JPH08208174A - 長尺材吊上げ用吊具 - Google Patents

長尺材吊上げ用吊具

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Publication number
JPH08208174A
JPH08208174A JP3927095A JP3927095A JPH08208174A JP H08208174 A JPH08208174 A JP H08208174A JP 3927095 A JP3927095 A JP 3927095A JP 3927095 A JP3927095 A JP 3927095A JP H08208174 A JPH08208174 A JP H08208174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base frame
long
arm
lifted
lifting
Prior art date
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Pending
Application number
JP3927095A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Aramaki
敬一 荒牧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
N K K PLANT KENSETSU KK
NKK Plant Engineering Corp
Original Assignee
N K K PLANT KENSETSU KK
NKK Plant Engineering Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by N K K PLANT KENSETSU KK, NKK Plant Engineering Corp filed Critical N K K PLANT KENSETSU KK
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Publication of JPH08208174A publication Critical patent/JPH08208174A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レールや各種形鋼等の複数本の長尺材の吊り
上げ吊り降ろしを、人手を要せず、且つ、長尺材を磁化
させることなく、短時間で安全且つ容易に行う。 【構成】 水平な基枠1の一端に下方に向けて垂直に設
けられたアーム回転軸2と、アーム回転軸2の下端にそ
の一端が固定された、その上に吊り上げるべき複数本の
長尺材が載置される水平なアーム3と、基枠1の他端に
基端が回動可能に軸支されたロックポスト8と、基枠1
に下方に向けて昇降可能に設けられた位置決め用の水平
なレベラー13と、基枠1の一端に、その長さ方向に水平
移動可能に設けられたストッパー19とからなっており、
レベラー13とストッパー19とによって吊り上げるべき複
数本の長尺材の位置に吊具を適確に位置させ、ロックポ
スト8により先端が支持されたアーム3によって、複数
本の長尺材を支持しこれを吊り上げ、安定して移送する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レールや各種形鋼等
の長尺材を、工場または倉庫内に保管、払出し等のため
に、天井走行クレーンを使用し吊り上げまたは吊り降ろ
すための、長尺材吊上げ用吊り具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばレールや各種形鋼等の長尺材を、
工場または倉庫内において、仮置きや払出しのための、
天井走行クレーンを使用した吊り上げまたは吊り降し
は、従来、一般にダブルフック式クレーンに天秤を吊
り、このような天秤のフックと長尺材とを、長尺材の長
さに応じその複数個所にワイヤ掛けして長尺材を吊り上
げる方式、または、天秤に吊り下げられたマグネット式
吊具により鋼材を吸着させ吊り上げる方式などによって
行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た、長尺材を天秤付クレーンでワイヤー掛けにより吊上
げる方式の場合には、ワイヤー掛けを2カ所以上行う必
要があり、ワイヤーを長尺材の下に掛け回し、天秤のフ
ックに掛ける玉掛け作業を人手によって行わなければな
らず、そのために、クレーン運転者のほかに2〜3人の
作業員を必要とし、多くの手間を要する。しかも、玉掛
けおよび玉外し作業は、積み上げれられた長尺材の上で
行わなければならないために、このような高所作業は容
易ではなく、且つ危険を伴う問題がある。
【0004】また、長尺材をマグネット式吊具によって
吊上げる方式の場合には、マグネットおよびその電源や
制御装置等を必要とするために設備費が嵩む上、マグネ
ットによって長尺材が磁化する結果、長尺材がレール等
の場合には、品質上からも問題が生じ、且つ、複数本の
長尺材を同時に吊り上げることは困難である。
【0005】従って、この発明の目的は、上述した問題
を解決し、レールや各種形鋼等の複数本の長尺材の吊り
上げまたは吊り降ろしを、人手を必要とせず、且つ、長
尺材を磁化させることなく、短時間で安全且つ容易に能
率的に行うことができる、長尺材吊上げ用吊具を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の長尺材吊上げ
用吊具は、実質的に水平な所定長さの基枠と、前記基枠
の一端に下方に向けて垂直に設けられた、その軸線を中
心として回転する所定長さのアーム回転軸と、前記アー
ム回転軸の下端にその一端が固定された、前記アーム回
転軸の回転によって水平旋回する、前記基枠とほぼ同一
長さの、その上に吊り上げるべき複数本の長尺材が並列
して載置される水平アームと、前記基枠の他端面に、前
記基枠と直交させてその基端が回動可能に軸支された、
その先端に前記アームの先端と係合してこれを支持する
係合片を有するロックポストと、前記基枠に下方に向け
て昇降可能に設けられた、吊り上げるべき長尺材の上面
に接触して位置決めを行うための、前記基枠と平行な水
平レベラーと、そして、前記基枠の一端に、前記基枠に
沿ってその長さ方向に水平移動可能に設けられた、吊り
上げるべき複数本の長尺材の一側面に当接可能なストッ
パーとからなることに特徴を有するものである。
【0007】
【作用】この発明の吊具によれば、基枠に設けられた昇
降可能なレベラーと水平移動可能なストッパとによっ
て、吊り上げるべき並列した複数本の長尺材の位置に、
吊具を自動的に適確に位置させることができ、そして、
ロックポストによって先端が支持された水平アームによ
って、複数本の長尺材を支持しこれを吊り上げ、安定し
て移送することができる。従って、玉掛け作業が不要に
なると共に、マグネットを使用しないから長尺材が磁化
することはなく、且つ、作業能率が向上すると共に、ク
レーン作業の自動運転化が可能になる。
【0008】
【実施例】次に、この発明の装置を図面を参照しながら
説明する。図1はこの発明の装置の一実施例を示す正面
図、図2は図1の平面図、図3は図1のA矢視側面図で
ある。図面において、1は、図示しない天井走行クレー
ンのクラブに、複数本のチェーンによって昇降可能に吊
り下げられる、実質的に水平な所定長さの基枠である。
基枠1の一端には、その軸線を中心として回転する所定
長さのアーム回転軸2が、下方に向けて垂直に設けられ
ており、アーム回転軸2の下端には、基枠1とほぼ同一
長さの、その上に吊り上げるべき複数本の長尺材が並列
して載置され得る実質的に水平なアーム3の一端が固定
されている。
【0009】基枠1上には、アーム回転軸2の駆動用モ
ータ4が設置されている。モータ4の駆動により、歯車
5,5’、軸6および減速機7を介してアーム回転軸2
は回転し、アーム3を、基枠1と平行する位置からこれ
と直交する位置まで、約90度水平旋回させる。
【0010】基枠1の他端面には、基枠1と直交するロ
ックポスト8の基端8aが回動可能に軸支されている。ロ
ックポスト8は、それが垂直下方に位置したときに、そ
の先端がアーム3の先端に係合する長さを有しており、
且つロックポスト8の先端には、アーム3を基枠1と平
行状態に位置させたときに、アーム3の先端と係合して
これを支持する係合片9が設けられている。
【0011】基枠1上には、ロックポスト8の駆動用モ
ータ10が設けられている。モータ10の駆動により、減速
機11、歯車12,12',12a,12bを介して、ロックポスト8は
その基端8aを軸として上下方向に回動し、その先端に設
けられた係合片9をアーム3の先端に係合させてこれを
支持する。
【0012】基枠1には、所定間隔をあけて互いに平行
な2つのフレーム13a,13a'と、フレーム13a,13a'を井桁
状に連結する連結フレーム13b,13b'とからなる、水平な
井桁状のレベラー13が、基枠1から下方に向けて昇降可
能に設けられている。レベラー13は、吊り上げるべき長
尺材の上面に接触して吊具の位置決めを行う。
【0013】基枠1上には、レベラー13を昇降させるた
めの2基のスクリュージャッキ14が設けられており、ス
クリュージャッキ14の各々の下端は、レベラー13の連結
フレーム13b,13b'の中間部上面に固定されている。基枠
1上には、スクリュージャッキ14の駆動用モータ15が設
けられており、モータ15の駆動は、歯車16、16' 、軸17
を介してスクリュージャッキ14に伝達される。基枠1の
両端部には、井桁状のレベラー13を水平に昇降させるた
めのスライドガイド18が4つ設けられている。従って、
レベラー13は、モータ15によるスクリュージャッキ14の
駆動により、4つのスライドガイド18に案内され、水平
に維持された状態で昇降する。
【0014】基枠1の一端下面には、その長さ方向に設
けられたリニアガイドレール21によって水平移動可能に
ストッパー19が設けられている。基枠1上には、ストッ
パー19の駆動用シリンダ20が設けられており、シリンダ
20のロッド20a の先端がストッパー19に固定されてい
る。従って、ストッパー19は、リニアガイドレール21に
案内されて水平移動し、並列している複数本の長尺材の
一端面に当接して、吊り上げるべき長尺材の本数を選択
する。
【0015】次ぎに、この発明の吊具の作動を、並列し
て置かれている複数本のレールを吊り上げる場合につい
て、図4〜図10の状態図に基づき説明する。図4に示
すように、予めこの発明の吊具Aにおけるレベラー13
を、吊り上げるべき複数本のレールBの高さHに合致す
るように位置させ、且つ、ストッパー19を、吊り上げる
べきレールの本数により、その合計幅lに合致するよう
に位置させる。そして、ロックポスト8とアーム3との
係合を解除し、アーム3を基枠1と直交させた状態に回
動してこれを開放させておく。
【0016】図示しない天井走行クレーンにより、吊具
Aを下降且つ横移動し、スキッド22上に並列載置されて
いる複数本のレールBの上端面にレベラー13が当接する
位置で下降を停止させ、且つ、ストッパー19がレールB
の側面に接触する位置で横移動を停止させる。このよう
な、レベラー13およびストッパー19のレールBに対する
接触は、図示しないセンサによって自動的に検知され、
その検知に基づき、吊具Aの下降および横移動はクレー
ン運転者による遠隔操作によって行われる。
【0017】次いで、回転軸2を駆動させて、図6に示
すようにアーム3を基枠1と平行状態になるまで旋回さ
せ、アーム3を、スキッド22上に載置された吊り上げる
べき複数本のレールBの底面下方に位置させる。次い
で、図7に示すように、吊り上げるべき複数本のレール
Bを他のレールから離隔させるために、吊具Aをやや上
昇させ複数本のレールBをスキッド22上からやや吊り上
げた状態でこれを横移動させる。
【0018】次いで、図8に示すように、ストッパー19
を基枠1の端部に後退させた上、吊り上げるべき複数本
のレールBがアーム3の吊り中心に位置するように吊具
Aを横移動する。この状態で、図9に示すように、モー
タ10によりロックポスト8を回動させ、その先端に設け
られた係合片9をフック3の先端に係合させる。かくし
て、アーム3は、その上に複数本のレールBを載置した
状態で、ロックポスト8およびアーム回転軸2により両
持ち状態で支持される。
【0019】このようにして複数本のレールBがアーム
3上に載置された吊具Aを、図示しない天井走行クレー
ンによって吊り上げ、所定の場所に移動させる。そし
て、図10に示すように、予め配置した置材23上に吊具A
を吊り降ろし、アーム3上の複数本のレールBを置材23
上に載置する。
【0020】次いで、モータ4によるアーム回転軸2の
駆動により、アーム3を90度水平旋回させ、且つ、ロッ
クポスト8を上方に回動し、アーム3とロックポスト8
との係合を解除する。次いで、天井走行クレーンを走行
させ、吊具を最初の位置に戻す。以下、上述した作動を
繰り返すことにより、複数本のレールBを所定位置に容
易に移送させることができる。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
レールや各種形鋼等の複数本の長尺材の吊り上げまたは
吊り降ろしを、人手を必要とせず、且つ、長尺材を磁化
させることなく、短時間で安全且つ容易に能率的に行う
ことができる工業上有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の吊具の一実施例を示す正面図であ
る。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のA矢視側面図である。
【図4】この発明の吊具の吊上げ前の状態を示す説明図
である。
【図5】この発明の吊具の、レベラーおよびストッパに
よる位置決め状態を示す説明図である。
【図6】この発明の吊具の、アームをスキッド上の長尺
材下部に位置させた状態を示す説明図である。
【図7】この発明の吊具の、吊り上げるべき複数本の長
尺材を離隔させた状態を示す説明図である。
【図8】この発明の吊具の、アーム吊り中心に吊り上げ
るべき複数本の長尺材を位置させた状態を示す説明図で
ある。
【図9】この発明の吊具の、アーム上に複数本の長尺材
を載置し支持した吊り上げ直前の状態を示す説明図であ
る。
【図10】この発明の吊具により、複数本の長尺材を所
定位置の置材上に吊り降ろした状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
A 吊具 B レール 1 基枠 2 アーム回転軸 3 アーム 4 モータ、 5,5' 歯車 6 軸 7 減速機 8 ロックポスト 9 係合片 10 モータ 11 減速機 12,12'歯車 13 レベラー 14 スクリュージャッキ 15 モータ 16 歯車 17 軸 18 スライドガイド 19 ストッパー 20 シリンダ 21 リニアガイドレール 22 スキッド 23 置材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に水平な所定長さの基枠と、前記
    基枠の一端に下方に向けて垂直に設けられた、その軸線
    を中心として回転する所定長さのアーム回転軸と、前記
    アーム回転軸の下端にその一端が固定された、前記アー
    ム回転軸の回転によって水平旋回する、前記基枠とほぼ
    同一長さの、その上に吊り上げるべき複数本の長尺材が
    並列して載置される水平なアームと、前記基枠の他端面
    に、前記基枠と直交させてその基端が回動可能に軸支さ
    れた、その先端に前記アームの先端と係合してこれを支
    持する係合片を有するロックポストと、前記基枠に下方
    に向けて昇降可能に設けられた、吊り上げるべき長尺材
    の上面に接触して位置決めを行うための、前記基枠と平
    行な水平レベラーと、そして、前記基枠の一端に、前記
    基枠に沿ってその長さ方向に水平移動可能に設けられ
    た、吊り上げるべき複数本の長尺材の一側面に当接可能
    なストッパーとからなることを特徴とする、長尺材吊上
    げ用吊具。
JP3927095A 1995-02-03 1995-02-03 長尺材吊上げ用吊具 Pending JPH08208174A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3927095A JPH08208174A (ja) 1995-02-03 1995-02-03 長尺材吊上げ用吊具

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JP3927095A JPH08208174A (ja) 1995-02-03 1995-02-03 長尺材吊上げ用吊具

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JPH08208174A true JPH08208174A (ja) 1996-08-13

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ID=12548464

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JP3927095A Pending JPH08208174A (ja) 1995-02-03 1995-02-03 長尺材吊上げ用吊具

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JP (1) JPH08208174A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017019656A (ja) * 2015-07-14 2017-01-26 山九株式会社 フォーク式吊り装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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