独立して、C1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコ
キシ又はハロゲンであり、特に、ハロゲンである)で示
されるものである。この式において、Xは、好ましく
は、塩素である。
【0065】本発明は、さらに、式(1)のアゾ染料を
製造するための方法に関し、その方法は、塩化シアヌル
又はフッ化シアヌルを、式(15)及び(16):
【0066】
【化28】
【0067】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5
6 、A1 及びB1 は、式(1)で定義されたものであ
る)で示されるアミン類との縮合反応に供することを含
む。
【0068】好ましくは、塩化シアヌル又はフッ化シア
ヌルを、初めに、−5〜20℃で、式(15)及び(1
6)のアミノアゾ化合物の1つと、ほぼ化学量論量で反
応させ、そのpHを、適切な塩基、例えば、水酸化若し
くは炭酸リチウム、水酸化若しくは炭酸ナトリウム、又
は、水酸化若しくは炭酸カリウムのようなアルカリ金属
塩基を加えることによって、中性から僅かに酸性、好ま
しくは、5〜7に保持する。結果として得られるトリア
ジン誘導体を分離するか、又は、反応混合物を直接次の
反応で使用してもよい。式(15)及び(16)の他の
アミノアゾ化合物の、ほぼ化学量論量を、結果として得
られた反応混合物又は事前に分離されていたトリアジン
誘導体に、好都合に添加し、そして、これはトリアジン
誘導体と、わずかに上昇した温度、好ましくは、30〜
50℃において、また、中性からわずかに酸性のpH、
好ましくは、6〜7で反応させる。もし、式(15)及
び(16)の化合物が、同一のアミノアゾ化合物である
ならば、このアミノアゾ染料の約2当量を、塩化シアヌ
ル又はフッ化シアヌルの1当量と反応させ、その温度
を、好ましくは、最初−5〜20℃に保ち、しかる後、
約30〜50℃まで上昇させる。
【0069】式(15)及び(16)の化合物は公知で
あるか、又は、公知の化合物と同様にして製造すること
ができる。このようにして、これらのアゾ化合物は、一
般的に通例となっているジアゾ化及びカップリング反応
によって得ることができる。
【0070】ジアゾ化は、通常、亜硝酸塩、例えば、亜
硝酸ナトリウムのようなアルカリ金属亜硝酸塩を用い、
例えば、塩酸媒体中のような無機酸媒体中で、例えば、
−5〜30℃、好ましくは、0〜10℃で実施する。
【0071】カップリングは、通常、酸性、中性から弱
アルカリ性のpH値において、例えば、−5〜30℃、
好ましくは、0〜25℃で実施する。
【0072】式(1)の染料は、その遊離の酸の形態
か、又は、好ましくは、それらの塩の形態で存在する。
【0073】塩は、例えば、アルカリ金属若しくはアン
モニウム塩、又は、有機アミンの塩である。
【0074】具体例としては、ナトリウム、リチウム、
カリウム若しくはアンモニウム塩、又は、モノ−、ジ−
若しくはトリエタノールアミンの塩があげられる。
【0075】本発明の式(1)のアゾ染料は、特に、窒
素又はヒドロキシル基含有繊維材料、紙又は皮革、例え
ば、セルロース、絹、そして特に、羊毛及び合成ポリア
ミドに対する、それ自体公知の方法による染色及び捺染
に適している。本発明の式(1)のアゾ染料は、適切な
らば事前に調製された、一般的な通例の形態において、
染色及び捺染に使用することができる。
【0076】全般的に良好な堅牢性、特に、摩擦、湿式
法、水研ぎ及び光照射に対する良好な堅牢性を有する均
染物が得られる。本発明の染料は、さらに、非常に良好
な浸染特性を有する。本発明の染料は、さらに、非常に
良好な付着特性を有するため、非常に容易に他の染料と
組み合わせることができる。上述した織物材料は、例え
ば、繊維、織り糸、織布又は編物のような、広く、様々
な加工形態であってもよい。
【0077】
【実施例】以下の実施例においては、部は重量部であ
る。温度は摂氏である。重量部と容量部は、グラムと立
方センチメートルの関係と同様の関係を示す。
【0078】調製例1:34.5部のp−ニトロアニリ
ンを、通常の方法において、塩酸雰囲気下で、亜硝酸ナ
トリウムによりジアゾ化した。
【0079】このようにして調製したジアゾ溶液を、室
温で、59.8部の2−アミノ−8−ナフトール−6−
スルホン酸及び250部の水を含む第2の溶液に加え
た。カップリング反応を20時間続行し、しかる後、そ
のpHを水酸化ナトリウム水溶液(30%)によって、
9.5の値とした。遊離の酸の形態で、式(101):
【0080】
【化29】
【0081】で示される化合物を含む懸濁液を得た。
【0082】このようにして得た懸濁液1000部を、
55℃の温度まで加熱し、そして39部の硫化ナトリウ
ムを加えた。結果として得た溶液を、続いて72〜75
℃で、15分間撹拌し、しかる後、ろ過することにより
透明とした。90部の水酸化ナトリウム水溶液(30
%)を添加した後、しばらくして生成した沈澱をろ別
し、塩化ナトリウム水溶液(15%)で洗浄し、真空中
で、50〜60℃で乾燥した。遊離の酸の形態で、式
(102):
【0083】
【化30】
【0084】に対応する化合物83部を得た。
【0085】調製例2:200部の水及び50部の塩酸
(32%)を撹拌した後、30部の4−アミノアセトア
ニリドを、5〜10℃で、50部の4規定亜硝酸ナトリ
ウム溶液を用いてジアゾ化した。過剰の亜硝酸塩を少量
のスルファミン酸で分解した。
【0086】このようにして調製したジアゾ溶液を、5
9.9部のフェニル−ペリ酸及び600部の水を含む第
2の溶液に加え、そして水酸化ナトリウム水溶液により
pH8とした。ジアゾ溶液が加えられている間中、水酸化
ナトリウム水溶液によりpHを8〜9に保持した。しか
る後、結果として得られる化合物を、塩化ナトリウムを
加えることによって沈澱させ、ろ別し、塩化ナトリウム
水溶液で洗浄し、そして、真空中で、50〜60℃で乾
燥した。遊離の酸の形態で、式(103):
【0087】
【化31】
【0088】に対応する化合物102部を得た。
【0089】上述したようにして得ることのできる式
(103)の化合物100部を、225部の水及び11
2部の水酸化ナトリウム水溶液(30%)中で、沸点
で、加水分解した。結果として得た塊を水で希釈し、熱
いうちにろ過し、そして、塩化ナトリウム水溶液(15
%)で洗浄した。真空中で、50〜60℃において乾燥
した後、遊離の酸の形態で、式(104):
【0090】
【化32】
【0091】に対応する化合物75部を得た。
【0092】調製例3:45部の3−アミノアセトアニ
リドを、450部の氷水及び75部の塩酸(32%)中
で、0〜5℃で、75部の4規定亜硝酸ナトリウム溶液
によりジアゾ化した。
【0093】このようにして調製したジアゾ溶液を、続
いて、81.9部の2−フェニルインドール−5−スル
ホン酸及び450部の水を含む第2の溶液に加えた。約
18時間後に、沈澱した反応生成物をろ別し、水で洗浄
した。遊離の酸の形態で、式(105):
【0094】
【化33】
【0095】に対応する化合物を得た。
【0096】上述したようにして得ることができる式
(105)の化合物309部を、250部の水及び25
0部の水酸化ナトリウム水溶液(30%)中で沸騰させ
て加水分解した。150部の酢酸(80%)により、こ
の溶液をpH10とした。
【0097】しかる後、沈澱した生成物をろ別し、そし
て塩化ナトリウム水溶液(2.5%)で洗浄した。真空
中で、50〜60℃で乾燥した後、遊離の酸の形態で、
式(106):
【0098】
【化34】
【0099】に対応する化合物100部を得た。
【0100】調製例4:11.14部の1−ナフチルア
ミン−5−スルホン酸を、室温、pH7〜8で、100部
の水に溶解した。12.5部の4規定亜硝酸ナトリウム
溶液を加えた後、このようにして得た溶液を、100部
の氷及び12.5部の塩酸(32%)を含む混合物に滴
下して加えた。しばらくして、過剰の亜硝酸塩をスルフ
ァミン酸により分解した。
【0101】第2の溶液を調製するために、10.85
部の2−メトキシアニリノメタンスルホン酸を、pH8で
100部の水に溶解した。6.3部の重炭酸ナトリウム
を混合した後、上述したようにして得たジアゾ成分溶液
を滴下して加え、そして、さらに1.8部の重炭酸ナト
リウムを加えることによって、そのpHを6.5〜7に
維持した。しかる後、結果として得た化合物を、塩化ナ
トリウムを加えることによって沈澱させ、ろ別した。遊
離の酸の形態で、式(107):
【0102】
【化35】
【0103】に対応する化合物77部を得た。
【0104】上述したようにして得ることができる式
(107)の化合物72部を、200部の水の中で撹拌
し、そして20部の水酸化ナトリウムを加えた。沸点で
加水分解した後、45部の塩酸(32%)によりpH10
とし、そして、結果として得た化合物を室温でろ別し、
塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、さらに、真空中で、5
0〜60℃で乾燥した。遊離の酸の形態で、式(10
8):
【0105】
【化36】
【0106】に対応する化合物16部を得た。
【0107】実施例1:1.85部の塩化シアヌルを、
氷で冷却しながら、25部の氷、5部の水及び0.1部
のリン酸水素二ナトリウム中で30分間粉砕した。
【0108】第2の溶液を調製するために、式(10
2):
【0109】
【化37】
【0110】の化合物7.16部を、9〜160部の水
に、25〜30℃、pH8.5〜9で溶解した。結果とし
て得た式(102)の化合物溶液を上述のようにして得
た塩化シアヌルのスラリーに滴下して加えた。しかる
後、その混合物を45〜50℃までゆっくりと加熱し、
そして水酸化ナトリウム水溶液を加えることによりpH
を9まで上昇させた。続いて、反応混合物をエタノール
で希釈し、しかる後、ろ別した。エタノール/水混合物
(1:1の割合)で洗浄した後、染料を真空中で、50
〜60℃で乾燥した。遊離の酸の形態で、式(10
9):
【0111】
【化38】
【0112】に対応し、羊毛及び合成ポリアミド繊維材
料を赤色の色相に染色する染料5.4部を得た。
【0113】実施例2〜41:一般式(110):
【0114】
【化39】
【0115】(式中、K1 、R3 、R4 及びXは、下記
第1表の2、3、4及び5欄において定義されたもので
ある)で示される染料を、実施例1における操作と同様
にして得た。下記第1表に示した染料は、羊毛及び合成
ポリアミド繊維材料を、6欄に記載した色相に染色し
た。
【0116】
【表1】
【0117】
【表2】
【0118】
【表3】
【0119】
【表4】
【0120】
【表5】
【0121】
【表6】
【0122】実施例42〜48:一般式(111):
【0123】
【化40】 (式中、K1 、R3 、R4 及びXは、下記第2表の2、
3、4及び5欄で定義されたものである)で示される染
料を、実施例1における操作と同様にして得た。下記第
2表に示した染料は、羊毛及び合成ポリアミド繊維材料
を、6欄に記載した色相に染色した。
【0124】
【表7】
【0125】
【表8】
【0126】実施例49:1.85部の塩化シアヌル
を、氷で冷却しながら、26部の氷、5部の水及び0.
1部のリン酸水素二ナトリウム中で、30分間粉砕し
た。
【0127】第2の溶液を調製するために、式(10
2):
【0128】
【化41】
【0129】の化合物3.58部を、80部の水に、2
5〜30℃、pH8.5〜9で溶解した。結果として得た
式(102)の化合物溶液を上述のようにして得た塩化
シアヌルのスラリーに滴下して加えた。この溶液を少量
のアセトンで希釈した後、反応が終了するまで、温度を
10〜15℃に、pHを希釈された水酸化ナトリウム水
溶液によって5に保った。薄層クロマトグラフィー法に
よって反応の終了を確定した。遊離の酸の形態で、式
(112):
【0130】
【化42】
【0131】の化合物を含む、130部の懸濁液を得
た。
【0132】100部の水の中に、pH8.5、40℃に
おいて、式(113):
【0133】
【化43】
【0134】の化合物3.58部を含む溶液を、上述の
ようにして得ることができる懸濁液に加えた。この混合
物を35〜40℃まで加熱し、かつ、希釈された水酸化
ナトリウム水溶液によりpH7の一定値に保った。反応が
終了すると、混合物を少量のアセトンで希釈し、ろ別
し、そして、残さをアセトンで洗浄し、真空中で、50
〜60℃で乾燥した。遊離の酸の形態で、式(11
4):
【0135】
【化44】
【0136】に対応し、羊毛及び合成ポリアミド繊維材
料を赤色の色相に染色する染料を得た。
【0137】実施例50〜64:羊毛及び合成ポリアミ
ド繊維材料を下記第3表の3欄に示された色相に染色す
る、下記第3表の2欄に示された染料を、実施例49の
操作と同様にして得た。
【0138】
【表9】
【0139】
【表10】
【0140】
【表11】
【0141】
【表12】
【0142】
【表13】
【0143】
【表14】
【0144】
【表15】
【0145】上記染料の代表的染料の吸収極大値を第4
表に示した。
【0146】
【表16】
【0147】染色操作I:10部のポリアミド6.6繊
維材料(Helanca tricot)を、2g/l の酢酸アンモニウ
ムを含み、酢酸によりpH5とした水溶液500部中で染
色した。実施例1により得た染料の含有量は、繊維の重
量に基づいて1.2%であった。98℃における染色時
間は、30〜90分間であった。しかる後、染色した繊
維材料を水溶液から取り出し、通常の方法で洗浄、乾燥
した。赤色に染色され、全般的に良好な堅牢性を有する
繊維片を得た。
【0148】染色操作II:10部の羊毛編物用糸を、水
100部あたり、実施例1の染料0.6部、硫酸ナトリ
ウム1.5部及び酢酸ナトリウム2部を含み、酢酸(8
0%)によりpH4.5とした染浴中で、30℃で撹拌し
た。この水溶液を45分以内に沸点までもっていき、そ
して、さらに45〜70分間沸点に保った。しかる後、
染色した製品を取り出し、冷水で十分に洗浄し、そし
て、乾燥した。羊毛に対し、良好な堅牢性をもった赤色
の染色物を得た。
【0149】染色操作III :100部の衣料用スエード
皮を、50℃で、1000部の水及び2部の24%アン
モニアよりなる溶液中で回転させ、次いで、60℃で、
1000部の水、2部の24%アンモニア及び3部の実
施例1の染料よりなる溶液中で、1時間染色した。しか
る後、40部の水及び4部の85%ギ酸よりなる溶液を
加え、そして、さらに30分間染色を実行した。次い
で、この皮を十分洗浄し、適切ならば、さらに、2部の
ジシアンジアミド−ホルムアルデヒド縮合生成物によ
り、50℃で、30分間処理した。全般的に良好な堅牢
性を有する、赤色の染色物を得た。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1): 【化1】 〔式中、R1 及びR2 は、互いに独立して、水素又はC
    1 〜C4 アルキルであり、R3 、R4 、R5 及びR6
    は、互いに独立して、水素、C1 〜C4 アルキル、C1
    〜C4 アルコキシ、C2 〜C4 アルカノイルアミノ、ウ
    レイド又はハロゲンであり、Xは、塩素又はフッ素であ
    り、B1 は、ベンゼン系列、ナフタレン系列又はヘテロ
    環系列の基であり、A1 は、式(2): 【化2】 (式中、R7 は、水素、アミノ、N−モノ−若しくは
    N,N−ジ−C1 〜C4 アルキルアミノ又は置換若しく
    は非置換フェニルアミノであり、そして、R8 は、水素
    又はヒドロキシルである)で示される基であるか、又
    は、A1 は、式(3): 【化3】 (式中、R9 は、水素、C1 〜C8 アルキル、又はフェ
    ニル(これは非置換であるか、又はC1 〜C4 アルキ
    ル、C1 〜C4 アルコキシ、C2 〜C4 アルカノイルア
    ミノ、ウレイド、ハロゲン若しくはスルホで置換されて
    いる)であり、R10は、水素又はC1 〜C8 アルキルで
    あり、そして、R11は、水素、C1 〜C4 アルキル、C
    1 〜C4 アルコキシ、C2 〜C4 アルカノイルアミノ、
    ウレイド、ハロゲン又はスルホである)で示される基で
    あり、この式(1)のアゾ染料は、少なくとも1つ、か
    つ、2つを超えないスルホ基を含有するが、但し式
    (2)の基は、6−スルホナフト−2−イルではない〕
    で示されるアゾ染料。
  2. 【請求項2】 R1 及びR2 が、水素である、請求項1
    記載のアゾ染料。
  3. 【請求項3】 R3 、R4 、R5 及びR6 が、互いに独
    立して、水素、C1〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコ
    キシ又はハロゲンである、請求項1又は2記載のアゾ染
    料。
  4. 【請求項4】 R3 、R4 、R5 及びR6 が、水素であ
    る、請求項1〜3のいずれか1項記載のアゾ染料。
  5. 【請求項5】 R7 が、水素、アミノ又はフェニルアミ
    ノである、請求項1〜4のいずれか1項記載のアゾ染
    料。
  6. 【請求項6】 R9 が、フェニル(これは非置換である
    か、又はC1 〜C4アルキル、C1 〜C4 アルコキシ若
    しくはハロゲンで置換されている)であり、R10が、水
    素であり、そして、R11が、スルホである、請求項1〜
    5のいずれか1項記載のアゾ染料。
  7. 【請求項7】 B1 が、式(3): 【化4】 (式中、R9 は、水素、C1 〜C8 アルキル、又はフェ
    ニル(これは非置換であるか、又はC1 〜C4 アルキ
    ル、C1 〜C4 アルコキシ、C2 〜C4 アルカノイルア
    ミノ、ウレイド、ハロゲン若しくはスルホで置換されて
    いる)であり、R10は、水素又はC1 〜C8 アルキルで
    あり、そして、R11は、水素、C1 〜C4 アルキル、C
    1 〜C4 アルコキシ、C2 〜C4 アルカノイルアミノ、
    ウレイド、ハロゲン又はスルホである)で示される基で
    あるか、又は、式(4): 【化5】 (式中、R12は、水素、C1 〜C4 アルキル、又はフェ
    ニル(これは非置換であるか、又はC1 〜C4 アルキ
    ル、C1 〜C4 アルコキシ、C2 〜C4 アルカノイルア
    ミノ、ウレイド、ハロゲン若しくはスルホで置換されて
    いる)であり、そして、R13は、水素、C1 〜C4 アル
    キル、C1 〜C4 アルコキシ、C2 〜C4 アルカノイル
    アミノ、ウレイド、ハロゲン又はヒドロキシルである)
    で示される基であるか、又は、式(5): 【化6】 で示される基であるか、又は、式(6): 【化7】 (式中、R14は、水素、C1 〜C4 アルキル、C1 〜C
    4 アルコキシ、C2 〜C4 アルカノイルアミノ、ウレイ
    ド又はハロゲンである)で示される基であるか、又は、
    式(7): 【化8】 (式中、R15及びR16は、互いに独立して、水素又はC
    1 〜C4 アルキル(これは非置換であるか、又はヒドロ
    キシル若しくはフェニルで置換されており、さらに、そ
    のフェニル基は非置換であるか、又はC1 〜C4 アルキ
    ル、C1 〜C4 アルコキシ、C2 〜C4 アルカノイルア
    ミノ、ウレイド、ハロゲン若しくはスルホで置換されて
    いる)であり、そして、R17及びR18は、互いに独立し
    て、水素、C1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコキ
    シ、C2 〜C4 アルカノイルアミノ、ウレイド、ハロゲ
    ン又はスルホである)で示される基であるか、又は、式
    (8): 【化9】 (式中、Yは、水素又はC1 〜C4 アルキル(これは非
    置換であるか、又はヒドロキシルで置換されている)で
    あり、そして、R19及びR20は、互いに独立して、水
    素、C1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ、C2
    〜C4 アルカノイルアミノ、ウレイド、ハロゲン又はス
    ルホである)で示される基であるか、又は、式(9): 【化10】 (式中、R21は、アミノ又はヒドロキシルであり、R22
    は、メチル又はカルボキシルであり、そして、R23及び
    24は、互いに独立して、水素、C1 〜C4 アルキル、
    1 〜C4 アルコキシ、C2 〜C4 アルカノイルアミ
    ノ、ウレイド、ハロゲン又はスルホである)で示される
    基であるか、又は、式(10): 【化11】 (式中、R25は、水素又はC1 〜C4 アルキルであり、
    26は、シアノ、カルバモイル又はスルホメチルであ
    り、そして、R27は、水素、C1 〜C4 アルキル、又は
    フェニル(これは非置換であるか、又はC1 〜C4 アル
    キル、C1 〜C4 アルコキシ、C2 〜C4 アルカノイル
    アミノ、ウレイド、ハロゲン若しくはスルホで置換され
    ている)で示される基である、請求項1〜6のいずれか
    1項記載のアゾ染料。
  8. 【請求項8】 B1 が、式(3)、(4)又は(5)で
    示される基である、請求項7記載のアゾ染料。
  9. 【請求項9】 B1 が、式(3)、(4)又は(5)で
    示される基であり、R1 及びR2 が水素であり、R3
    4 、R5 及びR6 が、互いに独立して、水素、C1
    4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ又はハロゲンであ
    り、R7 が水素、アミノ又はフェニルアミノであり、R
    9 が、フェニル(これは非置換であるか、又はC1 〜C
    4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ又はハロゲンで置換
    されている)であり、R10は、水素であり、そしてR11
    は、スルホである、請求項7記載のアゾ染料。
  10. 【請求項10】 A1 及びB1 が、互いに独立して、式
    (5)、式(11)又は式(13): 【化12】 で示される基であり、式(5)で示される基としてのA
    1 が、6−スルホナフト−2−イルではない、請求項1
    〜9のいずれか1項記載のアゾ染料。
  11. 【請求項11】 A1 及びB1 が、互いに独立して、式
    (5)又は式(11)で示される基である、請求項10
    記載のアゾ染料。
  12. 【請求項12】 A1 及びB1 が、同一である、請求項
    1〜11のいずれか1項記載のアゾ染料。
  13. 【請求項13】 式(14): 【化13】 (式中、R3 、R4 、R5 及びR6 が、互いに独立し
    て、水素、C1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ
    又はハロゲンである)で示される、請求項1記載のアゾ
    染料。
  14. 【請求項14】 請求項1記載のアゾ染料を製造する方
    法であって、 塩化シアヌル又はフッ化シアヌルを、式(15)及び
    (16): 【化14】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、A1
    びB1 は、請求項1と同義である)で示されるアミン類
    との縮合反応に供することを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 ヒドロキシル基又は窒素含有繊維材
    料、又は、紙若しくは皮革を染色又は捺染するための、
    請求項1〜13のいずれか1項記載のアゾ染料又は請求
    項14により得られたアゾ染料の用途。
  16. 【請求項16】 天然又は合成ポリアミド繊維材料、特
    に、羊毛を染色又は捺染するための、請求項13記載の
    用途。
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